JPH0468344A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0468344A
JPH0468344A JP18185390A JP18185390A JPH0468344A JP H0468344 A JPH0468344 A JP H0468344A JP 18185390 A JP18185390 A JP 18185390A JP 18185390 A JP18185390 A JP 18185390A JP H0468344 A JPH0468344 A JP H0468344A
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JP
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vinylidene chloride
silver halide
copolymer
latex
layer
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JP18185390A
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Masato Takada
高田 昌人
Eiichi Ueda
栄一 上田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に関し、詳しくは
、寸法安定性ならびに支持体と親水性コロイド層との接
着性に優れたハロゲン化銀写真感光材料に関する。
〔発明の背景〕
ハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材料という)は
、湿度か低い時は縮み、高い時は伸びる特性がある。
また、これとは別Jコ感光材料は現像処理の前後で寸法
が変化する特性を有している。これは露光時の感光材料
及び感光材料上の画像寸法と現像処理後の感光材料及び
感光材料上の画像寸法が異なる現象であり、露光時の温
度条件と、現像処理時の乾燥温度及び湿度条件の影響に
より生ずるものである。
この感光材料の寸法変化は、例えば多色印刷のための網
点画像や精密な線画の再現が要求される印刷用感光材料
において極めて重大な欠点になる。
具体的に、カラー印刷用のフィルム原版はシアン、マゼ
ンタ、イエローの3W版ないしスミ版を加えI;4原版
で構成されているため、−組の原版として寸法安定性が
要求される。したがってこの4色の原版の寸法精度が厳
密に合わないと色ずれの原因となる。また地図等につい
ても寸法精度が非常に要求される。
このような寸法精度変化の少ない、いわゆる寸度安定性
の優れた感光材料を得る方法としては、親水性コロイド
層と支持体の厚み比を規定する技術が米国特許3201
250号に、また親水性コロイド層中にポリマーラテッ
クスを含有させる技術が特公昭39−4272号、同3
9−17702号、導電性43−13482号。
同435−5331号、米国特許237600号、同2
763625号、同2772166号、同285238
6号、同2853457号、同3397988号、同3
411911号、同3411912号に記載されている
しかしながら、親水性コロイド層中にこれらのポリマー
ラテックスを含有させることにより、現像処理液中での
膜強度、耐摩耗性及び支持体に対するこれらの層の接着
性などに悪影響を与える。
米国特許34597’lO号、同3488708号、同
3554987号、同3700456号、同39391
30号、英国特許1491701号等には従来のゼラチ
ン硬膜剤と反応するポリマーを用いることにより上記の
問題を改良する技術が開示されているが、前記のような
厳しい寸度安定性に対する要求を満足することはできな
い。
以上のような親水性コロイド層に対する対策だけでは不
充分であって、支持体も処理工程中成水により伸びるが
、その後の乾燥によっても長時間たたないと戻らない。
このような支持体のす産資定性に対して、例えば特開昭
64−538号に塩化ビニリデンを含有するポリマー層
をポリエステル支持体上に塗布する技術が開示されてい
る。
また特開昭60−250041号には耐ブロッキング性
、ガスバリヤ−性及び印刷適性に優れた支持体として、
塩化ヒニリデン共重合体をフィルムに塗布し、熱処理す
る技術が開示されている。
しかしこれらの技術によっても寸度安定性及び支持体と
その上に塗布した親水性コロイド層との接着性は充分な
ものではない。
〔発明の目的〕
上記のような問題に対し、本発明の目的は、ハロゲン化
銀写真感光材料において、寸度安定性及び支持体とその
上に塗布された親水性コロイド層との接着性に優れたハ
ロゲン化銀写真感光材料を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、ポリエステル支持体の少なくとも
1方の側にポリマーラテックスを含有した親水性コロイ
ド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、共重
合比の異なる少なくとも2種以上の塩化ビニリデン共重
合体で、該ポリエステル支持体の両面を0.1/l m
以上の厚みで被覆することを特徴とするハロゲン化銀写
真感光材料により達成される。
尚、好ましい態様としては、上記塩化ビニリデン層が、
塩化ビニリデン80〜94重量%を含む共重合体(A)
を樹脂分として30〜94重量部、塩化ビニ91294
〜100重量%を含む共重合体(B)を樹脂分として3
〜50重量部、塩化ビニ91240〜80重量%を含む
共重量体(C)を樹脂分として3〜20重量部をラテッ
クス状態で混合、ないしは同一ラテックス中で混合する
ことにより得られた塩化ビニリデン共重合体混合ラテッ
クスであることである。
以下、本発明について詳細に説明する。
支持体フィルム例えばポリエステルに塩化ビニリデンを
塗布する場合、次ぎの2方法が知られている。
ポリエステルの配向結晶化完了後に塩化ビニリデンラテ
ックスを塗布する方法。
ポリエステルの配向結晶化完了前に塩化ビニリデンラテ
ックスを塗布する方法。
この場合はヒートセットと称する熱処理が行われる。
本発明においては、上記いずれの方法でもよい。
塩化ビニリデン共重合体ラテックスから得られる塗布膜
はラテックスの特性により、樹脂の加熱溶融による成膜
法と異なり、膜が均質でなく結晶性の塩化ビニリデンを
含んでいる。
ラテックスから得られる膜は微小の間隙を有していると
考えられ、この面では防水性は劣る。
しかし、ラテックスの場合は有機溶媒を使用しないとい
う利点がある。
上記配向結晶化完了前に塗布する方法は熱処理を伴うの
でラテックスからの膜を加熱溶融し、非晶質となり、均
質化するという利点はあるが、防水性が劣る。このため
本発明においては、(B)成分の混入で結晶化度を上げ
て防水性を向上して寸度安定性をさらに改善している。
