JPH0469863A - 磁気記録再生装置のジッタ補正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープから再生された信号を基準周波数
と比較してジッタ補正する磁気記録再生装置のジッタ補
正方法に関するものである。

〔従来の技術〕

Ｖ　Ｔ　Ｒ（Ｖｉｄｅｏ　Ｔａｐｅ　Ｒｅｃｏｒｄｅｒ
）等の磁気記録再生装置は、磁気テープに記録された記
録信号を例えば回転ヘッドドラムに設けられた磁気ヘッ
ドを介して再生信号として再生するようになっている。

この際、磁気テープや回転ヘッドドラムは、走行や回転
にそれぞれのジッタを有しており、これらのジッタは、
磁気テープと磁気ヘッドとの相対速度を不安定化させる
ことで再生信号にもジッタを発生させる要因になってい
る。

上記の再生信号は、記録信号と同一であることが良好な
画像や音声を得る上で望ましく、再生信号にジッタが生
じた場合には、再生信号の精度が低下することで画像や
音声を正確に再現できないばかりか、画質や音質をも低
下させることになる。従って、磁気記録再生装置には、
通常、上記のジッタを低減させるジッタ補正回路が設け
られており、記録信号は、このジッタ補正回路で良好な
画質や音質を有する再生信号として再生されるようにな
っている。

従来、上記のジッタ補正回路を用いたジッタ補正方法は
、第２図に示すように、磁気ヘッド３１およびヘッドア
ンプ３２を介して再生および増幅された再生信号を復調
回路３３で復調し７、ジッタ補正回路３４で復調信号が
有する同期信号と基準同期発信回路３５から出力される
基準信号とを比較して両信号の位相を一致さゼるように
なっている。

これにより、従来のジッタ補正方法で再生される再生信
号は、復調された同期何月が基準信号に同期して再生さ
れるためジッタが低減、されたものになり、良好な画質
や音質が得られるようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来のジッタ補正方法では、高い周
波のジッタを充分に補正させることが困難であるという
問題がある。

即ち、従来のジッタ補正方法は、復調された同期信号の
位相を基準信号の位相に一致させることでジッタを補正
するようになっている。この際、復調された同期信号は
、１水平走査期間に１回のパルスとして発生ずるため、
ジッタの補正は、１水平走査期間に１回の割合で行われ
ることになる。従って、従来のジッタ補正力法では、高
い周波である細かなジッタを補正することが困難となり
、この細かなジッタで影響されない程度の画質や音質の
向りに留まっている。

従って、本発明においては、１水平走査期間に複数回の
割合で位相を同期させることで、細かなジッタを補正で
きるようにし、より良好な画質および音質を得ることを
可能にする磁気記録再」装置のジッタ補正方法を提供す
ることを目的としている。

〔課題を解決するための１段〕 本発明に係る磁気記録再生装置のジッタ補正方法は、上
記課題を解決するために、ＦＭ信号で記録された記録媒
体である磁気テープから再生信号を再生し、この再生信
号を基準信号に同期させる例えばＶＴＲ等の磁気記録再
生装置のジッタ補正方法において、再生されたＦＭ信号
から１水平走査期間内に存在する単一周波数部分である
同期信号部分のＦＭ信号を抽出し、この単一周波数部分
の各位相を基準信号の各位相に同期させることを特徴と
している。

〔作　用〕

上記の構成によれば、磁気記録再生装置は、ＦＭ信号で
記録媒体に記録再生するようになっており、この記録媒
体から再生された再生信号は、基準信号に同期されるよ
うになっている。この際、再生信号の同期される部分は
、ＦＭ信号時の１水平走査期間内に存在する単一周波数
部分が抽出されたものであり、再生信号と基準信号とは
、抽出された単一周波数部分の各位相と基準信号の各位
相とを一致させることで同期されるようになっている。

従って、再生信号と基準信号との同期は、１水平走査期
間内に複数回の割合で行われることになり、高い周波の
ジッタを補正することが可能になる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図に基づいて説明すれば、以下
の通りである。

本実施例に係るジッタ補正方法は、映像何月等をＦＭ信
号で記録媒体である磁気テープに記録し再生するＶＴＲ
等の磁気記録再生装置の再生系に採用されている。この
磁気記録再生装置は、第１図に示すように、上記の磁気
テープに摺接する回転ヘッドドラムに設けられた磁気ヘ
ッド１を有しており、この磁気ヘッド１は、磁気テープ
から再生された再生信号を所定の電圧に増幅させるヘッ
ドアンプ２に接続されている。

