JP3072023U - 置敷用フロアマット - Google Patents

置敷用フロアマット

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JP3072023U
JP3072023U JP2000001788U JP2000001788U JP3072023U JP 3072023 U JP3072023 U JP 3072023U JP 2000001788 U JP2000001788 U JP 2000001788U JP 2000001788 U JP2000001788 U JP 2000001788U JP 3072023 U JP3072023 U JP 3072023U
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功雄 藤本
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Hayakawa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】置敷用フロアマットの耐久性を高め、位置ずれ
やめくれを防止する。 【解決手段】裏打ち材2cは、ゴムから形成されてい
る。カーペットマット2は、貫通孔2dを有している。
ゴム台3は、ゴム台本体4と縁取り部5とゴム突起6と
を備えており、縁取り部5が立ち上がり部5aと上面部
5bとを有している。立ち上がり部5aは、ゴム台本体
4の全周縁部から垂直に立ち上がり連続的に形成されて
いる。上面部5bは、立ち上がり部5aの上端から置敷
用フロアマット1の内側に向かって水平方向に突出して
いる。ゴム突起6は、先端部6aと基部6bとを備えて
おり、先端部6aの直径は、基部6bの直径より大き
い。ゴム突起6は、上面部5bの突出端よりも内側のゴ
ム台本体4上に設けられている。置敷用フロアマット1
では、カーペットマット2がゴム台本体4上に載置され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、玄関、室内の床面、自動車フロア等に用いられる、いわゆる置敷用 フロアマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
置敷用フロアマットでは、歩行によって負荷を受けても、マットが位置ずれを 起こさないことと、マットがめくれ上がらないこととが要求される。このため、 従来より、置敷用フロアマットでは、柔軟で復元力と比重のあるゴム台に、カー ペットマットを組合せたものが広く用いられている。
【0003】 図5は、従来の一例の嵌め込み固定ゴム台の断面図である。図5に示されるよ うに、かかるマットでは、嵌め込み固定ゴム台11に嵌め込み固定用縁取り部1 2を設け、この縁取り部12に、カーペットマット押え用突起13を設け、これ にカーペットマットの周縁を嵌め込み固定する(特許第2804432号明細書 参照)。
【0004】 このものは、カーペットマット周縁の裁断面が嵌め込み固定ゴム台11の嵌め 込み用縁取り部12内に嵌め込み収容されるので、カーペットマットの周縁の裁 断面が隠れ、嵌め込み固定用縁取り部12で保護されるので、外観及び耐久性が 非常に優れている。また、かかる置敷用フロアマットは、カーペットマットと嵌 め込み固定ゴム台11とが分離できるタイプであるため、リサイクルが容易であ る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、本考案者の研究によれば、かかる置敷用フロアマットは、嵌め込み固 定用縁取り部12のカーペットマット押え用突起13によるカーペットマット周 縁の把握力が弱く、踏圧によって、カーペットマットの周縁部が嵌め込み固定ゴ ム台11から外れ易いことを見出した。
【0006】 かかる置敷用フロアマットでは、歩行によって負荷を受けた場合、カーペット マットの周縁部がカーペットマット押え用突起から外れ、カーペットマットが位 置ずれを起こしてしまい、カーペットマットがめくれ上がってしまう。
【0007】 かかる嵌め込み固定用縁取り部の弱い嵌め込み把握力は、嵌め込み固定用縁取 り部が相対的に小さくなる小型の置敷用フロアマットにおいて著しく顕著であっ た。
