JPH0473410A - 残圧保持機能付き圧油給排回路及びその圧油給排回路に用いる残圧保持用弁装置 - Google Patents

残圧保持機能付き圧油給排回路及びその圧油給排回路に用いる残圧保持用弁装置

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JPH0473410A
JPH0473410A JP2186470A JP18647090A JPH0473410A JP H0473410 A JPH0473410 A JP H0473410A JP 2186470 A JP2186470 A JP 2186470A JP 18647090 A JP18647090 A JP 18647090A JP H0473410 A JPH0473410 A JP H0473410A
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pressure
check valve
residual pressure
check
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JP2186470A
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Keitaro Yonezawa
慶多朗 米澤
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Kosmek KK
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Publication date
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    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/01Locking-valves or other detent i.e. load-holding devices
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧シリンダの油圧駆動室に接続された圧油
給排路に油圧ホースの破損などで油漏れが発生した場合
に、その油圧駆動室に所定の圧力を残すようにした残圧
保持機能付き圧油給排回路、及び、その圧油給排回路に
用いる残圧保持用弁装置に関する。
(従来の技術) この種の残圧保持機能付き圧油給排回路には、従来では
、特開昭54−108156号公報に記載されたものが
ある。
これは、第21図の回路図で示すように、油圧シリンダ
をクランプ装置に適用したものである。
即ち、複動杉油圧シリンダ401のピストン4O2の一
方側にクランプ用油圧駆動室403を設け、この油圧駆
動室403に接続したクランプ用圧油給排路404に強
制開弁機能付き逆止弁405を設け、ピストン402の
他方側に設けたアンクランプ用油圧駆動室406にアン
クランプ用圧油給排路407を接続しである。
そして、クランプ時には、アンクランプ用油圧駆動室4
06から圧油を排出するとともにクランプ用油圧駆動室
403に圧油を供給することにより、油圧シリンダ40
1が収縮して、クランプ具409で被固定物410が抑
圧固定される。このクランプ状態において、油圧ホース
の破損などで逆止弁405の入口側の圧力が異常に低下
した場合には、逆止弁405で逆流を阻止してクランプ
用油圧駆動室403に圧力を残すことにより、被固定物
410のズレ動きや落下が防止される。なお、逆止弁4
05からの微小漏れはアキニームレータ411で補給す
るようになっている。
一方、アンクランプ時には、アンクランプ用圧油給排路
407からアンクランプ用油圧駆動室406へ圧油を供
給すると、パイロット油路413の油圧力で逆止弁40
5が開弁されて、クランプ用油圧駆動室403からの圧
油の排出が許容され、油圧シリンダ401が伸長するの
である。
(発明が解決しようとする課題) 上記の従来技術は、逆止弁405の入口側で圧漏れが起
こってもその逆止弁405の逆止作用でクランプ状態を
保てる点で優れるが、次の問題かある。
例えば射出成形機の金型の油圧クランプ装置のように、
クランプ状態で油圧シリンダが高熱にさらされる場合に
は、圧油の体積膨張によってクランプ用油圧駆動室40
3の圧力が漸増していく。
このため、油圧シリンダ401のクランプ力が過度に高
まり、被固定物410を傷めるおそれがある。
本発明は、逆止弁で油圧駆動室に圧力を残すことと、油
圧駆動室の過度の圧力上昇を防止することとを両立させ
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) (請求項1の発明) 上記の目的を達成するために、圧油給排回路に次の改良
を加えた。
例えば、第2図から第4図に示すように、圧油給排路(
3)にバイパス路(16)を逆止弁(14)と並列に接
続し、バイパス路(16)に、残圧保持弁(17)と流
動抵抗付与手段(21)とを直列に設け、 残圧保持弁(17)はリリーフ式に構成され、その開弁
作動は、逆止弁出口(14b)の受圧力と、逆止弁入口
(14a)の受圧力および残圧保持バネ(19)の弾圧
力の合力との、差力でなされるように構成し、 圧油給排路(3)と圧油排出路(7)とにわたって、圧
力補償弁(12)を圧油給排切換手段(4)と並列に設
け、圧力補償弁(12)は油圧駆動室(2)の微速油圧
上昇分のみを排圧するように構成した。
(請求項3の発明) また、請求項1の圧油給排回路に用いる残圧保持用弁装
置に次の改良を加えた。
例えば、第1図と第7図、又は、第8図・第9図・第1
0図・若しくは第11図にそれぞれ示すように、 弁ケーシング(27)内で、作業ポート(A)から圧力
ポート(P)に至るまでの間に、逆止弁座(28)及び
逆止弁室(29)と並列状にバイパス路(16)を設け
、 バイパス路(16)に、残圧保持弁(17)と、絞り路
(44)を有する流動抵抗付与手段(21)とを直列に
設け、 残圧保持弁(17)は、リリーフ式に構成され、残圧保
持弁体(38)を残圧保持バネ(19)で残圧保持弁座
(40)に閉弁弾圧してなり、その残圧保持バネ(19
)の弾圧力は、作業用ボー1(A)の圧力が作業用設定
圧力(H)に到達した時の、残圧保持弁体(38)が受
ける逆止弁出口(14b)の受圧力よりも小さい値に設
定し、上記の残圧保持弁体(38)の開弁作動は、逆止
弁出口(14b)の受圧力と、逆止弁入口(14a)の
受圧力および残圧保持バネ(19)の弾圧力の合力との
、差力でなされるように構成した。
(請求項8の発明) 圧油給排回路に次の改良を加えた。
例えば、第13図と第14図に示すように、油圧駆動式
の強制開弁手段(115)は、その油圧駆動室を、開弁
・開弁解除用の圧油給排路(182)と圧油給排切換手
段(183)を介して、開弁用の圧油供給路(184)
と開弁解除用の圧油排出路(185)とに選択的に接続
