JPH0472450A - 内燃機関の失火気筒検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火気筒検出装置

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JPH0472450A
JPH0472450A JP18406890A JP18406890A JPH0472450A JP H0472450 A JPH0472450 A JP H0472450A JP 18406890 A JP18406890 A JP 18406890A JP 18406890 A JP18406890 A JP 18406890A JP H0472450 A JPH0472450 A JP H0472450A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の失火気筒検出装置に関し、詳しくは
、機関回転周期に基づいて気筒間の平均有効圧段差に略
相当する失火判別値を各気筒に対応させて演算し、この
失火判別値と所定のスライスレベルとを比較することで
失火気筒を検出するよう構成された失火気筒検出装置に
関する。
〈従来の技術〉 内燃機関の失火気筒を検出する装置としては、従来、以
下に示すように回転周期から気筒間の平均有効圧段差に
略相当する失火判別値を算出し、この失火判別値に基づ
いて失火気筒を検出するよう構成されたものかある(1
979年l5ATA−Pa p e r  r Exp
eriences with a new metho
d formeasuring the engine
 roughnessJ by R,Latsch。
E、Mausner、 V、Bianchi  及び特
願平1−275046号等参照)。
即ち、各気筒の燃焼行程中の筒内圧に影響されてクラン
ク角速度か変化する所定角度範囲として、例えば圧縮T
DC周期(4気筒機関で180°周期)を逐次計測し、
例えば1回転前のTDC周期をhalf、2回転前のT
DC周期をold 、最新のTDC周期をnewとし、
これらを以下の式に代入することによって気筒間の平均
有効圧段差に略相当する失火判別値LUを算出する。
上記演算式に基づく失火判別値LUにおいて、例えば4
気筒内燃機関の#1気筒に対応する失火判別値LUは、
TDC毎(180°)に更新される180゜周期計測結
果の最新値118Wが#1気筒の筒内圧(燃焼行程)に
影響されるものであるときに演算され、同様にして各気
筒に対応させた失火判別値LUをそれぞれ算出させるこ
とができる。
ここで、上記失火判別値LUによって気筒間の平均有効
圧段差が判別でき、例えば#1気筒が失火して#1気筒
の燃焼行程中に相当するTDC周期が長くなると前記判
別値LUは大きくマイナス側に変動することになるから
、失火による平均有効圧の減少変化を、前記失火判別値
LUnと所定のスライスレベルとを比較することによっ
て判別し、失火気筒を検出できるものである。
尚、回転周期を用いて気筒間の平均有効圧段差に相当す
る失火判別値LUnを演算するときに、1回転前のTD
C周期half、  2回転前のTDC周期old、最
新のTDC周期newを用いるのは、クランク軸と同じ
角速度で回転するシグナルプレートを用いたクランク角
センサによって回転周期を計測するときに、シグナルプ
レート上の同じ角度範囲を計測した結果を用いて、クラ
ンク角センサによって計測されるクランク角の誤差が回
転周期に影響しないようにするためてあり、気筒間の平
均有効圧段差に相当する失火判別値LUnは上記の式で
算出されるものに限るものではない。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記のように回転周期に基づいて演算される
平均有効圧の気筒間段差に従って失火気筒を検出する構
成の場合、内燃機関が搭載される車両か凸凹の激しい砂
利道などの悪路を走行すると、失火気筒が誤検出される
ことかあった。これは、凸凹路を走行すると、駆動輪の
トラクションが失われたり回復したりを繰り返すことに
なるために機関の回転変動が発生し、かかる回転変動に
よって前記演算される平均有効圧の気筒間段差か失火発
生時と同じパターンを示すことがあるためである。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、車両か
凸凹の激しい悪路を走行した場合に、失火気筒が誤検出
