JPH0473545A - 冷暖房兼用空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷房運転及び暖房運転の切換えを可能とした空
気調和機に関する。

〔従来の技術〕

冷暖房兼用の空気調和機は第４図系統図に示すように、
圧縮機１．四方弁２．送風機４を備えた室外熱交換器３
及び絞り装置５を有する室外ユニツＭと、送風機７を備
えた室内熱交換器６を有する室内ユニット■とから構成
され、室内ユニツｌ−Ｕは第５図断面図に示すように、
ケーシング１１の前面上方に室内の空気を吸込むための
吸込口１２とケーシング１］の前面上方に室内へ空気を
吹出すための吹出口１３かそれぞれ設けられ、室内熱交
換器６の直下にはドレンパン１４か配設されている。

この種のヒートポンプ式空調機においては、切換スイッ
チ９を冷房運転に設定すると、制御装置８の出力信号に
より、四方弁２は実線に示す位置に切換えられ、冷媒は
圧縮機１．室外熱交換器３．絞り装置５．室内熱交換器
６の順に冷媒回路を循環して冷房運転が行われる。すな
わち、圧縮機１で圧縮された高温高圧の冷媒ガスは四方
弁２を経て室外熱交換器３に入り、ここで送風機４から
送風される外気と熱交換することによって凝縮液化する
。次いで液化された冷媒液は絞り装置５で減圧膨張した
後、室内熱交換器６に入り、ここで送風機７から送風さ
れる室内空気と熱交換することによって蒸発気化し、冷
媒ガスとなって圧縮機１に吸入され、ここで再圧縮され
る。

その際、第５図に示すように、室内から送風機７により
吸引された空気は吸入口１２を経て室内熱交換器６を通
過する過程で冷却され冷風きなって吹出口１３から室内
に吹出し、また室内から吸引された空気中の水分は室内
熱交換器６の表面で結露して水滴となり、この水滴はド
レンパン１４内に流下して外部へ排出される。

次に切換スイッチ９を暖房運転に切換えると、制御装置
８の出力信号により四方弁２は破線の位置に切換えられ
、冷媒は圧縮機１．室内熱交換器６．絞り装置５．室外
熱交換器３の（狛に冷媒回路を循環して暖房運転か行わ
れる。すなわち、圧縮機１で圧縮された高温高圧の冷媒
ガスは四方弁２を経て室内熱交換器６に入り、ここで送
出８！７から送圧される室内の空気、ｌｌ！：Ｆｉ！ｌ
！交換することによって、凝縮液化する。次いでこの液
化された冷媒液は絞り装置５で減圧膨張した後、室外熱
交換器３に入り、ここで送風機４から送出される外気と
熱交換することによって蒸発気化し、冷媒カスとなって
圧縮機１に吸入されここで再度圧縮される。

その際、第５図に示すように、室内から送風機７により
吸引された空気は吸込口１２を経て室内熱交換器６を通
過する過程で加熱され温風となって吹出口］３から室内
に吹出す。

なお、切換スイッチ９か自動運転に設定された場合には
、制御装置８を介して室内温度等に応動して四方弁２を
目動的に切換えるようにしたものもある。

〔発明か解決しようとする課題〕

しかしながら、このような従来の空気調和機にあっては
、冷房運転から暖房運転に切換えた際には室内熱交換器
６０表面には冷房運転中に結露した水滴か付着滞溜して
おり、この水滴が暖房運転時の室内熱交換器６内を通流
する高温の冷媒から吸熱して蒸発するので、暖房運転へ
の切換当初は高湿開状態の空気が吹出口１３より室内に
吹出し、在室者に蒸暑さ等の不快感を与える。

本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、冷
房運転から暖房運転に切換えた際、高湿度空気が室内に
吹出すことを防止する冷暖房兼用空気調和機を提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そのために本発明は、冷媒回路内を循環する冷媒の通流
方向を切換えることにより、冷房運転と暖房運転の切換
を可能とした空気調和機において、切換スイッチが冷房
運転に引続き暖房運転に切換えられたとき、室内熱交換
器に付着している水滴が蒸発し終わるまでの間は一時的
に当該室内熱交換器に送風する送風機を停止することに
よる予熱運転を行う制御装置を設けたことを特徴とする
。

〔作用〕

このようｆｉ構成によれば、冷房運転か行われた後暖房
運転に切換えたとき、圧縮機、室内熱交換器、絞り装で
、室外熱交換器の順に接続された暖房運転冷媒回路か形
成され、この冷奴回路内を冷媒か循環するとともに、上
記室内熱交換器に送出する送出機を停止することによる
予熱運転か行われる。

これにより、辻圧機の停止中、室内熱交換器に付着して
いる水滴か暖房運転冷媒回路内を通流する高温の冷媒に
よりカＩ′］熱蒸発されて室内へ徐々に自熱拡散し、上
記水滴か蒸発し終わ−、た後、送風機の運転か開始され
て暖房運転か行われる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面について説明すると、第１図は
その冷媒系統図、第２図は第１図の制御ｇ百を示すブロ
ック線図、第３図は第２図の変形例を示す同しくブロッ
ク線図である。

上図において、第４図と同一の符番はそれぞれ同図と同
一の部材を示し、本発明か第４図の構造と異なるところ
は、その制御装置に第２図に示す構造を採用したことに
ある。

