JPH047112A - 射出成形体 - Google Patents

射出成形体

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JPH047112A
JPH047112A JP10951090A JP10951090A JPH047112A JP H047112 A JPH047112 A JP H047112A JP 10951090 A JP10951090 A JP 10951090A JP 10951090 A JP10951090 A JP 10951090A JP H047112 A JPH047112 A JP H047112A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は、成形品外観、柔軟性、低温耐衝撃性に優れた
品質バランスを有し得られた成形品はブライマー塗布、
プラズマ処理等の表面改質を行なうことなく塗装できる
という優れた塗装性を有する射出成形体に関するもので
ある。
〈従来技術〉 近年、自動車は軽量化による燃費の向上を目的として部
品のプラスチック化が急速に進み、従来金属であったバ
ンパー、フェンダ−ドアおよびボディ(一部分)にまで
各種のプラスチックが用いられるようになった。このよ
うな部品に用いられるプラスチック類としては、SSM
C5RIウレタン、複合ポリプロピレン、ポリカーボネ
ート/ABSアロイ材料などを挙げることができる。
特にRIMウレタンはバンパー等に広く用いられている
が、コスト、廃棄物処理等の点から、エチレン・プロピ
レンゴム配合のポリプロピレン系複合樹脂が多くなりつ
つある。しかしながら、このポリプロピレン系樹脂は分
子内に極性基を有していないために化学的に不活性で極
めて塗装性に劣ることから、RIMウレタンのような1
コート塗装(上塗りだけ)が出来ず、上塗りの前にブラ
イマー塗装あるいはプラズマ処理等の表面改質を行なう
必要があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、このような表面改質を行なうには、設備面、工
程面、ブライマー代などからコストが高くなる以外にも
ブライマーを下塗りする場合、ブライマーの溶媒を揮発
させる必要があるので作業環境が悪くなるとともに火災
の危険性もあった。
従って、このようなブライマー塗布やプラズマ処理する
表面改質工程を省略することができれば、塗装工程の簡
略化、作業環境の改善、コストの低減化等が可能となる
ことから、これまでもこの問題を改善しようと多くの検
討がなされて来た。しかしながら、いまだに実際の自動
車部品の製造に於いてはプライマー塗布やプラズマ処理
等が行なわれているのが実情である。
〔発明の概要〕
く要 旨〉 本発明者らは上記課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、
特定な樹脂成分を配合した射出成形体が、適度な柔軟性
と優れた低温耐衝撃性、成形外観を備え、しかも、ブラ
イマー塗布、プラズマ処理などの表面改質を行なうこと
なく塗装しても、塗膜密着性、塗膜外観の優れた塗膜を
形成することができるとの知見を得て本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明の塗装性の優れた射出成形は下記の成
分A、成分Bおよび成分Cからなり、J I S−に7
20Bによる曲げ弾性率が2000〜7000kg/c
−であることを特徴とするものである。ただし、成分A
および成分Bは両成分の合計量に対して夫々50〜70
重量%および50〜30重量%であり、成分Cは成分A
と成分Bの合計量100重量部に対して0.5〜5重量
部である。
成分A:エチレン含量12重量%以下、かつMFR10
〜60g/10分のポリプロピレン樹脂 成分B:プロピレン含量20〜60重量%、ムーニー粘
度MLl+4 、100℃ 10〜100のエチレン・
プロピレン共重合体ゴム 成分C:末端に水酸基を有するジエンポリマーまたはそ
の水素添加物 く効 果〉 本発明の塗装性の改良された射出成形体は、特定なポリ
プロピレン樹脂と特定なエチレン・プロピレン共重合体
ゴムと特定なジエンポリマーまたはその水素塗加物を配
合した組成物を射出成形されたものであり、適度な柔軟
性と優れた低温耐衝撃性、成形外観を備え、しかも、ブ
ライマー塗布、プラズマ処理などの表面改質を行なうこ