してなり、逆止弁出口(114b)と強制開弁手段(1
15)の圧油給排路(182)とをリリーフ路(116
)で接続し、IJ IJ−フ路(116)に流動抵抗付
与手段(121)とリリーフ式の残圧保持弁(117)
とを設け、 その残圧保持弁(117)の開弁作動は、逆止弁出口(
114b)の受圧力と残圧保持バネ(119)の弾圧力
との差力でなされるように構成した。
(請求項9の発明) また、請求項8の圧油給排回路に用いる残圧保持用弁装
置に次の改良を加えた。
例えば、第12図又は第15図に示すように、油圧駆動
式の強制開弁手段(115)は、逆止弁体(130)に
油密移動自在に嵌合される開弁用油圧ピストン(133
)が、パイロットポート(F)からの油圧力で開弁側へ
駆動されるように構成し、逆止弁出口(114b)とパ
イロットポート(F)とを開弁用油圧ピストン(133
)内のリリーフ路(116)で接続し、 リリーフ路(116)に、絞り路(144)を有する流
動抵抗付与手段(121)と残圧保持弁(117)とを
順に設け、 残圧保持弁(117)は、リリーフ式に構成され、残圧
保持弁体(138)を残圧保持バネ(119)で残圧保
持弁座(140)に閉弁弾圧してなり、上記の残圧保持
弁体(138)の開弁作動は、逆止弁出口(114b)
の受圧力と残圧保持バネ(119)の弾圧力との差力で
なされるように構成した。
(請求項12の発明) 残圧保持用弁装置に次の改良を加えた。
例えば、第16図から第18図に示すように、弁ケーシ
ング(227)に弁座筒(239)を油密移動自在に挿
入し、弁座筒(239)に、開弁具(235)の挿入孔
(236)と逆止弁座(228)と逆止弁室(229)
とを直列状に設け、 弁座筒(239)を残圧保持バネ(219)で逆止弁体
(230)へ向けて閉弁弾圧し、 その逆止弁体(230)を逆止バネ(231)で逆止弁
座(228)へ向けて閉弁弾圧するとともに、その所定
量以上の閉弁移動を開弁具(235)で阻止した。
(作用) 本発明は次のように作用する。
(#求項Iの回路)・第2図から第4図参照逆止弁人口
14aの圧力が第1圧力範囲R1内にある正常圧状態に
おいて、油圧シリンダ1の受熱による圧油の体積膨張に
よって油圧駆動室2及び逆止弁出口14bの圧力が微速
度で上昇した場合には、その油圧力で残圧保持弁17が
開弁し、上記の油圧上昇分が残圧保持弁17・圧油給排
回路3・圧力保障弁12を順に経て圧油排出路7へ逃が
される。その結果、油圧駆動室2の圧力が過度に上昇す
ることが防止される。
また、逆止弁人口14aが第1圧力範囲R,にある正常
圧状態において、油圧ホース10の破損による急激な油
漏れや配管からの微少量の油漏れが発生して、逆止弁入
口14a側の圧力が異常低下した場合には、逆止弁出口
14bからの受圧力が、逆止弁人口14aからの受圧力
と残圧保持バネ19との合力に打ち勝って残圧保持弁1
7を開弁させ、油圧駆動室2内の圧油が残圧保持弁17
と流動抵抗付与手段21とを経て圧力ポートPへ緩やか
に排出されていく。しかし、逆止弁出口14b側の圧力
が第2圧力範囲R7にまで低下した時点で、残圧保持バ
ネ19が残圧保持弁I7を閉弁させることにより、それ
以上の圧力低下を防止して、油圧駆動室2を第2圧力範
囲R1の圧力に保つ。
(請求項3の弁装置)・第1図と第7図参照圧力ポート
Pの圧力が第1圧力範囲R,から第2圧力範囲R1にま
で低下したときに、残圧保持ハネ19の弾圧力で残圧保
持弁体38が残圧保持弁座40に閉弁接当する。このた
め、残圧保持弁17は、開閉用操作装置を省略して簡素
な構成ですむ。また、残圧保持バネ19の弾圧力を小さ
い値に設定することにより、バネを小形化して弁装置1
1を小形に造れるうえ、残圧保持弁体38と残圧保持弁
座40との閉止接当力が小さくなって封止寿命が長くな
る。
(ill求項8の回路)・第13図と第14図参照逆止
弁人口114aの圧力が第1圧力範囲R。
内にある正常圧状態において、油圧シリンダ101の受
熱による圧油の体積膨張によって油圧駆動室102及び
逆止弁出口114bの圧力が微速度で上昇した場合には
、その上昇油圧で残圧保持弁117が開弁して、逆止弁
出口114bの圧油が流動抵抗付与手段121・残圧保
持弁117・圧油給排路182・圧油給排切換手段18
3を順に経て開弁解除用圧油排出路185へ逃がされる
その結果、油圧駆動室2の圧力が過度に上昇することが
防止される。
また、逆止弁入口114aが第1圧力範囲R1にある正
常圧状態において、油圧ホース110の破損や配管から
の油漏れ等が発生して、逆止弁入口114a側の圧力が
異常低下した場合には、残圧保持バネ117の弾圧力が
逆止弁出口114bからの受圧力に打ち勝って残圧保持
弁117を閉弁状態に保つ。これにより、油圧駆動室1
02の圧力が第1圧力範囲R1内に保たれる。
(請求項9の弁装置)・第12図参照 逆止弁体130と開弁用油圧ピストン133との内部を
貫通するリリーフ路116に残圧保持弁117と流動抵
抗付与手段121を設けたので、その残圧保持弁117
や流動抵抗付与手段121の専用のケーシングを省略で
き、弁装置111を小形かつ簡素に造れる。
(請求項12の弁装置)・第16図から第18図参照圧
力ポートPの圧力が正常な状態において、油圧シリンダ
の受熱による圧油の体積膨張によって作業ポートAの圧
力が微速油圧上昇した場合には、弁座筒239か開弁移
動するのに対して逆止弁体230の閉弁移動が開弁具2
35で受け止められることにより、逆止弁214か開弁
して、上記の油圧上昇分が圧力ポートPから圧油排出路
へ逃がされる。その結果、油圧駆動室の圧力が過度に上
昇することが防止される。
また、圧力ポートPの圧力が正常な状態から異常低下し
た場合には、逆止弁214は、上記と同様に、出入口の
差力で一旦開弁するが、設定圧力にまで低下したときに
、残圧保持バネ219で閉弁作動される。これにより、
圧力ポートPはそれ異常に圧力低下することが防止され
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面で説明する。
(第1実施例) 第1図から第7図は、第1実施例を示している。
まず、第2図と第3図とで、残圧保持機能付き圧油給排
回路の構成とその作動を説明する。
第2図の回路図は、単動形バネ復帰式油圧シリンダ1を
伸縮操作する装置を示している。
油圧シリンダlの油圧駆動室2は、圧油給排路3と圧油
給排切換手段4とを介して、作業用の圧油供給路5の始
端部の油圧源6と復帰用の圧油排出路7の終端部の油タ
ンク8とに選択的に接続される。圧油給排切換手段4は
、1つの切換弁からなり、供給位置Mと排出位置Nとに
切換え操作可能になっている。上記の油圧駆動室2と圧
油給排路3の油圧ホース10との間に残圧保持用弁装置
11が設けられる。また、圧油給排路3と圧油排出路7
とにわたって、圧力補償弁12が圧油給排切換手段4と
並列に設けられる。
残圧保持用弁装置11は、強制開弁機能付き逆止弁14
と、油圧作動式の強制開弁手段15と、逆止弁14と並
