JPH0468834A - インパルス応答の標本値推定方式 - Google Patents

インパルス応答の標本値推定方式

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JPH0468834A
JPH0468834A JP2179152A JP17915290A JPH0468834A JP H0468834 A JPH0468834 A JP H0468834A JP 2179152 A JP2179152 A JP 2179152A JP 17915290 A JP17915290 A JP 17915290A JP H0468834 A JPH0468834 A JP H0468834A
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circuit
value
impulse response
signal
sample value
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JP2179152A
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Norio Ueno
上野 典夫
Yutaka Awata
豊 粟田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Priority to CA002046172A priority patent/CA2046172A1/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0054Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition
    • H04L7/0062Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition detection of error based on data decision error, e.g. Mueller type detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0212Channel estimation of impulse response

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [目 択] 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第8〜15図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段[第1図(a)、(b)]作
 用[第1図(a)、(b)] 実施例 (a)第1実施例の説明(第2〜5図)(b)第2実施
例の説明(第6,7図)発明の効果 [概 要] ディジタル伝送における信号再生時に使用されるインパ
ルス応答の標本値推定方式に関し。
乗算器を用いなくてもインパルス応答の標本値を推定で
きるようにすることを目的とし。
伝送路を通じて送られてきたディジタル信号について波
形等価処理を施す波形等価回路と、波形等価回路からの
信号について所要のタイミングで識別処理を施すことに
よりディジタル再生信号を出力する識別回路とをそなえ
たものにおいて、識別回路の出力信号から得た判定値列
の絶対値の平均値と、識別回路への入力信号から得た標
本値列の絶対値の平均値との比、または識別回路の出力
信号から得たj個の判定値列の絶対値和と、識別回路へ
の入力信号から得たj個の標本値列の絶対値和との比を
、サンプリング標本点におけるインパルス応答の標本値
とするように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、ディジタル伝送における信号再生時に使用さ
れるインパルス応答の標本値推定方式に関する。
一般に、ディジタル伝送中においては信号波形が崩れて
減衰するため、伝送途中で伝送信号について波形成形お
よび波形再生を行なっている。
[従来の技術] 18図は一般的なディジタル伝送における信号再生回路
のブロック図であるが、この第8図において、101は
波形等価回路で、この波形等価回路101は、伝送路(
回線)を通じて送られてきたディジタル信号について波
形等価処理(波形成形処理)を施すものである。
102はタイミング再生回路で、このタイミング再生回
路102は、波形等価回路101の波形成形出力からタ
イミング再生クロックを生成するものである。
103は識別回路で、この識別回路103は、波形等価
回路101からの信号について、タイミング再生回路1
02からのタイミング再生クロックを用いて、所要のタ
イミングで、識別処理を施すことにより、ディジタル再
