JPH0468272A - 吸収冷凍機の制御装置 - Google Patents

吸収冷凍機の制御装置

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JPH0468272A
JPH0468272A JP18008090A JP18008090A JPH0468272A JP H0468272 A JPH0468272 A JP H0468272A JP 18008090 A JP18008090 A JP 18008090A JP 18008090 A JP18008090 A JP 18008090A JP H0468272 A JPH0468272 A JP H0468272A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は吸収冷凍機に関し、特に吸収冷凍機の制御装置
に関する。
(ロ)従来の技術 例えば特開昭58−160778号公報には、冷水出口
温度を検出して再生器への加熱量を制御し、かつ、再生
器内の吸収液レベルを検出して吸収器から再生器へ流れ
る稀吸収液の量を制御すると共に、冷水入口温度を検出
してこの温度に対する再生器の加熱量、或いは再生器へ
流れる稀吸収液の量のうちいずれか一方の適正値を求め
、この値により加熱量或いは稀吸収液の量のうちいずれ
か一方を制御する吸収冷凍機制御装置が開示されている
(ハ〉発明が解決しようとする課題 上記従来の技術において、冷水出口温度を検出し、温度
データに基づいて再生器の加熱量を例えば比例制御又は
PID制御するのが一般的であった。
しかしながら、冷水出口温度は、吸収冷凍機の最終出力
であり、かつ、吸収冷凍機の冷凍サイクルでは液濃縮過
程が必要であり、冷水出口温度などの外的条件を検出し
て加熱量を制御した場合には、吸収冷凍機の内部状態が
どのような状態にあるのか(例えば冷凍能力が増加する
傾向か減少する傾向か)の判断が的確にできないため、
冷水出口温度が設定値付近でハンチングするおそれがあ
り、安定するまで長い時間を必要とする問題があった。
又、負荷の変動に対して加熱量の制御に無駄時間、或い
は遅れが発生し、それに伴い再生器で燃料が無駄に消費
されるという問題が発生していた。
本発明は冷水出口温度を設定値に速やかに安定させると
ともに、無駄時間又は遅れに伴う、燃料の無駄な消費を
防止することを目的する。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、冷水出口温度の変
化率及び濃吸収液濃度の変化率と燃料制御弁(加熱量制
御弁) (17)の操作量との間にメンバー・シップ関
数を構成し、かつ、冷水出口温度の変化率と濃吸収液濃
度との間にマトリックス状のファジィ・ルールを構成し
、このファジィ・ルールと上記メンバー・シップ関数と
に基づいてファジィ推論して燃料制御弁(17)の操作
量を制御する吸収冷凍機の制御装置を提供するものであ
る。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差、冷水出口温度の
変化率、及び濃吸収液濃度の変化率との間のメンバー・
シップ関数と、上記偏差と冷水出口温度の変化率との間
のファジィ・ルールと、冷水出口温度の変化率と濃吸収
液濃度の変化率との間のファジィ・ルールとを記憶する
記憶装置と、偏差とそれぞれの変化率とメンバー・シッ
プ関数とファジィ・ルールとに基づいてファジィ論理演
算して燃料制御弁(17)の操作量を制御する吸収冷凍
機の制御装置を提供するものである。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差が小さいときに、
この偏差と、冷水出口温度の変化率と濃吸収液濃度の変
化率とメンバー・シップ関数とファジィ・ルールとに基
づいてファジィ推論を行い燃料制御弁(17)の操作量
を制御する吸収冷凍機の制御装置を提供するものである
さらに、冷水出口温度の設定値からの偏差と冷水出口温
度の変化率との間にマトリックス状のファジィ・ルール
を構成し、このファジィ・ルールで偏差が零或いは小さ
いところには冷水出口温度の変化率と濃吸収液濃度の変
化率との間にマトリックス状のファジィ・ルールを構成
し、上記偏差とそれぞれの変化率とそれぞれのファジィ