このことは特に配向結晶化完了前に塗布する方法の場合
はヒートセット、非晶化後の再結晶化に対しても有利で
ある。
さらに本発明では、(C)成分の混入により支持体とそ
の上に塗布する親水性コロイド層との接着性の向上を図
っているのである。
本発明における塩化ビニリデン共重合体とは、塩化ビニ
リデンを含有する共重合体、特開昭51−135526
号記載の塩化ビニリデン/アクリル酸エステル/側鎖に
アルコールを有するビニル単量体よりなる共重合体、米
国特許2,852,378号記載の塩化ビニリデン/ア
ルキルアクリレート/アクリル酸よりなる共重合体、米
国特許2,698,235号の塩化ビニリデン/アクリ
ロニトリル/イタコン酸よりなる共重合体、米国特許3
,788,856号記載の塩化ヒニリデン/アルキルア
クリレート 酸よりなる共重合体、等があげられる。具体的な化合物
例として次のものがあげられる。
( )内数字は全て重量比を表わす。
塩化ビニリデン:メチルアクリレート:ヒドロキシエチ
ルアクリレート(83:12:2)の共重合体 塩化ビニリデン:エチルメタクリレート:ヒドロキシプ
ロピルアクリレート(82:10:8)の共重合体 塩化ビニリデン:ヒドロキシジエチルメタクリレート(
92:8)の共重合体 塩化ヒニリデン:ブチルアクリレート:アクリル酸(9
4:4:2)の共重合体 塩化ヒニルデン:プチルアクリレート:イタコン酸(7
5:20:5)の共重合体 塩化ビニリデン:メチルアクリレート:イタコン酸(9
0:8:2)の共重合体 塩化ビニリデン:メチルアクリレート:メタアクリルr
Ii(93:4:3) 塩化ビニリデン:イタコン酸モノエチルエステル(96
:4)の共重合体 塩化ビニリデン:アクリロニトリル:アクリル酸(96
:3.5:1.5)の共重合体塩化ビニリデン:メチル
アクリレート:アクリル酸(90:5:5)の共重合体 塩化ビニリデン:エチルアクリレート:アクリル酸(9
2:5:2)の共重合体 塩化ビニリデン;メチルアクリレート:3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルアクリレート(84:9+7)の
共重合体 塩化ビニリデン:メチルアクリレート二N−エタ7−ル
アクリルアミド(85:10:5)の共重合体 塩化ビニリデン:メチルアクリレート:アクリル酸(9
8:l:l)の共重合体 塩化ビニリデン:メチルアクリレート:イタコン酸(9
7:1:2)の共重合体 塩化ビニリデン:アクリルニトリル:アクリル酸(99
:0.5:0.5)の共重合体塩化ビニソデン;エチル
アクリレート:アクリル酸(98:1:l)の共重合体 塩化ビニリデン:メチルアクリレート:アクリル酸(6
5:34:I)の共重合体 塩化ビニリデン:メチルアクリレート:イタコン酸(7
0:291)の共重合体 塩化ビニリデン:アクリルニトリル:アクリル酸(70
:29:I)の共重合体 塩化ビニリデン:エチルアクリレート:アクリル酸(6
8:31:1)め共重合体 本発明におけるポリエステルについて詳シく述べれば、
芳香族2塩基酸とグライコールを主要な構成成分とする
ポリエステルであって代表的な2塩基際としてはテレフ
タル酸、イソフタル酸、pβ−オキンエトキン安息香酸
、シフエイルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタ
ンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、アセライン
酸、5ナトリウムスルホイソフタル酸、ジフェニレンジ
カルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等があり
、グライコールとしては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブタンジオール、ネオペンチレンゲリ
コール、1.4−シクロヘキサンジオール、14−7ク
ロヘキサンジメタノール、1.4−ビスオキンエトキシ
ベンゼン、ビス7エ/−ルA1ジエチレングリコール、
ポリエチレングリコール等がある。これらのポリエステ
ルフィルムは例えば特開昭52−54428号に記載さ
れているような公知の2軸延伸法を用いて製造すること
ができる。
ポリエステルとポリマーラテックス層との間に強い装着
力をもたせるために様々な処理を施すことができる。
例えば表面を薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、
火焔処理、紫外線処理、高周波処理、クロー放電処理、
活性プラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸
化処理等の表面活性化処理したり、酸成分、水酸基成分
、エポキシ基成分、Nアルカノール基成分、ジオレフィ
ン単量体成分、ポリマーラテックス成分等の中から選ば
れる単一または複数の成分を含有する下引層を塗設する
方法等である。またこれとは独立に帯電性を防止するた
めの公知の手段を用いることもさしつかえない。例えば
フッ素系界面活性剤、各種導電性ポリマー、無機酸化物
、有機帯電防止剤等を下引層中に含有せしめる方法等で
ある。
これらの処理はいずれも支持体の片面のみに対して行わ
れても、両面に対して行われてもよいし、勿論、支持体
に対しである面について施す処理か他の一方の面封に対
して施す処理と異なっていてもかまわない。更に、種類
を異にする処理を2以上併用してもかまわない。
本発明の写真感光材料は少なくとも1層の感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層を含む写真構成層を有する。
該写真構成層は親水性コロイド層であり、核層に用いら
れる親水性コロイドとしてはゼラチンが好ましい。
本発明に用いるゼラチンは石灰処理されたものでも、酸
を使用して処理されたものでもどちらでもよい。ゼラチ
ンの製法の詳細ハアーサー゛・ヴアイス著、ザ・マクロ
モレキュラー・ケミストリー・オブ・ゼラチン、(アカ
デミツク・プレス、1964年発行)に記載がある。本
発明に用いることができるゼラチン以外の親水性コロイ
ドとしては、例えばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高
分子とのグラフトポリマー アルブミン、カゼイン等の
蛋白質:ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、セルロース硫酸エステル類等の類キセル
ロース誘導体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体等の糖誘
導体:ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール部
分アセタール、ポリ−Nビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸、ボ1ノアクリルアミド、ポリ
ビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単一あ
るいは共重合体の如き多種の合成親水性高分子物質があ
る。
本発明の写真感光材料に含有せしめられるポリマーラテ
ックスとしては例えば米国特許2,772.IfiG号
、同3,325,286号、同3,411,911号、
同3,311.!112号、同3,525,620号、
リサーチ・ディスクロージャー (Research 
D 1sclosure)誌No、19519551(
1980年7月)等に記載されていごとき、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、スチレン等のヒニル
重合体の水和物がある。
本発明に好ましく用いられるポリマーラテックスとして
はメチルメタクリレート、エチルメタクリレ−)・等の
メタアルキルアクリレートの単独重合体、スチレンの単
独重合体、又は、メタアルキルアクリレートやスチレン
とアクリル酸、N−メチa−ルアクリルアミド、グリシ
ドールメタクリレート等との共重合体、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のア
ルキルアクリレートの単独重合体もしくはアルキルアク
リレートとアクリル酸、N−メチロールアクリルアミド
等との共重合体(好ましくはアクリル酸等の共重合成分
は30重量%まで)、ブタジェンの単独重合体もしくは
ブタジェンとスチレン、ブトキンメチルアクリルアミド
、アクリル酸の1つ以上との共重合体、塩化ビニリデン
−メチルアクリレート−アクリル酸3元共重合体等が挙
げられる。
次に本発明に好ましく用いられるボリマーラテ・ンクス
の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定[ラテック
ス具体例] (x/ y/ z = 40/ 20/ 40)(x/
 y/ z = 39.4/ 59/ 1.6)Hi R L−13 L−16 L〜17 CHl (x/y/z=93/3/4) (x/y/z−93/3/4) L C2H3 (x/y/z−93/3/4) O (x/y/z=85/13/2) (w/x/y/z−45/43/8/4)本発明で用い
るポリマーラテックスの平均粒径の好ましい範囲は0.
005−1 μm特に0.02−0.1p mである。
本発明に用いられるポリマーラテックスは支持体に対し
片面のみに含有されてもよいし、また両面に含有されて
いてもよい。支持体に対し両面に含有せしめられる場合
、各々の面に含有せしめられるポリマーラテックスの種
類及び/又は量は同じであっても、また異なっていても
よい。
更に、ポリマーラテックスの添加される層は、支持体に
対しハロゲン化銀乳剤層の外側にある非感光性親水性コ
ロイド層の少なくとも1層に含有されているならば該非
感光性親水性コロイド層以外のどの層においてもポリマ
ーラテックスを添加することができる。又支持体に対し
感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む側に含有される場合、
ポリマーラテックスは感光性ハロゲン化銀乳剤層に含有
せしめられていてもよく、また通常保護層といわれる最
上層の非感光性コロイド層中に含有せしめられていても
よい。熱論それ以外の層例えば下引層や、感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層と最上層の間に中間層が存在する場合はそ
の中間層であってもよい。更にポリマーラテックスは複
数の層よりなる面において、どの単一の層中に含有させ
られていてもよい。支持体に対しハロゲン化銀乳剤層の
外側にある、非感光性親水性コロイド層の少なくとも一
層に含有されるポリマーラテックスの量は、好ましくは
0.01g/ m2−2.0g/ to2であり、更に
好ましくは0.02g/ m2〜1.5g/ m’であ
る。該ポリマーラテックスの添加される親水性コロイド
層におけるゼラチン量は好ましくはO,1g/m”〜1
−5g/m″であり、特に好ましくは0.3g/ m”
 −1,2g/ m”である。
また本発明の感光材料には、特公昭59−17825号
、同59−17818号、同59−17819号、同5
9−17820号、同59−17821号、同59−1
7826号、同59−17822号に開示されているテ
トラゾリウム化合物、又、特開昭53−16623号、
同53−20927号、同53−84714号、同57
− Ei8137号等に開示されているヒドラジン化合
物ヲ硬調化剤として含有することができる。
これらの化合物を含有する感光材料は、超加成性現像液
で処理し、高いコントラストを有する銀画像を得ること
かできる。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤には、ハロ
ゲン化銀として、沃臭化銀、塩臭化銀等の通常のハロゲ
ン化銀乳剤に使用される任意のものを用いる事ができ、
ハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法及びアンモニア法
のいずれで得られたものでもよい。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン化
銀組成分布を有するものでも、粒子の内部と表面層とで
ハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒子であっても
よく、潜像が主として表面に形成されるような粒子であ
っても、また主として粒子内部に形成されるような粒子
でもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを用
いることができる。好ましい1つの例は、(100)面
を結晶表面として有する立方体である。
又、米国特許4.183.756号、同4,225,6
66号、特開昭55−26589号、特公昭55−42
737号等の明細書や、ザ・ジャーナル・オブ・フォト
グラフインク・サイエンス(J 、P hotgr、S
 ci) −21,39(1973)等の文献に記載さ
れた方法により、8面体、14面体、12面体等の形状
を有する粒子をつくり、これを用いることもできる。更
に、双晶面を有する粒子を用いてもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子は、単一の形状からなる
粒子を用いてもよいし、種々の形状の粒子が混合された
ものでもよい。
又、いかなる粒子サイズ分布を持つものを用いてもよく
、粒子サイズ分布の広い乳剤(多分散乳剤と称する)を
用いてもよいし、粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散乳
剤と称する。)を単独又は数種類混合してもよい。又、
