JPH0474152A - α,β―置換シクロペンタノン誘導体の製造法 - Google Patents

α,β―置換シクロペンタノン誘導体の製造法

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JPH0474152A
JPH0474152A JP2184487A JP18448790A JPH0474152A JP H0474152 A JPH0474152 A JP H0474152A JP 2184487 A JP2184487 A JP 2184487A JP 18448790 A JP18448790 A JP 18448790A JP H0474152 A JPH0474152 A JP H0474152A
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史衛 佐藤
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和孝 新井
Katsuaki Miyaji
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医農薬品の中間体、特にプロスタグランジン
類の合成中間体として有用なα、β−、β−クロペンタ
ノン誘導体の製造法に関する。
来の技術及び発明が解決しよプとする課題α、β−置換
シ置換シクロペンタノン誘導体層薬中間体として注目さ
れており、特に強力な生理活性を有するプロスタグラン
ジン類の合成中間体として有用である。
従来、プロスタグランジン類を製造する反応の1つとし
て、次式で表わされる共役付加反応によるプロスタグラ
ンジンF2.の合成法が知られている〔ジー・スターク
等、ジャーナル・アメリカン・ケミカル・ソサイヤティ
(J、 Am、 Chem、 Sac、)。
97巻、4745.6260頁、 (1975年)〕。
○ −45〜−10℃、1.S時間 エーテル 4工程 OH (プロスタグランジンF2.) 前記プロスタグランジンF2.の合成法は化合物(rV
)からの収率が高く、しかも共役付加の試薬を選択する
ことによりα鎖部分を自由に変更することができる特徴
を有している。
しかしながら、従来知られている共役付加試薬は、置換
基としてCo2R”、 CN、 0CR2(但し・式中
R’、 R2は互いに同−又は異種の炭素数1〜6のア
ルキル基を示す)などの有機金属試剤と反応し易い基を
含むことができず、このためこのような置換基は変換に
より形成されていた。例えば、上記プロスタグランジン
F211の合成においてもジン類を製造する方法の開発
が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、プロスタグ
ランジン類の中間体として有用であり、工業的に有利に
プロスタグランジン類に誘導することができるα、β−
シクロペンタノン誘導体を有毒な反応試剤を用いる等の
不都合なく短工程で効率よく製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行な
った結果、下記一般式[1) これを更に有毒なりロム系酸化剤で酸化することによっ
てカルボン酸に誘導するという迂遠な方法を用いており
、工業的製法としては種々問題があった・ このため、上述の従来直接導入できなかった置換基を有
し、かかる置換基を直接導入し得る共役付加試剤を用い
、工業的に有利にプロスタグラン〔但し、式中Xは(α
−02,β−H)又は(α−H1β−RZ)を示し、Z
は水酸基の保護基を示す、また、Yは(α−H1β−R
)又は(α−れる基で、TはCH2CH2,CH=CH
,C=Cより選ばれる基、kはO又は1の整数、R′は
置換又は非置換のアルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基又はアリール基、Z′は上記2と同種又は異種の水
酸基の保護基を示す、〕 で表わされる置換シクロペンタノン誘導体に対し、一般
式(II) I Zn(CHz)uUm(CHz)n z”    
