JPH0468347B2 - - Google Patents

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JPH0468347B2
JPH0468347B2 JP62257453A JP25745387A JPH0468347B2 JP H0468347 B2 JPH0468347 B2 JP H0468347B2 JP 62257453 A JP62257453 A JP 62257453A JP 25745387 A JP25745387 A JP 25745387A JP H0468347 B2 JPH0468347 B2 JP H0468347B2
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curable
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Kumaaru Chadohari Manoju
Henrii Gooru Jon
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Dow Silicones Corp
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Dow Corning Corp
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Publication date
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Publication of JPH0468347B2 publication Critical patent/JPH0468347B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、ポリオルガノシロキサンエラスト
マー組成物に関する。より詳しく述べるならば、
この発明は、油及びグリースのような有機不純物
を塗布されたものを含めて、種々の基材に凝集的
に結合することが可能な硬化性ポリオルガノシロ
キサンエラストマー組成物に関する。上記の結合
は、新しい二成分液体付着促進剤組成物によつて
達成される。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点〕 シリコーンエラストマーとも呼ばれるポリオル
ガノシロキサンエラストマーの望ましい性質の一
つは、これらの物質が加熱下において及び種々の
化学物質の存在下で劣化及び/又は可溶化に耐え
ることができることである。従つて、シリコーン
エラストマーが種々の有機及び無機基材の保護コ
ーテイングとして使用されていることは理解でき
る。多くのシリコーンエラストマー組成物、特
に、白金に触媒されるハイドロシレーシヨン反応
により室温で硬化したものの欠点は、一部の金
属、特にアルミニウムへの付着性に乏しいことで
ある。 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物、特にシ
リコーンエラストマーに種々の有機ケイ素化合物
を加えて、硬化したエラストマーと有機又は無機
基材との間の凝集結合を達成することは公知であ
る。例えば、1984年7月17日にアツシユビー
(Ashby)に対し発行された米国特許第4460739号
明細書は、マレアミジル置換されたトリアルコキ
シシラン又はトリアシルオキシシランをこの目的
のために使用することを開示する。 ビニル基を末端基とするポリオルガノシロキサ
ン、オルガノヒドロゲンシロキサン橋かけ剤、及
び白金触媒を含んでなる組成物のための付着促進
剤として、ビニルトリアルコキシシランのような
脂肪族系不飽和結合のあるアルコキシシランの部
分加水分解生成物を使用することが、1982年1月
19日にハードマン(Hardman)及びデユジヤク
(Dujak)に対し発行された米国特許第4311739号
明細書に教示される。 白金に触媒されるハイドロシレーシヨン反応を
用いて硬化させてシリコーンエラストマーにする
ことができるポリオルガノシロキサン組成物に、
ケイ素と結合した、エステル基、エポキシ基、又
はトリアルコキシシリルアルキル基のような一定
の反応性基をエチレン系不飽和結合のあるポリオ
ルガノシロキサン反応物に組み入れることにより
付着性を付与することが、1981年1月13日にマツ
モト及びムライに対し発行された米国特許第
4245079号明細書に記載される。反応性基がトリ
アルコキシシリルアルキル基である場合、エチレ
ン系不飽和結合のあるポリオルガノシロキサン反
応物は、−OSi(CH3)〔RSi(OR′)3〕なる一般式
の反復単位を示す。上式中、Rはアルキレン基、
そしてR′はアルキル基である。 1分子につきケイ素に結合した水素原子を少な
くとも二つ含有し、且つ、(RO)3Si(CH2x
(CH3)SiO及び/又は(RO)3Si(CH2x
(CH32SiO1/2なる式(ここでRはメチル基、エチ
ル基、又はCH3C(O)−基を表わし、Xは2又は
3である)の単位を平均で少なくとも1含有する
オルガノヒドロゲンシロキサンを付着促進剤とし
て使用することが、1973年11月13日にクラーク
(Clark)及びヘイズ(Hays)に対し発行された
米国特許第3772066号明細書に教示される。これ
らのオルガノヒドロゲンシロキサン付着促進剤
は、白金に触媒されるハイドロシレーシヨン反応
により硬化可能なポリオルガノシロキサン組成物
中で使用される。 1978年9月13日に発行された英国特許第
1524790号明細書は、モルタル及び他の無機建築