多分散乳剤と単分散乳剤を混合して用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種以上のハロゲ
ン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
本発明において、単分散乳剤が好ましい。単分散乳剤中
の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径rを中
心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量
が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるものが
好ましく、特に好ましくは70%以上、更に好ましくは
80%以上である。
ここに平均粒径rは、粒径riを有する粒子の頻度旧と
r13との積重X ri’が最大となるときの粒径ri
を定義する。
(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入する。)ここで
言う粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合は、その
直径、又球状以外の形状の粒子の場合は、その投影像を
周面積の円像に換算した時の直径である。
粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得られることができる。
(測定粒子個数は無差別に1000個以上ある事とする
。) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤はによって定義
した単分散度が20以下のものであり、更に好ましくは
15以下のものである。
ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定義のrlから
求めるものとする。単分散乳剤は特開昭54−4852
1号、同58−49938号及び同60−122935
号公報等を参考にして得ることができる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行わないで、い
わゆる末後熱(Pr1m1tive)乳剤のまま用いる
こともできるか、通常は化学増感される。
化学増感のためには、前記Glafkides又は、Z
elil;manらの著書、或いはH,Frleser
編デ・グルンドラーゲン・デル・フォトグラフィジエン
・ブロツェセ・ミド・ジルベルノ・ロゲニーデン(Di
e Grundlagen der Photogra
phischen Prozesse mit 5il
bt:rhalogeniden、 Akademic
che Verlagsgesellschalt、 
1968)に記載の方法を用いることができる。
即ち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活性ゼ
ラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還元増
感法、金その他の貴金属化合物を用いることができる。
硫黄増感剤としては、チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾ
ール類、ローダニン類、その他の化合物を用いることが
でき、それらの具体例は、米国特許1,574,944
号、同2,410.689号、同2,278,947号
、同2,728,668号、同3,656.955号に
記載されている。還元増感剤としては、第一すず塩、ア
ミン類、ヒドラジン誘導体、ポルムアミジスルフィン酸
、シラン化合物等を用いることができ、それらの具体例
は米国特許2,487,850号、同2,419.97
4号、同2.518,698号、同2,983.609
号、同2,983,610号、同2,694,637号
に記載されている。貴金属増感のためには全錯塩のほか
、白金、イリジウム、パラジウム等の周期律表■族の金
属の錯塩を用いることができ、その具体例は米国特許2
,399,083号、同2,448.060号、英国特
許618.061号等に記載されている。
又、化学増感時のpH,pAg、温度等の条件は特に制
限はないが、pH値としては4〜.9、特に5〜8が好
ましく、pAg値としては5〜11、特に8〜lOに保
つのが好ましい。又温度としては、40〜9(10C1
特に45〜75°Cが好ましい。
本発明で用いる写真乳剤は、前述し、た硫黄増感、金・
硫黄増感の他、還元性物質を用いる還元増感法 貴金属
化合物を用いる貴金属増感法などを併用することもでき
る。
感光性乳剤としては、前記乳剤を単独で用いてもよく、
二種以上の乳剤を混合してもよい。
本発明の実施に際しては、上記のような化学増感の終了
後に、例えば、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,
3a、7−チトラザインデン、5−メルカプト−1フエ
ニルテトラゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール等
を始め、種々の安定剤も使用できる。
更に必要であればチオエーテル等のハロゲン化銀溶剤、
又はメルカプト基含有化合物や増感色素のような晶癖コ
ントロール剤を用いてもよい。
本発明の乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、粒子を
形成する過程及び/又は成長させる過程で、カドミウム
塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩又は錯塩
、ロジウム塩又は錯塩、鉄塩又は錯塩を用いて金属イオ
ンを添加し、粒子内部に及び/又は粒子表面に包含させ
る事ができる。
本発明の乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後に不
要な可溶性塩類を除去しても良いし、あるいは含有させ
たままでもよい。該塩類を除去する場合には、リサーチ
・ディスクロジャー17643号記載の方法に基づいて
行うことかできる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料においては、更
に増感色素を添加して併用してもよい。
用いられる色素には、シアニン色素、メロンアニン色素
、複合/アニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポー
ラ−シアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素及
びヘミオキサノール色素等が包含される。特に有用な色
素はシアニン色素、メロンアニン色素及び複合メロ/ア
ニン色素に属する色素である。これらの色素類には、塩