 [nl〔但し、式中、UはCH2CH2,CH=CH
又はCECより選ばれる基を示し、Qは1〜7の整数、
m及びnはそれぞれO〜5の整数を示す。ZlはCo2
R”、 CN、OCR”、 水素原子、塩素原子、又は
置換もしくは無置換の芳香族基より選ばれる基を示し、
R1及びR2は互いに同−又は異種の炭素数1〜6のア
ルキル基を示す。〕 で表わされる有機亜鉛試剤をシアン化第1銅及びトリメ
チルシリルクロリド、トリエチルシリルクロリド等のハ
ロゲン化トリアルキルシランの両者の存在下で反応させ
、必要により加水分解を施すことにより、上記有機亜鉛
試剤中にCo、R”、 CN、○CR2といった基が含
まれていても支障なくこれらの基を直接導入することが
でき、またクロム系酸化剤等の有毒な反応試剤を用いる
ことなく、短工程かっ高収率に下記一般式Cm)     v 〔但し、式中Wは(α−H9β−R)又は(α−H9β
−RQ)を示し、Qは水素原子又は水酸基の保護基を示
す。また、■は(α−H9β−R)で示される基で、T
、R’、には前記と同し意味を示し、Q″は水素原子又
は前記Qと同種或いは異種の水酸基の保護基を示す。ま
た、z2はC0OH又は前記z1と同し意味を示す。〕 で表わされるα、β−置換シクロペンタノン誘導体が得
られることを知見し、本発明を完成したものである。
従って、本発明は、上記(1)式の置換シクロペンタノ
ンと上記(II)式の有機亜鉛試剤とをシアン化第1銅
及びハロゲン化トリアルキルシランの存在下で反応させ
、所望により加水分解することを特徴とする上記(II
I)式で表わされるα、β−置換シクロペンタノン誘導
体の製造法を提供する。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明のα、β−置換シクロペンタノン誘導体の製造法
において、第1の出発原料である一般式で表わされる置
換シクロペンタノン誘導体は既知の化合物であり、特開
平2−128号公報に記載された方法等、種々の方法に
より製造することができる。
ここで、上記一般式(I)において、X及びYは前記し
た通りであり、Xは(α−02,β−H)又は(α−H
9β−oz)、yは(α−H9β−R)又は(α−R2
β−H)を示し、2は水酸基の保護基、Rは−T−CH
b−+o R’で示される基で、(○Z’)i+ TはCH2CH2,CH=CH,C=Cより選ばれる基
、kはO又は1の整数、R′は置換又は非置換のアルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基又はアリール基、Z
′は水酸基の保護基であるが。
この場合、z、z’の水酸基の保護基としては、トリア
ルキルシリル基(例えばトリメチルシリル基。
t−ブチルジメチルシリル基)、アルコキシアルキル基
(例えばメトキシメチル基)、アラルキルオキシアルキ
ル基(例えばベンジルオキシメチル基)、トリチル基、
更にはテトラヒドロピラニル(THP)基等が挙げられ
、Zと2′とは互いにのR′としては炭素数1〜1oで
あるものが好ましく、具体的にはメチル基、n−プロピ
ル基。
n−ペンチル基、4−フェノキシメチル基、3(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−2−ヘキシル基等の置換
もしくは未置換のアルキル基;ビニル基、アリル基、2
−ペンテン−1−イル基、4−フェニル−2−ブテン−
1−イル基等の置換もしくは未置換のアルケニル基;1
−ブチニル基、l−へキシニノシ基、2−ペンチニル基
、5−(エトキシエチルオキシ)−2−ペンチン−1−
イル基等の置換もしくは未置換のアルキニル基;フェニ
ル基、3−トリフロロメチルフェニル基等の置換もしく
は未置換のアリール基などが挙げられる。
この場合、プロスタグランジン類の中間体を得(但し、
式中Z + Iは水酸基の保護基を示し、前述の水酸基
の保護基Zと同一であっても異なっていてもよい、 =
は一重結合、二重結合又は三重結合を示し、R3は炭素
