JPH0470890B2 - - Google Patents

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JPH0470890B2
JPH0470890B2 JP63106475A JP10647588A JPH0470890B2 JP H0470890 B2 JPH0470890 B2 JP H0470890B2 JP 63106475 A JP63106475 A JP 63106475A JP 10647588 A JP10647588 A JP 10647588A JP H0470890 B2 JPH0470890 B2 JP H0470890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sole
parts
vinyl chloride
shoe
weight
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63106475A
Other languages
English (en)
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JPH01274702A (ja
Inventor
Masanori Harada
Hideki Hayafuchi
Koji Tsukamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Corp
Original Assignee
Asahi Corp
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Publication date
Application filed by Asahi Corp filed Critical Asahi Corp
Priority to JP63106475A priority Critical patent/JPH01274702A/ja
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Publication of JPH0470890B2 publication Critical patent/JPH0470890B2/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、発泡靴底射出成形組成物に関する
ものである。 (従来の技術) 従来、塩化ビニル樹脂100重量部に対して、ア
ゾジカルボンアミド等の熱分解型有機発泡剤を
0.2〜2.0重量部を添加したものを主成分とする発
泡靴底射出成形組成物は一般に周知である。しか
しながら、これらの組成物で射出成形された発泡
靴底は内部気泡は均一であるが発泡靴底の充実な
表層、即ちスキン層が薄く、その表面に鮮明な凹
凸意匠を成形できない欠点があり、しかも物性的
に耐摩耗性、耐屈曲性、引張り強度等の機械的強
度が不足し、またこれらの組成物を多層靴底また
はダイレクト靴底の成形に利用した場合、成形さ
れる靴底のスキン層が薄いため、他の靴底部分ま
たは胛被に対する接着性が著しく低下する欠点が
あつた。 (発明の解決しようとする問題点) この発明は、これらの欠点を除去し、スキン層
が厚く内部気泡がスキン層に向つて密で耐摩耗
性、耐屈曲性、引張り強度等の機械的強度に優
れ、その表面に鮮明な凹凸意匠を成形した発泡靴
底を提供し、さらにこれを多層靴底またはダイレ
クト成形の靴底に使用した場合、他の靴底部分ま
たは胛被との接着性に優れた発泡靴底を提供しよ
うとするものである。 (問題点を解決するための手段) この発明は、塩化ビニル樹脂および/または塩
化ビニルエチレン共重合体樹脂と塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体樹脂との配合重量比が30:70〜
80:20の混合ポリマー100重量部に対して可塑剤
50〜100重量部と熱分解型有機発泡剤0.1〜2.0重
量部と熱分解型無機発泡剤0.5〜5.0重量部とを添
加したことを特徴とする発泡靴底射出成形組成物
を発明の要旨とするものである。 この発明に使用される塩化ビニル樹脂(ストレ
ートレジン)の平均重合度は500〜1500が、塩化
ビニルエチレン共重合体樹脂、塩化ビニル酢酸ビ
ニル共重合体樹脂(コポリ−マレジン)の平均重
合度は430〜1700がそれぞれ好ましい。それぞれ
の平均重合度がそれ以下となれば得られる靴底の
耐摩耗性、耐屈曲性、引張り強度等の機械的強度
が低下するきらいがある。また平均重合度それ以
上となれば成形時の流動性が低下し、モールドキ
ヤビテイに対する靴底成形材の充填不足の原因と
なり、従つてこのようにして成形された靴底は意
匠面が欠けたり、その表面にひけやフローマーク
が形成され、その外観または靴底としての柔軟性
が低下するきらいがある。 そしてこの発明に使用される塩化ビニル酢酸ビ
ニル共重合体樹脂としては酢酸ビニルの含有率は
5〜20%のものが好ましい。酢酸ビニルの含有率
がそれ以下となれば靴底射出成形時における靴底
成形材料の流動性が低下し、成形される靴の靴底
の表面にひけやフローマークが形成され、得られ
る靴底の外観が低下するきらいがあり、また酢酸
ビニルの含有率がそれ以上となれば靴底射出成形
時における靴底成形材料の流動性が良くなり過