生信号を出力するものである。
この場合、タイミング再生回路102は例えばAMI波
形成形出力のアイ(eye)を基準にして第9図(a)
に示すようなタイミング再生クロックを作り出し、更に
識別回路103では、上記のタイミング再生クロックの
立ち上がりを識別点として信号のマーク、スペースを検
出することにより。
第9図(b)に示すような再生出力(NRZ出力)を出
すようになっている。
ところで、タイミング再生回路102として、第10図
に示すようなアナログ回路が古くから知られている。こ
の回路では、波形成形された例えばAMI波形の波高値
付近のみを全波整流回路102−1で切り呂し、この全
波整流回路出力[第11図(a)参照]が抵抗Rを通じ
てコイルLとコンデンサCとからなるLCタンク回路1
02−2へ入力される。すると、LCタンク回路102
−2からは第11図(b)に示すような所望のクロック
周波数相当の正弦波が出力され、これがリミッタアンプ
102−3で整形されることにより、第11図(Q)に
示すようなタイミング再生クロックが出力されるように
なっている。
しかしながら、このLCタンク回路を用いたタイミング
再生回路では、大きなコイルがいるほか、AMI信号と
零(スペース)の連続に対しタイミングを保持できない
という不具合がある。
そこで、ディジタルPLL (DPLL)を用いたタイ
ミング再生回路も提案されている。
なお、DPLLは、第12図に示すように、位相比較回
路201.分周回路2022発振回[203をそなえて
構成されたものであるが、この回路では、所要のクロッ
クレート(例えば80KH2)の100倍以上のマスタ
クロック(例えば2Q、48MHz)を分周回路202
で分周して所要のクロックレートの基準信号を得て、こ
れを位相比較回路201にて、入力信号と位相比較して
この比較結果に基づいて、分局回路202における分周
比を微調整している。
第13図は従来のDPLLの原理を応用したタイミング
再生回路のブロック図であるが、この第13図において
、1は波形等価回路で、この波形等価回路1は、伝送路
(回線)を通じて送られてきたディジタル信号について
波形等価処理(波形成形処理)を施すもので5自動利得
制御回路(オートマチックゲインコントローラ二以下、
AGCという)11と判定帰還型等価回路12等をそな
えて構成されている。
ここで、AGCIIは、入力信号についてのゲインが所
定値となるように自動制御するもので。
判定帰還型等価回路12は、後述の識別回路3の入出力
に基づいてAGCIIの出力に補正を加えるものである
2はタイミング再生回路で、このタイミング再生@路2
は、波形等価回路1の波形成形出力C等化出力)からタ
イミング再生クロックを生成するもので、標本値推定式
評価部21.制御部22゜分周器232発振器24をそ
なえて構成されている。
ここで、標本値推定式評価部21は、入力信号の中に含
まれる孤立パルスに対するインパルス応答波形を推定し
、それらの位相情報を抽出して検出するもので、インパ
ルス応答hnは次のようにして推定される。
すなわち、入力信号の標本値列をfn、入力信号の判定
値列をa n−1とすると、 fn=Σ (an−k −hk)”(1)k=0 であるから、 a n−1・f n= a n−1・Σ(a n−に−
h k)k=0 = a n−卜a n0h O+a n−1+a n−
1°h1+”・+ an−1・a、・hn ・・(2) ここで、an−1−fnの平均値E[an−1・fn]
を求めると、上記(2)式の第2項のa n−1・a 
n−1・hlに対し、次項以下は正負ランダムにに生じ
る小さな値であるから、各々の平均をとると、零に収束
する。したがって、 E[anj  ・ fn]=E[an−12・ hlコ
=hl・E[an−121”(3) となる。したがって、hlは hl=E[an−1・ fn]/E[an−12コ  
−(4)となり、これにより標本点におけるインパルス
応答の標本値列の第1標本値h1を推定することができ
る。
そして、しきい値hthを設定し、hlとの差を計算し
、hlが小さければ、標本点を遅らせ、hlが大きけれ
ば、標本点を進める制御により、常に標本点をインパル
ス応答の主応答の左肩(第15図参照)に設定できるよ
うになっている。
すなわち、第15図の例では、しきい値hthを1に設
定し、hlが小さければ、標本点を右側へ制御し、hl
が大きければ、標本点を左側へ制御することにより、常
に標本点をインパルス応答の主応答の左肩に設定できる
ようになっている。
ところで、標本値推定式評価部21は、上記のような演
算を行なうために第14図のようなブロック構成となっ
ている。すなわち、この標本値推定式評価部21は、第
14図に示すように、乗算器21−1.21−2.スイ
ッチ21−3〜21−5.加算器21’−6,遅延部2
1−7.レジスタ21−8.21−9.比較器21−1
