JPH02301087A - 信号記録装置と信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ヘッド方式デジタルオーディオテープレ
コーダ（以下Ｒ−ＤＡＴと記す）、デジタルＶＴＲ等の
音声、画像の信号とそれに対応するタイムコードの記録
と再生をフレーム周期で行う信号記録装置と信号再生装
置に関するものである。

従来の技術 近年、デジタル技術は音響、゛映像等多くの分野に応用
され、ＣＤプレーヤ、Ｒ−ＤＡＴ、　　デジタルＶＴＲ
等の技術が確立されてきた。その中でＰＣＭ信号の記録
再生技術とともにＰＣＭ信号に対応したタイムコードを
記録再生し、このタイムコードによって記録や再生の頭
出しを行ったり、複数の記録再生装置を接続して、同期
記録、同期再生、同期編集を行うタイムコード記録再生
技術が重要になってきた。

従来、ＶＴＲ等の放送業務用機器ではタイムコードとし
てＳＭＰＴＥ／ＥＢＵタイムコードが広く用いられてき
た。従来機器との接続を可能にする目的で、Ｒ−ＤＡＴ
のようなＳＭＰＴＥ／ＥＢＵタイムコードとフレーム周
波数が異なる信号記録再生装置をもちいて回転ヘッドに
よってＳＭＰＴＥ／ＥＢＵタイムコードの記録再生を行
うためには、タイムコードとともにタイムコードのフレ
ームと信号記録再生装置のフレームとの時間関係を表わ
す情報を記録再生する必要があった。例えば、特開昭６
３−２９３９１号公報に示されているような回転ヘッド
型の記録再生装置があった。

以下図面を参照しながら、従来の信号記録装置と信号再
生装置の一例について説明する。

第３図は従来の信号記録装置のブロック図を示すもので
ある。

第３図において、３１はタイムコード読み取り部、３２
は位相情報検出部、３３は信号記録部例えばＲ−ＤＡＴ
である。

以上のように構成された信号記録装置について、以下そ
の動作を説明する。

タイムコード読み取り部３１に入力されたタイムコード
３４は、タイムコード読み取り部３１で読み取られ、読
み取りタイムコード３５を出力するとともにタイムコー
ドのフレーム信号３６を抽出する。位相情報検出部３２
ではタイムコード読み取り部３１から出力されるタイム
コードのフレーム信号３６と信号記録部３３のフレーム
信号３７とから位相情報３８を検出する。ここで位相情
報とは、信号記録部または信号再生部の毎フレームの先
頭と前記フレームに先行するタイムコードのフレームの
先頭までの時間を表わすものである。

第４図は、位相情報検出部３２の動作を表わすタイミン
グチャートである。

第４図において、Ａはタイムコードのフレーム信号、Ｂ
は位相情報検出部３２のカウンタのカウント、Ｃは信号
記録部３３のフレーム信号を表わす。位相情報検出部３
２のカウンタはタイムコードのフレーム信号の立ち上が
りでリセットされ、Ｏからカウントを開始し、信号記録
部３３のフレーム信号の立ち上がりでカウントを停止し
、この時のカウンタの値を位相情報として出力する。こ
の図の例では位相情報として１が出力される。信号記録
部３３ではタイムコード読み取り部３１からの読み取り
タイムコード３５と位相情報検出部３２で検出した位相
情報３８と入力信号３９をフレーム周期で記録する。

第５図は、従来の信号再生装置のブロック図を示すもの
である。

第５図において、５１は信号再生部例えばＲ−ＤＡＴｌ
　５２は発振部、５３はタイムコニド発生部である。

以上のように構成された信号再生装置について、以下そ
の動作を説明する。

信号再生部５１ではタイムコード５４と位相情報５５と
出力信号５６を再生する。発振部５２では位相情報５５
と信号再生部５１のフレーム信号５７とからタイムコー
ドのフレーム信号５８を発生する。発振部５２はタイム
コードのフレーム周期を最大カウント値とするカウンタ
であり、信号再生部５１のフレーム信号５７の立ち上が
りで再生した位相情報５５がロードされ、最大値になっ
た時にパルスを発生し、タイムコードのフレーム信号５
８として出力する。タイムコード発生部５３では信号再
生部５１で再生したタイムコード５４と発振部５２から
の出力であるタイムコードのフレーム信号５８とからタ
イムコード５９を出力する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の信号記録装置と信号再生装置
では、固定ヘッドでテープの長平方向に記録されたタイ
ムコードを再生する時のようなジッターのあるタイムコ
ードを入力した場合、ジッターを記録再生してしまうの
でタイムコードのダビング回数が増加するにしたがって
タイムコードのジッターが増加するという問題点を有し
ていた。

また、上記従来の信号再生装置では、再生タイムコード
のフレーム周波数は信号再生装置の発信部によって定ま
る一定の周波数であり、その周波数と異なる周波数のタ
イムコードを正しく再生することができないという問題
点を有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、ジッター
を除去してタイムコードの記録と再生を行う信号記録装
置と信号再生装置を提供することを目的とする。