・ルールとに基づいてファジィ推論を行い燃料制御弁(
17)の操作量を制御する吸収冷凍機の制御装置を提供
するものである。
(*)作用 吸収冷凍機の運転時、吸収冷凍機の外的条件である冷水
出口温度の変化率と内的条件である濃吸収液濃度の変化
率との間に構成されたマトリックス状のファジィ・ルー
ルとメンバー・シッフ関数とに基づいてファジィ推論が
行われ、冷凍能力が増加傾向か減少傾向かを判断して燃
料制御弁(17)の操作量が制御され、負荷の変動によ
って冷水出口温度に変化が表われる前にファジィ推論に
よって燃料制御弁(17)の操作量を制御し、冷水出口
温度を早く設定値に近付けることが可能になる。
又、負荷の変動に応じて燃料制御弁(17)の操作量を
制御するときに発生する無駄時間及び遅れに伴う燃料の
無駄な消費を防止することが可能になる。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差が小さいとき、冷
水出口温度の変化率と濃吸収液濃度の変化率とメンバー
・シップ関数とマトリックス状のファジィ・ルールとに
基づいてファジィ推論が行われ、濃吸収液濃度の変化率
から冷凍能力が増加傾向か減少傾向かを判断し・つつ燃
料制御弁(17)の制御が行われ、冷水出口温度を設定
値に早く安定させることが可能になる。又、無駄時間及
び遅れに伴う燃料制御弁(17)の操作の遅れ、或いは
行き過ぎを回避して燃料の無駄な消費を防止することが
可能になる。
さらに、冷水出口温度の設定値からの偏差が零のとき、
冷水出口温度の変化率と濃吸収液濃度の変化率との間の
マトリックス状のファジィ・ルールに基づいてファジィ
推論が行われ、吸収冷凍機の冷凍能力が増加傾向か減少
傾向かを判断して燃料制御弁(17)の操作量が制御さ
れ、冷水出口温度を設定値に安定させることが可能にな
る。
(へ)実施例 以下、本発明の第1の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図は冷媒に水、吸収剤(溶液)に臭化リチウム(L
iBr)水溶液を使用した二重効用吸収冷凍機を示し、
(1)はバーナー(IB)を備えた高温発生器、(A)
は上胴、(2)は低温発生器、(3)は凝縮器、(B)
は下胴、(4)は蒸発器、(5)は吸収器、゛(6)は
吸収液ポンプ、(7) 、 (8)はそれぞれ低温熱交
換器及び高温熱交換器、(10)は稀吸収液配管、(1
1)は中間吸収液配管、(12〉は濃吸収液配管、(1
3)は冷媒配管、(14)は冷媒液流下管、(15)は
冷媒液循環管であり、それぞれは第1図に示したように
接続されている。そして、冷媒液循環管(15)の途中
に冷媒ポンプ(15P)が設けられている。又、(16
)はバーナー(IB)に接続された燃料供給管であり、
この燃料供給管(16)の途中に燃料制御弁(17)が
設けられている。又、(20)は冷水配管であり、この
冷水配管(20)の途中に蒸発器熱交換器(21)が設
けられている。さらに(22)は冷却水配管である。
(23)は制御盤、(24)は冷水配管(20)に設け
られた冷水出口温度検出器であり、この冷水出口温度検
出器(24)、及び燃料制御弁(17)が制御盤(23
)に接続されている。そして、制御盤(23)にはマイ
クロプロセッサ(25)及び燃料制御弁(17)の制御
装置(26)が設けられている。そして、マイクロプロ
セッサ(25)はファジィ推論プロセッサ(演算装置)
 (27)とファジィ・ルールの記憶装置(28)とか
ら構成されている。又、(30)は低温発生器(2)の
出口側の濃吸収液配管(12)に取付けられ、低温発生
器(2)から流出した濃吸収液(以下濃液という)の温
度を検出する濃液温度検出器、(31)は凝縮器出口側
の冷媒液流下管(14)に取付けられた凝縮温度検出器
、(32)は演算装置である。ファジィ推論プロセッサ
(27)は冷水出口温度の設定値からの偏差、冷水出口
温度の変化率、及び濃液濃度の変化率を用いて燃料制御
弁(17)への操作量を論理演算し、得た操作量を制御
装置(26)へ出力する。
制御装置(26)は上記操作量に基づいて燃料制御弁(
17)の開度を制御する。この実施例ではファジィ推論
プロセッサ(27)から燃料制御弁(17)の開度を出
力させている。又、制御ルールの記憶装置(28)は人