基性異節環核としてシアニン色素類に通常利用される核
のいずれをも適用できる。すなわち、ピロリン核、オギ
サゾリン核、チアゾリン核、ピロール核、オキサゾール
核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、
テトラゾール核、ピリジン核等、これらの核に脂環式炭
化水素環が融合した核、及びこれらの核に芳香族炭化水
素環が融合した核、即ち、インドレニン核、ベンズイン
ド1/ニン核、インドール核、ベンズオキサゾール核、
ナフトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチ
アゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾー
ル核、キノリン核等が適用できる。これらの核は、炭素
原子上で置換されていてもよい。
メロンアニン色素または複合メロシアニン色素にはケト
メチレン構造を有する核として、ピラゾリン−5−オン
核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリジン−2
,4−ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、ロ
ーダニン核、チオバルビッール酸根等の5〜6員異節環
核を適用することができる。
本発明で用いる増感色素は、通常のネガ型ノ\ロゲン化
銀に用いられると同等の濃度で用いられる。
特に、ハロゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落とさな
い程度の色素濃度で用いるのが有利である。
ハロゲン化銀1モル当り増感色素の約1.OX 10−
’〜約5 X 10−’モルが好ましく、特にノ\ロゲ
ン化銀1モル当り増感色素の約4 X 10−’〜2 
X 10−’モルの濃度で用いることが好ましい。
本発明の増感色素を1種又は2種以上組合せて用いるこ
とができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料には、親水性コ
ロイド層にフィルター染料として、あるいはイラジェー
ション防止、ハレーション防止その他種々の目的で水溶
性染料を含有してよい。このような染料には、オキソノ
ール染料、ヘミオキソノール染料、スチリル染料、メロ
ンアニン染料、シアニン染料及びアゾ染料等が包含され
る。中でもオキサノール染料;ヘミオキサノール染料及
びメロンアニン染料が有用である。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、親水
性コロイド層に染料や紫外線吸収剤等が包含される場合
に、それらはカチオン性ポリマー等によって媒染されて
もよい。
上記の写真乳剤には、ハロゲン化銀写真感光材料の製造
工程、保存中或いは処理中の感度低下やカブリの発生を
防ぐために種々の化合物を添加することができる。即ち
、アゾール類例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイン
ダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、
ベンズイミダゾール類(特にニトロ−又はハロゲン置換
体)、ヘテロ環メルカプト化合物類例えばメルカプトチ
アゾール類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカ
プトチアゾール類、メルカプトテトラゾール類(特に1
−フェニル−5−メルカプトテトラゾール)、メルカプ
トピリジン類、カルボキシル基やスルホン基等の水溶性
基を有する上記のへテロ環、メルカプト化合物類、チオ
ケト化合物例えばオキサソリンチオン、アザインデン類
例えばテトラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換
(1,3,3a、7)テトラアザインデン類)、ベンゼ
ンチオスルホン酸類、ベンゼンスルフィン酸等のような
安定剤として知られた多くの化合物を加えることができ
る。
使用できる化合物の一例は、K、Mees著、ザ・セオ
リー・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス(The
 Theory of the Photograph
ic Process1第3版、1966年)に原文献
を挙げて記載されている。
これらの更に詳しい具体例及びその他の使用方法につい
ては、例えば米国特許3,954,474号、同3゜9
82.947号、同4.021,248号又は特公昭5
2−28660号の記載を参考にできる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に下記各種添加剤を
含んでもよい。増粘剤又は可塑剤として例えは米国特許
2,960.404号、特公昭43−4939号、西独
間出願公告1,904,604号、特開昭48−637
15号、ベルギー国特許762,833号、米国特許3
,767.410号、ベルギー国特許588,143号
の各明細書に記載されている物質、例えばスチレン−マ
レイン酸ソーダ共重合体、デキストランサルフェート等
、硬膜剤としては、アルデヒド系、エポキシ系、エチレ
ンイミン系、活性ハロゲン系、ビニルスルホン系、イソ
シアネート系、スルホン酸エステル系、カルボジイミド
系、ムコクロル酸系、アシロイル系等の各種硬膜剤、紫
外線吸収剤としては、例えば米国特許3,253,92
1号、英国特許1,309.349号の各明細書等に記
載されている化合物、特に2−(2’−ヒドロキシ・5
−3級ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2
’−ヒドロキシー3 ’、5 ’−ジー3級ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキン−3
′−3級−#−ルー5′−フチルフェニル)5−クロル
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシー3 ’
、5 ’−ジー3級ブチルフェニル)5−クロルベンゾ
トリアゾール等を挙げることができる。更に、塗布助剤
、乳化剤、処理液等に対する浸透性の改良剤、消泡剤或
いは感光材料の種々の物理的性質をコントロールするた
めに用いられる界面活性剤としては英国特許548.5
32号、同1,216.389号、米国特Iff 2.
026.202号、同3,514,293号、特公昭4
4−26580号、同43−17922号、同43−1
7926号、同43−3166号、同48−20785
号、仏閣特許202.588号、ベルギー国特許773
.459号、特開昭48−101118号等に記載され
ているアニオン性、カチオン性、非イオン性或いは両性
の化合物を使用することができるが、これらのうち特に
