JPH0470160B2

JPH0470160B2 -

Info

Publication number: JPH0470160B2
Application number: JP59135010A
Authority: JP
Inventors: Uorutaa Reburondo Kuraudo
Original assignee: Gerber Garment Technology Inc
Current assignee: Gerber Technology LLC
Priority date: 1983-07-21
Filing date: 1984-06-29
Publication date: 1992-11-10
Also published as: DE3427306A1; ES533370A0; ES8606181A1; GB2143215A; JPS6038197A; IT1180080B; IT8467738A1; DE3427306C2; US4512079A; ES539567A0; GB8415229D0; ES8602251A1; IT8467738A0; GB2143215B; FR2549455B1; FR2549455A1

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明はシート材料取扱い機械に関し、特
に、シート材料の細長ストリツプ片を一連の作図
作業の間に作図テーブル上で正確にインデツクス
（割出し）しなければならないプロツターに適用
しうるものである。

（従来の技術）紙等の柔軟なシート材料の細長ストリツプ片の
長さに比べて相対的に短かい作業表面上でのスト
リツプ片の正確なインデツクス（割出し）に関連
する問題点は従来より良く知られているところで
ある。米国特許第3844461号および同第4131224号
には、インデツクス作業の前後で作図された区分
間に不連続性を発生させることなく連続的な作図
を作図材料のストリツプ片に沿つて得ることがで
きるような、シート材料の正確なインデツクス用
の機構をプロツター用として開示されている。ま
た、シート材料のストリツプ片は、ストリツプ片
が巻回される供給ロールと巻取ロール間で搬送路
に沿つて正確に移動しないことも知られている。
ストリツプ片は、横方向の動きに対する補助的な
制御部を設けなければ、搬送路の横方向に不規則
に変移する傾向を有している。位置付けに関する
問題点は、前記の米国特許においては、シート材
料のストリツプ片を作図器具を保持するキヤリツ
ジに直接的に結合させそしてキヤリツジによつて
ストリツプ片を変移させることにより、調整され
ている。このように、インデツクス作業の前後に
作成された両作図部分間の連接部において作図器
具とシート材料のストリツプ片の縦方向および横
方向の位置付けに正確に一致する。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、前記の米国特許に開示されたイ
ンデツクス方法においても、インデツクス作業が
完了した後にテーブル上のシート材料ストリツプ
片内に残留する張力に起因して位置付けエラーが
生じることが判明した。例えば、シート材料のス
トリツプ片が作業キヤリツジから解放されたとき
に、シート材料内の残留応力または張力が、キヤ
リツジによつてストリツプ片を位置決めした位置
からストリツプ片を変移させてしまう。

したがつて、この発明の主たる目的は、従来技
術において生じていた、シート材料内の残留張力
および応力に起因するエラーを発生させることな
くかつ正確に柔軟なシート材料をインデツクスす
るための方法および装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段）この発明は、作図用紙等のようなシート材料の
細長ストリツプ片を、作図ヘツド等の器具によつ
て何らかの作業が遂行される作業表面上でインデ
ツクスするための方法および装置に関する。該方
法をも遂行する装置は、作業の間にシート材料を
支持するほぼ平坦な作業表面を有する作業テーブ
ルを具備する。作図ペンまたは鉛筆等の器具を保
持する作業キヤリツジは、器具がテーブル全面に
わたつて選定された個所でシート材料上で作業を
遂行しうるように、作業表面上で所望の方向に前
後に移動すべく装着される。

シート材料前進機構は、作業表面上でシート材
料を区分毎にインデツクスするように設けられて
おり、シート材料をテーブルの一端部の供給位置
から他端部の排出位置へ移動させる。このように
して、連続的な作業は、作業を行なうテーブルの
長さよりも何倍も長い全長を有するシート材料の
連続区分上で行なうことができる。この前進機構
は、シート材料をキヤリツジに係合させかつキヤ
リツジに装着された器具と同様な正確さおよび位
置付けでシート材料を所望の方向に移動させるよ
うに、作業キヤリツジに作動的に関連した結合手
段を具備する。張力の作用しない受取り手段は、
前進機構によつて、張力または歪曲を受けること
なく作業表面から排出されるシート材料を受取る
ようにテーブルの排出位置に関連して配設され
る。張力の作用していないシート材料は、シート
材料がインデツクス作業の後に作業キヤリツジか
ら解放される前に挾圧バーによつて作業表面に挾
圧される。

