JPH0469684B2 - - Google Patents
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- JPH0469684B2 JPH0469684B2 JP17644887A JP17644887A JPH0469684B2 JP H0469684 B2 JPH0469684 B2 JP H0469684B2 JP 17644887 A JP17644887 A JP 17644887A JP 17644887 A JP17644887 A JP 17644887A JP H0469684 B2 JPH0469684 B2 JP H0469684B2
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Landscapes
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、道路等においてコンクリート製の中
央分離帯を新設又は改修する場合に適用される繊
維補強コンクリート(FRC)版を利用した中央
分離帯の施工方法に関するものである。
央分離帯を新設又は改修する場合に適用される繊
維補強コンクリート(FRC)版を利用した中央
分離帯の施工方法に関するものである。
[従来の技術]
従来、コンクリート製の中央分離帯を施工する
場合には、鋼製もしくは木製の型枠を組んで該型
枠内にコンクリートを打設し、コンクリートが所
要の強度にまで達したならば型枠を解体し撤去す
る作業を繰り返して行く方法が採られている。し
かし、かかる従来の工法では、次のような問題点
が列挙される。
場合には、鋼製もしくは木製の型枠を組んで該型
枠内にコンクリートを打設し、コンクリートが所
要の強度にまで達したならば型枠を解体し撤去す
る作業を繰り返して行く方法が採られている。し
かし、かかる従来の工法では、次のような問題点
が列挙される。
() 施工開始から型枠解体まで工期が長いこ
と。
と。
例えば、既設の道路でスチール製ガードレー
ルからコンクリート製の中央分離帯に改修する
工事を行なう場合などでは、長時間車両の通行
を制限しなければならない不都合を生じる。
ルからコンクリート製の中央分離帯に改修する
工事を行なう場合などでは、長時間車両の通行
を制限しなければならない不都合を生じる。
() 支保工を要すること。
すなわち、型枠を支持するための支保工を別
個に必要とするため作業が煩雑となり、また支
保工の仮設、解体搬出等にも手間が掛るため工
期の延長を来たす。
個に必要とするため作業が煩雑となり、また支
保工の仮設、解体搬出等にも手間が掛るため工
期の延長を来たす。
() 鉄筋のかぶり厚さを正確に調整し難いこ
と。
と。
コンクリート製中央分離帯は比較的薄肉のも
のであり、補強用鉄筋の両側に型枠を配した場
合、従来工法によると該鉄筋が型枠の内面に接
触したり異常接近するのを防ぎ得ず、そのため
分離体の外面に補強用鉄筋が表出等し易い。し
かるに、コンクリート表面に鉄筋が直接露出し
たり、或いはかぶり不足を生じると、その箇所
で鉄筋が発錆し易く、これに伴ない分離体の補
修頻度が増加することになる。
のであり、補強用鉄筋の両側に型枠を配した場
合、従来工法によると該鉄筋が型枠の内面に接
触したり異常接近するのを防ぎ得ず、そのため
分離体の外面に補強用鉄筋が表出等し易い。し
かるに、コンクリート表面に鉄筋が直接露出し
たり、或いはかぶり不足を生じると、その箇所
で鉄筋が発錆し易く、これに伴ない分離体の補
修頻度が増加することになる。
() 分離帯が損傷し易いこと。
例えば、中央分離帯に誤つて車両が衝突した
場合その破片が飛散するなど、既存のコンクリ
ート製のものであると表面が損傷し易く、耐候
性にも欠ける。
場合その破片が飛散するなど、既存のコンクリ
ート製のものであると表面が損傷し易く、耐候
性にも欠ける。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、コンクリート製の中央分離帯を施工
する際における上記の諸問題点に着目し、それら