【0008】 本考案は、カーペットマットの周縁部をゴム台の縁取り部に嵌め込む置敷用フ ロアマットにおいて、長期使用における耐久性を高め、カーペットマットの位置 ずれやめくれを防止することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、カーペットマットと、前記カーペットマットを載置するゴム台との 組合せからなる置敷用フロアマットであって、前記カーペットマットが起毛と基 布と裏打ち材とを備えており、前記裏打ち材がゴムから形成されており、前記カ ーペットマットが貫通孔を有しており、前記ゴム台がゴム台本体と縁取り部とゴ ム突起とを備えており、前記縁取り部が立ち上がり部と上面部とを有しており、 前記立ち上がり部が、前記ゴム台本体の全周縁部から垂直方向に立ち上がって連 続的に形成されており、前記上面部が前記立ち上がり部の上端から前記置敷用フ ロアマットの内側に向かって水平方向に突出しており、前記ゴム突起が先端部と 基部とを有しており、前記先端部の直径が前記基部の直径より大きく、前記ゴム 突起が前記上面部の突出端よりも内側の前記ゴム台本体の上に設けられており、 前記カーペットマットが前記ゴム台本体上に載置されており、前記カーペットマ ットの周縁部が前記縁取り部に嵌め込まれており、前記ゴム突起が前記カーペッ トマットの前記貫通孔に挿入されており、前記カーペットマットが踏圧によって 引っ張られたとき、前記貫通孔が前記ゴム突起の前記基部の上側に移動すること を特徴とする、置敷用フロアマットに係るものである。
【0010】 本考案者は、ゴム台とカーペットマットとの位置ずれや、ゴム台からのカーペ ットマットのめくれを防止するために、ゴム台とカーペットマットとの種々の組 合せを検討した。
【0011】 かかるマットとしては、加硫成形装置を用いて、未加硫ゴムシートとカーペッ トマットとを重ね合せ、加熱、加圧して加硫成形し、この積層物を所望の形状に 裁断し、周縁部をオーバーロックミシンによる縫成で加飾縁取りしたものが、最 も優れていることがわかった。かかるマットでは、ゴム台とカーペットマットと の接着力が強いことと、製造が容易で、かつ、多様な形態の置敷用フロアマット が得られる。
【0012】 しかし、かかるマットは、高温・高圧で製造されるため、ナイロンやポリエス テル繊維等の軟化温度の高い起毛を有するカーペットマットでも、起毛を幾分か 圧縮変形させてしまい、外観を損なう欠点がある。特に、安価なポリプロピレン 製の起毛又はポリプロピレンを併用した起毛のカーペットマットでは、ポリプロ ピレンの軟化点が加硫温度より低いため、かかる起毛を有するマットは製造でき ない。
【0013】 また、かかるマットは、加硫積層したものを置敷用フロアマット形状に裁断し て用いており、加硫ゴムとカーペットとが強固に積層されているため、ゴム台と カーペットマットのリサイクルが困難である。
【0014】 他の置敷用フロアマットとして、加硫成形したゴム台上に、カーペットマット を接着剤によって貼合せたマットを製作した。
【0015】 しかし、かかるマットは、高価な接着剤が多量に必要であり、多くの接着工数 が必要である。また、かかるマットは、接着力が低かったり、接着剤が劣化した りすることにより、カーペットマットの剥がれが生じることがある。
【0016】 さらに他の置敷用フロアマットとして、ゴム台のカーペットマットを置く位置 に雄マジックテープを貼付け、これと対応するカーペットマットの位置に雌マジ ックテープを固着し、これらのテープによりゴム台上にカーペットマットを固定 せしめた置敷用フロアマットを製作した。
【0017】 かかるマットは、玄関用の置敷用フロアマット等のように、通行頻度が高く、 汚れ易い場所で、カーペットマットを度々洗濯する必要がある場合に、重いゴム 台はそのままにして、カーペットマットだけを交換して、交換したカーペットマ ットだけを運搬、洗濯、乾燥をすればよく、非常に便利で経済的である。また、 ゴム台とカーペットマットとを別々に分離でき、リサイクルも容易である。
【0018】 しかし、かかるマットは、ゴム台と雄マジックテープとの接着に、接着剤を用 いる必要が有り、踏圧によってマジックテープのフックやループが潰れてしまっ たり、長期の使用によって接着剤が劣化してしまい、ゴム台からカーペットマッ トや雄マジックテープが剥離することがある。
【0019】 本考案者は、かかる知見の下、長期間の使用によって生じるカーペットマット の位置ずれやめくれを防止するため、更に詳細に検討した。
【0020】 その結果、本考案者は、ゴム台にゴム突起を設け、カーペットマットに貫通孔 を設け、このゴム突起を貫通孔に遊挿することによって、置敷用フロアマットの 耐久性が高まり、カーペットマットのゴム台からの外れやめくれが長期間にわた って防げることを突き止め、本考案に至った。