この発明によつて、シート材料の一区分から他
の区分に延びる連続した作図は、インデツクス作
業の前に作成された作図部分とインデツクス作業
の後に作成された他の作図部分との間に不連続性
を有することなく、準備することができる。排出
されたシート材料内の残留張力は、シート材料が
インデツクスされそして作業キヤリツジとの係合
から解放された後に、テーブルの作業表面上でシ
ート材料を変移させることがあるので、このよう
に排出されたシート材料内の張力を除去すること
が望ましい。それ故に、シート材料をテーブルの
排出端部において張力が作用しないように維持す
ることによつて、インデツクス作業に起因する位
置付けエラーになくなり、また器具により遂行さ
れる作図あるいはその他の作業の間の正確さはさ
らに改善することができる。

（好ましい実施例の説明）第１図には自動制御作図システムを図示し、こ
のシステムは基本的にはプロツター１０とマイク
ロプロセツサーの形態で形成されるプロツター制
御器１２とを具備する。この種の自動制御作図シ
ステムは永年商業的に販売されており、また米国
特許第4131224号に例示されているように周知の
ものである。制御器１２は、プロツター１０の基
本的な機能を制御しかつ作図を構成する図形情報
を限定するデイスク、テープまたはその他の記憶
装置等のデータを受ける内部プログラムを含んで
いる。

プロツター１０は基本的には、上方に作業表面
１６を配設したテーブル１４を具備し、作図作業
の間に作業表面１６上には作図材料のストリツプ
片Ｓが支持され、作図ヘツドまたは器具１８はＸ
キヤリツジ２０とＹキヤリツジ２２とによつて作
業表面上を移動して作図材料上に線トレースＴを
描く。作図材料としては、0.003〜0.005インチ
（0.0076〜0.0127cm）の厚さを有するレイ・フラ
ツト・ボンド紙が代表的なものである。この種の
用紙は、機械的に係合され、テーブルを横切つて
インデツクスされ、そして５フイート（1.52ｍ）
あるいはそれ以上の短かい区分が適宜滑らかに作
製されたテーブルの作業表面から座屈
（buckling）することなく押し出されるように充
分な内部剛性を有している。作業表面１６は例え
ば、ガラス繊維に含浸された四フツ化エチレンの
薄膜層で被覆されている繊維質板の上方に面した
支持表面で形成することができる。

テーブル１４において図示するＸ座標軸方向の
Ｘキヤリツジ２０の移動は、テーブルの両側に配
設した円形軌道２４，２６に沿つて行なわれ、Ｘ
サーボモータ２８と一対の歯付き駆動ベルト３
０，３２によつて駆動される。この歯付き駆動ベ
ルト３０，３２はＸキヤリツジの両端部にそれぞ
れ連結されており、テーブル内のトルク軸とプー
リ装置（図示しない）を介してサーボモータ２８
によつて駆動される。Ｙキヤリツジ２２は、図示
のＹ座標軸方向に移動しうるように、Ｘキヤリツ
ジ２０上に装着されており、Ｘキヤリツジ２０上
に取付けられたＹサーボモータ３４とＸキヤリツ
ジ２０に沿つて延びる単一の歯付き駆動ベルト３
６とによつて駆動される。制御器１２から伝達さ
れる指令信号がサーボモータ２８と３４を作動さ
せて、作図器具１８を作業表面１６上に沿つて移
動させ位置決めする。また補助的な指令信号が作
図器具１８を材料のストリツプ片Ｓに係合させま
たは係合を離脱させるようになし、移動中に選定
された位置に線トレースＴのような図形情報を描
く。

作図される図形情報は、広範囲のテーマを表示
することができる。この情報は、例えば、大規模
な機械製図、配線図、フローチヤート、パターン
マーカ、その他の対象物とすることができる。

