JPH047213B2 - - Google Patents

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JPH047213B2
JPH047213B2 JP27500985A JP27500985A JPH047213B2 JP H047213 B2 JPH047213 B2 JP H047213B2 JP 27500985 A JP27500985 A JP 27500985A JP 27500985 A JP27500985 A JP 27500985A JP H047213 B2 JPH047213 B2 JP H047213B2
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JP
Japan
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mat
rubber
rubber sheet
woven fabric
integrated
Prior art date
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Expired
Application number
JP27500985A
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English (en)
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JPS62137029A (ja
Inventor
Nobusue Nogami
Natsuru Kotani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
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Publication date
Application filed by Duskin Co Ltd filed Critical Duskin Co Ltd
Priority to JP27500985A priority Critical patent/JPS62137029A/ja
Publication of JPS62137029A publication Critical patent/JPS62137029A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一体化マツトの製造方法に係るもの
であり、より詳細には、、ダスト捕集性能、床面
へのフイツト性、及び耐久性に優れたマツトの製
造方法に関する。また、本発明は上記マツトを簡
単な操作でしかも高い生産性をもつて製造する方
法に関する。
従来技術およびその欠点 従来、靴底等に付着したダスト類が室内へ持込
まれるのを防止するため、ダスト捕集用のマツト
類が、事務所、商店等の玄関先に敷設されて使用
されている。この種のマツトとしては、基布にパ
イル糸をタフト化し、その裏面にゴムラテツクス
のバツキング層を設けたマツトを、ゴム類で製造
されたマツトベースの上に、着脱自在に保持さ
せ、組立体の形で使用されている。一定期間使用
されたマツトは、これを回収し、洗浄、ダスト吸
着剤塗布等の再生処理を行つた後、再び需要者に
供給するシステムが一般に採用されている。
この分離タイプのマツトは、回収及び再生が容
易であるという利点を有するが、その反面マツト
表面の高さが床面からかなり高くなり、歩行者が
これにつまずく傾向があると共に、マツトがベー
スからマクレ易く、また反復再生によるマツトの
収縮により、マツトとベースとの間に寸法的な違
いが生じ易いという欠点が認められる。
分離タイプのマツトの他に、前述したマツトの
バツキン面に対して、ゴムシートを接着させた一
体化マツトも使用されているが、このタイプのマ
ツトを靴底等のダステイング(ダスト捕集)に用
いる場合には、洗浄等の再生処理を反復しなけれ
ばならないことに関連して、マツトの耐久性が乏
しく、マツトとゴムとの接着剥離や、ゴム自体の
破断を生じることになる。また、接着させるゴム
層の重量を大きくするにも、回収及び再生の面か
ら自ら制限があり、そのため前述した分離タイプ
のベースよりも軽量になることにも関連して、床
面へのフイツト性が悪く、歩行に伴なつてマツト
が床面を移行したり甚だしい場合にはダステイン
グ機能そのものが損われる場合もある。
発明の目的 従つて、本発明は、、ダスト捕集性能、床面へ
のフイツト性及び耐久性に優れたマツトと支持ゴ
ムベースとが一体化されたダステイングマツトの
製法を提供するにある。
本発明の他の目的は、上記一体化マツトを簡単
な操作と高い生産性とをもつて容易に製造し得る
方法を提供するにある。
発明の構成 本発明によれば、基布と基布にタフト化された
パイル糸とゴムラテツクスで形成されたバツキン
グ層とから成るマツトと、未加硫のゴムシートと
を、バツキング層と該ゴムシートが接するように
重ね合せ、この重ね合せ体を離型性を有する織布
でサンドイツチし、このサンドイツチ体を熱プレ