間の経験に基づいて構成され、ファジィ推論プロセッサ
(27)で実行されるファジィ論理演算に必要なファジ
ィ・ルール(制御ルール)、及びメンバー・シップ関数
を記憶する。又、演算装置(32〉は冷水出口温度検出
器(24)、濃液温度検出器(30)、凝縮温度検出器
(31)から温度データを入力し、冷水出口温度のデー
タから冷水出口温度の設定値からの偏差、例えば1分毎
の変化率を算出する。又、演算装置(32)は濃液温度
と凝縮温度のデータから濃液濃度を算出して濃液濃度の
例えば1分毎の変化率を算出する。そして、上記偏差及
び各変化率が演算装置(32)からファジィ推論プロセ
ッサ(27)へ出力される。
記憶装置(28)に記憶されたファジィ・ルールは、冷
水出口温度の設定値からの偏差をeTo、冷水出口温度
の変化率dToとすると第2図に示したマトリックス状
のファジィ・ルールである。第2図においてP B (
Po5itive Big )は正に犬、PM(Po5
itive Medium )は正に中、P S (P
ositiveSmall)は正に小、ZRはゼロ、N
 S (NegativeSmall)は負に小、N 
M (Nagative Medium )は負に中、
N B (Negative Big )は負に大のこ
と(以下同様)である。さらに、第2図に示したファジ
ィ・ルール上で、☆印のところについてのファジィ・ル
ールは濃液濃度の変化率をdTεとすると、第3図、第
4図、及び第5図に示したマトリックス状のファジィ・
ルールである。第3図は偏差(eIo)がPSのときの
冷水出口温度の変化率(dTo)と濃液濃度の変化率と
の間のマトリックス状のファジィ・ルール、第4図は偏
差(eIo)が2R(零)のときの上記各変化率の間の
マトリックス状のファジィ・ルール、第5図は偏差(e
To)がNSのときの上記各変化率の間のマトリックス
状のファジィ・ルールであり、各ファジィ・ルールは記
憶装置(28)に記憶されている。第3図、第4図、及
び第5図において、P Z (Po5itive Ze
ro )は正に僅か、N Z (Negative Z
ero )は負に僅かのことである。
又、第6図は冷水出「1の設定値からの偏差を定性的に
評価するためのメンバー・シップ関数、第7図は冷水出
口温度の変化率を定性的に評価するためのメンバー・シ
ップ関数、第8図は濃液濃度の変化を定性的に評価する
ためのメンバー・シップ関数、第9図は定性的に評価さ
れたメンバー・シップ値を燃料制御弁(17)の定量的
な操作量に評価するためのメンバー・シップ関数を示し
た図である。そして、各メンバー・シップ関数は上記フ
ァジィ・ルールと同様に記憶装置(2B))に記憶され
ている。
そして1、偏差(eIo)が小さい場合には、濃液濃度
の変化率を燃料制御弁(17)の操作量の制御に使用し
、第3図、第4図、及び第5図に示したファジィ・ルー
ルに基づいて操作量を僅かづつ調節する。
上記のように構成された吸収冷凍機の運転時、高温発生
器(1)のバーナー(IB)が燃焼し、吸収液ポンプ(
6)及び冷媒ポンプ(15P)が運転する。バーナー(
IB)の燃焼によって吸収液から分離した冷媒蒸気は従
来の吸収冷凍機と同様に冷媒配管(13)を流れ、低温
発生器(2)で凝縮した冷媒液が凝縮器(3)へ流れる
。又、低温発生器(2)で中間吸収液から分離した冷媒
蒸気が凝縮器(3)で凝縮し、凝縮器(3)に溜った冷
媒液が蒸発器(4)へ流下する。蒸発器(4)に流れた
冷媒液は冷媒ポンプ(15P)の運転によって蒸発器熱
交換器(21)に散布され、蒸発器熱交換器(21)で
温度が低下した冷水が負荷に供給される。蒸発器(4)
で気化して冷媒蒸気は吸収器(5)の濃吸収液に吸収さ
れ、吸収液ポンプ(6〉の運転によって稀吸収液が高温
発生器(1)へ送られる。
上記のように吸収冷凍機が運転されているとき、冷水出
口温度検出器(24)及び濃液温度検出器(30)、凝
縮温度検出器(31)がそれぞれ温度を検出し、温度デ
ータを演算装置(32)へ出力する。演算装置(32)
は上記温度データに基づいて冷水出口温度の設定値から
の偏差、冷水出口温度の例えば1分毎の変化率、及び濃
液濃度の例えば1分毎の変化率を算出する。そして、冷
水出口温度の設定値からの偏差(eTo)が例えば2.
