JPH0474326B2 - - Google Patents

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JPH0474326B2
JPH0474326B2 JP58133073A JP13307383A JPH0474326B2 JP H0474326 B2 JPH0474326 B2 JP H0474326B2 JP 58133073 A JP58133073 A JP 58133073A JP 13307383 A JP13307383 A JP 13307383A JP H0474326 B2 JPH0474326 B2 JP H0474326B2
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JP
Japan
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fragrance
solid
perfume
gelling
solution
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JP58133073A
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JPS6025913A (ja
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  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は固形香料に関する。
【従来の技術】
従来、固形香料(臭い消し芳香剤、防虫剤等も
含む、以下同様)は、通常、香料自体が液体の場
合には、香料を適当なゲル化剤を用いてゲル化か
つ成形する。又、香料自体が固体の場合には、香
料を所望の形状に成形して製造される。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの固形香料は、衝撃等に
より破損したり、変形したりするなどの欠点があ
る。 本発明者らは、叙上の欠点を完全に排除し、形
状保持性に優れた固形香料を提供するべく鋭意研
究を重ねた結果、前記目的が達成されうる固形香
料が開発されうることを見出し、本発明を完成す
るにいたつた。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る固形香料は、大きく分けて以下の
二つからなる。 まず、第一の固形香料は、 連続気泡構造を有する気泡体の連続気泡内に、
香料溶液にゲル化剤を加熱溶解してなる香料ゲル
化液を含浸せしめ、ついで冷却しゲル化してなる
ことを特徴とする。 又、第二の固形香料は、 連続気泡構造を有する気泡体の連続気泡内に、
香料溶液にゲル化剤とヒドロキシプロピルセルロ
ースを加熱溶解してなる香料ゲル化液を含浸せし
め、ついで冷却しゲル化してなることを特徴とす
る。 以下、本発明に係る固形香料の製造方法につい
て具体的に説明する。 まず、第一の固形香料の製造方法としては、香
料溶液にゲル化剤を添加し、攪拌しながら、好ま
しくは、50〜60℃に加熱し、均一に溶解して香料
ゲル化液を調製する。次いで、該香料ゲル化液
を、連続気泡体の連続気泡間に含浸せしめ、ゲル
化液が含浸された連続気泡体を冷却する。 第二の固形香料の製造方法としては、香料溶液
にゲル化剤とヒドロキシプロピルセルロースを添
加し、攪拌しながら50〜60℃に加熱し、均一に溶
解して香料ゲル化液を調製する。次いで、該香料
ゲル化液を連続気泡体の連続気泡間に含浸せし
め、ゲル液が含浸された連続気泡体を冷却する。 この場合、ヒドロキシプロピルセルロースは、
ゲル化剤に対して1〜5倍量(重量)を添加する
と、冷却して得られる香料ゲル化物は、乳濁化す
ることなく完全透明なものであり、しかも振動に
よりゲル構造の間〓に含まれる分散媒、すなわち
香料溶液がにじみ出るシネレシス現象を起こすこ
とがなく、きわめて好ましいものである。 本発明における固形香料としては、香料、臭い
消し剤、防虫剤等芳香性物質の液体あるいはアル
コール性溶液(又はアルコール、アセトン混合溶
液)をゲル化剤あるいはゲル化剤とヒドロキシプ
ロピルセルロースのゲル中に包括したものを、連
続気泡体の連続気泡間に包含させたものである。
その形状としては、用いる連続気泡体を所望の厚
さ、長さあるいは形状にスライス、裁断あるいは
成形した後、該連続気泡体の連続気泡空間に香料
ゲル化液を含浸せしめるか、あるいは連続気泡体
の連続気泡空間に香料ゲル化液を含浸せしめ、次
いで、冷却してゲル化せしめた後、所望の厚さ、
長さあるいは形状にスライス、裁断あるいは成形
することにより、任意の厚さを有するシート状固
形香料または任意の形状(たとえば球体状、だ円
体状、立方体状、長方体状等)を有する固形香料
が調製され、かつ例示できる。 本発明に用いる連続気泡体としては、その基材
として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
クリレート等のポリオレフイン又はそれらの共重
合ポリマー(例えば、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等)、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ
ウレタン、合成ゴム(EPR,SBR,IR,NBR,
IIR,CR等)、天然ゴム(NR)などからなる連
続気泡体、好ましくは均一微細な気泡構造を有
し、かつ発泡倍率5〜70、連続気泡率70%以上を
有する連続気泡体が採用される。特に好ましいも
のとしては、機械的強度、耐候性、耐化学薬品性
などの点から、例えば三和化工株式会社製の架橋
ポリオレフイン連続気泡体(たとえば特開昭57−
191027号公報、特開昭56−121739号公報参照)で
あるオプセル LC−300S,オプセル LC−300
#1、オプセル LC300#2等である。 又、用いる香料としては、合成香料、天然香料
(動物性香料あるいは植物性香料)、単離香料、調
合香料などの他に、臭い消し芳香剤、防虫剤など
通常市販されているものが、使用目的により適宜
選定される。この場合、香料自体が液体の場合に
は、そのまま、あるいは低級アルコール(又は低
級アルコール−低級ケトン混合溶液)溶液とし
て、又香料自体が固体の場合には、低級アルコー
ル溶液又は低級アルコール−低級ケトン混合溶液
として本発明の固形香料の製造に供される。 ゲル化剤の使用量としては、ゲル化する香料溶
液の種類にもよるが、たとえば香料溶液あるいは
香料アルコール溶液100部(重量部、以下同様)
に対し0.5〜5部の範囲が採用される。ゲル化剤
の使用量が前記範囲より大きいときは、得られる
香料ゲル化物が硬くなり、又前記範囲より小さい
ときは、得られる香料ゲル化物がシネレシス現象