列に接続したバイパス路16と、そのバイパス路16に
直列に設けた残圧保持弁17及び流動抵抗付与手段21
とを備えている。残圧保持弁17の弁体は、逆止弁入口
14aの受圧力と残圧保持バネ19の弾圧力との合力で
閉弁側へ押圧されるとともに、逆止出口14bの受圧力
で開弁側へ押圧される。また、圧力補償弁12は、絞り
弁23とリリーフ弁24とを直列に接続してなる。
油圧シリンダ1の伸長操作時には、切換手段4を供給位
置Mに切り換えるとともに、強制開弁手段15を圧油の
排出位置に切り換える。すると、油圧源6の圧油が、弁
装置11の圧力ポートP・逆止弁入口14a・出口14
b・作業ポートAを経て油圧駆動室2へ流入し、油圧シ
リンダ1を伸長させていく。油圧駆動室2及び作業ポー
トAの圧力は、伸長抵抗の増加に伴って増加していき、
油圧[6の圧力とほぼ同じ圧力である第1圧力範囲R3
内の作業用設定圧力H(ここでは245kgf/am”
)に到達して油圧シリンダ1の伸長が完了する(時刻1
+)。なお、残圧保持弁17は、逆止弁人口14a側の
圧力が高まっていく途中の過程では、残圧保持バネ19
の弾圧力で閉弁状態に保たれている。
上記の伸長完了状態においては、油圧シリンダ1が外部
から受熱した場合には、圧油の体積膨張によって油圧駆
動室2の圧力が微速度で上昇し始める(時刻11)。作
業ポートAの圧力が、残圧保持弁17の残圧保持バネ1
9の弾圧力とリリーフ弁24のバネ力とで決定される圧
力(ここでは300から325 kgr/cm’程度)
にまで高まると(時刻t3)、残圧保持弁17がその微
速油圧上昇分のみを圧力補償弁12を介して圧油排出路
7から油タンク8へ排出する。これにより、作業ポート
A及び油圧駆動室2の圧力か第1圧力範囲R1内に保た
れる。
また、同上の油圧シリンダ1の伸長状態において、油圧
ホース10の破損などで圧力ポートPの圧力が急激に異
常低下し始めた場合は(時刻14)、逆止弁14が逆止
弁出口14b側から逆止弁入口14a側への逆流を阻止
するのに対して、残圧保持弁17が逆止弁出口14bの
受圧力で開弁されて作業ポートAから圧力ポートPへの
圧油の流出を許容するので、作業ポートAの圧力が低下
してい((−点鎖線図参照)。作業ポートAの圧力が第
2圧力範囲R7内の残圧用設定圧力(ここでは50kg
f/cm’)にまで低下すると(時刻ts)、残圧保持
弁17が残圧保持バネ19で閉弁される。これにより、
作業ポートA及び油圧駆動室2の圧力が第2圧力範囲R
1内に保たれる。また、同上の時刻t4で配管からの微
小漏れ等で圧力ポートPの圧力が微速度で異常低下し始
める場合には、作業ボーl−Aの圧力も微速度で低下し
ていく(2点鎖線図参照)。すると、上記と同様に、作
業ポートAの圧力が前記の第2圧力範囲R,内の圧力に
まで低下した時に(時刻ts)に残圧保持弁17が閉弁
され、作業ポートA及び油圧駆動室2の圧力が第2圧力
範囲R1内に保たれる。
一方、油圧駆動室2が前記の第1圧力範囲R1内に保た
れた状態で、油圧シリンダ1を収縮操作する時には、圧
油給排切換手段4を排出位置Nに切換えるとともに、油
圧作動式の強制開弁手段15を圧油の供給位置に切換え
る(時刻11)。すると、逆止弁14の逆止状態が解除
されて、油圧駆動室2内の圧油が作業ポートA・逆止弁
出口14b・逆止弁入口14a・圧力ポートP・排出位
置Nの切換手段4を順に経て油タンク8へ排出される。
これに伴って、油圧駆動室2の圧力が急速に低下してい
き、油圧シリンダ1の収縮が完了するのである(時刻t
s)。
なお、油圧シリンダ1の収縮操作は、次の手順で行って
もよい。作業ポートA及び油圧駆動室2の圧力が第1圧
力範囲R,内に保たれた状態において、まず、前記の時
刻t4で切換手段4だけを排出位置Nに切換える。する
と、残圧保持弁17が開弁されて、ここから油圧駆動室
2内の圧油が排出されて、油圧駆動室2の圧力が第2圧
力範囲R1にまで低下する(時刻ts)。この状態で、
強制開弁手段15を圧油の供給位置に操作して逆止弁1
4を開弁させる(時刻ts)。これにより、油圧駆動室
2の圧力が低下して油圧シリンダ1の収縮が完了するの
である(時刻to)。
以下、上記構成の圧油給排回路と残圧保持用弁装置11
の具体的な構成を、第4図から第7図及び第1図で説明
する。
第4図は、回転テーブル式の射出成形機に金型を固定す
るための油圧クランプ装置50を示している。
射出成形機の円形の回転テーブル枠51には、第一金型
52と第二金型53がそれぞれ2台の油圧クランプ54
・54で固定される。各油圧クランプ54は、そのハウ
ジング55の両側壁がボルト57・57で回転テーブル
枠51に固定されており、ハウジング55から進出させ
た各クランプ具62が各金型52・53の上下の被固定
部52a・53aを押圧するようになっている。
これら油圧クランプ54は、回転テーブル枠51の外周
面51a内に装着可能にするため、金型52・53に対
して傾斜した方向ヘクランプ具62を進退移動させるよ
うに構成されている。
即ち、第5図の縦断面図と第6図の平面図に示すように
、油圧クランプ54のハウジング55内に油圧シリンダ
1のシリンダ穴58が前下り傾斜状に形成される。シリ
ンダ穴58の傾斜角度θは、ハウジング55をコンパク
トに造るうえで約35度に設定することが好ましい。上
記シリンダ穴58に油圧ピストン59がパツキン60を
介して前進・後退移動自在に油密状に挿入される。シリ
ンダ穴58内でピストン59の後面に臨ませて油圧駆動
室2が形成される。クランプ具62は、ピストン59の
上寄り部からその前進側へ向けて直接に連出されている
また、ピストン59の前面から後ろ向きにバネ収容穴6
6が形成される。このバネ収容穴66の軸心には、ピス
トン59の軸心Jよりも下側に変位される。バネ収容穴
66には、圧縮コイルバネからなるアンクランプ用バネ
67が挿入される。
このアンクランプ用バネ67は、ハウジング55のビン
挿入孔68に挿入したバネ受けピン69とピストン59
との間に装着される。クランプ具62の両横側部には、
バネ受けビン69との干渉を避けるため、左右一対の遊
動溝71・71が前面開口状に形成されている。
そして、油圧クランプ54を図示のクランプ状態へ切換
えるときには、油圧駆動室2内へ圧油を供給する。する
と、その油圧力でピストン59が前進駆動させられて、
クランプ具62が、ノ・り)ング55の前面55a外の
クランプ位置に前進させられる。これにより、クランプ
具62が金型52の被固定部52aを回転テーブル枠5
1に押圧固定するのである。
上記油圧クランプ54のハウジング55に残圧保持用弁
装置11が設られる。
第1図に示すように、弁装置11の弁ケーシング27は
、ハウジング55の肉壁部分73と蓋ボルト74とから
なる。この弁ケーシング27内で、圧力ポートPに逆止
弁座28と逆止弁室29とを順に介して作業ポートAが
連通される。逆止弁室29に挿入した逆止弁体30が逆
止バネ31で逆止弁座28へ同けて閉弁弾圧される。