材料の圧縮強さを増加させる結合媒体として、
1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタンのよ
うなビス(トリアルコキシシリル)アルカンを用
いることを教示する。 従来技術はまた、シリコーンエラストマーと
種々の基材との間の凝集結合を成し遂げるのに2
又は3以上の有機ケイ素化合物の混合物を使用す
ることを教示する。白金に触媒されるハイドロシ
レーシヨン反応によつて硬化可能なシリコーンエ
ラストマー組成物に、(1)ヒドロキシル基又はビニ
ル基を含有するポリオルガノシロキサンと、 (2)エポキシシランとを組合わせたものを加える
ことが、1978年5月2日にシユルツ(Schulz)
に対し発行された米国特許第4087585号明細書に
教示される。付着促進剤としてのこの組合わせの
不利な点は、この硬化性組成物を典型的には、付
着促進剤が硬化反応へ及ぼす抑制効果を克服する
ため少なくとも100℃の温度まで加熱しなければ
ならない、ということである。 1985年6月25日に発行されたサープレナント
(Surprenant)米国特許第4525400号明細書は、
橋かけ剤としてアルコキシシラン及び/又はアシ
ルオキシシランを含有するワンパツケージ湿分硬
化性組成物のための付着促進剤を教示する。この
付着促進剤は、ケイ素原子が−RSiOR′なる式の
基に結合した環式オルガノシロキサンであり、こ
の基は前述のマツモトらの特許明細書に記載され
たポリオルガノシロキサン中に存在するのと同じ
である。R′は、マツモトらの場合のようにアル
キル基を表わすことができ、あるいはアシル基を
表わすことができる。この−RSiOR′基は、湿分
硬化性組成物の主反応物のほかに存在している付
着促進剤の一部である。マツモトらの組成物にお
いては、この基は、白金のハイドロシレーシヨン
触媒の存在下でオルガノヒドロゲンシロキサンと
反応してシリコーンエラストマーを形成するエチ
レン系不飽和結合のあるポリオルガノシロキサン
上に存在する。 サープレナントの付着促進剤は、環式アルキル
ヒドロゲンシロキサンと、ビニルトリメトキシシ
ロキサンのようなエチレン系不飽和結合のあるト
リアルコキシシラン又はトリアシルオキシシラン
との反応によつて調製される。この特許明細書の
例中のデータは、この発明の付着促進剤はシリコ
ーンエラストマーが周囲条件下で10日間硬化した
後に、湿分硬化したシリコーンエラストマーをア
ルクラツド(R)(Alclad(R))アルミニウムに効果
的には結合させない、ということを立証する。こ
れらの条件下では、最初に基材と接触していたエ
ラストマーのわずか10パーセントのみが、基材よ
りエラストマー層が剥ぎ取られた時基材上に残留
した。この値は、基材に適用された後にエラスト
マーを周囲条件下で25日間硬化させた場合には90
パーセントに上昇した。アルクラツドアルミニウ
ム基材を使用してこの値が100パーセントに達し
た例はない。 サープレナントは、彼の発明のシクロシロキサ
ンの一つを、1分子当り平均して20の反復単位を
含有している対応する線状ポリジオルガノシロキ
サンと比較する。ケイ素原子は彼の発明の化合物
中の基と同じ基に結合する。多くの例において、
二つの化合物について報告された剥離強さの値は
類似の値である。 サープレナントにより報告された剥離付着力試
験は、ASTMC794の試験方法に従つて行なわれ
た。この方法によれば、基材の表面は、測定すべ
き物質を塗布する前に「メチルエチルケトン又は
同様の溶剤」で洗浄しなければならず、続いて任
意に、洗浄剤溶液で洗浄する。今までのところ、
室温硬化性シリコーンエラストマー、特に、エチ
レン系不飽和結合のあるポリオルガノシロキサン
とオルガノヒドロゲンシロキサンとの白金に触媒
される反応によつて形成されたものを凝集結合さ
せることは、塗布されるべき基材表面を有機溶剤
を用いて前もつて洗浄して、油やグリースのよう
な有機不純物及び汚染物質を取除いていなければ
困難であることが分つている。 本発明の一つの目的は、硬化したシリコーンエ
ラストマーを無機基材、特に有機不純物で覆われ
たものに凝集的に結合させる付着促進剤を提供す
ることである。 本発明のもう一つの目的は、無機基材、特に金
属に硬化した形で凝集的に結合する室温硬化性ポ
リオルガノシロキサン組成物を提供することであ
る。 〔問題点を解決するための手段及び作用効果〕 本発明の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
は、付着促進剤として、(1)(RO)3SiCH2CH2Si
(OR)3なる一般式(この式中、Rは1〜10の炭素
原子を含有するアルキル基又はハロアルキル基を
表わす)の1,2−ビス(トリアルコキシシリ
ル)エタンと、(2)少なくとも一つのヒドロキシル
基又はそれの加水分解可能な前駆基、及び、周囲
温度で上記のシリルエタンのアルコキシ基と又は
当該硬化性ポリオルガノシロキサン組成物と反応
する少なくとも一つの基を含有する有機ケイ素化
合物と、(3)当該付着促進剤成分の反応のための触
媒とを組合わせたものを含有する。 有機ポリマーを金属、シリカ質の充填材及び強
化材のような無機基材に付着させるためのプライ
マー又は添加剤として使用する場合に、慣用のシ
ランカツプリング剤により与えられる付着力を向
上させるのにその慣用的シランカツプリング剤を
ビス(トリアルコキシシリル)アルカンと組合わ
せることは、1987年8月25日発行の米国特許第
4689085号明細書(及び特開平1−6036号公報)
に開示される。 本発明は、反応して無機基材に凝集的に結合す
ることが可能な硬化シリコーンエラストマーを生
成する組成物であつて、下記の成分A,B,C、