また、タイムコードのフレーム周波数が異なる時にもタ
イムコードを正しく再生することができる信号再生装置
を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の信号記録装置は、タ
イムコードを読み取るとともにタイムコードのフレーム
信号を抽出するタイムコード読み取り手段と、前記タイ
ムコードのフレーム信号と信号記録手段のフレーム信号
の位相情報とを検出する位相情報検出手段と、前記タイ
ムコードのフレーム信号を平滑化する平滑手段と、前記
平滑手段により平滑化する前と後のタイムコードのフレ
ーム信号を用いて前記タイムコード読み取り手段で読み
取ったタイムコードと前記位相情報検出手段で検出した
位相情報とを補正する位相情報補正手段と、前記位相情
報補正手段で補正したタイムコードと位相情報と入力信
号とをフレーム周期で記録する信号記録手段とを備えた
ものである。

また、上記目的を達成するために本発明の信号再生装置
は、タイムコードと位相情報と出力信号をフレーム周期
で再生する信号再生手段と、前記タイムコードのフレー
ム信号を発生する周波数可変発振手段と、前記周波数可
変発振手段の出力であるタイムコードのフレーム信号と
前記信号再生手段のフレーム信号の位相情報とを検出す
る位相情報検出手段と、前記信号再生手段から再生した
位相情報と前記位相情報検出手段で検出した位相情報と
を比較し、結果を出力する位相情報比較手段と、前記位
相情報比較手段の出力を平滑化し、前記周波数可変発振
手段の周波数を制御する平滑手段と、前記信号再生手段
で再生したタイムコードと前記周波数可変発振手段の出
□力であるタイムコードのフレーム信号とからタイムコ
ードを出力するタイムコード発生手段とを備えたもので
ある。

作用 本発明の信号記録装置は上記した構成により、平滑手段
によって平滑化したタイムコードのフレーム信号を用い
て、ジッターを含んだタイムコードと位相情報とを位相
情報補正手段で補正した後記録するので、入力タイムコ
ードのジッターを除去したタイムコードと位相情報を記
録することができる。

また、本発明の信号再生装置は上記した構成により、位
相情報比較手段と平滑手段と周波数可変発信手段と位相
情報検出手段とで位相同期ループを構成することによっ
て、平滑化したタイムコードのフレーム信号を発生させ
ジッターを除去したタイムコードを再生することができ
る。さらに、信号再生手段で再生したタイムコードのフ
レーム周波数が異なる時にもタイムコードのフレーム信
号の周波数を位相同期ループによって追従させることに
より正しくタイムコードを再生することができる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は、本発明の第１の実施例における信号記録装置
のブロック図である。

第１図において、１はタイムコード読み取り部、２は位
相情報検出部、３は平滑部、４は位相情報補正部、５は
信号記録部である。

以上のように構成された信号記録装置について、以下そ
の動作を説明する。

タイムコード読み取り部１に入力されたタイムコード６
は、タイムコード読み取り部１で読み取られ、読み取り
タイムコード７を出力するとともにタイムコードのフレ
ーム信号８を抽出する。位相情報検出部２ではタイムコ
ード読み取り部１から出力されるタイムコードのフレー
ム信号８と信号記録部５のフレーム信号９とから位相情
報を検出し、位相情報１０を出力する。平滑部３ではタ
イムコードのフレーム信号８を入力として平滑化したタ
イムコードのフレーム信号１１を出力する。

タイムコードのフレーム信号のジッターを除去する平滑
部３は、例えば位相同期ループによって構成できる。位
相情報補正部４では平滑部３で平滑化スる前のタイムコ
ードのフレーム信号８と後のタイムコードのフレーム信
号１１とを用いて、タイムコード読み取り部１からの読
み取りタイムコード７と位相情報検出部２で検出した位
相情報１０をｉ＋を正して補正したタイムコード１２と
位相情報１３を出力する。位相情報補正部４では平滑化
する前と後のタイムコードのフレーム信号の時間ずれの
分だけ位相情報を補正する。補正の結果、位相情報の値
が１フレームを越える時にはタイムコードの値に１フレ
ーム加え、位相情報から１フレ゛−ムの時間を引く。ま
た、位相情報の値が負となる時にはタイムコードの値か
ら１フレーム引き、位相情報に１フレームの時間を加え
る。信号記録部５では位相情報補正部４で補正したタイ
ムコード１２と位相情報１３と入力信号１４とをフレー
ム周期で記録する。

以上のように本実施例によれば、平滑部と位相情報補正
部を設けることにより、平滑部で平滑化したタイムコー
ドのフレーム信号を用いて、ジッターを含んだタイムコ
ードと位相情報とを位相情報補正部で補正した後記録す
るので、入力タイムコードのジッターを除去したタイム
コードと位相情報を記録することができる。

