JPH06188748A - 適応ビテルビ検出器 - Google Patents

適応ビテルビ検出器

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JPH06188748A
JPH06188748A JP5162750A JP16275093A JPH06188748A JP H06188748 A JPH06188748 A JP H06188748A JP 5162750 A JP5162750 A JP 5162750A JP 16275093 A JP16275093 A JP 16275093A JP H06188748 A JPH06188748 A JP H06188748A
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JP
Japan
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signal
input
detection signal
channel
output
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Application number
JP5162750A
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English (en)
Inventor
Johannes W M Bergmans
ヴィルヘルムス マリア ベルグマンズ ヨハネス
Kevin D Fisher
ディーン フィッシャー ケヴィン
Ho W Wong-Lam
ワイ ウォン−ラム ホー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Filing date
Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/65Purpose and implementation aspects
    • H03M13/6502Reduction of hardware complexity or efficient processing
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/37Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
    • H03M13/39Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes
    • H03M13/41Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using the Viterbi algorithm or Viterbi processors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は二つ以上の残存が更新されず、メモ
リ長さ1を有するチャンネルのためのビテルビ検出器を
提供することを目的とする。従来技術のこのタイプのビ
テルビ検出器において、新規の差距離は以前の差距離か
らの飽和関数により抽出される。もしチャンネル変数が
差距離の計算のために仮定される値から異なる場合、従
来技術による検出器の性能は急速に低下してしまう。 【構成】 本発明による検出器において、新規の差距離
は、以前の差距離の飽和関数とチャンネル変数の差のた
めの尺度である補正信号との組み合わせから抽出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記号間隔データ記号を
チャンネルの入力部に供給するためのデータ発信機とチ
ャンネルの出力信号から検出信号を抽出するための手段
及び残存の確率差のための尺度である差距離の値に基づ
いて二つの候補データ・シーケンス(残存)をリカーシ
ブに更新することにより該検出信号により搬送されるデ
ータ記号の最も近似したシーケンスを該検出信号から抽
出するための手段を有する受信機とよりなり、検出手段
は差距離を更新するための適応手段を更に有しており、
新規の差距離は以前の差距離の飽和関数に依存してお
り、縦座標値間隔のための飽和関数は恒等関数に等しい
送信システムに関する。
【0002】また、本発明はこのタイプの装置に使用さ
れる受信機に関する。
【0003】
【従来の技術】前述の送信システム及びこのシステムの
ための受信機は、1986年5月のIEEEトランスア
クションズ・オン・コミュニケーションズ,COM−3
4冊,第5巻,のR.G.Wood及びD.A.Pet
ersonによる「磁気記録チャンネルのクラスIV部
分的応答のビテルビ検出」により知られている。
【0004】このタイプの送信システムは、例えば公衆
電話回線網を通じてデータ信号を送信したり磁気テープ
或いはディスクからのデータ信号を再構成するために使
用されてもよい。データ記号が夫々送信媒体を介して送
信されたり又は記録媒体に格納されたりする時、夫々送
信されたり記録されたりするデータ記号は夫々送信媒体
又は記録媒体に連続的に供給されるアナログパルスに変
換される。
【0005】一般的に、アナログパルスは時間的に重な
り合わない。もし媒体が限られた帯域幅を有するとき、
パルスは重なり合い始め、多くの場合受信された検出信
号の値が所定の瞬間における単一のデータ記号に依存す
るだけではなく時間的に隣接するデータ記号にも依存す
るということになるであろう。この効果は中間記号干渉
と称される。
【0006】中間記号干渉は媒体の限られた帯域幅によ
り生じるだけではなく、送信又は記録されるアナログパ
ルスの周波数スペクトルに所望の形を与えるために使用
される発信機側の帯域幅限定フィルタの使用によっても
生じる。中間記号干渉の存在はしばしばビット・エラー
・レートを強調することとなる。中間記号干渉の影響を
(実質的に)完全に除外する適当な受信機は、送信され
たデータ記号の可能性のあるシーケンスを決定し、また
データ記号の関連するシーケンスがノイズの無いチャン