すなわち、 A 硬化性ポリオルガノシロキサン、 B 上記のポリオルガノシロキサンを硬化させる
ための橋かけ剤、 C 成分A及びBと混和性であり且つそれらの硬
化を妨げない液体付着促進剤であつて、次に掲
げる(1)〜(3)、すなわち、 (1) 一般式(RO)3SiCH2CH2Si(OR)3の第一
の有機ケイ素化合物(この式において、Rは
1〜10の炭素原子を有するアルキル又はハロ
アルキル基を表す)、 (2) 上記第一の有機ケイ素化合物についての一
般式で表されない化合物であつて、次に掲げ
る(a)〜(c)の群より選ばれる、当該硬化性組成
物から蒸発しない第二の有機ケイ素化合物、 (a) 一般式YaSiX(4-a)又はYaR″SiX(3-a)のシ
ラン、及びこれらのシランの部分加水分解
生成物(上式中のaは1〜3の整数を表
し、R″は1〜8の炭素原子を有する一価
の炭化水素基を示す)、 (b) 上記のシランと、1分子当りに酸素原子
により結合されるケイ素原子を平均して2
以上有し、これらのケイ素原子の残りの原
子価がY基及び一価の炭化水素基により満
たされている少なくとも1種のポリオルガ
ノシロキサンとの反応生成物、 (c) 上記のポリオルガノシロキサンと、Y基
を少なくとも一つそして当該ポリオルガノ
シロキサンと反応する基を少なくとも一つ
有する有機化合物との反応生成物であつ
て、各分子がXにより表されるケイ素結合
基を少なくとも一つそしてYにより表され
るケイ素結合基を少なくとも一つ有するも
の(ここで、Xはヒドロキシル基又は加水
分解によつてヒドロキシル基となることが
可能な基を表し、YはX、水素、及び、ケ
イ素−炭素結合によつてケイ素に結合され
る有機官能基の群より選択され、且つYは
上記の硬化性ポリオルガノシロキサン及
び/又は上記の橋かけ剤と反応する)、 (3) 上記のX基と上記基材との又は上記第一の
有機ケイ素化合物のアルコキシ基との反応の
ため、且つ上記のY基の反応のためのチタン
化合物触媒、 からなり、上記第一の有機ケイ素化合物の上記
第二の有機ケイ素化合物に対するモル比が
0.1:1から7:1までであり、且つ、当該硬
化性エラストマー組成物の0.1〜10.0重量%の
量で存在するもの、 を均質になるまで混合することによつて得られる
生成物を含んでなる硬化性エラストマー組成物を
提供する。 本発明の好ましい態様においては、エラストマ
ー組成物は白金に触媒されるハイドロシレーシヨ
ン反応により室温で、典型的には約25℃〜約30℃
で硬化可能であり、付着促進剤組成物はこの温度
範囲内で機能を果し、上述の第一の有機ケイ素化
合物の第二の有機ケイ素化合物に対するモル比は
0.1〜2.5であり、そして基材は金属製である。 ここで使用するように、「凝集結合
(cohesivebonding)」なる用語は、硬化したシリ
コーンエラストマーよりも強い結合を指称する。
エラストマーを付着させた基材からそのエラスト
マーを剥ぎ取ることを試みた場合には、エラスト
マーと基材との間の界面におけるよりもむしろエ
ラストマー層の範囲内において終局的に分離が起
こる。 「室温硬化性組成物(room temperature
curablecomposition)」なる用語は、ヒドロキシ
ル基を含有するポリオルガノシロキサンと、ケイ
素と結合した加水分解可能な基を1分子当り少な
くとも三つ含有している有機ケイ素橋かけ剤との
湿分の存在下での反応によるか、あるいは白金に
触媒されるハイドロシレーシヨン反応によつて硬
化するポリオルガノシロキサン組成物を包含する
ことを意図する。加水分解可能な基には、アルコ
キシ基、アミノキシ基、アミドキシ基、及びケト
キシム基が含まれ、また湿分硬化性組成物は典型
的に、硬化反応を促進するための触媒を含有す
る。 本発明の付着促進剤を従来技術の物質と区別す
る特徴は、本発明の促進剤が室温で作用して、従
来技術の付着促進剤を含有しているシリコーンエ
ラストマー組成物の凝集結合を妨げることがたび
たびであつた液体又は半固形の有機物質の層が結
合されるべき表面に含まれている金属製の基材
に、硬化したシリコーンエラストマーを凝集的に
結合するという能力である。上記の有機物質は、
基材の製作を行なう間に、あるいは基材の製作と
硬化性シリコーンエラストマー組成物を適用する
のとの合い間に、基材表面につけられていること
がある。 金属の基材上に存在することがあり得る不純物
及び汚染物質には、金属の加工処理を容易にする
のに用いられた油、塵埃粒子、指紋、並びに、基
材が製作された時とこの発明の硬化性シリコーン
エラストマー組成物と接触する時との間にそれが
接触した有機及び無機物質の残留物が含まれる
が、不純物や汚染物質はこれらに限定はされな
い。 部分加水分解されたビニルトリメトキシシラン
のような、典型的な従来技術の付着促進剤を含有
している室温硬化したシリコーンエラストマーを
金属製の基材に凝集的に結合させる前に、付着が
起こるべき基材表面は典型的には、該基材を温か
いリン酸塩に基づく洗浄剤に浸漬することによつ
て洗浄して、先に言及した純物及び/又は汚染物
質の層を取除かなければならない。それほど完全
ではない洗浄は、アセトンのような有機溶剤で表
面をぬぐうことによつて果すことができる。 次に、本発明の硬化性エラストマー組成物にお
ける付着促進剤を説明する。以下の説明において
は、第一の有機ケイ素化合物(上述のC(1)成分)
を成分Aと称し、第二の有機ケイ素化合物(同C
(2)成分)を成分Bと称し、そして触媒を成分Cと
称する。 この発明の付着促進剤組成物中に存在する1,
2−ビス(トリアルコキシシリル)エタン(成分
A)は、これらの組成物が前述の不純物又は汚染
物質の層で覆われた金属表面に硬化したシリコー