されることを回避し得る失火気筒検出装置を提供するこ
とを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため本発明にかかる内燃機関の失火気筒検出装置は
、第1図に示すように構成される。
第1図において、回転周期計測手段は、内燃機関の回転
周期を計測し、失火判別値演算手段は、前記計測された
回転周期に基づき気筒間の平均有効圧の段差に略相当す
る値である失火判別値を各気筒に対応させて演算する。
失火気筒検出手段は、上記のようにして演算された失火
判別値と所定のスライスレベルとを比較して失火気筒を
検出する。
そして、失火検出禁止手段は、前記演算される各気筒別
の失火判別値がそれぞれに所定以上に変動しているとき
に、前記失火気筒検出手段による失火気筒の検出を禁止
する。
ここで、前記失火検出禁止手段が、前記失火判別値演算
手段で演算された失火判別値と前記失火気筒検出手段に
おける所定のスライスレベルとの少なくとも一方を失火
検出されない方向に補正することによって、失火気筒検
出手段による失火検出を禁止するよう構成することがで
きる。
また、前記失火検出禁止手段が、同一気筒に対応して演
算された失火判別値の最新値と前回値との差の絶対値を
機関負荷相当値で除算した値に基づいて各気筒別の失火
判別値がそれぞれに所定以上に変動していることを判別
するよう構成すると良い。
〈作用〉 かかる構成の失火気筒検出装置によると、回転周期に基
づいて演算された各気筒別の失火判別値か所定以上に変
動しているときには、前記失火判別値と所定のスライス
レベルとを比較して行われる失火検出が禁止されるから
、内燃機関を搭載した車両が凸凹の悪路を走行した場合
のように、失火と無関係な回転変動か発生し、これによ
って気筒別の失火判別値がそれぞれに大きく変動するよ
うになっても、失火気筒か誤検出されることを回避し得
る。
ここで、失火気筒の検出は、失火判別値と所定のスライ
スレベルとを比較して行われるから、失火気筒の検出を
禁止するときには、前記失火判別値と所定のスライスレ
ベルとの少なくとも一方を失火検出されない方向に補正
すれば、失火検出を禁止したことと同じになる。
また、同一気筒に対応して演算された失火判別値の最新
値と前回値との差の絶対値を機関負荷相当値で除算した
値に基づき、失火判別値の変動を判別するようにすれば
、機関負荷の異なる状態でサンプリングされた失火判別
値の変動量を、同一レベルに比較することかできるよう
になって、変動の検出か容易に行える。
〈実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例を示す第2図において、内燃機関lには、エア
クリーナ2.吸気ダクト3.スロットルチャンバ4及び
吸気マニホールド5を介して空気が吸入される。
吸気ダクト3にはエアフローメータ6か設けられていて
、吸入空気流量Qを検出する。スロットルチャンバ4に
は、図示しないアクセルペダルと連動するスロットル弁
7が設けられていて、吸入空気流量Qを制御する。吸気
マニホールド5には、各気筒(本実施例では4気筒)毎
に電磁式の燃料噴射弁8が設けられていて、図示しない
燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレータにより
所定の圧力に制御される燃料を吸気マニホールド5内に
噴射供給する。
燃料噴射量の制御は、マイクロコンピュータ内蔵のコン
トロールユニット9において、エアフローメータ6によ
り検出される吸入空気流量Qと、ディストリビュータ1
3に内蔵されたクランク角センサ10からの信号に基づ
き算出される機関回転速度Nと、から燃料噴射弁8の開
駆動時間に相当する基本燃料噴射量Tp=KXQ/N 
(Kは定数)を演算し、この基本燃料噴射量TI)を水
温センサ14て検出される冷却水温度Tw等に基づいて
補正することにより最終的な燃料噴射量TIを演算し、
この燃料噴射量Tiに相当するパルス巾の駆動パルス信
号を機関回転に同期して燃料噴射弁8に出力することに
より、機関1に対して要求量の燃料か噴射供給されるよ
うになっている。
また、機関1の各気筒にはそれぞれ点火栓11か設けら
れていて、これらには点火コイル12にて発生する高電
圧かディストリビュータ13を介して順次印加され(点
火順は#1→#3→#4→#2)、これにより火花点火
して混合気を着火燃焼させる。