ネルを通して送信された時に受信される関連した検出信
号を決定する。そのように得られた全ての検出信号を現
在の検出信号と比較することにより、送信されたデータ
記号の最もありそうなシーケンスが決定される。しか
し、そのような受信機は実際的ではない大きなコンピュ
ータと記憶容量を必要とする。
【0007】この必要とされるコンピュータと記憶容量
を低減するため、一般的に称されるビテルビ検出器がし
ばしば使用される。この検出器において、送信されるデ
ータ記号の最も適当なシーケンスは、限られた数のM=
N-1 の残存をリカーシブに更新することにより決定さ
れ、ここでLは使用される送信あるいは記録信号の大き
さの数であり、Nはサンプル数で表されたチャンネル・
インパルス反応長さである。この数は、チャンネルがM
状態で生じるため必要であり、一方受信機は状態間を区
別することが可能であるべきである。
【0008】一度関連した確率尺度と共にM残存が決定
されると、次のデータ記号が受信された時、各残存は伸
長され、一番近い時点で付加されたデータ記号だけが異
なる複数の残存に分割される。各々の新規の残存に属す
る確率尺度は、新規の残存が抽出される残存の確率尺度
からとその時点の検出信号と期待される検出信号との間
の差のこの新規の残存に属する偶関数とから抽出され
る。適当な偶関数は一般的に称されるL1 ノルム(|X
|)及びL2 ノルム(X2 )であり、L2 ノルムが最も
使用される。
【0009】必要な記憶容量とコンピュータ容量が送信
されるデータ記号のシーケンスの長さに独立のままであ
ることを達成するために、また各々の異なる可能なチャ
ンネル状態のために、最も適当な残存だけが保存され
る。ビテルビ検出器は既に軽減されたコンピュータと記
憶容量を必要としているが、この容量は言うまでもなく
むしろ本質的である。
【0010】上述のジャーナルの論文において、二つ以
上の残存の更新が必要では無い場合に可能なビテルビ検
出器の更なる簡素化が提案されている。これは、送信信
号又は記録信号の可能な値Lの数が2に等しく、そして
伝達が1+D又は1−Dに等しいときの場合であり、こ
こでDはチャンネル入力信号の一つの記号間隔遅延を表
す。この状態において二つ以上の残存の更新が必要無い
ので、各々の残存のための確率尺度の更新に代わって、
二つの残存の間の差のための尺度である一つ以下の差距
離を更新することが十分であることもある。しかし、既
知のビテルビ検出器は1+Dn 又は1−Dn の伝達関数
を有するチャンネルのために使用されてもよい。この目
的のため、検出信号のサンプルが種々のビテルビ検出器
に交互に供給されるのに対して、n個のそのようなビテ
ルビ検出器が使用されるべきである。これはまた、各々
のビテルビ検出器の必要な動作速度がnの要素によって
低減されるかもしれないという結果をもたらす。
【0011】上述のジャーナルの論文により知られた検
出手段において、検出信号の新規の値に属する差距離の
新規の値は古い差距離と検出信号に比例した信号との間
の差の飽和関数に等しい。このような関係において飽和
関数は、間隔の二つの側の内のどちらか一つに位置する
縦座標の値のために、ある縦座標値間隔において恒等関
数f(x)=xに等しくそして第1又は第2の飽和値に
夫々等しい関数を表すことを意味する。飽和値は、例え
ばチャンネルの推定された特性及び差距離を決定するた
めに使用されるノルム(例えばL1 又はL2 )により決
定される。
【0012】差距離の新規の値から、どのように残存が
伸長されるかを直接決定できる。もし差距離の新規な値
が(実質的に)飽和関数の直線間隔にある時は、二つの
残存はこの残存の一番最新の記号の値に等しい値を有し
た記号によって伸長される。新規の差距離が位置するこ
ともある二つの飽和領域において、新規の残存は、それ
に二つの可能な記号値を付加することによって第1又は
第2の残存を二つの新規な残存まで伸長することにより
得られる。これに関して、予備符号化が用いられる時に
逆予備符号化を残存生成と組み合わせる可能性があるた
めに、夫々送信又は記録されるべき記号の予備符号化は
生じない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の送信システ
ムの問題点は、非常に特別の伝達関数、即ち(1+
n)又は(1−Dn )を有するチャンネルの限られた
クラスでの最適な性能だけを提供することである。本発
明の目的は、複雑さを加えることなくチャンネルのより
大きなクラスでの最適な性能を提供する前述のような送
信システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明は、新規の差距離は飽和関数と補正信号との組み合わ
せであり、補正信号は該検出信号とその時点でのチャン
ネル変数と仮定したチャンネル変数との間の差のための
尺度である補正変数とに依存することを特徴とする。
【0015】(仮定の)固定されたチャンネル特性に基
づく飽和関数をその時点でのチャンネル変数と仮定の固
定チャンネル変数との間の差の効果のために補償する補
正信号と組み合わせることにより、仮定のチャンネル変
数と異なるチャンネル変数にもかかわらず、残存の間の
確率の差の代表として残る差距離が得られる。これは以
下に更に説明される。補正期間の正確な形は選定された
ノルム(L1 又はL2)に依存する。
【0016】米国特許第4,847,871号はインパ
ルス反応の見積もりに使用されるチャンネルのインパル
ス反応にそれ自身適応するビテルビ検出器を開示してい
る。しかし、これは差距離を利用するビテルビ検出器で
はなく、結果としてこのビテルビ検出器は本発明のビテ
ルビ検出器よりも非常に複雑である。本発明による一実
施例は、縦座標値間隔は検出信号の振幅の見積もりに比
例することを特徴とする。
【0017】(実質的に)直線領域の大きさを検出信号
の振幅の見積もりに比例させることにより、異なる振幅
を有する検出信号のために連続して良好に作動する受信
機が得られる。結果として、例えば検出手段の入力信号
を一定に保つためのAGC増幅器の使用は省略されても
よい。本発明の更なる実施例は、検出手段は差距離を少