ンエラストマーを凝集的に結合させるもとにな
る、と信じられる。 本願の発明者らは、前述の不純物の層がエラス
トマー/基材界面に存在している場合、成分Aだ
けを付着促進剤として用いると、その濃度が室温
硬化性シリコーンエラストマー組成物の重量に基
づいて約1重量パーセントまででは、その硬化性
シリコーンエラストマー組成物のための効果的な
付着促進剤としては働かない、ということを見い
だした。 もつと高い濃度では、成分Aは付着促進剤とし
て働くけれどもその効果は不十分であり、すなわ
ち硬化シリコーンエラストマー組成物の基材への
凝集結合を促進しない。下記の実施例は、成分A
だけでは、結果として生ずる基材との結合が、成
分Aを下記において成分Bとして説明するケイ素
化合物と組合わせて使用して達成することができ
る結合よりもかなり弱い、ということを立証す
る。 この理論によつて拘束されることを望むわけで
はないが、成分Aは、前述の不純物の界面層に浸
透し及び/又はそれを可溶化し、そして基材物質
との物理的結合を最初に形成し、その後化学的結
合を形成するという独特の能力を有するように思
われる。一度この層への浸透が起こると、二つの
有機ケイ素化合物のうちの第二のもの(成分B)
は基材表面に到達しそしてこれと反応して、シリ
コーンエラストマーと基材との間の凝集結合を達
成することができる。 成分Aは1,2−ビス(トリアルコキシシリ
ル)エタンであつて、(RO)3SiCH2CH2Si(OR)3
なる一般式で表わすことができ、この式において
Rは1からおよそ8までの炭素原子を含有するア
ルキル基又はハロアルキル基を表わす。驚くべき
ことに、エチレン基をプロピレン基又はヘキシレ
ン基と取替えた、炭素数のより多い成分Aの同族
体は、この発明の化合物と同じようには作用しな
い、ということが分つた。 成分Aの特定の態様中のR炭化水素基は、本発
明の付着促進剤組成物の成分A及びBが本発明に
従つて共同して機能を果すためにはこれらの成分
がお互いに且つ硬化性シリコーンエラストマー組
成物の他の成分と相容性でなければならないとい
う必要条件によつて、少なくとも一部分は、同一
であるように選ばれる。当業者には、2又は3以
上の有機ケイ素化合物が相容性である確率は、当
該化合物中に存在しているケイ素結合炭化水素基
の少なくとも大部分、好ましくは全てが同一であ
るか、又はそれらの炭素原子数が1もしくは2だ
けしか違わない場合に最大となる、ということが
理解されよう。ここでいう相容性とは、混じり合
うこと、すなわち混和性であることを意味する。 成分Aの好ましい態様においては、Rは1〜4
の炭素原子を含有する低炭素数のアルキル基、1
〜4の炭素原子を含有するハロアルキル基、又は
フエニル基である。最も好ましくは、Rはメチル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、又は
これらの混じつたものである。硬化性シリコーン
エラストマー組成物中に存在しているケイ素結合
炭化水素基の少なくとも75モルパーセントがメチ
ル基である場合、成分Aの特に好ましい態様は
1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタンであ
る。 成分Bは、Xにより表わされる少なくとも一つ
のケイ素結合ヒドロキシル基又は加水分解可能な
ヒドロキシル基の前駆基、及びYにより表わされ
る少なくとも一つの基を含有しているケイ素化合
物である。上に開示したように、X基は、本発明
の液体付着促進剤組成物の第三の必要成分を構成
する触媒(以下「成分C」と称する)の存在下で
基材又は成分Aのアルコキシ基と反応する、と信
じられる。同じ条件下において、Y基は硬化性シ
リコーンエラストマー組成物の少なくとも一つの
成分と反応する。 Xにより表わされる基がヒドロキシル基でない
場合、それは水分の存在下で、通常は触媒の存在
下において、反応してヒドロキシル基を形成す
る。ケイ素に結合した加水分解可能な基には、ハ
ロゲン原子、水素原子、アルコキシ基、及びカル
ボキシル基が含まれるが、必ずしもこれらに限定
されない。好ましくは、X基の加水分解は室温で
起こる。 Yにより表わされる基は、成分Bのケイ素原子
に結合しており、そして硬化性シリコーンエラス
トマー組成物の成分と反応する性質がある。エラ
ストマー組成物の硬化機構に応じて、Yは上記に
おいてXについて定義された加水分解可能な基、
水素、又は有機官能基を表わすことができる。 成分Bに関して使用される時、有機官能基は典
型的には、ケイ素−炭素結合によつてケイ素に結
合された反応性基を包含する。好ましい有機官能
基には、ビニル基及びアリル基のようなエチレン
系列の不飽和炭化水素基、更に、一般式ZR′−で
表わされる基であつて、R′が少なくとも3の炭
素原子を含有しているアルキレン基を表わし、Z
がアクリロキシ基、メタクリロキシ基、グリシド
キシ基、メルカプト基、アミノ基、及びN−アミ
ノアルキルアミノ基からなる群より選択されたも
のである基が含まれる。R′は好ましくは、成分
Bを調製するのに必要とされる対応中間体の入手
可能性に基づいて、n−プロピル基である。 成分Bについての重大な必要条件は、ポリオル
ガノシロキサン組成物の硬化を妨げないことであ
る。更に、成分Bは、硬化性組成物から蒸発しな
い十分に低揮発性のものでなければならない。揮
発性のシランは、それらが最初に部分的に加水分
解されるならば使用することができる。 エラストマー組成物が白金に触媒されるハイド
ロシレーシヨン反応により硬化可能である場合に
は、Yは好ましくはビニル基、アリル基、又は水
素である。エラストマー組成物が水分の存在下に
おいて、ヒドロキシル基を末端基とするポリジオ