ぎ、成形型の嵌合部にバリが発生し易くなるきら
いがある。この発明において塩化ビニル樹脂およ
び/または塩化ビニルエチレン共重合体樹脂と塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂との配合重量比
を30:70〜80:20に限定したのは、塩化ビニル酢
酸ビニル共重合体樹脂の配合重量比がそれ以下と
なれば靴底射出成形時における靴底成形材料の流
動性が低下し、成形される靴底の表面にひけやフ
ローマークが形成され、得られる靴底の外観が低
下し、また多層靴底またはダイレクト成形の靴底
に使用した場合、他の靴底部分または胛被との接
着性が低下する欠点があり、また塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体樹脂の配合重量比がそれ以上とな
れば靴底射出成形時における靴底成形材料の流動
性が良くなりすぎ、成形型の嵌合部にバリが発生
する欠点があるからである。 この発明において、混合ポリマーを塩化ビニル
樹脂と塩化ビニルエチレン共重合体樹脂と塩化ビ
ニル酢酸ビニル共重合体樹脂との3成分の混合体
で構成することによつて、成形時の流動性と得ら
れる靴底の耐摩耗性、耐屈曲性の引張り強度並び
にゴム弾性を一層良好なものとすることが出来
る。 そして、この発明に使用される可塑剤として
は、通常塩化ビニル樹脂に使用されるものであつ
て、ジオクチルフタレート、ジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジイソブチルフタレー
ト、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレー
ト、ジノニルフタレート、ジイソデシルフタレー
ト、ジトリデシルフタレート、ジシクロヘキシル
フタレート等のフタル酸エステル系の可塑剤、ジ
オクチルアジペート、ジオクチルアゼレート、ジ
オクチルセバケート等の直鎖=塩酸エステル類、
トリクレジルホスフエート、トリキシレニルホス
フエート等のリン酸エステル類、ヒマシ油誘導
体、エポキシ化植物油、ポリエステル系可塑剤等
の可塑剤の単独または2種以上を組み合わせたも
のが使用される。 そして可塑剤の添加量を、混合ポリマー100重
量部に対して、50〜100重量部に限定したのは、
添加量がそれ以上になれば、成形された発泡靴底
は硬度が低下し、機械的強度が低下するばかりで
はなく、高温で異常に軟くなり表面が粘性を帯
び、靴底としては不適当となり、また添加量がそ
れ以下となれば、硬くて柔軟性に欠け、しかも耐
衝撃性が著しく低下して、靴底として不適当にな
るからである。更にこの発明に使用される熱分解
型有機発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、
アゾビスイソブチロニトリル、ジアゾアミノベン
ゼン、N.N′ジメチル−N.N′ジニトロソテレフタ
ルアミド、N.N′ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン、ベンゼンスルホニルヒドラジド、ベンゼ
ン1.3ジスルホニルヒドラジド、ジフエニルスル
ホン3.3′ジスルホニルヒドラジジド、4.4′−オキ
シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)等の有
機発泡剤が使用される。この発明において、有機
発泡剤の添加量を混合ポリマー100重量部に対し
て、0.1〜2.0重量部に限定したのは、添加量がそ
れ以下となれば得られる靴底の発泡率が小さく、
重量が重くてクツシヨン性に欠け、また添加量が
それ以上となれば発泡率が大きくなりすぎ得られ
る靴底の耐屈曲性、耐摩耗性、引張り強度等の機
械的強度が低下し、しかも靴底成形後の収縮率が
大きくなり寸法安定性が悪くなる欠点があるから
である。 この発明に使用される熱分解型無機発泡剤とし
ては重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭
酸アンモニウム等の無機発泡剤が使用される。こ
の発明において、無機発泡剤の添加量を混合ポリ
マー100重量部に対して0.5〜5.0重量部に限定し
たのは、添加量がそれ以下となれば、成形される
発泡靴底のスキン層が薄くなりすぎ、その表面に
鮮明な凹凸意匠を成形できない欠点があり、また
これを多層靴底またはダイレクト靴底の成形に利
用した場合、他の靴底部分または胛被に対する接
着性が低下する欠点があり、また添加量がそれ以
上となれば、発泡靴底の内部気泡が不均一で大き
くなりすぎ耐屈曲性、圧縮強度、寸法安定性が著
しく低下し、靴底としては不適となるからであ
る。そしてこの発明において必要によつて発泡助
剤、安定剤、充填剤、滑剤、着色剤等が添加され
てもよい。 このようにして準備された各成分は、バンバリ
ーミキサー、ヘンシエルミキサー、ミキシングロ
ール、ニーダー等によつて均一に混合されて、靴
底射出成形組成物として提供されるものである。 (作用効果) この発明は以上のように構成されているので、
組成物中の塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂が
靴底射出成形時における可塑化段階での組成物の
流動性を著しく改善し、可塑化シリンダー並びに
