JPH03213669A - 内燃機関の失火気筒検出装置 - Google Patents
内燃機関の失火気筒検出装置Info
- Publication number
- JPH03213669A JPH03213669A JP705490A JP705490A JPH03213669A JP H03213669 A JPH03213669 A JP H03213669A JP 705490 A JP705490 A JP 705490A JP 705490 A JP705490 A JP 705490A JP H03213669 A JPH03213669 A JP H03213669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- period
- deviation
- misfire
- crank angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 65
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims description 37
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 8
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 7
- 238000004880 explosion Methods 0.000 abstract 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 abstract 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 10
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 10
- 101150075741 LST4 gene Proteins 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 101100533803 Homo sapiens SLCO1B3 gene Proteins 0.000 description 2
- 102100027239 Solute carrier organic anion transporter family member 1B3 Human genes 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 2
- 101150026176 zfyve28 gene Proteins 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 101000836287 Homo sapiens Putative solute carrier organic anion transporter family member 1B7 Proteins 0.000 description 1
- 102100027230 Putative solute carrier organic anion transporter family member 1B7 Human genes 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- MYWUZJCMWCOHBA-VIFPVBQESA-N methamphetamine Chemical compound CN[C@@H](C)CC1=CC=CC=C1 MYWUZJCMWCOHBA-VIFPVBQESA-N 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は内燃機関の失火気筒検出装置に関し、詳しくは
、機関回転周期に基づく失火検出の改善技術に関する。
、機関回転周期に基づく失火検出の改善技術に関する。
〈従来の技術〉
失火気筒を検出する装置としては、従来、以下に示すよ
うに機関回転周期(クランク角速度)から気筒間の平均
有効圧段差に相当する値を算出し、前記平均有効圧段差
に基づき失火気筒を判別するよう構成されたものがある
(1979年l5ATAP a p e r ’ Ex
periences with a new meth
od formeasuring the engin
e roughnessJby R,Latsch。
うに機関回転周期(クランク角速度)から気筒間の平均
有効圧段差に相当する値を算出し、前記平均有効圧段差
に基づき失火気筒を判別するよう構成されたものがある
(1979年l5ATAP a p e r ’ Ex
periences with a new meth
od formeasuring the engin
e roughnessJby R,Latsch。
E、Mausner、 V、Bianchi 及び
特願平1−275046号参照)。
特願平1−275046号参照)。
即ち、例えばTDC周期(4気筒機関で180’周期)
を逐次計測し、1/2サイクル前のTDC周期をhal
f、1サイクル前のTDC周期をold、最新のTDC
周期をne−とし、これらを以下の式に代入することに
よって気筒間の平均有効圧の変化量に略相当する機関変
動度合い判別値(エンジンラフネス度)LUnを算出す
る。
を逐次計測し、1/2サイクル前のTDC周期をhal
f、1サイクル前のTDC周期をold、最新のTDC
周期をne−とし、これらを以下の式に代入することに
よって気筒間の平均有効圧の変化量に略相当する機関変
動度合い判別値(エンジンラフネス度)LUnを算出す
る。
old
上記演算式に基づく機関変動度合い判別MLUnにおい
て、例えば第11図(4サイクル4気筒機関で#1気筒
の失火発生状態)に示すように、4気筒内燃機関の#1
気筒に対応する判別値LUIは、TDC毎(180°)
に更新される180°周期計測結果の最新値が#1気筒
の筒内圧(燃焼行程)に影響されるものであるときに演
算されるから、同様にして各気筒に対応させた判別値L
tJnを算出させることができる。
て、例えば第11図(4サイクル4気筒機関で#1気筒
の失火発生状態)に示すように、4気筒内燃機関の#1
気筒に対応する判別値LUIは、TDC毎(180°)
に更新される180°周期計測結果の最新値が#1気筒
の筒内圧(燃焼行程)に影響されるものであるときに演
算されるから、同様にして各気筒に対応させた判別値L
tJnを算出させることができる。
ここで、上記判別値LUnに基づく失火気筒判別は、運
転条件(例えば機関回転速度及び機関負荷)で決定され
るスライスレベルSL(マイナス値)以下の判別値LU
nがあったとき失火有りと判別する。但し、連続して判
別値LUnがマイナスで、かつ、その何れかがスライス
レベルSL以下であるときには、先の判別値LUnが失
火発生を示すものとする判定ロジックに基づいて行われ
、第11図に示すように#1気筒が継続して失火してい
る場合には、図に示すように判別値LUnは、#1気筒
、#3気筒に対応する判別値LUI、LU3がそれぞれ
マイナスの値となって、然も両方がスライスレベルSL
以下となっているが、#1気筒に対応する判別値LUI
が先であるから#1気筒が失火していると判別される。
転条件(例えば機関回転速度及び機関負荷)で決定され
るスライスレベルSL(マイナス値)以下の判別値LU
nがあったとき失火有りと判別する。但し、連続して判
別値LUnがマイナスで、かつ、その何れかがスライス
レベルSL以下であるときには、先の判別値LUnが失
火発生を示すものとする判定ロジックに基づいて行われ
、第11図に示すように#1気筒が継続して失火してい
る場合には、図に示すように判別値LUnは、#1気筒
、#3気筒に対応する判別値LUI、LU3がそれぞれ
マイナスの値となって、然も両方がスライスレベルSL
以下となっているが、#1気筒に対応する判別値LUI
が先であるから#1気筒が失火していると判別される。
〈発明が解決しようとする課題〉
ところが、上記の判別値LUに基づく失火気筒検出では
、例えば点火順が#1→#3→#4→#2である4気筒
機関において#l気筒と#4気筒とが失火すると、第9
図に示すように、#1気筒及び#4気筒に対応す−る判