ルガノシロキサンと、1分子当りに平均で2より
多くのケイ素結合加水分解性基を含有しているシ
ランとの反応によつて硬化可能である場合には、
X及びYは好ましくは両方ともアルコキシ基を表
わす。 成分Bには、シラン、単一の又は混合されたシ
ランの部分加水分解生成物、1もしくは2以上の
シランと他の種類の有機ケイ素化合物との、又は
1もしくは2以上の前述の有機官能基を含有して
いる有機化合物との反応生成物、及び、これらの
有機化合物とシラン以外の有機ケイ素化合物との
反応生成物が含まれる。 成分Bの定義は、1分子当りに平均しておよそ
10までの反復単位を含有している液体ポリジオル
ガノシロキサンを含めることも意図するものであ
る。 成分Bの前述の定義に包含される有機ケイ素化
合物の多くは、当業質により「慣用的」シランカ
ツプリング剤として分類される。これらのカツプ
リング剤の詳細な議論は、エドウイン・プルード
マン(Edwin Plueddemann)による「シランカ
ツプリング剤(Silane Coupling Agents)」と題
された教科書(ニユーヨーク、Plenum Press、
1982年刊)に含まれている。 この発明の付着促進剤組成物は、成分A及び成
分Bについて先に定義された化合物の部類から2
又は3以上のものを含有することができる、とい
うことが理解されよう。 次に、成分Bを構成する有機ケイ素化合物の特
定の種類を更に詳細に検討する。 シラン及びそれらの部分加水分解生成物 本発明の付着促進剤組成物の一つの態様におい
ては、成分Bは、成分A及び成分Bがお互いに且
つ硬化性シリコーンエラストマー組成物と相容性
であるという前述の事柄を条件に、YaSiX(4-a)
はYaR″SiX(3-a)なる一般式(ここで、X及びYは
先に定義したとおりであり、aは1〜3の整数を
表わし、またR″は1からおよそ8までの炭素原
子を含有している一価の炭化水素基を表わす)に
相当するシランである。 好ましいシランにおいては、Xは1からおよそ
10までの炭素原子を含有するアルコキシ基を表わ
す。最も好ましくは、Xはメトキシ基又はエトキ
シ基であつて、この選択は当該成分と硬化性シリ
コーンエラストマーとの相容性と、成分Bを調製
するのに使用される中間体の入手可能性とに基づ
くものである。 成分Bについて好ましいシランには、下記の化
合物が包含されるが、これらに限定はされない。 ●湿分硬化性エラストマー組成物については、 オルトケイ酸メチル、 オルトケイ酸エチル、 メチルトリメトキシシラン、 メチルトリエトキシシラン、 3−アミノプロピルメトキシシラン、 3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、 3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、 である。 当業者には、これらのシランの一部は湿分硬化
性ポリオルガノシロキサン組成物の橋かけ剤とし
て慣用的に使用されている、ということが理解さ
れよう。この場合、この橋かけ剤は付着促進剤の
成分Bとしても機能し、従つて、当該組成物を硬
化させるのに要求される量を超過して追加の橋か
け剤を含むことは必要ないであろう。 ●ハイドロシレーシヨン反応により硬化可能なエ
ラストマー組成物については、 ビニルトリメトキシシランの部分加水分解物、 ビニルトリエトキシシラン及びアリルトリメト
キシシラン、 トリメトキシシラン、 である。 1又は2以上の好ましいシランが、少なくとも
50モルパーセントのケイ素結合炭化水素基が低炭
素数のアルキル基、最も好ましくはメチル基であ
る硬化性シリコーンエラストマー組成物と組合わ
せて使用するのに適していよう。上記において検
討したように、単一の、あるいは混合物としての
これらのシランのいずれかの部分加水分解物もま
た、本発明の付着促進剤組成物の成分Bとして使
用するのに適しよう。 シランと他の有機ケイ素化合物との反応生成物 成分Bの第二の態様には、前述の一般式によつ
て表わされるシランと、1分子当りに成分BのY
置換基についての定義に対応する基を少なくとも
一つ含有している化学量論的に過剰の有機ケイ素
化合物との反応生成物が含まれる。 上記の有機ケイ素化合物は、好ましくは、1分
子当りに酸素原子によつて結合された平均して2
以上のケイ素原子を含有しているポリオルガノシ
ロキサンである。ケイ素原子の残りの原子価は、
一価の炭化水素基及びY基についての前述の定義
に含まれる基によつて満たされる。 ポリオルガノシロキサン反応物は、好ましくは
ポリジオルガノシロキサン、最も好ましくは各分
子がYについての前述の定義に含まれる複数の基
を含有しているポリジオルガノシロキサンであ
る。シランは、ポリオルガノシロキサンに存在し
ているこれらのY基の一部分のみと反応して、こ
れらの基のあるものを硬化性シリコーンエラスト
マー組成物と自由に反応させる。 成分Bのこの態様の特定の例には、(1)前述の二
つの一般式であつて、その式中のXがメトキシ基
のようなアルコキシ基を表わし、そしてYがビニ
ル基のようなエチレン系列の不飽和炭化水素基を
表わしている式のどちらかに該当するシランと、
化学量論的に過剰の、(2)1分子当りに複数のケイ
素結合水素原子を含有しているポリジオルガノシ
ロキサンとの反応生成物が含まれる。結果として
得られた反応生成物は、未反応のケイ素結合水素
原子を含有する。 シラン以外の有機ケイ素化合物とエラストマー反
応性基を含有している有機化合物との反応生成物 成分Bのもう一つの態様には、上述のシラン以
外の有機ケイ素化合物と、少なくとも一つのY基
を含有し且つ、当該有機ケイ素化合物と反応する
少なくとも一つの基を含有している有機化合物と