上記のヘッドアンプ２は、図示しないイコライザ回路に
接続されており、イコライザ回路は、磁気テープと磁気
ヘッド１との間で高域周波数の振幅低下が生じた再生信
号を振幅補正するようになっている。そして、このイコ
ライザ回路は、シンク検出回路３に接続されており、シ
ンク検出回路３は、単一周波数部分である同期信号部分
のＦＭ信号のみをシンク信Σとして出力するようになっ
ている。尚、単一周波数部分は、同期何月部分のＦＭ信
号に匝定されることはない。

また、シンク検出回路３は、復調回路４および周波数比
較回路７に接続されており、シンク信号を周波数比較回
路７に出力するようになっている一方、再生信号を復調
回路４に出力するようになっている。そして、復調回路
４は、ジッタ補正回路５に接続され、このジッタ補正回
路５に復調信号として出力するようになっている。

一方、シンク信号が入力される周波数比較回路７は、基
準周波数発信回路６およびジッタ補正回路５に接続され
ており、例えばシンク信号の各立ち上がりエツジと基準
周波数発信回路６から入力される基準信号の各立上がエ
ツジとの位相を比較し、この比較結果から得られた位相
差を示す周波数差信号をジッタ補正回路５に位相を比較
する毎に出力するようになっている。そして、ジッタ補
正回路５は、周波数比較回路７からの各周波数差信号を
基に復調回路４からの復調信号のジッタを補正するよう
になっている。

上記の構成において、ジ・ツタ補正方法について以下に
説明する。

先ず、磁気テープから磁気ヘッド１を介して再生された
再生信号は、ヘッドアンプ２に出力され、このヘッドア
ンプ２で所定の電圧に増幅された後、イコライザ回路で
振幅補正されることになる。そして、再生信号は、シン
ク検出回路３を介して復調回路４に出力され、この復調
回路４でＦＭ信号から復調された後、ジッタ補正回路５
に出力されることになる。

一方、シンク検出回路３に入力された再生信号は、１水
平走査期間内に存在する単一周波数部分となる同期信号
部分のＦＭ信号が抽出され、シンク信号として周波数比
較回路７に出力されることになる。このシンク信号は、
例えば立ち上がりエツジが基準周波数発信回路６から入
力される基準信号の立上がエツジと比較され、比較結果
から得られる位相差に応じた周波数差信号としてジッタ
補正回路５に出力されることになる。そして、ジッタ補
正回路５は、入力された周波数差信号を基にして復調回
路４からの復調信号を補正することになる。

この際、シンク信号は、同期信号部分のＦＭ信号である
ため、同期信号部分の期間内に複数回の立ち上がりエツ
ジが存在することになる。従って、シンク信号と基準信
号との立ち上がりエツジ同士の比較結果から得られる周
波数差信号は、ジッタ補正回路５に複数回出力されるこ
とになり、この複数回の周波数差信号は、１水平走査期
間に複数回の割合で再生信号の位相を同期させるのと同
等のものにしている。これにより、本実施例のジッタ補
正方法は、１水平走査期間に１回の割合で位相同期して
補正可能なジッタよりも、さらに高い周波である細かな
ジッタも充分に補正可能にし、より良好な画質および音
質を得ることを可能にしている。

〔発明の効果〕

本発明に係る磁気記録再生装置のジッタ補正方法は、以
上のように、再生されたＦＭ信号から１水平走査期間内
に存在する単一周波数部分を抽出し、この単一周波数部
分の各位相を基準信号の各位相に同期させる構成である
。

これにより、１水平走査期間内に存在する単一周波数部
分となるＦＭ信号が抽出され、この単一周波数部分の各
位相と基準信号の各位相とが同期されることで、再生信
号と基準信号とが１水平走査期間内に複数回の割合で同
期されることになり、高い周波のジッタを補正すること
が可能になる゛という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示すものであり、ジッタ
補正回路を備えた再生系のブロック図である。 第２図は、従来例を示すものであり、ジッタ補正回路を
備えた再生系のブロック図である。 １は磁気ヘラド、２はヘッドアンプ、３はシンク検出回
路、４は復調回路、５はジッタ補正回路、６は基準周波
数発信回路、７は周波数比較回路である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ＦＭ信号で記録された記録媒体から再生信号を再生
   し、この再生信号を基準信号に同期させる磁気記録再生
   装置のジッタ補正方法において、再生されたＦＭ信号か
   ら１水平走査期間内に存在する単一周波数部分を抽出し
   、この単一周波数部分の各位相を基準信号の各位相に同
   期させることを特徴とする磁気記録再生装置のジッタ補
   正方法。