別値LUnのみならず、失火していない#3気筒及び#
2気筒に対応する判別値LUnも大きく変動してスライ
スレベルSLを越えるために、判別値LUnに基づ(失
火気筒検出が不能になってしまうという問題がある。
、例えば点火順が#1→#3→#4→#2である4気筒
機関において#l気筒と#4気筒とが失火すると、第9
図に示すように、#1気筒及び#4気筒に対応す−る判
別値LUnのみならず、失火していない#3気筒及び#
2気筒に対応する判別値LUnも大きく変動してスライ
スレベルSLを越えるために、判別値LUnに基づ(失
火気筒検出が不能になってしまうという問題がある。
また、失火が発生すると、特に低回転時において第10
図に示すようにその後に回転のうねりが発生し、失火発
生に対応して判別値LUが負になるが、この失火発生に
対応する判別(# L Uを算出するための基になった
周期(A、B、C)に対して、全く異なる傾向を示す回
転うねり時の周期(D。
図に示すようにその後に回転のうねりが発生し、失火発
生に対応して判別値LUが負になるが、この失火発生に
対応する判別(# L Uを算出するための基になった
周期(A、B、C)に対して、全く異なる傾向を示す回
転うねり時の周期(D。
E、F)に基づき算出される判別(IWL U nがや
はり負になり、然も、真の失火発生に対応する判別値L
Unよりもこの回転うねりを拾って算出された判別値L
Unの方がより絶対値の大きな値に算出されてしまうの
で、失火気筒を精度良く検出することができないという
問題もあった。
はり負になり、然も、真の失火発生に対応する判別値L
Unよりもこの回転うねりを拾って算出された判別値L
Unの方がより絶対値の大きな値に算出されてしまうの
で、失火気筒を精度良く検出することができないという
問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、たとえ
点火順が隣合わない2気筒が失火したり、失火発生後に
回転うねりが発生しても、失火気筒を精度良く検出でき
る失火気筒検出装置を提供することを目的とする。
点火順が隣合わない2気筒が失火したり、失火発生後に
回転うねりが発生しても、失火気筒を精度良く検出でき
る失火気筒検出装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉
そのため本発明では、第1図に示すように、内燃機関の
各気筒の所定ピストン位置を基準とする所定クランク角
度範囲を検出する所定クランク角度範囲検出手段と、こ
れにより検出される所定クランク角度範囲の周期を計測
する周期計測手段と、最新に計測された周期と前回計測
された周期との偏差を演算する周期偏差演算手段と、こ
の最新周期と前回周期との周期偏差が周期の所定以上の
増大傾向を示すときに、最新に周期計測した所定クラン
ク角度範囲に膨張行程中であった特定1気筒を失火気筒
として検出する失火気筒検出手段と、を含んで失火気筒
検出装置を構成するようにしたここで、最新に周期計測
された所定クランク角度範囲に複数気筒の膨張行程が含
まれるときには、周期計測した所定クランク角度範囲の
より初M側で膨張行程である気筒を失火気筒として検出
するよう構成することが好ましい。
各気筒の所定ピストン位置を基準とする所定クランク角
度範囲を検出する所定クランク角度範囲検出手段と、こ
れにより検出される所定クランク角度範囲の周期を計測
する周期計測手段と、最新に計測された周期と前回計測
された周期との偏差を演算する周期偏差演算手段と、こ
の最新周期と前回周期との周期偏差が周期の所定以上の
増大傾向を示すときに、最新に周期計測した所定クラン
ク角度範囲に膨張行程中であった特定1気筒を失火気筒
として検出する失火気筒検出手段と、を含んで失火気筒
検出装置を構成するようにしたここで、最新に周期計測
された所定クランク角度範囲に複数気筒の膨張行程が含
まれるときには、周期計測した所定クランク角度範囲の
より初M側で膨張行程である気筒を失火気筒として検出
するよう構成することが好ましい。
また、第1図点標示のように、前記周期偏差の機関回転
速度の違いによるレベル差を減少させる方向に、機関回
転速度に相当する値で前記周期偏差を補正設定する周期
偏差補正手段を設けると良い。
速度の違いによるレベル差を減少させる方向に、機関回
転速度に相当する値で前記周期偏差を補正設定する周期
偏差補正手段を設けると良い。
更に、第1図点標示のように、周期偏差演算手段で演算
された周期偏差のうち周期の最大増大変化を示す最大周
期偏差を順次更新設定すると共に、最大周期偏差を更新
しないときには前記最大周期偏差を減衰補正して更新設
定する最大周期偏差設定手段と、この最大周期偏差設定
手段で最新周期偏差に基づき最大周期偏差が更新設定さ
れたときに最新に周期計測された前記所定クランク角度
範囲で膨張行程中であった特定1気筒を失火気筒として
検出する最大偏差更新時失火検出手段と、の2つの手段
を前記失火気筒検出手段の代わりに設けて構成しても良
い。
された周期偏差のうち周期の最大増大変化を示す最大周
期偏差を順次更新設定すると共に、最大周期偏差を更新
しないときには前記最大周期偏差を減衰補正して更新設
定する最大周期偏差設定手段と、この最大周期偏差設定
手段で最新周期偏差に基づき最大周期偏差が更新設定さ
れたときに最新に周期計測された前記所定クランク角度
範囲で膨張行程中であった特定1気筒を失火気筒として
検出する最大偏差更新時失火検出手段と、の2つの手段
を前記失火気筒検出手段の代わりに設けて構成しても良
い。
また、前記失火気筒検出手段に代わる手段として、第1
図点標示のように、周期偏差演算手段で演算される周期
偏差のうち周期の増大変化を示す値を加重平均して周期
偏差加重平均値を設定する周期偏差加重平均値設定手段
と、前記周期の増大変化の大小を判別するための前記周
期偏差のスライスレベルを機関運転条件に基づいて可変
設定するスライスレベル設定手段と、周期偏差加重平均
値設定手段で設定された周期偏差加重平均値とスライス
レベル設定手段で設定されたスライスレベルとの加算値
を最新の周期偏差が越えたときに最新に周期計測された
前記所定クランク角度範囲で膨張行程中であった特定1
気筒を失火気筒として検出するスライスレベルに基づく
失火検出手段と、を設けて構成しても良い。
図点標示のように、周期偏差演算手段で演算される周期
偏差のうち周期の増大変化を示す値を加重平均して周期
偏差加重平均値を設定する周期偏差加重平均値設定手段
と、前記周期の増大変化の大小を判別するための前記周
期偏差のスライスレベルを機関運転条件に基づいて可変
設定するスライスレベル設定手段と、周期偏差加重平均
値設定手段で設定された周期偏差加重平均値とスライス
レベル設定手段で設定されたスライスレベルとの加算値
を最新の周期偏差が越えたときに最新に周期計測された
前記所定クランク角度範囲で膨張行程中であった特定1
気筒を失火気筒として検出するスライスレベルに基づく
失火検出手段と、を設けて構成しても良い。
ここで、第1図点標示のように、前記最大偏差更新時失
火検出手段及び前記スライスレベルに基づく失火検出手
段の両失火検出手段における失火気筒の検出結果が一致
したときにのみ最終的に失火気筒を特定する失火二重検
出手段を設けて構成することが好ましい。
火検出手段及び前記スライスレベルに基づく失火検出手
段の両失火検出手段における失火気筒の検出結果が一致
したときにのみ最終的に失火気筒を特定する失火二重検
出手段を設けて構成することが好ましい。
〈作用〉
かかる構成の失火気筒検出装置によると、内燃機関の各
気筒の所定ピストン位置を基準とする所定クランク角度
範囲の周期が逐次計測され、この周期の最新値と前回値
との偏差が演算される。そして、失火気筒検出手段は、
前記周期偏差が周期の所定以上の増大傾向を示している
とき、即ち、前回周期に比べ最新周期が所定以上に増大
変化しているときに、最新に周期計測した所定クランク
角度範囲中に膨張行程であった特定1%筒の失火によっ
てクランク角速度が減少したものと見做し、前記特定1
気筒を失火気筒として検出する。
気筒の所定ピストン位置を基準とする所定クランク角度
範囲の周期が逐次計測され、この周期の最新値と前回値
との偏差が演算される。そして、失火気筒検出手段は、
前記周期偏差が周期の所定以上の増大傾向を示している
