JPH03206337A - 内燃機関の失火気筒検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火気筒検出装置

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JPH03206337A
JPH03206337A JP98490A JP98490A JPH03206337A JP H03206337 A JPH03206337 A JP H03206337A JP 98490 A JP98490 A JP 98490A JP 98490 A JP98490 A JP 98490A JP H03206337 A JPH03206337 A JP H03206337A
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misfire
cylinder
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JP98490A
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English (en)
Inventor
Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の失火気筒検出装置に関し、詳しくは
、偶数気筒からなる内燃機関において、回転周期に基づ
いて平均有効圧の変化量に略相当する失火判別値を演算
し、この失火判別値と運転条件に応じたスライスレベル
とを比較することで失火気筒を検出するよう構成された
失火気筒検出装置に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関において番よ、点火系又は燃料噴射弁等の燃料
供給系の故障、更に、圧縮漏れ等によって失火が発生す
ることがあり、失火が発生すると、かかる失火気筒に供
給された燃料が燃焼しないまま排気系に排出され、この
未燃焼ガスが排気浄化用に設けられた触媒装置で燃焼し
て該触媒装置を焼損させることがあり、触媒装置が焼損
すると、排気浄化能力の低下によって排気中の有害威分
濃度を増大させてしまうという問題が発生する。
このため、失火発生を検出し、失火が検出されたときに
は、失火発生を警告したり、失火している気筒への燃料
供給を停止するなどのフエイルセーフ制御を実行するこ
とが要求される。
失火を検出する装置としては、以下に示すように機関回
転変動に基づき失火気筒を判別するものがある(197
9年I SATA−P a p e r rExper
iences with a new method 
for measuring theengine r
oughness J by R. Latsch, 
E.Mausner,V . B ianchi及び特
願平1−275046号参照)。
即ち、例えばTDC周期(4気筒機関で180゜周期)
を逐次計測し、1/2サイクル前のTDC周期をhal
f、1サイクル前のTDC周期をold、最新のTDC
周期をneWとし、これらを以下の式に代入することに
よって平均有効圧の変化量に略相当する失火判別値LU
nを算出する。
上記演算式に基づく失火判別値LUnにおいて、例えば
4サイクル4気筒機関で#1気筒の失火が発生している
状態を示す第7図に示すように、4気筒内燃機関の#1
気筒に対応する判別値LUIは、TDC毎(180’ 
)に更新される180゜周期計測結果の最新値が#1気
筒の筒内圧(燃焼行程)に影響されるものであるときに
演算されるから、同様にして各気簡に対応させた判別値
LUnを算出させることができる。
ここで、上記判別値LUnに基づく失火気筒判別は、運
転条件(例えば機関回転速度及び機関負荷)で決定され
るスライスレベルSL(マイナス値)以下の判別値LU
nがあったとき失火有りと判別する。但し、連続して判
別{a L U nがマイナスで、かつ、その何れかが
スライスレベルSL以下であるときには、最初の判別{
J L U nが失火発生を示すものとし、第7図に示
すように#1気筒が継続して失火している場合には、図
に示すように判別値LUnは、#1気筒.#3気筒に対
応する判別値LUI,LU3がそれぞれマイナスの値と
なって、然も両方がスライスレベルSL以下となってい
るが、#1気筒に対応する判別値LUIが最初(点火順
#1→#3→#4→#2)であるから#1気筒が失火し
ていると判別される。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、アイドル運転時等の低回転時には回転が不安