数1〜10の置換もしくは未置換のアルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基又はアリール基を示す、) で表わされる基であることが好ましい。なお、R1とし
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、
アミル基、ヘキシル基、へブチル基、オクチル基、ノニ
ル基、デシル基、2メチルヘキシル基、2−メチル−2
−ヘキシル基、2−ヘキシル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、ヘキサ4−
イン−2−イル基、ヘプタ−4−イン−2イル基、2,
6−シメチルーへブタ−5−エンー]−−イル基、ペン
タ−1−エン−1−イル基、ペンタ−2−エン−1−イ
ル基、ヘキサ−1−エン−2−イル基、3−エトキシ−
2−メチル−プロパン−2−イル基、エトキシエチル基
、5−メトキシヘキシル基、6−メドキシー2−ヘキシ
ル基、ハロゲン化メチル基、ハロゲン化n−ブチル基、
ハロゲン化n−ペンチル基、ハロゲン化ノニル基、フェ
ニル基、ベンジル基、ハロゲン化フェニル基、n−ペン
チルオキシメチル基、1−エトキシ−2−メチル−プロ
パン−2−イル基、フェノキシメチル基、ベンジロキシ
メチル基、P−クロルフェノキシメチル基、2−フェニ
ルエチル基、ベンジロキシエチル基、p−フルオロフェ
ノキシメチル基、フェニルアセチレニル基、m−クロル
フェノキシメチル基、m−トリフルオロメチル−フェノ
キシメチル基、1−ブチル−シクロプロピル基、3−エ
チル−シクロペンチル基、ベンゾチオフェン−5−イル
基、2−オクテニル基、3−メトキシカルボニルプロピ
ル基、ビニル基等が挙げられ、Z I lとしては前記
Zと同様の保護基を例示することができる。
次に、本発明製造法の第2出発原料である有機亜鉛試剤
は、一般式(n) I Zn(CH2)QUm(CHz)n Z”    
 CIDで表わされるもので、式〔■〕中のU、Ω2m
n及びZlは前記の通りであり、UはCH2CR2゜C
H=CH又はCミCより選ばれる基、Qは1〜7の整数
、m及びnはそれぞれ0〜5の整数、zlはCO2R1
,CN、 0CR2,水素原子、塩素原子、又は置換も
しくは無置換の芳香族基より選ばれる基を示し、R1及
びR2は互いに同−又は異種の炭素数1〜6のアルキル
基を示す。
上記式[II]の有機亜鉛試剤として具体的には。
これらの式をI ZnR’と表わした場合において、R
4がメチル基、エチル基、n−プロピル基、n−jfル
jls、    Co2CH3,−”’−’へ−CO2
’Bu。
−ハシ\−Co2CH,,C○2CH・・−△−68.
−ヘーエーハ\− 等であるものが挙げられる。なお、上記式中nBuはn
−ブチル基、tBuはターシャーリーブチル基である。
上記式(II)で示される有機亜鉛試剤は種々の方法に
より調製することができる。−例を挙げると、まず活性
化亜鉛と溶媒とを混合し、これに更に亜鉛を活性化する
活性化剤を添加しくここで溶媒としては反応を阻害しな
いものならよく、例えばテトラヒドロフラン、ヘキサン
、ペンタン、ジエチルエーテル等が挙げられ、活性化剤
としては一般に知られているヨウ素、ジブロモエタン、
トリメチルシリルクロリドなどが挙げられる)、これに
対してヨード化合物1(CHz)QUm(CHz)nZ
”(ここでU、Q、m、n及びzlは前記と同様の意味
を示す)を加え、必要に応じて加熱することによって一
般式Cn) I Zn(CH2)QUI−(CH2)nZ”    
 (U)(但し、U、D、、m、n及びZlは前記と同
様の意味を示す、)で表わされる有機亜鉛試剤を調製す
る方法を例示することができる。なお、この方法におい
てヨード化合物の亜鉛に対する当量数は0.5〜2当量
、好ましくは0.8〜1.2当量である。また、必要に
応じて反応系を加熱するが、この場合反応温度としては
、溶媒の沸点にもよるが0〜150℃、好ましくは20
〜80℃である。
本発明の製造法は、上記一般式〔I〕の置換シクロペン
タノン誘導体と一般式〔lI)の有機亜鉛試剤とをシア
ン化第1銅及びハロゲン化トリアルキルシランの両者の