【0021】 本考案では、カーペットマットは起毛と基布と裏打ち材とを備えており、裏打 ち材はゴムから形成されている。ゴム突起は、先端部と基部とを有し、先端部の 直径が基部の直径よりも大きく形成する。本考案では、かかるゴム突起は、カー ペットマットの貫通孔に遊挿され、カーペットマットが踏圧等によって引っぱら れたとき、ゴム突起の基部で、カーペットマットの位置ずれやめくれが防止され る。
【0022】 また、本考案では、ゴム突起の基部において、カーペットマットの貫通孔が上 下に動くことができるように遊挿されており、貫通孔の周りの裏打ち材やゴム突 起のゴム弾性による伸縮が比較的自由に許容されるので、ゴム突起や貫通孔に過 度な負荷をかけることなくカーペットマットの位置ずれやめくれが効率的に防止 でき、ゴム突起や貫通孔が破損してしまうのを防止することができる。
【0023】 さらに、本考案では、ゴム台がゴム台本体と縁取り部とゴム突起とを備え、こ の縁取り部が立ち上がり部と上面部とを有している。この立ち上がり部は、ゴム 台本体の全周縁部から垂直に立ち上がり連続的に形成されており、上面部は、立 ち上がり部の上端から置敷用フロアマットの内側に向かって水平方向に突出して いる。
【0024】 かかるゴム台では、カーペットマットの周縁部が縁取り部内に嵌め込まれるの で、カーペットマットの周縁の裁断面が置敷用フロアマットの側面から見えず、 カーペットマットの裁断面が踏圧から保護される。
【0025】 本考案によれば、ゴム台のゴム突起を、カーペットマットの貫通孔に遊挿させ て、カーペットマットの周縁部をゴム台の縁取り部に嵌め込むことで、長期間使 用しても、ゴム突起や裏打ち材のゴム弾性によってカーペットマットの位置ずれ やめくれが効率的に防止され、耐久性に著しく優れた置敷用フロアマットを提供 することができる。
【0026】
【考案の実施の形態】
図面を参照して、本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案の一例の置敷用フロアマットの部分断面図である。図2は、図 1の置敷用フロアマットのゴム台の全体を概略的に示す傾斜図である。図3は、 図1の置敷用フロアマットの全体を概略的に示す傾斜図である。図4は、図3の 置敷用フロアマットのC−C線の断面図である。
【0027】 図1〜4に示すように、本考案の一例の置敷用フロアマット1は、カーペット マット2と、カーペットマット2を載置するゴム台3との組合せからなる。カー ペットマット2は、起毛2aと基布2bと裏打ち材2cとからなり、裏打ち材2 cは、ゴムから形成されている。カーペットマット2は、貫通孔2dを有してい る。
【0028】 ゴム台3は、ゴム台本体4と縁取り部5とゴム突起6とを備えており、縁取り 部5が立ち上がり部5aと上面部5bとを有している。
【0029】 立ち上がり部5aは、ゴム台本体4の全周縁部から垂直に立ち上がり連続的に 形成されている。上面部5bは、立ち上がり部5aの上端から置敷用フロアマッ ト1の内側に向かって水平方向に突出している。
【0030】 ゴム突起6は、先端部6aと基部6bとを備えており、先端部6aの直径は、 基部6bの直径より大きい。ゴム突起6は、上面部5bの突出端よりも内側のゴ ム台本体4上に設けられている。
【0031】 置敷用フロアマット1では、カーペットマット2がゴム台本体4上に載置され ており、カーペットマット2の周縁部2eが縁取り部5に嵌め込まれており、ゴ ム突起6がカーペットマット2の貫通孔2dに挿入されている。カーペットマッ ト2が踏圧によって引っ張られたとき、貫通孔2dは、ゴム突起6の基部6bの 上側に移動する。
【0032】 図1に示すように、カーペットマット2が踏圧を受けることによって、裏打ち 材2cがA方向に引っ張られた場合、裏打ち材2cは、自らのゴム弾性によって 伸び、A方向に引っ張られる力を吸収する。
【0033】 ただし、A方向への引っ張り力が裏打ち材2cの伸びによって抑えられない場 合、裏打ち材2cは、A方向に引っ張られてしまう。
【0034】 本考案では、カーペットマット2がA方向に全体として位置ずれを起こしてし まうのを、部分的に設けたカーペットマット2の貫通孔2dにゴム突起6を挿入 することによって防止する。かかるゴム突起6は、貫通孔2dの移動を抑え、カ ーペットマット2の位置ずれを防止する。
【0035】 また、本考案では、ゴム突起6に貫通孔2dを自由に上下させることで、カー ペットマット2の貫通孔2d及びゴム突起6にかかる負荷を軽減し、貫通孔2d 及びゴム突起6に極端な負荷をかけさせることなく、貫通孔2d及びゴム突起6 を破損させることがない。