なくとも二つの成分の形として格納して適用し且つ成分
の値に基づいて残存を更新するための手段よりなること
を特徴とする。
【0018】差距離を少なくとも二つの成分の形に格納
することにより、この格納のためにより簡単な格納手段
で十分であることが達成される。検出信号の各々の新規
の値にとって、差距離は実際に成分から抽出されること
は必要では無い。差距離の適応と見積もりは、差距離そ
れ自身を継続的に決定する必要性無しで、前記成分に基
づいて効力を発揮することもあることは納得できる。
【0019】本発明の更なる実施例は、入力信号から検
出信号を抽出するための手段は残存の一つ及び検出手段
に格納されたチャンネル・モデルから中間記号干渉のた
めの補償信号を抽出し且つ入力信号から補償信号を減算
することにより検出信号を抽出するための手段よりなる
ことを特徴とする。入力信号と残存のうちの一つから抽
出された中間記号干渉補償信号とから検出信号を抽出す
ることによって、検出手段を大きく複雑化すること無し
に、検出信号の二つの記号インターバルより長く続くイ
ンパルス反応を有したチャンネルのための検出手段の使
用が可能である。
【0020】本発明の好適な実施例は、受信機は検出信
号から補正変数を適応的に抽出するための適応手段より
なることを特徴とする。補正変数のために必要な値を検
出信号から適応的に抽出することにより、受信機は時間
的に変化可能なチャンネルにそれ自身が自動的に適応可
能である。受信された入力信号からチャンネル変数を適
応的に抽出するための多くの方法が知られている。それ
らの多くは、Marcel Dekker Inc.の
M.G.Bellangerによる”適応デジタル・フ
ィルタ及び信号分析”,1987,ISBN0−824
7−7788−0に記載されている。
【0021】
【実施例】図1に示される送信システムにおいて、送信
されるべき記号ak のシーケンスは送信器2により送信
に適当な信号に変換される。この信号はチャンネル4に
供給される。このチャンネルは慣用の送信チャンネルで
もよく磁気または光記録媒体でもよい。チャンネル4の
出力信号は受信機6に供給される。受信機6において、
入力信号から検出信号を抽出する抽出手段8は、受信機
の入力信号から検出信号を抽出する。抽出信号8は慣用
的に例えば中間記号干渉を部分的に抑制するフィルタよ
りなる。検出信号は、送信される記号のシーケンスの決
【0022】
【外1】
【0023】を検出信号から抽出する検出手段10に供
給される。同様に、記号
【0024】
【外2】
【0025】のシーケンスが、入力信号から検出信号を
抽出するために使用される抽出手段8に供給されること
も可能である。図2に示される検出手段10は、差距離
Δk を更新するためのメモリ14よりなる。適応手段は
加算回路12と飽和関数を生成するための関数発生器1
8とよりなる。メモリ14の出力は関数発生器18の第
1の入力に接続される。検出信号rk は関数発生器18
の第2の入力に供給される。出力信号S(Δ)を搬送す
る関数発生器18の出力は、加算回路12の第1の入力
に接続される。加算回路12の第2の入力には補正信号
k が供給される。加算回路12の出力はメモリ14の
入力に接続される。
【0026】出力信号m+ を搬送する関数発生器18の
第2の出力は、ORゲート24の第1の入力とシフト・
レジスタ20の制御入力LPとに接続される。出力信号
-を搬送する関数発生器18の第3の出力は、ORゲ
ート26の第1の入力とシフト・レジスタ22の制御入
力LPとに接続される。出力信号m0 を搬送する関数発
生器18の第4の出力は、ORゲート24の第2の入力
とORゲート26の第2の入力とに接続される。ORゲ
ート24の出力はシフト・レジスタ22の制御入力SH
に接続される。ORゲート26の出力はシフト・レジス
タ20の制御入力SHに接続される。
【0027】固定ロジック”+1”値はシフト・レジス
タ22の入力に供給され、固定ロジック”−1”値はシ
フト・レジスタ20の入力に供給される。シフト・レジ
スタ20の各々のセルの出力はシフト・レジスタ22の
連続したセルの入力に連結され、シフト・レジスタ22
の各々のセルの出力はシフト・レジスタ20の連続した
セルの入力に連結される。
【0028】差距離Δk はメモリ14に格納される。関
数発生器は差距離と検出信号rk の格納された値から出
力信号S(Δk )を抽出する。加算回路12において、
関数発生器の出力信号は、期待されるチャンネル変数か
らの現時点におけるチャンネル変数の差のための尺度で
ある補正信号Ck と組み合わされる。飽和関数と補正信
号との値は、以下により詳細に説明される。
【0029】信号m+ ,m0 及びm- はどの様に残存が
伸長されるかを示す。m+ ,m0 及びm- の論理値は、
信号Δk 又はS(Δk )がある領域により決定される。
もしΔk がS(Δk )が第1の(例えば最小の)飽和値
を採用するような値を有するならば、信号m- はアクテ
ィブである。もしΔk が飽和関数の直線領域にあるな
ら、信号m0 はアクティブである。もしΔk がS
(Δk )が第2の(例えば最大の)飽和値を採用するよ
うな値を有するならば、信号m+ はアクティブである。
【0030】二つの残存はシフト・レジスタ20及び2
2に夫々格納される。シフト・レジスタ20は、その最
も近い時点での記号ak の見積もり
【0031】
【外3】
【0032】が論理”−1”値を有する残存を収容し、
シフト・レジスタ20は、その最も近い時の記号ak
見積もり
【0033】
【外4】
【0034】が論理”+1”値を有する残存を収容す
る。信号m0 がアクティブであるとき、二つのORゲー
ト24及び26の出力はアクティブであり二つのシフト
・レジスタの制御入力SHはアクティブとされ、二つの
シフト・レジスタの入力信号の論理値は関連するシフト
・レジスタにシフトされる。これは二つの残存は最も近
い時点のしかし一つの記号に等しい記号により伸長され
ることを意味する。
【0035】信号m+ がアクティブであるとき、シフト
・レジスタ20の制御入力LPはアクティブにされ、O