射出ノズルでの組成物の流動性が均一となり、靴
底成形キヤビテイに対する組成物の射出量を均一
にすることができ、このため成形された発泡靴底
の表面にひけやフローマーク等が形成されること
がなく外観が良好である。またこの発明において
組成物中に熱分解型の有機発泡剤と熱分解型の無
機発泡剤を併用して添加したので、得られる発泡
靴底のスキン層が厚肉で、その内部気泡がスキン
層に向つて密な発泡靴底を得ることができる。従
つて、発泡靴底表面に鮮明な凹凸意匠を成形で
き、しかも得られた発泡靴底は耐摩耗性、耐屈曲
性、引張り強度等の機械的強度に優れたものとす
ることができる。またこれを多層靴底またはダイ
レクト成形靴底の成形に使用した場合、厚肉なス
キン層を成形できるので、他の靴底部分または胛
被との接着性に優れた発泡靴底を得ることができ
る。 実施例 第1表上段に示す塩化ビニル樹脂(PVC樹脂
P800)、または塩化ビニルエチレン共重合体樹脂
(PVC/PE樹脂800)、塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体樹脂(PVC/VA樹脂800 酢酸ビニ
ル含有率8%)、可塑剤、熱分解型有機発泡剤と
熱分解型無機発泡剤その他の配合薬品を添加した
ものをヘンシユルミキサーで均一に混合した組成
物を準備した。 そして底面に部分的にPVC樹脂とPVC/VA樹
脂を主成分とする接地底a′を成形セツトし、しか
も底面に部分的に凹凸意匠11を刻設したボトム
モールド1とサイドモールド2,2と胛被5を吊
込んだラスト3とによつて形成されたミツドソー
ル成形キヤビテイ4に上記によつて準備された組
成物を、常法によつて射出ノズルの温度190℃射
出圧15Kg/cm2の条件で射出して、これを発泡させ
て靴底面に部分的に凹凸意匠b1を露出させた発泡
ミツドソールbを成形すると同時にミツドソール
bを介して接地底aと胛被5とを接着させて、接
地底aと発泡ミツドソールbからなる多層靴底を
成形した。このようにして成形された発泡ミツド
ソールbの機械的強度、スキン層b2の厚み、凹凸
意匠b1の外観、接地底並びに胛被との接着性を、
比較例によつて同様にして成形された発泡ミツド
ソールと比較して第1表下段に示す。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の組成物を使用して、発泡ミツ
ドソールを射出成形する状態を示す要部断面図で
ある。 符号の説明、1……ボトムモールド、11……
凹凸意匠、2……サイドモールド、3……ラス
ト、4……ミツドソール成形キヤビテイ、5……
胛被、a……接地底、b……ミツドソール、b1
…凹凸意匠、b2……スキン層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩化ビニル樹脂および/または塩化ビニルエ
    チレン共重合体樹脂と塩化ビニル酢酸ビニル共重
    合体樹脂との配合重量比が30:70〜80:20の混合
    ポリマー100重量部に対して可塑剤50〜100重量部
    と熱分解型有機発泡剤0.1〜2.0重量部と熱分解型
    無機発泡剤0.5〜5.0重量部とを添加したことを特
    徴とする発泡靴底射出成形組成物。
JP63106475A 1988-04-27 1988-04-27 発泡靴底射出成形組成物 Granted JPH01274702A (ja)

Priority Applications (1)

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JP63106475A JPH01274702A (ja) 1988-04-27 1988-04-27 発泡靴底射出成形組成物

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JP63106475A JPH01274702A (ja) 1988-04-27 1988-04-27 発泡靴底射出成形組成物

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JPH01274702A JPH01274702A (ja) 1989-11-02
JPH0470890B2 true JPH0470890B2 (ja) 1992-11-12

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JP63106475A Granted JPH01274702A (ja) 1988-04-27 1988-04-27 発泡靴底射出成形組成物

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CA2384024A1 (en) 1999-09-22 2001-03-29 Kaneka Corporation Foamable poly(vinyl chloride) resin composition
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KR100639084B1 (ko) * 2000-08-08 2006-10-27 카네카 코포레이션 발포성 염화비닐계 수지조성물
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