ここで、点火コイル12は、付設されたパワートランジ
スタ12aを介して高電圧の発生時期が制御されるよう
になっている。
従って、点火時期(点火進角値)ADVの制御は、前記
パワートランジスタ12aのオン・オフ時期をコントロ
ールユニット9からの点火側画信号で制御することによ
り行う。
コントロールユニット9は、前記基本燃料噴射量Tpと
機関回転速度Nとにより区分される複数の運転領域毎に
予め点火時期ADVを記憶しであるマツプから、当該運
転条件に対応する点火時期ADVを検索して求めると共
に、該点火時期ADVに基づいて点火制御信号を出力し
、点火時期を制御する。
尚、前記スロットル弁7には、その開度TVOをポテン
ショメータにより検出するスロットルセンサ15か付設
されており、また、前記クランク角センサIOからは、
4気筒機関において1800毎(本実施例ではBTDC
70°毎)の基準角度信号RE’Fと、1°又は2°毎
の単位角度信号PO8とが出力されるようになっている
。前記基準角度信号REFi!、コントロールユニット
9による点火時期制御の基準位置となるものであり、例
えば基準角度信号REFのうち#1気筒の点火基準に対
応するものが他と区別できるようにしてあり(第4図参
照)、これにより基準角度信号REFを各気筒に対応さ
せて各気筒別に点火制御できるようになっている。
また、コントロールユニット9は、本発明にかかる失火
気筒検出を行って、失火か発生している気筒を車両の運
転席付近等に表示させる失火気筒検出装置としての機能
を有しており、ここで、かかる失火気筒検出制御を、第
3図のフローチャートにそれぞれ示すプログラムに従っ
て説明する。
尚、本実施例において、失火判別値演算手段。
失火気筒検出手段、失火検出禁止手段としての機能は、
前記第3図のフローチャートに示すようにコントロール
ユニット9がソフトウェア的に備えている。また、本実
施例において、回転周期計測手段は、前記クランク角セ
ンサ10とコントロールユニット9とによって構成され
るようになっている。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、基準角度
信号REFから単位角度信号PO8をカウントすること
によって検出される各気筒のTDC位置毎に実行される
ものである。
まず、ステップ1(図中ではStとしである。
以下同様)では、本プログラムの実行周期に相当するT
DC周期を計測した結果を時系列的にメモリする処理を
行う。
即ち、コントロールユニット9は本プログラムの実行周
期をその都度計測するようになっており、上記ステップ
lでは、本プログラムの前回実行時において設定した最
新周期TDCIから3回前の周期TDC4をそれぞれ更
に1回古いデータとしてTDC2,TDC3,TDC4
,TDC5に更新設定し、最新に計測された周期をTD
CIに新たに設定する。
そして、次のステップ2では、ステップlで設定した最
新周期TDCI、1回転前(2回前)の周期TDC3,
2回転前(4回前)の周期TDC5を用いて下式に従い
失火判別値LUを演算する。
上記失火判別値LUは、平均有効圧(機関出力トルク)
の微分値、即ち、平均有効圧の気筒間段差に略相当する
値であり、例えば、前記TDC1及びTDC5が#l気
筒の燃焼行程中に相当するTDC周期を計測した結果で
あって、TDC3が#4気筒の燃焼行程中に相当するT
DC周期を計測した結果であって、#l気筒のみが失火
している場合には、#4気筒に対する#1気筒の平均有
効圧低下として前記失火判別値LUがマイナス側に振れ
るから、基本的には絶対値かマイナス側に大きい失火判
別値LUの演算に用いた周期TDC1中に燃焼行程であ
った気筒を失火気筒とすることかできる。
次のステップ3では、今回のTDCがどの気筒の圧縮T
DCに相当するかを判別することで、ステップ2で演算
した失火判別値LUが対応する気筒を判別する。
例えば、今回が#l気筒の圧縮TDCであるときには、
直前の#2気筒の燃焼行程を計測した周期TDClに基
づいて失火判別値LUが演算された状態であるから、こ
のときには、今回のステップ2における演算結果が#2
気筒に対応するものであるとしてステップ4へ進む。
ステップ4では、#2気筒に対応して演算された失火判
別値LUの変動量paraを以下の式に従って演算する
p a r a= l LU−MLU 2 l /Tp
ここで、LUは今回ステップ2で演算された#2気筒に
対応する失火判別値であり、また、MLU2は、機関2
