JPH0471907A - 高速耐久性に優れる空気入りタイヤ - Google Patents
高速耐久性に優れる空気入りタイヤInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
は、高速耐久性を改良した空気入りタイヤに関するもの
である。
ッド部補強構造としては、一般にスチールコードコード
を基本とし、タイヤの周方向に対し比較的小さな角度で
交差する少なくとも2層の主ベルト層と、さらに高速性
を高めるために前記主ベルト層の半径方向外方に直接接
触する、ナイロンに代表される熱収縮性繊維コードから
なる補助ベルト層を設けた構成からなるベルト構体が使
用されて。
ウン区域を示す断面説明図、第2図(b)は同トレッド
部の部分展開説明図であり、円筒状トレッドTには、こ
のトレッドTの両端から夫々径方向内側へ延びる一対の
サイドウオールSwと、一方のサイドウオールSwから
トレッドT区域及び他方のサイドウオールに亙って補強
したラジアルカーカス1と、実質上トレッド幅に相当す
る幅を有し、前記トレッドTと前記ラジアルカーカス1
との間に配置したベルト構体Bとが含まれている。
4及びこの周方向溝4と交差して延びる複数の横方向溝
5によって多数のブロックRが形成されている。
ード)を赤道面Oに対し浅い角度で傾斜配列したプライ
の少なくとも2枚を、コードが互に交差するように重ね
合わせた主ベルト層2.2′と、この主ベルト層2.2
′の外周に、熱収縮性繊維コードを前記赤道面Oと実質
上平行に配列した補助ベルト層3.3′から構成されて
る。
レッド部Tの全幅区域に1層(3)及びトレッド部Tの
両側区域に1層又は2層(3′)配置されており、タイ
ヤの高速転勤時における遠心力による主ベルト層2の径
方向外方への膨脹を抑制し、高速耐久性を確保し得るよ
うに図られている。
化などにともない、上述した従来の高性能空気入りタイ
ヤにおいては、荷重の増大や、車輪に設定されるキャン
バ−アングルの増大傾向に起因して、超高速走行、特に
300 km / h以上の超高速走行を行う場合に、
負荷転勤時の遠心力による径方向外方への膨脹を起こし
易く、主ベルト層の両端部でセパーレーションを生じ、
高速耐久性が低下するという問題があった。
耐久性の低下を抑制するためには、タイヤのショルダ一
部における補助ベルト層3を2層、さらには3層と増加
して配置し、主ベルト層両端部の周方向拘束力を増加す
る方法が一般的にとられている。
と、タイヤのショルダ一部において発熱の増加並びに放
熱の減少を生ずるため、高速走行時に熱に起因する破壊
を招き、高速耐久性が阻害されるという新たな問題を生
じていた。
点を解決するために検討した結果、達成されたものであ
る。
を受けることがなく、高速耐久性を改良した空気入りタ
イヤを提供することにある。
両ビード間に亘って延びるラジアル力カスと、該カーカ
スのクラウン部にトレッド部を倫え、上記カーカスとト
レッド部との間に、該トレッド部の幅いっばいにベルト
構体を配置して補強し、上記ベルト構体は金属コードを
タイヤの赤道面に対して浅い角度で配列したフライの複
数を、それらのコードが互に交差するように車ね合わせ
た主ベルト層L、該主ベルト層の少なくとも両端部にお
ける外周に、タイヤの赤道面とほぼ平行に熱収縮性コー
ドを配列してなる補助ベルト層を備えた空気入りタイヤ
にして、上記主ベルト層の両端部にほぼ対応するトレッ
ド部の外面に、放熱凹部をベルト両端部の周方向への延
びに沿って連続又は断続して設けたことを特徴とする。
に対応するトレッド部の外面に、放熱凹部をベルト両端
部の周方向への延びに沿って連続又は断続して設けたた
め、上記主ベルト層両端部に対応するトレッド部外面の
表面積が増大して、補助ベルト層の枚数増加により主ベ
ルト層両端部に蓄熱する熱量を効果的に放熱することが
できるばかりか、主ベルト層両端部に集中していた応力
が分散されて、発熱の低減をも図ることができる。