定になり易く、自然に回転変動が発生することがあるが
、このように失火と関係な《回転変動が発生するときに
特定1気筒で失火が発生すると、失火気簡の検出精度が
落ち、例えば、第8図に示すような場合には4気筒機関
において#1気筒が失火しているにも関わらず、#2気
筒が失火していると検出されてしまうことがあった。
即ち、第8図に示す例の場合、#2気筒に対応する判別
値LU(図中では×印で示してある)が負の値に算出さ
れ、次の#1気筒に対応する判別{I!LU(図中では
○印で示してある)がスライスレベルSL以下となって
いるので、連続して負の判別{1iLUが算出され、然
も、そのいずれかがスライスレベルSL以下であれば、
最初の判別値LUに基づいて失火気筒を特定するという
前述の判定ロジックに従って、実際には#1気筒が失火
しているのに#2気筒を失火していると検出してしまう
ものである。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、アイド
ル運転時等の回転変動が自然に発生するような状況にあ
っても、失火気筒を精度良く検出できる失火気筒検出装
置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、偶数気筒か
らなる内燃機関の回転周期を計測する回転周期計測手段
と、これにより計測された回転周期に基づいて平均有効
圧の変化量に略相当する値である失火判別値を各気筒に
対応させて演算する失火判別値演算手段と、機関運転条
件を検出する機関運転条件検出手段と、これにより検出
された機関運転条件に基づいて前記失火判別値による失
火有無判定のためのスライスレベルを設定するスライス
レベル設定手段と、一連する半数気筒に対応する失火判
別値がそれぞれ負で、続く残り半数気筒に対応する失火
判別値が連続して正で、かつ、連続して負である前記失
火判別値のうち少なくとも1つが負のスライスレベル以
下であり、連続して正である前記失火判別値のうち少な
くとも1つが正のスライスレベルを越えたときに、負か
ら正への反転初回から機関1回転前の失火判別値が対応
する気筒を失火気筒として検出する失火気筒検出手段と
、を含んで内燃機関の失火気筒検出装置を構戒するよう
にした。
〈作用〉 かかる構戒の失火気筒検出装置によると、失火判別値演
算手段は、回転周期計測手段で計測された偶数気筒から
なる内燃機関の回転周期に基づき、平均有効圧の変化量
に略相当する値である失火判別値を各気筒に対応させて
演算する。
また、スライスレベル設定手段は、機関運転条件検出手
段で検出された機関運転条件に基づいて前記失火判別値
による失火有無判定のためのスライスレベルを設定する
そして、失火気筒検出手段は、一連する半数気筒に対応
する失火判別値がそれぞれ負で、続く残り半数気筒に対
応する失火判別値が連続して正で、かつ、連続して負で
ある前記失火判別値のうち少なくとも1つが負のスライ
スレベル以下であり、連続して正である前記失火判別値
のうち少なくとも1つが正のスライスレベルを越えたと
きに、負から正への反転初回から機関1回転前の失火判
別値が対応する気筒を失火気筒として検出する。
即ち、連続して失火判別値が負であり、然も、その中で
負のスライスレベル以下である失火判別値が算出されて
いても、これに基づいて直ちに失火気筒を特定するので
はなく、まず、偶数気筒のうち一連する半数気筒に対応
する失火判別値が負で、然も、この連続して負である失
火判別値のうち少なくとも1つが負のスライスレベル以
下であり、かつ、残りの半数気筒に対応する失火判別値
が連続して正で、然も、この連続して正である失火判別
値のうち少なくとも1つが正のスライスレベルを越えた
ときに、負から正への反転初回から機関l回転前の失火
判別値が対応する気筒を失火気筒として検出するもので
ある。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する。
一実施例を示す第2図において、内燃機関1には、エア
クリーナ2,吸気ダクト3.スロットルチャンバ4及び
吸気マニホールド5を介して空気が吸入される。
吸気ダクト3にはエアフローメータ6が設けられていて
、吸入空気流量Qを検出する。スロットルチャンバ4に
は、図示しないアクセルペダルと連動するスロットル弁
7が設けられていて、吸入空気流量Qを制御する。吸気
マニホールド5には、各気筒(本実施例では4気筒)毎
に電磁式の燃料噴射弁8が設けられていて、図示しない
