JPH0473983B2 - - Google Patents

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JPH0473983B2
JPH0473983B2 JP1300038A JP30003889A JPH0473983B2 JP H0473983 B2 JPH0473983 B2 JP H0473983B2 JP 1300038 A JP1300038 A JP 1300038A JP 30003889 A JP30003889 A JP 30003889A JP H0473983 B2 JPH0473983 B2 JP H0473983B2
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powder
shiitake
fructooligosaccharide
constipation
fructooligosaccharides
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は便通を整え、また肥満を抑制しうる健
康志向型の食品に関する。 〔従来の技術〕 古くから「健康な生活をおくるには、快食、快
便が必須」といわれ食事とともに、便秘のない規
則正しい排便、さらに整腸作用に関心がもたれ、
注意を払つている人は多い。 ところが、便秘を訴える人は多く、特に近年、
我々をとりまく環境の変化、例えば多忙、ストレ
スさらに食生活の変化等により、一段と便秘に悩
む人が増加している。 便秘は、腹痛、頭痛、肩こり、肌あれ、ジンマ
疹さらに胆石症、高血圧症、大腸癌等の原因とな
る可能性もあり、性別、年令の如何をとわず致命
的な病気へと発展することも考えられる。また、
胃腸を正常に保つことは、食物の栄養的効果を十
分に発揮するとともに、消化器内におけ腐敗すな
わち有害物質の発生を防ぎ、これら有害物質の体
内への吸収を未然に阻害する。 便秘を解消するためには、一般に下剤が使用さ
れている。しかし、下剤を用いると、体内のカリ
ウムイオンの喪失を来し、この結果、体内の筋力
低下におよび排便に必要な筋力低下とともに大腸
自体を動かす筋力の低下ともなり、ますます便秘
をひどくすることが多い。また、精神的にも下剤
依存性をおこす悪循環に陥いりやすい。 このため、便秘の予防、治療の一助として最近
食物、特に食物繊維の有用性、さらに整腸、およ
び便秘の解消にビフイズス菌の必要性が説かれ、
オリゴ糖類が同菌を大腸内で生育させるための重
要な因子として評価をうけている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 すでに述べたように下剤に代つて食物繊維、オ
リゴ糖等の食品が便秘解消に有力とされてきた。
これは下剤にある欠点を解決し、大変有望である
ものの、食物繊維が頑固な便秘に対し効果を現わ
すには時間を要し、その目的達成が十分でない場
合もある。また、オリゴ糖類も一過性ではあるも
のの、下痢をおこす場合があり、この下痢は水
分、電解質等の損失をともなつて非健康的であ
り、またその使用に際しては、不意の便意を催す
等注意を要するものである。 本発明は、上記の欠点を解消して便通を規則的
に自然に便意を催すとともに、便秘解消后も適切
な排便の維持とともに、整腸作用を求めるもので
ある。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の発明者らは、便秘ならびに下剤につい
て永年研究を行う一方、きのこ類の生理活性につ
いても実験的研究を行つてきた。この結果、特開
昭62−289521号の明細書に示す如く、マイタケに
緩下作用のあることを発見している。その后も、
これらきのこ類の生理活性の実験、研究を続け、
すぐれた幾多の作用があることを知つたが、その
うちでも、特に乾燥しいたけ末を飼料に配合して
ラツトに摂食させた場合、その糞便中の水分率
が、他のきのこ類の乾燥物、例えばエノキタケ、
シメジ、マツシユルームの各乾燥末に比べて、高
くすぐれていることを発見した。すなわち、乾燥
しいたけ末を飼料に配合してラツトに与えると、
ラツトの糞便中水分含有率(WCF)が約10%強
上昇し、70〜72%となり、やゝ軟便化する。この
効果は、しいたけ中に存在する豊富な、かつ目的
に適した水に不溶性、若しくは水に難溶性食物繊
維によるものではないかと考えられる。さらに、
乾燥しいたけ末は腸内菌叢を一般に低下させる傾
向があり、例えば代表的有用菌である腸内ビフイ
ドバクテリユームの菌数も低下させる傾向がある
ことも判つた。 一方、フラクトオリゴ糖はシヨ糖を原料として
酸素を作用させて製造され、シヨ糖のフラクトー
ス残基に1〜3分子のフラクトースがC2とC1