回転前に同じく#2気筒に対応して演算された失火判別
値LUである。そして、同じ気筒に対応して演算された
失火判別値LUの今回値から前回値を減算した値の絶対
値を、機関負荷相当値である前記基本燃料噴射量Tpて
除算するようにしてあり、これにより、同じ失火状態で
あっても機関負荷か増大するに従って増大する傾向を示
す前記失火判別値LU’(変動量para)を同じレベ
ルで比較できるようにしである。
次のステップ5では、次に#2気筒に対応する失火判別
値LUか演算されたときのステップ4での演算のために
、今回の失火判別値LUを#2気筒対応の前回値として
MLU2にセットする。
また、次のステップ6ては、上記ステップ4で演算した
#2気筒に対応する失火判別値LUの変動量paraを
下式に従い加重平均し、その結果を新たにRAND2に
セットする。
上記ステップ4〜ステツプ6における処理と同様な処理
が、ステップ3で#3気筒、#4気筒又は#2気筒の判
別かなされたときにも行われ、各気筒それぞれに対応す
る失火判別値LUの変動量の加重平均値RAND 1〜
RAND4がそれぞれに設定される(ステップ7、 8
. 9)。
ステップ10では、上記のように各気筒別に設定される
失火判別値LUの変動量の加重平均値RANDI 〜R
AND4の平均値Avrdを下式のようにして求める。
ステップ11では、上記ステップ10で求めたRAND
 1−RAND4の平均値Avrdと所定値とを比較し
、前記平均値Avrdか所定値を越えているときにはそ
のまま本プログラムを終了させ、失火気筒の検出を行わ
ない。
ある気筒か失火した場合には、失火判別値LUの気筒間
の変動は大きいものの、各気筒別の失火判別値LUは失
火気筒の平均有効圧のみが減少することによって略同じ
レベルに算出されるが、例えば機関1を搭載した車両か
凸凹の激しい悪路を走行した場合には、駆動輪のトラク
ション変動に影響されて機関の回転変動が発生するため
に、各気筒別の失火判別値LUがそれぞれ失火発生とは
関係な(大きく変動することになる。
従って、前記平均値Avrdか所定値を越えている場合
には、前述のような悪路走行なとの外乱による回転変動
に影響されて各気筒別の失火判別値LUがそれぞれに所
定以上に大きく変動しているものと推測できるので、失
火検出を行わずにそのまま本プログラムを終了させるも
のである。このように、前記平均値Avrdが所定値を
越えることによって悪路走行などによる外乱を予測して
失火検出を禁止すれば、悪路走行による回転変動に基づ
いて失火気筒が誤検出されることを回避でき、失火気筒
検出の信頼性を向上させることができる。
一方、ステップ11で平均値、A、vrdか所定値以下
であると判別されたときには、各気筒に対応する失火判
別値LUが失火の有無に関わらずそれぞれのレベルて略
安定していることになるので、前記悪路走行などによる
外乱かない状態であると推定でき、このときには失火判
別値LUのレベルに基づいて失火気筒を検出することか
できるから、ステップ12以降で失火気筒検出を行う。
ステップ12では、失火判別値LUのレベルを判定する
ためのスライスレベルSL(プラスのスライスレベルS
L)を、予め基本燃料噴射量Tpと機関回転速度Nとに
よって区分される運転領域毎に記憶したマツプから検索
して求める。前記スライスレベルSLを、機関負荷を代
表する基本燃料噴射量Tpと機関回転速度Nとによって
可変設定するようにしであるのは、前記失火判別値LU
か前述のように機関負荷の増減によって変化すると共に
、機関回転速度Nの増減変化によっても変化するためで
ある。
尚、前記ステップ11で、前記平均値Avrdか所定値
を越えたときに、そのまま本プログラムを終了させるこ
とによって失火気筒検出を禁止するようにしたが、ステ
ップ11での処理の代わりに、以下のステップ13.1
4に示す処理を行わせることで、凸凹の悪路を走行した
ときの失火気筒の誤検出を回避することもできる。
即ち、ステップ13で前記平均値Avrdか所定値を越
えていると判別されたときにステップ14へ進み、この
ステップ14ては、前記ステップ12てマツプから検索
して求めたスライスレベルSLに1を越える所定値(例
えば1.8)を乗算してSLの増大補正すると共に、ス
テップ2で演算した失火判別値LUに1未満の所定値(
例えば0.2)を乗算してLUの減少補正する。
前記失火判別値LUは、失火気筒かないときにはゼロ付
近に安定するものの、失火気筒か発生すると大きく変動