スしてゴムシートの加硫とバツキング及びシート
間の接着を行い、次いで織布を一体マツトから剥
離することを特徴とする一体化マツトの製造方法
が提供される。
実施例 本発明を、添付図面に示す具体例に基づき以下
に詳細に説明する。
本発明に用いるマツト本体を示す第1図におい
て、このマツト本体1は、基布2と、基布にタフ
ト化され且つ上面が一定に切揃えられたパイル糸
3と、パイル糸を基布に固定されるため基布2の
裏面に施されたパツキング層4とから成つてい
る。このバツキング層4は基布2の裏面全面にゴ
ムラテツクスを塗布し、次いでこれを乾燥、キユ
アすることにより形成されたゴムの薄い層であ
る。このバツキング層4は、パイル糸3の抜け止
めが可能であるように、固形分としての面積重量
比が100乃至1000g/m2、特に250乃至500g/m2
なるように設けるのがよい。
本発明の積層工程を示す第2図において、前述
したマツト本体1と未加硫のゴムシート5とを、
バツキング層4とゴムシート5とが接する位置関
係で重ね合せ、更にその上側及び下側に表面剥離
性を有する織布6a,6bでサンドイツチする。
未加硫のゴムシート5は、マツト本体1の基布2
よりもやや大きい面積を有し、基布2の各端縁よ
りもゴムシート5が外方にややはみ出すように重
ね合せを行う。
この未加硫ゴムシート5は、ラテツクスの形で
施されたバツキング層4に比べればかなり厚いも
のであり、床面へのフイツト性を向上させ、端縁
からのまくりを防止し且つマツトの形態保持性を
保つには、その厚みは重量面積比で表わして1000
乃至4000g/m2の範囲にあることが望ましい。
滑性と離型性とを有する織布の一例を示す第3
図において、この織布6は、ガラス繊維等の耐熱
性繊維の太デニールの糸条を織成することにより
形成された目の荒い織布基質7と、該基質7の表
面に施されたポリテトラフルオロエチレン等の低
摩擦係数を有し、不活性で、しかも耐熱性の樹脂
のコーテイング層8とから成つている。
しかして、本発明においては、マツト本体1と
未加硫のゴムシート5とを重ね合せ、しかもこの
ものを、前述した表面剥離性(離型性)を有する
織布6a,6bでサンドイツチして熱プレスに付
すると、マツトの諸特性の点でも、マツトの生産
性の点でも極めて顕著な利点が達成される。
この熱プレス工程を示す第4図において、第2
図に示すサンドイツチ体を、熱プレス金型9a,
9bで挾み、加熱下に加圧し、未加硫ゴムシート
5とバツキング層4との接着及びゴムシート5の
加硫を行う。
この際、本発明によれば、ゴムシート5とプレ
ス金型9aとの間に弾性と可圧縮性とを有する織
布6aが介在するため、プレス金型9aによる圧
力や温度が積層体に対して一様にしかも均一に伝
達され、接着とゴムシートの成型・加硫が極めて
均一且つ均質な条件下に行われる。また、この織
布6は、表面に摩擦係数の極めて小さいポリテト
ラフルオロエチレンの被覆層8を有するため、熱
プレス条件下におけるゴムの流動乃至展延も極め
て容易であり、所定の寸法及び形状の一体化マツ
トが容易に得られるという利点がある。
本発明方法による一体化マツトを示す第5図に
おいて、ゴムシート5のマツト本体1と重ね合さ
れた部分では、マツト本体1を介してプレス金型
9a,9bによる圧力を受けるため、マツト本体
1からはみ出した部分に比して、ゴムシート自体
が薄肉化され、薄肉のマツト下敷体10を構成し
ている。また、マツト本体1と重ね合された部分
から外方に流動乃至展延されるゴムは、マツト端
縁部より外方の金型キヤビテイ内に充満して、比
較的厚肉の周縁部乃至は額縁部11を構成する。
かくして、本発明方法によれば、一体化マツト全
体としての重量をあまり増大させることなく、ま
た一体化マツトの敷設床面からの高さをあまり増
大させることなしに、マツトの内機械的に最も弱
い部分である端縁部を補強し、端縁部からのパイ
ル抜け、ホツレ発生、めくれ等のトラブルを解消
することができる。本発明方法によれば、このよ
うに滑性と離型性を有する織布を介在させること
により、格別の面倒な操作を必要とせずに、一段
の熱プレス操作で、比較的軽量でしかもマツト端
縁部の補強効果とマクレ防止効果とを有する一体
化マツトを製造することが可能となるものであ
る。
また、マツト本体1のパイル面側に施される織
布は、パイル繊維が熱プレス金型面に直接触れる
のを防止して、プレス成形時にパイル繊維が熱劣
化等を生じるのを防止すると共に、この織布はパ
イル3と良く密着係合して、パイル側にゴムが侵
入するのを防止するという作用効果をもたらす。
更に、本発明によれば、織布6を介してゴムシ
ート5の熱プレス成形を行うことにより、織布6
の織目がゴムシートに食込んで、これに対応する
凹凸模様12(第6図参照)が一体化マツトの裏
面に形成されるという利点が付加的にしかも自動
的に達成される。即ち織目に対応する凹凸模様が
ゴムシート面、即ち一体化マツトの裏面に形成さ
れることにより、この一体化マツトは敷設すべき
床面へのフイツト性が著しく向上し、使用時に床
面を意図外に移動する傾向が抑制されると共に、
この凹凸模様を通して床面への通気性も向上する
という利点が得られる。