の位置でβ結合したオリゴ糖である。〔ライフサ
イエンス出版(株)発行「治療学」14巻5号、635−
638頁(1985)〕このオリゴ糖を摂取すると、腸内
菌叢を変え、ビフイズス菌が増加し、糞便のPHが
酸性側に移行して整腸作用を現わし、この他に血
中コレステロール、血圧等の改善が認められる。
本発明者らは、糞便中WCFが55%〜60%の正常
ラツトにフラクトオリゴ糖配合飼料を摂食させる
と、その糞便中WCFは一過的に15%以上上昇し、
75%以上の水分率となることを認めた。この場
合、ラツトは下痢便ないし水様性便を排泄し、ラ
ツトの体が糞便で汚染をうける。そして、約2週
間后には、同水分率は70%前后となり、やゝ軟便
状の便を排泄する。この実験的事実はフラクトオ
リゴ糖が頑固な便秘に適することを示している。
またこのラツトの腸内菌叢は一般に増加の傾向を
示す。例えば、有用菌の1つであるビフイドバク
テリユーム(Bifidobacterium)、また有害菌の
1つであるクロストリジウム(Clostridium)の
各菌数とも増加する。 ところが、両者、すなわち乾燥しいたけ末とフ
ラクトオリゴ糖を飼料に配合して、これをラツト
に摂食させると、全期間糞便中水分率はほゞ70%
〜72%(通常便55%〜62%)となり、糞便はやゝ
軟便状を呈し排泄し易く、下痢便のような不快便
とはならない。また、腸内菌叢については、乾燥
しいたけ末単独摂食の場合に比べて有用菌は増加
し、フラクトオリゴ糖単独摂食の場合に比べて有
用菌が減少する相乗効果のある結果を得た。 すなわち、乾燥しいたけとフラクトオリゴ糖を
配合させると、その各々の特性が特徴づけられ、
頑固な便秘が解消し、さらに本配合物を摂食し続
けると、排便に適した糞便水分率を保つた排便を
続けることが可能で、さらに有効菌の繁殖を助長
し、有害菌の繁殖を抑制することが出来る。また
このすぐれた作用は摂食を中止したあとも効果が
残留する特長をもつことが判明した。 本発明は上記の新知見に基づくもので、シイタ
ケ粉末にフラクトオリゴ糖を配合もしくは組み合
わせまたはそれらを添加してなる健康志向型食品
に関する。 シイタケ粉末は乾燥シイタケの粉末が用いられ
る。乾燥シイタケには毒性が無いので長期にわた
る摂取に適している。 フラクトオリゴ糖は市販品として容易に入手で
きる。 本発明によるシイタケ粉末に対するフラクトオ
リゴ糖の配合比率は重量で前者90−50%に対して
後者10−50%の範囲が好ましく、特に前者85−70
%に対して後者15−30%が好ましい。 両者は混合物の形にしてもよい。シイタケ粉末
はカサ比重が小さくカサ高できわめて飛散しやす
い。一方フラクトオリゴ糖は粉末の形態で用いる
と吸湿性が非常に強く、短時間空中に放置しても
吸湿して粘着性となり取扱いや摂食に不便である
が、シイタケ粉末と混合することによりそれらの
欠点を克服し、かつシイタケ粉末の容積を小さく
すると同時にその飛散性を抑制した混合物を得る
ことができる。 所望により、シイタケ粉末とフラクトオリゴ糖
を組み合わせ、別けて摂取するようにしてもよ
い。たとえば、ホツトケーキ中にシイタケ粉末を
混入し、密の中にフラクトオリゴ糖を含有させて
供用することができる。 シイタケ粉末とフラクトオリゴ糖には、食品と
しての用途を防げない限り、たとえば、ビタミ
ン、ミネラルなどの他の材料を配合、添加もしく
は組み合わせてもよい。 本発明の食品は種々の態様で供用することがで
きる。 たとえば、シイタケ粉末とフラクトオリゴ糖の
混合物を顆粒や錠剤に成型し、また必要に応じ
て、粉末もしくは顆粒の形態でステイツク包装
し、またはカプセルに充填してもよい。 また、本発明のシイタケ粉末とフラクトオリゴ
糖はジユース、ジヤム、マーマレード、ヨーグル
ト、クツキー、ビスケツト、パン、うどん、ふり
かけ、みそ汁、スープ、ところ天などの食品に配
合、添加もしくは組み合せて用いてもよい。 本発明の食品の適当な摂取量はシイタケ粉末と
フラクトオリゴ糖の相対的割合にもよるが、たと
えば実施例2の製品の場合、成人1日6−9gを
1日に2−4回に別けて連日摂取することによ
り、3−4日後から自然排便となり、残便感もな
くすることができる。さらに1−2週間の連続摂
取により、毎日ほゞ一定時間に便意を催させるこ
とができ、便秘の随伴症状も消失させることがで
きる。なお、長期の連続摂取による副作用は認め
られない。 現在、市販の整腸を目的とした食品は、水溶性
のオリゴ糖を配合した食品が多いが、これでは不
充分であり、本発明においては、さらにシイタケ
粉末を併用するために、下痢を起すことなく大便
中の水分を保つて適度の便通を与え、かつ有害物
の吸着、排泄の機能を持たせることができる。 なお、本発明の食品は前記の特徴ある作用の