作図の可視性を改良するために、あるいは騰写
手法、ゼログラフイ手法またはその他の手法によ
る複製用に作図を準備するために、カーボン紙の
ストリツプ片Ｃがテーブルの両側面において貯蔵
用ロール４０（一個のみ図示）に装着され、テー
ブル１４の一側面から作図材料のストリツプ片Ｓ
の下方を横断してテーブルの他側面に延びてい
る。カーボン付与面は上方に面しており、作図材
料Ｓの下面に接している。例えば鉛筆またはスタ
イラスのような機械的な作図器具を作図用紙に押
圧させることによつて、カーボン材料は作図用紙
の下面に転移され、複製に適した作図の可視ネガ
テイブ原板を得ることができる。カーボン紙Ｃは
モータ４２によつて低速度で間歇的にまたは連続
的に前進させることができ、新たなカーボン材料
を常に作図材料の下に導入することが可能であ
る。

作図材料Ｓの新たな区分を作図テーブル１４の
表面１６上に移動させるために、Ｘキヤリツジ２
０はその両端部に電磁駆動結合子５０，５２を保
持し、この電磁駆動結合子は作図材料Ｓの縦方向
の両縁部に係合し、Ｘキヤリツジ２０がＸサーボ
モータ２８の位置するテーブルの一端部である供
給位置からテーブルの他端部である排出位置へ作
図材料のストリツプ片Ｓを牽引することを可能に
するものである。作図作業の間の適切な時期に、
キヤリツジ２０はテーブルの一端部の供給位置へ
移動され、結合子５０，５２が作図材料をキヤリ
ツジ２０に結合するように駆動され、その後にキ
ヤリツジ２０はサーボモータ２８によつてテーブ
ルの他端部の排出位置の方へ移動され、同時に作
図材料Ｓの新たな区分を加工表面１６上に牽引す
る。詳細に後述する挾圧バー８０は排出端部で作
図テーブル１４を横方向に横断して延び、作図が
再開されるときに作図材料のストリツプ片を作業
表面に対して保持するように励起される。キヤリ
ツジ結合子５０，５２の励起が解除されると、Ｘ
キヤリツジ２０はＹキヤリツジ２２および作図器
具１８と関連して作図作業を継続しうる状態にな
る。

第２図には、作図材料のストリツプ片ＳをＸキ
ヤリツジ２０に結合するために使用する結合子５
０の一実施例を図示する。結合子５０はキヤリツ
ジ２０上に装着された電磁石５４を具備し、電磁
石の可動アーマチユア５６はキヤリツジを通過し
テーブル１４の上方作業表面１６のやゝ下方の位
置まで下方に延びる。Ｘキヤリツジの下面に固着
された挾圧柱６０は作業表面および該表面上に載
置された作図材料Ｓの直ぐ上方の位置まで下方に
延びる。可動アーマチユア５６の下方端部に取付
けられた挾圧部材６２は、作図用紙と挾持柱６０
の下方に突出しており、電磁石５４が励起される
と挾持部材６２と挾持柱６０との間に作図用紙を
挾持する。この時、キヤリツジ２０と作図用紙Ｓ
は一体となつて加工表面上を移動することがで
き、この移動の間に作図用紙とＸキヤリツジ２０
と作図器具１８の位置関係はなんら変化せず、そ
れ故に理論上の作図は、作図材料の一区分から他
の区分へ、外見上の不連続を生じさせることな
く、継続させることができる。

この発明に基づいて、作図およびその他の図形
材料の連続性はさらに、第３図に図示するよう
に、キヤリツジ結合子５０とテーブル１４の排出
端部７０との間で張力の作用しない状態で、シー
ト材料Ｓをテーブル１４の作業表面１６を横切つ
て移動させることによつて確保される。シート材
料Ｓは排出端部７０において滑らかな円形縁部７
２上を通過し、その後材料自体の重量によりテー
ブル表面１６の下方に装着された巻取りロール
（take−up roll）７４の形態である受取部の方へ
自由落下する。第３図に図示するように、シート
材料Ｓは縁部７２とロール７４との間で弛緩状態
にあり、これはロール７４がこの弛緩部分を巻取
る前のインデツクス作業の間の状態である。シー
ト材料をテーブル１４の排出端部７０からロール
７４のような材料受取部へ張力のかからない状態
でインデツクスする利点は、インデツクスの間あ
るいはインデツクスの後に用紙を張力で歪曲させ
ることなく、さらに作業表面１６上で用紙を変移
させようとする皺、あるいは応力を発生させない
点にある。例えば、挾持部材６２がテーブルの排
出端部においてシート材料Ｓとの結合を釈放する
ならば、材料内の残留応力はその反応が消失する
ときに作業表面１６上に拡げられたシート全体を
支持表面に対して僅かに変移させようとするであ
ろう。この場合に、排出端部から移動されたシー
ト材料の区分上に描かれた作図は、作図作業の再
開時に作図器具１８により描かれる作図の連続性
に正確に一致しないであろう。ところで、自由に
落下するシート材料内の応力を排除することによ
つて、キヤリツジ２０によりテーブルの供給端部
における供給ロール７６から作業表面上に正確に
牽引されるシート材料の新たな区分を不必要な応
力が移動させ変移させる機会を少なくすることが
できる。