となく塗装しても、塗膜密着性、塗膜外観の優れた塗膜
を形成することができることから、特にバンパードアガ
ーニッシュ等の自動車外装部品に適している。
〔発明の詳細な説明〕
[I]組成物 本発明の塗装性の改良された射出成形体は、以下に示す
構成成分から形成された組成物である。
(1)構成成分 (a)成分A 本発明の射出成形体において用いられる成分Aは、結晶
性ポリプロピレン樹脂である。具体的には、エチレン含
量が12重量%以下、好ましくは2〜10重量%でメル
トフローレート(MFR:ASTM−D1238、L条
件、230℃、2.16kg荷重)が10〜60g/1
0分、好ましくは20〜50g−/10分の範囲のプロ
ピレン重合体樹脂である。
エチレン含量が上記範囲を超えたものを用いる場合には
、射出成形性(離型性)に問題が生じる。
また、MFRが上記範囲未満のものを用いる場合には成
形性が悪化(特に得られる成形品の外観、例えばフロー
マークの発生等)L、MFRが上記範囲を超えるものを
用いる場合には低温耐衝撃性が低下する。
成分Aの配合割合は、50〜70重量%、好ましくは5
5〜65重量%(成分Bとの合計量基準)である。配合
割合が上記範囲未満の場合には、得られた射出成形体の
外観や成形時の離型性が悪化する。また上記範囲を超え
る場合には低温衝撃強度及び塗装性(密着性)が悪化す
る。
(b)成分B 本発明の射出成形体において用いられる成分Bはエチレ
ン・プロピレン共重合体ゴムである。ここで「エチレン
・プロピレン共重合体ゴム」はエチレンとプロピレンの
みからなる共重合体の外に、必要によりこれ等と共役ジ
エンとの共重合体を意味する。
この場合の非共役ジエンとしては、ジシクロペンタジェ
ン、1.4−へキサジエン、シクロオクタジエン、メチ
ルノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネンな
どが用いられる。これらエチレン・プロピレン共重合体
系ゴムは、塩化バナジウム、バナジウムオキシクロリド
などのバナジウム化合物とトリエチルアルミニウムセス
キクロリドなどの有機アルミニウム化合物とからなるバ
ナジウム系触媒を用いて重合を行なうことによって製造
されたものが代表的である。このような触媒系によって
製造された共重合体ゴムは、一般に、ランダム性の良好
なものである。
本発明で使用する成分Bとして好ましいのは、エチレン
とプロピレンを主成分とする無定形ランダム共重合体で
ある。
本発明における成分Bとしてのエチレン・プロピレン共
重合体ゴムは、プロピレン含量が20〜60重量%、好
ましくは25〜50重量%、ムーニー粘度ML1+41
00℃が10〜100、好ましくは20〜75のもので
ある。
プロピレン含量が上記範囲未満のものを用いる場合には
、得られる射出成形体の弾性率が高くなりすぎる。また
、プロピレン含量が上記範囲を超える場合には、成形体
の外観および成形時の離型性が悪化する。更に、ムーニ
ー粘度が上記範囲未満のものを用いる場合には、成形性
(離型性等)が悪化するだけでなく得られた射出成形品
の低温耐衝強度が低下する。また、ムーニー粘度が上記
範囲を超えたものを用いる場合には、成形性が悪化(特
に外観の悪化、例えばフローマーク等の発生等)する。
成分Bの配合割合は、30〜50重量%、好ましくは3
5〜45重量%(成分Aとの合計量基準)である。配合
割合が上記範囲未満の場合には、得られた射出成形体の
低温耐衝撃性が低下するだけでなく、塗装性(塗膜密着
性)が悪化する場合もある。
また配合割合が上記範囲を超える場合には、成形性(離
型性)、射出成形体の外観が悪化する。
(c)成分C 本発明において成分Cとして使用される末端に水酸基を
もつポリマーとしては、以下に示す2っのタイプがある
末端に水酸基を有するジエンポリマー 末端に水酸基をもつジエンポリマーとしては、1.3−
ジエンを原料として周知の方法、例工ばラジカル重合法
、アニオン重合法などによって製造することができ、例
えば特開昭51−71391、特開昭53−12345
2、特開昭53−136053各号公報記載の方法など
を挙げることができる。
該ポリマーを製造するために用いられる原料モノマーと
しては、少なくとも1種類の共役ジエンモノマーが使用
される。共役ジエンモノマーとしては、1,3−ブタジ
ェン、1,3−ペンタジェン、イソプレン、クロロブレ
ン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジェン、1−フェ