スルホン基を有するアニオン界面活性剤、例えばコハク
酸エステルスルホン化物、アルキルベンゼンスルホン化
物等が好ましい。又、帯電防止剤としては特公昭46・
24159号、特開昭48−89979号、米国特許2
,882.157号、同2,972.535号、特開昭
48−20785号、同48−43130号、同48−
90391号、特公昭46−24159’t、1EJ4
6−39312号、I’B] 48−43809号、特
開昭47−33627号の各公報に記載されている化合
物がある3本発明の製造方法において、塗布液のpHは
5.3〜7.5の範囲であることが好ましい。多層塗布
の場合は、それぞれの層の塗布液をm布量の比率で混合
した塗布液のpHが上記5.3〜7.5の範囲であるこ
とが好ましい。pHが5.3よりより小さいと硬膜の進
行がおそくて好ましくなく、pHが7.5より大きいと
写真性能に悪影響を及ぼすことが好ましくない。
本発明の感光材料において構成層にはマット化剤、例え
ばスイス特許330.158号に記載のシリカ、仏画特
許1,296.995号に記載のガラス粉、英国特許1
,173.181号に記載のアルカリ土類金属又はカド
ミウム、亜鉛などの炭酸塩などの無機物粒子;米国特許
2,322,037号に記載の澱粉、ベルギー特許62
5.451号或いは英国特許981.198号に記載さ
れた澱粉誘導体、特公昭44−3643号に記載のポリ
ビニルアルコール、スイス特許330,158号に記載
すれたポリスチレン或いはポリメチルメタアクリレート
、米国特許3,079,257号に記載のポリアクリロ
ニトリル、米国特許3,022,169号に記載のポリ
カーボネートのような有機物粒子を含むことができる。
本発明の感光材料において構成層にはスベリ剤、例えば
米国特許2,588.756号、同3,121.060
号に記載の高級脂肪族の高級アルコールエステル、米国
特許3,295,979号に記載のカゼイン、英国特許
1.2fi3.722号に記載の高級脂肪族カルシウム
塩、英国特許1,313.384号、米国特許3,04
2,522号、同3,489,567号に記載のシリコ
ン化合物などを含んでもよい。
流動パラフィンの分散物などもこの目的に用いることが
できる。
本発明の感光材料には、更に目的に応じて種々の添加剤
を用いることができる。これらの添加剤は、より詳しく
は、リサーチディスクロージャー第176巻I tem
17643 (1978年12月)及び同187巻■t
em18716(1979年11月)に記載されており
、その該本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料におい
て、写真乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の塗布
法により支持体上又は他の層の上に塗布できる。塗布に
は、ディンプ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法
、押出し塗布法等を用いることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の写真処理は、
特に制限はなく、各種の方法が使用できる。例えばリサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Dis
closure) 176号第28−30頁(RD17
643)に記載されているような、種々の方法及び種々
の処理液のいずれをも適用することができる。
処理温度は、普通18°Cから50℃の間に選ばれるか
、18℃より低い温度又は50℃を越える温度としても
よい。
例えば、黒白写真処理する場合に用いる現像液は、現像
主薬を含むことができる。現像主薬としては、ジヒドロ
キシベンゼン類(例えばハイドロキノン)、3−ピラゾ
リドン類(例えばl−7エニルー3−ピラゾリドン)、
アミノフェノール類(例えばN−メチル−〇−アミンフ
ェノール)等を、単独もしくは組合せて用いることがで
きる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の写真処理には、特
願昭55−155489号に記載のハロゲン化銀溶剤と
してイミダゾール類を含む現像液にて処理することもで
きる。又、特願昭56−136267号に記載のハロゲ
ン化銀溶剤とインダゾールもしくはトリアゾール等の添
加剤とを含む現像液にて処理することができる。現像液
には一般にこの他種々の保恒剤、アルカリ剤、pu緩衝
剤、がぶり防止剤等を含み、更に必要に応じて溶解助剤
、色調剤、現像促進剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化
剤、硬膜剤、粘性付与剤等を含んでもよい。
本発明の写真乳剤には、いわゆる「リス監」の現像処理
を適用することができる。「リスを」現像処理とは、線
画像の写真的再現、或いはハーフトーン画像の網点によ
る写真的再現のために、通常ジヒドロキシベンゼン類を
現像主薬とし、低い亜硫酸イオン温度の下で、現像過程
を伝染的に行わせる現像処理のことをいう(詳細はメー
スン著「)tトゲラフイック・プロセシング・ケミスト
リー」(1966年)163〜165頁に記述されてい
る。)現像処理の特殊な形式として、現像主薬を感光材
料中、例えば乳剤層中に含み、感光材料をアルカリ水溶
液中で処理して現像を行わせる方法を用いてもよい。現
像主薬のうち疎水性のものは、リサーチ・ディスクロー
ジャー 169号< RD −16928>米国特許2
,739.890号、英国特許813.253号又西独
国特許1,547.763号等に記載の種々の方法で乳
剤層中に含ませることができる。このような現像処理は
、チオシアン酸塩による銀塩安定化処理と組合せてもよ
い。
定着液としては、一般に用いられる組成のものを用いる
ことができる。定着剤としてノ10ゲン化銀、チオ硫酸
塩のほか、定着剤としての効果が知られている有機硫黄
化合物を用いることができる。
定着液には、硬膜剤として水溶性アルミニウム塩を含ん
でもよい。
本発明で用いる写真乳剤に対する露光は、化学増感の状
態、使用目的等によって異なるが、タングステン、蛍光
灯、水銀灯、アーク灯、キセノン太陽光、キセノンフラ
ッシュ、陰極線管フライングスポット、レーザー光、電
子線、X線、X線撮影時の蛍光スクリーン等の多種の光
源を適宜用いることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を詳細に記述するが本発明がこれ
らに限定されるものではないことは言うまでもない。
実施例1 2軸延伸ポリエステルフイルムに、以下の(A:l。
(B)、(C)の塩化ビニリデン共重合体を表1の割合
になるように混合された水性分散液を、両面に厚さ1.
0/J mになるように塗布乾燥し、ポリ塩化ビニリデ
ンが積層されたポリエステル支持体を作成した。