シート材料を適切にインデツクスされた位置に
確実に保持するために、挾圧バー８０がテーブル
１４の両側部に配設された２個の電磁石８２とア
ーマチユア８４によつて作業表面１６の上方に支
持されている。シート材料Ｓの新たな区分が作業
表面１６上に牽引されている間に、電磁石８２は
励起されておらず、挾圧バー８０に作業表面１６
の上方に上昇されシート材料Ｓに接触していな
い。そしてシート材料が挾圧バーの下方でインデ
ツクスされ、排出端部から張力を作用していない
状態で自由落下する。シート材料の新たな区分が
テーブルの所定の位置にあるとき、電磁石８２が
挾圧バー８０を下方に引き、シート材料をテーブ
ル上の所定の位置に堅固に挾圧する。それ故に次
の作図作業においてシート材料がその張力のかか
らない位置から変移することは阻止される。

テーブルから排出されるシート材料は張力が付
与されていないけれども、キヤリツジ２０と結合
子５０によつてテーブル上に牽引されるシート材
料はその位置付けを制御するために張力のかかつ
た状態に保持される。このためにシート材料Ｓは
供給ロール７６から跳躍バー９０の下にループ状
Ｌに供給され、そして跳躍バー９０からテーブル
の供給端部７８の円形縁部７９上を介して支持表
面１６へ供給される。跳躍バー９０はテーブルの
両側部に配設された案内板９２内に装着され、該
案内板９２は、シート材料のループ部Ｌがテーブ
ル上に牽引されるときに跳躍バー９０を垂直面内
で案内しかつ保持するための細長い垂直溝を有す
る。

第３および４図に図示するように、供給ロール
７６は、シート材料Ｓを巻回するスリーブ１００
内に嵌合する先細状の２個の端部キヤツプ９６，
９８を有する。スリーブ１００はシート材料Ｓを
供給する厚紙の円筒体で作成することができ、ま
た材料はプロツター内で使用しうるようにスリー
ブ上に巻回される。

端部キヤツプ９８の外方端面に固定されたロー
ラ１０２はその円周上に案内溝１０４を有する。
テーブル１４の横フレーム部材１０８内に端部キ
ヤツプ９８を回転自在に支持するためにそして供
給ロール７６の取付けおよび取外しを簡単にでき
るように、２個のローラ１１０と１１２が第３図
に図示するように垂直面に対しほぼ60゜の角度で
ローラ１０２の下方で支持するように案内溝１０
４内に位置付けられている。ローラ１１０と１１
２の軸方向の幅と案内溝１０４の幅はほぼ等し
く、これらのローラはテーブル内でシート材料の
供給ロール７６の横方向の位置付けを限定する。

供給ロール７６の反対端部のキヤツプ９６は第
４図に図示するように溝付きローラ１２０と回転
自在の一対のローラ１２２（一個のみ図示）によ
つて横フレーム部材１１８に支持される。

この発明の好ましい実施例において、第３およ
び４図に図示する支持ローラ１１０と１１２は自
由に回転できないものである。ローラ１１２は電
気的に駆動されるデイスクブレーキ１２６の軸に
装着されており、ローラ１１２は指令信号に応じ
て停止され、そして供給ロール７６の回転を停止
させることができる。ローラ１１２はローラと溝
付きローラ１０２との間に高摩擦係数を形成する
ようにウレタンポリマーまたはその他のゴム状材
料で作成することが好ましい。