0.制御部21−11をそなえて構成されている。
ここで1乗算器21−1は、等値出力列fnと判定値列
a n−1との積f n−a n−1を求めるもので、
乗算器21−2は、判定値列a n−1の自乗a n−
1”を求めるものである。
スイッチ21−3は相互に開閉動作が逆の2つのスイッ
チ2l−3a、2l−3bをそなえでおり、一方のスイ
ッチ2l−3aは乗算器21−1からの出力f n−a
 n−1の通過を制御し、他方のスイッチ2l−3bは
乗算器21−2からの出力anJ”の通過を制御する。
スイッチ21−4.21−5はレジスタ21−8.21
−9への演算値の入出力制御に用いられ。
それぞれ相互に開閉動作が逆となっている。なお、スイ
ッチ21−4.21−5はそれぞれ相互に開閉動作が同
じ2つのスイッチ2l−4a、2l−4b :’2l−
5a、2l−5bをそなえて構成されている。また、ス
イッチ21−3 ’aとスイッチ21−4とが同じ開閉
動作をし、スイッチ2l−3bとスイッチ21−5とが
同じ開閉動作をするようになっている。
加算器21−6は、n−1番目の計算値とn−2番目の
計算値とを加算するもので、遅延部21−7は、加算器
21−6からの出力について所定時間遅延させるもので
ある。
レジスタ21−8はE[an−1・fn]を記憶してお
くもので、レジスタ21−8はE[anj”]を記憶し
ておくものである。
比較器21−10は、各レジスタ21−8.21−9の
出力E[anJ・fn]、E[an−12]を比較する
ものである。これから、この回路は上記のしきい値ht
hを1に設定したものであることがわかる。
制御部21−11は、比較器21−11による比較タイ
ミングを制御したり、レジスタ21−8゜21−9のク
リアを制御したり、スイッチ21−3〜21−5を制御
したりするものである。
したがって、この第14図に示す回路によれば。
乗算器21−1で、等値出力列fnと判定値anJとの
積f n−a n−1が求められるとともに、乗算器2
1−2で、判定値列anJの自乗a n−1”が求めら
れるが、このときスイッチ2l−3a、2l−4a、2
l−4bがまず閉じられる。すると、加算器21−6な
どによりf n−a n−1の平均演算のための更新値
がレジスタ21−8に記憶される。
つぎに、スイッチ2l−3b、2l−5a、2l−5b
が閉じられると、加算器21−6などによりanJ”の
平均演算のための更新値がレジスタ21−9に記憶され
る。
そして、その後は、制御部21−11からの制御信号に
より、比較器21−10で1両レジスタ21−21−8
.21−9の出力E[an−1fn]。
E[and”]が比較され、いずれが大きいか(または
小さいか)という情報が出力きれるようになっている。
なお、上記比較器21−10での比較時に、レジスタ2
1−8.21−9の記憶内容がクリアされる。
ところで、第13図に示す制御部22は、標本値推定式
評価部21からのインパルス応答波形の推定値のしきい
値との比較出力に基づき、分局器23の分局比を調節す
るための制御信号を出すものである。
分局器23は1発振器24からのマスタクロックを分周
するもので、制御部22からの制御信号によって分局比
が制御されるようになっている。
なお、この分局器23の出力がタイミング再生クロック
として識別回路3へ入力されるが、その他この分周器2
3の出力は、AGCII、判定帰還型等価回路12.標
本値推定式評価部21へも供給されている。
ところで、第13図に示す3は識別回路で、この識別回
路3は、波形等価回路1からの信号について、タイミン
グ再生回路2からのタイミング再生クロックを用いて、
所要のタイミングで、識別処理を施すことにより、ディ
ジタル再生信号を出力するものである。
このような構成により、入力信号が波形等価回路1で波
形成形されて等化波形出力として、識別回路3へ入力さ
れる。このとき、タイミング再生回路2は、上記波形成
形出力からインパルス応答波形を類推して、これと基準
値(しきい値)との比較結果に基づいて分局比を調節し
、このようにして得られた分周器出力をタイミング再生
クロックとして識別回路3へ供給する。そして、識別回
路3では、上記のタイミング再生クロックの立ち上がり
を識別点として信号のマーク、スペースを検呂すること
により再生出力を呂す。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の手段では、インパルス
応答の標本値を推定するために、anu・fn、 an
−1”の乗算を実行しなければならない。
今日、再生中継機能等はワンチップのVLSIの中に実
現できるが、乗算器を実現するには、16ビツト×16
ビツト規模のものを使用した場合でも、数千ゲートにも
及ぶ大きな回路が必要になるという問題点がある。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、乗