の欠点等を悉く除去することができる施工方法を
実現しようとするものである。
する際における上記の諸問題点に着目し、それら
の欠点等を悉く除去することができる施工方法を
実現しようとするものである。
すなわち、コンクリート製中央分離帯を新設又
は改修するに当つて、支保工を必要とせず短期の
施工時間で作業が簡便に遂行でき、他方補強用鉄
筋には必要なかぶり厚さを確保することができ、
さらに分離帯表面の強化や耐候性の向上も期待で
きる分離帯施工方法を目的としている。
は改修するに当つて、支保工を必要とせず短期の
施工時間で作業が簡便に遂行でき、他方補強用鉄
筋には必要なかぶり厚さを確保することができ、
さらに分離帯表面の強化や耐候性の向上も期待で
きる分離帯施工方法を目的としている。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、上述の従来工法の問題点を解決して
その目的を達成するために、道路等の床版の中央
分離帯を施工するに際し、以下に分説するような
手段を採用する。
その目的を達成するために、道路等の床版の中央
分離帯を施工するに際し、以下に分説するような
手段を採用する。
まず、道路等の床版上に所要の補強用鉄筋を組
み立てる。
み立てる。
次いで、この補強用鉄筋の両側に型枠を兼ねる
一組の繊維補強コンクリート版を対設する。この
繊維補強コンクリート版は予め所定の型枠形状に
成形してあり、その基端部を各々固定具を介して
前記床版に固着する。
一組の繊維補強コンクリート版を対設する。この
繊維補強コンクリート版は予め所定の型枠形状に
成形してあり、その基端部を各々固定具を介して
前記床版に固着する。
各繊維補強コンクリート版は、その内面に縦横
に補強リブを設けているとともに、内面側もしく
は外面側の所定の位置にそれぞれ組立用金物を埋
着し、さらに一方にセパレータ取付用金物を、他
方にセパレータを通す貫通孔を設けている。そし
て、その組立用金物に前記固定具又は前記補強用
鉄筋を止着し、またセパレータ取付用金物に対向
する貫通孔から両側繊維補強コンクリート版の間
隔を保つセパレータを挿通締結し、これにより繊
維補強コンクリート版同士および各繊維補強コン
クリート版と補強用鉄筋を相互に連係して固定す
るようにしている。
に補強リブを設けているとともに、内面側もしく
は外面側の所定の位置にそれぞれ組立用金物を埋
着し、さらに一方にセパレータ取付用金物を、他
方にセパレータを通す貫通孔を設けている。そし
て、その組立用金物に前記固定具又は前記補強用
鉄筋を止着し、またセパレータ取付用金物に対向
する貫通孔から両側繊維補強コンクリート版の間
隔を保つセパレータを挿通締結し、これにより繊
維補強コンクリート版同士および各繊維補強コン
クリート版と補強用鉄筋を相互に連係して固定す
るようにしている。
しかして、対設する繊維補強コンクリート版
(型枠)の組立が完了したならば、その間にコン
クリートを打設しそのまま作業を終える。つま
り、両側の繊維補強コンクリート版は、打設コン
クリートの養生硬化後において該コンクリートの
表面に一体化され、コンクリート打ち込み後は型
枠の脱型作業等を一切要しない。
(型枠)の組立が完了したならば、その間にコン
クリートを打設しそのまま作業を終える。つま
り、両側の繊維補強コンクリート版は、打設コン
クリートの養生硬化後において該コンクリートの
表面に一体化され、コンクリート打ち込み後は型
枠の脱型作業等を一切要しない。
[作用]
かかる本発明の工法によると、中央分離帯の施
工開始から施工完了するまでの工期が、従来工法
に比較し大幅に短縮されることになる。これは、
その各繊維補強コンクリート版が型枠を兼ねるた
めその間にコンクリートを打ち込むだけで作業を
終了し、その後は直ちに道路を開放することがで
きるためである。そして、繊維補強コンクリート
版はそのまま分離体の外装材を構成するもので、
従来型枠のように別途支保工を設けずとも組立固
定可能なものであるから作業が簡素化でき、同時
に又支保工の仮設、解体撤去の手間を省略できる
分だけ施工時間の短縮を図ることができる。
工開始から施工完了するまでの工期が、従来工法