(A)塩化ビニリデン:メチルアクリレート:メチルメ
タクリレート:アクリル酸諺 86.6 :  11.1 :  2.0 :  0.
3(B)塩化ビニリデン:メチルアクリレート:アクリ
ル酸− 98,0:  1.0 :  1.0 (C)塩化ビニリデン:メチルアクリレート:アクリル
酸− 65,0:  34.0 :  1.0さらに、次に該
支持体の一方の側に下記の下塗液を塗布した後、ハロゲ
ン化銀乳剤層を塗布し、その上に乳剤保護層を塗布した
。もう一方の偏には下記のバッキング層を塗布し、その
上にバッキング保護層を塗布して試料1−13を作成し
た。
明室返し用感材としてネガ型のハロゲン化銀感光材料を
下記の様にして作成した。
(乳剤の調製) 下記のようにして臭化銀含有率2モル%及び50モル%
の塩臭化銀乳剤を調製した。
硝酸銀60g当り23.9Bのペンタブロモロジウムカ
リウム塩、塩化ナトリウム及び臭化カリウムを含有する
水溶液と硝酸銀水溶液とをゼラチン水溶液中に撹拌しつ
つ、40°Cで25分間で同時混合してそれぞれ平均粒
径0.20μmの塩臭化銀乳剤をそれぞれ作成した。
これらの乳剤に安定剤として6−メチル−4−ヒドロキ
シ−1,3,3a、7−チトラザインデンを200mg
加えた後、水洗、脱塩した。
これに20mgの6−メチル−4−ヒドロキシ−1,3
,3a、7−チトラザインデンを加えた後、イオウ増感
した。
イオウ増感後、それぞれ必要な分のゼラチンを加え、安
定剤として6−メチル−4・ヒドロキン−1,3,3Z
、。
7−チトラザインデンを加え、次いで水にて260mQ
に仕上げて乳剤を調製した。
(乳剤添加用ラテックス(L)の作成)水40Qに8糖
産業製KMDS(デキストランe[エステルナトリウム
塩)を0.25Kg及び過Wt酸アンモニウム0.05
Kg加えた液に液温8ピCで撹拌しつつ窒素雰囲気下で
n−ブチルアクリレート4.51Kg、スチレン5.4
9Kg及びアクリル酸0.1KgL7)混合液を1時間
かけて添加、その後過硫酸アンモニウムを0.0(15
Kg加え、更に1.5時間撹拌後、冷却、更にアンモニ
ア水にてpHを6に合せた。
得られたラテックス液をWhO1man社製GF/Dフ
ィルターで濾別し、水で50.5Kgに仕上げる事で平
均粒径0,25μの単分散なラテックス(L −6)を
作成した。
前記乳剤に以下の添加剤を加えて、ハロゲン化銀乳剤塗
布液を下記の様に調製した。
(乳剤塗布液の調製) 前記乳剤液に殺菌剤としてフェノールを9mg加えた後
、0.5規定水酸化ナトリウム液を用いてpHを6.5
に調整、次いで下記化合物(T)を360mg加え、更
に、ハロゲン化銀1モル当りサポニン20%水溶液を5
m+2、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナト!J ’y
 ム’k 180mg、5−メチルベンズトリアゾール
を80mg、前記乳剤液添加用ラテックス液(L −6
)を43mQ加え、以下化合物(M)を60mg、及び
増粘剤として スチレン−マレイン酸共重合体水性ポリ
マーを280II1gを順次加えて、水にて475mf
fに仕上げて乳剤塗布液を調製した。
次いで乳剤保護膜塗布液を下記の様にして調製した。
(乳剤保護膜塗布液の調製) 種々のゼラチン量に対して純水を加え、膨潤後40℃で
溶解、次いで塗布助剤として、下記化合物(Z)の1%
水溶液、フィルター染料として下記の化合物(N)、マ
ット剤として不定型シリカ、及び下記化合物(B)を順
次加え、更にクエン酸液でpH6,0とした後、表1に
示す量のラテックス(L−6)を加え、水にてに仕上げ
て乳剤保護膜塗布液を調製した。
化合物(T) 化合物(Z) 化合物(M) 化合物 (N) 疎水性ポリマー粒子 化合物 (A) 化合物 (B) 硫酸アンモニウム ポリエチルオキサイ 0gIQ 0.5g/(2 ド化合物(分子量600) 6g/12 硬化剤 次に乳剤層を塗布した反対側の面に下記の帯電防止層を
調整した。
(帯電防止層) 水溶性導電性ポリマー からなる塗布液を調製した。
次いでバッキング下層を塗布するのに用いるバラllJ
g/Q。
キング塗布液を下記の様にして調製した。
(バッキング塗布液B−1の調製) ゼラチン36gを水に膨潤し、加温して溶解後、染料と
して下記化合物(C−1)を1.6g、 (C−2)を
310mg、(C−3)を1.9gs前記化合物(N)
を2.9g、水溶液にして加え、次にサポニンの20%
水溶液を11m0.、物性調整剤として下記化合物(C
−4)を5g加え更に、メタノール溶液として、下記化
合物(C−5)を63mg加えた。この液に増粘剤とし
て、スチレン−マレイン酸共重合体水溶性ポリマーを8
00g加え粘度調製し、更にクエン酸水溶液を用いてp
H5,4に調製し、最後にグリオキザールを144mc
加え、水にて960m(2に仕上げてBC塗布液B−1
を調製した。
化合物(C−1) 化合物 化合物 化合物 のコポリマーラテックス 但しm:n=1:1 化合物(C−5) 次いでバッキング層の保護膜層塗布用として保護膜塗布
液B−2を下記の様にして調製した。
(保護膜塗布液B−2の調製) ゼラチン50gを水に膨潤し、加温溶解後、2−スルホ
ネート−コハク酸ビス(2−エチルヘキシル)エステル
ナトリウム塩を340mg加え、マット剤としてポリメ
チルメタアクリレート(平均粒径約0.4μ)を1.7
g、塩化ナトリウムを3.4g加え、更にグリオキザー
ルを1.1g、ムコクロル酸を540mg加え、水にて
100100Oに仕上げて保護膜塗布液B−2を調製し
tこ。
(評価試料の作成) 前記の各塗布液を本発明試料の両面に片面毎に塗布して
評価試料を作成した。
その際、支持体の一方の面上に帯電防止層バッキング下
層をB−1塗布液を用いてゼラチン乾燥重量が2g/m
”になる様に塗布し、同時にその上部にバッキング保護
膜層を保護膜液B−2を用いてゼラチン乾燥重量がIg
/m”となる様に塗布乾燥した。次いで支持体の他の1
面上に乳剤層をゼラチン乾燥重量が2.0g/m2にな
るように、また塗布銀量が4.3g/ m’となる様に
塗布し、その上部に乳剤保護膜層を保護膜液を用いてゼ
ラチン乾燥重量か0.8g/m2となる様に、硬膜剤と
してホルマリンを加えながら乳剤層と同時に塗布乾燥し
、評価試料1〜13を作成した。
また、塩化ビニリデン混合物を試料9−11と同様の混
合比で作成し、乾燥膜厚を表2のように変化させて塩化
ビニリデンが積層されたポリエステル支持体を作成した
この支持体の両面に試料1〜13と同様の塗布を行い試
料14〜34を作成した。
次に下記の方法で寸法変化の測定、膜付試験を行った。
その結果を表11表2に示す。
(寸法変化測定法) 得られた試料を30cmX 60cmの大きさに切り、
明室プリンター−P−327FM (大日本スクリーン
社製)を用いて間隔約56cmで2本の細線を画像露光
し、現像処理しt;ものを原稿とした。
この原稿、未露光試料(原稿と同じ大きさ)、プリンタ
