JPH046905Y2 - - Google Patents

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JPH046905Y2
JPH046905Y2 JP1986080854U JP8085486U JPH046905Y2 JP H046905 Y2 JPH046905 Y2 JP H046905Y2 JP 1986080854 U JP1986080854 U JP 1986080854U JP 8085486 U JP8085486 U JP 8085486U JP H046905 Y2 JPH046905 Y2 JP H046905Y2
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JP
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matte
sheet
titanium oxide
coated
coating layer
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JP1986080854U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属箔又はシート、特に艶消し金属箔
又はシートに関する。
〔従来の技術〕
従来、艶消し金属箔又はシートを得る方法とし
ては、複数枚の金属箔又はシートを重ね合せて
圧延する所謂重合圧延法、シリカ粉末等を含有
する塗膜剤を塗布する所謂塗膜剤法及びエンボ
ス加工する所謂エンボス処理法が一般に行なわれ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然しながら、の重合圧延法の場合には、そも
そも厚物は実施不能であり、また両面艶消しのも
のを得るためには3枚以上を重ね合せねばならな
いため、自ずと圧延効果が悪くなると共に、工程
数の増加に伴う生産効率の悪化を免れないと云う
欠点があつた。
また、の塗膜剤法の場合には、表面円滑性、
耐熱性及びヒートシール性に劣ると共に、加熱や
ヒートシールの際や時には艶消し加工面へのオー
バーコート、印刷加工、或はセロテープの貼着等
により艶消し加工面が透明になると云う欠点があ
つた。
更に、のエンボス処理法の場合には、そもそ
も特殊用途に限定せられると共に、ピンホールが
生じ易いと云う欠点があつた。
そこで、本考案者は斯かる従来の欠点を解消す
べく鋭意検討を重ねた結果、酸化チタンで被覆し
た鱗片状の雲母を分散含有せしめたラツカーを用
いれば極めて良い結果が得られることを見い出
し、本考案艶消し金属箔又はシートを案出したも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案は金属箔又はシート表面に、
粒子長0.1〜30μmの酸化チタン被覆鱗片状雲母を
1〜30重量%分散含有する厚さ0.5〜10μmのラツ
カー塗膜層を形成せしめたことを特徴とする艶消
し金属箔又はシートである。
本考案に於ける金属としてはアルミニウム、
銅、鉄、亜鉛、錫等何れのものをも使用し得る
が、特にアルミニウムが利用性に優れ有利であ
る。尚、本考案に於いて金属シートとは、金属シ
ートのみならずポリエステルフイルム等の基材に
適宜金属を蒸着せしめた所謂金属蒸着シートをも
包含する。
本考案に用いられる酸化チタン被覆鱗片状雲母
は、周囲が酸化チタンで被覆された鱗片状の雲母
であれば、その製法の如何を問わない。
ここに酸化チタン被覆雲母は鱗片状不定形で、
粒子長0.1〜30μmのものが使用されるが、特に5
〜20μm程度のものが最も効果的である。粒子長
が0.1μm未満の場合には艶消し効果が少なく、他
方粒子長が30μmを越えると粒子が目立ち美しさ
に欠けると共に、表面円滑性及び印刷適性が悪化
する。尚、該鱗片状雲母の粒子厚は薄い程良い結
果を得ることができる。
本考案に用いられるラツカーとしてはその種類
の如何を問わないが、例えば主成分としてはニト
ロセルローズ系樹脂、エポキシ樹脂、塩化−酢酸
ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂
等が挙げられ、適宜耐候性、耐薬品性、耐熱性等
の目的に応じて選定使用される。特に、ラツカー
塗膜層に接着性を付与する場合には、接着特性の
あるラツカー組成とする。
該ラツカー中に分散含有される前記酸化チタン
被覆鱗片状雲母の量は1〜30重量%であるが、特
に3〜8重量%が効果的である。含有量が1重量
%未満の場合には艶消し効果が少なく、他方含有
量が30重量%を越えると色調が悪くなり、表面円
滑性及び印刷適性が悪化すると共にヒートシート
性が劣つてくる。
本考案は斯かるラツカーの塗膜層を金属箔又は
シート表面に形成せしめた艶消し金属箔又はシー
トであるが、該塗膜層の厚さとしては0.5〜10μ
m、特に1〜5μm程度が好適である。