に比較し大幅に短縮されることになる。これは、
その各繊維補強コンクリート版が型枠を兼ねるた
めその間にコンクリートを打ち込むだけで作業を
終了し、その後は直ちに道路を開放することがで
きるためである。そして、繊維補強コンクリート
版はそのまま分離体の外装材を構成するもので、
従来型枠のように別途支保工を設けずとも組立固
定可能なものであるから作業が簡素化でき、同時
に又支保工の仮設、解体撤去の手間を省略できる
分だけ施工時間の短縮を図ることができる。
また、この方法であると補強用鉄筋のかぶり厚
さを確保し、調整することも容易である。つま
り、補強用鉄筋は少なくともその両側で打設コン
クリートと一体化される繊維補強コンクリート版
の厚さ分だけかぶり厚さが確保される上に、該鉄
筋を予め繊維補強コンクリート版の組立用金物に
止着しておけば所期の状態でコンクリート中に配
筋することができる。
さを確保し、調整することも容易である。つま
り、補強用鉄筋は少なくともその両側で打設コン
クリートと一体化される繊維補強コンクリート版
の厚さ分だけかぶり厚さが確保される上に、該鉄
筋を予め繊維補強コンクリート版の組立用金物に
止着しておけば所期の状態でコンクリート中に配
筋することができる。
さらに、本法で得られる中央分離帯ではコンク
リートの外装材として、それ自身強靭(曲げ強度
250〜350Kgf/cm2)でひび割れに対しても強い
(混入した補強繊維で乾燥ひび割れを微細に分散
する)等の特性を有する繊維補強コンクリート版
がその両側表面に一体化されることになるため、
万一車両の衝突事故等による損傷を受けてもコン
クリートの破片が散乱するといつた事態を生ぜ
ず、また耐候性に優れるため打ち放しコンクリー
トのように表面にひび割れを発生して美観を損な
うこともない。
リートの外装材として、それ自身強靭(曲げ強度
250〜350Kgf/cm2)でひび割れに対しても強い
(混入した補強繊維で乾燥ひび割れを微細に分散
する)等の特性を有する繊維補強コンクリート版
がその両側表面に一体化されることになるため、
万一車両の衝突事故等による損傷を受けてもコン
クリートの破片が散乱するといつた事態を生ぜ
ず、また耐候性に優れるため打ち放しコンクリー
トのように表面にひび割れを発生して美観を損な
うこともない。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
第1図は、一例として道路橋の中央分離帯を既
設のスチール製ガードレールから改修するさいの
施工状態を図示し、この場合必要な部分の地覆コ
ンクリートを撤去し、既設の床版1上に新しいコ
ンクリート製中央分離帯が構築されている。しか
して、本工法によるときは、その床版1に埋め込
まれいる鉄筋2aを利用し、該鉄筋2aに必要と
される鉄筋2bを接続して、床版1上に補強用鉄
筋2を組み立てるようにする。
設のスチール製ガードレールから改修するさいの
施工状態を図示し、この場合必要な部分の地覆コ
ンクリートを撤去し、既設の床版1上に新しいコ
ンクリート製中央分離帯が構築されている。しか
して、本工法によるときは、その床版1に埋め込
まれいる鉄筋2aを利用し、該鉄筋2aに必要と
される鉄筋2bを接続して、床版1上に補強用鉄
筋2を組み立てるようにする。
次いで、前記床版1に組み立てられた前記補強
用鉄筋2を両側から挟むようにして一組の繊維補
強コンクリート版(以下、FRCパネルという)
3A,3Bを所定間隔おいて対設する。この
FRCパネル3A,3Bは、具体的には、耐アル
カリ性ガラス繊維、ビニロン繊維、カーボン繊維
等の補強用繊維を混入したコンクリートを、後述
する所定のパネル形状に成形してなるものであ
る。そして、これらのFRCパネル3A,3Bは、
その基端部3a,3bを床版1に各々固定具を介
し固着し、該床版1上に立設される。より具体的
には、床版1のホールインアンカー11に固定ボ
ルト12を締め込み該床版1上に予め固定用金物
10を敷設しておき、これに対してFRCパネル
3A,3Bを、その基端部3a,3bの外面側で
露出させた後述の組立用金物5に固定ボルト13
を止着して固定するようにしている。
