JPH046803A - サーミスタ材料およびサーミスタ素子 - Google Patents

サーミスタ材料およびサーミスタ素子

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JPH046803A
JPH046803A JP10805790A JP10805790A JPH046803A JP H046803 A JPH046803 A JP H046803A JP 10805790 A JP10805790 A JP 10805790A JP 10805790 A JP10805790 A JP 10805790A JP H046803 A JPH046803 A JP H046803A
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JP
Japan
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thermistor
sintered body
silicon
boron carbide
oxide
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JP10805790A
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Yukio Kawaguchi
行雄 川口
Tooru Kineri
透 木練
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高温用の負の抵抗温度特性を有するサーミス
タ素子に適用して有効なサーミスタ材料およびサーミス
タ素子に関する。
〈従来の技術〉 サーミスタは、感温抵抗体の電気抵抗の温度依存性を利
用した温度センサであり、温度測定や温度制御等に汎用
されている。 特に高温用としては、例えば自動車排気
ガス温度検出センサ、石油・ガス燃焼制御用センサなど
に使用されている。
従来の高温用サーミスタ素子の感温抵抗体の材料、すな
わちサーミスタ材料としては、ホタル石型(ZrOg−
CaO−Y2O3−Nd20s−ThO等のジルコニア
系)、スピネル型(MgO−NiO−Aj!08−Cr
2Om−Fe1Os等; Co0−Mn0−Ni0−1
zox−CrtOs−CaSiOs等; l’1i02
−Coo−AjJx等; MgO−Ajlos−Crt
Os−LaCrOs等)、コランダム型(A1203−
Cr20a−Mn02−CaO−3iO2等)、その他
ペロブスカイト型、ルチル型などの複合酸化物の焼結体
が用いられている。
これらのものは、複合酸化物焼結体であるために、 1)1000℃以下に結晶変態点を有すること、 n)粒子間にバリアーが生成すること、などの原因によ
り、経時変化が大きく不安定なものが多い。 特に、ジ
ルコニア系は、酸素イオン伝導体であるため酸化還元反
応を伴い、経時変化が大きい。
また、多元系の複合酸化物であるために、抵抗値等、特
性においてもバラツキが大きい。
さらに、これらのものでは、サーミスタ定数Bの値が大
きく、サーミスタの抵抗の温度係数が大きすぎることと
なり、常温から高温までの広い温度範囲をカバーするサ
ーミスタとすることができなかった。 特に500℃以
上の温度では使用に耐えなかった。
これに対し、炭化ケイ素や炭化ホウ素を主成分とする各
種サーミスタ素子が知られている。
例えば、特公昭42−19061号には、単結晶炭化ケ
イ素に3Bあるいは5B族元素をp型ないしn型不純物
として微量添加したサーミスタ素子が記載されている。
しかし、このものは単結晶作製を伴うため、生産性が低
く製造コストが高くなる。
また、このものは高温で非常に安定な電気抵抗値を示す
ものではあるが、素子を大気中で高温にて使用した場合
、特に400℃以上では表面酸化を受けてしまう、 こ
のため、保護膜を必要とする。 この保護膜形成法とし
ては、製造が最も容易である点で、ガラスによるチップ
の封止が好適である。
しかし、上記のサーミスタ素子は、ガラス封止を行う工
程において、炭化ケイ素がガラスとの反応により発泡し
やすく、ガラス封止ができない。
さらに、米国特許第4086559号明細書には、p型
不純物を0.7vo1%以下添加した熱分解による多結
晶等軸晶系炭化ケイ素を用いたサーミスタ素子が記載さ
れている。
また、米国特許第4359372号および同44245
07号明細書には、不純物を微量含む炭化ケイ素または
炭化ホウ素のスパッタ薄膜サーミスタ素子が記載されて
いる。
しかし、これらの薄膜型のサーミスタは、単結晶同様生
産性が低く、製造コストが高(なる。 またガラス封止
を行うことができない。
そこで、後者のスパッタ薄膜ではガラスを蒸着して保護