の反応生成物が含まれる。 上掲の「エラストマー反応性基」とは、先の成
分Bの説明において言及した、Yでもつて指示さ
れる種々の基のことである。一般式に言えば、こ
れらには、湿分の存在下に室温で加水分解してヒ
ドロキシル基になることのできる前駆基が包含さ
れ、より具体的に言えば、これらはハロゲン原
子、水素原子、アルコキシ基、カルボキシル基、
ビニル基、アリル基、そして一般式ZR′の基
(R′は炭素原子数が少なくとも3のアルキレン
基、好ましくはn−プロピレン基であり、Zは先
に定義されたとおりである)に相当する。 成分Bのこの態様を調製するのに使用すること
のできる有機ケイ素化合物には、アルコキシ基の
それぞれが1〜10の炭素原子を含有しているヘキ
サアルコキシジシロキサン、本発明の付着促進剤
組成物の成分Aの定義に該当する1,2−ビス
(トリアルコキシシリル)エタン、並びに、1分
子当りに少なくとも一つのX基を含有し、且つ、
反応すべき有機化合物が有する官能基Z′と反応す
ることが可能な官能基Zを少なくとも一つ含有し
ている環式又は線状ポリオルガノシロキサンが包
含される。有機化合物は、官能基Z′のほかに、Y
についての前述の定義に含まれる基を少なくとも
一つ含有する。 お互いどうし反応して成分Bの態様を形成する
有機ケイ素化合物のZ基と有機化合物のZ′基との
組み合わせの例を下記の第1表に掲載する。
〔実施例〕
以下に述べる例は、本発明の硬化性組成物の好
ましい態様を立証しようとするものであつて、特
許請求の範囲に明確にされた本発明の範囲を限定
するものであると解釈すべきではない。下記の例
において使用する部及び百分率は、別段の指示が
ない限り全て重量によるものである。 下記の例の全てにおいて使用する、以下におい
て「組成物」と呼ぶ硬化性シリコーンエラスト
マー組成物は、次に述べる成分を均質になるまで
混合することによつて調製した。それらの成分と
は、すなわち、 25℃における粘度が0.4Pa・sであるジメチル
ビニルシロキシ基を末端基とするポリジメチルシ
ロキサン46.5部、 平均粒径5ミクロンの微粉砕石英46.5部、 カーボンブラツク3.6部、 1分子当りに平均して3のジメチルシロキシ単
位と5のメチルヒドロゲンシロキサン単位とを含
有しているトリメチルシロキサン基を末端基とす
るポリオルガノシロキサン3.2部、 ジビニルテトラメチルジシロキサンの塩化白金
酸複合体であつて、ジメチルビニルシロキサシ基
を末端基とするポリジメチルシロキサンで希釈し
て白金を0.7重量%にしたもの0.1部、(この複合
体の調製は、ウイリング(Willing)に対し発行
された米国特許第3419027号明細書に記載され
る。)そして、 環式メチルビニルシロキサン0.05部、 である。 これらの組成物は室温で流動可能であつた。 基材はアルミニウム又は他の金属のパネルであ
つて、2.5×10cmであつた。2枚又は3枚のパネ
ルに上記組成物のおのおのを塗布して、付着試験
の結果が再現可能であることを保証した。 基材には、硬化性組成物を約1mmの厚さになる
まで基材の片面上に流すことによつてこの硬化性
組成物を塗布した。別段の指摘がない限り、金属
パネルは、硬化性組成物を塗布する前に洗浄せ
ず、あるいは処理をしなかつた。硬化性組成物の
基材表面への付着力は、基材から硬化エラストマ
ーを少なくとも約5cm2の面積以上手で剥ぎ取るこ
とにより3日間毎日測定した。エラストマー層の
内部ではなく、むしろエラストマーと基材との間
の界面において何らかの破壊が観測されたなら
ば、この破壊を付着層破壊(adhesive failure)
(AF)又は混成破壊(mixed failure)(MF)と
評価した。全くエラストマー層の内部で起こる破
壊のみを凝集破壊(cohesive failure)(CF)と
評価した。 アルミニウムパネルは、裸のあるいはアルクラ
ツドのタイプ2024のアルミニウムであつて、Qパ
ネル社(Q Panel Company)によつて供給さ
れた。代表的パネルの表面のX線光電子分光分析
は、パネル表面に存在している原子の42〜47%が
炭素原子であることを示した。パネルの試験表面
上の水の接触角は約75度であつた。これらのデー
タは、パネルの表面には相当の量の有機不純物が
含まれていたことを示す。 パネルの試験表面を有機溶剤でふき取つた後に
比べてみると、表面の原子の36%のみが炭素であ
り、また水の接触角は55度に低下していた。 例 1 この例は、この発明の三つの付着促進剤組成物
によつて示されるアルクラツドアルミニウムパネ
ルへの付着力を、成分を個別に使用して達成され
た付着力と比較する。 この例において説明される成分Bの二つの態様
を、トリメチロールプロパンのジアリルエーテル
と1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタンと
をそれぞれ1:1のモル比で含有している混合物
(以下「B1」)と呼ぶ)か、あるいは、トリメチ
ロールプロパンのモノアリルエーテルと1,2−
ビス(トリメトキシシリル)エタンとをそれぞれ
1:2のモル比で含有している混合物(以下
「B2」と称する)をガラス反応器内で加熱するこ
とによつて調製した。両方の反応混合物ともその
反応混合物の合計の重量に基づいて1%のチタン
酸テトラブチルを含んでおり、また反応器には反
応混合物より蒸発した液を凝縮して取除く装置を
取付けた。反応混合物の温度が、モノアリルエー
テルの場合は150℃、あるいはジアリルエーテル
の場合は160℃に達するまで、反応混合物の加熱
を続けた。成分B1及びB2は、追加の精製を行な
うことなく反応混合物から回収したままで使用し
た。 それぞれの場合において、反応の間に回収され