算器を用いなくてもインパルス応答の標本値を推定でき
るようにした。インパルス応答の標本値推定方式を提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 第1図(a)は本発明の原理ブロック図である。
この第1図(a)において、10は波形等価回路で、こ
の波形等価回路10は、伝送路を通じて送られてきたデ
ィジタル信号について波形等価処理を施すものである。
20はタイミング再生回路で、このタイミング再生回路
20は、波形等価回路10の波形成形出力(等化出力)
からタイミング再生クロックを生成するものであるが、
後述の識別回路30の出力信号から得た判定値列の絶対
値の平均値と、識別回路30への入力信号から得た標本
値列の絶対値の平均値との比を、サンプリング標本点に
おけるインパルス応答の標本値とするか、識別回路30
の出力信号から得たj(自然数)個の判定値列の絶対値
和と、識別回路30への入力信号から得たj個の標本値
列の絶対値和との比を、サンプリング標本点におけるイ
ンパルス応答の標本値として。
このインパルス応答の標本値と所定の基準値とを比較し
、この比較結果に応じて、識別回路30にて行なわれる
識別処理のためのタイミングを制御するものである。
このとき、インパルス応答の標本値が所定の基準値より
も大きければ、サンプリング標本点を早め、インパルス
応答の標本値が該所定の基準値よりも小さければ、サン
プリング標本点を遅らせることにより、識別回路30に
て行なわれる識別処理のためのタイミングを制御するよ
うになっている。
30は識別回路で、この識別回路30は、波形等価回路
10からの信号についてタイミング再生回路20からの
信号に基づく所要のタイミングで識別処理を施すことに
よりディジタル再生信号を出力するものである。
第1図(b)は本発明の他の態様を示す原理ブロック図
であるに の第1図(b)において、10は伝送路を通じて送られ
てきたディジタル信号について波形等価処理を施す波形
等価回路であり、30は波形等価回路10からの信号に
ついて所要のタイミングで識別処理を施すことによりデ
ィジタル再生信号を出力する識別回路である。
40はゲイン制御回路で、このゲイン制御回路40は、
波形等価回路10のゲインを制御するものであるが、更
には識別回路30の出力信号から得た判定値列の絶対値
の平均値と、識別回路30への入力信号から得た標本値
列の絶対値の平均値との比を、サンプリング標本点にお
けるインパルス応答の標本値とするか、識別回路30の
出力信号から得たj個の判定値列の絶対値和と、識別回
路30への入力信号から得たj個の標本値列の絶対値和
との比を、サンプリング標本点におけるインパルス応答
の標本値として、このインパルス応答の標本値と所定の
基準値とを比較し、この比較結果に応じて、波形等価回
路10にて行なわれる波形等価処理のためのゲイン制御
を施すものである。
このとき、インパルス応答の標本値が所定の基準値より
も大きければ、波形等価回路10でのゲインを下げ、イ
ンパルス応答の標本値が所定の基準値よりも小さければ
、波形等価回路10でのゲインを上げるよう、波形等価
回路10でのゲインを制御するようになっている。
[作 用] 上述の第1図(a)に示す発明では、波形等価回路10
で、伝送路を通じて送られてきたディジタル信号につい
て波形等価処理が施され、更に識別回路30にて、波形
等価回路10からの信号についてタイミング再生回路2
0からの信号に基づく所要のタイミングで識別処理を施
すことによりディジタル再生信号が出力されるが、この
タイミング再生回路20においては、識別回路30の出
力信号から得た判定値列の絶対値の平均値と、識別回路
30への入力信号から得た″標本値列の絶対値の平均値
との比を、サンプリング標本点におけるインパルス応答
の標本値とするか、識別回路30の出力信号から得たj
個の判定値列の絶対値和と、識別回路30への入力信号
から得たj個の標本値列の絶対値和との比を、サンプリ
ング標本点におけるインパルス応答の標本値として、こ
のインパルス応答の標本値と所定の基準値とを比較し。
この比較結果に応じて、識別回路30にて行なわれる識
別処理のためのタイミングを制御する。
さらにこのとき、インパルス応答の標本値が所定の基準
値よりも大きければ、サンプリング標本点を早め、イン
パルス応答の標本値が所定の基準値よりも小さければ、
サンプリング標本゛点を遅らせることにより、識別回路
30にて行なわれる識別処理のためのタイミングが制゛
御される。
また、第1図(b)に示す発明では、゛波形等価回路1
0で、伝送路を通じて送ら−れてきたディジタル信号に
ついて波形等価処理が施され、識別・回路30で、波形
等価回路10からの信号について所要のタイミングで識
別処理を施すことによりディジタル再生信号が出力され
る。
ところで、ゲイン制御回路40において、波形等価回路