とき、即ち、前回周期に比べ最新周期が所定以上に増大
変化しているときに、最新に周期計測した所定クランク
角度範囲中に膨張行程であった特定1%筒の失火によっ
てクランク角速度が減少したものと見做し、前記特定1
気筒を失火気筒として検出する。
ここで、周期計測する所定クランク角度範囲に複数気筒
の膨張行程が含まれるときには、より初期側で膨張行程
である気筒を失火気筒として検出するよう構成すると良
い。
の膨張行程が含まれるときには、より初期側で膨張行程
である気筒を失火気筒として検出するよう構成すると良
い。
また、周期偏差は、同じ失火発生時であっても機関回転
速度(換言すればクランク角速度)によって大きくその
レベルが変化するから、前記周期偏差のレベルに基づい
て失火発生を検出するに当たっては、周期偏差補正手段
により前記レベル差を減少させるように機関回転速度に
相当する値で周期偏差を補正設定してから、失火検出を
行わせることが望ましい。
速度(換言すればクランク角速度)によって大きくその
レベルが変化するから、前記周期偏差のレベルに基づい
て失火発生を検出するに当たっては、周期偏差補正手段
により前記レベル差を減少させるように機関回転速度に
相当する値で周期偏差を補正設定してから、失火検出を
行わせることが望ましい。
一方、最大周期偏差設定手段は、前記周期偏差のうち周
期の最大増大変化を示す最大周期偏差を順次更新設定す
ると共に、最大周期偏差を更新しないときにはそれまで
の最大周期偏差を減衰補正して最大周期偏差を更新設定
し、最大偏差更新時失火検出手段は、最新周期が前回周
期に対して所定以上に増大変化したことを、最新周期偏
差に基づき前記最大周期偏差が更新設定されたことによ
り検出し、最新に周期計測された前記所定クランク角度
範囲で膨張行程中であった特定1気筒を失火気筒として
検出する。
期の最大増大変化を示す最大周期偏差を順次更新設定す
ると共に、最大周期偏差を更新しないときにはそれまで
の最大周期偏差を減衰補正して最大周期偏差を更新設定
し、最大偏差更新時失火検出手段は、最新周期が前回周
期に対して所定以上に増大変化したことを、最新周期偏
差に基づき前記最大周期偏差が更新設定されたことによ
り検出し、最新に周期計測された前記所定クランク角度
範囲で膨張行程中であった特定1気筒を失火気筒として
検出する。
また、周期偏差加重平均値設定手段は、周期偏差のうち
周期の増大変化を示す値を加重平均して周期偏差加重平
均値を設定し、スライスレベル設定手段は、周期の増大
変化の大小を判別するための前記周期偏差のスライスレ
ベルを機関運転条件に基づいて可変設定する。そして、
スライスレベルに基づく失火検出手段は、前記周期偏差
加重平均値と前記スライスレベルとの加算値を最新の周
期偏差が越えたときに、即ち、この場合も最新の周期が
所定以上に増大変化したときに、最新に周期計測された
前記所定クランク角度範囲で膨張行程中であった特定1
気筒を失火気筒として検出する。
周期の増大変化を示す値を加重平均して周期偏差加重平
均値を設定し、スライスレベル設定手段は、周期の増大
変化の大小を判別するための前記周期偏差のスライスレ
ベルを機関運転条件に基づいて可変設定する。そして、
スライスレベルに基づく失火検出手段は、前記周期偏差
加重平均値と前記スライスレベルとの加算値を最新の周
期偏差が越えたときに、即ち、この場合も最新の周期が
所定以上に増大変化したときに、最新に周期計測された
前記所定クランク角度範囲で膨張行程中であった特定1
気筒を失火気筒として検出する。
更に、失火二重検出手段は、上記の最大周期偏差が最新
周期偏差に基づいて更新されたときに失火気筒を検出す
る最大偏差更新時失火検出手段と、周期偏差の加重平均
値とスライスレベルとの加算値を最新の周期偏差が越え
たときに失火気筒を検出するスライスレベルに基づく失
火検出手段との雨検出手段による失火気筒の検出結果が
一致したときにのみ、最終的に失火気筒を特定し、一方
だけで失火気筒が検出されたときにはこれを無効とする
。
周期偏差に基づいて更新されたときに失火気筒を検出す
る最大偏差更新時失火検出手段と、周期偏差の加重平均
値とスライスレベルとの加算値を最新の周期偏差が越え
たときに失火気筒を検出するスライスレベルに基づく失
火検出手段との雨検出手段による失火気筒の検出結果が
一致したときにのみ、最終的に失火気筒を特定し、一方
だけで失火気筒が検出されたときにはこれを無効とする
。
〈実施例〉
以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例を示す第2図において、内燃機関1には、エア
クリーナ2.吸気ダクト3.スロットルチャンバ4及び
吸気マニホールド5を介して空気が吸入される。
クリーナ2.吸気ダクト3.スロットルチャンバ4及び
吸気マニホールド5を介して空気が吸入される。
吸気ダクト3にはエアフローメータ6が設けられていて
、吸入空気流量Qを検出する。スロットルチャンバ4に
は、図示しないアクセルペダルと連動するスロットル弁
7が設けられていて、吸入空気流量Qを制御する。吸気
マニホールド5には、各気筒(本実施例では4気筒)毎
に電磁式の燃料噴射弁8が設けられていて、図示しない
燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレータにより
所定の圧力に制御される燃料を吸気マニホールド5内に
噴射供給する。
、吸入空気流量Qを検出する。スロットルチャンバ4に
は、図示しないアクセルペダルと連動するスロットル弁
7が設けられていて、吸入空気流量Qを制御する。吸気
マニホールド5には、各気筒(本実施例では4気筒)毎
に電磁式の燃料噴射弁8が設けられていて、図示しない
燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレータにより
所定の圧力に制御される燃料を吸気マニホールド5内に
噴射供給する。
燃料噴射量の制御は、マイクロコンピュータ内蔵のコン
トロールユニット9において、エアフローメータ6によ
り検出される吸入空気流量Qと、ディストリビュータ1
3に内蔵されたクランク角センサ10からの信号に基づ
き算出される機関回転速度Nと、から燃料噴射弁8の開
駆動時間に相当する基本燃料噴射量Tp=KxQ/N
(Kは定数)を演算し、この基本燃料噴射量Tpを水温
センサ14で検出される冷却水温度′FW等に基づいて
補正することにより最終的な燃料噴射量Tiを演算し、
この燃料噴射量Tiに相当するパルス巾の駆動パルス信
号を機関回転に同期して燃料噴射弁8に出力することに
より、機関lに対して要求量の燃料が噴射供給されるよ
うになっている。
トロールユニット9において、エアフローメータ6によ
り検出される吸入空気流量Qと、ディストリビュータ1
3に内蔵されたクランク角センサ10からの信号に基づ
き算出される機関回転速度Nと、から燃料噴射弁8の開
駆動時間に相当する基本燃料噴射量Tp=KxQ/N
(Kは定数)を演算し、この基本燃料噴射量Tpを水温
センサ14で検出される冷却水温度′FW等に基づいて
補正することにより最終的な燃料噴射量Tiを演算し、
この燃料噴射量Tiに相当するパルス巾の駆動パルス信
号を機関回転に同期して燃料噴射弁8に出力することに
より、機関lに対して要求量の燃料が噴射供給されるよ
うになっている。
また、機関lの各気筒にはそれぞれ点火栓11が設けら
れていて、これらには点火コイル12にて発生する高電
圧がディストリビュータ13を介して順次印加され(点
火順は#1→#3→#4→#2)、これにより火花点火
して混合気を着火燃焼させる。
れていて、これらには点火コイル12にて発生する高電
圧がディストリビュータ13を介して順次印加され(点
火順は#1→#3→#4→#2)、これにより火花点火
して混合気を着火燃焼させる。
ここで、点火コイル12は、付設されたパワートランジ
スタ12aを介して高電圧の発生時期が制御されるよう
になっている。従って、点火時期(点火進角値)ADV
の制御は、前記パワートランジスタ12aのオン・オフ
時期をコントロールユニット9からの点火制御信号で制
御することにより行う。
スタ12aを介して高電圧の発生時期が制御されるよう
になっている。従って、点火時期(点火進角値)ADV
の制御は、前記パワートランジスタ12aのオン・オフ
時期をコントロールユニット9からの点火制御信号で制