Rゲート24の出力がアクティブにされる結果としてシ
フト・レジスタ22の制御入力SHはアクティブとされ
る。これは、シフト・レジスタ22に格納されていた残
存は一つの位置だけシフトされてシフト・レジスタ20
に渡されたことを意味する。加えて、シフト・レジスタ
22の入力信号のロジック値は、このシフト・レジスタ
20にシフトされる。これは二つの残存は一番近い時点
の記号に等しいことを意味する。そのような状態はマー
ジ(組み合せ)と呼ばれる。
【0036】もしm- がアクティブであるとき、シフト
・レジスタ22の制御入力LPはアクティブにされ、O
Rゲート26の出力がアクティブになる結果としてシフ
ト・レジスタ20の制御入力SHはアクティブとされ
る。これは、シフト・レジスタ20に格納されていた残
存は一つの位置だけシフトされてシフト・レジスタ22
に渡されたことを意味する。加えて、シフト・レジスタ
20の入力信号のロジック値は、このシフト・レジスタ
22にシフトされる。
【0037】δ記号間隔に関して遅延され記号
【0038】
【外5】
【0039】について決定された
【0040】
【外6】
【0041】は、シフト・レジスタ20又は22のどち
らかからの出力から出されることもある。必要なメモリ
長さδは、その時点でより適当な残存を収容しているシ
フト・レジスタから記号
【0042】
【外7】
【0043】を出すことにより大きく減少されてもよ
い。これは差Δk の記号に基づいて簡単になされること
もある。もし
【0044】
【外8】
【0045】予備符号化が送信システムのデータ発信機
に使用される場合は、ここで
【0046】
【外9】
【0047】は2を法とする付加を表し、復号器の使用
を必要とせずに受信機内の符号化されない記号の回復を
可能とする。この目的のために、点線によって図2に簡
略に示されるように、シフト・レジスタ20(内容
【0048】
【外10】
【0049】を搬送する)の第1のセルの両方の入力信
号以上は交換されない。図3は伝達関数H(D)=α−
β・Dを有するチャンネルのために使用される第1の飽
和関数を示し、ここでα及びβはチャンネル変数であ
り、Dは一つの記号期間にわたる遅延のためのデータ伝
達技術における記法慣例である。飽和関数の直線部分は
線S(Δ)=Δ上に位置し、飽和値は夫々rk +αとr
k −αに等しい。三つの直線部分(a)よりなる飽和関
数は流れ曲線(b)に近似することがわかる。この事実
は関数発生器18がアナログ回路によって形成される場
合に特に有利である。以下に、適当な補正信号Ck と組
み合わされた図3に示される飽和関数は、実際に記号
【0050】
【外11】
【0051】の最適決定に導くことが示される。飽和関
数を抽出するために、確率尺度λk + を有しその最も近
い時点の記号が論理”+1”値を有する残存Pk + があ
ると仮定する。他方の残存Pk - は、最も近い時点での
記号として論理”−1”値と確率尺度λk - を有する。
残存Pk + とPk - を以前の残存Pk-1 + とPk-1 -
から抽出するために、先ず四つの遷移可能性が決定され
る。この目的のために、L2 ノルムがこの抽出のために
使用される。もしチャンネル伝達関数H(D)=α−β
・Dが開始されると、以下が四つの遷移可能性
【0052】
【外12】
【0053】のユークリッド重みを持つ:
【0054】
【数1】
【0055】関連する確率尺度と共の新規の残存は、+
1記号と−1記号の両方により古い残存を伸長すること
により見いだされることもある。ここで+1で終結する
二つの残存と−1で終結する二つの残存とがある。+1
で終結する二つの残存から、より小さな確率を有する残
存が決定され、格納される。同様なことが−1で終結す
る二つの残存にも生じる。もしチャンネル・ノイズがホ
ワイト・ノイズであると仮定されるとき、新規の確率尺
度はユークリッド重みを以前の確率尺度に付加すること
により決定されてもよい。この仮定により、以下が残り
の新規の残存の確率を持つ:
【0056】
【数2】
【0057】もしλk - −λk + に等しい差距離Δk
導入された場合は、(2)は以下のように記されてもよ
い。
【0058】
【数3】
【0059】二次項を計算し、MIN関数から幾つかの
項を削除すると以下の結果となる:
【0060】
【数4】
【0061】差距離Δk
【0062】
【外13】
【0063】に設定されると、(4)は以下のように変
化する:
【0064】
【数5】
【0065】(5)において、三つの異なる領域が
【0066】
【外14】
【0067】のために区別される。第1の領域は
【0068】
【外15】
【0069】を持つ。(1)及び(3)から、もし
【0070】
【外16】
【0071】がこの領域にある場合は、二つの残存は夫
々−1,+1と−1,−1に終結するという結果とな
る。両方の残存は最後から二番目の記号(−1)を共通
に有する。これは負の組み合わせ(m- )と称される。
第2の領域は
【0072】
【外17】
【0073】を持つ。(1)及び(3)とから、残って
いる二つの残存は夫々−1,−1と+1,+1とに終結
するという結果となる。m0 と称される組み合わせは無
い。第3の領域は夫々+1,+1と+1,−1とに終結
する残存に対応する
【0074】
【外18】
【0075】を持つ。これは正の組み合わせ(m+ )と
称される。(5)にρ=(α−β)/β(ρは本発明の
考えによる補正変数である)を代入すると下記の表に要
約される結果となる。
【0076】
【表1】
【0077】表による
【0078】
【外19】
【0079】の間の関係は、図3に示される飽和関数と
補正信号との組み合せにより与えられる
【0080】
【外20】
【0081】の間の関係である。図2の補正信号はρr
k に等しい。もし
【0082】
【外21】
【0083】がλk + −λk - として定義されるなら
ば、表1の基礎を形成する
【0084】
【外22】
【0085】の仮定とは対照的に、飽和関数は表2に示
されるように得られる。
【0086】
【表2】
【0087】図4は図3に等価な飽和関数を示す。図4