存在下で反応させ、必要に応じて加水分解することによ
り、一般式[I[1]で示されるα、β−置換シクロペ
ンタノン誘導体を合成するものである。
ここで、上記一般式[m)において、W、V。
U、Z2 Ω、m、nは前記の通りであり、Wは(α−
H9β−R)又は(α−H2β−〇Q)、■は(α−H
9β−R)又は(α−R2β−H)を示し、Qは水素原
子又は水酸基の保護基、RはT CH(2−kr R’
で示される基で、TはCH2CR2゜(○Q’)k CH=CH,C三〇より選ばれる基、kはO又は1の整
数、R′は置換又は非置換のアルキル基。
アルケニル基、アルキニル基又はアリール基、Q′は水
素原子又は上記Qと同種或いは異種の水酸基の保護基で
ある。また、z2はC○○H9C○2R1,CN、○C
R2,水素原子、塩素原子又は置換或いは非置換の芳香
族基より選ばれる基で、R1及びR2は互いに同−又は
異種の炭素数1〜6のアルキル基を示し、Qは1〜7の
整数、m及びnはそれぞれO〜5の整数である。
この場合、Q及びQ′の水酸基の保護基並びに−T−C
HC2−択R1のR′としては前記一般式〔I〕(oQ
’)* のz、 z’及びR′で示したものと同様のものを例示
することかでき、またこのα、β〜置換シクロペンタノ
ン誘導体〔■〕をプロスタグランジン類製(但し、式中
R3,Zl1壬は前記と同様の意味を示す) で表わされる基であることが好ましい。
上記置換シクロペンタノン誘導体CI)と有機亜鉛試剤
(II)との反応において、有機亜鉛試剤[11)は置
換シクロペンタノン誘導体(1)に対し0.5〜6当量
、特に0.8〜3当量用いることが好ましい。また、シ
アン化第1銅は有機亜鈴試剤〔■〕に対し0.5〜4当
量、特に0.8〜2当量用いることが好ましく、有機亜
鉛試剤(n)の使用量が0.5当量に満たない場合及び
4当量を越える場合は収率低下のおそれを招くことがあ
る。
シアン化第1銅と共に反応に用いられるハロゲン化トリ
アルキルシランとしては、特に限定されるものではない
が、塩化トリアルキルシランが好ましく、より具体的に
は、トリメチルシリルクロリド、トリエチルシリルクロ
リド等の炭素数1〜4のアルキル基を有するものが好ま
しい。このハロゲン化トリアルキルシランの使用量は有
機亜鉛試剤(n)に対して○、S〜4当量、特に0.5
〜1.5当量とすることが好ましい。
また、上記反応は、溶媒を用いて行なうことができ、こ
の場合反応に用いられる溶媒としては反応を阻害しない
ものであればよく、例えばテトラヒドロフラン、ヘキサ
ン、ペンタン、ジエチルエーテル等が挙げられる。なお
、反応温度は通常−100〜50℃、好ましくは一80
〜0℃であり、反応時間は通常5分〜50時間である。
ここで、上記W換シクロペンタノン誘導体[1)と有機
亜鉛試剤〔■〕との反応において、得られた反応生成物
が下記一般式〔A〕 (但し、式中RSは戻素数1〜4のアルキル基、U、Z
”、n、m、nは前記と同じ意味を示す。)で示される
上記一般式[m]で示されるα、β−置換シクロペンタ
ノン誘導体のシリルエーテル体が中間体として得られる
た場合は、これを穏和な加水分解条件、例えば弱酸で0
℃、10分間処理するなどの方法により、上記一般式(
m)のα。
β−置換シクロペンタノン誘導体とすることができる。
なお、上記一般式(A)のシリルエーテル体は新規物質
である。
なお、得られた反応生成物を加水分解する必要がある場
合、加水分解条件としては、通常の条件を採用し得、例
えばエステルの場合は水酸化ナトリウム、水酸化リチウ
ム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリによる加水分解
のほかに、加水分解酵素や微生物を用いる方法が挙げら
れる。また、ニトリルを加水分解する場合や水酸基の保
護基をはずす場合には、上記のアルカリ加水分解のほか
に硫酸、塩酸、リン酸等の酸による加水分解も採用され
る。
発明の効果 本発明の製造法によれば、医薬品の中間体、特にプロス
タグランジン類の合成中間体として有用なα、β−置換
