JPH047084Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH047084Y2
JPH047084Y2 JP13799284U JP13799284U JPH047084Y2 JP H047084 Y2 JPH047084 Y2 JP H047084Y2 JP 13799284 U JP13799284 U JP 13799284U JP 13799284 U JP13799284 U JP 13799284U JP H047084 Y2 JPH047084 Y2 JP H047084Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
main body
lid
protrusion
body portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13799284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6153357U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13799284U priority Critical patent/JPH047084Y2/ja
Publication of JPS6153357U publication Critical patent/JPS6153357U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH047084Y2 publication Critical patent/JPH047084Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、本体部分と蓋部分とを雌雄嵌合部
によつて仮止めした後、それら両者の嵌合部分
に、適切にシユリンク包装を施することを可能な
らしめる包装用容器に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の包装用容器としては、たとえば
第3図に断面図で示すものがある。
図中1は包装用容器本体部分を、2はその蓋部
分をそれぞれ示し、本体部分1は、窪み部分から
なる被包装物の収容スペース3およびこの収容ス
ペース3を囲繞する縁リブ4を有する。ここでこ
の縁リブ4は、下方へ向けて開口するほぼチヤン
ネル状をなし、本体部分1の強度を高めるべく作
用する。
また、本体部分1の収容スペース3を閉止する
蓋部分2は、その周縁部分に、縁リブ4の外周縁
位置と対応する位置から本体部分側部(図では下
方側)へ折曲して縁リブ4を取り囲むフランジ5
を有し、このフランジ5は、その先端部(図では
下端部)に、縁リブ4の下向きフランジ6の下縁
にその外側から内側へ向けて弾性掛合する断面形
状がほぼく字状の弾性片7を有してなる。
かかる包装用容器の蓋部分2の、本体部分1へ
の仮止めは、本体部分1の収容スペース3内へ被
包装物を収納した後、蓋部分2の弾性片7を縁リ
ブ4の下向きフランジ6に掛合させることにより
行われ、また、両部分1,2の嵌合部分に対する
シユリンク包装は、その嵌合部分に、図に仮想線
で示すようにシユリンクフイルム8を被せ、次い
でそれらを熱トンネルに通過させて収縮させるこ
とにより、もしくはそのシユリンクフイルム8
を、自身の弾性復元力によつて常温収縮させるこ
とにより行われる。
ところが、かかる従来技術にあつては、弾性片
7と下向きフランジ6との掛合強度を高め、また
弾性片7の成形を確実ならしめる目的の下で、弾
性片7の下端縁を、下向きフランジ6の外側方向
と、下向きフランジ6の下端縁の下方とのそれぞ
れの方向に数ミリメートルづつ突出する寸法に構
成しており、弾性片下端縁から本体部分外周面ま
での距離が相当大きくなることから、嵌合部分の
外側に被せたシユリンクフイルム8の所要収縮率
がその部分では大きくなる一方、他の部分の所要
収縮率は比較的小さいため、シユリンクフイルム
8の収縮に際し、所要収縮率の小さい部分にし
わ、たるみなどが発生してそれらが包装用容器ひ
いては被包装物の見映えを損ねるという問題があ
つた。
そこでかかる問題を解決するため、第4図に例
示するように、本体部分1の収容スペース3の上
端に、内側へ向いて傾斜するフランジ9を形成す
るとともに、蓋部分2の周縁に、フランジ9の傾
斜方向と対応する方向へ傾斜するフランジ10を
形成し、これらの両フランジ9,10の面接触状
態にて両部分1,2の仮止めを行う包装用容器が
提案されており、このような容器によれば、フラ
ンジ9,10の部分におけるシユリンクフランジ
8の所要収縮率は、前述の例ほどには大きくなら
ないので、シユリンクフイルム8は、どの部分に
もしわ、たるみなどを生じることなく収縮するこ
とができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この容器は、蓋部分2のフラン
ジ10を本体部分1のフランジ9の内側に掛合さ
せることによつて、それを本体部分1に仮止めす
る構成であつたため、容器内への収納物が、第4
図に破線で示すように、本体部分1のたとえば中
央部分で、図に実線で示す、蓋部分2の本来のセ