に示される飽和関数は、β/αの要素により図2の全て
の信号をスケーリングすることにより、そして差距離
【0088】
【外23】
【0089】を
【0090】
【外24】
【0091】に等しい抽出された差距離Δ' k-1 により
置き換えることにより飽和関数から抽出されてもよい。
ここでγ(本発明の考えによる補正変数)は(α−β)
/αに等しい。Δ' k とΔ' k-1 の関係は残存の関連す
る伸長と同様に以下の表で与えられる。
【0092】
【表3】
【0093】ここで補正信号はγrk に等しい。図5は
他の可能性のある飽和関数を示す。この飽和関数のため
の差距離を決定するため、L2 ノルムの代わりにL1
ルムが開始される。L1 ノルムは、この場合特定の残存
のための信号の期待値とrk の実際に生じる値との間の
差であるその偏角の絶対値に等しい。図5に相当する表
は以下に示される。
【0094】
【表4】
【0095】y≧0のために、関数sat(x)は以下
のように定義される:
【0096】
【数6】
【0097】補正信号はマージが生じない(m0 )とき
にのみ存在する。夫々rk の大きい又は小さい値のため
に、表4によれば飽和関数は+α又は−αの一定値に夫
々縮退する。図6に示される関数発生器18において、
信号
【0098】
【外25】
【0099】を搬送する入力は比較器34の正の入力と
比較器36の負の入力とスイッチ42の第1の接点に接
続される。入力信号rk を搬送する入力は加算回路30
の第1の入力と減算回路32の第1の入力とに接続され
る。加算回路の第2の入力には、もし図3〔図4〕に示
される飽和関数が認識されたときは、チャンネル変数α
〔β〕の見積もりが供給される。減算回路32の第2の
(負の)入力にも同様にチャンネル変数α〔β〕の見積
もりが供給される。
【0100】加算回路30の出力は比較器34の負の入
力とスイッチ40の第1の接点とに接続される。減算回
路32の出力は比較器36の正の入力とスイッチ44の
第1の接点とに接続される。出力信号m+ を搬送する比
較器34の出力はNORゲート38の第1の入力とスイ
ッチ40の制御入力とに接続される。出力信号m- を搬
送する比較器36の出力はNORゲート38の第2の入
力とスイッチ44の制御入力とに接続される。出力信号
0 を搬送するNORゲート38の出力はスイッチ42
の制御入力に接続される。各々のスイッチ40,42及
び44の第2の接点は関数発生器18の出力信号が利用
可能な共通の合流点に接続される。
【0101】関数発生器18の動作を、図3の飽和関数
が認識された場合のために説明する。比較器34の負の
入力において、信号rk +αが利用可能であり、比較器
36の正の入力において、信号rk −αが利用可能であ
る。比較器36の正の入力において
【0102】
【外26】
【0103】が利用可能であるため、比較器34の出力
はもし
【0104】
【外27】
【0105】がrk +αを越えた場合はアクティブとな
る。比較器36の出力は、正のαに対してrk −αは常
にrk +αより小さいため、この状況では決してアクテ
ィブにはならない。信号m+ がアクティブであるため、
出力信号m0 はアクティブになることができない。信号
+ がアクティブであるためスイッチ40は閉じられ、
関数発生器の出力信号はrk +αに等しくなる。
【0106】比較器36の出力はもし信号
【0107】
【外28】
【0108】がrk −αより小さいときはアクティブと
なる。比較器34の出力は、正のαに対してrk −αは
常にrk +αより小さいため、この状況では決してアク
ティブにはならない。信号m- がアクティブであるた
め、出力信号m0 はアクティブになることができない。
信号m+ がアクティブである結果としてスイッチ44は
閉じられ、関数発生器の出力信号はrk −αに等しくな
る。
【0109】もし入力信号
【0110】
【外29】
【0111】がrk −αとrk +αとの間にあるとき
は、比較器34と比較器36の両方の出力はアクティブ
ではない。結果として、出力信号m0 を搬送するNOR
ゲート38の出力はアクティブとなる。その結果、関数
発生器18の出力信号が
【0112】
【外30】
【0113】に等しくなるようにスイッチ42が閉じら
れる。図5に示される飽和関数の実行のために、加算回
路30と減算回路32がそれらの出力信号の絶対値をβ
に限定することが更に必要である。図7に示される回路
において、入力信号rk は、メモリ回路の入力と、減算
回路52の負の入力と、加算回路56の第1の入力と、
加算回路58の第1の入力とに供給される。
【0114】加算回路58の出力はメモリ60の入力に
接続される。メモリ60の出力は、切り換えスイッチ6
8のブレーク接点と加算回路58の第2の入力とに接続
される。切り換えスイッチ68のアクティブな接点は、
基準値0を有する信号を表す一定のポテンシャルの点に
接続される。切り換えスイッチの中央接点は、加算回路
56の第2の接点に接続される。加算回路56の出力は
乗算回路54の第1の入力に接続される。乗算回路54
の第2の入力にはチャンネル変数γの見積もりが供給さ
れる。乗算回路54の出力は減算回路52の正の入力に
接続される。出力信号rp を搬送するメモリ回路50の
出力は減算回路52の第2の正の入力に接続される。
【0115】減算回路52の出力は比較器62の負の入
力と比較器64の正の入力とに接続される。比較器62
の正の入力は切り換えスイッチ72の中央接点に接続さ
れる。比較器64の負の入力は一定のポテンシャルの点
に接続される。出力信号Bを搬送する比較器62の出力
は、排他的ORゲート70の第1の入力とANDゲート
80の第1の入力とに接続される。出力信号Aを搬送す
る比較器64の出力は、フリップフロップ74の入力
と、排他的ORゲート70の第2の入力と、ANDゲー
ト78の第1の入力とに接続される。出力信号uk を搬
送する排他的ORゲート70の出力は、フリップフロッ
プ74のクロック入力と、インバータ76の入力と、切
り換えスイッチ68の制御入力と、ANDゲート78の
第2の入力と、ANDゲート80の第2の入力と、メモ