用鉄筋2を両側から挟むようにして一組の繊維補
強コンクリート版(以下、FRCパネルという)
3A,3Bを所定間隔おいて対設する。この
FRCパネル3A,3Bは、具体的には、耐アル
カリ性ガラス繊維、ビニロン繊維、カーボン繊維
等の補強用繊維を混入したコンクリートを、後述
する所定のパネル形状に成形してなるものであ
る。そして、これらのFRCパネル3A,3Bは、
その基端部3a,3bを床版1に各々固定具を介
し固着し、該床版1上に立設される。より具体的
には、床版1のホールインアンカー11に固定ボ
ルト12を締め込み該床版1上に予め固定用金物
10を敷設しておき、これに対してFRCパネル
3A,3Bを、その基端部3a,3bの外面側で
露出させた後述の組立用金物5に固定ボルト13
を止着して固定するようにしている。
なお、第1図に示すように、FRCパネル3A,
3Bを床版1に固定するために、その周辺の地覆
コンクリート部分14を撤去しているが、この部
分14には必要なら固定作業終了後にコンクリー
トを再打設して固定用金物10等を埋めるように
してもよい。
3Bを床版1に固定するために、その周辺の地覆
コンクリート部分14を撤去しているが、この部
分14には必要なら固定作業終了後にコンクリー
トを再打設して固定用金物10等を埋めるように
してもよい。
前記FRCパネル3A,3Bはコンクリート打
設時の側圧に十分耐えるものとすべくその内面
に、第2図に示すように、縦横のリブ4を一体に
設けているとともに、各種の組立用金物5,6と
セパレータ取付用金物7aを所定の部位に予め埋
着している。この場合、これらの金物5,6およ
び7aには、いずれも袋ナツトの類を用いるよう
にしている。このうち、組立用金物5はFRCパ
ネル3A,3Bの基端部3a,3bでその外面側
に開口しており、ここに前記固定用金物10を介
し前記固定ボルト13を止着することにより、ま
ずFRCパネル3A,3Bを床版1に固定せしめ
るために利用される。また、上方の前記組立用金
物6は、前記補強用鉄筋2を溶接などで所々その
内方端に止着するために利用され、FRCパネル
3A,3B内において補強用鉄筋2を位置決め固
定するのに利用される。さらに、前記セパレータ
取付用金物7aは、両側にFRCパネル3A,3
Bを対設するに際し、それらの間隔を所定に保つ
各ロツド状のセパレータ8,9を挿着するために
利用される。
設時の側圧に十分耐えるものとすべくその内面
に、第2図に示すように、縦横のリブ4を一体に
設けているとともに、各種の組立用金物5,6と
セパレータ取付用金物7aを所定の部位に予め埋
着している。この場合、これらの金物5,6およ
び7aには、いずれも袋ナツトの類を用いるよう
にしている。このうち、組立用金物5はFRCパ
ネル3A,3Bの基端部3a,3bでその外面側
に開口しており、ここに前記固定用金物10を介
し前記固定ボルト13を止着することにより、ま
ずFRCパネル3A,3Bを床版1に固定せしめ
るために利用される。また、上方の前記組立用金
物6は、前記補強用鉄筋2を溶接などで所々その
内方端に止着するために利用され、FRCパネル
3A,3B内において補強用鉄筋2を位置決め固
定するのに利用される。さらに、前記セパレータ
取付用金物7aは、両側にFRCパネル3A,3
Bを対設するに際し、それらの間隔を所定に保つ
各ロツド状のセパレータ8,9を挿着するために
利用される。
すなわち、FRCパネル3A,3Bは、予めそ
の片側のFRCパネル3Aの内面に埋着したセパ
レータ取付用金物7aに、各々セパレータ8,9
の一端部を挿着支持させておき、第3図に示すよ
うに、これらセパレータ8,9の多端部を、その
途中に嵌装したコーン8a,9aをパネル内面に
当接せしめるようにして、反対側のFRCパネル
3Bの対向位置に設けた貫通孔7bに挿着させ、
そのセパレータ挿通端に座金7cを介しナツト7
dを締結して組み立てる構造からなつている。
の片側のFRCパネル3Aの内面に埋着したセパ
レータ取付用金物7aに、各々セパレータ8,9
の一端部を挿着支持させておき、第3図に示すよ
うに、これらセパレータ8,9の多端部を、その