強制開弁手段15は、圧力ポートP及び逆止弁座28の
外側(図上で上側)に配置されており、弁ケーシング2
7内に挿入した開弁用油圧ピストン33を備えてなる。
油圧ピストン33の上側に油圧駆動室34及びパイロッ
トポートFが形成される。上記の油圧ピストン33の外
形寸法りを逆止弁座28の締切り用径寸法Eよりも小さ
くすることにより、ピストン受圧断面積を逆止弁座28
内の非受圧断面積よりも小さい値に設定しである。
また、油圧ピストン33の下側に設けた開弁具35を圧
力ポートP側から逆止弁体30に対向させである。逆止
弁体30の弁面は、フッソ樹脂等の弾性部材で構成され
ている。
バイパス路16は、圧力ポートPから作業ホードAに至
るまでの間に、逆止弁座28及び逆止弁室29と並列状
に設けられる。バイパス路16の途中部に設けた残圧保
持弁17は、油圧ピストン35の収容穴75に挿入した
残圧保持弁体38と、逆止弁体30に設けた残圧保持弁
座40とを備えている。残圧保持弁体38は、そのバネ
収容穴76に装着した残圧保持バネ19で残圧保持弁座
40へ閉弁弾圧される。この残圧保持バネ19の弾圧力
は逆止バネ31の弾圧力よりも小さい値に設定しである
。バネ収容穴76は、連通溝38aを介して逆止弁入口
14aに連通されている。残圧保持弁体38の弁面もフ
ッソ樹脂等の弾性部材で構成されている。バイパス路1
6の途中に設けた流動抵抗付与手段21は、圧力ポート
Pと残圧保持弁17との間に設けられており、蓋ボルト
74と逆止弁体30との間の環状の嵌合隙間からなる絞
り路44て構成される。
また、圧力ポートPと、残圧保持弁17及び逆止弁14
との間には、環状フィルタ室78が形成される。フィル
タ室78に環状の一次側フイルタフ9が装着されている
。さらに、残圧保持弁17と作業ポートAとの間に二次
側フィルタ94が装着される。この二次側フィルタ94
は、逆止バネ31で逆止弁体30に押圧されている。
上記の弁装置11の作動を第7図で説明する。
(a)図はクランプ状態を示している。クランプ操作時
には、圧力ポートPから供給された圧油が逆止弁体30
を押し開いてその周溝30aから作業ポー)Aを経て油
圧駆動室2へ流入し、油圧駆動室2の内圧が高まった後
、逆止弁体30が逆止バネ31で逆止弁座28に閉弁接
当される。残圧保持弁体38は、残圧保持バネ19の弾
圧力で残圧保持弁座40に閉弁接当している。また、残
圧保持弁体38と開弁用油圧ピストン33との間には開
弁隙間Sか形成され、油圧ピストン33の開弁具35と
逆止弁体30との間には接当隙間Tが形成されている。
このクランプ状態において、油圧駆動室2の圧力が微速
上昇して逆止弁出口14bの圧力が上昇した場合には、
その油圧力によって、残圧保持弁体38が、逆止弁入口
14aの受圧力と残圧保持バネ19の弾圧力との合力に
抗して開弁され、微速油圧上昇分が圧力ポートPから逃
がされる。
(b)図は残圧保持状態を示している。
圧力ポートPの圧力か異常低下した場合には、逆止弁体
30が逆止弁座28に閉弁接当した状態に保たれるのに
対して、まず、残圧保持弁体38が逆止弁出口14bか
らの受圧力で残圧保持バネ19に抗して開弁する。これ
により、作業ポートA内の圧油が、二点鎖線矢印に示す
ように、逆止弁出口14bから残圧保持弁座40内と流
動抵抗付与手段21を順に経て圧力ポートPから緩やか
な速度で排出されてい(。逆止弁入口14aの圧力が前
記の残圧用設定圧力L(第3図参照)にまで低下すると
、残圧保持弁体38が残圧保持バネ19で残圧保持弁座
40に閉弁接当する。その結果、作業ポートA及び油圧
駆動室2の圧力が前記圧力りよりも低下することが防止
される。
(C)図はアンクランプ状態を示している。パイロット
ポートFから油圧駆動室34に圧油を供給することによ
り、開弁用油圧ピストン33が開弁具35を介して逆止
弁体3oを逆止弁座28から離間させる。これにより、
油圧駆動室2内の圧油が圧力ポートPから排出される。
この場合、残圧保持弁体38と油圧ピストン33との間
には接当防止用隙間Gが形成される。これにより、残圧
保持弁体38と残圧保持弁座40との閉弁接当力は、残
圧保持バネ19の弾圧力だけですむ。その結果、残圧保
持弁体38の弁面は、傷みが防止されて、寿命が長い。
また、逆止弁体30と残圧保持弁体38の各弁面を弾性
部材で構成したので、油漏れがより確実に防止される。
その結果、従来例(第21図参照)のア牛ニームレータ
411を省略でき、弁装置11の全体を小形に造れる。
なお、シール用の弾性部材を設ける箇所は、逆止弁座2
8と残圧保持弁座40であってもよい。
上記構成の残圧保持用弁装置11は、前記の第4図に示
すように使用される。
各弁装置11の圧力ポートPが、圧油給排路3と圧油給
排切換手段4とを介して、作業用の圧油供給路5の始端
部のブースタポンプ(油圧源)6と復帰用の圧油排出路
7の終端部の油タンク8とに選択的に接続される。ブー
スタポンプ6は、空圧源80の圧縮空気が減圧弁81を
介して供給されることにより、油タンク8内のオイルを
吐出作動するようになっている。圧油給排路3の途中部
に2本の可撓性の油圧ホース10・10が設けられ、圧
油給排路3と圧油排出路7とにわたって圧力補償弁12
が圧油給排切換手段4と並列に設けられる。
また、各弁装置11のパイロットポートFが、圧油給排
路82と圧油給排切換手段83を介して、開弁用の圧油
供給路84と開弁解除用の圧油排出路85とに選択的に
接続される。圧油給排切換手段83は、前記の圧油給排
切換手段4と同じ構成の油圧切換弁を採用しである。そ
して、開弁用の圧油供給路84が作業用の圧油供給路5
に接続されるとともに、開弁解除用の圧油排出路85が
復帰用の圧油排出路7に接続されている。圧油給排路8
2の途中部にも2本の可撓性の油圧ホース87・87が
設けられる。
上記の2つの切換手段4・83は、電磁式空圧切換弁8
9で供給位置Mと排出位置Nとに切換え操作される。空
圧切換弁89をクランプ位置Cに切換え操作すると、一
方の切換手段4が供給位置Mに切換えられるとともに他
方の切換手段83が排出位置Nに切換えられる。これに
より、ブースタポンプ6の圧油が弁装置11の圧力ポー
トPへ供給されて、4台の油圧クランプ54がクランプ
駆動される。このクランプ操作状態は圧力スイッチ91
で検出される。これに対して、空圧切換弁89をアンク
ランプ位置Uに切換え操作すると、一方の切換手段4が
排出位置Nに切換えられるとともに他方の切換手段83
が供給位置Mに切換えられ。これにより、ブースタポン
プ6の圧油が弁装置11のパイロットポートFに供給さ
れる。その結果、油圧駆動室2内の圧油が圧力ポートP
から切換手段4を経て油タンク8へ排出され、各油圧ク
ランプ54がアンクランプ駆動される。このアンクラン
プ操作状態は圧力スイッチ92で検出される。
なお、強制開弁手段15は、空圧作動式や人力操作式に
構成することも可能である。
第8図から第11図は、それぞれ、上記第1実施例の第
1変形例から第4.f形例を示している。