リ60のリセット入力とに接続される。フリップフロッ
プ74の出力は切り換えスイッチ72の制御入力に接続
される。チャンネル変数の見積もりβは切り換えスイッ
チ72の制御入力に接続され、一方βの正弦変換された
見積もりは切り換えスイッチ72のアクティブな接点に
供給される。インバータ76の出力において信号m0
利用可能である。ANDゲート78の出力において信号
+ が利用可能であり、一方ANDゲート80の出力は
信号m- を提供する。
【0116】図7に示される実施例は、表3が開始され
ると同時に、差距離を三つの成分の形に格納することに
基づいている。この実施例は、Δ’k の値が最後の組み
合わせが生じた瞬間k=pにおけるrk の値により、そ
してこの組み合わせ(m+ 又はm- )により決定される
という事実を更に利用する。Δ’k の値のために、それ
【0117】
【外31】
【0118】を持つ。ここでrp は組み合わせの瞬間に
おけるrの値であり、
【0119】
【外32】
【0120】はm+ で正でありm- で負である組み合わ
せの符号であり、Ck は本発明の考えによる補正信号で
ある。格納された大きさは今
【0121】
【外33】
【0122】である。
【0123】
【外34】
【0124】の新旧の値は以下の表で与えられる:
【0125】
【表5】
【0126】信号rp はメモリ50によって保存され
る。もし組み合わせがある時、メモリ50のクロック入
力はアクティブとされ、有効なrk の値は新規な値rp
として代えられる。減算回路58と、メモリ60と、ス
イッチ68と、加算回路56と乗算回路54とは補正信
号の決定を補助する。メモリ60の出力は最も近い時点
の後で生じたrk の値の和を表す。この出力信号は以下
のように記してもよい:
【0127】
【数7】
【0128】もし組み合わせ(m0 )が無い場合、補正
信号は以下に等しい:
【0129】
【数8】
【0130】もし組み合わせ(m+ 又はm- )があった
場合は、切り換えスイッチ68がゼロ信号を表す基準電
圧に切り換えられるので、補正信号Ck はγrk に等し
い。信号rp −rk +Ck は、比較器62の負の入力と
比較器64の正の入力とにおいて利用可能である。+2
βの値は最も近い時点の組み合わせがm+ の組み合わせ
であったときに比較器62の正の入力において利用可能
であり、−2βの値は最も近い時点の組み合わせがm-
の組み合わせであったときに利用可能である。
【0131】信号sk が比較器62と64の二つの閾値
の間にあるとき、夫々の比較器62と64の出力信号は
そのままであり、信号uk はアクティブで無いままであ
る。その場合、組み合わせ(m0 )は無かった。結果と
して、
【0132】
【外35】
【0133】はそれらの以前の値を維持する。補正信号
は(8)によって適応される。インバータ76の出力信
号はアクティブであり、そして組み合わせが無かったこ
とを示す。もしsk の値が比較器62と64の上閾値を
越える場合は、比較器62の出力信号はアクティブでは
無く、比較器64の出力はアクティブである。そして排
他的ORゲート70の出力もアクティブである。その場
合正の組み合わせがあった。信号Aの論理値はフリップ
フロップ74内で信号uk と共にクロック化され、
【0134】
【外36】
【0135】はここで+1に等しい。スイッチ72は入
力信号+2βに切り換えられる。スイッチ68も同様
に、次の補正信号がγrk に等しくなるように切り換え
られる。更に、メモリ60は、rk の加算がpの新しい
値から開始されるようにリセットされる。ANDゲート
78の出力信号は、正の組み合わせがあったことを示す
ためにアクティブである。
【0136】もしsk の値が比較器62と64の下閾値
に至らない場合は、比較器62の出力信号はアクティブ
であり、比較器64の出力はアクティブで無い。そして
排他的ORゲート70の出力はアクティブである。負の
組み合わせが生じた。信号Aの論理値はフリップフロッ
プ74内で信号uk と共にクロック化され、
【0137】
【外37】
【0138】はここで−1に等しい。スイッチ72は入
力信号−2βに切り換えられる。正の組み合わせに基づ
きスイッチ68は切り換えられ、メモリ60はリセット
される。ANDゲート80の出力信号は、負の組み合わ
せがあったことを示すためにアクティブである。図8に
示される回路において、信号m+ はスイッチ92の第1
の接点に供給され、0に等しい信号に相当するポテンシ
ャルがスイッチ94の第1の接点に供給され、信号(m
- )はインバータ90を介してスイッチ96に供給され
る。信号m+ とm- は、図7に示されるように夫々の比
較器34と36との出力信号であるか或いは図7に示さ
れる夫々出力信号m+ 又はm- である。
【0139】スイッチ92,94及び96の第2の接点
は乗算回路98の第1の入力に接続される。乗算係数μ
は乗算回路98の第2の入力に供給される。乗算回路9
8の出力は加算回路100の第1の入力に接続される。
加算回路100の出力はメモリ102の入力に接続さ
れ、一方メモリ102の出力は加算回路100の第2の
入力に接続される。
【0140】信号a+ k は切り換えスイッチ104のブ
レーク接点に供給され、一方信号a - k は切り換えスイ
ッチ104のアクティブな接点に供給される。信号a+
k-1は切り換えスイッチ106のブレーキ接点に供給さ
れ、一方信号a- k-1 は切り換えスイッチ106のアク
ティブな接点に供給される。信号a+ k ,a- k ,a +
k-1 ,a- k-1 は図2のシフト・レジスタ22と20と
から発生する。
【0141】スイッチ104と106の中央接点は、N
ORゲート110の関連する入力とANDゲート111
の関連する入力との各々に接続される。ゲート110の
出力はANDゲート112の第1の入力に接続される。
ANDゲート111の出力はANDゲート114の第1
の入力に接続される。ANDゲート112の第2の入力
には信号m+ が供給され、一方ANDゲート114の第
2の入力には信号m-が供給される。ANDゲート11
