JPH047202A - 高層集合住宅のゴミ収集装置と収集方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、超高層の集合住宅の各家庭等から排出され
るゴミを、ゴミ搬出所に運ぶために使用するゴミ収集装
置と方法に関するものである。

［従来の技術］ 従来、超高層住宅の各家庭から排出されるゴミを収集す
るのに、空気の圧力を利用したゴミ収集装置等が考え出
されたりしているが、輸送管等にゴミが詰まりやすい等
の問題点があることから一般的には実用化されず、依然
としてポリバケツや袋にゴミを入れ、各家庭の住人が一
般の乗用エレベータを使用して下階の指定されたゴミ搬
出所に運んでいる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながらゴミをポリバケツや袋に入れて−般の乗用
エレベータで運ぶ場合、ポリバケツ等の積み降ろしに時
間が掛ったり、ケージ内に積まれるゴミのために乗用人
数が制限されたりしてエレベータの輸送能力を低下させ
る問題がある。又、ゴミによる悪臭がエレベータのケー
ジ内に漂ったりするので、乗る人に不快感を与えたりす
る問題がある。

この発明は、これらの問題を解決するために成されたも
ので、−Ｍの乗用エレベータの輸送能力を確保するとと
もに、エレベータ内からゴミによる悪臭を排除できるよ
うにした高層集合住宅のゴミ収集装置と方法を提供する
ことを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明の高層集合住宅のゴミ収集装置は、高層建物に
昇降路を設けるとともに、各階の昇降路に開閉扉を設け
、この昇降路内にエレベータ式に昇降するケージを複数
連結させて設け、各ケージは各階の開閉扉からゴミ収集
ボックス等を積載できる構成にしたものである。

また、ゴミ収集ボックス等を積載するためにケージを呼
び比して停止させる積載用停止信号の発信手段を各階の
開閉扉付近に設け、各ケージにその積載用停止信号では
停止しない手段を設けると良い。

この発明の高層集合住宅のゴミ収集方法は、高層建物に
昇降路を設け、その昇降路内を複数連結されたケージが
昇降できるようにし、各階にゴミ収集ボックスを配置し
、各階の昇降路の開閉扉からゴミの入ったゴミ収集ボッ
クスをケージに積載させて地上階側のゴミ搬出所に搬出
し、空になったゴミ収集ボックスをケージに積載して上
昇させ元の位置に戻すようにする。

［作用］ 上記手段の高層集合住宅のゴミ収集装置及び収集方法で
は、各階の開閉扉付近に設ける呼出しスイッチ等を押す
と、積載用停止信号が発信して複数連結されたケージが
呼出され、呼び出した階の開閉扉に空のケージが停止す
る。ケージが停止した後、開閉扉を開けてそこに位置し
ているケージ内にゴミ収集ボックスやゴミ袋を積載する
。このようにして、１つのケージをゴミ収集ボックス等
で満載にしたら、そのケージに設けるスイッチを押して
次に発信される積載用停止信号では停止しないようにす
る。そして、そのケージに連結している空のケージが呼
び出し可能となり、次々にゴミ収集ボックス等を各ケー
ジ内に積載する。各ケージがゴミ収集ボックス等で満載
になった後、各ケージを一度にゴミ搬出所のある所定の
階に移動させ、所定の階の開閉扉から各ケージ内に積載
されているゴミ収集ボックス等を降ろす。

これらの行程を繰り返すことにより各階のゴミ収納ボッ
クス等が運搬され、ゴミを搬出所に集積される。そしし
て空になったゴミ収集ボックスやゴミ箱等は再びケージ
に積載されて元の位置に運ばれる。

［実施例］ 以下、この発明の高層集合住宅のゴミ収集装置及び収集
方法に係る一実施例を説明する。

ゴミ収集装置及び収集方法は、超高層の集合住宅の各家
庭等から排出されるゴミを搬出所に運ぶために使用する
ものであり、そのゴミ収集装置は、第１図、第２図に示
すように高層建物ｌに昇降路２が設けられ、その上部に
機械室３が設けられ、その機械室３に設けられた巻き上
げ装置４によって巻き上げるワイヤーローブ５に第１ケ
ージ６が吊り下げられ、更にその第１ケージ６の下に第
２ケージ６が連結され、その第２ケージ６の下に第３ケ
ージ６が連結されるというように５つのケージ６が連結
され昇降路内をこれらのケージ６が昇降できるようにな
っている。