御することにより行う。
コントロールユニット9は、前記基本燃料噴射量Tpと
機関回転速度Nとにより区分される複数の運転領域毎に
予め点火時期ADVを記憶しであるマツプから、当該運
転条件に対応する点火時期ADVを検索して求めると共
に、該点火時期AD■に基づいて点火制御信号を出力し
、点火時期を制御する。
機関回転速度Nとにより区分される複数の運転領域毎に
予め点火時期ADVを記憶しであるマツプから、当該運
転条件に対応する点火時期ADVを検索して求めると共
に、該点火時期AD■に基づいて点火制御信号を出力し
、点火時期を制御する。
尚、前記スロットル弁7には、その開度TVOをポテン
ショメータにより検出するスロ・ントルセンサ15が付
設されており、また、前記クランク角センサ10からは
、4気筒機関において180°毎(本実施例ではB T
D C70”毎)の基準角度信号REFと、lo又は
2°毎の単位角度信号PO3とが出力されるようになっ
ている。前記基準角度信号REFは、コントロールユニ
ット9による点火時期制御の基準位置となるものであり
、例えば基準角度信号REFのうち#1気筒の点火基準
に対応するものが他と区別できるようにしてあり、これ
により基準角度信号REFを各気筒に対応させて各気筒
別に点火制御できるようになっている。
ショメータにより検出するスロ・ントルセンサ15が付
設されており、また、前記クランク角センサ10からは
、4気筒機関において180°毎(本実施例ではB T
D C70”毎)の基準角度信号REFと、lo又は
2°毎の単位角度信号PO3とが出力されるようになっ
ている。前記基準角度信号REFは、コントロールユニ
ット9による点火時期制御の基準位置となるものであり
、例えば基準角度信号REFのうち#1気筒の点火基準
に対応するものが他と区別できるようにしてあり、これ
により基準角度信号REFを各気筒に対応させて各気筒
別に点火制御できるようになっている。
また、コントロールユニット9は、本発明にかかる失火
気筒検出を行って、失火が発生している気筒を車両の運
転席付近等に表示させる機能を有しており、ここで、か
かるコントロールユニット9によって行われる失火気筒
検出制御を、第3図及び第4図のフローチャートにそれ
ぞれ示すプログラムに従って説明する。
気筒検出を行って、失火が発生している気筒を車両の運
転席付近等に表示させる機能を有しており、ここで、か
かるコントロールユニット9によって行われる失火気筒
検出制御を、第3図及び第4図のフローチャートにそれ
ぞれ示すプログラムに従って説明する。
尚、本実施例において、周期計測手段2周期偏差演算手
段、失火気筒検出手段、最大周期偏差設定手段、最大偏
差更新時失火検出手段1周期偏差加重平均値設定手段、
スライスレベル設定手段。
段、失火気筒検出手段、最大周期偏差設定手段、最大偏
差更新時失火検出手段1周期偏差加重平均値設定手段、
スライスレベル設定手段。
スライスレベルに基づ(失火検出手段、失火二重検出手
段1周期偏差補正手段としての機能は、前記第3図及び
第4図のフローチャートにそれぞれ示すようにソフトウ
ェア的に備えられている。また、本実施例において、所
定クランク角度範囲検出手段は、上記クランク角センサ
10が相当する。
段1周期偏差補正手段としての機能は、前記第3図及び
第4図のフローチャートにそれぞれ示すようにソフトウ
ェア的に備えられている。また、本実施例において、所
定クランク角度範囲検出手段は、上記クランク角センサ
10が相当する。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、クランク
角センサ10から出力される基準角度信号REFから単
位角度信号PO3をカウントすることによって検出され
る各気筒の圧縮TDC(各気筒の所定ピストン位置)後
15°の角度位2 (ATI)C15°)毎に実行され
るものである。
角センサ10から出力される基準角度信号REFから単
位角度信号PO3をカウントすることによって検出され
る各気筒の圧縮TDC(各気筒の所定ピストン位置)後
15°の角度位2 (ATI)C15°)毎に実行され
るものである。
まず、ステップ1(図中ではSlとしである。
以下同様)では、最新に計測したATDC20°〜AT
DC180°の周期をTにセットする。前記ATDC2
0°〜ATDC180°は、特に各気筒の筒内圧の変化
によってクランク角速度が影響を受ける角度範囲であり
、コントロールユニット9は、クランク角センサ10か
ら出力される基準角度信号REFから単位角度信号PO
3をカウントすることによって前記ATDC20’及び
ATDC180@の角度位置をそれぞれに検出し、かか
る所定クランク角度範囲の周期を逐次計測するようにな
っている。
DC180°の周期をTにセットする。前記ATDC2
0°〜ATDC180°は、特に各気筒の筒内圧の変化
によってクランク角速度が影響を受ける角度範囲であり
、コントロールユニット9は、クランク角センサ10か
ら出力される基準角度信号REFから単位角度信号PO
3をカウントすることによって前記ATDC20’及び
ATDC180@の角度位置をそれぞれに検出し、かか
る所定クランク角度範囲の周期を逐次計測するようにな
っている。
尚、本実施例の4気筒機関では、上記のようにATDC
20”〜ATDC180°を所定クランク角度範囲とし
て周期の計測を行わせたが、TDC周期(180°周期
)を計測させるようにしても良い。
20”〜ATDC180°を所定クランク角度範囲とし
て周期の計測を行わせたが、TDC周期(180°周期
)を計測させるようにしても良い。
4気筒機関では、第6図に示すように、クランク角速度
周波数fs/機関1回転周波数fmの2次成分が、失火
発生のを無によって大きく変化するから、上記のように
失火発生の有無による変化が180°周期に表れ、18
0°周期の変化を監視することで失火検出が行えるが、
例えば、8気筒機関では、第7図に示すように、f s
/ f mの2次成分及び1次成分には失火発生の影
響が表れず、0.5次成分に失火発生の影響が表れるか
ら、各気筒の所定ピストン位置を基準とするそれぞれ7
20°のクランク角度範囲の周期を計測させるようにす
ると良く、機関によって失火発生の影響が表れる周期計
測角度を予め寞験によって求めておいて、失火気筒検出
のための周期計測期間を設定することが望ましい。
周波数fs/機関1回転周波数fmの2次成分が、失火
発生のを無によって大きく変化するから、上記のように
失火発生の有無による変化が180°周期に表れ、18
0°周期の変化を監視することで失火検出が行えるが、
例えば、8気筒機関では、第7図に示すように、f s
/ f mの2次成分及び1次成分には失火発生の影
響が表れず、0.5次成分に失火発生の影響が表れるか
ら、各気筒の所定ピストン位置を基準とするそれぞれ7
20°のクランク角度範囲の周期を計測させるようにす
ると良く、機関によって失火発生の影響が表れる周期計
測角度を予め寞験によって求めておいて、失火気筒検出
のための周期計測期間を設定することが望ましい。
次のステップ2では、上記ステップ1でセットした周期
Tから、本プログラムの前回実行時にTセットされた周
期であるmTを減算して、ATDC20’〜ATDCL
80”周期の最新値と前回値との偏差を求めると共に、
この偏差を最新周期Tで除算して補正し、その補正結果
を周期偏差ΔLにセットする。
Tから、本プログラムの前回実行時にTセットされた周
期であるmTを減算して、ATDC20’〜ATDCL
80”周期の最新値と前回値との偏差を求めると共に、
この偏差を最新周期Tで除算して補正し、その補正結果
を周期偏差ΔLにセットする。
前記周期偏差Δtによって、前回周期mTに対して最新
の周MTの変化を検出するものであるが、同じ割合の周
期変化であっても、周期Tが長くなる機関lの低速時に
は周期偏差が大きくなり、逆に周期Tが短くなる機関1
の高速時には周期偏差が小さくなり、単純に周期偏差を
比較したのでは、見掛は上は低速時の方がより大きく周
期Tが変化したものと捉えられるので、ステップ2では
周期偏差をそのときの最新周期T(機関回転速度Nに相
当する値)で除算することで、機関回転速度Nによる周
期偏差のレベル差を減少させる方向に補正しているもの
である。尚、周期Tで周期偏差を除算する代わりに、機
