JPH0474737A - 合わせガラス - Google Patents

合わせガラス

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JPH0474737A
JPH0474737A JP18657790A JP18657790A JPH0474737A JP H0474737 A JPH0474737 A JP H0474737A JP 18657790 A JP18657790 A JP 18657790A JP 18657790 A JP18657790 A JP 18657790A JP H0474737 A JPH0474737 A JP H0474737A
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transparent
glass plate
laminated glass
film
transparent glass
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JP18657790A
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Hidemi Nakai
日出海 中井
Atsushi Kawaguchi
淳 川口
Takashi Muromachi
隆 室町
Yoshiyuki Hanada
良幸 花田
Tatsuhiko Shimizu
達彦 清水
Shoji Yokoishi
章司 横石
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
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    • B32B17/10009Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the number, the constitution or treatment of glass sheets
    • B32B17/10036Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the number, the constitution or treatment of glass sheets comprising two outer glass sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10165Functional features of the laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10174Coatings of a metallic or dielectric material on a constituent layer of glass or polymer

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、熱線反射性合わせガラスおよび、ラジオ、T
V、電話などの受信用アンテナを備えた熱線反射性を有
する自動車の窓ガラスに適した合わせガラスに関する。
[従来技術] 近年、自動車の窓ガラスの面積は増大してきており、そ
れにともなって窓ガラスを通して多くの太陽輻射エネル
ギーが室内に流入するようになってきている。自動車の
車内の温度上昇をおさえるために車内は空調されるが、
そのときの冷房負荷を低減するために、熱線反射性のガ
ラスが用いられてきている。また、自動車の安全性を確
保する上で、フロントガラスに゛おいては可視光線透過
率が70%以上であると同時に、2枚のガラスを樹脂膜
で接着した合わせガラスを用いることが義務づけられて
いる。このような高い可視光線透過率を有し熱線反射性
を有する合わせガラスに用いられている熱線反射膜とし
ては、米国特許第4337990号に開示されているよ
うな、Ag膜を2つの透明酸化物膜の間にはさんだ三層
構造のものがある。またそれ自体で熱線反射性を有する
窒化チタン膜あるいは窒化ジルコニウム膜などの金属窒
化物の膜と透明酸化物の膜とを組み合わせたものが知ら
れている。
[発明が解決しようとする課題] 最近の自動車には、フロントガラスあるいはリアウィン
ドウのガラスにラジオ、テレビ、電話等の受信アンテナ
を設けることがおこなわれている。
しかしながら、従来のAg膜や金属窒化物の膜を用いた
ものでは、熱線反射性能は優れているものの、ラジオ、
テレビ、電話に使用される周波数の電波を反射してしま
うため、アンテナの感度を著しく低下させてしまうとい
う重大な問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
ものであって、可視光線透過率が高く、太陽輻射エネル
ギーを反射する性能を有し、さらに可視光線の反射率が
小さく、かつ、不自然な干渉色とギラギラした外観を呈
することがない合わせガラスおよび、それを用いた受信