た副生物のメタノールの量は、存在している有機
ケイ素化合物と有機化合物との量に基づいて計算
した値に実質的に等しかつた。 成分Bの第三の態様(以下「B3」と呼ぶ)は、
10部のビニルトリメトキシシランと、1分子当り
に平均して五つのメチルヒドロゲンシロキサン単
位と三つのジメチルシロキサン単位とを含有し、
且つ、約0.8%のケイ素結合水素原子を含有して
いるトリメチルシロキシ基を末端基とするポリオ
ルガノシロキサン15部とを反応させて調製した。
二つの化合物は、ジメチルビニルシロキシ基を末
端基とするポリジメチルシロキサンで希釈して白
金の量を0.7重量%にしたジビニルテトラメチル
ジシロキサンの塩化白金酸複合体0.1部の存在下
において、3日間周囲条件で反応させた。 比較のために、先に説明した組成物に、付着
促進剤として%のB1,B2、又は1,2−ビス
(トリメトキシシリル)エタン(A1)を加えたも
のを用いて、この発明の範囲外の硬化性組成物を
調製した。成分B1及びB2はそれぞれ、これらの
化合物を調製する間に存在していた1重量%のチ
タン酸テトラブチルを含有していた。化合物A1
を含有している組成物には0.1重量%のチタン酸
テトラブチルを加えた。おのおのの場合、周囲条
件下で1日、2日、及び3日硬化させた後に付着
層破壊が認められた。 組成物を、(1)1%のB1(これは1%のチタン
酸テトラブチルを含有していた)、(2)1%のA1、
及び、(3)最終の組成物の重量に基づいて0.1%の
追加のチタン酸テトラブチルと共に混合すること
によつて、この発明の硬化性組成物を調製した。
これは、A1のB1に対するモル比を1.6とすること
に相当する。この組成物は、1日、2日、又は3
日間硬化させた後にアルクラツドアルミニウムパ
ネル上において、100パーセントの凝集破壊を示
した。 凝集破壊は、成分A1の濃度を組成物の重量に
基づいて3%に増加させて、A1のB1に対するモ
ル比を4.8とした場合にも観測された。 比較のために、A8の濃度を組成物の重量に
基づいて5%に上昇させ、そしてB1の濃度は1
%に維持することによつてA1のB1に対するモル
比を8に上昇させた。この組成物は、周囲条件で
1日硬化させた後に凝集破壊を示した。同じ条件
下でもう1日後には、硬化組成物は付着層破壊を
示した。 この現象の理由は、室温で硬化する組成物にと
つての不十分な付着促進剤であることが示されて
いる硬化組成物中の未反応のA1の量が過剰であ
るためと信じられる。 先に定義した硬化性組成物を、0.1%のチタ
ン酸テトラブチルのほかに次に示す第2表に掲げ
られた量(重量%)の成分A1,B2、及びB3と混
合することによつて、この発明の別の組成物を調
製した。続いて周囲条件下で3日硬化させて得ら
れた付着の型式もまた第2表に掲載する。この表
において、AFは付着層破壊を表わし、MFは付
着層破壊と凝集破壊との混成したものを表わし、
CFは完全な凝集破壊、すなわち、エラストマー
と基材との界面においてではなくむしろ完全にエ
ラストマーの内部で起こつた破壊を表わす。
【表】
【表】 を示す。
例 2 この例は、本発明の組成物の成分Bの種類及び
濃度並びに触媒濃度を変化させることによつて観
測された裸のアルミニウムへの結合強さの変動を
説明する。 裸のタイプ2024のアルミニウムパネルに組成物
を塗布し、そして先の例1で説明したように2
日硬化させた後に評価を行なつた。先の例1にお
けるのと同じである成分A1,B1,B2、及びB3、
並びにチタン酸テトラブチルの種類及び濃度(部
で表わす)を、次の第3表に掲載する。
【表】 これらのデータは、試験を行なつた組成物の全
てが周囲条件下で硬化させた場合には裸のアルミ
ニウムへの結合を与えたけれども、室温で裸のア
ルミニウムへの凝集結合を達成するには成分Bと
触媒濃度の選択に多少の精選が必要とされるであ
ろう、ということを示す。これらの好ましい組成
物のために成分Bとして他の有機ケイ素化合物を
選定するのは、最小限の実験で決めることができ
る。 例 3(比較例) この例は、1,2−ビス(トリアルコキシシリ
ル)エタンが、他の有機ケイ素化合物と相互に作
用して室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
の金属基材への凝集結合を提供する能力に関して
独特であることを立証する。 先に定義した硬化性組成物を、組成物の重
量に基づいて1重量%の成分B1,1%,3%、
又は5%の1,3−ビス(トリメトキシシリル)
プロパン、及び0.1%のチタン酸テトラブチルと
組み合わせた。その結果得られた組成物をアルク
ラツドアルミニウムパネルに塗布し、そして先の
例1で説明したように3日間硬化させた。試料の
全てが付着層破壊を示し、本発明の組成物の成分
Aを炭素原子数のもつと多い成分Aの同族体で代
用することはできないということを指示した。 同じように、組成物の重量に基づいて1%、
2%、3%、及び6%の濃度で1,6−ビス(ト
リメトキシシリル)ヘキサンをプロパン同族体の
代りとした場合には、周囲条件下で3日間硬化さ
せた後に試料の全てが付着層破壊を示した。 例 4 この例は、本発明の硬化性組成物の別の態様を
説明する。 先に定義した硬化性組成物を、1重量%の
1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタン、
0.05重量%のチタン酸テトラブチル、そして、硬
化性組成物の重量に基づいてCH2=CH−が
0.06重量%に相当する量の下記に掲げる化合物の
一つと混合することによつて、この発明の硬化性
組成物を調製した。これは、先の例1で説明した
1重量%の成分B1によつて提供されるCH2=CH