途中に嵌装したコーン8a,9aをパネル内面に
当接せしめるようにして、反対側のFRCパネル
3Bの対向位置に設けた貫通孔7bに挿着させ、
そのセパレータ挿通端に座金7cを介しナツト7
dを締結して組み立てる構造からなつている。
以上のようにして構築されたFRCパネル3A,
3Bには、その上方開口端より内部にコンクリー
トが打ち込まれ、このコンクリート打設作業の終
了をもつて施工を完了する。すなわち、打設コン
クリートはFRCパネル3A,3Bの内部で養生、
硬化され、これに外装材を形成する両側のFRC
パネル3A,3Bがそのまま一体化されることに
なり、以後放置したままで複合構造を有したコン
クリート製中央分離帯が完成されることになるの
である。
3Bには、その上方開口端より内部にコンクリー
トが打ち込まれ、このコンクリート打設作業の終
了をもつて施工を完了する。すなわち、打設コン
クリートはFRCパネル3A,3Bの内部で養生、
硬化され、これに外装材を形成する両側のFRC
パネル3A,3Bがそのまま一体化されることに
なり、以後放置したままで複合構造を有したコン
クリート製中央分離帯が完成されることになるの
である。
以上のような工程を経て実施される施工方法に
よれば、既述したような作用に基いて、分離帯を
施工するに際しての工期の短縮化、支保工の不要
に伴なう作業の簡便化、また補強用鉄筋に対する
コンクリートの一定以上のかぶり厚さの確保、さ
らに外装材(FRCパネル3A,3B)によるひ
び割れ防止、耐候性の向上などについての改善効
果を同時に達成することができるものとなる。そ
して、この施工方法では1m2当りの単価は旧来工
法と大差ないものの、耐久性に優れているから補
修費を大幅に削減でき、かかる点よりコスト的に
も有利である。
よれば、既述したような作用に基いて、分離帯を
施工するに際しての工期の短縮化、支保工の不要
に伴なう作業の簡便化、また補強用鉄筋に対する
コンクリートの一定以上のかぶり厚さの確保、さ
らに外装材(FRCパネル3A,3B)によるひ
び割れ防止、耐候性の向上などについての改善効
果を同時に達成することができるものとなる。そ
して、この施工方法では1m2当りの単価は旧来工
法と大差ないものの、耐久性に優れているから補
修費を大幅に削減でき、かかる点よりコスト的に
も有利である。
実施例について詳述した如く、本発明の施工方
法では、中央分離帯の改修又は新設のために要す
る工期が著しく短縮され、コンクリート打設後直
ちに道路を開放できること、つまり車両の通行制
限時間を飛躍的に短くできるのが最大のメリツト
である。
法では、中央分離帯の改修又は新設のために要す
る工期が著しく短縮され、コンクリート打設後直
ちに道路を開放できること、つまり車両の通行制
限時間を飛躍的に短くできるのが最大のメリツト
である。
[発明の効果]
本発明の中央分離帯施工方法は、以上に述べた
ような内容、特性を有するものであつて、工期が
短く車両通行制限の緩和に著効すること、支保工
を要さず施工作業が簡素化されること、補強用鉄
筋に対しコンクリートのかぶり厚を確保できるこ
と、さらに分離帯表面のひび割れ防止、耐候性の
向上等に優れた改善効果が得られるものとなる。
ような内容、特性を有するものであつて、工期が
短く車両通行制限の緩和に著効すること、支保工
を要さず施工作業が簡素化されること、補強用鉄
筋に対しコンクリートのかぶり厚を確保できるこ
と、さらに分離帯表面のひび割れ防止、耐候性の
向上等に優れた改善効果が得られるものとなる。
第1図は本発明の一実施例を示す組立状態での
型枠(FRCパネル)の取付構造を示す断面図で
ある。第2図はその型枠(FRCパネル)を示し、
同図aは平面図、bは測断面図である。第3図は
第1図の要部の拡大断面図である。 1……床版、2……補強用鉄筋、3A,3B…
…繊維補強コンクリート版(FRCパネル)、3
a,3b……基端部、4……補強リブ、5,6…
…組立用金物、7a……セパレータ取付用金物、
7b……貫通孔、7c……座金、7d……ナツ
ト、8,9……セパレータ、10……固定用金
物、11……ホールインアンカー、12,13…