シクロペンタノン誘導体、特に下記式(I[Ia) (但し、式中Z、Z’、U、T、Z2.R’、k。
Ω、m、nは前記と同じ意味を示す。)で示される化合
物を有毒な反応試剤を用いる等の不都合なく、短工程で
高収率に、即ち工業的有利に製造することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお
、下記例において、THFはテトラヒドロフラン、Me
はメチル基、Etはエチル基、”Buはn−ブチル基、
tBuはt−ブチル基、TBSはtBuMeSi基、T
MSはMg2Si基、pyrはピリジンを示す。
〔実施例1〕 アルゴン雰囲気下、ヨード〔5−メトキシカルボニルペ
ンチル〕亜鉛(II)(1)のTHF溶液(0,5mQ
、1.6N、0.8wmol)に−78℃でCuCN・
2LiCQのTHFI液(1,1mQ。
0.88N、0.96mmol)を滴下後、10分間撹
拌した。続いて、−78℃で二ノン(2)(186■。
0 、4 mmol)とトリメチルシリルクロリド(0
,09d* 0 、72+nn+ol)のジエチルエー
テル(2−)溶液を滴下し、3時間かけて室温まで昇温
した。
さらに室温で8時間撹拌した後、飽和NH4CQ水溶液
(10d)を加え、ヘキサン(2x8d)で抽出した。
得られた有機層をMgSO4を用いて乾燥し、濾過後減
圧下濃縮し、化合物(3)を得た。
化合物(3)の分析値を示す。
1HNMR(CCL、phH)δ 0.09,0.12
 and 0.24(3s、21H)、1.00(s、
18H)、0.81−1.15(m、3H)。
1.18−3.05(m、23H)、3.60(s、3
H)、3.85−4.22(rr+、2H)、5.05
−5.75(m、2H)。
次に、上記化合物(3)に0℃でメタノール(1,5d
)、THF溶液(1,5mQ)、IN塩酸水溶液(1,
5mQ)を加え、1o分間撹拌した。
ヘキサン(10d)を加え、分液後、得られた有機層を
飽和NaHC○3水溶液(10d)、続いて飽和食塩水
(5−)で洗浄した。有機層をMgSO4を用いて乾燥
し、濾過後減圧下に濃縮して、粗生成物(約300■)
を得た。これをSi○2カラムクロマトグラフィーで精
製し、化合物(4)(205■。
0 、34a+mol)を収率80%で得た。化合物(
4)の分析値を示す。
1HNMR(CDCQ3,200MHz)60.00 
and 0.04(2s、12H)、0.86 and
 0.88(2s、18H)、0.80−0.95(7
71,3H)、1.13−1.70(m、18H)、1
.84−1.98(m、LH)。
2.18(dd、J =8.5,18.2Hz、LH)
、2.28(t、J=7.5Hz。
IH)、2.43(dt、J=11.0,7.4Hz、
LH)、2.60(dd、J=18.2,7.0Hz、
LH)、3.65(s、3H)、3.95−4.15(
m、−2H)、 5.52 (d d 、 J = 7
.0.15.5Hz、 IH)、5.56(d d 。
J=5.3,15.5Hz、IH)− ”CNMR(CDC11−J、90MHz)δ 215
.7,174.0,136.3゜129.0,73.4
,72.8,53.9,53.5,51.2,47.5
゜38゜6,34.6,31.9,29.4,29.0
.27.9,26.8,25.9゜24.9,22.7
,18.2,18.0,14.0.−4.2.−4.6
゜IR(naat)2940,2860,1745,1
470,1370゜1255.840,780α[1゜ 〔実施例2〕 下記反応式に従って、実施例1と同様の方法により目的
化合物(7)を収率83%で得た。
上記化合物(6)及び(7)の分析値を示す。
化合物(6)の分析値 ”HNMR(CCD、、phi)δ 0.11,0.1
4 and 0.28(3s、218)、1.01(s
、18H)、0.82−1.15(m、3H)。
1.20−2.75(m、18H)、2.80−3.0
5(m、LH)、3.68(s、3H)、3.88−4
.20(m、2H)、5.11−5.70(m、2H)
5、73 (d 、J = 15Hz、 LH)、6.