の枚数増加による高速耐久性改善効果をより効率的に発
揮したものであり、高速走行用超高性能タイヤとしての
、理想的な特性を備えている・。
気入りタイヤの実施例について、詳細に説明する。
における左半分を示す断面説明図、第1図(b)は第1
図(a)における放熱凹部部分の拡大説明図、第1図(
c)は同トレッド部の部分展開説明図、第1図(d)は
他の実施態様を示すトレッド部の部分展開説明図である
。
省略しているが、図示以外の部分は周知の構造である。
高速耐久性に優れる空気入りタイヤの円筒状トレッド部
Tには、その両端から夫々径方向内側へ延びるサイドウ
オールSwと、一方のサイドウオールSwからトレッド
部T区域を通り他方のサイドウオールへ掛けて、図示し
ていない一対のビード間に亘って延びるラジアルカーカ
ス10と、該カーカス10とトレッド部Tとの間に、該
トレッド部Tの幅いっばいに配置したベルト構体Bが含
まれている。
周方向に平行な複数の周方向溝40.41及びこの周方
向溝40.41と交差して延びる複数の横方向溝50に
よって多数のブロックRが形成されている。
ば金属コード)を赤道面Oに対し公知の浅い角度で傾斜
配列したフライの少なくとも2枚を、コードが互に交差
するように重ね合わせた主ベルト層20.21と、この
主ベルト層20.21の外周に、熱収縮性繊維コードを
前記赤道面0と実質上平行に配列した補助ベルト層30
.31から構成されてる。
有機繊維コードを赤道面に対し実質上直交する方向に配
列した層の少なくとも1プライからなり、図示していな
い一対のビードワイヤで折り返されて、カーカス折り返
し部を形成すると共に、カーカス1とその折り返し部と
の間には通常硬質ゴムフィラーが配置されている。
る非伸長性コードの少なくとも2フライを、各コー°ド
が相互に交差するように重ね合せてなり、カーカス10
上の赤道面0に対し浅い角度(通常は5″〜35”)で
配置されているが、この実施例において主ベルト層20
はその径方向幅が大きく、両端部20゛がトレッドショ
ルダ一部Sdにまで達している。
る熱収縮性コードを複数本並べたゴム引きテープをもっ
て赤道面0と実質的平行に螺旋巻き配列してなり、なか
でも幅が最も広い補助ベルト層30は、前記主ベルト層
2oの径方向外側に前記主ベルト層2oの幅を若干越え
る広さを以て、配置されその上部両側には、狭幅の補助
ベルト層31、が夫々配置された構造からなっている。
における補助ベルト層31は、図面では1層配置してい
るが、2層又はそれ以上の層を必要に応じ配置すること
ができる。
主ベルト層20の両端部20−にほぼ対応するトレッド
部の外面に、放熱凹部60をベルト両端部の周方向への
延びに沿って連続又は断続して設ける。
、主ベルト層20の端部20−を通るタイヤの外郭線M
上の法線gが、上記タイヤの外郭線Mと交わる交点Aを
中心として設けられ、その深さdは、上記法線p上の端
部20′とタイヤ外郭線(仮想線)Mとの間隔りの好ま
しくは20〜70%の範囲に設定されている。
の溝幅よりも狭く、通常は1〜5 +s+sの範囲に設
定される。
方向に沿って連続した凹溝60Aとしてもよく、また第
1図(d)に示したように、各ブロックRの周方向に断
続したデインプルまたは穴60Bとしてもよい。なお、
上記凹溝60A及び穴60Bは目的を損わない限りジク
ザク状または干、〔4状に同方向に向って配列すること
ができる。
ヤの高速耐久性を高めるために補助ベルト層31の枚数
を増加してもても、上記主ベルト層両端部20′に対応
するトレッド部外面の表面積が増大して、その部分に蓄
熱する熱量を効果的に放熱することができ、しかも主ベ
ルト層両端部に集中する応力が分散されて、発熱が低減
するという効果を期待することができる。
気入りタイヤの構成および効果についてさらに説明する
。
ついて、上述の第1図に示した構造を付与した。
d / 2を用い、ベルト構体Bの主ベルト層20.