一方、プラスチツク等の材料で作成されたロー
ラ１１０は、供給ロール７６の回転慣性がシート
材料を必要以上に多く繰り出すことを阻止するよ
うに供給ロール７６に僅かな抗力（drag）を付
与するために回転に抵抗しうるように固定されて
いることが好ましい。このように必要以上のシー
ト材料が繰り出される場合に、シート材料のルー
プ部Ｌ内の跳躍バー９０は溝９４の底部に到達
し、ループ部Ｌ内の全張力を移動させるであろ
う。

供給ロール７６に加えられる抗力によつて、跳
躍バー９０は張力をループ部Ｌ内およびテーブル
の供給端部７８に延びるシート材料部分に効率良
く作用させる。インデツクス作業の間にループ部
Ｌを確実に維持しかつ張力を制御するために、リ
ミツトスイツチ１３０が溝９４の下方端部に接近
した位置で垂直板１３２に装着されている。この
スイツチ１３０はブレーキ１２６に制御的に接続
されており、ループ部Ｌが大きくなり溝の下方端
部に接近する程に延びるとブレーキ力を加えるよ
うに跳躍バー９０によつて作動される。すなわ
ち、跳躍バー９０とブレーキ１２６は、アキユム
レータとして機能し、ブレーキ１２６が釈放され
ると、キヤリツジ２０によりテーブル１４の支持
表面１６上に牽引されるに充分なシート材料の量
を供給しさらに供給ロール７６から付加的なシー
ト材料を供給する。同時に、跳躍バーはテーブル
上に牽引されたシート材料部分の張力を維持し
て、シート材料を作業表面上に平坦に載置させ、
テーブルの一側部から他側部へ横方向に斜行させ
ることなく円形縁部７９上を一様に案内する。

巻取ロール７４はテーブル１４の排出端部に近
接して、供給ロール７６と同様に、構成され支持
されている。巻取ロール７４は、シート材料を受
取るスリーブ１３６内に嵌合する先細状の端部キ
ヤツプ１３２，１３４を具備する。スリーブ１３
６は、スリーブ１００と同様に、厚紙またはその
他の材料で作成することができ、これらのスリー
ブは互いに交換しうるように同一直径にすること
が好ましい。

ローラ１３８はキヤツプ１３４の外方端面に固
定的に連結され、円周上に溝１４０を有する。横
フレーム部材１０８に回転自在に装着された一対
の支持ローラ１４２，１４４（第３及び４図）は
ローラ１３８の下方に位置し、円周溝１４０の幅
より僅かに小さい幅を有して、巻取ロール７４の
横方向の案内部を形成する。

反対側の端部キヤツプ１３２は円周溝１４６を
形成したローラ１４４を有し、一対のローラ１４
８（一個のみ図示する）はローラ１４４の溝１４
６に係合するようにローラ１４４の下方で横フレ
ーム部材１１８に位置付けられる。一対のローラ
１４８の一方は駆動モータ１５０の軸に取付けら
れ、ローラ１４４および巻取ロール７４と駆動関
係で摩擦的に係合するようにウレタンポリマーで
作成する。この発明の好ましい実施例において、
駆動モータは連続的に励起され、ローラ１４８を
比較的低速で回転させる。それ故に支持表面１６
から送出され巻取ロール７４に受取られるシート
材料ストリツプ片の弛緩部（実線で図示する）を
巻取ることができる。駆動モータの速度は、イン
デツクス作業の間のキヤリツジ２０の移動速度よ
りも低速となるように調整されており、シート材
料はインデツクス作業の間に緊張状態（破線で図
示する）となることはない。全ての弛緩部がロー
ル７４上に巻取られるまで、挾圧バー８０が励起
されており、シート材料を支持表面１６に対して
堅く保持する。従つて、駆動モータ１５０はロー
ラ１４８を連続的に回転させるが、不充分な摩擦
とすべりによつて巻取ロール７４を回転させず、
支持表面上で挾圧バー８０とキヤリツジ２０との
間に位置するシート材料に張力を生じさせること
はない。それ故に、駆動モータ１５０は、作図作
業の前にあるいはその作業の間にテーブル上のシ
ート材料を歪曲または変移させることはない。