燃料ポンプから圧送されプレノシャレギュレー夕により
所定の圧力に制御される燃料を吸気マニホールド5内に
噴射供給する。
燃料噴射量の制御は、マイクロコンピュータ内蔵のコン
トロールユニット9において、エアフローメータ6によ
り検出される吸入空気流量Qと、ディストリビュータ1
3に内蔵されたクランク角センサ10からの信号に基づ
き算出される機関回転速度Nと、から燃料噴射弁8の開
駆動時間に相当する基本燃料噴射ITp=KXQ/N 
(Kは定数)を演算し、この基本燃料噴射量Tpを水温
センサ14で検出される冷却水温度Tw等に基づいて補
正することにより最終的な燃料噴射量Tiを演算し、こ
の燃料噴射量Tiに相当するパルス巾の駆動パルス信号
を機関回転に同期して燃料噴射弁8に出力することによ
り、機関lに対して要求量の燃料が噴射供給されるよう
になっている。
また、機関1の各気簡にはそれぞれ点火栓11が設けら
れていて、これらには点火コイル12にて発生する高電
圧がディストリビュータ13を介して順次印加され(点
火順は#1→#3→#4→#2)、これにより火花点火
して混合気を着火燃焼させる。
ここで、点火コイル12は、付設されたパワートランジ
スタ12aを介して高電圧の発生時期が制御されるよう
になっている。従って、点火時期(点火進角値)ADV
の制御は、前記パワートランジスタ12aのオン・オフ
時期をコントロールユニット9からの点火制御信号で制
御することにより行う。
コントロールユニット9は、前記基本燃料噴射量Tpと
機関回転速度Nとにより区分される複数の運転領域毎に
予め点火時期ADVを記憶してあるマップから、当該運
転条件に対応する点火時期ADVを検索して求めると共
に、該点火時期ADVに基づいて点火制御信号を出力し
、点火時期を制御する。
尚、前記スロットル弁7には、その間度TVOをボテン
ショメー夕により検出するスロットルセンサl5が付設
されており、また、前記クランク角センサ10からは、
4気筒機関において18o゜毎(本実施例ではBTDC
70゜毎)の基準角度信号REFと、工゜又は2゜毎の
単位角度信号POsとが出力されるようになっている。
前記基準角度信号REFは、コントロールユニット9に
よル点火時期制御の基準位置となるものであり、例えば
基準角度信号REFのうち#1気筒の点火基準に対応す
るものが他と区別できるようにしてあり、これにより基
準角度信号REFを各気簡に対応させて各気箇別に点火
制御できるようになっている。
また、コントロールユニット9は、本発明にかかる失火
気筒検出を行って、失火が発生している気筒を車両の運
転席付近等に表示させる失火気筒検出装置としての機能
を有しており、ここで、かかる失火気筒検出制御を、第
3図〜第5図のフローチャートにそれぞれ示すプログラ
ムに従って説明づる。
尚、本実施例において、失火判別値演算手段スライスレ
ベル設定手段,失火気筒検出手段としての機能は、前記
第3図〜第5図のフローチャートにそれぞれ示すように
ソフトウエア的に備えられている。また、本実施例にお
いて、機関運転条件検出手段は、上記エアフローメータ
6及びクランク角センサ10が相当し、更に、回転周期
計測手段は前記クランク角センサ10とコントロール二
二ノト9とによって構成されるようになっている。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、基準角度
信号REFから単位角度信号POSをカウントすること
によって検出される圧縮TDC後15゜(ATDC15
゜)の角度位置毎に実行されるものである。
まず、ステップ1(図中ではS1としてある。
以下同様)では、図示しない別のプログラムに従ってA
TDC20’からATDC180゜まで(特に筒内圧の
変化によってクランク角速度が影響を受ける角度範囲)
の周期を計測した結果を時系列的にメモリする。
即ち、コントロールユニット9は、第6図に示すように
、クランク角センサ10から出力される信号に基づいて
ATDC20゜及びATDC180゜の位置をそれぞれ
検出し、この間の経過時間(周期)を計測するようにな
っており、このステップ1では、直前に計測された前記
周期を最新計測周期としてToにセノトし、また、本プ
ログラムの前回実行時に最新周期をセノトしたToのデ
ータを1回前の周期としてT1にセットし、同様にして
前回の1回前,2回前.3回前の周期Tl,T2,T3
を、更に1回古いデータとしてそれぞれ2回前(1回転
前)周期T2,3回前周期T3,4回前(2回転前)周
期T4にそれぞれセットする。
そして、次のステップ2では、ステップ1で設定した最