【0036】 図1に示すように、カーペットマット2が踏圧を受けることによって、裏打ち 材2cがA方向に引っ張られた場合、ゴム突起6が挿入されている貫通孔2dの 部分の裏打ち材2cは、ゴム弾性によってA方向に伸びるだけで、ゴム突起6に よって移動を妨げられるが、ゴム突起6が挿入されていない部分の裏打ち材2c は、A方向に移動しようとする。
【0037】 この結果、貫通孔2dの部分の裏打ち材2cは、図1に示すように、ゴム突起 6が挿入されていない裏打ち材2cと比べ、相対的にだぶつき、B,B′方向に 浮き上がることになる。
【0038】 かかる裏打ち材2cの浮き上がりは、カーペットマット2の踏圧が解除され、 裏打ち材2cが引っぱられる現象がなくなれば、自然に収まる。
【0039】 本考案の置敷用フロアマットを、通常の大きさ、すなわち、40〜80cmの 幅と50〜100cmの長さで形成する場合、本考案にかかるゴム突起は、縁取 り部の1〜5cm内側に沿った位置、好ましくは2〜3cm内側に沿った位置の 複数箇所に、上向きに設けることができる。
【0040】 かかる範囲でゴム突起を形成すれば、歩行時の違和感を与えることなく、ゴム 台とカーペットマットとの位置ずれやカーペットマットのめくれを防止できる。 なお、かかる場合、縁取り部は、1.2〜2.5cmの幅で形成することができ る。
【0041】 本考案にかかるゴム突起の大きさについては、特に決まりはない。ゴム突起の 高さは5〜7mmとし、ゴム突起の基部の直径は5〜6mm、ゴム突起の先端部 の直径はゴム突起の基部の直径より2mm程度大きくしたキノコ状であるのが好 ましい。かかるゴム突起は、耐久性が有り、歩行時等の違和感がなく、カーペッ トマットのずれやめくれを効果的に防止することができる。
【0042】 本考案にかかるゴム台は、図1〜4に示すように、カーペットマットを載置す るゴム台本体と、カーペットマットの周縁部を嵌め合せて収容するための、中央 方向にコの字状に開口する嵌め込み用縁取り部と、カーペットマットの移動を防 止するためのゴム突起とを、同時に一体に成形できる成形用金型を用いて、ゴム 材の加硫成形によって形成することができる。
【0043】 また、本考案にかかるゴム台は、置敷用フロアマットをカーペットマット張り 床面上に置敷して用いる場合、図4にみられるような滑り止め用突起7を成形で きる成形用金型を用いて加硫成形を行なうことができる。
【0044】 本考案の置敷用フロアマットは、基本的には、ゴム台とカーペットマットとを 分離できるタイプのものである。かかる置敷用フロアマットは、複数枚のカーペ ットマットを保有し、交換しつつ使用できるものである。また、かかるカーペッ トマットは、ゴム台と分離し、ゴム台から取り外すことができるため、ゴム台だ けでもマットとして使用することができる。
【0045】 かかる置敷用フロアマットは、洗濯のために、重くて嵩張るゴム台を運搬する 必要がなく、また、ゴム台をカーペットマットとともに洗濯、乾燥する必要がな いので、非常に経済的である。また、洗濯時にゴム台を傷めることも少ない。
【0046】 本考案の置敷用フロアマットは、ゴム台とカーペットマットとが分離できるタ イプであるために、予備カーペットマットを持っていれば、随時交換可能で、洗 濯時等にカーペットマットの空きがなくなり、便利である。
【0047】 また、かかる置敷用フロアマットでは、図柄、材質等の異なる複数のカーペッ トマットを用意しておけば、これらを交換して用い、雰囲気を変えて楽しむこと もできる。
【0048】 本考案にかかるゴム台に用いるゴムは、天然ゴム、合成ゴム、再生ゴム等の何 れのゴム材をも、単独又は併用して使用できる。これらのゴム原料に対しては、 加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、充填剤、軟化剤、その他のゴム用薬剤を要求 性能に応じて配合することができる。
【0049】 かかるゴム原料及び加硫剤等を配合したゴム組成物を、所要の厚みに圧延し、 所定の大きさ及び形状に裁断し、成形用金型等を用いて加硫成形して、本考案に かかるゴム台を得ることができる。
【0050】 本考案では、ゴム台の加硫成形に用いる成形用金型を有効に利用して、この成 形用金型面に飾り模様を設け、僅かな凹凸を有する彫刻を施すこと、または、鍍 金による光沢の差等による飾り模様を施すことにより、ゴム台の上面部の表面に 飾り模様を付け、カーペットマットの有り無しの何れでも、ゴム台を兼用できる ようにし、有用なゴム台とすることができる。
【0051】 かかる上面部の表面に飾り模様を施してあるゴム台は、雨の日、夏場、気分転 換をはかるためとか、カーペットマットを節約するためとかに使用できる。