他、血圧降下作用、血中コレステロールの低下作
用、免疫賦活作用、有害物質の腸管中での吸収阻
害作用等広範囲の作用が期待される。 次に実験例および実施例の形で本発明をさらに
説明する。 実験例 ウイスター系ラツト、5週令、雄を1週間予備
飼育ののち、6匹1群として4群、I,,お
よびに組分けを行い、各群のラツトに、次の各
飼料を摂食させ4週間飼育した。なお飼育条件は
全期中、温度25±1℃、相対湿度55%、照明時間
7時〜19時の飼育室において実施した。 I 対照群 市販ラツト用飼料CRF−1(日本チ
ヤールス・リバー社製) 乾燥しいたけ末7.5%、フラクトオリゴ糖2.5
%をCRF−1へ配合 乾燥シイタケ末10%をCRF−1へ配合 フラクトオリゴ糖10%をCRF−1へ配合 上記飼育で4週間飼育后、全群ともCRF−1
に飼料をきりかえ、さらに2週間飼育した。これ
ら全期間中の糞便中水分率を表−1に、腸内菌
叢、ビフイドバクテリユームおよびクロストリジ
ユームの各菌数の消長を、おのおの表−2、表−
3に示す。
【表】
【表】
【表】
〔発明の効果〕
本発明によれば、シイタケ粉末とクラクトオリ
ゴ糖を併用することにより整腸作用があり、自然
な便通を与える健康志向型食品が提供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シイタケ粉末90−50%(重量)に対してフラ
    クトオリゴ糖10−50%(重量)を混合もしくは組
    み合わせてなる健康志向型食品。 2 シイタケ粉末85−70%(重量)に対してフラ
    クトオリゴ糖15−30%が混合される請求項1記載
    の食品。 3 シイタケ粉末とフラクトオリゴ糖の混合物が
    顆粒もしくは錠剤に成型され、または粉末もしく
    は顆粒の形態でステイツク包装されもしくはカプ
    セルに充填された請求項1記載の食品。 4 乾燥シイタケ粉末またはフラクトオリゴ糖に
    さらにビタミン、ミネラルの1以上が配合された
    請求項1,2または3記載の食品。 5 シイタケ粉末とフラクトオリゴ糖を、重量で
    前者90−50%に対して後者10−50%の割合で、他
    の食品に配合、添加もしくは組み合わせてなる食
    品。
JP1300038A 1989-11-17 1989-11-17 健康志向型食品 Granted JPH03160972A (ja)

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JP1300038A JPH03160972A (ja) 1989-11-17 1989-11-17 健康志向型食品

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JP1300038A JPH03160972A (ja) 1989-11-17 1989-11-17 健康志向型食品

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JPH03160972A JPH03160972A (ja) 1991-07-10
JPH0473983B2 true JPH0473983B2 (ja) 1992-11-25

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JP1300038A Granted JPH03160972A (ja) 1989-11-17 1989-11-17 健康志向型食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2872635B2 (ja) * 1995-08-03 1999-03-17 千葉真知子クッキングスタジオ有限会社 健康食品

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6363366A (ja) * 1986-09-03 1988-03-19 Iwatani & Co 整腸増進健康食品
JPH01240175A (ja) * 1988-03-19 1989-09-25 Unie Koroido Kk 高ファイバー飲料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6363366A (ja) * 1986-09-03 1988-03-19 Iwatani & Co 整腸増進健康食品
JPH01240175A (ja) * 1988-03-19 1989-09-25 Unie Koroido Kk 高ファイバー飲料

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