関回転速度Nを周期偏差に乗算して補正するようにして
も良い。
の周MTの変化を検出するものであるが、同じ割合の周
期変化であっても、周期Tが長くなる機関lの低速時に
は周期偏差が大きくなり、逆に周期Tが短くなる機関1
の高速時には周期偏差が小さくなり、単純に周期偏差を
比較したのでは、見掛は上は低速時の方がより大きく周
期Tが変化したものと捉えられるので、ステップ2では
周期偏差をそのときの最新周期T(機関回転速度Nに相
当する値)で除算することで、機関回転速度Nによる周
期偏差のレベル差を減少させる方向に補正しているもの
である。尚、周期Tで周期偏差を除算する代わりに、機
関回転速度Nを周期偏差に乗算して補正するようにして
も良い。
上記のように、機関回転速度Nによる周期偏差ΔLのレ
ベル差を減少させるべく機関回転速度Nに相当する値(
本実施例では周期T)で補正設定しないで、周期偏差Δ
Lのレベルを判定するスライスレベルSLを機関回転速
度Nに応じて変化さセでも良いが、この場合、前記スラ
イスレベルSLを例えば機関回転速度Nに応じたマツプ
から求めるようにすると、機関回転速度Nによる周期偏
差ΔLのレベル差が比例関係にないため、マツプから参
照するスライスレベルSLに誤差が生じて失火検出精度
を低下させることになるため、上記のように周期偏差Δ
tを機関回転速度Nに相当する値で補正することが望ま
しい。
ベル差を減少させるべく機関回転速度Nに相当する値(
本実施例では周期T)で補正設定しないで、周期偏差Δ
Lのレベルを判定するスライスレベルSLを機関回転速
度Nに応じて変化さセでも良いが、この場合、前記スラ
イスレベルSLを例えば機関回転速度Nに応じたマツプ
から求めるようにすると、機関回転速度Nによる周期偏
差ΔLのレベル差が比例関係にないため、マツプから参
照するスライスレベルSLに誤差が生じて失火検出精度
を低下させることになるため、上記のように周期偏差Δ
tを機関回転速度Nに相当する値で補正することが望ま
しい。
次のステップ3では、今回ステップ1で設定した周期T
をmTにセットし、本プログラムが次回実行されたとき
に、今回の周期Tを前回値としてステップ2における周
期偏差Δtの演算が行われるようにする。
をmTにセットし、本プログラムが次回実行されたとき
に、今回の周期Tを前回値としてステップ2における周
期偏差Δtの演算が行われるようにする。
次のステップ4では、前記ステップ2で今回求めた周期
偏差Δtがゼロを越えているが否が、即ち、前回周期m
Tに対して最新周期Tが長(なっているか否かを判別す
る。
偏差Δtがゼロを越えているが否が、即ち、前回周期m
Tに対して最新周期Tが長(なっているか否かを判別す
る。
周期Tが増大傾向を示し、前記ステップ4で周期偏差Δ
tがゼロを越えていると判別されたときには、ステップ
5へ進み、このゼロを越える値である周期偏差Δtの加
重平均値Dtavを以下の弐に従って算出する。
tがゼロを越えていると判別されたときには、ステップ
5へ進み、このゼロを越える値である周期偏差Δtの加
重平均値Dtavを以下の弐に従って算出する。
上記演算式における分子のD tavは、前回までの加
重平均値であり、これにより、前回までの加重平均値D
tavと最新の周期偏差Δtとが加重平均され、その
結果が新たな加重平均値D tavとして設定されるよ
うになっている。
重平均値であり、これにより、前回までの加重平均値D
tavと最新の周期偏差Δtとが加重平均され、その
結果が新たな加重平均値D tavとして設定されるよ
うになっている。
次のステップ6では、ゼロを越える周期偏差Δtの最大
値がセットされるmarと、最新の周期偏差Δtとを比
較し、最新の周期偏差ΔLが前回までの最大周期偏差m
ax以上であるときには、ステップ7へ進んで、最新の
周期偏差ΔLを最大周期偏差maxにセットして更新す
る。尚、前記最大周期偏差mayは、最新の周期偏差Δ
Lによって更新されないときには徐々に減衰補正される
ようにして、失火発生により再び大きな周期偏差Δtが
算出されたときに、この周期偏差Δtによって更新され
るようにしである。
値がセットされるmarと、最新の周期偏差Δtとを比
較し、最新の周期偏差ΔLが前回までの最大周期偏差m
ax以上であるときには、ステップ7へ進んで、最新の
周期偏差ΔLを最大周期偏差maxにセットして更新す
る。尚、前記最大周期偏差mayは、最新の周期偏差Δ
Lによって更新されないときには徐々に減衰補正される
ようにして、失火発生により再び大きな周期偏差Δtが
算出されたときに、この周期偏差Δtによって更新され
るようにしである。
最新の周期偏差ΔLがそれまでの最大周期偏差may以
上であると判別されて、ステップ7で最新周期偏差ΔL
によって最大周期偏差maxを更新すると、次のステッ
プ8では、機関回転速度外に応じて予め設定しであるス
ライスレベルSLのマツプから最新の機関回転速度Nに
対応するスライスレ・\ルSLを検索して求める。
上であると判別されて、ステップ7で最新周期偏差ΔL
によって最大周期偏差maxを更新すると、次のステッ
プ8では、機関回転速度外に応じて予め設定しであるス
ライスレベルSLのマツプから最新の機関回転速度Nに
対応するスライスレ・\ルSLを検索して求める。
そして、次のステップ9では、上記ステップ5で求めた
周期偏差Δもの加重平均値D tavと、上記ステップ
8で求めたスライスレベルSLとの加算値を、最新の周
期偏差Δtが越えているか否かを判別し、Dtav+S
Lよりも最新の周期偏差Δtが大きいときに失火発生を
検出する。
周期偏差Δもの加重平均値D tavと、上記ステップ
8で求めたスライスレベルSLとの加算値を、最新の周
期偏差Δtが越えているか否かを判別し、Dtav+S
Lよりも最新の周期偏差Δtが大きいときに失火発生を
検出する。
即ち、最新の周期偏差Δtがそれまでの最大周期偏差m
ax以上に大きい正の値であり(最新周期偏差Δtによ
って最大周期偏差maxが更新され)、然も、それまで
の加重平均値D tavに対して運転条件(機関回転速
度N)で決定されるスライスレベルSL以上の偏差を有
して最新周期偏差Δtが大きいときに、最新の周期偏差
Δむが周期Tの所定以上の増大傾向(クランク角速度の
所定以上の減少変化)を示すものとして、ここで初めて
失火発生が検出されるようにしである。
ax以上に大きい正の値であり(最新周期偏差Δtによ
って最大周期偏差maxが更新され)、然も、それまで
の加重平均値D tavに対して運転条件(機関回転速
度N)で決定されるスライスレベルSL以上の偏差を有
して最新周期偏差Δtが大きいときに、最新の周期偏差
Δむが周期Tの所定以上の増大傾向(クランク角速度の
所定以上の減少変化)を示すものとして、ここで初めて
失火発生が検出されるようにしである。
尚、最大周期偏差mayが更新されたときに直ちに失火
発生検出の判定を下さないのは、失火が発生していない
ときに僅かな回転周期変動による周期の増大傾向を拾っ
て失火が誤検出される惧れがあるためであり、運転条件
(機関回転速度N)に応じたスライスレベルSL以上に
、周期Tが基準となる加重平均値Dtaνから増大変化
したときだけ失火発生が判定されるようにして、周期増
大に過敏に反応して失火発生が誤検出されることを回避
するようにしである。
発生検出の判定を下さないのは、失火が発生していない
ときに僅かな回転周期変動による周期の増大傾向を拾っ
て失火が誤検出される惧れがあるためであり、運転条件
(機関回転速度N)に応じたスライスレベルSL以上に
、周期Tが基準となる加重平均値Dtaνから増大変化
したときだけ失火発生が判定されるようにして、周期増
大に過敏に反応して失火発生が誤検出されることを回避
するようにしである。
上記のようにして失火発生が検出されると、ステップ1
0へ進んで失火が発生している気筒を特定するために、
シリンダカウンタCylcntを判別する。
0へ進んで失火が発生している気筒を特定するために、
シリンダカウンタCylcntを判別する。
前記シリンダカウンタCylcntは、第4回のフロー
チャートに示すプログラムに従って設定される。第4図
のフローチャートに示すプログラムは、クランク角セン
サ10から基準角度信号REFが出力される毎(BTD
C70°毎)に実行されるものであり、今回の基準角度
信号REFを基準として次に点火時期ADV (点火進