膜として発泡を抑えているが、この場合にさらに生産性
が低下する。
他方、酸化物材料と非酸化物材料の複合焼結体も知られ
ている。 このものは、単結晶や薄膜と比較して生産性
が高い。
このような複合焼結体としては、以下のような炭化ケイ
素を主体とする複合焼結体が知られている。
(A)炭化ケイ素を主成分として、Be、Bed、B、
B* O−、BN、B4Cのいずれかを元素換算で20
wt%以下含有する多結晶炭化ケイ素焼結体(米国特許
第4467309号明細書)。
(B)炭化ケイ素に、アルミニウムや酸化アルミニウム
等のアルミニウム化合物の1種以上を0.5〜lowt
%含有する多結晶焼結体(特開昭60−49607号公
報)。
(C)炭化ケイ素にBを熱拡散し、微量のBを添加した
炭化ケイ素焼結体(特公昭60−52562号公報)。
しかし、これらではSiC含有量が多いため、前記同様
発泡のためガラス封止が困難である。
また、炭化ケイ素を主体とすると、難加工性であり、サ
ーミスタチップへの切断加工が困難である。
さらに、Bの値が10,0OOK以上と大きくなり、サ
ーミスタの温度係数が大きくなりすぎて広い温度範囲を
カバーできないという欠点がある。
また、サーミスタ材料の組成比と抵抗率(ρ)との関係
を調べると、これらでは、わずかな組成比の変化に対し
てもρが急激に変化し、抵抗のコントロールが困難であ
る。  さらに、特開昭55−140201号公報には
、SiCを主成分とし、2〜15wt%Rungと20
〜50wt%のガラスを含む厚膜サーミスタが記載され
ている。 しかし、このものも、印刷、焼成工程におい
て、粉末状のSiCとガラスとの発泡が激しくそれをコ
ントロールすることは非常に難しい。
そこで、高温、特に400〜800℃の温度で使用して
も安定性を有し、抵抗値のコントロールが容易で、しか
もガラス封止が容易であるサーミスタ材料として、本発
明者らは、先に導電路形成物質として炭化ケイ素および
/または炭化ホウ素と、アルミニウム、シリコン、マグ
ネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウム
の酸化物の1種以上を含有するマトリックス物質とを含
有し、前記炭化ケイ素の含有量が前記マトリックス物質
の含有量に対し体積比で1.24以下である焼結体から
構成されるサーミスタ材料を提案している(特開昭64
−64202号公報)。
このようなサーミスタ材料は、通常、出発原料をボール
ミル等で混合し、この混合物の成形体を焼結して製造さ
れる。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような場合、サーミスタ材料の導電路形成物質とし
ては炭化ホウ素が好適であり、マトリックス物質として
は酸化アルミニウムが好適である。
しかし、炭化ホウ素と、酸化アルミニウムとを含有する
焼結体では、酸化ケイ素の含有量の変化に対し、電気抵
抗値が急峻に変化することが判明した。
ところで、原料の酸化アルミニウム粉末には、通常、微
量の酸化ケイ素が含有されている。
また、原料の混合粉砕に用いるボールミルのポットやボ
ールには耐摩耗性を向上させるため、微量の酸化ケイ素
を添加したアルミナが用いられている。
従って、酸化アルミニウムと炭化ホウ素とを用いて焼結
を行うと、焼結体中には、通常、ケイ素元素換算で50
0ppm(重量比)程度以上の酸化ケイ素が含有されて
しまう。
しかも、用いる原料、使用するボールミル等により酸化
ケイ素の含有量は、ケイ素元素換算で400〜1000
 ppm程度の範囲で変動する。
このため、炭化ホウ素と、酸化アルミニウムとを含有す
るサーミスタ材料の電気抵抗値にはロット単位でのバラ
ツキが生じる。
加えて、酸化ケイ素は粒界に凝集しやすいため、焼結体
ウェハ内に均一分散しない、 このため、酸化ケイ素含
有量が多いと焼結体ウェハ内には電気抵抗値の位置的な
バラツキが生じる。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、高温、特に400〜800℃の温度で
使用しても安定性を有し、ガラス封止が容易で、しかも
抵抗値のコントロールが容易であり、ロット単位での抵
抗値のバラツキがな(、かつ面内抵抗値分布が均一であ
るサーミスタ材料およびこの材料を適用して特性の優れ
たサーミスタ素子を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記(1)〜(3)の本発明によっ
て達成される。
(1)導電路形成物質として炭化ホウ素を含有し、さら
に酸化アルミニウムを含むマトリックス物質を含有する
焼結体であって、 前記焼結体中に酸化ケイ素をケイ素元素換算で400p
pa+(重量比)以下含有することを特徴とするサーミ
スタ材料。
(2)前記酸化ケイ素をケイ素元素換算で10〜200