を起こす傾向がある。 本発明の製法においては、前記の如く香料溶液
にゲル化剤を加熱溶解するか、あるいは香料溶液
にゲル化剤を加熱溶解し、かつヒドロキシプロピ
ルセルロースを添加溶解して香料ゲル化液を調製
するのであるが、この場合必要ならば色素、防腐
−殺菌剤、あるいは保留剤などを添加しても良
い。 又、補強材あるいは保持材である連続気泡体へ
の香料ゲル化液の含浸方法としては、まず、用い
る連続気泡体を香料ゲル化液中に浸漬し、この連
続気泡体を押圧して連続気泡内の空気を除去し、
次いでこの押圧した連続気泡体を弛緩して香料ゲ
ル化液を連続気泡内に侵入せしめるか、あるいは
密閉系において、減圧脱気により連続気泡体の連
続気泡内の空気を脱気したのち(あるいは脱気し
つつ)、香料ゲル化液を密閉系に注入して連続気
泡内に香料ゲル化液を侵入せしめるなど通常の方
法が採用される。次いで、香料ゲル化液が連続気
泡内に含浸された連続気泡体は、冷却してゲル化
され、連続気泡空間に香料ゲル化物が包含され
る。
【実施例】
つぎに実施例をあげて本発明の固形香料および
その製法を具体的に説明するが、本発明はこれら
の実施例のみに限定されるものではない。 実施例 1 香料としてINUE(香料、東京銀座(株)資生堂製)
を用いた。 まず、香料INUE100部にゲルオールD(前出)
2部を添加し、攪拌しながら温度50〜60℃に加温
し、均一に溶解して香料ゲル化液を調製した。 ついでこの香料ゲル化液を、密閉系減圧下で連
続気泡体(三和化工株式会社製の架橋ポリオレフ
イン連続気泡体、商品名:オプセルLC−300
#1)(50x50x40mm)に含浸せしめた後、この香
料ゲル化液が含浸された連続気泡体を、室温で約
5時間放冷静置して固形香料を得た。 得られた固形香料は、形状保持性に優れ、しか
も香気放出速度が適度にコントロールされたもの
である。 実施例 2 まず、香水INUE(前出)100部に、ゲルオール
D(前出)1部、ヒドロキシプロピルセルロース
2部を添加し、攪拌しながら温度50〜60℃に加温
し、均一に溶解して香料ゲル化液を調製した。 次いで、この香料ゲル化液を用いた他は、実施
例1と同様にして固形香料を得た。 得られた固形香料は、形状保持性に優れ、しか
も香気放出速度が適度にコントロールされたもの
であつた。 実施例 3 連続気泡体として、市販の軟質ポリウレタンス
ポンジを用いた他は、実施例2と同様にして固形
香料を得た。 得られた固形香料は、形状保持性に優れ、しか
も香気放出速度が適度にコントロールされたもの
である。 実施例 4 香料として、グレイスメイトポピー((株)ダイヤ
ケミカル製、リキツドタイプ、シトラス)を用い
た他は、実施例2と同様にして固形香料を得た。 得られた固形香料は、形状保持性に優れ、しか
も香気放出速度が適度にコントロールされたもの
であつた。
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明による固形香料は、形
状保持性にいちじるしく優れ、しかも香料がゲル
化物中から徐々に、かつ適度にコントロールされ
て放出され、経済状きわめて有利である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 連続気泡構造を有する気泡体の連続気泡内
    に、香料溶液にゲル化剤を加熱溶解してなる香料
    ゲル化液を含浸せしめ、ついで冷却しゲル化して
    なることを特徴とする固形香料。 2 気泡体がポリオレフイン、ポリウレタン、合
    成ゴム、天然ゴムまたはそれらの混合物からなる
    特許請求の範囲第1項記載の固形香料。 3 連続気泡構造を有する気泡体の連続気泡内
    に、香料溶液にゲル化剤とヒドロキシプロピルセ
    ルロースを加熱溶解してなる香料ゲル化液を含浸
    せしめ、ついで冷却しゲル化してなることを特徴
    とする固形香料。 4 ヒドロキシプロピルセルロースの使用量がゲ
    ル化剤の使用量に対し、1〜5倍量(重量)であ
    る特許請求の範囲第3項記載の固形香料。 5 気泡体がポリオレフイン、ポリウレタン、合
    成ゴム、天然ゴムまたはそれらの混合物からなる
    特許請求の範囲第3項又は第4項記載の固形香
    料。
JP58133073A 1983-07-20 1983-07-20 固形香料 Granted JPS6025913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58133073A JPS6025913A (ja) 1983-07-20 1983-07-20 固形香料

Applications Claiming Priority (1)

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JP58133073A JPS6025913A (ja) 1983-07-20 1983-07-20 固形香料

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Publication Number Publication Date
JPS6025913A JPS6025913A (ja) 1985-02-08
JPH0474326B2 true JPH0474326B2 (ja) 1992-11-26

Family

ID=15096210

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JP58133073A Granted JPS6025913A (ja) 1983-07-20 1983-07-20 固形香料

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JP (1) JPS6025913A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022500091A (ja) * 2018-09-19 2022-01-04 フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa フレグランス送達デバイス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022500091A (ja) * 2018-09-19 2022-01-04 フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa フレグランス送達デバイス

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JPS6025913A (ja) 1985-02-08

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