すなわち、同図において、８は制御装置で冷房、暖房、
目動等の運転態様を設定する切換スイッチ９からの信号
を受けて、四方弁２を冷房運転時には実線位置へ、暖房
運転時には破線位置へそれぞれ切換え、また冷房運転か
ら暖房運転に切換えたときから所定時間は送風機７の運
転を停止することによる予熱運転を行う。この所定時間
は後記するように室内熱交換器６の表面に付着滞溜して
いる水滴が蒸発して除去されるに要する時間として予め
設定される。

そこで、本発明空調機においては、冷房運転か行われた
後に続いて切換スイッチ９を暖房運転に切換えると、制
御装置８は切換スイッチ９からの信号を受けて、第２図
に示すように、出力器２１は四方弁２を切換えるととも
に、送風機７の運転を一時的に停止し、これによって予
熱運転か行われる。また同時に、切換スイッチ９の信号
は時間積算器２２に出力し、これにより時間積算器２２
は上記予熱運転の開始からの時間を積算開始し、この積
算値が比較器２３に入力し、ここで時間設定器２４から
の設定値つまり設定時間と比較されて、前者が後者を上
回ったとき出力器２１に出力する。すると出力器２１゛
は送風機７を運転開始し、これにより暖房運転か行われ
る。

なお、予熱運転は温度検出器の検出信号に基づいて停止
した送風機７の運転を開始することで終了するようにす
ることもできる。すなわち、第３図において、３４は室
内熱交換器６の表面に取付けられた温度センサー等の温
度検出器であり、この検出信号は比較器３２に入り、こ
こで温度設定器３３から入力した設定値と比較され、冷
房運転から暖房運転に切換えられたとき、切換スイッチ
９の信号に基づき出方器３１を経て四方弁２の切換及び
送風機７が停止されて予熱運転が行われる。

そうすると、室内熱交換器６内には圧縮機１で圧縮され
た高温の冷媒ガスが通流し、この通流過程で室内熱交換
器６の表面に付着している水滴は蒸発し、冷ＩＪＸ温度
は低下し、前記水滴の蒸発か終わるまで略一定温度を推
移する。

この後、水滴か除去されると、冷媒温度が上昇し、この
温度が温度検出器３４に検出されて設定値を上回ったと
き、比較器３２を経て出方器３１に入り、出方器３１は
送風機７を運転開始し、暖房運転か行われる。

いずれにしても、暖房運転の開始により、圧縮機上で圧
縮された高温高圧の冷媒ガスは四方弁２を経て室内熱交
換器６に流入し、ここで室内熱交換器６の表面に付着し
ている水滴を加熱して蒸発させ、これにより室内ユニッ
ト■のケーシング１１内の空気は高湿度状態となるが、
送風機７の運転は一時停止しているので、ケーシング１
１内の空気は徐々に吸込口１２や吹出口１３から室内に
自然拡散する。

この後、所定時間経過して室内熱交換器６の表面に付着
している水滴が完全に蒸発されて除去されたとき、制御
ｇ置８がらの信号を受けて送圧８！７の運転が開始し、
従前の要領で通常の暖房運転か行われる故、送風機７が
ら高湿空気か一時的にせよ吹出すことはなくなる。

〔発明の効果〕

このような空調機によれば、冷房運転が行われた後暖房
運転に切換えた際、−時的に送風機を停止することによ
り送風機の停止の間に室内熱交換器に付着している水滴
が蒸発して室内に徐々に自然拡散し、その後に送出様の
運転が開始されて暖房運転か行われるので、送出機から
高湿空気か従来のように一時的にせよ吹出すことはなく
なり、冷暖運転切換時の不具合が解消される。

要するに本発明によれば、冷媒回路内を循環する冷媒の
通流方向を切換えることにより、冷房運転と暖房運転の
切換を可能とした空気調和機において、切換スイッチが
冷房運転に引続き暖房運転に切換えられたとき、室内熱
交換器に付着している水滴が蒸発し終わるまでの間は一
時的に当該室内熱交換器に送風する送風機を停止するこ
とによるｆ熱運転を行う制御装置を設けたことにより、
冷房運転から暖房運転に切換えた際、高湿度空気が室内
に吹出すことを防止する冷暖房兼用空気調和機を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す空気調和機の系統図、
第２図は第１図の制御装置を示すブロック線図、第３図
は第２図の変形例を示す同じくブロック線図である。 第４図は公知のヒートポンプ式冷暖房兼用空調機の系統
図、第５図は第４図の横断面図である。 １・・・圧縮機、２・・・四方弁、３・・・室外熱交換
器、４・・・送風機、５・・・絞り装置、６・・・室内
熱交換器、７・・・送風機、８ａ・・・制御装置、９・
・・切換スイッチ、１１・・・ケーシング、１２・・・
吸込口、１３・・・吹出口、１４・・・ドレンパン、２
１・・−出力器、２２・・・時間積算器、２３・・比較
器、２４・・・時間設定器、３１・・・出力器、３２・
・・比較器、３３・・温度設定器、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷媒回路内を循環する冷媒の通流方向を切換えることに
   より、冷房運転と暖房運転の切換を可能とした空気調和
   機において、切換スイッチが冷房運転に引続き暖房運転
   に切換えられたとき、室内熱交換器に付着している水滴
   が蒸発し終わるまでの間は一時的に当該室内熱交換器に
   送風する送風機を停止することによる予熱運転を行う制
   御装置を設けたことを特徴とする冷暖房兼用空気調和機
   。