4℃であり、そのときの冷水出口温度の変化率(dTo
 )が例えば1.2℃/winの場合には偏差(eTo
)と変化率(dTo)との関係が第2図の☆印の所に位
置しない。このため、各メンバー・シップ関数及びファ
ジィ・ルールに基づいて第10図に示したファジィ推論
が行われる。そして、第10図に示したメンバー・シッ
プ値(A)の重心(G、)から燃料制御弁(17)の操
作量が決まる。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差(eTo )が例
えば0.8°Cであり、偏差(eIo)が小さく、冷水
出口温度の変化率(dTo)が例えば−0,7℃/wi
nのときには、偏差(eIo )と変化率(dTo)と
の関係が第2図の☆印の所に位置する。このため、濃液
濃度の変化率(dTE〉を用いたファジィ推論が以下の
ように行われる。ここで、このときの濃液濃度の変化率
(dTE)が例えば0.45%/ff1lflである。
まず偏差(ero)が正に小(PS)のときのファジィ
推論が第3図に示したファジィ・ルール及び第6図ない
し第9図に示したメンバー・シップ関数に基づいて第1
1図に示したように行われ、操作量に対するメンバー・
シップ値(B) 、 (C) 、 (D) 、 (E)
が求められる。さらに、偏差(eTo)がゼロ(ZR)
のときのファジィ推論が第4図に示したファジィ・ルー
ル及び第6図ないし第9図に示したメンバー・シップ関
数に基づいて第12図に示したように行われ、操作量に
対するメンバー・シップ値(F)。
(H) 、 (I) 、 (J)が求められる。そして
、各メンバー・シップ値(B) 、 (C) 、 (D
) 、 (E) 、 (F) 、 (H) 。
(I) 、 (J)の論理和を求める。この論理和は各
メンバー・シップ値を重ねたときの輪郭であり、第13
図の(K)である、そして、この論理和のメンバー・シ
ップ値(K)の重心(Gt)から加熱量制御弁(17)
の操作量が決まる。上記のように濃液濃度の変化率(d
TE)を用いてファジィ推論を行うことによって吸収冷
凍機の冷凍能力が増加傾向か減少傾向かが判断されて加
熱量制御弁(17)の操作量が制御される。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差(eTo)が例え
ば0℃、又は−0,6℃であり、偏差(eTo)が零又
は小さく、冷水出口温度の変化率(dTo)が例えば−
0,7°C/minのときにも、偏差(eTo)と変化
率(dI’o)との関係が第2図の☆印の所に位置する
。このため、上記の偏差(eTo)が0.8°Cであり
、冷水出口温度の変化率(dTO)が−〇、7°C/w
inのときと同様に濃液濃度の変化率(dTE)を用い
たファジィ推論が行われる。このとき、偏差(eTo)
が零のときのファジィ推論が第4図に示したファジィ・
ルール及び第6図ないし第9図に示したメンバー・シッ
プ関数に基づいて行われ、操作量に対するメンバー・シ
ップ値が求められる。さらに、偏差が負に小(NS)の
ときのファジィ推論が第5図に示したファジィ・ルール
及び第6図ないし第9図に示したメンバー・シップ関数
に基づいて行われ、操作量に対するメンバー・シップ値
が求められる。そして、各メンバー・シップ値0> 論
PI和を求め、そのメンバー・シップ値の重心から加熱
量制御弁の操作量が決まる。
さらに、冷水出口温度の設定値からの偏差(eTo)が
例えば2.4°Cであり、冷水出口温度の変化率(dr
o)が例えば−0,7°C/ minのときには、偏差
(eTo)と変化率(dTo)との関係が第2図の☆印
の所に位置しない。このため、濃液濃度の変化率(dT
E)用いずに、第2図に示したファジィ・ルールと第6
図、第7図、及び第9図に示したメンバー・シップ関数
とに基づいたファジィ推論が行われ、操作量に対するメ
ンバー・シップ値が求められる。そして、このメンバー
・シップ値の重心から加熱量制御弁の操作量が決まる。
上記実施例によれば、冷水出口温度の設定値から偏差が
零又は小さいときには、冷水出口温度の設定値からの偏