10のゲインが制御されるが、この場合、識別回路30
の出力信号から得た判定値列の絶対値の平均値と、識別
回路30への入力信号から得た標本値列の絶対値の平均
値との比を、サンプリング標本点におけるインパルス応
答の標本値とするか、識別回路30の出力信号から得た
j個の判定値列の絶対値和と、識別回路30への入力信
号から得たj個の標本値列の絶対値和との比を、サンプ
リング標本点におけるインパルス応答の・標本値として
、このインパルス応答の標本値と所定の基準値とを比較
し、この比較結果に応じて、波形等価回路10にて行な
われる波形等価処理のためのゲイン制御が施される。
さらにこのとき、インパルス応答の標本値が所定の基準
値よりも大きければ、波形等価回路10でのゲインを下
げ、インパルス応答の標本値が所定め゛基準値よりも小
さければ、波形等価回路10でのゲインを上げるよう、
波形等価回路10でのゲインが制−御される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
(a)第1実施例の説明 第2図は本発明の第1実施例を示すブロック図で、この
第2図に示す信号再生回路は、波形等価回路1.タイミ
ング再生回路2.識別回路3をそなえて構成されている
ここで、波形等価回j!1は、伝送路(回りを通じて送
られてきたディジタル信号について波形等価処理(波形
成形処理)を施すもので、入力信号についてのゲインが
所定値となるように自動制御するAGCIIと、識別回
路3の入呂力に基づいてAGCIIの出力に補正を加え
る判定帰還型等価回路12等をそなえて構成されている
タイミング再生回路2は、波形等価回路1の波形成形出
力(等化出力)からタイミング再生クロックを生成する
もので、標本値推定式評価部21゜制御部222分局器
232発振器24をそなえて構成されている。
ここで、標本値推定式評価部21は、入力信号の中に含
まれる孤立パルスに対するインパルス応答波形を推定し
、それらの位相情報を抽呂して検出するもので、インパ
ルス応答hnは次のようにして推定される。
すなわち、入力信号の標本値列をfn、入力信号の判定
値列をa n−1とすると、前記(1)式から、 fn=Σ (anJ−hk) k=0 であるから。
= al・hO+aO・h1+・・・ 十 a2・hO+al・hl+aO・h2+−−−十a
3・ho+a2・hl+al・h2+”・+・・・・ ・・(5) となる。
ここで、上式中の各絶対値の中の極性はインパルス応答
のピーク値に近い標本点で支配的に決まる。特に、判定
帰還が働き始めると、決定的に各絶対値の中の極性はイ
ンパルス応答のピーク値に近い標本点で決まる。例えば
上記(5)式においで、第2項がピーク値に近いとすれ
ば、Σ l  fnl”   a(l  hll+al
n=1 + I  al・ hl l+ct2+ +  H+コ すなわち、 =E [1fnl] /E [1an−11]・・(6
) ここで、Σαn=(±) (a l−h O+ a −
1・h2+ ”)(±) (a 2・h O+a 0−
h2+−)(±)(a3・ho+al・h2+”)(±
)・ ・・(7) なお、(±)は正負ランダムであることを表す。
したがって、上記のΣαn中の各項は正負ランダムであ
り、またインパルス応答の標本点ho、h2、h3.・
・はhlに対し小さな値である。このため、平均的には
、800手0となるから、(6)式はn=1 ・・・(9) となり、これにより標本点におけるインパルス応答の標
本値列の第1標本値h1をfnとa n−1との絶対値
和により、推定することができる6なお、Eは平均を意
味し、更に上記のjは自然数で、例えばjとしては64
とが128程度の数が選ばれる。
このようにして、識別回路3の出方信号がら得た判定値
列a n−1の絶対値の平均値E[1an−11]と、
ll別回路3への入力信号から得た標本値列fnの絶対
値の平均値E[1fnl]との比または識別回路の出方
信号から得たj(自然数)個の判、1 となる。
絶対値和をΣJan−11jと書く)と、識別回路への
入力信号から得たj個の標本値列fnの絶対値j と書く)との比を、サンプリング標本点におけるインパ
ルス応答の標本値にできることがわかる。
そして、しきい値hthを設定し、hlとの差を計算し
、hlが小さければ、標本点を遅らせ、hlが大きけれ
ば、標本点を進める制御により、常に標本点をインパル
ス応答の主応答の左肩[第5図(a)参照]に設定でき
るようになっている。
すなわち、第5図(a)の例では、しきい値hthを1
に設定し、hlが小さければ、標本点を右側へ制御し、
hlが大きければ、標本点を左側へ制御することにより
、常に標本点をインパルス応答の主応答の左肩に設定で
きるようになっている。
なお、インパルス応答の標本点の一例を示すと、第5図
(b)のようになる。
ところで、標本値推定式評価部21は、上記のような演