新周期To、1回転前(1/2サイクル前)の周期T2
、2回転前(1サイクル前)の周期T4を用いて下弐に
従い失火判別値LUを演算する。
上記失火判別値LUは、平均有効圧の変化量に略相当す
る値であり、これにより、最新周期Toを計測している
ときに燃焼行程であった気簡の平均有効圧の変化が推定
される。
ステップ3では、前記ステップ2で演算された判別値L
じがゼロ以上であるか否かを判別し、判別値LUが負の
値であるときには、ステップ4へ進み、判別値LUの正
負反転を判別するためのフラグF plusにゼロをセ
ントする。
次のステップ5では、第4図のフローチャートに示すプ
ログラムで正の値として設定されるスライスレベルSL
を、ゼロから減算して負の値に変換し(0−SL)、こ
の負のスライスレベルSLと判別値LtJとを比較する
。第4図のフローチャートに示すプログラムはバックグ
ラウンド処理され、かかるプログラムのステップ41で
は、予め機関負荷を代表する前記基本燃料噴射量Tpと
機関回転速度Nとで複数に区分される運転領域毎にスラ
イスレベルSLを記憶してあるマップから、最新の運転
条件に見合ったスライスレベルSLを検索して設定する
。上記のように、機関負荷と機関回転速度Nとに応して
スライスレベルSLを可i設定するのは、機関負荷及び
機関回転速度の運転条件によって判別値LUのレヘルが
大きく変化するためであり、失火発生時に算出される判
別値LUの絶対値が、このスライスレベルSLを越える
ように設定してある。
ステップ5で判別{a L Uが負のスライスレベルS
L以下であると判別されたときには、ステ,プ6でカウ
ント値cntに4をセットしてからステップ27へ進み
、また、判別値LUがゼロ以上である(正である)と判
別されたときには、ステップ6をジャンプしてステップ
27へ進む。
ステップ27では、前記カウント値cntがゼロである
か否かを判別し、ゼロでないときには、ステップ28で
カウント値cutを1ダウンさせる。
従って、判別値LUが負の状態が継続するときには、判
別値LUが負のスライスレベルSL以下となったときに
カウント値cntに4がセットされるが、同時に1ダウ
ンさせられ、その後判別値LUが負のスライスレベルS
L以下にならなければ、ゼロにまでカウントダウンされ
てゼロを維持する。
一方、ステップ3で判別{iLUがゼロ以上であると判
別されたときには、ステップ7で前記フラグF plu
sの判別を行い、フラグl” plusがゼロであって
本プログラムの前回実行時に演算された判別値LUが負
の値であったとき、即ち、判別値LUの負から正への反
転時であるときには、まず、ステップ8で前記フラグF
 plusに1をセントし、次回も判別値LUがゼロ以
上であるときに、ステップ7でフラグF plusがl
であると判別されるようにする。
そして、次のステップ9では、前記カウント値cntが
3であるか否かを判別する。判別値LIJが負から正へ
反転した初回で、かつ、前記カウント値cntが3であ
る場合は、負のスライスレベルSL以下の判別値LUか
ら正の判別値LUへ反転した場合であり、このときには
ステップ10でカウントイ直cntに2をセットする。
ステップ11では、前記カウント値cntがゼロである
か否かを判別し、ゼロでないときにはステップ12へ進
み、第4図のフローチャートに示すプログラムで機関負
荷(基本燃料噴射量Tp)と機関回転速度Xとに応じて
可変設定される正のスライスレベルSLと判別値LUと
を比較する。
判別値LUが正のスライスレベルSLよりも大きいとき
には、失火の発生を判別し、ステン113〜ステップ2
5で失火発生気筒を特定し、各気筒毎の失火検出回数を
カウントアソプさせる。
まず、ステップ13では、失火が発生しでいる気筒を特
定するために、点火気筒を示すシリンダカウンタcy+
cntの値を判別する。
前記シリンダカウンタCylcntは、第5図のフロー
チャートに示すプログラムに従って設定される。第5図
のフローチャートに示すプログラムは、クランク角セン
サ10から基準角度信号REFが出力される毎(BTD
C70゜毎)に実行されるものであり、今回の基準角度
信号REFを基準として次に点火時期ADV (点火進
角値)が制御される気筒ナンバーを判別し、その気筒ナ
ンハーを前記シリンダカウンタCylcntにセントす
るものである(第6図参照)。
即ち、まず、ステップ5lでは、今回の基準角度信号R
EFが#1気筒の点火基準となるものであるか否かを判
別し、今回の基準角度信号REFが#1気筒の点火基準