典型的なインデツクス作業は次のように行うこ
とができる。シート材料Ｓの一区分における作図
が完了したとき、そして挾圧バー８０がシート材
料を支持表面１６に対して堅く保持している間
に、キヤリツジ２０は、作図器具をシート材料の
上方に上昇させて非作図位置にもたらした状態
で、テーブル１４の供給端部７８に隣接した位置
へ移動させられる。そして結合子５０と５２が励
起されて、シート材料をキヤリツジ２０に係合さ
せ、シート材料を作業表面の上方に上昇または歪
曲させることはない。この時点におけるキヤリツ
ジ２０の位置は、テーブルの作業表面上に位置す
るシート材料の一区分に作図された図形データの
断絶部または中断部にほぼ相応する。

その後挾圧バー８０はシート材料を作業表面か
ら釈放し、排出されたシート材料の弛緩部はロー
ル７４上に巻取られる。この時点では、キヤリツ
ジ２０と巻取ロール７４間のシート材料区分に加
えられる張力は重要でない。何故ならば、結合子
５０，５２がシート材料を堅く保持しており、排
出端部７０とキヤリツジ２０間のシート材料のあ
らゆる不平衡な応力または歪曲がキヤリツジと供
給端部７８間のシート材料区分に達することを阻
止するからである。

そして、自動制御器１２はＸキヤリツジ２０を
供給端部７８から排出端部７０へ移動させ、シー
ト材料Ｓの新たな区分を作業表面１６上に牽引し
引き出させる。この移動の間に、キヤリツジと巻
取ロール７４との間のシート材料区分には張力が
かかつていない。何故ならば、キヤリツジ２０
は、駆動モータ１５０が排出される区分を巻取ロ
ール７４上に巻取る速度よりも高速で排出端部７
０の方へ並進移動するからである。このような情
況のもとで、0.003〜0.005インチ（0.0076〜
0.0127cm）の厚さを有する作図用紙のようなシー
ト材料は、最高５フイート（1.52ｍ）またはそれ
以上の区分が作業表面１６上を摺動的に押出され
そしてそれ自体の重量により排出縁部７２から下
方に自由落下することができるように充分な剛性
を有している。シート材料の重量は縁部７２にお
いて僅かな張力を付与するけれども、テーブル上
でのシート材料の変換には、作業表面および縁部
７２における摩擦のために実際問題として張力は
作用しない。

キヤリツジ２０は、張力のかかつていない区分
を作業表面１６から移動させると同時に、シート
材料の新たな区分を跳躍バー９０によつて発生さ
れた張力のもとで作業表面上に牽引して引き出
す。跳躍バーが最初に溝９４の下方端部に破線で
図示する位置に落下していると仮定すると、第４
図に図示するブレーキ１２６は供給ロール７６を
保持し、跳躍バーの重量はバーとキヤリツジ２０
との間のシート材料の区分に張力を作用させる。
そして、キヤリツジがインデツクス作業としてテ
ーブルの供給端部７８から排出端部７０へ移動し
始めると、ループ部Ｌのシート材料は作業表面１
６の方へ上方に牽引され、跳躍バーはリミツトス
イツチ１３０の上方に持ち上げられる。この時点
で、ブレーキは解放され、供給ロール７６は自由
に回転しうるようになり、シート材料をループ部
Ｌへ繰り出すことができるようになる。ループ部
の大きさ、テーブル上に牽引される区分の長さお
よびキヤリツジの移動速度に基づいて、ループ部
の大きさは変動し、そして跳躍バー９０はシート
材料の全区分がインデツクスされる前に溝９４内
で上下に移動するものである。

Ｘキヤリツジ２０がテーブルの排出端部７０に
位置する挾圧バー８０に近接した位置に達する
と、キヤリツジは停止し、挾圧バー８０は下方に
引かれ、シート材料の弛緩部全てがロール７４に
巻取られる前にシート材料の張力の作用していな
い区分を作業表面１６に挾圧する。同時に跳躍バ
ー９０は、リミツトスイツチ１３０に近接した破
線位置に達するまでループ部Ｌを下方に引き上げ
る。そしてこの時点でブレーキが供給ロール７６
に作用する。跳躍バーによつて発生された張力
は、バーとキヤリツジとの間のシート材料の区分
に維持され、シート材料を支持表面１６上で平坦
に保持する。キヤリツジ上の結合子５０，５２は
その後にシート材料から離脱し、テーブル上のシ
ート材料の新たな区分において作図作業が再開さ
れる。