−の濃度に等しい。硬化性組成物のそれぞれもま
た、1重量%のチタン酸テトラブチルを含有して
いた。成分Bとして使用した化合物は、 6−トリメトキシシリル−1,2−ヘキセン、 アリルトリメトキシシラン、 ビニルトリメトキシシラン、 成分B1について前に説明したように調製され
た、等モル量のトリメチロールプロパンのジアリ
ルエーテルとメチルトリメトキシシランとの反応
生成物、 成分B2について前に説明したように調製され
た、それぞれ2:1のモル比のトリメチロールプ
ロパンのモノアリルエーテルとオルトケイ酸メチ
ルとの反応生成物、 成分B2について前に説明したように調製され
た、それぞれ2:1のモル比のトリメチロールプ
ロパンのモノアリルエーテルとメチルトリメトキ
シシランとの反応生成物、 であつた。 結果として得られたこの発明の硬化性組成物
を、先に説明したようにアルクラツドアルミニウ
ムパネルに塗布し、そして周囲条件下で1日硬化
させた。この期間の終りには、硬化したエラスト
マーの全てが、塗布される前に洗浄あるいは処理
を行なわなかつたパネルに対して凝集破壊を示し
た。 比較のために、組成物とこの例(例4)の最
初の部分で説明した成分Bの六つの態様のそれぞ
れとを使用して、前述の例1において説明したよ
うに硬化性組成物を調製しそして塗布した。各態
様の濃度は組成物の重量に基づいて0.06重量%
のCH2=CH−基に相当し、またこれらの組成物
は、塗布を行なう前に洗浄されていないアルクラ
ツドアルミニウムパネルに塗布した。あらゆる場
合に、続いて周囲条件下で3日硬化させて付着層
破壊が観測された。これは、成分Bのこれらの態
様は塗布される前に洗浄されていない基材への凝
集結合を室温で達成するには、本発明の組成物の
成分Aの態様と組み合わされなければならない、
ということを立証する。 例 5 この例は、高い硬化温度において硬化性シリコ
ーンエラストマー組成物をアルミニウムに凝集的
に結合する本発明の付着促進剤の能力を立証す
る。 100重量部の硬化性組成物と、1部のA1、1
部のB1、及び0.05部のチタン酸テトラブチルと
を使用して、先の例1で説明したようにこの発明
の硬化性組成物を調製した。この組成物を例1で
説明した同じタイプのアルクラツドアルミニウム
パネルに塗布し、そしてこの塗布されたパネルを
100℃で3.5時間加熱して組成物を硬化させた。周
囲温度まで冷却後、硬化エラストマーは、100%
凝集破壊を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反応して無機基材に凝集的に結合することが
    可能な硬化シリコーンエラストマーを生成する組
    成物であつて、下記の成分A,B,Cを均質にな
    るまで混合して得られる生成物を含んでなる硬化
    性エラストマー組成物。 A 硬化性ポリオルガノシロキサン B 上記のポリオルガノシロキサンを硬化させる
    ための橋かけ剤 C 成分A及びBと混和性であり且つそれらの硬
    化を妨げない液体付着促進剤であつて、次に掲
    げる(1)〜(3)、すなわち、 (1) 一般式(RO)3SiCH2CH2Si(OR)3の第一
    の有機ケイ素化合物(この式において、Rは
    1〜10の炭素原子を有するアルキル又はハロ
    アルキル基を示す)、 (2) 上記第一の有機ケイ素化合物についての一
    般式で表されない化合物であつて、次に掲げ
    る(a)〜(c)の群より選ばれる、当該硬化性組成
    物から蒸発しない第二の有機ケイ素化合物、 (a) 一般式YaSiX(4-a)又はYaR″SiX(3-a)のシ
    ラン、及びこれらのシランの部分加水分解
    生成物(上式中のaは1〜3の整数を表
    し、R″は1〜8の炭素原子を有する一価
    の炭化水素基を示す) (b) 上記のシランと、1分子当りに酸素原子
    により結合されるケイ素原子を平均して2
    以上有し、これらのケイ素原子の残りの原
    子価がY基及び一価の炭化水素基により満
    たされている少なくとも1種のポリオルガ
    ノシロキサンとの反応生成物 (c) 上記のポリオルガノシロキサンと、Y基
    を少なくとも一つそして当該ポリオルガノ
    シロキサンと反応する基を少なくとも一つ
    有する有機化合物との反応生成物であつ
    て、各分子がXにより表されるケイ素結合
    基を少なくとも一つそしてYにより表され
    るケイ素結合基を少なくとも一つ有するも
    の(ここで、Xはヒドロキシル基又は加水
    分解によつてヒドロキシル基となることが
    可能な基を表し、YはX、水素、及び、ケ
    イ素−炭素結合によつてケイ素に結合され
    る有機官能基の群より選択され、且つYは
    上記の硬化性ポリオルガノシロキサン及
    び/又は上記の橋かけ剤と反応する) (3) 上記のX基と上記基材との又は上記第一の
    有機ケイ素化合物のアルコキシ基との反応の
    ため、且つ上記のY基の反応のためのチタン
    化合物触媒、 からなり、上記第一の有機ケイ素化合物の上記
    第二の有機ケイ素化合物に対するモル比が
    0.1:1から7:1までであり、且つ、当該硬
    化性エラストマー組成物の0.1〜10.0重量%の
    量で存在するもの。
JP62257453A 1986-10-15 1987-10-14 付着促進剤を含んでなるポリオルガノシロキサンエラストマー組成物 Granted JPS63105058A (ja)

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