であるときには、ステソプ52へ進み、前記シリンダカ
ウンタCylcntに#1気筒を示す1をセットする。
ステソプ5■で#l気筒の点火基準でないと判別された
ときには、ステップ53へ進み、今度は#2気筒の点火
基準であるか否かを判別する。そして、今回の基準角度
信号REFが#2気筒の点火基準であれば、ステップ5
4で前記シリンダヵウンタCyicntに#2気筒を示
す2をセットする。
また、ステップ53で今回の基準角度信号REFが#2
気筒の点火基準でないと判別されると、ステップ55で
#3気筒の点火基準であるか否かを判別し、#3気筒の
点火基準であればステップ56でCylcntに#3気
筒を示す3をセットし、#3気筒の点火基準でないとき
には残る#4気筒の点火基準であるから、ステップ57
でCylcntに#4気筒を示す4をセットする。
再び第3図のフローチャートに戻って説明すると、上記
のようにして設定されるCyLcntをステップ13で
判別し、例えば、Cylcnt=2であるときには、ス
テップ17へ進み、前記カウント値cntが2であるか
否かを判別する。そして、カウント値cntが2であれ
ば、#1気筒が失火しているものと判断し、ステップ1
8で#1気筒の失火検出回数をカウントするLSTIを
1アップさせる。
このようにして#1気筒の失火が判断される実際例を、
第6図に示してある。即ち、第6図に示すように、#1
気筒が失火すると、まず、失火気筒である#1気筒に対
応する判別値LUが大きな減少を示して負となり、次の
点火順である#3気筒に対応する判別値LUも同レベル
の負の値をとり、かつ、続く#4気筒及び#2気筒の失
火判別値LUが前記#1及び#3気筒の反動を受けるよ
うにして共に正となる(#1気筒失火後の#2気筒の失
火判別値LUについては第6図で図示を省略してある)
ここで、#1気筒対応の判別値LUが負のスライスレベ
ルSL以下として算出されたときに前記カウント値cn
tには4がセットされた後、直ちにエダウンされて3に
なるが、次の#3気筒対応の判別値LUも負のスライス
レベルSL以下で再度カウント値cntにはやはり3が
セットされる。
次に#4気筒対応の判別{!LUが正のスライスレベル
SLを越えて負から正に反転すると、カウント値cnt
には2がセットされるから、カウント値cntがゼロで
なく然も判別値LUが正のスライスレベルSLを越える
ことから、ステップ13へ進む。ステップ13では、前
記Cylcnt=2であると判別され、結果、#1気筒
の失火が最終判断されることになる。
ここで、例えば正へ反転した初回の#4気筒対応の判別
値LUが正のスライスレベルSLを越えず、次の#2気
筒対応の判別{iLUが正のスライスレベルSLを越え
る場合もあるが、この場合には、負から正への反転初回
にステップ12からステップ27へ進んで、カウント値
cntがゼロでないと判別される(カウント値cnt=
2)ことにより、ステップ28でカウント値cntが1
ダウンされて1になり、次回の判別値LUが正のスライ
スレベルSLを越えるときには、ステップ7からステノ
プ11へ進み、カウント値cntがlであることからス
テンプ12へ進んで失火検出される。このとき、Cyl
cntには1がセットされているからステッフ゜14へ
進むが、カウントイ直cntが1であるから、ステップ
14からステップ16へ進み、やはり#1気筒の失火を
最終的に判断して、#1気筒の失火検出回数LSTIが
1アップされる。
また、第6図に示す例で、#1気筒対応の判別値LUと
#3気筒対応の判別値LUとのいずれか一方のみが負の
スライスレベルSL以下となる場合もあるが、この場合
にも、判別値LUが正へ反転した初回においては、カウ
ント値cntに2がセットされていることになり、#1
気筒の失火を判定させることができる。
第6図に示す例は、アイドル時等の回転が不安定な低回
転時に発生するパターンであり、例えば連続して負であ
る判別{I!LUのいずれかが負のスライスレベルSL
であれば、最初に負である判別値LUに対応する気筒を
失火気筒とするという判定ロジックを用いて失火検出さ
せると、第6図に示す例では#2気筒の失火を検出して
しまうことになるが、本実施例の判定ロジックによると
、上記のように正し《#1気筒の失火を検出することが
できる。
機関回転が安定していて自然に回転変動が発生するよう
な状況でないときには、第7図に示すように判別値LU
が変化するが、この場合にも本実施例の判定ロジックに
よって正しく失火気筒を検出できることは明らかである
本実施例における判定ロジックは、失火が発生すると偶