各変形例において、上記の実施例と同じ構成の要素には
、原則として同一の符号を付けである。
(第1変形例) 第8図は、第1変形例を示し、第1図に相当する部分図
である。
弁ケーシング27内で作業ポートAに臨む部分に、二次
側フィルタ94が逆止バネ31の弾圧力で油密状に押圧
固定される。
(第2変形例) 第9図は、第2変形例を示し、同上第1図に相当する図
である。
残圧保持弁座40は逆止弁体30の途中部に形成され、
残圧保持弁体38が逆止弁体30の内部に挿入される。
なお、前記第1図と上記第8図に示した二次側フィルタ
94は省略されている。
(第3変形例) 第10図は、第3変形例を示し、上記第9図の変形例と
は次の点で異なる。
残圧保持バネ19は、逆止弁体30に嵌着した止め輪9
6で受け止められる。また、バイパス路16の途中に設
けられる流動抵抗付与手段は、弁ケーシング27と逆止
弁体30との間の絞り路44と、逆止弁体30と絞り弁
体97との間の絞り路98とで構成される。
(第4変形例) 第11図は、第4変形例を示し、同上第1図に相当する
図である。
開弁用油圧ピストン33の突出部分が逆止弁体30に油
密摺動自在に挿入される。その突出部分内に、残圧保持
弁座40が形成されるとともに、残圧保持弁体38が挿
入される。
(第2実施例) 第12図から第14図は、第2実施例を示している。こ
の第2実施例は、前記の第1実施例と次の点で異なる。
なお、この実施例の各要素には、第1実施例に対応する
要素の符号に100の数字を追加して示しである。
第13図の回路図に示すように、逆止弁出口114bと
強制開弁手段115の圧油給排路182とがリリーフ路
116で接続される。このリリーフ116に、流動抵抗
付与手段121と残圧保持弁117とが直列に設けられ
る。残圧保持バネ119の弾圧力は、第14図に示すよ
うに、作業ポー)Aの圧力が第1圧力範囲R1内の作業
用設定圧力H(ここでは、245 kgf/aIlりに
到達した状態において(時刻1+)、残圧保持弁体13
8が逆止弁出口114bから受ける受圧力よりも大きい
値に設定しである。第14図中の時刻t、からt3の間
は、油圧駆動室102の圧油が微速度で上昇した時のリ
リーフ状態を示している。このリリーフ作動は、残圧保
持バネ119の弾圧力だけに抗してなされ、前記第2図
中の圧力補償弁12は不要である。また、時刻t、から
t7の間のクランプ中においては、圧力ポートPの圧力
が異常低下した場合には、残圧保持弁117が残圧保持
バネ119の強力な弾圧力て閉弁状態に保持されて、作
業ポートAの圧力が作業用設定圧力Hよりも低下するこ
とが防止される。
残圧保持用弁装置111の具体的な構造は、次のように
なっている。
第12図に示すように、蓋ボルト174内に挿入した開
弁用圧ピストン133は、その外形寸法が逆止弁座12
8の締め切り用径寸法よりも大きい値に設定される。油
圧ピストン133は、蓋ボルト174内の押さえボルト
195で受け止められるようになっている。この構成に
よれば、アンクランプ操作時の油圧ピストン133の受
圧力を大きくできるので、逆止弁体130を強力に開弁
できる。符号141は、油圧ピストン133の戻しバネ
である。
また、油圧ピストン133の突出部分が逆止弁体130
に油密摺動自在に挿入される。油圧ピストン133の貫
通孔からなるリリーフ路116に残圧保持弁体収容孔1
75とバネ収容孔176が形成される。多孔175・1
76に、残圧保持弁体138と複数の皿バネからなる残
圧保持バネ119が挿入される。残圧保持弁座140は
、油圧ピストン133に油圧摺動自在に挿入した弁座筒
139の先端部分に設けられ、閉弁バネ199で残圧保
持弁体138に閉弁弾圧される。リリーフ路116の途
中部に設けられる流動抵抗付与手段121は、弁座筒1
39と逆止弁体130との間の環状の絞り路144から
なる。
なお、逆止弁体130と残圧保持弁体138の各弁面は
、フッソ樹脂等の弾性部材で構成されている。
(変形例) 第15図は、上記第2実施例の変形例を示し、第12図
のものを次のように変更しである。
強制開弁手段115の開弁用油圧ピストン133に残圧
保持弁座140が固設される。IJ IJ−フ路116
の流動抵抗付与手段は、油圧ピストン133の突出部分
とその内部に挿入した絞り弁体197との間の環状の絞
り路198で構成されている。
(第3実施例) 第16図から第18図は、第3実施例を示している。こ
の第3実施例は、次の点で第1実施例と異なる。なお、
この実施例の各要素には、第1実施例に対応する要素の
符号に200の数字を追加して示しである。
第16図の横断面図と第17図の回路図に示すように、
弁ケーシング227に弁座筒239が油密摺動自在に挿
入される。弁座筒239には、開弁具235の挿入孔2
36と逆止弁座228と筒孔239a内の逆止弁室22
9とが順に形成される。逆止弁室229に挿入した逆止
弁体230が逆止バネ231で逆止弁座228に閉弁弾
圧されるとともに、弁座筒239が残圧保持バネ219
で逆止弁体へ向けて弾圧される。この弁座筒239の所
定量以上の閉弁側への移動は弁ケーシング227の縮径
ストッパ一部227aで阻止されている。なお、逆止弁
体230の弁面は弾性部材で構成されている。
上記構成の残圧保持用弁装置211は、第18図に示す
ように作動する。
(a)図は、クランプ状態を示している。クランプ操作
時には、まず、圧力ポートPの圧油が、逆止弁体230
を逆止弁座228から離間させて、作業ポートAを経て
油圧駆動室(ここでは図示せず)に流入し、その油圧駆
動室の内圧が高まった後、逆止弁体230が逆止バネ2
31で逆止弁座228に閉弁接当される。このクランプ
状態において、油圧駆動室の圧力が微速上昇して作業ポ
ートAの圧力が高まった場合には、その油圧力で弁座筒
239が残圧保持バネ219に抗して開弁側へ移動する
のに対して、逆止弁体230が開弁具235で受け止め
られて閉弁移動が阻止されることにより、逆止弁座22
8が逆止弁体230から離間して、その微速油圧上昇分
が圧力ポートPから逃がされる。
(b)図は、残圧保持作動の初期状態を示している。上
記(a)図のクランプ状態において、圧力ポートPの圧
力が異常に低下した場合には、作業ポートAと圧力ポー
トPとの差圧力が残圧保持バネ219の弾圧力に打ち勝
って弁座筒239を開弁側へ移動させる。これにより、
作業ポートAの圧油が、逆止弁室229・逆止弁座22
8内・絞り路244を順に経て、圧力ポートPから緩や
かに流出する。
作業ポートAの圧力が低下してい(と、(C)図の残圧
保持状態に示すように、弁座筒239が残圧保持バネ2
19で閉弁側へ移動し、逆止弁座228を逆止弁体23
0に閉止接当させる。これにより、作業ポー)Aの圧力
がそれ以上に低下することを防止する。
(d)図は、アンクランプ状態を示している。/寸イロ
ットポートFから圧油を供給することにより、開弁用油
圧ピストン233が開弁具235を介して逆止弁体23
0を逆止弁座228から離間させる。これにより、油圧