差と冷水出口温度の変化率と濃液濃度の変化率と、第2
図、第3図、第4図、及び第5図に示したファジィ・ル
ールと第6図、第7図、第8図、及び第9図に示したメ
ンバー・シップ関数とに基づいたファジィ推論が行われ
、高温発生器(1)の加熱量或いは負荷が変化したとき
に直に変化する濃液濃度の変化率を利用して人間の経験
に基づいたファジィ推論が行われ、冷凍能力が増加傾向
か減少傾向かを判断して燃料制御弁(17)の操作量が
制御されるので、冷水出口温度と設定値との差が小さく
なったときに、冷水出口温度を短時間で設定値に安定さ
せることができる。
又、無駄時間又は遅れに伴い、燃料制御弁(17)の操
作量の制御が遅れることを回避し、燃料の無駄な消費を
防止することができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、濃液濃
度を例えば濃度計によって直接検出して、その濃液濃度
をファジィ推論に利用しても良い。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差が大きいときにも
冷水出口温度の変化率と濃液濃度の変化率との間にマト
リックス状のファジィ・ルールを構成し、ファジィ推論
を行って燃料制御弁(17)の操作量を制御することに
よって冷水出口温度を短時間で設定値に安定きせること
ができる。
又、ファジィ・ルール及びメンバー・シップ関数は上記
実施例に限定されるものではなく、吸収冷凍機の冷凍能
力、或いは高温発生器(1)の加熱能力などにより、人
間の経験に基づいて設定される。
(ト)発明の効果 本発明は以上のように構成された吸収冷凍機の制御装置
であり、冷水出口温度の変化率と濃液濃度の変化率とを
用い、それぞれの変化率の間にマトリックス状のファジ
ィ・ルールを構成し、それぞれの変化率と加熱量制御弁
の操作量との間にメンバー・シップ関数を形成し、これ
らのメンバー・シップ関数とファジィ・ルールとに基づ
いてファジィ推論して加熱量制御弁の操作量を制御する
ので、冷凍負荷が変化して冷水出口温度又は濃液濃度の
変化率が変化したときに、加熱量制御弁の操作量を人間
の経験に基づいてファジィ推論によって制御し、冷水出
口温度を設定値に短時間で安定させることができる。又
、加熱量制御弁の操作量を制御するときの無駄時間及び
遅れに伴い燃料が無駄に消費されることを回避できる。
又、記憶装置に記憶されたメンバー・シップ関数、冷水
出口温度の設定値からの偏差と冷水出口温度の変化率と
の間のマトリックス状のファジィ・ルーツ呟及び冷水出
口温度の変化率と濃液濃度の変化率との間のマトリック
ス状のファジィ・ルールと上記偏差及びそれぞれの変化
率に基づいて演算装置でファジィ論理演算して加熱量制
御弁の操作量を制御するので、冷凍能力が増加傾向か減
少傾向かを判断して加熱量制御弁の操作量を制御でき、
この結果、冷水出口温度を設定値に短時間で安定させる
ことができ、又、発生器での燃料の無駄な消費を回避す
ることができる。
又、冷水出口温度の設定値からの偏差が零又は小さいと
き、冷水出口温度の変化率と濃液濃度の変化率との間に
マトリックス状のファジィ・ルールを構成し、このファ
ジィ・ルールに基づいてファジィ推論を行い、冷凍能力
が増加傾向か減少傾向かを判断して加熱量制御弁の操作
量を制御でき、この結果、冷水出口温度を設定値に短時
間で安定させることができ、又、燃料の無駄な消費を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す吸収冷凍機の回路構成
図、第2図、第3図、第4図、及び第5図はそれぞれフ
ァジィ・ルールを示す図、第6図、第7図、第8図、第
9図はそれぞれメンバー・シップ関数を示す図、第10
図は偏差が大きいときのファジィ推論を示す図、第11
図、第12図及び第13図はそれぞれ偏差が小さいとき
のファジィ推論を示す図である。 (1)・・・高温発生器、 (3〉・・・凝縮器、 (
4)・・・蒸発器、 (5)・・・吸収器、 (17)