ツト位置よりも高く盛り上がつた場合には、蓋部
分2のフランジ10を本体部分1のフランジ9に
有効に仮止めすることができないという問題があ
つた。
この考案は、本体部分内への収納物の収納状態
のいかんにかかわらず、蓋部分の本体部分への確
実なる仮止めを可能ならしめ、しかも、適切なる
シユリンク包装を施し得る包装用容器を提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段) この考案の包装用容器は、とくに、その本体部
分および蓋部分に設けられる雌雄嵌合部を、縁リ
ブの窪み部分に形成されて蓋部分側へ突出する少
なくとも二個の嵌合突部と、これらの嵌合突部に
対応する位置で蓋部分に設けられ、周壁の弾性変
形下で各嵌合突部に嵌まり合う嵌合窪みとで構成
したものである。
(作用) この包装用容器では、対をなす嵌合突部と嵌合
窪みとが、あたかも機械的なスナツプの如くに充
分大きな掛合力にて掛合するので、たとえば、被
包装物が本体部分の中央部分にて盛り上がる場合
にも、蓋部分を、本体部分の長さおよび/または
幅が縮まる方向の変形下にてそれに確実な仮止め
することができ、また、縁リブの窪み部分に形成
されて蓋部分側、いいかえれば上方へ突出する嵌
合突部およびその突部に嵌まり合う嵌合窪みは、
容器の他の部分に比して容器の外側へ大きく突出
することがないので、そこにおけるシユリンクフ
イルムの所要収縮率は、他の部分の所要収縮率と
ほとんど異なることがなく、この故に、本体部分
と蓋部分との嵌合部分に対するシユリンク包装が
常に適正に行われることになる。
(実施例) 以下にこの考案を図示例に基づいて説明する。
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図であ
り、図中21は本体部分を、22は蓋部分をそれ
ぞれ示す。
ここにおける本体部分21は、平面形状がほぼ
矩形をなす窪み部分からなる被包装物の収容スペ
ース23およびこの収容スペース23を区画する
側壁の頂部に形成されて収容スペース23を囲繞
する縁リブ24を有し、本体部分21の強度を高
めるべく作用するこの縁リブ24は、第3図につ
いて述べたと同様の形状を有する。
ここではその縁リブ24を、所要の複数個所、
図示例では本体部分21の長さ方向に対抗する二
個所で窪ませ、それらの窪み部分25に、本体部
分21の収容スペース23を閉止する蓋部分22
の方向、いいかえれば上方へ突出するほぼ角柱状
の嵌合突分26を設ける。ここで嵌合突部26の
頂面レベルは、縁リブ24の頂面レベルと同程度
とすることが、後述するシユリンク包装を適正に
行う上で好ましい。
一方、図示例では内面側から描かれ、収容スペ
ース23を閉止すべく適用される蓋部分22に
は、それの嵌合突分26と対応する位置に、その
突部26と嵌まり合う嵌合窪み27を設ける。こ
こではほぼ長孔状の平面形状を有するこの嵌合窪
み27は、嵌合突部26の突出高さと対応する深
さを有するとともに、そこへの嵌合突部26の進
入によつて、少なくとも嵌合突部26の隅部と対
応するその周壁部分が弾性変形される平面寸法を
有する。
なお、嵌合窪み27の平面寸法を、そこへの嵌
合突部26の押し込みによつて、その両端部分だ
けを残し、周壁の大部分が嵌合突部26に押し拡
げられるよう選択した場合には、突部26と窪み
27との極めて強固なる掛合がもたらされること
になる。
またこの例では、嵌合窪み27ひいてはその周
辺部分の強度を高め、かつ窪み27と突部26と
の完全なる嵌合を担保するため、嵌合窪み27の
周辺部分に、突部26と窪み27との嵌合状態に
おいて、窪み部分25の表面位置もしくはその近
傍位置まで突出する所定幅の突部28を設ける。
このように構成してなる包装用容器、とくにそ
の嵌合突部26と嵌合窪み27とからなる雌雄嵌
合部によれば、本体部分21の収容スペース23
内へ被包装物を収納した後、本体部分21に蓋部
分22を被せ、上方からの押圧力に基づいて嵌合
突部26を嵌合窪み27内へ押し込むことによ
り、それらは窪み周壁の弾性変形に基づき、あた
かも機械的なスナツプの如くに強固に弾性掛合す
るので、蓋部分22の本体部分21への確実なる
仮止めが行われる。
なおここで、突部26と窪み27との掛合力は
極めて高いので、被包装物が本体部分21の中央
で盛り上がる場合にも蓋部分22を、本体部分2
1に確実に仮止めすることができる。
また、この仮止め状態においては、縁リブ24
の窪み部分25に形成した嵌合突部26と嵌合窪
み27とは、第2図aに断面図で示すところから
明らかなように、本体および蓋部分21,22の
他の構成部分に比し、収容スペース23の外側へ
大きく突出することがないので、本体部分21と
蓋部分22との嵌合部へシユリンクフイルム29
を被せてそれを収縮させるに際し、雌雄嵌合部に
おけるシユリンクフイルム29の所要収縮率と、
他の部分のそれとがそれほど相違することはな
く、この故に、収縮させたシユリンクフイルム2
9は、その全ての部分で充分に緊張され、すぐれ
たシユリンク包装がもたらさることになる。
なおこのことは、上述したところに加え、図示
例のように、嵌合突部26の頂面レベルを、縁リ
ブ24の頂面レベルと同程度とするとともに、嵌
合窪み27の深さを、嵌合突部26の突出高さと