ppm(重量比)含有する上記(1)に記載のサーミス
タ材料。
(3)上記(1)または(2)に記載のサーミスタ材料
を複数に分割して形成されるサーミ′スタチップを有す
るサーミスタ素子。
く作用〉 本発明のサーミスタ材料は、酸化ケイ素含有量を400
 ppm以下に規制したものである。
このため、抵抗値コントロールが容易になり、一定の電
気抵抗値のサーミスタ材料を量産できる。
加えて、サーミスタ材料を微視的にみたときの内面抵抗
値分布を均一にできる。
〈発明の具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明のサーミスタ材料は、導電路形成物質として炭化
ホウ素と、酸化アルミニウムのマトリックス物質とを含
有する焼結体から構成されるものである。
そして、酸化ケイ素の含有量を、ケイ素元素換算で40
0ppm(重量比)以下、より好ましくは200 pp
m以下とする。
前記範囲をこえると、焼結体をロット単位で見た場合、
酸化ケイ素の含有量のバラツキが大となる。
そして、酸化ケイ素の含有量の変化に応じて抵抗値が急
峻に変化する。
例えば、ケイ素元素換算で100 ppmの酸化ケイ素
含有量の増加で、抵抗値が1.5倍程度変化してしまう
このため電気抵抗値のコントロールが困難となる。
加えて、酸化ケイ素はグレインの粒界に凝集しやすいた
め、焼結体ウェハ内にて生じる電気抵抗値の位置的なバ
ラツキが生じる。
ただし、酸化ケイ素の含有量をあまり小さくするのは製
造上困難であるため、酸化ケイ素含有量は通常、ケイ素
元素換算で1〜400ppm 、特に10〜200pp
mであることが好ましい。
焼結体中における酸化ケイ素は、化学式5iO−で示さ
れるものであり、化学量論的にその組成を多少はずれて
もよい。
なお、酸化ケイ素の存在は、分析電子顕微鏡で確認でき
、また含有量は、X線回折法による定量分析により測定
すればよい。
焼結体中における炭化ホウ素は、化学式B、Cで示され
るものであり、化学量論的にその組成を多少はずれても
よい。
また、グレイン粒径D1゜、D、。およびり、。をそれ
ぞれ下記のとおり定義する。
焼結体の切断面を鏡面加工した後、これを電子顕微鏡に
て、炭化ホウ素のグレインが視野内に300〜5000
個存在する状態で観察し、炭化ホウ素のグレインの面積
から円換算してグレイン粒径を算出する(円相当径を使
用)。
そして、炭化ホウ素のグレイン粒径分布を算出したとき
、小粒径のものからグレインの個数を累積して、全体の
個数の10%、50%および90%の炭化ホウ素のグレ
インが存在するときのグレイン粒径をそれぞれ、Dl。
、D、。およびD9゜とする。
炭化ホウ素のグレイン粒径(D@。)、は、0.5〜5
−1より好ましくは1〜3−であることが好ましい。
前記範囲となると、炭化ホウ素グレインが焼結体中によ
り一層均−に分散する。
また、(D to)a/ (D @oLは、0.1〜1
、般に0.4〜0.8であることが好ましい。
前記範囲となると焼結体ウェハ内にて生じる電気抵抗値
の位置的なバラツキが減少する。
また、(D so)m/(p s、)mは、1〜2、一
般に1.2〜1.5であることが好ましい。
前記範囲となると、焼結体ウェハ内にて生じる電気抵抗
値の位置的なバラツキがより一層減少する。
マトリックス物質は酸化アルミニウム (AIlzOs、特にa−Al1.O,)の焼結体であ
り、通常多結晶質である。
マトリックス物質を酸化アルミニウムの焼結体とし、導
電路形成物質を炭化ホウ素の焼結体とすることにより、
400〜800℃の温度域での安定性が高く、抵抗値の
コントロールが容易で、しかもガラス封止が容易であり
、さらにチップ加工性が向上する。
また、マトリックス物質は、酸化アルミニウムに加え、
4A族元素の単体と、酸化物、ホウ化物、炭化物、窒化
物等の化合物とから選ばれる1種以上を含有することが
好ましい。
4A族元素の単体や化合物を含有することによって、電
気抵抗値のコントロールが容易となり、その焼結体内で
のバラツキも小さくなり、切断加工性も向上する。
4A族元素(Ti、Zr、Hf)の化合物としては、酸
化チタン(Tie−)  ホウ化チタン(TiB=)、
炭化チタン(TiC)窒化チタン(T i N) 、酸
化ジルコニウム(ZrO,)、ホウ化ジルコニウム(Z
rB、)、炭化ジルコニウム(ZrC)、窒化ジルコニ
ウム(ZrN)が好ましい。
そして、これらのうち、特にTi単体、酸化チタン(T
 i O□)、ホウ化チタン(TiB−)、炭化チタン
(Tic)および窒化チタン(TiN)の1種以上を含
有することが好ましい。
これらの化合物の化学式は、それぞれカッコ内に示され
るもの等であるが、化学量論的にその組成を多少はずれ
てもよい。
マトリックス物質のグレイン粒径D soは、通常0.