この各ケージ６には、後記する積載用停止信号により停
止しない手段の操作スイッチが設けられ満載時に使用す
る。また各ケージ６は、装置自体の設置スペースを小さ
くするために、後記するゴミ収集ボックス７が１台だけ
積載できる床面積を持った大きさになっている。なお、
この実施例では５つのケージ６を連結したが、これに限
定するものではな（、超高層の集合住宅に合わせて適当
な数だけ連結させれば良い。

昇降路２の各階の位置には各ケージ６内にゴミ収集ボッ
クス７を積載させたり、積載されたゴミ収集ボックス７
を降ろすための開閉扉８が設けられ、これらの開閉扉８
付近にはケージ呼び出しスイッチ９が設けられる。この
スイッチ９は、ゴミ収集ボックス７が満載になっていな
いケージ６を呼び出して停止させるための積載用停止信
号の発信手段が備えられている。

各ケージ６内に積載してゴミ搬出所にゴミを集積するの
に使用するゴミ収集ボックス７は、第３図に示すように
ボックスの底板の下面の４隅にキャスター７ａが取付け
られ移動可能になっており、ボックスの上面に開閉式の
ゴミ投入ロアｂが設けられている。このゴミ収集ボック
ス７は各階に配置され、その階の各家庭から排出される
ゴミの収集を行う。

なお、ゴミ収集ボックス７に限らず、他のゴミ袋等をケ
ージ６に積載して運搬させても良い。

次に、具体的にこのゴミ収集装置を使用したゴミの収集
方法について説明する。

各家庭から排出されるゴミは、決められたゴミ袋等の容
器に入れられ、−旦、各階に配置されたゴミ収集ボック
ス７に投入されて集められる。このゴミ収集ボックス７
は、係員によってゴミ収集装置の開閉扉８の位置に運ば
れ、ケージ６を呼び出した後にその開閉扉８を開けてケ
ージ６内にゴミ収集ボックス７を積載する。この時にケ
ージ６内でゴミ収集ボックス７は動かないように固定さ
れる。このように積載を終了した係員は、次の階に移動
して同様に積載されていない他のケージ６を呼び出して
その階のゴミ収集ボックス７をケシ６内に積載し、各ケ
ージ６を満載にさせた後、連結したケージ６を移動させ
、−度にゴミ搬出所のある下階に運搬する。

下階の開閉扉８からは、順次積載された各ケージ６が呼
び出されて、そのケージ６に積載されているゴミ収集ボ
ックス７が降ろされ、所定のゴミ搬出所１０に運んでゴ
ミを集積する。そして、空になったゴミ収集ボックス７
は、元の位置に戻される。

［発明の効果］ この発明の高層集合住宅のゴミ収集装置及び収集方法で
は、高層建物に設けた昇降路に複数連結されたゴミ積載
専用のケージが昇降できる構造になっているので、小さ
な床スペースのケージでも一度に多量のゴミ収集ボック
ス等が運搬できる。

このため、−６の乗用エレベータを使用することなく有
効にゴミの運搬ができるとともに、乗用エレベータの輸
送能力が確保され、乗用エレベータ内において嫌なゴミ
の悪臭が漂うこともない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のゴミ収集装置の一実施例を示す説明
図、第２図は同実施例を示す一部拡大断面図、第３図は
同実施例で使用するゴミ収集ボックスの斜視図である。 １；高層建物　　　　　２；昇降路 ３；機械室　　　　　　４：巻き上げ装置５：ワイヤー
ロープ　　６；ケージ ７：ゴミ収集ボックス　８；開閉扉 ９：スイッチ　　　　　ｌＯ：ゴミ搬出所第１図 第２図 第３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）高層建物に昇降路を設けるとともに、各階の昇降
   路に開閉扉を設け、この昇降路内にエレベータ式に昇降
   するケージを複数連結させて設け、各ケージは各階の開
   閉扉からゴミ収集ボックス等を積載できる構成にしたこ
   とを特徴とする高層集合住宅のゴミ収集装置。
2. （２）ゴミ収集ボックス等を積載するためにケージを呼
   び出して停止させる積載用停止信号の発信手段を各階の
   開閉扉付近に設け、各ケージに積載用停止信号では停止
   しない手段を設けたことを特徴とする請求項１記載の高
   層集合住宅のゴミ収集装置。
3. （３）高層建物に昇降路を設け、その昇降路内を複数連
   結されたケージが昇降できるようにし、各階にゴミ収集
   ボックスを配置し、各階の昇降路の開閉扉からゴミの入
   ったゴミ収集ボックスをケージに積載させて地上階側の
   ゴミ搬出所に搬出し、空になったゴミ収集ボックスをケ
   ージに積載して上昇させ元の位置に戻すことを特徴とす
   る高層集合住宅のゴミ収集方法。