…固定ボルト、14……地覆コンクリート部分。
型枠(FRCパネル)の取付構造を示す断面図で
ある。第2図はその型枠(FRCパネル)を示し、
同図aは平面図、bは測断面図である。第3図は
第1図の要部の拡大断面図である。 1……床版、2……補強用鉄筋、3A,3B…
…繊維補強コンクリート版(FRCパネル)、3
a,3b……基端部、4……補強リブ、5,6…
…組立用金物、7a……セパレータ取付用金物、
7b……貫通孔、7c……座金、7d……ナツ
ト、8,9……セパレータ、10……固定用金
物、11……ホールインアンカー、12,13…
…固定ボルト、14……地覆コンクリート部分。
Claims (1)
- 1 道路等の床版の中央分離帯を施工するに際
し、その床版上に補強用鉄筋を組み立て、該補強
用鉄筋の両側に型枠を兼ねる一組の繊維補強コン
クリート版を、その基端部を各々固定具を介し前
記床版に固着して対設し、しかる後これら繊維補
強コンクリート版の間にコンクリートを打設し
て、該コンクリートと両側の繊維補強コンクリー
ト版とを一体化せしめるようにした中央分離帯の
施工方法であつて、前記繊維補強コンクリート版
の内面に組立用金物をそれぞれ埋着しておき、こ
れら組立用金物に前記固定具又は前記補強用鉄筋
を止着するとともに、前記繊維補強コンクリート
版の一方に埋着したセパレータ取付用金物に、他
方に設けた貫通孔から両側の繊維補強コンクリー
ト版の間隔を保つセパレータを挿通締結して、こ
れら繊維補強コンクリート版および補強用鉄筋を
固定するようにしたことを特徴とする道路等の中
央分離帯施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17644887A JPS6421104A (en) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | Method of executing central reserve to road, etc. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17644887A JPS6421104A (en) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | Method of executing central reserve to road, etc. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421104A JPS6421104A (en) | 1989-01-24 |
JPH0469684B2 true JPH0469684B2 (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=16013883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17644887A Granted JPS6421104A (en) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | Method of executing central reserve to road, etc. |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6421104A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0826522B2 (ja) * | 1992-10-22 | 1996-03-13 | 株式会社新弘 | 縁石用型枠 |
-
1987
- 1987-07-14 JP JP17644887A patent/JPS6421104A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6421104A (en) | 1989-01-24 |
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