1〜250μの範囲にある。
前記炭化ホウ素は、マトリックス物質中にて導電路を形
成してサーミスタ特性を発揮する。
これらから形成される導電路は、400’C以上の高温
にて安定で良好なサーミスタ特性を有する。
そして、焼結体中では、炭化ホウ素が均一に分散してい
ることが好ましい。
炭化ホウ素が均一に分散していると、焼結体ウェハ内に
て生じる電気抵抗値の位置的なバラツキがよ・り一層減
少する。
分散性の定量的な評価は、例えば下記の方法にて行えば
よい。
焼結体の切断面を鏡面加工した後、電子顕微鏡にて、1
視野内に炭化ホウ素のグレインが100〜500個存在
する状態で観察し、炭化ホウ素グレインの総面積S、と
、酸化アルミニウムの総面積SAとの比S 、/S A
を求める。
そして、S 、/S 、の平均値Sと、S s/s A
の標準偏差σとを算出し、下記式からSS/SAの変動
係数CV(%)を求める。
(式)  CV=(σ/5)X100 本発明では、Cvが10%以下、特に0.1〜5%であ
ることが好ましい。
以下の説明中の組成は、焼結体を化学分析して得た重量
百分率で示している。
酸化アルミニウム(α−A I220 s)および炭化
ホウ素(B、C)の総合有量に対する炭化ホウ素の含有
量は、5〜95wt%、より好ましくは5〜50wt%
、さらに好ましくは5〜20wt%、特に好ましくは1
0〜15wt%であることが好ましい。
前記範囲未満では導電路が成形されない傾向にあり、前
記範囲をこえると焼結等が困難となる傾向にある。
そして、前記のとおり、さらに4A族元素の元素単体お
よび化合物の1種以上、特に酸化チタン(Tie−)、
ホウ化チタン(TiB2)および炭化チタン(T i 
C)の1種以上を含有することが好ましい。
4A族元素の元素単体および化合物は、通常元素単体な
いし酸化物(T 10x 、Z r Oz、Hf02)
の形で添加されるが、一部はホウ化物、炭化物、窒化物
等に変化してもよい。
4A族元素の含有量は、炭化ホウ素に対し、5wt%以
下、特に0.1〜2wt%であることが好ましい。
前記範囲をこえると高温でのサーミスタ特性やその安定
性が低下する。
ただし、あまり小さいと前記の効果が得られない傾向に
ある。
この場合、サーミスタ材料に、4A族元素のホウ化物が
含有されていると、チッピングの発生が格段と減少し、
加工に際してのダイヤモンド砥石の痔命が飛躍的に向上
する。
4A族元素のホウ化物としては、ホウ化チタン(T i
 B * ) 、ホウ化ジルコニウム(ZrB2)が好
ましく、特にT i B lが最適である。
4A族元素のホウ化物は、通常、結晶粒界、あるいは結
晶粒内に存在する。
これらの存在は、分析電子顕微鏡で確認でき、また含有
量は、X線回折法による定量分析により測定すればよい
また、焼結体の実測密度は、焼結体の理論密度の75%
以上、特に90〜100%であることが好ましく、95
〜100%であることが最も好ましい。 これにより、
素子の電気抵抗値の経時変化特性が向上する。
なお、焼結中に、炭化ホウ素の一部が酸化物(酸化ホウ
素)に変化していてもよく、前記酸化物の一部が炭化物
、ホウ化物等に変化していてもよい。
ただし、酸化ホウ素および酸化ホウ素を含む複酸化物の
含有量はホウ素元素換算で0〜1wt%、特に0.1〜
0.5wt%であることが好ましい。 この理由は、酸
化ホウ素、特にB、0.はガラス質となるため、ガラス
相が増加して低融点となり、電気抵抗のコントロールや
焼結体の粒子径のコントロール等が困難となるからであ
る。
サーミスタ材料には、副成分としてさらに3A族元素の
1種以上が含有されていてもよい。
3A族元素は、金属単体として含有させても、化合物と
して含有させても、あるいはこれらを複合含有させても
よい。
3A族元累としては、特にY、Ceが好ましく、化合物
として含有させる場合は、これらの元素の酸化物(Ys
 01 、CeO* )あるいは炭化物が好ましい。
3A族元素を元素換算で好ましくは0.01〜10wt