することになり、前記スライスレベルSLは失火発生時
に失火判別値LUか越えるレベルに設定しであるから、
上記のようにスライスレベルSLを増大補正し、かつ、
失火判別値LUを減少補正することは、失火判別値LU
かスライスレベルSLを越えない方向に(換言すれば、
失火検出されない方向)に補正したことになり、このよ
うに補正されたSL及びLUに用いて後述する失火気筒
検出を行わせれば、実質的に失火気筒検出を禁止したこ
とと同じになる。
従って、ステップ11の代わりに、ステップ13゜14
ての処理を設定することで、機関1を搭載した車両か悪
路を走行しても、失火気筒か誤検出されることを回避で
きる。尚、スライスレベルSLと失火判別値LUとのい
ずれか一方のみを、失火検出されない方向に増減補正す
るようにしても良い。
次のステップ15ては、ステップ2で演算された失火判
別値LUかゼロ以上であるが、ゼロ未満であるかを判別
し、ゼロ未満であると判別されたときには、ステップ1
6へ進む。
ステップ16では、ゼロから失火判別値LUを減算して
得られる失火判別値LUの絶対値と、前記スライスレベ
ルSLとを比較し、スライスレベルSLを(φ−LU)
か越えているときには、ステップ17てカウンタcnt
に4をセットし、(φ−LU)かスライスレベル以下で
あるときにはステップ17をジャンプしてステップ18
へ進む。
ステップ18では、失火判別値LUの正負を判別するだ
めのフラグfに1をセットして、失火判別値LUか負で
あることかこのフラグfによって判別されるようにする
一方、次のステップ19では、後述するように失火気筒
検出時に1かセットされるフラグf2にゼロをセットし
て失火気筒検出か行えるようにする。前記フラグf2は
、失火判別値LUが正の値であるときに行われる失火気
筒の検出前に判別され、ゼロであるときにのみ失火気筒
の検出が行われるようになっており、かつ、失火気筒か
検出されたときに1かセットされるから、−旦失火気筒
が検出されると、その後失火判別値LUが負に反転する
までは失火気筒検出は行われない。
上記のようにしてフラグf及びフラグf2の設定を行う
と、次のステップ20では、前記カウンタcntかゼロ
であるか否かを判別し、ゼロでないときにはステップ2
1でカウンタcntが1だけ減算される。従って、失火
判別値LUの絶対値かスライスレベルSLを越えたとき
には、カウンタCntには一旦4かセットされるが、ス
テップ21て減算されるから、結局前記カウンタcnt
には3かセットされることになり、次回に算出された失
火判別値LUかスライスベルSLを越えない程度の負の
値であった場合には、前記カウンタcntには2かセッ
トされることになる。
尚、前記カウンタcntは、後述するように、失火判別
値LUか負から正へ反転したときに行われる失火気筒検
出において、正の反転初回又はその次の回においてのみ
失火気筒検出か許可されるように設けであるものである
一方、ステップ15で失火判別値LUかゼロ以上である
(正である)と判別されたときには、ステップ22へ進
み、前記フラグfの判別を行う。
フラグfは、失火判別値LUか負であるときに1か設定
され、後述するように失火判別値LUか正であると判別
されたときにゼロか設定されるから、このステップ15
てフラグfか1であると判別されたときは、失火判別値
LUの負から正への反転初回であり、このときには、ス
テップ23へ進んで今回の失火判別値LUの正負反転に
基づいて失火発生が判別された場合の失火気筒を設定す
る処理を行う。
ステップ23では、今回のTDCが、との気筒の圧縮T
DCに対応するものであるかを判別し、例えば#1気箭
の圧縮TDCであったときには、ステップ24へ進み、
失火気筒として#3気筒を設定する。即ち、今回のTD
Cか#1気筒の圧縮TDCであった場合には、#2気筒
に対応する失火判別値LUか演算された場合であり、こ
のときには、その1回転前に失火判別値LUが演算され
ている#3気筒を失火気筒とするものであり、同様に、
ステップ23て#3気筒であると判別されたときには、
失火気筒として#4気筒を(ステップ25)、#4気筒
であるときには失火気筒として#2気笥を(ステップ2
6) 、# 2気筒であるときには失火気筒として#1
気筒を設定する(ステップ27)。
ここで、本実施例における失火気筒検出のロジックを予
め説明すると、絶対値かスライスレベルSLを越える負
の失火判別値LUか算出された次の回又は次の次の回で