駆動室の圧油が作業ポートAから圧力ポートPへ排出さ
れる。
なお、強制開弁手段215は、油圧作動式に代えて、空
圧作動式のものや人力操作式のものであってもよい。
(第4実施例) 第19図は、第4実施例を示している。
4台の油圧クランプのうちの一方の油圧クランプ301
・301の各油圧駆動室303に残圧保持用弁装置30
5を固設しである。各弁装置305に、クランプ・アン
クランプ用の圧油給排路307と、開弁・開弁解除用の
圧油給排路308とを接続しである。他方の油圧クラン
プ302・302の各油圧駆動室304は、それぞれ、
連通管309を介して一方の油圧駆動室303に連通さ
れている。
(第5実施例) 第20図は、第5実施例を示している。
4台の油圧クランプ313の各油圧駆動室314か1台
の残圧保持用弁装置315に接続される。
この弁装置315は、圧力ポートP及びノくイロソトポ
ートFを各1箇所と、2箇所の作業ポートAとを備えて
いる。
なお、本発明は、上記の実施例や変形例の他(こ、次の
ように変更することが可能である。
(a)油圧クランプは、クランプ具か斜め方向に駆動さ
れる種類のものに限定されるものではなく、また、プレ
ス機械等の他の種類の加工機械に使用するものであって
もよい。
(b)油圧シリンダは、単動形に構成すること(こ代え
て、複動形に構成することも可能である。
(C)圧力補償弁12は、圧油の体積膨張による微速油
圧上昇分を逃がすものであればよく、絞り弁とリリーフ
弁との組み合わせに代えて、他の形式のものであっても
よい。
(発明の効果) 本発明は、上記のように構成され作用することから次の
効果を奏する。
(請求項1の回路) 正常圧状態において、油圧シリンダの受熱による圧油の
体積膨張によって油圧駆動室及び逆止弁出口の圧力が微
速度で上昇した場合には、その油圧力で残圧保持弁が開
弁じ、上記の油圧上昇分か残圧保持弁と圧力保障弁を順
に経て圧油排出路へ逃がされるので、油圧駆動室の圧力
が過度に上昇することが防止される。また、逆止弁入口
側の圧力が異常低下した場合には残圧保持弁が開弁して
、油圧駆動室内の圧油が流動抵抗付与手段を経て圧力ポ
ートへ緩やかに排出されていく。しかし、逆止弁出口側
の圧力が設定圧力にまで低下した時点で、残圧保持バネ
が残圧保持弁を閉弁させることにより、それ以上の圧力
低下を防止する。
従って、逆止弁入口側の圧力か異常低下した場合に油圧
駆動室に圧力を残すことと、油圧駆動室の過度の圧力上
昇を防止することを両立できる。
なお、請求項1の構成において、逆止弁出口の圧力(作
業ポートの圧力)か作業用設定圧力Hに到達した時の逆
止弁出口側から受ける残圧保持弁の受圧力よりも残圧保
持ハネの弾圧力を小さい値に設定した場合には、油圧シ
リンダの油圧駆動室の圧力は、第1圧力範囲R1と第2
圧力範囲R3との少なくとも2種類の圧力範囲が得られ
るので、次のように作用する。即ち、油圧クランプを射
出成形機の金型用の油圧クランプやプレス機械の金型用
の油圧クランプに利用する場合には、低圧クランプ状態
で型合わせした後、高圧クランプ状態に切換えができる
ので、その型合わせが容易となる。
また、油圧シリンダを切削機械のワーク用の油圧クラン
プに利用する場合には、高圧クランプ状態で強力に荒加
工した後、低圧クランプ状態で仕上げ加工することが可
能となるので、加工時間が短縮するうえ加工精度も向上
する。
さらに、残圧保持バネの弾圧力の値をできるだけ小さく
することにより、第1圧力範囲R1の上限と下限との差
が小さくなり、作業ポートAの圧力の変化幅が小さくて
すむ。
(請求項3の弁装置) 圧力ポートPの圧力が第1圧力範囲R1から第2圧力範
囲R2にまで低下したときに、残圧保持バネの弾圧力で
残圧保持弁体が残圧保持弁座に閉弁接当する。このため
、残圧保持弁は、開閉用操作装置を省略して簡素な構成
ですむ。また、残圧保持ハネの弾圧力を小さい値に設定
することにより、バネを小形化して弁装置を小形に造れ
る。以上により、残圧保持用弁装置は、小形かつ安価に
造れる。しかも、残圧保持バネの弾圧力を小さくするこ
とにより、残圧保持弁体と残圧保持弁座との閉止接当力
を小さくできるので、封止機能の寿命が長い。
また、残圧保持バネは、開弁用油圧ピストンで受け止め
るとともに、その弾圧力を逆止バネの弾圧力よりも小さ
い値に設定した場合には、バネ受けの構造が簡素ですむ
うえリリーフ精度を良好にできる。
(請求項8の回路) 油圧駆動室及び逆止弁出口の圧力か正常な状態から微速
度で上昇した場合には、その上昇油圧で残圧保持弁が開
弁して逆止弁出口の圧油が開弁解除用の圧油排出路へ逃
がされるので、油圧駆動室の圧力が過度に上昇すること
が防止される。また、上記の正常圧状態において、逆止
弁入口側の圧力が異常低下した場合には、残圧保持バネ
が残圧保持弁を閉弁状態に保つことによって、油圧駆動
室の圧力が正常な圧力状態に保たれる。
従って、逆止弁入口側の圧力が異常低下した場合に油圧
駆動室に圧力を残すことと、油圧駆動室の過度の圧力上
昇を防止することを両立できる。
(請求項9の弁装置) 逆止弁体と開弁用油圧ピストンとの内部を貫通するリリ
ーフ路に残圧保持弁と流動抵抗付与手段を設けたので、
その残圧保持弁や流動抵抗付与手段のための専用のケー
シングを省略でき、弁装置を小形かつ簡素に造れる。
(請求項12の弁装置) 作業ポートの圧力が正常な状態から微速油圧上昇した場
合には、逆止弁が開弁じて上記の油圧上昇分が圧力ポー
トから圧油排出路へ逃がされるので、油圧駆動室の圧力
が過度に上昇することか防止される。また、圧力ポート
の圧力が正常な状態から異常低下した場合には、逆上弁
は、−旦開弁じた後、残圧保持バネで閉弁作動される。
これにより、圧力ポートはそれ異常に圧力低下すること
が防止される。従って、逆止弁入口側の圧力か異常低下
した場合に油圧駆動室に圧力を残すことと、油圧駆動室
の過度の圧力上昇を防止することを両立できる。
なお、圧油給排回路の各発明において、油圧シリンダの
油圧駆動室の圧力上昇の防止は、既存の回路を利用でき
るので、圧油を逃がすための専用の配管を省略でき、回
路の構成が簡素ですむ。
また、弁装置の各発明において、逆止弁体や残圧保持弁
体の各弁面と、逆止弁座や残圧保持弁座の各弁座との、
一方を弾性部材で構成するとともに他方を硬質部材で構
成することにより、油漏れの防止が確実になる。その結
果、従来例のアキュームレータを省略でき、弁装置を小
形かつ簡素に造れる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第20図は本発明の実施例を示している。 第1図から第7図は、第1実施例を示し、第1図は、第
5図のI−I線矢視拡大断面図であって、残圧保持用弁
装置の横断面図、第2図は、圧油給排回路の回路図、 第3図は、作業ポートの圧力の時間変化を示す図、 第4図は、本発明を適用した油圧クランプ装置の回路図
、 第5図は、第4図の■−V線矢視断面図、第6図は、第