アンテナ入り合わせガラスを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、第1および第2の透明ガラス板を透明樹脂膜
で貼り合わせた合わせガラスであって、前記第1の透明
ガラス板の内面には、この第1の透明ガラス板と前記透
明樹脂膜との間に介在するように、熱線反射膜が被着さ
れており、前記熱線反射膜が、第1の二酸化チタン、二
酸化珪素、第2の二酸化チタンを前記第1の透明ガラス
板の内面に順次形成した積層体からなり、前記第1およ
び第2の二酸化チタンの厚みが、それぞれ85〜110
0nm、前記二酸化珪素の厚みが150〜180nmと
した熱線反射性合わせガラスである。
太陽光線は、波長が400〜700nmの可視光線と7
00〜2300nmの近赤外線とからなっている。本発
明にかかる熱線反射膜は、太陽光線のうち、より波長の
短い可視域の光線に対し透過が大きくなるように(透過
域という)、より波長の長い近赤外線の領域で反射が大
きくなるように(反射域という)第1、第2の二酸化チ
タンおよび二酸化珪素の厚みが設定されている。すなわ
ち透過率については、可視域で大きく、近赤外線領域で
小さくなるように設定され、逆に反射率については、可
視域で小さ(、近赤外1i!頌域で大きくなるように設
定されている。すなわち透過域と反射域の境界が可視域
と近赤外線域の境界近傍になるように、かつ、合わせガ
ラスとしたときに反射光や透過光の干渉によるガラスの
色調が目だたないように、それぞれの膜の厚みが定めら
れている。
可視光線のうち最も視感度が高い550nm付近の波長
の光線に対する反射率を小さくし、かつ、1000〜1
l100nの近赤外域の熱線に対する反射率を高く保ち
ながらユニートラルな色調を保つためには、前記した厚
みの範囲内でさらに、二酸化珪素の厚みを第1および第
2の酸化チタンの厚みの1.7〜2.0倍に設定するこ
とが好ましい。
本発明においては、前記した酸化チタンおよび二酸化珪
素の厚みを好適に選ぶことにより、可視光線透過率が7
0%以上、太陽輻射透過率が60%以下のガラスとする
ことができご。また第1および第2の二酸化チタンの厚
みを88〜98nmにすることにより、可視光線透過率
を75%以上、太陽輻射透過率を60%以下の合わせガ
ラスとすることができる。
本発明にかかる透明ガラス板としては、とくに限定され
るものでなく、着色剤を添加しない透明フロート板ガラ
スや適当な着色剤によりブロンズ、グレー ブルーなど
に着色した熱線吸収フロート板ガラスを用いることがで
きる。そしてこれらのガラス板の屈折率は、約1452
である。
また、第1および第2の透明ガラス板を貼り合わせるた
めの透明樹脂膜としては、屈折率が前記ガラスとほぼ同
じである樹脂が好ましく、とりわけ屈折率が約1.52
のポリビニルブチラールの樹脂膜がガラスとの接着力が
大きく、かつ耐候性がよいので最も好ましい。
本発明にかかる熱線反射膜を製造する方法としては、と
くに限定されるものではなく、スパッタリング法、イオ
ンブレーティング法、蒸着法などを用いることができる
。とりわけ大きな熱線反射合わせガラスを製造するには
、スパッタリング法が好ましく、直流あるいは高周波ス
パッタリングのいずれの方法でも用いることができる。
また2枚の透明なガラス板を貼り合わせるには、公知の
方法を用いることができる。
本発明の第2は、第1および第2の透明ガラス板を透明
樹脂膜により貼り合わせた合わせガラスと、前記第1ま
たは第2の透明ガラス板の外表面、または前記第1また
は第2の透明ガラス板の内面に設けられた受信用アンテ
ナと、前記第1の透明ガラス板と前記透明樹脂膜との間
に介在するように前記W、1のガラス板の内面に被覆さ
れた熱線反射膜とを含む合わせガラスであって、 前記熱線反射膜が、第1の二酸化チタン、二酸化珪素、
第2の二酸化チタンとが第1の透明ガラス板の内面に順
次形成された積層体からなり、前記第1および第2の二
酸化チタンの厚みが、85〜1100nm、  前記二
酸化珪素の厚みが150〜180nmとした熱線反射性
合わせガラスである。
本発明の第2の、熱線反射性合わせガラスの熱線反射膜
は、本発明の第1と同じように、太陽光線のなかでも可
視域の光線に対して透過率が大きくなるように(透過域
という)、波長がより長い近赤外線の領域で反射率が大
きくなるように(反射域という)、第1、第2の二酸化
チタンおよび二酸化珪素の厚みが設定されている。すな
わち透過率については、可視域で大きく、近赤外線領域
で小さくなるように設定され、逆に反射率については、
可視域で小さく、近赤外線の領域で大きくなるように設
定されている。すなわち透過域と反射域の境界が可視域
と近赤外線域の境界近傍になるように、かつ、合わせガ
ラスにしたときに反射光や透過光の干渉によるガラスの
色調が目だたないように、それぞれの膜の厚みが定めら
れている。
可視光線のうち最も視感度が高い550nm付近の波長
の光線に対する反射率を小さくし、1000〜1l10
0nの近赤外域の熱線に対する反射率を高く保ちながら
、かつ、ニュートラルな色調を保つには、前記した厚み