21として0.23XIX5のスチールコートをタイヤ
の周方向に対し25度の角度で互に交差させて配置した
。
径方向外側に、その全幅を覆い、タイヤの周方向に実質
上平行なナイロンコード1260d/2を10本横に並
べたゴム引きテープをタイヤの赤道面Oとほぼ平行な螺
旋巻きによって一層配置すると共に、さらにその上部両
側に同様にしてこの補助ベルト層30と同じ材質からな
る狭幅補助ベルト層31を配置した。
の両端部20゛に対応するタイヤのショルダ一部Sdに
、深さ2.0m+*S溝幅3.Os+sの周方向に沿っ
て連続した凹溝状の放熱凹部60Aを設けることにより
、本発明タイヤAを得た。
両端部20−に対応するタイヤショルダ部Sdの各ブロ
ックRに、深さ2.0m、直径2.0−のデインプル状
放熱凹部60Bを、各ブロックの周方向に沿って4つづ
つ設けることにより、本発明タイヤBを得た。
た以外は上記と同様の構造として、従来タイヤを得た。
久性を評価した結果を第2表に示す。
ドラム径: 2 m s CA : 3 @のドラム上
で、第1表に示したテストプログラムによりステップア
ップする走行テストに洪し、主ベルト層両端のセパレー
ションを起こすステップ(速度x時間)を高速耐久性の
評価基準とした。
に比較して高速耐久性が優れていることが明らかである
。
によれば、主ベルト層の両端部に対応するトレッド部の
外面に、放熱凹部をベルト両端部の周方向への延びに沿
って連続又は断続して設けたため、上記主ベルト層両端
部に対応するトレッド部外面の表面積が増大して、補助
ベルト層の枚数増加により主ベルト層両端部に蓄熱する
熱量を効果的に放熱することができるばかりか、主ベル
ト層両端部に集中していた応力が分散されて、発熱の低
減をも図ることができる。
の枚数増加による高速耐久性改善効果をより効率的に発
揮したものであり、高速走行用超高性能タイヤとしての
、理想的な特性を備えている。
を示す断面説明図、第1図(b)は第1図(a)におけ
る放熱凹部部分の拡大説明図、第1図(C)は同トレッ
ド部の部分展開説明図、第1図(d)は他の実施態様を
示すトレッド部の部分展開説明図、第2図(a)は従来
の空気入りタイヤのクラウン区域を示す断面説明図、第
2図(b)は同トレッド部の部分展開説明図である。 50・・・・・・横方向溝 R・・・・・・・・・ブロック 60・・・・・・放熱凹部 60A・・・連続凹溝状放熱凹部 60B・・・断続デインプル状放熱凹部M・・・・・・
・・・タイヤ外郭線 g・・・・・・・・・法線 A・・・・・・・・・Mとpの交点 T・・・・・・トレッド部 Sw・・・サイドウオール Sd・・・ショルダ一部 0・・・・・・赤道面 10・・・・・・ラジアルカーカス B・・・・・・ベルト構体 20.21・・・・・・主ベルト層 20゛・・・・・・・・・ l/ の端部30・
・・・・・補助ベルト層 31・・・・・・ 〃 40・・・・・・層方向溝
Claims (1)
- 一対のビードと、両ビード間に亘って延びるラジアルカ
ーカスと、該カーカスのクラウン部にトレッド部を備え
、上記カーカスとトレッド部との間に、該トレッド部の
幅いっぱいにベルト構体を配置して補強し、上記ベルト
構体は金属コードをタイヤの赤道面に対して浅い角度で
配列したフライの複数を、それらのコードが互に交差す
るように重ね合わせた主ベルト層と、該主ベルト層の少
なくとも両端部における外周に、タイヤの赤道面とほぼ
平行に熱収縮性コードを配列してなる補助ベルト層を備
えた空気入りタイヤにして、上記主ベルト層の両端部に
ほぼ対応するトレッド部の外面に、放熱凹部をベルト両
端部の周方向への延びに沿って連続又は断続して設けた
ことを特徴とする高速耐久性に優れる空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2180517A JP3050571B2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 高速耐久性に優れる空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2180517A JP3050571B2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 高速耐久性に優れる空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0471907A true JPH0471907A (ja) | 1992-03-06 |
JP3050571B2 JP3050571B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=16084647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2180517A Expired - Fee Related JP3050571B2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | 高速耐久性に優れる空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050571B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1074404A1 (en) * | 1999-07-21 | 2001-02-07 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire for passenger cars |
JP2010125998A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Bridgestone Corp | タイヤ |
-
1990
- 1990-07-10 JP JP2180517A patent/JP3050571B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1074404A1 (en) * | 1999-07-21 | 2001-02-07 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire for passenger cars |
JP2010125998A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Bridgestone Corp | タイヤ |
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---|---|
JP3050571B2 (ja) | 2000-06-12 |
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