ー及び自動現像機を23℃20%にて10時間調湿した
後、原稿に未露光試料を密着(面−面)露光し、自動現
像機で処理した。現像処理された試料を10時間調湿後
、元の原稿に重ね、細線の間隔がどれくらいずれたかを
目盛付ルーペで測定した。測定はn=6で行い、平均を
とった。結果を表3に示す。自動現像機の処理条件及び
処理剤の組成は次の通りである。
現像液処方 (組成A) 純水(イオン交換水)        150mQエチ
レンジアミン四酢酸2ナトリウム塩g ジエチレングリコール       50g亜硫酸カリ
ウム(55%w/v水溶液)   100+nff炭酸
カリウム           50gハイドロキノン
           15g5−メチルベンゾトリア
ゾール    200mg1−フェニル−5−メルカプ
トテトラゾール0mg 水酸化カリウム 使用液のpH11r:10.6にする
量臭化カリウム           4.5g(組成
り) 純水(イオン交換水)         3mQジエチ
レングリコール       50gエチレンジアミン
四酢酸2ナトリウム塩5mg 酢酸(90%水溶液)         0.3m+2
2−メルカプト−ベンツイミダゾール 5−スルホン酸ナトリウム     50rAgl−フ
ェニル−3−ピラゾリドン     500mg現像液
の使用時に水500m4中に上記組成A1組成りの順に
溶かし、lQに仕上げて用いた。
定着液処方 (i成A) チオ硫酸アンモニウム(72,5%V/V水溶液)23
0mff 亜硫酸ナトリウム         9.5g酢酸ナト
リウム・3水塩      15.9g硼酸     
          6.7gクエン酸ナトリウム・2
水塩      2g酢酸(90%w/v水溶液)  
      8.1mQ(組成り) 純水(イオン交換水)         17m(2硫
酸(50%v/w水溶液)        5.8g硫
酸アルミニウム (AQ、O,換算含量が8.1%w/wの水溶液)26
−5g 定着液の使用時に水500mQ中に上記組成A1組成り
の順に溶かし、laに仕上げて用いた。この定着液のp
Hは約4.3であった。
(迅速現像処理条件) (工程) (温度)(時間)(液中浸漬時間)現   
像   28°0   30秒      26秒定 
  着   28°0   26秒      22秒
水   洗    18°C18秒      18秒
乾   燥   45°C14秒 合計66秒 各工程時間は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間も含
み液中浸漬時間はワタリ搬送時間を含まない。
(膜付試験) 試料を23°C180%RHにて調湿後、試料の表面に
軽く傷をつけ、その上にセロテープを接Sする。
このセロテープを剥がした時のテープ接着面積に対する
ゼラチン層の剥がれ方により、A−Dの4階評価を行っ
た。
A:剥がれなし。
B:僅かに剥がれる。
C:半分はど剥がれる。
表−19表−2の結果から、本発明の試料はいずれも処
理前後の寸法変化が比較に比べて良好であり、かつ接着
性も優れていることが明らかである。
実施例2 国有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートをTダ
イから280℃でフィルム状に溶融押出して、静電印加
させ、約30°Cの冷却ドラム上で急冷して得られた未
延伸フィルムを75℃に予熱しタテ延伸(3倍)後コロ
ナ放電し処理した該支持体に塩化ビニリデン混合物の水
分散液を塗布し、乾燥、予熱後100℃で横方向に延伸
(3倍)、熱固定(220℃)、後冷却してポリ塩化ビ
ニリデンが積層されたポリエステル支持体を作成した。
塩化ビニリデン混合物の混合比は実施例1と同様にした
。また、延伸後の乾燥膜厚は実施例1と同様になるよう
にした。
上記支持体に実施例1と同様の塗布を行って試料35−
68を作成した。
実施例1の方法で寸法変化の測定、膜付試験を行った。
その結果を表3、表4に示す。
表31表4の結果からも実施例1と同様、本発明の試料
は比較に比べ処理前後の寸法差並びに乳剤層との接着性
において優れていることがわかる。
実施例3 実施例1の塩化ヒニリデン共重合体(B)を100%塩
化ビニリデンに変えて、実施例1と同様に寸度変化と乳
剤層との膜付を測定した結果、同様の結果が得られた。
実施例4 実施例2の塩化ビニリデン共重合体(B)を100%塩
化ビニリデンに変えて、実施例2と同様に寸度変化と乳
剤層との膜付を測定した結果、同様の結果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明により、現像処理前後における寸法安定性に優れ
、しかも、その上に塗布した親水性コロイド層との接着
性も良好なハロゲン化銀写真感光材料を提供するとかで
きた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル支持体の少なくとも1方の側に、ポ
    リマーラテックスを含有した親水性コロイド層を有する
    ハロゲン化銀写真感光材料において、共重合比の異なる
    少なくとも2種以上の塩化ビニリデン共重合体で、該ポ
    リエステル支持体の両面を0.1μm以上の厚みで被覆
    することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
  2. (2)ポリエステル支持体の少なくとも1方の側にポリ
    マーラテックスを含有した親水性コロイド層を有するハ
    ロゲン化銀写真感光材料において、塩化ビニリデン80
    〜94重量%を含む共重合体(A)を樹脂分として30
    〜94重量部、塩化ビニリデン94〜100重量%を含
    む共重合体(B)を樹脂分として3〜50重量部、塩化
    ビニリデン40〜80重量%を含む共重量体(C)を樹
    脂分として3〜20重量部をラテックス状態で混合、な
    いしは同一ラテックス中で混合することにより得られた
    塩化ビニリデン共重合体混合ラテックスで、該ポリエス
    テル支持体の両面を0.1μm以上の厚みで被覆するこ
    とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100789446B1 (ko) * 2006-12-06 2007-12-28 엘에스산전 주식회사 다수의 고체 절연 부하 개폐기간 전기적 접속장치

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KR100789446B1 (ko) * 2006-12-06 2007-12-28 엘에스산전 주식회사 다수의 고체 절연 부하 개폐기간 전기적 접속장치

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