ニル−1,3−ブタジェンなどを挙げることかできる。
前記ラジカル重合によって製造する場合には、過酸化水
素を重合開始剤としてジエン系モノマーを重合すること
により容易に得られる。また、アニオン重合によって製
造する場合には、リビングポリマーに、例えばモノエポ
キシ化合物、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ア
セトン、もしくはハロゲノアルキレンオキシド、ポリエ
ポキシドを反応させれば良い。
なお、ここでいうリビングポリマーとは、周知の方法に
従って、共役ジエンをアニオン重合触媒、例えばアルカ
リ金属または有機アルカリ金属化合物を用いて重合させ
ることによりえられるポリマーであって、その両末端の
少なくとも一つにアルカリ金属が結合した構造を有する
ものをいう。
このようにして製造された末端に水酸基を有するジエン
ポリマーは末端に少なくとも一個の水酸基を有し、分子
量200〜200,000、好ましくは500〜100
,000、特に好ましくは800〜10.000の常温
で液体状、半固体状、或いは固体状のポリマーである。
該ジエンポリマー中には1分子当たりの平均水酸基数が
1.0〜10、特に1.5〜5.0のものであることが
好ましい。
このようなジエンポリマーとしては、例えばポリヒドロ
キシポリブタジェン、ポリヒドロキシポリイソブレンな
どを挙げることができる。
末端に水酸基を有するジエンポリマーの水素添加物末端
に水酸基を有するジエンポリマーの水素添加物とは、上
記末端に水酸基ををするジエンポリマーを通常の方法で
水素添加することによって得られるものである。具体的
には、特開昭51−71391、特開昭53−1234
52、特開昭5:3−136053各号公報に記載され
る方法などを挙げることができる。また、水素添加の程
度については、ポリマー中に含まれる二重結合を全部ま
たは部分的に水素添加したものも含まれる。
これらの末端に水酸基をもつジエンポリマーおよびその
水素添加物は、それぞれ単独でも、複数の混合物として
も使用することができる。
これら成分Cにおいては、熱安定性等から水素添加物を
用いることが好ましい。
これら成分Cの配合量としては、成分Aと成分Bの合計
ji100重量部に対し、0.5〜5重量部、好ましく
は1〜4重量部、特に好ましくは1.5〜3.5重量部
である。
配合量が上記範囲未満の場合、塗膜の密着性が悪化する
。また、上記範囲を越えると高価な該ポリマーの添加量
が多いために、樹脂組成物としてのコストが高くなり、
また原因不明ではあるが塗料の付着性が低下するなどが
生じるので好ましくない。
(d)その他の成分(成分D) 本発明による塗装性の改良された射出成形体は上記の成
分A1成分Bおよび成分Cである末端に水酸基を有する
ジエンポリマーまたは、その水素添加物を含んでなるも
のである。ここで「含んでなる」ということは上記三成
分以外に、本発明の趣旨を損なわない限り、下記のよう
な補助成分を含んでよい。
例えば、通常の樹脂材料に一般的に配合される顔料、安
定剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、発泡剤等の各種添加剤
を目的に応じて添加することができる。
さらに、該射出成形体は本発明の効果が著しく損なわれ
ない範囲内で、エチレン系ポリマー(高圧法ポリエチレ
ン(LDPE) 、低圧法低密度ポリエチレン(LLP
E)、低圧法ポリエチレン(HDPE) 、エチレン・
酢酸ビニルコポリマー(EVA) 、エチレン・アクリ
ル酸エステルコポリマー(EEA)、エチレン・アクリ
ル酸コポリマー(EAA)やポリアミド、ポリブテン等
の他の樹脂を配合することもできる。
また、−膜内にゴム用軟化剤として使用されているプロ
セスオイルまたはエクステンダーオイルと呼ばれる鉱物
油系軟化剤を必要に応じて添加することもできる。さら
に炭酸カルシウム、カーボンブラック、タルク、各種ウ
ィスカー、グラスファイバー等の無機充填剤も必要に応
じ添加することができる。
(2)組成物の製造 前記成分A1成分B及び成分Cを、必要により成分りを
、配合して組成物を製造する方法としては、 これら各成分の混合順序も特に制限はなく上記成分A〜
酸成分の3成分を同時に混合する方法、その中の任意の
2成分を予め混合しておき、次いで残りの成分を混合す
る方法などいずれの方法を用いてもよい。