インデツクス作業は、作図テーブルの長さより
も実質的に長い作図全体が完了するまで、作図作
業と交互に遂行され、各インデツクス作業におい
て、先行する作図作業の終了に続いて同じ手順が
なされ、作図された材料のストリツプ片はテーブ
ルに載置された部分と巻取ロール７４上に巻取ら
れた部分に位置する。

要約すると、この発明に基づくプロツター１０
は、作図がシート材料の連続する区分に展開され
るとき順次インデツクスされるシート材料のスト
リツプ片に連続した作図を作成する。正確なイン
デツクスは、シート材料を張力の作用しない状態
で作図テーブルから自由落下させ、テーブル上に
牽引され引き出されるシート材料には張力を作用
させることによつて、達成される。

この発明において好ましい実施例について詳述
してきたが、この発明の精神から逸脱することな
く数多くの修正、変更をなしうることは理解され
よう。特に詳述した実施例の一つの特徴は、この
システムは自己調整機能を有し、制御器１２から
の指令信号は器具キヤリツジ上の結合子５０，５
２以外のいかなるシート材料処理機構をも必要と
しない点である。その他の構成部材も自己調整さ
れあるいは連続的に作動するものである。勿論、
断続的な作業が所望されるならば、制御器からの
制御信号を駆動モータ１５０に伝達することもで
きる。器具キヤリツジ２０により遂行される特別
な作業は作図に限定されるものではなく、作図器
具以外の器具を包含しうるものである。供給ロー
ル７６と巻取ロール７４用の支持機構およびロー
ラは作図用紙を迅速に交換しうるものであるが、
ロールを軸支するためのその他の支持機構および
支持手段も採用することができる。作図材料に係
合する挾持部材６０，６２は単に一例にすぎず、
ザ・ガーバー・サイエンテイフイツク・インスツ
ルメント・カンパニー（The Gerber Scientfic
Instrument Company）の所有する米国特許第
3844461；4091980；4131224号に開示した機構も
利用することができる。したがつて、この発明の
詳細な説明の項は、発明を限定する意図をもつて
書かれたものでななく、例示としての好ましい実
施例について詳述したものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に遂行しかつ具体化する自
動制御プロツターの斜示図であり、第２図は、作
図キヤリツジとテーブルの一側部の部分側面図で
あり、第３図は、作図テーブル上でシート材料を
インデツクスするための基本的な構成部材を示
す、プロツターの略図的な側面図であり、第４図
は、作図材料のストリツプ片の一端部が貯蔵され
る供給ロールの縦断面図であり、第５図は、作図
材料のストリツプ片の他端部が巻取られる巻取ロ
ールの縦断面図である。（符号の説明）、１０……プロツター、１２…
…制御器、１４……加工テーブル、１６……作業
表面、１８……（作図）器具、２０……Ｘキヤリ
ツジ、２２……Ｙキヤリツジ、５０，５２……電
磁駆動結合子、７０……排出端部、７４……巻取
ロール、７６……供給ロール、７８……供給端
部、８０……挾圧バー、９０……跳躍バー、１０
２，１２０……溝付きローラ、１１０，１１２，
１２２……支持ローラ、１２６……デイスクブレ
ーキ、１３０……リミツトスイツチ、１３８，１
４４……溝付きローラ、１４２，１４４，１４８
……支持ローラ、１５０……駆動モータ、Ｌ……
ループ部、Ｓ……シート材料、Ｃ……カーボン
紙。