の範囲内でさらに、二酸化珪素の厚みを第1および第2
の二酸化チタンの厚みの17〜20倍に設定することが
好ましい。
本発明においては、前記した二酸化チタンおよび二酸化
珪素の厚みを好適に選ぶことにより、可視光線透過率が
70%以上の明るく、かつ、太陽輻射透過率が60%以
下にすることができる。
また第1および第2の二酸化チタンの厚みを88〜98
nmにすることにより、可視光線透過率が75%以上、
可視光線反射率が12%以下で外観がギラギラした感じ
でない、とりわけ自動車のフロントガラスに適した明る
い窓ガラスとすることができる。このような高い可視光
線透過率になるように膜の厚みが調整された本発明の合
わせガラスは、自動車のフロントガラスの内側に半透明
のヘッドアップデイスプレィ装置が設置されるときは、
窓ガラスとヘッドアップデイスプレィ装置の両者を透過
する光の透過率を70%以上にすることができる。
本発明の合わせガラスに用いられる透明ガラス板として
は、とくに限定されるものでなく、着色剤を入れない透
明なフロート板ガラスや適当な着色剤を添加して、ブロ
ンズ、グレー ブルーなどに着色した熱線吸収フロート
板ガラスを用いることができる。そしてこれらのガラス
板の屈折率は約1.52である。
また、第1と第2の透明ガラス板を貼り合わせるための
透明樹脂膜としては、屈折率が前記透明ガラス板とほぼ
同じであることが好ましく、とりわけ屈折率が約1.5
2であるポリビニルブチラールの膜が接着力が大きく、
耐候性がよいので最も好ましく用いられる。
本発明の合わせガラスに用いられるアンテナとしては、
たとえば銀ペーストを線状にガラス表面に塗布して焼き
つけたアンテナや、ニッケルをメ、キした銅線をアンテ
ナとする、自動車の窓ガラスに設けられる公知のアンテ
ナを用いることができる。そして本発明にかかるアンテ
ナは、第1の透明ガラス板と透明樹脂膜との間に設けら
れていてもよく、第2の透明ガラス板と透明樹脂膜との
間に設けられていてもよく、透明樹脂膜の中に埋め込ま
れて設けられていてもよく、さらに第1の透明ガラス板
または第2の透明ガラス板の外表面に設けられていても
よい。
本発明のアンテナを備えた合わせガラスにかかる熱線反
射膜を製造する方法としては、前記した熱線反射性合わ
せガラスと同様の方法を用いることができる。
[作用コ 本発明の熱線反射合わせガラスにかかる三層からなる熱
線反射膜は、それぞれの膜の厚みが調整されることによ
り、光学干渉作用により可視光線透過率が高くかつ太陽
輻射エネルギを遮蔽するとともに、外観がギラギラしな
い色調のガラスにする。
また本発明のアンテナを備えた合わせガラスの熱線反射
膜は、電気絶縁性の被膜からなっているので、受信アン
テナがガラスの外表面または内表面に組み込まれても電
波を減衰させてアンテナ特性を劣化させることがない。
[実施例] 以下に本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は
、下記に示す実施例に限られるものではない。第1図は
、本発明の熱線反射性合わせガラスの一部断面図であり
、第1の透明ガラス板11の表面に、第1の二酸化チタ
ン21、二酸化珪素22、第2の二酸化チタン23が順
次被覆されてなる熱線反射膜2が被着され、第2の二酸
化チタン23と第2の透明ガラス板12とは、透明樹脂
膜3により貼り合わせられている。第2図は、本発明の
第2の合わせガラスの一実施例を示す図で、第2図(1
1)において、金属線からなるアンテナ条線4は、透明
樹脂膜3の中に埋め込まれて設けられており、熱線反射
膜2が内面に被着された第1の透明ガラス板11と第2
の透明ガラス板12とは透明樹脂膜3で接着されている
。アンテナ条線4は、第2図(b)の本発明の第2の合
わせガラスの一実施例の外観図で示されるように、合わ
せガラスが自動車に装着された状態でほぼ垂直になるよ
うに、窓ガラスの中央部に設けられている。
実施例 マグネトロンスパッタ装置にターゲットとして金属チタ
ンと石英ガラスをセットした。洗浄した厚みが2.1 
mmのブロンズ色の熱線吸収ガラス(商品8二 日本板
硝子(株)製ブロンズベーン)をスパッタ装置の真空槽
内にセットし、真空ポンプで0.004Paまで排気し
た。その後アルゴン50%酸素50%からなる混合ガス
を真空槽内に導入し、圧力を0.4Paにした。金属チ
タンターゲットに7Aの電流を投入して所定時間スパッ
タをすることにより、93nmの厚みの第1の二酸化チ
タンの膜を被覆した。つぎに真空槽にアルゴン95%酸
素5%の混合ガスを導入して、圧力を0.4Paに調整
した後、石英ガラスのターゲットに5KWの高周波電力
を投入して所定時間スパッタをおこなって、167nm
の厚みの二酸化珪素を被覆した。最後に第1の二酸化チ
タンの膜の被覆と同じようにして、厚みが93nmの第
2の二酸化チタンの膜を被覆した。得られたガラスの熱
線反射膜の面と、厚みが2.1mmの着色剤が添加され
ていない透明フロートガラスとを、ポリビニールブチラ
ールを介して貼り合わせ、オートクレーブ中で120℃