第２図は、本発明の第２の実施例における信号再生装置
のブロック図である。

第２図において、１５は信号再生部、１６は位相情報比
較部、１７は位相情報検出部、１８は平滑部、１９は周
波数可変発振部、２０はタイムコード発生部である。

以上のように構成された信号再生装置について、以下そ
の動作を説明する。

信号再生部１５ではタイムコード２１と位相情報２２と
出力信号２３とを再生する。周波数可変発信部１９では
タイムコードのフレーム信号２４を発生する。位相情報
検出部１７では周波数可変発信部１９の出力であるタイ
ムコードのフレーム信号２４と信号再生部１５のフレー
ム信号２５の位相情報とを検出し、位相情報２６出力す
る。位相情報比較部１６では信号再生部１５から再生し
た位相情報２２と位相情報検出部１７で検出した位相情
報２６とを比較し、比較結果２７を出力する。平滑部１
８では位相情報比較部の出力２７を平滑化し、その出力
２８で周波数可変発信部１９の発信周波数を制御する。

平滑部１８は、例えば低域通過フィルタによって構成で
きる。周波数可変発振部１９は平滑部１８の出力で制御
されているので、その出力であるタイムコードのフレー
ム信号２４はジッターが除去されている。位相情報比較
部１６と平滑部１８と周波数可変発信部１９と位相情報
検出部１７は位相同期ループを構成している。したがっ
て信号再生部で再生したタイムコードのフレーム周波数
が異なる時にも位相同期ループで追従することによって
タイムコードのフレーム信号を正しく再生することがで
きる。タイムコード発生部２０は信号再生部１５で再生
したタイムコード２１と周波数可変発振部１９から出力
されたタイムコードのフレーム信号２４とからタイムコ
ード２９を出力する。

以上のように本実施例によれば、位相情報比較部と平滑
部と周波数可変発信部と位相情報検出部とを設けること
により、ジッターを除去したタイムコードを再生するこ
とができ、タイムコードのフレーム周波数が異なる時に
も正しくタイムコードを再生することができる。

なお、本実施例では信号記録装置と信号再生装置につい
てそれぞれ独立に説明したが、両者を組み合わせて信号
記録再生装置を構成してもよい。

発明の効果 以上のように本発明の信号記録装置では、平滑手段と位
相情報補正手段とを設けることにより、平滑手段で平滑
化したタイムコードのフレーム信号を用いてジッターを
含んだタイムコードと位相情報を位相情報補正手段で補
正した後記録するので入力タイムコードのジッターを除
去したタイムコードと位相情報を記録することができる
。

また、本発明の信号再生装置では、位相情報比較手段と
平滑手段と周波数可変発信手段と位相情報検出手段とを
設は位相同期ループを構成することによって、平滑化し
たタイムコードのフレーム信号を発生させジッターを除
去したタイムコードを再生することができる。さらに、
信号再生手段で再生したタイムコードのフレーム周波数
が異なる時にも位相同期ループで追従させることにより
、正しくタイムコードを再生することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における信号記録装置の
ブロック図、第２図は本発明の第２の実施例における信
号再生装置のブロック図、第３図は従来の信号記録装置
のブロック図、第４図は位相情報検出部の動作を表すタ
イミングチャート、第５図は従来の信号再生装置のブロ
ック図である。 １・・・タイムコード読み取り部、　　２・・・位相情
報検出部、　　３・・・平滑部、　　４・・・位相情報
補正部、５・・・信号記録部、　　１５・・・信号再生
部、　　１６・・・位相情報比較部、　　１７・・・位
相情報検出部、１８・・・平滑部、　　１９・・・周波
数可変発信部、２０・・・タイムコード発生部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）タイムコードを読み取るとともにタイムコードの
   フレーム信号を抽出するタイムコード読み取り手段と、 前記タイムコードのフレーム信号と信号記録手段のフレ
   ーム信号の位相情報とを検出する位相情報検出手段と、 前記タイムコードのフレーム信号を平滑化する平滑手段
   と、 前記平滑手段により平滑化する前と後のタイムコードの
   フレーム信号を用いて前記タイムコード読み取り手段で
   読み取ったタイムコードと前記位相情報検出手段で検出
   した位相情報とを補正する位相情報補正手段と、 前記位相情報補正手段で補正したタイムコードと位相情
   報と入力信号とをフレーム周期で記録する信号記録手段
   と、を備えることを特徴とする信号記録装置。
2. （２）タイムコードと位相情報と出力信号とをフレーム
   周期で再生する信号再生手段と、前記タイムコードのフ
   レーム信号を発生する周波数可変発振手段と、 前記周波数可変発振手段の出力であるタイムコードのフ
   レーム信号と前記信号再生手段のフレーム信号の位相情
   報とを検出する位相情報検出手段と、 前記信号再生手段から再生した位相情報と前記位相情報
   検出手段で検出した位相情報とを比較し、結果を出力す
   る位相情報比較手段と、 前記位相情報比較手段の出力を平滑化し、前記周波数可
   変発振手段の周波数を制御する平滑手段と、 前記信号再生手段で再生したタイムコードと前記周波数
   可変発振手段の出力であるタイムコードのフレーム信号
   とからタイムコードを出力するタイムコード発生手段と
   、を備えることを特徴とする信号再生装置。