・・・燃料制御弁(加熱量制御弁)、 (27)・・・ファジィ推論プロセッサ(演算装置)、 (28)・・・記憶装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、蒸発器、吸収器、発生器、凝縮器などを配管接続し
    て冷凍サイクルを形成し、発生器の加熱量制御弁を外的
    条件及び内的条件によって制御する吸収冷凍機の制御装
    置において、上記外的条件に冷水出口温度の変化率を用
    い、上記内的条件に濃吸収液濃度の変化率を用い、上記
    それぞれの変化率と加熱量制御弁の操作量との間にメン
    バー・シップ関数を構成し、かつ上記それぞれの変化率
    の間にマトリックス状のファジィ・ルールを構成し、こ
    のファジィ・ルールと上記メンバー・シップ関数とに基
    づいてファジィ推論して上記加熱量制御弁の操作量を制
    御することを特徴とする吸収冷凍機の制御装置。 2、蒸発器、吸収器、発生器、凝縮器などを配管接続し
    て冷凍サイクルを形成し、発生器の加熱量制御弁の操作
    量を外的条件及び内的条件よって制御する吸収冷凍機の
    制御装置において、上記外的条件に冷水出口温度の設定
    値からの偏差及び冷水出口温度の変化率を用い、上記内
    的条件に濃吸収液濃度の変化率を用い、上記偏差及びそ
    れぞれの変化率と加熱量制御弁の操作量との間にメンバ
    ー・シップ関数と、上記偏差と冷水出口温度の変化率と
    の間のファジィ・ルールと、冷水出口温度の変化率と濃
    吸収液濃度の変化率との間のフアジイ・ルールとを記憶
    する記憶装置と、上記偏差とそれぞれの変化率とメンバ
    ー・シップ関数とファジィ・ルールとに基づいてファジ
    ィ論理演算して加熱量制御弁の操作量を算出する演算装
    置とを備えたことを特徴とする吸収冷凍機の制御装置。 3、蒸発器、吸収器、発生器、凝縮器などを接続して冷
    凍サイクルを形成し、発生器の加熱量制御弁の操作量を
    外的条件及び内的条件によって制御する吸収冷凍機の制
    御装置において、上記外的条件に冷水出口温度の設定値
    からの偏差及び冷水出口温度の変化率を用い、上記内的
    条件に濃吸収液濃度の変化率を用い、上記偏差及びそれ
    ぞれの変化率と加熱量制御弁の操作量との間にメンバー
    ・シップ関数を構成し、かつ、それぞれの変化率の間に
    マトリックス状のファジィ・ルールを構成し、上記偏差
    が小さいときに、上記偏差とそれぞれの変化率とメンバ
    ー・シップ関数とファジィ・ルールとに基づいてファジ
    ィ推論を行い加熱量制御弁の操作量を制御することを特
    徴とする吸収冷凍機の制御装置。 4、蒸発器、吸収器、発生器、凝縮器などを接続して冷
    凍サイクルを形成し、発生器の加熱量制御弁の操作量を
    外的条件及び内的条件によって制御する吸収冷凍機の制
    御装置において、上記外的条件に冷水出口温度の設定値
    からの偏差及び冷水出口温度の変化率を用い、上記内的
    条件に濃吸収液濃度の変化率を用い、上記偏差と冷水出
    口温度の変化率との間にマトリックス状のファジィ・ル
    ールを構成し、かつこのファジィ・ルールで上記偏差が
    零或いは小さいところには冷水出口温度の変化率と濃吸
    収液濃度の変化率との間にマトリックス状のファジィ・
    ルールを構成し、上記偏差とそれぞれの変化率とそれぞ
    れのファジィ・ルールとに基づいてファジィ推論を行い
    加熱量制御弁の操作量を制御することを特徴とする吸収
    冷凍機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114738959A (zh) * 2022-04-08 2022-07-12 广东西屋康达空调有限公司 一种水冷型直接蒸发式空调系统的自适应控制方法及装置

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