数気筒のうち一連の半数気筒に対応する失火判別値LU
がそれぞれ負となり、続く残り半数気筒に対応する失火
判別値LUが連続して正となる(本実施例の4気筒では
、点火順に沿って負→負→正→正となる)ことに注目し
て決定されたものであり、上記判定ロジックは、一連す
る半数気筒に対応する失火判別値がそれぞれ負で、続く
残り半数気筒に対応する失火判別値が連続して正で、か
つ、連続して負である前記失火判別値のうち少なくとも
1つが負のスライスレベル以下であり、連続して正であ
る前記失火判別値のうち少なくとも1つが正のスライス
レベルを越えたときに、負から正への反転初回から機関
1回転前の失火判別値が対応する気筒を失火気筒として
検出するということになる。
但し、負のスライスレベルSL以下の判別値が算出され
るような状況では、通常は偶数気簡の半数に(4気筒機
関における連続する2気筒に)対応する失火判別値LU
が連続して負となり、残りの半数気筒に対応する失火判
別値LUが連続して正となることが実験から確認されて
いるので、本実施例では連続して負である失火判別値の
うちで負のスライスレベルSL以下であるものを基準と
して失火気筒検出を行うようにしてある。
ステップ13〜ステップ25で失火気筒を特定して各気
筒毎の失火検出回数LSTI〜LST4をカウントアッ
プさせると、ステップ26へ進みカウント値cntをゼ
ロリセットする。これにより、次回も判別値L Uが正
で、ステップ7からステップ11へ進んだ場合に、この
ステップ11でカウント値cnt=oの判定がなされて
、失火検出を行わせないようにする。
そして、次のステソプ27ではカウント値cntがゼロ
であるか否かの判別を行い、ゼロでないときにはステッ
プ28でカウント値cntを1ダウンさせる。
次のステップ29以降では、前記失火検出回数LSTI
〜LST4によって判別される気箇別の失火発生頻度に
基づき、気箇別の失火発生表示を制御する。
まず、ステップ29では、本プログラムの実行回数、即
ち、失火発生有無の判断回数をカウントするカウント値
totalが所定値(例えば1000)になったか否か
を判別する。ここで、カウント値to ta 1が所定
値までカウントアップされていないときには、ステップ
30へ進んでカウント値to ta 1を1アップさせ
て本プログラムを終了させるが、所定値になっていると
きには、ステップ31〜ステップ38で各気筒毎の失火
発生頻度に基づいて気箇別の失火発生表示を行わせる。
ステップ3lでは、#1気筒の失火検出回数がセノトさ
れているLSTIと所定値(例えば50)  とを比較
することによって、カウント値to ta lか所定植
までカウントアップされる所定期間中に所定回数以上の
割合で#1気筒の失火が検出されているときには、ステ
ップ32へ進み、#1気筒の失火発生を例えば機関lが
搭載されている車両のダッシュボード上に設けられたL
ED表示装置等によって表示して運転者に警告する。
同様にして#2気筒〜#4気筒の失火検出回数がセット
されているLST2〜LST4と所定値とそれぞれに比
較することによって、各気箇別に失火頻度が高いか否か
を判別し、所定以上の頻度で失火が発生している気簡に
関しては、失火発生を上記のようにして表示させる(ス
テップ33〜38)。
上記のようにして、カウント値to ta 1が所定値
までカウントアップされたときに、各気箇別に失火検出
頻度を判定して失火発生表示を制御すると、ステップ3
9で前記LSTI 〜LST4及びto ta 1をゼ
ロリセン卜し、再度カウント値to ta 1が所定値
にまでカウントアップされる間の気筒毎の失火検出回数
がLSTI〜LST4にセソトされるようにする。
上記実施例は4気筒内燃機関ム二ついて述べたが、6気
筒内燃機関においても、失火が発生すると第9図に示す
ように判別値LUが算出されるから、上記実施例と同様
の判定ロジックに従って失火気筒を精度良く検出させる
ことができる。即ち、第9図は6気筒機関で#1気筒が
失火した状態であり、失火気筒である#l気筒に対応す
る判別値LUを先頭として一連の3気筒に対応する失火
判別値LUが負→負→負となり、続く残り3気筒に対応
する失火判別値LUが正→正→正となり、この場合は全
ての失火判別4MLUがスライスレベルを越えて変化し
ており、負から正への反転初回である#6気筒の1回転
前(120゜間隔点火であるから3回前の判別値LU)
である#1気筒が失火気筒として検出されることになり
、本実施例(4気筒機関)と同様な判定ロジックによっ
て失火気筒を検出できることが確かめられる。