5図の平面図、 第7図は、作動説明用の模式図であって、(a)図はク
ランプ状態を示す図、(b)図は残圧保持状態を示す図
、(c)図はアンクランプ状態を示す図である。 第8図から第11図は、それぞれ、上記第1実施例の第
1変形例から第4変形例を示し、第1図に相当する図で
ある。 第12図から第14図は、第2実施例を示し、第12図
は、第1図に相当する図、 第13図は、第2図に相当する図、 第14図は、第3図に相当する図である。 第15図は、上記第2実施例の変形例を示し、第12図
に相当する図である。 第16図から第18図は、第3実施例を示し、第16図
は、第1図に相当する図、 第17図は、第2図に相当する部分図、第18図は、第
7図に相当する図である。 第19図は、第4実施例を示し、第4図に相当する部分
図である。 第20図は、第5実施例を示し、同第4図に相当する部
分図である。 第21図は、従来例を示し、第2図に相当する部分図で
ある。 1・101・・・油圧シリンダ、2・102・・・油圧
駆動室、3・103・・圧油給排路、4・104・・・
圧油給排切換手段、5・105・・・圧油供給路、7・
107・・・圧油排出路、12・・・圧力補償弁、14
・114・214・・逆止弁、 14a・114a・214a・・・逆止弁人口、14b
・114b・214b・・逆止弁出口、15・115・
215・・強制開弁手段、16・・・バイバスL116
・・・リリーフ路、17・・・残圧保持弁、19・11
9・219・・・残圧保持バネ、21・121・221
・・・流動抵抗付与手段、27・127・227・・・
ケーシング、28・128・228・・逆止弁座、29
・129・229・・・逆止弁室、30・130・23
0・・逆止弁体、31・131・231・・・逆止バネ
、35・135・235・・・開弁具、38・138・
・残圧保持弁体、40・140・・残圧保持弁座、44
・144・・・絞り路、A・・・作業ポート、F・・・
パイロットポート、P・・・圧力ポート、H・・作業用
設定圧力。 特許出願人  株式会社コスメソク 第1図 兜2図 第3図 第9図 91!38図 !JJ10図 第13図 第12図 鴫11図 第15図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.油圧シリンダ(1)の油圧駆動室(2)を、圧油給
    排路(3)と圧油給排切換手段(4)を介して、作業用
    の圧油供給路(5)と復帰用の圧油排出路(7)とに選
    択的に接続し、 圧油給排路(5)に強制開弁機能付き逆止弁(14)を
    設け、 その逆止弁(14)は、強制開弁手段(15)を操作し
    ない逆止状態では、逆止弁出口(14b)側から逆止弁
    入口(14a)側への逆流を阻止するのに対して、強制
    開弁手段(15)を操作した逆止解除状態では油圧駆動
    室(2)からの圧油の排出を許容すべく構成した、 残圧保持機能付き圧油給排回路において、 圧油給排路(3)にバイパス路(16)を逆止弁(14
    )と並列に接続し、 バイパス路(16)に、残圧保持弁(17)と流動抵抗
    付与手段(21)とを直列に設け、残圧保持弁(17)
    は、リリーフ式に構成され、 その開弁作動は、逆止弁出口(14b)の受圧力と、逆
    止弁入口(14a)の受圧力および残圧保持バネ(19
    )の弾圧力の合力との、差力でなされるように構成し、 圧油給排路(3)と圧油排出路(7)とにわたって、圧
    力補償弁(12)を圧油給排切換手段(4)と並列に設
    け、 圧力補償弁(12)は、油圧駆動室(2)の微速油圧上
    昇分のみを排圧するように構成した、ことを特徴とする
    、残圧保持機能付き圧油給排回路。
  2. 2.請求項1に記載の残圧保持機能付き圧油給排回路に
    おいて、 残圧保持バネ(19)の弾圧力は、逆止弁出口(14b
    )の圧力が作業用設定圧力(H)に到達した時の、残圧
    保持弁(17)の弁体(38)が受ける逆止弁出口(1
    4b)の受圧力よりも小さい値に設定した。
  3. 3.弁ケーシング(27)内で、圧力ポート(P)に逆
    止弁座(28)と逆止弁室(29)とを順に介して作業
    ポート(A)を連通し、 逆止弁室(29)に挿入した逆止弁体(30)を逆止バ
    ネ(31)で逆止弁座(28)へ向けて閉弁弾圧し、 弁ケーシング(27)内で逆止弁座(28)の外側に逆
    止弁(14)の強制開弁手段(15)を設け、強制開弁
    手段(15)の開弁具(35)を圧力ポート(P)側か
    ら逆止弁体(30)に対向させ、 強制開弁手段(15)を操作しない逆止状態では、逆止
    弁体(30)が逆止弁座(28)に閉弁接当して、逆止
    弁出口(14b)側から逆止弁入口(14a)側への逆
    流を阻止するのに対して、 強制開弁手段(15)を操作した逆止解除状態では、開
    弁具(35)で逆止弁体(30)を逆止弁座(28)か
    ら離間させて、作業ポート(A)から圧力ポート(P)
    への圧油の排出を許容すべく構成した、 残圧保持用弁装置において、 作業ポート(A)から圧力ポート(P)に至るまでの間
    に、逆止弁座(28)及び逆止弁室(29)と並列状に
    バイパス路(16)を設け、バイパス路(16)に、残
    圧保持弁(17)と、絞り路(44)を有する流動抵抗
    付与手段(21)とを直列に設け、 残圧保持弁(17)は、リリーフ式に構成され、残圧保
    持弁体(38)を残圧保持バネ(19)で残圧保持弁座
    (40)に閉弁弾圧してなり、 その残圧保持バネ(19)の弾圧力は、作業用ポート(
    A)の圧力が作業用設定圧力(H)に到達した時の、残
    圧保持弁体(38)が受ける逆止弁出口(14b)の受
    圧力よりも小さい値に設定し、 上記の残圧保持弁体(38)の開弁作動は、逆止弁出口
    (14b)の受圧力と、逆止弁入口(14a)の受圧力
    および残圧保持バネ(19)の弾圧力の合力との、差力
    でなされるように構成した、 ことを特徴とする、残圧保持用弁装置。
  4. 4.請求項3に記載の残圧保持用弁装置において、 逆止弁体(30)の弁面と逆止弁座(28)のうちの一
    方を合成樹脂等の弾性部材で構成するとともに他方を金
    属等の硬質部材で構成し、残圧保持弁体(38)の弁面
    と残圧保持弁座(40)のうちの一方を合成樹脂等の弾
    性部材で構成するとともに他方を金属等の硬質部材で構
    成した。
  5. 5.請求項4に記載の残圧保持用弁装置において、 残圧保持弁座(40)を逆止弁体(30)に設け、 残圧保持バネ(19)を開弁用油圧ピストン(33)で
    受け止めるとともに、その残圧保持バネ(19)の弾圧
    力を逆止バネ(31)の弾圧力よりも小さい値に設定し
    た。
  6. 6.請求項5に記載の残圧保持用弁装置において、 残圧保持弁体(38)を開弁用油圧ピストン(33)内
