JPH03137460A - 空調機の電子式膨張弁制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一台の室外ユニットに対し、複数の室内ユニッ
トを冷媒配管で接続した多室形空気調和機の電子式膨張
弁制御装置に関するものである。

従来の技術 従来この種の多室空気調和機は、−台の室外ユニットに
対し、複数の室内ユニットを冷媒配管で接続したものが
ある。これを第２図に示して説明する。すなわち、室外
ユニット１の内部に圧縮機２、冷媒の流路を切換える四
方弁３、室外熱交換器４、冷媒の絞９機構として設けら
れ、各室内ユニッ）１８，１９．２０に対応して電子式
膨張弁１６．１６．１７を設けている。前記圧縮機２は
、前記各室内ユニッ）１８，１９．２０からの運転指令
が信号１１を介してインバータ部１０に送られ、このイ
ンバータ部１ｏの指令１２により駆動し、圧縮機２より
吐出した冷媒は前記四方弁３を通り、暖房運転時は前記
各室内ユニッｌ−１８，１９゜２０に送られて凝縮され
、前記電子式１膨張弁１６゜１６．１７により減圧され
て、前記室外熱交換器４により熱交換を行い、四方弁３
を介して圧縮機２に戻るというサイクルを形成している
。この暖房時において、前記電子式膨張弁１５　、１６
．１７は各室内ユニソ）１８，１９．２０のうち、運転
しようとする室内ユニットは運転命令を室外ユニット１
に指令する際に、電子式膨張弁制御装置１４に信号１３
を介して指令される。この電子式膨張弁制御装置１４は
一定時間毎に受液器６より細管６を介して圧縮機２に接
続した吸込管９に飽和温度を検出する飽和温度センサー
８と、吸込温度を検出する吸込温度センサー７とを検出
して、この両センサー７．８の温度差により、温度をサ
ンプリングし、信号２１によりその温度差に応じた電子
式膨張弁１５，１６．１７の開度を調節していた。また
暖房時停止している室内ユニットに対応する電子式膨張
弁の開度は、完全に閉鎖しない程度開くように信号２１
を介して電子式膨張弁制御装置１４より指令されており
、停止中の室内ユニットに凝縮される冷媒を受液器５側
に回収していた。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、暖房運転時において室外気
温が低く、室内外接続配管が長編管の場合、停止中の室
内ユニットにも冷媒が少量ながら流れているため、停止
中の室内ユニットの接続配管および凝縮器として作用し
ている室内ユニット内にも液冷媒が溜り込むため、運転
を行っている室内ユニットに供給される冷媒量が減少し
、蒸発器として作用する室外熱交換器での冷媒の蒸発圧
力が低下し、運転している室内ユニットの暖房能力低下
や、頻繁にデフロストになるため、圧縮機２の発停が頻
繁となり、そのために室内ユニットの能力変動が大きく
、室内温度が上昇・下降となシネ快感を与えるなどの課
題を有していた。

本発明はこのような課題を解決するもので、室外気温が
低い場合の暖房運転時、停止中の室内ユニットに溜り込
む液冷媒を回収することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、１台の室外ユニッ
トに対し、複数台の室内ユニットを接続し、前記室外ユ
ニット内に冷媒圧縮用の圧縮機と、冷房時と暖房時の冷
媒流路を切換える四方弁と、室外熱交換器と、各室内ユ
ニットに対応した電子式膨張弁と、受液器よシ導出し吸
込管に接続した管に吸込温度センサーと、飽和温度セン
サーと、外気温度を検知する外気温度センサーとを備え
、前記吸込温度センサーと飽和温度センサーおよび前記
各室内ユニットからの指令により制御される第１の電子
式膨張弁制御装置と、前記室内ユニットの内、停止中の
室内ユニットに溜り込む冷媒を回収するために、前記外
気温度センサーとタイマーにより、前記電子式膨張弁を
閉鎖しない程度に開口する第２の電子式膨張弁制御装置
を備えたものである。

作　　　用 この構成により、室外気温が低い場合の暖房運転時には
、外気温度センサーと電子式膨張弁制御装置によシ、停
止中の室内ユニットに対応する電子式膨張弁の開度を第
２の電子式膨張弁制御装置により通常状態より開くこと
で、停止中の室内ユニットの凝縮器に溜まり込む冷媒を
回収することとなる。