86(dt、J =6.7.15Hz、 LH)。
化合物(7の分析値 1HNMR(CCL、phH,90MHz)60.06
 and 0.11(2s、12H)、0.99 an
d 1.01(2s、18H)、0.68−1.18(
m、3H)。
1.17−2.60(m、19H)、2.53(dd、
J=’6.3.18Hz、LH)。
3.66(s、3H)、3.90−4.25(m、2H
)、5.30−5.80(m、2H)、5.75(d、
J =15.6Hz、 LH)、6.84(dt、J=
15.6,6.6Hz、IH)− ”CNMR(CDCも、 90 MHz)δ 215.
3,166.8,149.0゜136.4,128.8
,121.0,73.2,72.6,53.7,57.
5゜51.1,47.4,38.5,31.9,31.
5,28.2,27゜7,26.4゜25.8,24.
9,22.9,18.1,18.0,14.0.−4.
3.−4.7゜IR(n8at)2930,2860,
1740,1728,1660゜1465.1255,
840,775■−1゜Ca)D24−41.3’ (
c=1.oo、CHcQ3)。
〔実施例3〕 下記反応式に従って、実施例1と同様の方法により目的
化合物(10)を収率75%で得た。
上記化合物(9)、(10)の分析値を示す。
化合物(9の 析 1HNMR(CCU4.phH)δ 0.08,0.1
3 and 0.34(3s、2LH)、0.98(s
、9H)、0.80−1.13(m、3H)。
1.20−3.25(m、19H)、3.61(s、3
H)、3.78−4.22(m、2H)、5.05−5
.62(m、2H)。
Rf=0.6(Hexane/Et20= 12/1,
5iO2TLC)傷昨1月次例洲遣 ’HNMR(CCI24.phH,90MHz)60.
17(s、6H)、0.80−1.23(m、3H)、
1.00 and 1.03(2s、18H)、1.2
5−2.65(m、20H)、2.56(dd、J=1
8.6.2Hz、LH)、3.70(s 、 3H)、
3.89−4.25(m、2H)、 5.30−5.8
0(m、 2H)。
”CNMR(CDCQ3.90MHz)δ 215.5
,154.1,136.6゜128.8,89.4,7
3.3,73.1,72.7,53.7,52.4゜4
7.5,38.6,31.9,27.8,27.5,2
6.2,25.8,25.1゜22.7,18.5,1
8.3,14.0.−4.2.−4.6゜IR(nea
t) 2920,2230,1760,1720,12
45゜1075.830,770■−1゜ ((END” −39,1°(c = 1.06 、C
HCら)。
〔実施例4〕 CuCN’2LiCI2 MSCQ NHCQ 78℃→室温 eOH ○ アルゴン雰囲気下、ヨード〔ピバロイルオキシメチル〕
亜鉛(II)(11)のTHF溶液(8,2mQ。
0.93N、7.6mmol)に−35℃でCuCN’
 2 LiCl2のTHF溶液(12m!I、 0.8
N、 9.6mmol)を滴下した後、5分間撹拌した
。続いて、−78℃でエノン(12)(1+ 98 g
 、 4maool)とトリメチルシリルクロリド(0
,504m1l、 4mmol)のTHF (20d)
m液を滴下し、20時間かけて室温まで昇温した。次に
、飽和NH4CQ水溶液(4d)を加え、ヘキサン(2
X4mQ)で抽出した。得られた有機層を乾燥後、Mg
5O,を用いて乾燥し、濾過後減圧濃縮した。
これに、0℃でメタノール(4蔵)、THF(4d)、
IN塩酸水溶液(4−)を加え、10分間撹拌した。次
いで、ヘキサンを加え、分液後、得られた有機層をMg
5o4を用いて乾燥し、′濾過後、減圧濃縮して、粗生
成物(約2.67■)を得た。これを8102カラムク
ロマトグラフイーにより精製して、化合物(13)(1
,68g。
2 、75mmol)を収率69%で得た。化合物(1
3)の分析値を示す。
”HNMR(CDCL、60MHz)、δ 0.1(b
 rs、12H)。