算を行なうために第3図のようなブロック構成となって
いる。すなわち、標本値推定式評価部21は、第3図に
示すように、絶対値演算回路21−12.スイッチ21
−3〜21−5.加算器21−6.遅延部21−7.レ
ジスタ21−8.21−−9.比較器21−10.制御
部21−11をそなえて構成されている。
かかる構成から、本実施例にかかる標本値推定式評価部
21は、従来の標本値推定式評価部21(第14図参照
)と比較して、スイッチ21−3〜21−5.加算器2
1−6.遅延部21−7゜レジスタ21−8.21−9
.比較器21−10゜制御部21−11については共通
ではあるが、従来のものに比べ、乗算器がない代わりに
、絶対値演算回路21−12が追加されていることがわ
かる。
したがって、本実施例では、スイッチ21−3〜21−
5.加算器21−6.遅延部21−7゜レジスタ21−
8.21−9.比較器21−10゜制御部21−11に
ついては、必要に応じてその説明を省略し、絶対値演算
回路21−12については更に詳しく説明する。
絶対値演算回路21−12は、第4図に示すように、セ
レクタ21−121.NOTゲート21−122.加算
器21−123をそなえている。
たとえば16ビツトデータが入力されるとすると。
この場合は、16ビツトのうちのMSBが正負を表すビ
ット(Oが正、1が負)であるので、このMSB情報を
セレクタ21−121の切替信号として使用している。
すなわち、データが正である場合(M S B = O
の場合)は、セレクタ21−121のa側が選択されて
、データがセレクタ21−121をそのままスルーする
が、データが負である場合(MSB=1の場合)は、セ
レクタ21−121のb側が選択されて、データはNO
Tゲート21−122で反転されてから、加算器21−
123で+1されたもの(このようにすることにより2
進信号の絶対値がとられたことになる)がセレクタ21
−121から出力されるのである。
なお、実際はセレクタ21−121.NOTゲート21
−122.加算器21−123が15ビツト分だけ設け
られていることはいうまでもない。
ところで、第3図に示すレジスタ21−8は。
標本値列の絶対値の平均値Elfnlまたはj個の標本
値列の絶対値和Σ1fnljを記憶しておくもので、レ
ジスタ21−8は1判定値列の絶対値の平均値E l 
an−1lまたはj個の判定値列の絶対値和Σtan−
INを記憶しておくものである。
比較器21−10は、各レジスタ21−8.21−9の
出力Elfnl(または1fnlj)tElan−II
(またはΣl an−11j)を比較するものである。
これから、この回路は上記のしきい値hthを1に設定
したものであることがわかる。
制御部21−11は、比較器21−11による比較タイ
ミングを制御したり、レジスタ21−8゜21−9のク
リアを制御したり、スイッチ21−3〜21−5を制御
したりするものである。
したがって、この第3図に示す回路によれば、例えばス
イッチ2l−3a、2l−4a、2l−4bがまず閉じ
られると、絶対値演算回路21−12で、等価出力列f
nについてその絶対値が演算されて、加算器21−6な
どによりE l fnlまたはΣ1fnNのための更新
値がレジスタ21−8に記憶される。
つぎに、スイッチ21−3 b 、 21−5 a 、
 2l−5bが閉じられると、絶対値演算回路21−1
2で、判定値列a n−1についてその絶対値が演算さ
れて、加算器21−6などにより Elan−11またはΣJan−11jのための更新値
がレジスタ21−9に記憶される。
そして、その後は、制御部21−11からの制御信号に
より、比較器21−10で、両レジスタ21−21−8
.21−9の出力Elfnl(またはl fnN)、 
E I an−11(またはΣ! an−11j)が比
較され、いずれが大きいか(または小さいか)という情
報が出力されるようになっている。
なお、上記比較器21.−10での比較と同時に。
レジスタ21−8.21−9の記憶内容をクリアする。
また、第2図に示す制御部22は、標本値推定式評価部
21からのインパルス応答波形の推定値のしきい値との
比較出力に基づき、分局器23の分局比を調節するため
の制御信号を出すもので、分周器23は1発振器24か
らのマスタクロックを分周するもので、制御部22から
の制御信号によって分局比が制御されるようになってい
る点および分局器23の出力がタイミング再生クロック
として識別回路3へ入力される他、分局器23の出力が
、AGCII、判定帰還型等価回路12゜標本値推定式
評価部21へも供給されている点は第14図に示す従来
のものと同じである。
このような構成により、入力信号が波形等価回路1で波
形成形されて等化波形出力として、識別回路3へ入力さ
れる。このとき、タイミング再生回路2は、識別回路3
の出力信号から得た判定値列a n−1の絶対値の平均
値E[Ian−II]と、識別回路3への入力信号から