角値)が制御される気筒ナンバーを判別し、その気筒ナ
ンバーを前記シリンダカウンタCylcntにセットす
るものである(第5図参照)。
チャートに示すプログラムに従って設定される。第4図
のフローチャートに示すプログラムは、クランク角セン
サ10から基準角度信号REFが出力される毎(BTD
C70°毎)に実行されるものであり、今回の基準角度
信号REFを基準として次に点火時期ADV (点火進
角値)が制御される気筒ナンバーを判別し、その気筒ナ
ンバーを前記シリンダカウンタCylcntにセットす
るものである(第5図参照)。
即ち、まず、ステップ51では、今回の基準角度信号R
EFが#1気筒の点火基準となるものであるか否かを判
別し、今回の基準角度信号REFが#1気筒の点火基準
であるときには、ステップ52へ進み、前記シリンダカ
ウンタCylcntに#1気筒を示す1をセットする。
EFが#1気筒の点火基準となるものであるか否かを判
別し、今回の基準角度信号REFが#1気筒の点火基準
であるときには、ステップ52へ進み、前記シリンダカ
ウンタCylcntに#1気筒を示す1をセットする。
ステップ51で#1気筒の点火基準でないと判別された
ときには、ステップ53へ進み、今度は#2気筒の点火
基準であるか否かを判別する。そして、今回の基準角度
信号REFが#2気筒の点火基準であれば、ステップ5
4で前記シリンダカウンタCylcntに#2気筒を示
す2をセットする。
ときには、ステップ53へ進み、今度は#2気筒の点火
基準であるか否かを判別する。そして、今回の基準角度
信号REFが#2気筒の点火基準であれば、ステップ5
4で前記シリンダカウンタCylcntに#2気筒を示
す2をセットする。
また、ステップ53で今回の44角度信号REFが#2
気筒の点火基準でないと判別されると、ステップ55で
#3気筒の点火基準であるが否がを判別し、#3気筒の
点火基準であればステップ56でCylcntに#3気
筒を示す3をセットし、#3気筒の点火基準でないとき
には残る#4気筒の点火基準であるから、ステップ57
でCylcntに#4気筒を示す4をセットする。
気筒の点火基準でないと判別されると、ステップ55で
#3気筒の点火基準であるが否がを判別し、#3気筒の
点火基準であればステップ56でCylcntに#3気
筒を示す3をセットし、#3気筒の点火基準でないとき
には残る#4気筒の点火基準であるから、ステップ57
でCylcntに#4気筒を示す4をセットする。
ここで、再び第3図のフローチャートに戻って説明する
と、上記のようにして点火制御気筒を表す数値がセット
されるシリンダカウンタCylcntをステップ10で
判別し、例えば、シリンダカウンタCylcntに3が
セットされているときには、第5図に示すように直前に
点火された#3気筒の前に点火された#1気筒の圧縮上
死点後のATDC20’ 〜ATDC180°の周期T
、即チ、#1気筒の膨張行程を含む周期Tが所定以上の
増大傾向を示したことで失火発生が検出された状態であ
り、このときには、ステップ13へ進んで#1気筒の失
火検出回数をカウントアツプするカウンタLSTIを1
アツプさせる。
と、上記のようにして点火制御気筒を表す数値がセット
されるシリンダカウンタCylcntをステップ10で
判別し、例えば、シリンダカウンタCylcntに3が
セットされているときには、第5図に示すように直前に
点火された#3気筒の前に点火された#1気筒の圧縮上
死点後のATDC20’ 〜ATDC180°の周期T
、即チ、#1気筒の膨張行程を含む周期Tが所定以上の
増大傾向を示したことで失火発生が検出された状態であ
り、このときには、ステップ13へ進んで#1気筒の失
火検出回数をカウントアツプするカウンタLSTIを1
アツプさせる。
同様に、Cylcntが1であるときには#2気筒の失
火発生を判別し、ステップ11へ進んで#2気筒の失火
検出回数をカウントするLST2を1アツプさせ、Cy
lcnLが2であるときには#4気筒の失火発生を判別
し、ステップ12へ進んで#4気筒の失火検出回数をカ
ウントするLST4を1アツプさせ、更に、Cylcn
Lが4であるときには#3気筒の失火発生を判別し、ス
テップ14へ進んで#3気筒の失火検出回数をカウント
するLST3を1アツプさせる。
火発生を判別し、ステップ11へ進んで#2気筒の失火
検出回数をカウントするLST2を1アツプさせ、Cy
lcnLが2であるときには#4気筒の失火発生を判別
し、ステップ12へ進んで#4気筒の失火検出回数をカ
ウントするLST4を1アツプさせ、更に、Cylcn
Lが4であるときには#3気筒の失火発生を判別し、ス
テップ14へ進んで#3気筒の失火検出回数をカウント
するLST3を1アツプさせる。
尚、例えば8気筒機関の失火気筒検出を、72o。
周期を計測することによって上記と同様に行わせる場合
には、計測される周期中に複数気筒の膨張行程が含まれ
ることになるが、この場合には、前回周期と今回周期と
の偏差が、周期が計測される所定クランク角度範囲の初
期側で膨張行程であった気筒のクランク角速度(筒内圧
)に影響されて算出されることになるから、周期が所定
以上に増大変化していることにより失火発生が特定され
る気筒は、計測周期の初期側で膨張行程であった気筒と
すれば良い。
には、計測される周期中に複数気筒の膨張行程が含まれ
ることになるが、この場合には、前回周期と今回周期と
の偏差が、周期が計測される所定クランク角度範囲の初
期側で膨張行程であった気筒のクランク角速度(筒内圧
)に影響されて算出されることになるから、周期が所定
以上に増大変化していることにより失火発生が特定され
る気筒は、計測周期の初期側で膨張行程であった気筒と
すれば良い。
一方、ステップ4で最新の周期偏差Δtがゼロ以下であ
ると判別されたときと、ステップ6でそれまでの最大周
期偏差max(正の周期偏差Δtの最大値)よりも最新
に演算された正の周期偏差Δtが小さいと判別されたと
きには、ステップ15へ進んで前記最大周期偏差may
を減衰させ、再度失火が発生して大きな周期偏差ΔLが
算出されたときに、最大周期偏差maxがこの周期偏差
Δtによって更新されるようにする。
ると判別されたときと、ステップ6でそれまでの最大周
期偏差max(正の周期偏差Δtの最大値)よりも最新
に演算された正の周期偏差Δtが小さいと判別されたと
きには、ステップ15へ進んで前記最大周期偏差may
を減衰させ、再度失火が発生して大きな周期偏差ΔLが
算出されたときに、最大周期偏差maxがこの周期偏差
Δtによって更新されるようにする。
即ち、ステップ15では、それまでの最大周期偏差ma
xを、正の周期偏差Δtの加重平均値D tavに徐々
に近づけるように、下式に従って最大周期偏差maxを
更新設定する。
xを、正の周期偏差Δtの加重平均値D tavに徐々
に近づけるように、下式に従って最大周期偏差maxを
更新設定する。
Dtav X B +(256−8) Xm a xm
a X← 56 上記加重平均演算によって最大周期偏差maxが更新さ
れないときに、最大周期偏差mayを減衰させ、再びこ
の最大周期偏差maxi−越えるような周期偏差Δtが
算出されたときに失火検出が行われるようにしたもので
あるが、最大周期偏差maxをあまり急激に減衰させる
と、例えば第8図に示すように失火発生後に回転のうね
りが発生して、この回転うねりによって周期Tが失火発
生時よりは小さいものの増大傾向を示すとき(第8図中
矢示)に、失火発生が誤検出される惧れがあるので、上
記のような失火発生後の回転のうねりによる周期Tの増
大によって失火発生が誤検出されないように、上記最大
周期偏差maxの加重平均演算における加重重みを適合
させて最大周期偏差maxを徐々に減衰させる必要があ
る。
a X← 56 上記加重平均演算によって最大周期偏差maxが更新さ
れないときに、最大周期偏差mayを減衰させ、再びこ
の最大周期偏差maxi−越えるような周期偏差Δtが
算出されたときに失火検出が行われるようにしたもので
あるが、最大周期偏差maxをあまり急激に減衰させる
と、例えば第8図に示すように失火発生後に回転のうね
りが発生して、この回転うねりによって周期Tが失火発
生時よりは小さいものの増大傾向を示すとき(第8図中
矢示)に、失火発生が誤検出される惧れがあるので、上
記のような失火発生後の回転のうねりによる周期Tの増