混合方法としては、ブラベンダープラストグラフ、−軸
あるいは二軸押出機、強力スクリュー型混練機、バンバ
リーミキサ−、ニーダ−、ロールなどの従来より知られ
ている混練機はいかなるものでも使用できる。
[n)射出成形体 (1)成形 上記組成物を通常の射出成形法によって各種形状の射出
成形体に射出成形される。
本発明においては射出成形することが重要であり、押出
成形、真空成形、ブロー成形などの他の成形方法によっ
て成形したものでは、大型の部材に成形すると柔軟すぎ
て良好な塗装性を与えることができない。
(2)射出成形体 このようにして得られた射出成形体は、例えばバンパー
、フエイシア、フェンダ−、エアーダム、エアースポイ
ラ−、モール、フロントグリル、マッドガード等の自動
車外装部材などとすることができる。
前記組成物より構成される射出成形体は、例えば、自動
車の大型外装部品等として使用されるので、一定範囲の
曲げ弾性率(J I 5K7203により測定)を有し
ていることが重要である。即ち、上記各成分A1成分B
および成分Cの配合割合は、上記範囲内において、本発
明の要件の一つである上記曲げ弾性率が2000〜70
00kg/cd、好ましくは2500−5000kg/
cdになるように選択される。
自動車外装部材として使用する際、曲げ弾性率が200
0kg/c−未満では、最近、バンパー等のように大型
化された部材として使用するにはあまりに柔軟すぎて部
材の取付けなどにおいて問題がある。また5000)c
g/c−を超える場合は、衝撃吸収性、変形回復性、車
体への損傷性等における性能の低下をきたす。
〔実施例〕
下記の実施例および比較例は、本発明をより具体的に説
明するためのものである。
以下の実施例および比較例において各種配合材料、射出
成形条件およびその評価に用いられた試験法は以下に示
す通りのものが採用された。
(配合材料) 実施例及び比較例で用いた成分AおよびBは以下の通り
のものである。
第1表 第2表 なお、EP−1,2,4,5はエチレン・プロピレンニ
元共重合ゴムであり、EP−3はエチレン・プロピレン
・エチリデンノルボルネン三元共重合ゴム(EPDM)
でヨウ素化は15である。
実施例及び比較例で用いた成分Cの末端に水酸基を有す
るジエンポリマーまたはその水素添加物は、以下に示す
通りの参考例1,2により得られたものである。
参考例1(末端に水酸基を有するジエンポリマーの合成
) 容量500m1のオートクレーブに、1.3−ブタジェ
ン100g、イソプロピルアルコール70gおよび60
%過酸化水素水10gを用い、アルゴン雰囲気中で90
℃の温度で5時間重合を行なった。
反応終了後、未反応上ツマ−を除去し、生成したジエン
ポリマー(D−OH)を乾燥した。
得られたポリマーの分子量は約2,900、水酸基価が
約88 (KOHmg/ g )であった。
参考例2(末端に水酸基を有するジエンポリマーの水素
添加物の合成) 参考例1の合成方法によって得られたジエンポリマー5
0g1シクロヘキサン50g1および5%カーボン担持
ルテニウム触媒5gを、容量200m1のオートクレー
ブに仕込み、アルゴンガスで系内を置換した後、水素ガ
スを50kg/c−の圧力になるまで送入した。この混
合物を100℃の温度に迄昇温し、全圧か50kg/c
−に保たれるように水素ガスを供給しつつ10時間反応
を行なった。
反応終了後、水素を除去し、濾過にて触媒を除いてから
生成した水素添加物をメタノール中で析出させて、濾別
、乾燥をして目的物を得た。得られたジエンポリマーは
水添物(HD−OH)のヨウ素価は1.5 (+r/1
00g) 、水酸基価は87、 8 (KOHrag/
 g)であった。
(射出成形条件) 第3表 (試験法) (1)曲げ弾性率〔ICg/C−〕 成形条件Aで調製された311こより射出成形シートを
用いJ I S−に7203準拠により測定した。
(2)低温耐衝撃性 成形条件Bで調製された平均肉厚3.5++mのバンパ
ー射出成形体を実際の使用に合せて内側にはポリプロピ
レン発泡体(15倍発泡)の衝撃吸収体を入れ、上下6
点で所定の治具に取付けた後、米国自動車安全基準(F
MVSS) −Pa r t581に基づいて一30℃
の温度にて衝撃試験を実施した。
その結果、割れ、亀裂等が発生したものを×1発生しな
かったものをOと判定した。
(3)射出成形体外観 成形条件Bで調製された平均肉厚3.5關のバンパー状
射出成形体を用い、目視にてフローマーク、艶むらの有