    に挿入し、 これら両者間に形成される残圧保持弁体(38)の開弁
    用隙間(S)を、開弁具(35)と逆止弁体(30)と
    の間の接当隙間(T)よりも大きい値に設定した。
  7. 7.請求項3から6のいずれかに記載の残圧保持用弁装
    置において、 弁ケーシング(27)を、油圧シリンダ(1)のシリン
    ダ本体(1a)に固設した。
  8. 8.油圧シリンダ(101)の油圧駆動室(102)を
    、圧油給排路(103)と圧油給排切換手段(104)
    を介して、作業用の圧油供給路(105)と復帰用の圧
    油排出路(107)とに選択的に接続し、 圧油給排路(103)に強制開弁機能付き逆止弁(11
    4)を設け、 その逆止弁(114)は、油圧駆動式の強制開弁手段(
    115)を操作しない逆止状態では、逆止弁出口(11
    4b)側から逆止弁入口(114a)側への逆流を阻止
    するのに対して、油圧駆動式の強制開弁手段(115)
    を操作した逆止解除状態では油圧駆動室(102)から
    の圧油の排出を許容すべく構成した、 残圧保持機能付き圧油給排回路において、 油圧駆動式の強制開弁手段(115)は、その油圧駆動
    室を、圧油給排路(182)と圧油給排切換手段(18
    3)を介して、開弁用の圧油供給路(184)と開弁解
    除用の圧油排出路(185)とに選択的に接続してなり
    、 逆止弁出口(114b)と強制開弁手段(115)の圧
    油給排路(182)とをリリーフ路(l16)で接続し
    、リリーフ路(116)に流動抵抗付与手段(121)
    とリリーフ式の残圧保持弁(117)とを設け、 その残圧保持弁(117)の開弁作動は、逆止弁出口(
    114b)の受圧力と残圧保持バネ(119)の弾圧力
    との差力でなされるように構成した、 ことを特徴とする、残圧保持機能付き圧油給排回路。
  9. 9.弁ケーシング(127)内で、圧力ポート(P)に
    逆止弁座(128)と逆止弁室(129)とを順に介し
    て作業ポート(A)を連通し、 逆止弁室(129)に挿入した逆止弁体(130)を逆
    止バネ(131)で逆止弁座(128)へ向けて閉弁弾
    圧し、 弁ケーシング(127)内で、逆止弁座(128)の外
    側に逆止弁(114)用の油圧駆動式の強制開弁手段(
    115)を設け、強制開弁手段(115)の開弁具(1
    35)を圧力ポート(P)側から逆止弁体(130)に
    対向させ、強制開弁手段(115)を操作しない逆止状
    態では、逆止弁体(130)が逆止弁座(128)に閉
    弁接当して、逆止弁出口(114b)側から逆止弁入口
    (114a)側への逆流を阻止するのに対して、 強制開弁手段(115)を操作した逆止解除状態では、
    開弁具(135)で逆止弁体(130)を逆止弁座(1
    28)から離間させて、作業ポート(A)から圧力ポー
    ト(P)への圧油の排出を許容すべく構成した、 残圧保持用弁装置において、 油圧駆動式の強制開弁手段(115)は、逆止弁体(1
    30)に油密移動自在に嵌合される開弁用油圧ピストン
    (133)が、パイロットポート(F)からの油圧力で
    開弁側へ駆動されるように構成し、 逆止弁出口(114b)とパイロットポート(F)とを
    開弁用油圧ピストン(133)内のリリーフ路(116
    )で接続し、 リリーフ路(116)に、絞り路(144)を有する流
    動抵抗付与手段(121)と残圧保持弁(117)とを
    順に設け、 残圧保持弁(117)は、リリーフ式に構成され、残圧
    保持弁体(138)を残圧保持バネ(119)で残圧保
    持弁座(140)に閉弁弾圧してなり、 上記の残圧保持弁体(138)の開弁作動は、逆止弁出
    口(114b)の受圧力と残圧保持バネ(119)の弾
    圧力との差力でなされるように構成した、 ことを特徴とする、残圧保持用弁装置。
  10. 10.請求項9に記載の残圧保持用弁装置において、 逆止弁体(130)の弁面と逆止弁座(128)のうち
    の一方を合成樹脂等の弾性部材で構成するとともに他方
    を金属等の硬質部材で構成し、 残圧保持弁体(138)の弁面と残圧保持弁座(140
    )のうちの一方を合成樹脂等の弾性部材で構成するとと
    もに他方を金属等の硬質部材で構成した。
  11. 11.請求項10に記載の残圧保持用弁装置において、 リリーフ路(116)の途中部で開弁用油圧ピストン(
    133)に弁座筒(139)を油密移動自在に内嵌し、
    弁座筒(139)に残圧保持弁座(140)を設けると
    ともに、弁座筒(139)を閉弁バネ(199)で残圧
    保持弁体(138)へ向けて弾圧した。
  12. 12.弁ケーシング(227)内で、圧力ポート(P)
    に逆止弁座(228)と逆止弁室(229)とを順に介
    して作業ポート(A)を連通し、 逆止弁室(229)に挿入した逆止弁体(230)を逆
    止バネ(231)で逆止弁座(228)へ向けて閉弁弾
    圧し、 弁ケーシング(227)内で、逆止弁座(228)の外
    側に逆止弁(214)の強制開弁手段(215)を設け
    、強制開弁手段(215)の開弁具(235)を圧力ポ
    ート(P)側から逆止弁体(230)に対向させ、 強制開弁手段(215)を操作しない逆止状態では、逆
    止弁体(230)が逆止弁座(228)に閉弁接当して
    、逆止弁出口(214b)側から逆止弁入口(214a
    )側への逆流を阻止するのに対して、 強制開弁手段(215)を操作した逆止解除状態では、
    開弁具(235)で逆止弁体(230)を逆止弁座(2
    28)から離間させて、作業ポート(A)から圧力ポー
    ト(P)への圧油の排出を許容すべく構成した、 残圧保持用弁装置において、 弁ケーシング(227)に弁座筒(239)を油密移動
    自在に挿入し、弁座筒(239)に、開弁具(235)
    の挿入孔(236)と逆止弁座(228)と逆止弁室(
    229)とを直列状に設け、 弁座筒(239)を残圧保持バネ(219)で逆止弁体
    (230)へ向けて閉弁弾圧し、逆止弁体(230)を
    逆止バネ(231)で逆止弁座(228)へ向けて閉弁
    弾圧するとともに、その所定量以上の閉弁移動を開弁具
    (235)で阻止した、 ことを特徴とする、残圧保持用弁装置。
  13. 13.請求項12に記載の残圧保持用弁装置において、 逆止弁体(230)の弁面と弁座筒(239)の逆止弁
    座(228)のうちの一方を合成樹脂等の弾性部材で構
    成するとともに他方を金属等の硬質部材で構成した。
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