の温度、  15Kg/cm2の圧力で圧着して、熱線
反射性合わせガラスとした。
このガラスの光学特性を第3図に示す。実線は透過率、
鎖線は反射率で、可視域で高い透過率を示し、近赤外域
で高い反射率を示している。得られた透過および反射特
性から計算したところ、JTSR3106で規定される
可視光線透過率は786%であり、太陽輻射透過率は5
88%であった。また、可視光線反射率は、ブロンズガ
ラス板側からの入射光に対して10.9%で、着色剤が
添加されていない透明ガラス板側からの入射光に対して
11.6%であった。得られたガラスの外観はギラギラ
した感じがせず、透過色、反射色とも、用いたブロンズ
ガラス自身の色と同様の色感を呈していた。
また得られた熱線反射性合わせガラスの電波透過特性を
、KEC法(関西電子工業振興センター法)で測定した
ところ、0.1MHzから100100Oの周波数帯域
において電波の透過減衰は実質上ゼロであり、熱線反射
膜を設けないときの合わせガラスと同じであった。
比較例 実施例と同じ装置にターゲットとしてITO焼結体く酸
化インジウムに10%の酸化錫を混合したもの)および
銀をセyトした。  ITOターゲ/トのスパッタを圧
力0.4Paでアルゴン98%酸素2%からなる混合ガ
ス雰囲気で所定時間おこなうことにより、また銀のスパ
ッタを圧力0.4Paでアルゴンのみのガス雰囲気で所
定時間おこなうことにより、厚みが2.1mmのブロン
ズ色の熱線吸収ガラスの上に、35%mのITo、10
%mの銀、35%mのITOが順次被覆されたガラスを
作製した。実施例と全く同様にして、このガラスを用い
て熱線反射性の合わせガラス(比較サンプル)を作製し
た。
この比較サンプルの電波透過特性を実施例と同じ方法で
測定したところ、10MHzの周波数で62 d B、
50MHzの周波数で50dB、100MHzの周波数
で43dB、500MHzの周波数で30dBと大きな
電波の減衰が観測され、この熱線反射性合わせガラスに
受信アンテナを組み込むことは、良好な電波の受信が困
難であることが分かった。
[発明の効果] 本発明の熱線反射性合わせガラスは、高い可視光線透過
率と良好な太陽輻射エネルギの遮蔽性を有し、かつ、透
過色、反射色ともギラギラした色調を呈しないので、自
動車の車体の外観を損なうことなく、自動車室内の冷房
負荷の低減をおこなうことができる。また、本発明の合
わせガラスは、自動車のフロントガラスに、ヘッドアッ
プデスプレイ装置と組み合わせて用いても高い可視光線
透過率を確保することができる。
また本発明の受信アンテナが組み込まれた窓ガラスを自
動車のフロントガラスとして用いるときは、前方の視認
性を確保しながら、車内の冷房負荷を減じ、さらに、ラ
ジオやTVや電話を良い感度で受信することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の熱線反射性合わせガラスの一実施例
の一部断面図、第2図は、本発明の、受信用アンテナを
備えた合わせガラスを説明するための図で、第2図(a
)は、その一部所面図、第2図(b)は、その外観図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第1および第2の透明ガラス板を透明樹脂膜で貼り
    合わせた合わせガラスであって、前記第1の透明ガラス
    板の内面には、この第1の透明ガラス板と前記透明樹脂
    膜との間に介在するように、熱線反射膜が被着されてお
    り、 前記熱線反射膜が、第1の二酸化チタン、二酸化珪素、
    第2の二酸化チタンを前記第1の透明ガラス板の内面に
    順次形成された積層体からなり、前記第1および第2の
    二酸化チタンの厚みが、それぞれ85〜100nm、前
    記二酸化珪素の厚みが150〜180nmであることを
    特徴とする熱線反射性合わせガラス。 2)第1および第2の透明ガラス板を透明樹脂膜により
    貼り合わせた合わせガラスと、前記第1または第2の透
    明ガラス板の外表面、または前記第1または第2の透明
    ガラス板の内面に設けられた受信用アンテナと、前記第
    1の透明ガラス板と前記透明樹脂膜との間に介在するよ
    うに前記第1の透明ガラス板の内面に熱線反射膜が被着
    された合わせガラスであつて、 前記熱線反射膜が、第1の二酸化チタン、二酸化珪素、
    第2の二酸化チタンとが前記第1の透明ガラスの内面に
    順次形成された積層体からなり、前記第1および第2の
    二酸化チタンの厚みが、85〜100nm、前記二酸化
    珪素の厚みが150〜180nmである熱線反射性合わ
    せガラス。 3)可視光線透過率が70%以上、太陽輻射透過率が6
    0%以下となるように、前記第1、第2の二酸化チタン
    および二酸化珪素の厚みが調整されたことを特徴とする
    特許請求範囲第1項または第2項に記載の熱線反射性合
    わせガラス。
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