尚、本実施例では、各気箇別の失火発生頻度が所定以上
であるときに、その気筒を表示して運転者に警告するよ
うにしたが、警告と共にその気筒ヘの燃料供給を停止す
るなどのフェイルセーフ制御を実行するようにしても良
い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、機関回転周期に基
づいて平均有効圧の変化量に略相当する値である失火判
別値を各気簡に対応させて演算し、この判別値とスライ
スレベルとを比較することによって失火気筒を検出する
装置において、アイドル運転時等の低回転時で自然に回
転変動が発生する運転状態においても、失火気筒を精度
良く検出することができるようになるという効果がある
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構戒を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図〜第5図は
それぞれ同上実施例における失火気筒検出制御の内容を
示すフローチャート、第6図は同上実施例における失火
気筒検出のタイミングを示すタイムチャート、第7図は
4気筒機関における判別値LUに基づいた失火検出の特
性を説明するためのタイムチャート、第8図は従来判定
ロジックに基づく4気筒機関での失火検出の問題点を説
明するためのタイムチャート、第9図は6気筒機関にお
ける判別値の変化特性を示すタイムチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 偶数気筒からなる内燃機関の回転周期を計測する回転周
    期計測手段と、 前記計測された回転周期に基づいて平均有効圧の変化量
    に略相当する値である失火判別値を各気筒に対応させて
    演算する失火判別値演算手段と、機関運転条件を検出す
    る機関運転条件検出手段と、 前記検出された機関運転条件に基づいて前記失火判別値
    による失火有無判定のためのスライスレベルを設定する
    スライスレベル設定手段と、一連する半数気筒に対応す
    る失火判別値がそれぞれ負で、続く残り半数気筒に対応
    する失火判別値が連続して正で、かつ、連続して負であ
    る前記失火判別値のうち少なくとも1つが負のスライス
    レベル以下であり、連続して正である前記失火判別値の
    うち少なくとも1つが正のスライスレベルを越えたとき
    に、負から正への反転初回から機関1回転前の失火判別
    値が対応する気筒を失火気筒として検出する失火気筒検
    出手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の失火気
    筒検出装置。
JP98490A 1990-01-09 1990-01-09 内燃機関の失火気筒検出装置 Pending JPH03206337A (ja)

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EP91100097A EP0437212B1 (en) 1990-01-09 1991-01-02 Method and apparatus for detecting misfired cylinder of internal combustion engine
DE69125194T DE69125194T2 (de) 1990-01-09 1991-01-02 Verfahren und Vorrichtung zur Detektierung eines Verbrennungsdefekts in einem Zylinder einer inneren Brennkraftmaschine
US07/637,683 US5105657A (en) 1990-01-09 1991-01-07 Method and apparatus for detecting misfired cylinder of internal combustion engine

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995016856A1 (fr) * 1993-12-13 1995-06-22 Unisia Jecs Corporation Detecteur de rates d'allumage pour moteurs a combustion interne

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