2の出力はスイッチ92の制御入力に接続される。AN
Dゲート114の出力はスイッチ96の制御入力に接続
される。信号m 0 はスイッチ94の制御入力に供給され
る。
【0142】図2のメモリ回路14の出力から来る信号
Δk は決定回路108に供給される。決定回路108の
出力はスイッチ104と106との制御入力に接続され
る。もし
【0143】
【外38】
【0144】が検出信号αの振幅の見積もりと仮定さ
れ、更にベータがαに等しいと仮定された場合、ノイズ
の無い状態で、瞬間k−1における組み合わせがある場
合にΔkのために以下が抽出される;
【0145】
【数9】
【0146】もし信号
【0147】
【外39】
【0148】が各々供給された場合、(9)の代入はこ
れらの信号を生成する:が各々供給された場合、(9)
の代入はこれらの信号を生成する:
【0149】
【数10】
【0150】夫々−ak-2 =ak-1 =ak =1及び−a
k-2 =ak-1 =ak =−1の条件の時、夫々dk - 及び
−dk + は以下のように記されてもよい:
【0151】
【数11】
【0152】信号dk - 及びdk + はαの見積もりとα
の実際の値との差のための尺度である誤差信号を抽出す
るために使用されてもよい。この誤差信号は再びαの見
積もられた値を適応するために使用される。式(11)
で決定された誤差信号を使用する代わりに、誤差信号の
決定のためにその符号が使用されてもよい。これの利点
は、dk - 及びdk + の符号は信号m+ 及びm- の形で
夫々即座に利用可能であり、一方これらの信号は+1と
−1の値を夫々適応してもよいということである。
【0153】制御信号Q,m0 及びRはスイッチ92,
94又は96のどれが閉じられるかを決定する。瞬間k
−1において組み合わせが無かった場合、スイッチ94
は閉じられそして
【0154】
【外40】
【0155】の適応はなされない。もし信号Q又は信号
Rが夫々アクティブである場合は、夫々スイッチ92間
96は閉じられる。インバータ90の存在により、(1
1)による信号が両方の条件の下で乗算回路98の入力
において利用可能である。乗算回路98と、加算回路1
00とメモリとは、
【0156】
【外41】
【0157】の決定のための従来技術の符号アルゴリズ
ムを形成する。ANDゲート112は、正の組み合わせ
が無かった場合及び最も適当な残存の一番近い時点の二
つの記号が−1に等しかった場合に、信号Aを生成す
る。これは−ak-2 =ak-1 =a k =−1に相当する。
ANDゲート114は、負の組み合わせが無かった場合
及び最も適当な残存の一番近い時点の二つの記号が+1
に等しかった場合に、信号Bを生成する。これは−a
k-2 =ak-1 =ak =1に相当する。最も適当な残存の
二つの一番近い時点の記号は、切り換えスイッチ104
と106との中央接点において利用可能である。最も適
当な残存は毛邸スイッチ108によって信号Δ k の符号
をとることにより決定される。この決定スイッチ108
の出力信号は、最も適当な残存の一番近い時点の記号が
スイッチ104と106との中央接点に接続されるよう
にスイッチ104と106とをアクティブにする。
【0158】チャンネル変数βの見積もりの決定のため
に、
【0159】
【数12】
【0160】に等しい誤差信号ek が開始される。もし
【0161】
【外42】
【0162】が
【0163】
【外43】
【0164】と仮定されるときは
【0165】
【外44】
【0166】と言う結果となる。これを(12)に代入
すると以下のようになる。
【0167】
【数13】
【0168】(13)を
【0169】
【外45】
【0170】で割ることにより以下が得られる:
【0171】
【数14】
【0172】そのような誤差信号を使用する利点は、も
【0173】
【外46】
【0174】が2の階乗である場合デジタル乗算を行う
必要がないということである。よって必要な乗算は認識
するのにより簡単であるシフト動作の形とされてもよ
く、その結果として、(14)の実行が非常に簡単にな
る。既知のLMSアルゴリズムにより、βの見積もり
【0175】
【外47】
【0176】は以下により得られる:
【0177】
【数15】
【0178】
【外48】
【0179】はしばしば1よりかなり小さいため、(1
5)は以下により近似されてもよい:
【0180】
【数16】
【0181】更なる簡素化は符号アルゴリズムにより得
られる。そして(16)は以下のように変化する:
【0182】
【数17】
【0183】
【外49】
【0184】は、
【0185】
【外50】
【0186】が適応信号として使用されてもよいLMS
アルゴリズムの補助と共に決定される。もし
【0187】
【外51】
【0188】が2の階乗に限られるなら、その場合は小
さな適応はγを許容された値の組の外に出してしまうた
め、LMS又は符号アルゴリズムは使用されなくてもよ
い。これを解決するには、
【0189】
【外52】
【0190】のNの値の平均を決定することであり、こ
こでNは100から1000のオーダーである。もしこ
の平均が第1の閾値の上側にあるなら、
【0191】
【外53】
【0192】は2の係数により増大され、もしこの平均
が第2の閾値の下側にあるなら、
【0193】
【外54】
【0194】は2の係数により減少される。この方法に
より、
【0195】
【外55】
【0196】は最終的に、そこにおいて誤差信号の二乗
平均値が最小とされる値を得る。もしチャンネルが二つ
の記号間隔の大きさを有するインパルス反応を有すると
き、比較的簡単なビテルビ検出器を決定フィードバック
回路と組み合わせることが可能である。ビテルビ検出器
を決定フィードバック回路と組み合わせることは、フィ
リップス・ジャーナル・オブ・リサーチ,Vol.4
2,No.4,第399−428頁のJ.W.M.Be
rgmans他による”ビテルビ検出器の簡素化のため
の決定フィードバックの使用に関して”という論文によ
り知られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実現される送信システムを示す図であ