ゴムシート5のバツキングへの接着及びゴムシ
ート5の成形及び加硫が終了した後、サンドイツ
チ体を熱プレス金型から取出すが、本発明に用い
る織布は離型性を有することから、金型からの取
出しや、織布の一体化マツトからの剥離も極めて
容易に行われる。
基布2としては、ポリエステル等の任意の合成
繊維から成る織布や不織布等が使用され、一方パ
イル糸としては、巻縮ナイロン繊維、ビニロン繊
維、アクリル繊維等の合成繊維や、木綿繊維等の
天然繊維或いはこれらの2種以上の混紡繊維等が
使用される。パイル長及び目付量は、従来、ダス
トコントロール(防塵,除塵)の目的で使用され
るマツトの範囲内でよく、一般に3乃至40mmのパ
イル長及び300乃至4000g/m2の目付量であつて
よい。
バツキングに使用するゴムとしては、アクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、ス
チレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、クロ
ロプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロ
ピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体ゴム、イソプレンゴム、イソブチレ
ンゴム、ポリウレタン等を挙げることができる。
これらのゴムをラテツクスの形でマツト基布裏面
に施こし、乾燥し、キユアリングを施こす。
一方、未加硫のゴムシート5は、上に例示した
ゴムに、それ自体公知の加硫剤乃至架橋剤、加硫
促進剤、顔料、補強剤、エクステンダー等を、公
知の処方に従つて配合し、混練後、シートに成形
することにより得られる。尚、両者の接着性の点
では、ゴムシートはラテツクスの形で施されたバ
ツキングと同種のゴムから成つていることが望ま
しい。
滑性と離型性とを有する織布としては、ガラス
繊維織布にポリテトラフルオロエチレンのコーテ
イングを設けたものが最適である。織布の織組織
は、特に制限はないが、平織で十分である。織目
は粗い方がよく、一般に2.5cm当り5乃至50個の
範囲が適当である。繊維は耐熱性があればよく、
例えば芳香族ポリアミド繊維等も用い得るし、ま
たコーテイングとしても、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体やポリフ
ツ化ビニル等を使用することもできる。
熱プレスは、用いるゴムの種類によつても相違
するが、一般的に言つて、130乃至170℃の温度、
0.5乃至30Kg/cm2(マツト面)の圧力で、5乃至
30分間程度行うのが適当である。また、この熱プ
レス時の熱を利用して、パイル糸の巻締を行わせ
ることができる。更に、熱プレス時におけるマツ
トの収縮を防止するために、熱プレス前の段階で
マツト本体を収縮処理に施こすこともできる。
本発明において、このダストコントロール用マ
ツトのパイル糸は、靴底等との摺擦により、靴底
等に付着するダストをパイル糸上に吸着し、保持
する作用を行う。パイル糸によるダスト吸着・保
持作用を一層高めるために、パイル糸にダスト吸
着性液体を塗布乃至含浸させることができる。こ
のようなダスト吸着性液体としては、例えば流動
パラフイン、スピンドル油、アルキルベンゼン
油、ジエステル油、ひまし油等の鉱物油、合成油
或いは植物油系の油剤類や、特公昭53−10194号
及び53−37471号公報に記載されている水性ダス
ト吸着剤を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はマツト本体の断面図、第2図は一体化
マツトの積層工程図、第3図は織布の断面図、第
4図は熱プレス工程図、第5図は一体化マツトの
断面図、第6図は第5図の一部拡大断面図であ
る。 1……マツト本体、2……基布、3……パイル
糸、4……バツキング層、5……ゴムシート、6
a,6b……織布。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基布と基布にタフト化されたパイル糸とゴム
    ラテツクスで形成されたバツキング層とから成る
    マツトと、未加硫のゴムシートとを、バツキング
    層と該ゴムシートとが接するように重ね合せ、こ
    の重ね合せ体を離型性を有する織布でサンドイツ
    チし、このサンドイツチ体を熱プレスしてゴムシ
    ートの加硫とバツキング及びシート間の接着とを
    行い、次いで織布を一体化マツトから剥離するこ
    とを特徴とする一体化マツトの製造方法。
JP27500985A 1985-12-09 1985-12-09 一体化マツトの製造方法 Granted JPS62137029A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0763617A1 (en) 1994-03-15 1997-03-19 Duskin Company Limited Shoe-wiping mat

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