【0052】 かかるゴム台は、カーペットマットのずれ等を防止できるとともに、耐久性が 高く、長期間使用できるので、カーペットマットが、古くなったり傷んだりした ら、カーペットマットだけを取り換えれば済む場合が多く、経済的である。
【0053】 本考案にかかるカーペットマットは、天然繊維又は合成繊維の起毛とその基布 よりなり、各種の編組法により製造されたカーペットを用いることができる。
【0054】 かかるカーペットの裏面には、その腰を強くすること、及び長期の使用によっ ても寸法と形状とを安定する目的のために、ゴムラテックスバッキングを厚手に 施す。また、かかるカーペットの基布には、薄手のゴムシートを積層することも できる。
【0055】 本考案では、かかるゴムラテックス又はゴムシートでバッキング処理したカー ペットを加硫し、カーペットマットとすることができる。
【0056】 かかるカーペットマットは、加硫成形したゴム台等の嵌め込み用縁取り部に、 カーペットマットの周縁部が嵌め込まれて収容できる寸法及び形状に裁断する等 によって成形する。
【0057】 また、かかるカーペットマットは、ゴム台のゴム突起に対応した位置に、ゴム 突起を嵌め込むための貫通孔が形成される。かかる貫通孔は、カーペットマット を裁断する際に、裁断用刃物と同様な刃物を用いて打抜き裁断することによって 形成することができる。
【0058】 このように、本考案の置敷用フロアマットは、分離タイプとして製造できるの で、製造時に生じる裁断屑等も、ゴムとカーペットが別々に回収でき、また、使 用後に廃棄する際にも、置敷用フロアマットのゴム台とカーペットマットとが別 々に回収できるので、それぞれをリサイクルするのに都合がよい。
【0059】
【考案の効果】
本考案によれば、ゴム台のゴム突起をカーペットマットの貫通孔に遊挿し、カ ーペットマットの周縁部をゴム台の縁取り部に嵌め込むことで、長期間使用して も、ゴム突起や裏打ち材のゴム弾性によってカーペットマットの位置ずれやめく れが効率的に防止され、耐久性に著しく優れた置敷用フロアマットを提供するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一例の置敷用フロアマットの部分断
面図である。
【図2】 図1のフロアマットのゴム台の全体を概略的
に示す斜視図である。
【図3】 図1のフロアマットの全体を概略的に示す斜
視図である。
【図4】 図3のフロアマットのA−A線の断面図であ
る。
【図5】 従来の一例の嵌め込み固定ゴム台の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 置敷用フロアマット 2 カーペットマット 2a 起毛 2b 基布 2c 裏打ち材 2d 貫通孔 2e 周縁部 3 ゴム台 4 ゴム台本体 5 縁取り部 5a 立ち上がり部 5b 上面部 6 ゴム突起 6a 先端部 6b 基部 7 滑り止め用突起 11 嵌め込み固定ゴム台 12 嵌め込み固定用縁取り部 13 カーペットマット押え用突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペットマットと、前記カーペットマ
    ットを載置するゴム台との組合せからなる置敷用フロア
    マットであって、 前記カーペットマットが起毛と基布と裏打ち材とを備え
    ており、前記裏打ち材がゴムから形成されており、前記
    カーペットマットが貫通孔を有しており、前記ゴム台が
    ゴム台本体と縁取り部とゴム突起とを備えており、前記
    縁取り部が立ち上がり部と上面部とを有しており、前記
    立ち上がり部が、前記ゴム台本体の全周縁部から垂直方
    向に立ち上がって連続的に形成されており、前記上面部
    が前記立ち上がり部の上端から前記置敷用フロアマット
    の内側に向かって水平方向に突出しており、前記ゴム突
    起が先端部と基部とを有しており、前記先端部の直径が
    前記基部の直径より大きく、前記ゴム突起が前記上面部
    の突出端よりも内側の前記ゴム台本体の上に設けられて
    おり、前記カーペットマットが前記ゴム台本体上に載置
    されており、前記カーペットマットの周縁部が前記縁取
    り部に嵌め込まれており、前記ゴム突起が前記カーペッ
    トマットの前記貫通孔に挿入されており、前記カーペッ
    トマットが踏圧によって引っ張られたとき、前記貫通孔
    が前記ゴム突起の前記基部の上側に移動することを特徴
    とする、置敷用フロアマット。
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