得た標本値列fnの絶対値の平均値E[1fnl]との
比または識別回路の出力信号から得たj個の判定値列a
 n−1の絶対値和Σ1anjljと、識別回路3への
入力信号から得たj個の標本値列fnの絶対値和ΣI 
fnNとの比を、サンプリング標本点におけるインパル
ス応答の標本値として、これと基準値(しきい値)との
比較結果に基づき分局比を調節し、このようにして得ら
れた分局器呂力をタイミング再生クロックとして識別回
路3へ供給する。
そして、識別回路3では、上記のタイミング再生クロッ
クの立ち上がりを識別点として信号のマーク、スペース
を検出することにより再生出力を出すのである。
このようにして1本インパルス応答の標本値推定方式を
用いると1乗算を用いないため、回路の大幅な削減が可
能となるほか、専用ハード化が容易となって、更にはD
SP (ディジタルシグナルプロセッサ)を用いなけれ
ばならないというような機能実現方法に拘束されること
もない。
また、DSP等乗算器を他の処理と併用するシステムの
中でも、処理を簡素化できるものである。
なお、しきい値hthは1でなくてもよい。
(b)第2実施例の説明 さて、本発明の第2実施例は次のようなものである。す
なわち、前述のようなタイミング抽出法のほかに、イン
パルス応答の零からの立ち上がりを検出して、その点を
常に零に制御するプレカーソル法が良く知られているが
、この第2実施例は。
かかるプレカーソル法によるタイミング抽出法を採用し
た場合において、本インパルス応答の標本値推定方式を
回線等価レベルの推定に用いたものである。
第6図は本発明の第2実施例を示すブロック図であるが
、この第6図に示す回路は、波形等価回路1.識別回路
(判定器)3.評価回路4をそなえて構成されている。
ここで、この波形等価回路1は、伝送路(回線)を通じ
て送られてきたディジタル信号についてゲインを自動制
御することにより波形等価処理(波形成形処理)を施す
ものであり、このために入力信号についてのゲインが所
定値となるように自動制御するAGCIIと、識別回路
3の入出力に基づいてAGCIIの出力に補正を加える
判定帰還型等価回路12等をそなえて構成されている。
そして、AGCllは、後述の如く、評価回路4からの
制御信号によりゲインが制御されるようになっている。
・なお、判定帰還型等価回路12についてはそのブロッ
ク構成が図中に描かれているが、その構成は公知のもの
であるので、その説明は省略する。
さらに、識別回路3は、波形等価回路1からの信号につ
いて、プレカーソル法によって決まる所要のタイミング
で、識別処理を施すことにより。
ディジタル再生信号を出力するものである。
ところで、ゲイン制御回路としての評価回路4の構成は
、第3図に示した標本値推定式評価部の構成とほぼ同じ
である。
すなわち、この評価回路4では、識別回路3の出力信号
から得た判定値列andの絶対値の平均値E[Ian−
1f]と、識別回路3への入力信号から得た標本値列f
nの絶対値の平均値E[1fnl]との比または識別回
路3の出力信号から得たj個の判定値列andの絶対値
和ΣJan〜INと、識別回路3への入力信号から得た
j個の標本値列fnの絶対値和ΣI fnNとの比を、
サンプリング標本点におけるインパルス応答の標本値h
1として推定するが、このインパルス応答の標本値h1
が所定の基準値(参照値:例えば1;第7図参照)より
も大きければ、波形等価回路1におけるAGCIIでの
ゲインを下げ、インパルス応答の標本値h1が上記所定
の基準値よりも小さければ、AGCllでのゲインを上
げるよう、波形等価回路1におけるAGCIIでのゲイ
ンを制御するのである。
なお、プレカーソル法を採用しているので、上記のhl
は常にピークとなっている。このため、hlと上記の参
照値との比較が意味を持つのである。
このようにしても、インパルス応答の標本値推定に際し
1乗算を用いないため、回路の大幅な削減が可能となる
ほか、専用ハード化が容易となって、更にはDSPを用
いなければならないというような機能実現方法に拘束さ
れることもなく、また更にDSP等乗等量算器の処理と
併用するシステムの中でも、処理を簡素化できるもので
ある。
なお、この実施例においても、しきい値hthは1に限
定されるものではない。
[発明の効果コ 以上詳述したように、本発明のインパルス応答の標本値
推定方式によれば、インパルス応答の標本値推定に際し
、乗算を用いないため、回路の大幅な削減が可能となる
ほか、専用ハード化が容易となって、DSPを用いなけ
ればならないというような機能実現方法に拘束されるこ
ともなく、更にはDSP等乗等量算器の処理と併用する
システムの中でも、処理を簡素化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)はいずれも本発明の原理ブロック