失火判別値LUが正に反転し、正への反転初回又は次の
回で正の失火判別値LUかスライスレベルSLを越えた
ときに、正への反転初回の1回転前に算出された失火判
別値LUを失火気筒に対応するものとするものである(
第4図参照)。従って、ステップ22でフラグfか1で
あると判別された負から正への反転初回において、予め
1回転前に失火判別値LUか演算されている気筒を失火
気筒として設定しておくものである。
上記のように、失火気筒の煽りを受けて失火判別値LU
か負から正へ大きく反転することも含めて失火気筒を検
出するようにすれば、アイドル運転時なとの回転変動の
発生し易い状態て失火か誤検出されることを回避できる
。即ち、アイドル時などに回転変動か発生するときには
、失火判別値LUか連続的に負となって、然も、そのレ
ベルがスライスレベルSLを越えることかあるが、かか
るアイドル時においては、上記の失火気筒検出ロジック
に従う変動を失火判別値LUか示さないので、アイドル
時の回転変動に影響されて失火気筒か誤検出されること
を防止できるものである。
また、失火判別値LUの負から正への反転初回において
は、ステップ28で前記カウンタcntが3であるか否
かを判別し、3であるときには、ステップ29へ進んて
カウンタcntに2をセットする。従って、スライスレ
ベルSLを越える負の失火判別値LUか算出された次回
に正へ反転したときには、ステップ28からステップ2
9へ進んでカウンタcntは2に設定されるが、スライ
スレベルSLを越える負の失火判別値LUが算出された
次の次の回に正へ反転したときには、カウンタ値は2に
なっているからステップ29をジャンプして進むことに
なる。
換言すれば、ステップ28.29を通過したときのカウ
ンタcntが2でなければ、本実施例における失火気筒
検出のロジックにおける失火判別値LUの負の連続状態
に合致しないことになる。
次のステップ30では、今回演算された正の失火判別値
LUかスライスレベルSLを越えているか否かを判別し
、失火判別値LUがスライスレベルSLを越えている場
合には、ステップ31でカウンタcntかゼロであるか
否かを判別する。
負から正の反転初回であれば、カウンタは2であるから
、ステップ31てカウンタがゼロでないと判別されてス
テップ32へ進む。
そして、ステップ32て前記フラグf2かゼロであると
判別されたときには、失火判別値LUが正から負に反転
してから失火気筒検出を経験していないことを示すから
、ここで、ステップ33へ進み失火気筒を特定する。
ステップ33ては、ステップ23〜ステツプ27ての設
定を受けて、失火判別値LUの負から正への反転初回の
1回転前に設定された失火判別値LUが対応する気筒を
失火気筒として、それぞれの失火検出回数を積算する失
火検出カウンタLSTI〜LST4をそれぞれlたけカ
ウントアツプさせる(ステップ34〜ステツプ37)。
そして、上記のようにして失火気筒か検出された場合に
は、ステップ38でフラグf2に1をセットして、再び
失火判別値LUか負に戻るまではフラグf2を1のまま
として失火検出を回避する。
また、失火判別値LUか正の値として算出されたからス
テップ39ではフラグfにゼロをセットする。
一方、負から正への反転初回にスライスレベルSLを越
えなかったときには、ステップ30から前記ステップ2
0.21を経由して処理か進行するから、このときカウ
ンタcntはlに設定される。
そして、正への反転初回の次回も失火判別値LUが正で
あって、このときの失火判別値LUがスライスレベルS
Lを越えたときにも、失火気筒上して同様な検出結果を
得ることになる。
但し、正へ反転した初回及び次の回で共にスライスレベ
ルSLを越えなかったときには、反転初回の次でカウン
タcntがセロにまでカウントダウンされることになる
から、ステップ31てカウンタcntかゼロであると判
別されることによって失火気筒の検出は行われない。
上記のように、失火気筒を検出し、それぞれの気筒別に
失火検出回数LSTI〜LST4をカウントアツプさせ
ると、ステップ40ては本プログラムの実行回数をカウ
ントするカウンタTotalか所定値(例えば1000
)を越えたか否かを判別し、所定値を越えるまではステ
ップ41てカウントアツプさせるが、所定値を越えると
ステップ42以降へ進んで気筒別に失火検出頻度を判別
する。
まず、ステップ42では前記カウンタTotalをゼロ
リセットし、ステップ43では#1気筒の失火検出回数