%含有させることにより、電気抵抗値のコントロールが
容易となり、焼結体ウェハ内の電気抵抗値の位置的バラ
ツキを小さ(することができる。
また、3A族元素にかえ、あるいはこれに加え、副成分
として、鉄を好ましくは金属単体、酸化物(Few o
l ) 、炭化物の1種以上の形で含有させてもよい。
Feも3A族元素と同等の効果をもつ。
Feの含有量は、元素換算で0.01〜1゜wt%が好
ましい。
なお、鉄以外の8族元素、例えばC01Ni、Ru等で
は、500℃以上の使用温度で酸素欠陥の量が変化しや
すく、含有量が多くなると電気抵抗の経時劣化が生じる
。 このため鉄以外の8族元素の金属単体、酸化物、炭
化物等の含有は排除されるものではないが、元素換算で
1wt%以下、特に0A−0,5wt%であることが好
ましい。
3A族元素やFeの上記したような効果は、Aβの元素
単体や炭化物、4A族元素の単体や炭化物、Mg、Ca
、SrおよびBaの元素単体、酸化物、炭化物等でも実
現する。
そして、これらの副成分は、好ましくは元素換算で0.
01〜10wt%の含有量にて、抵抗値のコントロール
が容易となり、そのバラツキが小さくなる。
さらに、必要に応じ、他の副成分も、例えば単体、酸化
物、炭化物等の形で含有することができる。
まず、5A族、6A族元素については、その含有に効果
はないが、必ずしもその含有は排除されるものではない
。 ただし、多量の添加はサーミスタ特性を低下させる
ので、元素換算で10wt%を超えないことが好ましく
、特に1wt%を超えないことが好ましい。
次に、IA族元素、例えばNa、Li等については、特
に含有されないことが好ましい。
これは、サーミスタ素子に電圧を印加するとこれらのイ
オンが移動、拡散し、抵抗が経時劣化し易いからである
。 また、ガラス封止の際に、ガラス中にこれらが拡散
し易く、特性劣化が生じ易いからである。
IA族元素の含有量は、元素換算で0〜1wt%、特に
0〜0.001wt%であることが好ましい。
また、7A族元素の含有も好ましくない。
7A族元素は価数が変化し易(、特性の経時変化が生じ
易いからである。
7A族元素の含有量は、元素換算で0〜1wt%、特に
0〜0.05wt%であることが好ましい。
さらに、IB族元素、2B族元素も、経時変化が生じ易
いので、元素換算で0〜1wt%、特にO〜0.05w
t%であることが好ましい。
この他、B、A℃以外の3B族元素であるGa、In、
Ti2も、0〜lwt%程度以下含有されてもよい。
ただし、C,O,N以外の4B族、5B族、6B族、7
B族元素等は特性上好ましくないので、0〜1wt%の
含有量、このうちSiは前記のとおりであることが好ま
しい。
焼結体中におけるこれらの副成分は、化合物として含有
される場合は、化学量論的にその組成を多少はずれてい
てもよい。
また、副成分のグレイン粒径り、。は、金属単体の場合
は、通常1〜5−程度であり、化合物の場合は、通常0
.1〜5−程度である。
なお、副成分の含有量は微量であるため、副成分のグレ
イン粒径分布には特に制限はない。
さらに必要に応じ、前記の副成分あるいは焼結によりこ
れらに変化する化合物、例えば炭酸塩、有機金属化合物
等を添加する。
このような焼結体は次のようにして得られる。
酸化アルミニウム粉末と炭化ホウ素粉末とをそれぞれ所
定量用意し、エタノール、アセトン等の溶媒を加えて、
ボールミル等により湿式混合する。
酸化アルミニウム(Al1.O,) 粉末は、般に、D
、。が0.1〜51mで、比較的粒度分布がシャープな
ものが好ましい。
粒径測定は、前記のグレイン粒径と同様に電子顕微鏡観
察にて行えばよい、 そして、測定面積から円換算して
算出したものから前記と同様にD+o、D、。、D、。
をそれぞれ求める。
また、用いる酸化アルミニウム粉末は、般に純度が99
.8wt%以上、特に純度が99.95wt%以上であ
り、酸化ケイ素がケイ素元素換算で10ppm(重量比