対応する深さとした場合にとくに顕著となる。
第2図bはこの考案の他の実施例を示す断面図
であり、ここでは嵌合突部26の容器内外側面の
いずれか一方、図では内側面に、いわゆる逆テー
パを設け、嵌合窪み27にもまたその逆テーパと
対応するテーパを設けることにて雌雄嵌合部を構
成する。この例によれば、突部26の窪み27か
らの抜止力は、窪み27の弾性変形のみならず、
両テーパの面接触によつてもまた担保されるの
で、それら両者のより強固なる掛合がもたらされ
ることになる。
なお、この例によつても、雌雄嵌合部の容器内
外方向への突出両はきわめてわずかであるので、
シユリンク包装は、前述の例と同様に十分適正に
行われることになる。
以上この考案を図示例に基づいて説明したが、
嵌合突部及び嵌合窪みの平面形状は、それら両者
の十分大きな接触面積をもたらし得る限りにおい
て、円、楕円、多角形、その他の適宜形状とする
こともできる。
(考案の効果) 従つてこの考案によれば、機械的なスナツプの
如く機能する嵌合突部および嵌合窪みによつて、
それら両者の十分大きな掛合力をもたらすことが
できるので、いかなる状態の下でも、本体部分と
蓋部分との確実なる仮止めを行うことができ、従
つて、それら両者の嵌合部へのシユリンクフイル
ムの被覆もまた極めて円滑かつ確実に行われるこ
とになる。しかも、嵌合突部は縁リブの窪み部分
に形成されて蓋部分側へ突出するので、その突
部、ひいては、嵌合突部および嵌合窪みの、容器
外側方向への突出量が少なく、この故に、常に適
切なるシユリンク包装を施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は嵌合突部と嵌合窪みとの掛合状態を示す断
面図、第3,4図はそれぞれ従来例を示す断面図
である。 21……本体部分、22……蓋部分、23……
収容スペース、24……縁リブ、25……窪み部
分、26……嵌合突部、27……嵌合窪み、29
……シユリンクフイルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被包装物の収容スペースおよびこの収容スペー
    スを囲繞する縁リブを有する本体部分と、この本
    体部分に被せる蓋部分と、これらの本体部分およ
    び蓋部分に設けた雌雄嵌合部とを具える包装用容
    器において、 前記雌雄嵌合部を、前記縁リブの窪み部分に形
    成されて蓋部分側へ突出する少なくとも二個の嵌
    合突部と、これらの嵌合突部に対応する位置で蓋
    部分に設けられ、周壁の弾性変形下で各嵌合突部
    に嵌まり合う嵌合窪みとで構成してなることを特
    徴とする包装用容器。
JP13799284U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH047084Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13799284U JPH047084Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13799284U JPH047084Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6153357U JPS6153357U (ja) 1986-04-10
JPH047084Y2 true JPH047084Y2 (ja) 1992-02-26

Family

ID=30696388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13799284U Expired JPH047084Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH047084Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6153357U (ja) 1986-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH047084Y2 (ja)
JPH079553Y2 (ja) 蓋体の固定構造
JPH074383U (ja) 容 器
JPH0329979Y2 (ja)
JP4278623B2 (ja) 包装材
JPH0739779Y2 (ja) 段ボールケース
JP3066928U (ja) 包装用容器
JPS5919016Y2 (ja) 軒樋の梱包装置
JP4684495B2 (ja) 包装容器
JP3028762U (ja) 合成樹脂容器
JPS6131936Y2 (ja)
JPS5830756Y2 (ja) バツクミラ−の保持構造
JPS6033565Y2 (ja) 電池
JPH027815Y2 (ja)
JPS6242924Y2 (ja)
JPH0671459U (ja) 金属箔成形容器
JPH0414331Y2 (ja)
JPS637040Y2 (ja)
JPS6134254Y2 (ja)
JPH0327586Y2 (ja)
JP3004419U (ja) 発泡合成樹脂製容器
JPS6217377Y2 (ja)
JPH0220307B2 (ja)
JPH0348017Y2 (ja)
JPS5828999Y2 (ja) 包装容器