を積算したLSTIと所定値(例えば25)とを比較し
、カウンタTota1か所定値までカウントアツプされ
る間の#l気筒の失火検出回数か所定以上であるか否か
を判別し、所定以上の頻度で#l気筒の失火か検出され
ているときには、#1気筒の失火が確からしいものとし
て、ステップ44へ進み、#1気筒の失火発生を運転席
付近等に表示させ、運転者に#1気筒で失火か発生して
いることを警告する。
同様に、#2気筒の失火検出回数LST2、#3気筒の
失火検出回数LST3、#4気筒の失火検出回数LST
4をそれぞれ所定値と比較し、所定値を越える失火回数
がカウントされている気筒については前記ステップ44
と同様にして表示させる(ステップ45〜50)。
そして、各気筒の失火検出回数LSTI〜LST4と所
定値とをそれぞれに比較すると、ステップ51で失火検
出回数LSTI〜LST4を全てゼロリセットさせ、再
度カウンタTo t a lが所定値までカウントアツ
プされる間に検出された失火回数かそれぞれ気筒毎に新
たに積算されるようにする。
尚、本実施例では、負のスライスレベルを越える失火判
別値LUが算出され、更に、正のスライスレベルを越え
る失火判別値LUが算出されたときに失火気筒を特定す
るようにしたが、失火検出のロジックとしては、回転周
期に基づいて算出した気筒間の平均有効圧段差に相当す
る値のレベルに基ついて失火気筒を検出するものであれ
ば良く、本実施例の検出ロジックに限定するものではな
い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、平均有効圧の気筒
間段差に略相当する失火判別値を機関回転周期に基づい
て各気筒別に算出し、この失火判別値に基づいて失火気
筒を検出する装置において、例えば機関か搭載される車
両か凸凹の激しい悪路を走行するなどして機関回転変動
か発生しても、かかる回転変動に基づいて失火気筒か誤
検出されることを回避でき、失火気筒検出の信頼性を向
上させることかできるという効果かある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図は同上実施
例における失火気筒検出制御の内容を示すフローチャー
ト、第4図は同上実施例における失火気筒検出の特性を
示すタイムチャートである。 1・・・機関 9・・・コントロールユニット 10・・・クランク角センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関の回転周期を計測する回転周期計測手段
    と、 前記計測された回転周期に基づいて気筒間の平均有効圧
    の段差に略相当する値である失火判別値を各気筒に対応
    させて演算する失火判別値演算手段と、 前記演算された失火判別値と所定のスライスレベルとを
    比較して失火気筒を検出する失火気筒検出手段と、 を含んで構成された内燃機関の失火気筒検出装置におい
    て、 前記失火判別値演算手段で演算された各気筒別の失火判
    別値がそれぞれに所定以上に変動しているときに前記失
    火気筒検出手段による失火気筒の検出を禁止する失火検
    出禁止手段を設けたことを特徴とする内燃機関の失火気
    筒検出装置。
  2. (2)前記失火検出禁止手段が、前記失火判別値演算手
    段で演算された失火判別値と前記失火気筒検出手段にお
    ける所定のスライスレベルとの少なくとも一方を失火検
    出されない方向に補正することによって、失火気筒検出
    手段による失火検出を禁止するよう構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関の失火気筒検出装置。
  3. (3)前記失火検出禁止手段が、同一気筒に対応して演
    算された失火判別値の最新値と前回値との差の絶対値を
    機関負荷相当値で除算した値に基づいて各気筒別の失火
    判別値がそれぞれに所定以上に変動していることを判別
    するよう構成された請求項1又は2のいずれかに記載の
    内燃機関の失火気筒検出装置。
JP18406890A 1990-07-13 1990-07-13 内燃機関の失火気筒検出装置 Expired - Lifetime JPH07111154B2 (ja)

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