図、 第2図は本発明の第1実施例を示すブロック図。 第3図は標本値推定式評価部のブロック図、第4図は絶
対値演算回路のブロック図、第5図(a)は本発明の第
1実施例の作用説明図。 第5図(b)はインパルス応答の一例を示す図、第6図
は本発明の第2実施例を示すブロック図、第7図は本発
明の第2実施例の作用説明図、第8図は信号再生回路の
ブロック図、 第9図は信号再生回路の各所波形図、 第10図は従来のアナログ式タイミング再生回路の電気
回路図、 第11図は従来のアナログ式タイミング再生回路の各所
波形図。 第12図はDPLLの原理を説明するブロック図、 第13図は従来例を示すブロック図、 第14図は従来の標本値推定式評価部のブロック図、 第15図は従来例の作用説明図である。 図において、 lは波形等価回路、 2はタイミング再生回路、 3は識別回路。 4は評価回路、 10は波形等価回路、 11はAGCl 12は判定帰還型等価回路、 20はタイミング再生回路、 21は標本値推定式評価部、 21−1.21−2は乗算器、 21−3〜21−5はスイッチ、 21−6は加算器、 21−7は遅延部、 21−8.21−9はレジスタ、 21−10は比較器、 21−11は制御部、 21−12は絶対値演算回路、 21−121はセレクタ、 21−122はNOTゲート、 21−123は加算器、 22は制御部、 図(,4芒帆自庁、王で)旧ンワ目 al 第1図 」(溌日F4め2夙帆理70.グロ bl 第1図 23は分局器。 24は発振器、 101は波形等価回路、 102はタイミング再生回路、 102−1は全波整流回路、 102−2はLCメタ2回路、 102−3はリミッタアンプ、 103は識別回路、 201は位相比較回路。 202は分周回路、 203は発振回路である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)伝送路を通じて送られてきたディジタル信号につ
    いて波形等価処理を施す波形等価回路(10)と、 該波形等価回路(10)からの信号について所要のタイ
    ミングで識別処理を施すことによりディジタル再生信号
    を出力する識別回路(30)とをそなえたものにおいて
    、 該識別回路(30)の出力信号から得た判定値列の絶対
    値の平均値と、該識別回路(30)への入力信号から得
    た標本値列の絶対値の平均値との比を、サンプリング標
    本点におけるインパルス応答の標本値とすることを 特徴とする、インパルス応答の標本値推定方式。
  2. (2)伝送路を通じて送られてきたディジタル信号につ
    いて波形等価処理を施す波形等価回路(10)と、 該波形等価回路(10)からの信号について所要のタイ
    ミングで識別処理を施すことによりディジタル再生信号
    を出力する識別回路(30)とをそなえたものにおいて
    、 該識別回路(30)の出力信号から得たj個の判定値列
    の絶対値和と、該識別回路(30)への入力信号から得
    たj個の標本値列の絶対値和との比を、サンプリング標
    本点におけるインパルス応答の標本値とすることを 特徴とする、インパルス応答の標本値推定方式。
  3. (3)該インパルス応答の標本値と所定の基準値とを比
    較し、この比較結果に応じて、該識別回路(30)にて
    行なわれる識別処理のためのタイミングを制御すること
    を特徴とする、請求項1または請求項2記載のインパル
    ス応答の標本値推定方式。
  4. (4)該インパルス応答の標本値が該所定の基準値より
    も大きければ、該サンプリング標本点を早め、該インパ
    ルス応答の標本値が該所定の基準値よりも小さければ、
    該サンプリング標本点を遅らせることにより、該識別回
    路(30)にて行なわれる識別処理のためのタイミング
    を制御することを特徴とする、請求項3記載のインパル
    ス応答の標本値推定方式。
  5. (5)該インパルス応答の標本値と所定の基準値とを比
    較し、この比較結果に応じて、該波形等価回路(10)
    にて行なわれる波形等価処理のためのゲイン制御を施す
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2記載のイン
    パルス応答の標本値推定方式。
  6. (6)該インパルス応答の標本値が該所定の基準値より
    も大きければ、該波形等価回路(10)でのゲインを下
    げ、該インパルス応答の標本値が該所定の基準値よりも
    小さければ、該波形等価回路(10)でのゲインを上げ
    るよう、該波形等価回路(10)でのゲインを制御する
    ことを特徴とする、請求項5記載のインパルス応答の標
    本値推定方式。
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