Claims

【特許請求の範囲】１自動制御器具装置にして、シート材料Ｓを加工作業の間載置する平坦な作
業表面１６を有する作業テーブル１４、器具１８を担持すると共に作業表面上で所定の
方向に移動し得るように取り付けられ、テーブル
上の選定された位置で器具１８がシート材料加工
作業を遂行することを可能にする作業キヤリツジ
２０、作業キヤリツジ２０と協働しシート材料に係合
可能な結合子５０，５２、並びに作業キヤリツ
ジ、結合子及び係合されたシート材料を作業テー
ブルの一端部の供給位置７８から作業テーブルの
他端部の排出位置７０へ所定方向Ｘに移動させる
ための制御部を備えるシート材料前進機構、及び作業テーブルの排出位置７０に隣接して配置さ
れ排出位置から排出されるシート材料を受取る受
取り手段を具備し、受取り手段は、回転可能な巻取ロール７４に連
結される巻取駆動モータ１５０を含み、巻取ロー
ル７４は、排出位置７０から受取り手段へ排出さ
れるシート材料に張力及び歪曲を加えず、シート
材料を無張力の状態で巻取ロール７４上に巻取る
ことを特徴とする自動制御器具装置。２請求項１に記載の自動制御器具装置にして、
作業キヤリツジ２０は、選定された速度で移動さ
れシート材料を供給位置７８から排出位置７０へ
所定方向Ｘに移動させ、巻取ロール７４及び巻取
ロールに連結される巻取駆動モータ１５０は、作
業キヤリツジの選定された速度より低い速度で作
動されるように制御され、排出位置７０から受取
り手段へ排出されるシート材料内に弛緩部を生じ
させることを特徴とする自動制御器具装置。３請求項２に記載の自動制御器具装置にして、
巻取駆動モータ１５０は、連続的に励起されると
共に摩擦駆動機構１４８，１４４を介し巻取ロー
ル７４に連結され、排出位置７０と巻取ロール間
のシート材料の全弛緩部が巻取ロール７４上に巻
取られたとき、摩擦駆動機構がスベリを生じるこ
とを特徴とする自動制御器具装置。４請求項１に記載の自動制御器具装置にして、
シート材料を作業テーブルに挟圧する挟圧手段８
０が作業テーブルの排出位置７０に近接して配置
され、シート材料は挟圧手段に向かつて前進機構
により移動され、挟圧手段は、移動後のシート材
料を作業テーブルに挟圧することを特徴とする自
動制御器具装置。５請求項１に記載の自動制御器具装置にして、
供給位置７８に配置される張力付加機構９０，１
３０，１２６を備え、シート材料前進機構により
作業テーブル上に引き出されるシート材料の部分
に張力が維持されることを特徴とする自動制御器
具装置。６請求項５に記載の自動制御器具装置にして、
張力付加機構９０，１３０，１２６は、作業テー
ブルの供給位置と供給ロール間でシート材料の区
分を可変深さのループ部Ｌに保持するアキユムレ
ータを含み、該アキユムレータは、作業表面上に
引き出されるシート材料の部分を緊張状態とする
ように該ループ部内に配置される跳躍バー９０を
有することを特徴とする自動制御器具装置。７作業表面上の柔軟なシート材料の一区分上で
作業を行い、そしてシート材料に係合し且つシー
ト材料を供給端部７８と排出端部７０間で移動さ
せて作業表面上に新たな区分をもたらす自動制御
作業キヤリツジ２０によつて、柔軟なシート材料
の細長いストリツプ片を作業表面上で供給端部７
８から排出端部７０へインデツクスするインデツ
クス方法において、作業キヤリツジによるシート材料の移動の間
に、供給端部７８から作業キヤリツジへ延びるス
トリツプ片の一部分に張力を維持させ、同時に、作業キヤリツジから排出端部へ延びる
ストリツプ片の他の部分を実質的に張力の作用し
ない状態に維持することを特徴とするインデツク
ス方法。８請求項７に記載のインデツクス方法におい
て、ストリツプ片の他の部分を実質的に張力の作
用しない状態に維持する工程は、柔軟なシート材
料のストリツプ片をそれ自体の重量によつて作業
表面の排出端部７０から受取り部７４へ自由落下
させることを特徴とするインデツクス方法。９請求項７に記載のインデツクス方法におい
て、シート材料の一区分が作業キヤリツジによつ
て作業表面上にもたらされた後にシート材料のス
トリツプ片の張力の作用していない部分を作業表
面へ挟圧する工程を含むことを特徴とするインデ
ツクス方法。