大によって失火発生が誤検出されないように、上記最大
周期偏差maxの加重平均演算における加重重みを適合
させて最大周期偏差maxを徐々に減衰させる必要があ
る。
本実施例のように回転周期の偏差を検出して失火気筒を
検出する構成であれば、失火気筒の膨張行程を含む周期
が最も長くなるはずであるから、上記のように失火発生
後に回転うねりが発生しても、かかる回転うねりによる
周期の増大は、前述のようにして容易に真の失火発生時
の周期増大と区別することができるものである。
検出する構成であれば、失火気筒の膨張行程を含む周期
が最も長くなるはずであるから、上記のように失火発生
後に回転うねりが発生しても、かかる回転うねりによる
周期の増大は、前述のようにして容易に真の失火発生時
の周期増大と区別することができるものである。
前述のようにして各気筒別の失火検出回数をカウントア
ツプするカウント値LSTI〜LST4は、以下に示す
ように、各気筒別の失火発生割合の判別に用いられ、失
火が所定以上の割合で発生している気筒に関しては、そ
の気筒ナンバーを表示して、運転者に警告するようにし
である。
ツプするカウント値LSTI〜LST4は、以下に示す
ように、各気筒別の失火発生割合の判別に用いられ、失
火が所定以上の割合で発生している気筒に関しては、そ
の気筒ナンバーを表示して、運転者に警告するようにし
である。
即ち、まず、ステップ16では、本プログラムの実行回
数をカウントするカウント値to ta 1が所定値(
例えば1000)になったか否がを判別する。ここで、
カウント値to ta lが所定値までカウントアツプ
されていないときには、ステップ17へ進んでカウント
値to ta lを1アツプさせて本プログラムを終了
させるが、所定値になっているときには、ステップ18
〜ステツプ25で失火発生割合に基づいて気筒別の失火
発生表示を行わせる。
数をカウントするカウント値to ta 1が所定値(
例えば1000)になったか否がを判別する。ここで、
カウント値to ta lが所定値までカウントアツプ
されていないときには、ステップ17へ進んでカウント
値to ta lを1アツプさせて本プログラムを終了
させるが、所定値になっているときには、ステップ18
〜ステツプ25で失火発生割合に基づいて気筒別の失火
発生表示を行わせる。
ステップ18では、#1気筒の失火検出回数がセットさ
れているLSTlと所定値(例えば50)とを比較する
ことによって、カウント値totalが所定値までカウ
ントアツプされる所定期間中に所定回数以上の割合で#
1気筒の失火が検出されているときには、ステップ19
へ進み、#1気筒の失火発生を例えば機l5llIlが
搭載されている車両のダッシュボード上等に表示して警
告する。
れているLSTlと所定値(例えば50)とを比較する
ことによって、カウント値totalが所定値までカウ
ントアツプされる所定期間中に所定回数以上の割合で#
1気筒の失火が検出されているときには、ステップ19
へ進み、#1気筒の失火発生を例えば機l5llIlが
搭載されている車両のダッシュボード上等に表示して警
告する。
同様にして#2気筒〜#4気筒の失火検出回数がセット
されでいるLST2〜LST4と所定値とそれぞれに比
較することによって、各気筒別に失火頻度が高いか否か
を判別しくステップ20,22゜24)、所定以上の頻
度で失火が発生している気筒に関しては、それぞれに失
火発生を表示させる(ステップ21,23.25)。
されでいるLST2〜LST4と所定値とそれぞれに比
較することによって、各気筒別に失火頻度が高いか否か
を判別しくステップ20,22゜24)、所定以上の頻
度で失火が発生している気筒に関しては、それぞれに失
火発生を表示させる(ステップ21,23.25)。
失火発生頻度に基づいて失火発生表示を行わせると、次
のステップ26では、気筒別の失火検出回数LSTI
〜LST4及びカウント値to ta lをゼロリセッ
トし、再度カウント値to ta lが所定値にまでカ
ウントアツプされる所定期間中における各気筒別の失火
検出回数が新たにLSTI〜LST4にそれぞれセット
されるようにする。
のステップ26では、気筒別の失火検出回数LSTI
〜LST4及びカウント値to ta lをゼロリセッ
トし、再度カウント値to ta lが所定値にまでカ
ウントアツプされる所定期間中における各気筒別の失火
検出回数が新たにLSTI〜LST4にそれぞれセット
されるようにする。
尚、本実施例では、各気筒別の失火発生頻度が所定以上
であるときに、その気筒を表示して警告するようにした
が、警告と共にその気筒への燃料供給を停止するなどの
フェイルセーフ制御を実行するようにしても良い。
であるときに、その気筒を表示して警告するようにした
が、警告と共にその気筒への燃料供給を停止するなどの
フェイルセーフ制御を実行するようにしても良い。
〈発明の効果〉
以上説明したように本発明によると、各気筒の所定ピス
トン位置を基準とする所定クランク角度範囲の周期を計
測し、この周期が所定以上に増大したときに、周期計測
した角度範囲で膨張行程であった特定1気筒を失火気筒
として検出するようにしたので、失火発生後に回転うね
りが発生したり、点火順の隣合わない気筒が失火しても
、失火していない気筒の膨張行程を含む周期が失火気筒
の膨張行程を含む周期よりも長くなることがないので、
失火発生に影響されての周期変動と真の失火発生時とを
判別し易く、失火気筒の検出精度を向上させることがで
きる。
トン位置を基準とする所定クランク角度範囲の周期を計
測し、この周期が所定以上に増大したときに、周期計測
した角度範囲で膨張行程であった特定1気筒を失火気筒
として検出するようにしたので、失火発生後に回転うね
りが発生したり、点火順の隣合わない気筒が失火しても
、失火していない気筒の膨張行程を含む周期が失火気筒
の膨張行程を含む周期よりも長くなることがないので、
失火発生に影響されての周期変動と真の失火発生時とを
判別し易く、失火気筒の検出精度を向上させることがで
きる。
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図及び第4図
はそれぞれ同上実施例における失火気筒検出制御の内容
を示すフローチャート、第5図は同上実施例における失
火気筒検出のタイミングを示すタイムチャート、第6図
及び第7図はそれぞれ気筒数の違いによる周期計測角度
の最適値の違いを説明するための線図、第8図は失火発
生後に回転うねりが発生したときの周期変化を示すタイ
ムチャート、第9図及び第10図はそれぞれ従来の平均
有効圧変化に基づく失火気筒検出の問題点を説明するた
めのタイムチャート、第11図は従来の失火検出装置に
おける失火検出特性を示すタイムチャートである。 1・・・機関 9・・・コントロールユニット10・
・・クランク角センサ
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図及び第4図
はそれぞれ同上実施例における失火気筒検出制御の内容
を示すフローチャート、第5図は同上実施例における失
火気筒検出のタイミングを示すタイムチャート、第6図
及び第7図はそれぞれ気筒数の違いによる周期計測角度
の最適値の違いを説明するための線図、第8図は失火発
生後に回転うねりが発生したときの周期変化を示すタイ
ムチャート、第9図及び第10図はそれぞれ従来の平均
有効圧変化に基づく失火気筒検出の問題点を説明するた
めのタイムチャート、第11図は従来の失火検出装置に
おける失火検出特性を示すタイムチャートである。 1・・・機関 9・・・コントロールユニット10・
・・クランク角センサ
Claims (6)
- (1)内燃機関の各気筒の所定ピストン位置を基準とす
る所定クランク角度範囲を検出する所定クランク角度範
囲検出手段と、 該所定クランク角度範囲検出手段で検出される所定クラ
ンク角度範囲の周期を計測する周期計測手段と、 該周期計測手段で計測された最新の周期と前回計測され
た周期との偏差を演算する周期偏差演算手段と、 該周期偏差演算手段で演算された周期偏差が周期の所定
以上の増大傾向を示すときに最新に周期計測された前記
所定クランク角度範囲で膨張行程中であった特定1気筒
を失火気筒として検出する失火気筒検出手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の失火気