る。
【図2】本発明による検出手段を示す図である。
【図3】図2に示される検出手段に使用される第1の飽
和関数を示す図である。
【図4】図2に示される検出手段に使用される第2の飽
和関数を示す図である。
【図5】図2に示される検出手段に使用される第3の飽
和関数を示す図である。
【図6】図3又は図4のどちらかに示される飽和関数の
可能な実施例を示す図である。
【図7】本発明による飽和関数18と加算器12とメモ
リ14とから形成される他の実施例を示す図である。
【図8】チャンネル変数αの見積もりの決定のための回
路を示す図である。
【符号の説明】
2 送信機 4 チャンネル 6 受信機 8 抽出手段 10 検出手段 12,30,56,58,100 加算回路 14,102 メモリ 18 関数発生器 20,22 シフト・レジスタ 24,26 ORゲート 32,52 減算回路 34,36,62,64 比較器 38,110 NORゲート 40,42,44,92,94,96 スイッチ 50 メモリ回路 54,98 乗算回路 60 メモリ 68,72,104,106 切り換えスイッチ 70 排他的ORゲート 74 フリップフロップ 76,90 インバータ 78,80,111,112,114 ANDゲート 108 決定回路
フロントページの続き (72)発明者 ケヴィン ディーン フィッシャー アメリカ合衆国 カリフォルニア 94306 パロ アルト サウス コート 3428番 地 (72)発明者 ホー ワイ ウォン−ラム オランダ国 5621 ビーエー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1番 地

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記号間隔データ記号をチャンネルの入力
    部に供給するためのデータ送信機とチャンネルの出力信
    号から検出信号を抽出するための手段及び残存の確率差
    のための尺度である差距離の値に基づいて二つの候補デ
    ータ・シーケンス(残存)をリカーシブに更新すること
    により該検出信号により搬送されるデータ記号の最も近
    似したシーケンスを該検出信号から抽出するための手段
    を有する受信機とよりなり、検出手段は差距離を更新す
    るための適応手段を更に有しており、新規の差距離は以
    前の差距離の飽和関数に依存しており、縦座標値間隔の
    ための飽和関数は恒等関数に等しい送信システムであっ
    て、 該新規の差距離は飽和関数と補正信号との組み合わせで
    あり、該補正信号は該検出信号とその時点でのチャンネ
    ル変数と仮定したチャンネル変数との間の差のための尺
    度である補正変数とに依存することを特徴とする送信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 縦座標値間隔は検出信号の振幅の見積も
    りに比例することを特徴とする請求項1記載の送信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 検出手段は該差距離を少なくとも二つの
    成分の形として格納して適用し且つ該成分の値に基づい
    て残存を更新するための手段よりなることを特徴とする
    請求項1又は2記載の送信システム。
  4. 【請求項4】 入力信号から検出信号を抽出するための
    手段は残存の一つ及び検出手段に格納されたチャンネル
    ・モデルから中間記号干渉のための補償信号を抽出し且
    つ入力信号から該補償信号を減算することにより検出信
    号を抽出するための手段を有することを特徴とする請求
    項1乃至3のうちいずれか1項記載の送信システム。
  5. 【請求項5】 入力信号から検出信号を抽出するための
    手段は、その特定の残存に基づいて各々の残存のための
    それ自身の検出信号を抽出するように構成されることを
    特徴とする請求項4記載の送信システム。
  6. 【請求項6】 該受信機は検出信号から補正変数を適応
    的に抽出するための適応手段よりなることを特徴とする
    請求項1乃至5のうちいずれか1項記載の送信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 補正変数は2の階乗の値だけを採用して
    よく、適応手段は補正変数内の誤差の見積もりの数を加
    算するための加算手段を有し且つ加算が該補正変数の関
    連値に関連する範囲の外にあるときに該補正変数を適応
    するための適応手段とを有することを特徴とする請求項
    6記載の送信システム。
  8. 【請求項8】 チャンネル出力信号から検出信号を抽出
    するための手段と、残存の確率差のための尺度である差
    距離の値に基づいて二つの候補データ・シーケンス(残
    存)をリカーシブに更新することにより該検出信号によ
    り搬送されるデータ記号の最も近似したシーケンスを該
    検出信号から抽出するための手段とを有し、検出手段は
    差距離を更新するための適応手段を更に有しており、新
    規の差距離は以前の差距離の飽和関数に依存しており、
    縦座標値間隔のための飽和関数は恒等関数に等しいデー
    タ受信機であって、 該新規の差距離は飽和関数と補正信号との組み合わせで
    あり、該補正信号は該検出信号とその時点でのチャンネ
    ル変数と仮定したチャンネル変数との間の差のための尺
    度である補正変数とに依存することを特徴とする受信
    機。
  9. 【請求項9】 縦座標値間隔の大きさは検出信号の振幅
    の見積もりに比例することを特徴とする請求項8記載の
    受信機。
  10. 【請求項10】 検出信号から補正変数を適応的に抽出
    するための適応手段を更に有することを特徴とする請求
    項8又は9記載の受信機。
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