無を評価した。
その結果、フローマークや艶むらが有る場合は×、無い
ものはOと判定した。
(4)射出成形性 成形条件Bによる射出成形に於いて、離型性が良好で全
く問題ないものを○とし、型開きまたは脱型時に成形品
キャビティ側にとられる場合、またはコア側から成形品
が突出しピンでスムーズに突き出せない場合を×と判定
した。
(5)塗膜密着性 成形条件Aで得られた試験片を用い、以下に示す条件で
塗装した。
条件 塗料ニー成型アクリル系塗料および二液型ウレタン系塗
料を用いて、塗装を行なった。
塗装方法二各塗料をそれぞれ調合し、エアースプレーガ
ンを用いて、塗膜厚さが約40μmになるまでスプレー
塗布した。その後、アクリル系塗料では100℃、60
分、ウレタン系塗料では120℃、60分の条件下で焼
き付は乾燥をさせた。
評価 評価は下記の通り基盤目試験にて実施した。
基盤目試験二片刃カミソリを用い試験片の表面に直行す
る縦横11本ずつの平行線を2++++s間隔で引いて
基盤目を100個作った。その上からセロハン粘着テー
プ(JIS  Z1522)を十分圧着して密着させた
後、塗膜面と約30度の角度で保ちながら手前に一気に
引き剥して、その時の基盤目で囲まれた部分の状態を観
察し、剥離しなかった基盤目の数を記録した。
(6)塗膜外観(鮮映性) 成形条件Bで得られた射出成形体を用い前記(5)と同
様の塗料及び塗装方法にて塗装成形体を得た後、蛍光灯
下で塗膜表面に蛍光灯管を映し出し、オレンジピール等
の凹凸が見つけられなくかつ蛍光灯管が真直ぐに映し出
されたものを○とし、著しくオレンジビール等が見受け
られたり蛍光灯管が歪んで映されたものを×と判定した
〈実施例1〉 成分Aとして第1表中のPP−1を60重量%、成分B
として第2表中のEP−1を40重量%、成分Cとして
水酸基含有水添ジエンポリマーHD−OH2部、カーボ
ンブラック0.5部及びフェノール系酸化防止剤0.1
部の配合に於て、まず成分CのHD−OHの含量と成分
Bの一部分をバンバリーミキサ−にて混練してシート状
に押し出した後、シートカッターでマスターパッチベレ
ットを調合し、これに残りの成分を配合して二軸押出機
を用いて200℃で溶融混練し、ベレット状にした。次
いで、このベレットを用いて各試験片を第3表に基づく
成形条件にて射出成形を行なった。
得られた成形体を前述の評価方法に従って評価し、その
結果を第4表に示した。
〈実施例2〜4及び比較例1〜10〉 実施例1と同様の手法にて第4表の配合にて混練射出成
形およびその評価を実施した。その結果を第4表に示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の成分A、成分Bおよび成分Cからなり、JIS−
    K7203による曲げ弾性率が2000〜7000kg
    /cm^2であることを特徴とする塗装性の改良された
    射出成形体。ただし、成分Aおよび成分Bは両成分の合
    計量に対して夫々50〜70重量%および50〜30重
    量%であり、成分Cは成分Aと成分Bの合計量100重
    量部に対して0.5〜5重量部である。 成分A:エチレン含量12重量%以下、かつMFR10
    〜60g/10分のポリプロピレン樹脂 成分B:プロピレン含量20〜60重量%、ムーニー粘
    度ML1+4、100℃10〜100のエチレン・プロ
    ピレン共重合体ゴム 成分C:末端に水酸基を有するジエンポリマーまたはそ
    の水素添加物
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062873A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Mazda Motor Corp 樹脂成形品及びその製造方法
JP2010100863A (ja) * 2010-02-12 2010-05-06 Tosoh Corp 高弾性硫黄変性クロロプレンゴムの製造方法

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JP2010100863A (ja) * 2010-02-12 2010-05-06 Tosoh Corp 高弾性硫黄変性クロロプレンゴムの製造方法

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