筒検出装置。 - (2)前記失火気筒検出手段が、最新に周期計測された
所定クランク角度範囲に複数気筒の膨張行程が含まれる
ときに前記所定クランク角度範囲のより初期側で膨張行
程である気筒を失火気筒として検出するよう構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の内燃機関の失火気筒検出
装置。 - (3)前記周期偏差演算手段で演算される周期偏差の機
関回転速度の違いによるレベル差を減少させる方向に、
前記周期偏差を機関回転速度に相当する値で補正設定す
る周期偏差補正手段を設けたことを特徴とする請求項1
又は2のいずれかに記載の内燃機関の失火気筒検出装置
。 - (4)請求項1記載の内燃機関の失火気筒検出装置にお
いて、前記失火気筒検出手段に代えて、前記周期偏差演
算手段で演算された周期偏差のうち周期の最大増大変化
を示す最大周期偏差を順次更新設定すると共に、最大周
期偏差を更新しないときには該最大周期偏差を減衰補正
して更新設定する最大周期偏差設定手段と、 該最大周期偏差設定手段で最新周期偏差に基づき最大周
期偏差が更新設定されたときに最新に周期計測された前
記所定クランク角度範囲で膨張行程中であった特定1気
筒を失火気筒として検出する最大偏差更新時失火検出手
段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の失火気筒検出装置
。 - (5)請求項1記載の内燃機関の失火気筒検出装置にお
いて、前記失火気筒検出手段に代えて、前記周期偏差演
算手段で演算される周期偏差のうち周期の増大変化を示
す値を加重平均して周期偏差加重平均値を設定する周期
偏差加重平均値設定手段と、 前記周期の増大変化の大小を判別するための前記周期偏
差のスライスレベルを機関運転条件に基づいて可変設定
するスライスレベル設定手段と、前記周期偏差加重平均
値設定手段で設定された周期偏差加重平均値と前記スラ
イスレベル設定手段で設定されたスライスレベルとの加
算値を最新の周期偏差が越えたときに最新に周期計測さ
れた前記所定クランク角度範囲で膨張行程中であった特
定1気筒を失火気筒として検出するスライスレベルに基
づく失火検出手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の失火気筒検出装置
。 - (6)請求項4記載の内燃機関の失火検出装置における
失火気筒の検出結果と請求項5記載の内燃機関の失火気
筒検出装置における失火気筒の検出結果とが一致したと
きにのみ最終的に失火気筒を特定する失火二重検出手段
を設けたことを特徴とする内燃機関の失火気筒検出装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP705490A JPH03213669A (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 内燃機関の失火気筒検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP705490A JPH03213669A (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 内燃機関の失火気筒検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03213669A true JPH03213669A (ja) | 1991-09-19 |
Family
ID=11655349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP705490A Pending JPH03213669A (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 内燃機関の失火気筒検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03213669A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994027043A1 (de) * | 1993-05-19 | 1994-11-24 | Robert Bosch Gmbh | Zündanlage für brennkraftmaschinen mit fehlzündungserkennung durch vergleich mit referenzzündungen derselben zündspule |
-
1990
- 1990-01-18 JP JP705490A patent/JPH03213669A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994027043A1 (de) * | 1993-05-19 | 1994-11-24 | Robert Bosch Gmbh | Zündanlage für brennkraftmaschinen mit fehlzündungserkennung durch vergleich mit referenzzündungen derselben zündspule |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5105657A (en) | Method and apparatus for detecting misfired cylinder of internal combustion engine | |
CN100588828C (zh) | 内燃机控制设备 | |
US5337240A (en) | Misfiring sensing apparatus | |
JP3116826B2 (ja) | プレイグニッション検出装置 | |
JPH04365958A (ja) | 内燃機関用失火検出装置 | |
JP2784069B2 (ja) | エンジンの失火判定装置 | |
US5447061A (en) | Misfire detection method for engine | |
JPH0972241A (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
EP0424917B1 (en) | System for identifying misfire cylinder in internal combustion engine | |
US6732042B2 (en) | Apparatus and method for detecting misfire in internal combustion engine | |
JP3188472B2 (ja) | 制御点火式内燃機関のミスファイア検出方法および装置 | |
JPH0472450A (ja) | 内燃機関の失火気筒検出装置 | |
JPH03213669A (ja) | 内燃機関の失火気筒検出装置 | |
JPH07119532A (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
JPH0417756A (ja) | 内燃機関の失火診断装置 | |
JP2889651B2 (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
JP2543762B2 (ja) | 内燃機関の燃料供給制御装置 | |
JPH03213668A (ja) | 内燃機関の失火気筒検出装置 | |
JP2887640B2 (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
JPH03253770A (ja) | 内燃機関の失火気筒検出装置 | |
JPH03206337A (ja) | 内燃機関の失火気筒検出装置 | |
JPH086676B2 (ja) | 内燃機関の失火診断装置 | |
JPH03164570A (ja) | 内燃機関の失火気筒検出装置 | |
JPH03275982A (ja) | 内燃機関の失火気筒検出装置 | |
JP2005307945A (ja) | 内燃機関の失火判定装置 |