0.7−1.6(m、45H)、1.90(T、LH,
J =6Hz)。
2.40(d d、2H,J=11Hz、5Hz)、3
.9−4.3(m、4H)。
5.4−5.6(m、2H)。
MS(m/e)=553.(M−tBu)、451,3
77.159゜Rf=0.47(Hexane/Ac0
ET−10/ 1,5iO2TLC)〔実施例5〕 実施例1と同様にして反応させた後、更にオラー試薬(
p y r、(HF)n)で脱シリル化して化合物(−
17)を収率60%で得た。化合物(7)の分析値を示
す。
’HNMR(CDCL)δ 0.88(t、J=6.3
Hz、3H)、1.05−1.72(m、18H)、1
.85−2.07(m、IH)、2.10−2.45(
m、2H)、2.31 (t、J=7.0Hz、2H)
2.70(d d、J=7.5゜18.5Hz、LH)
、3.82(brs、2H)、3.92−4.18(m
、2H)。
5.52(d d 、J =8.0. l 5.OHz
、 LH)、5.62(d d 、J =6.8゜15
.0Hz、LH)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔但し、式中Xは(α−OZ、β−H)又は(α−H、
    β−OZ)を示し、Zは水酸基の保護基を示す。また、
    Yは(α−H、β−R)又は(α−R、β−H)を示し
    、Rは▲数式、化学式、表等があります▼で示さ れる基で、TはCH_2CH_2、CH=CH、C≡C
    より選ばれる基、kは0又は1の整数、R’は置換又は
    非置換のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基又は
    アリール基、Z’は上記Zと同種又は異種の水酸基の保
    護基を示す。〕 で表わされる置換シクロペンタノン誘導体と、下記一般
    式〔II〕 IZ_n(CH_z)_lU_m(CH_2)_nZ^
    1〔II〕〔但し、式中、UはCH_2CH_2、CH=
    CH又はC≡Cより選ばれる基を示し、lは1〜7の整
    数、m及びnはそれぞれ0〜5の整数を示す。Z^1は
    CO_2R^1、CN、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、水素原子、塩素原子、又は置換もしくは無置換の
    芳香族基より選ばれる基を示し、R^1及びR^2は互
    いに同一又は異種の炭素数1〜6のアルキル基を示す。 〕 で表わされる有機亜鉛試剤とをシアン化第1銅及びハロ
    ゲン化トリアルキルシランの存在下で反応させ、所望に
    より加水分解することを特徴とする下記一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 〔但し、式中Wは(α−OQ、β−H)又は(α−H、
    β−OQ)を示し、Qは水素原子又は水酸基の保護基を
    示す。また、Vは(α−H、β−R)又は(α−R、β
    −H)を示し、Rは▲数式、化学式、表等があります▼
    で示される基で、T、R’、kは前記と同じ意味を示し
    、Q’は水素原子又は前記Qと同種或いは異種の水酸基
    の保護基を示す。また、Z^2はCOOH又は前記Z^
    1と同じ意味を示す。〕 で表わされるα,β−置換シクロペンタノン誘導体の製
    造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5380900A (en) * 1991-02-26 1995-01-10 Nissan Chemical Industries, Limited α-methylenecyclopentanone derivative and process for producing the same

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