実施例 以下本発明による一実施例を第１図にもとづいて説明す
る。図において、室外ユニット２２の内部に圧縮機２３
、冷媒の流路を切換える四方弁２４、室外熱交換器２６
、冷媒の絞シ機構および冷房運転時の冷媒閉鎖用となり
、冷媒流量制御となる電子式膨張弁３６，３７．３８を
設けている。この電子式膨張弁３６．３７．３８は各室
内ユニット３９．４０．４１に対応して備えられている
。前記室内ユニットの運転指令は、信号３２を各して、
インバータ部３１に伝送され、インバータ部３１より信
号３３を介して圧縮機２３が駆動する。前記電子式膨張
弁３６，３７．３８は、受液器２６よシ細管２７を介し
、圧縮機２３に導出した吸込管３ｏに取付けられた飽和
温度センサー２９と吸込温度センサー２８を検出し、そ
の温度差と室内ユニッ）３９．４０．４１の運転指令を
伝える信号３４により、第１の電子式膨張弁制御袋＠Ａ
３５から信号４２介して開度を制御されている。例えば
室内ユニット３９が暖房運転命令を出し、他の室内ユニ
ット４０，４１が停止の場合、室内ユニット４０，４１
に対応する電子式膨張弁３７．３８は、室内ユニッ）４
０．４１に溜９込む冷媒を回収するために、閉鎖しない
程度だけ開くようにした、第２の電子式膨張弁制御装置
Ｂ４ａより信号４６を介して指令している。前記第２の
電子式膨張弁制御装置Ｂ４Ｂは、室外気温を検知する外
気温度センサー４３と、タイマー４４より室内ユニット
４０，４１に対応する電子式膨張弁３７　、３８の開度
を更に開けるかどうかの指令を信号４６を介して電子式
膨張弁３７．３８に指令している。

上記構成において、暖房時、室内ユニット３９を運転し
ている場合、外気ど温度が低い場合は、外気温度センサ
ー４３により外気温度を感知し、第２の電子式膨張弁制
御装置Ｂ４５により、暖房運転の開始後の一定時間およ
び運転中の一定間隔をおいた一定時間を、タイマー４４
にて測定し、その時間だけ信号４６を介して、停止中の
室内ユニッ）４０．４１に対応する電子式膨張弁３７，
３Ｂの開度を外気温度が高い場合よりも開けるようにし
ており、暖房運転開始時の低圧圧力を上昇させ、運転中
に停止中の室内ユニッ）４０．４１に溜り込む冷媒を一
定時間毎により早く、より多く回収するようにしている
。

発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明は、外気温
度センサーにより外気温度を感知し、外気温度により停
止中の室内ユニットに対応する電子式膨張弁の開度をタ
イマーにより、運転開始後の一定時間を測定する第２の
電子式膨張弁制御装置Ｂにより、運転中の一定間隔毎の
一定時間、外気温度が高い場合に比べて開くようにした
から、暖房運転開始時の低圧の下がり過ぎのため、室外
熱交換器に霜がつき、その影響で更に低圧圧力が下がシ
、充分な能力を引出さないままデフロスト運転に入って
しまうという不都合を防げる。また亨止中の室内ユニッ
トに溜υ込む冷媒を一定間隔毎に一定時間回収している
ため、低圧圧力を一定時間上昇させるため室外熱交換器
の着霜を取除くことも可能とな９、デフロスト運転に入
りにくくするため、室内ユニットの能力変動を少なくし
、室温変化を少なくするため快適感を増すという効果を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

第　２　図 米の空調機の冷凍サイクル図である。 ２２・・・・・・室外ユニット、２３・・・・・・圧縮
機、２４・・・・・・四方弁、２６・・・・・・室外熱
交換器、２６・・・・・・受液器、２８・・・・・・吸
込温度センサー、２９・・・・・・飽和温度センサー、
　３０・・・・・・吸込管、３６・・・・・・第１の電
子式膨張弁制御装置、３９，４０，４１・・・・・・室
内ユニット、３６，３了、３８・・・・・・電子式膨張
弁、４３・・・・・・外気温度センサー、４４・・・・
・・タイマー４６・・・・・・第２の電子式膨張弁制御
装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １台の室外ユニットに対し、複数台の室内ユニットを接
   続し、前記室外ユニット内に冷媒圧縮用の圧縮機と、冷
   房時と暖房時の冷媒流路を切換える四方弁と、室外熱交
   換器と、各室内ユニットに対応した電子式膨張弁と、受
   液器より導出し、吸込管に接続した管に吸込温度センサ
   ーと、飽和温度センサーと、外気温度を検知する外気温
   度センサーとを備え、前記吸込温度センサーと飽和温度
   センサーおよび前記各室内ユニットからの指令により制
   御される第１の電子式膨張弁制御装置と、前記室内ユニ
   ットの内、停止中の室内ユニットに溜り込む冷媒を回収
   するために、前記外気温度センサーとタイマーにより前
   記電子式膨張弁を閉鎖しない程度に開口する第２の電子
   式膨張弁制御装置を備えてなる空調機の電子式膨張弁制
   御装置。