このラツカー塗膜層は目的に応じ金属箔又はシ
ートの片面又は両面に形成される。
〔作用及び効果〕
本考案は以上の如く構成されるものであるか
ら、ラツカー塗膜層の形成された金属箔又はシー
ト表面は美しい色調の艶消し面となる。しかも当
該艶消し面は従来にない表面円滑性を有すると共
に優れた印刷適性を有する。
更に、本考案艶消し金属箔又はシートは酸化チ
タン被覆鱗片状雲母を分散含有するラツカー塗膜
層の存在により、従来に比し優れた耐熱性及びヒ
ートシール性を有するため、加熱やヒートシール
等により、従来の塗膜剤法の如く艶消し面が透明
化したり変色することがなく、しかも極めて優れ
たヒートシール接着性を保持する。
更にまた、本考案艶消し金属箔又はシートは、
食品衛生上からも全く無害で、それ自体としては
もちろん各種材料を塗布又は(及び)ラミネート
した積層材として、包装材、建材、装飾材、レツ
テル、看板、標示板、各種機器等極めて広範囲に
利用し得るものであり、特に両面艶消し材利用分
野たる食品やP.T.P.その他の医薬品の包装並びに
容器材分野に於ては待望の品であつて、最も効果
的に利用し得るものである。
〔実施例〕
以下実施例を示す図面と共に本考案を更に説明
する。
第1図に於て、1はアルミニウム箔(20μm)
で、その上面に酸化チタン被覆鱗片状雲母を分散
含有するラツカー塗膜層2(エポキシ樹脂使用)
を形成すると共に、その下面に酢酸ビニル樹脂層
3(ヒートシール用)を形成して成る艶消しアル
ミニウム箔の例を示す。
第2図に於て、21はアルミニウム箔(15μ
m)で、その上面に酸化チタン被覆鱗片状雲母を
分散含有するラツカー塗膜層22(接着用ウレタ
ン系樹脂使用)を形成すると共に、更にその上面
に透明プラスチツクフイルム23(ポリウレタン
樹脂フイルム使用)を被覆せしめて成る艶消しア
ルミニウム箔の例を示す。
第3図に於て、31はポリエステルフイルム3
3の上面に蒸着形成されたアルミニウム蒸着層
で、その上面に酸化チタン被覆鱗片状雲母を分散
含有するラツカー塗膜層32(ニトロセルロース
系樹脂使用)を形成して成る艶消しアルミニウム
蒸着シートの例を示す。
第4図に於て、41は圧延重合法により得られ
た片面艶消しアルミニウム箔(17μm)で、その
光沢面に酸化チタン被覆鱗片状雲母を分散含有す
るラツカー塗膜層42(ヒートシール用熱可塑性
樹脂使用)を形成した成る艶消しアルミニウム箔
の例を示す。
尚、上記各実施例に於て、酸化チタン被覆鱗片
状雲母の粒子長は5〜20μmのものを用い、その
ラツカー中の含有量は5重量%とした。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の各実施例を示す拡大断面
説明図である。 1,21,41……アルミニウム箔、31……
アルミニウム蒸着層、2,22,32,42……
ラツカー塗膜層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属箔又はシート表面に、粒子長0.1〜30μmの
    酸化チタン被覆鱗片状雲母を1〜30重量%分散含
    有する厚さ0.5〜10μmのラツカー塗膜層を形成せ
    しめたことを特徴とする艶消し金属箔又はシー
    ト。
JP1986080854U 1986-05-28 1986-05-28 Expired JPH046905Y2 (ja)

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JP1986080854U JPH046905Y2 (ja) 1986-05-28 1986-05-28

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JPS62191425U JPS62191425U (ja) 1987-12-05
JPH046905Y2 true JPH046905Y2 (ja) 1992-02-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496534A (en) * 1977-12-27 1979-07-31 Mearl Corp Mica coated with external grade titanium dioxide
JPS5845041B2 (ja) * 1973-04-20 1983-10-06 株式会社日立製作所 プラントの最適化制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845041U (ja) * 1981-09-19 1983-03-26 バンドー化学株式会社 化粧材

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JPS62191425U (ja) 1987-12-05

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