)以下、より好ましくは純度が99.99wt%以上で
あり、酸化ケイ素がケイ素元素換算で2 ppm以下含
有するものを用いる。
なお、前記酸化アルミニウムとしては、炭酸塩、有機金
属化合物、γ−A4203等の焼結によって酸化アルミ
ニウムになる化合物であってもよい。
炭化ホウ素(B、C)粉末としてはり、。が0.5〜1
04.  D +。/D、。が0.3〜l、D9゜/D
、。がl〜1.5のものが好適であり、一般に、純度9
7wt%以上のものを用いる。
このような出発原料を用いることにより炭化ホウ素が均
一に分散し、加えて、炭化ホウ素のグレイン粒径も均一
化する。
4A族元素の単体や化合物は、例えば T i Oa粉末として添加すればよく、一般にり、。
が0.1〜5−で、純度98wt%以上ものを用いれば
よい。
4A族元素のホウ化物は、例えばTi B 2粉末とし
て添加してもよく、一般にり、。が0. 1〜5μで、
純度98wt%以上のものを用いればよい。 また、4
A族元素のホウ化物は、その酸化物、単体等の形で添加
してもよい。
このとき、後述のように焼結条件を制御することにより
、例えばB、CとT i O*とが反応し、例えばT 
i B xが生成する。
このような場合、例えばAβ、O諺をマトリックス物質
として、導電路形成物質のB4Cに混合し、これに4A
族元素ソースとしてT i O*を添加して焼成すると
、TLBxの生成と同時に、9 (A 12 * Om
)*(B * 0 )、B+mCs 、Tic、Tin
 Aβ、Ti等が副成することがある。
これら創成物は、10wt%以下、特に1wt%以下程
度含有されていてもよい。
溶媒量は粉末の100〜120wt%程度とする。
また、必要に応じ、さらに分散剤等を添加してもよい。
分散剤としては、界面活性剤が好ましく、界面活性剤を
添加することにより炭化ホウ素の分散性がより一層向上
する。
そして、上記の各原料を所定量用いて、ボールミルにて
、一般に5〜25時間、好ましくは5〜15時間湿時間
台する。
用いるボールミルは、ポット組成やボール組成として、
酸化アルミニウム99.5wt%以上、ケイ素元素換算
での酸化ケイ素0.1at%以下、より好ましくは酸化
アルミニウム99.9wt%以上、ケイ素元素換算での
酸化ケイ素0.05wt%以下のものが好ましい。
そして、耐摩耗性の点で前記ボールミルには、HIP焼
結法等にて製造したものを用いる。
このように、ボールミル組成や前記のとおり酸化アルミ
ニウム粉末組成を規制して、酸化ケイ素を実質的に含有
しないサーミスタ材料を製造する。
その後、上記混合物を室温で加圧成形し、酸素雰囲気中
あるいは非酸化性雰囲気中にて、常圧焼結法、ホットプ
レス(HP)焼結法、熱間静水圧(HIP)法などによ
りこの成形体を焼結し、放冷してサーミスタ材料とする
加圧成形の際の圧力は、500〜2000kg/cm”
程度である。
焼結時の非酸化性雰囲気としては、N2、Ar、He等
の不活性ガス、H,Co、各種炭化水素など、あるいは
これらの混合雰囲気、さらには真空等の種々のものであ
ってよい。
常圧焼結法の場合は大気圧でよく、焼結温度は1400
〜1900℃、特に1600〜1900℃、より好まし
くは1750〜1800℃で有効である。
温度が1400℃より低い場合には、長時間焼結しても
十分には緻密化せず、1900℃より高い場合は、Aβ
20.等の酸化物とB4Cとの相互反応が激しくなる。
焼結時間は、通常、0.5〜20時間である。
HP焼結法の場合、プレス圧力は150〜250 kg
/Cm”、焼成温度は1400〜1800℃、特に15
00〜1800℃、より好ましくは1650〜1750
℃が好ましい。
温度が1400℃より低いと、緻密な焼結体が得られず
、1800℃より高いと、Al2O2とB、Cとの相互
反応が激しくなる。
焼結時間は、一般に1〜30時間である。
HIP焼結法の場合は、原料粉末の成形体を酸素雰囲気
中あるいは非酸化性雰囲気中(例えば、1200℃まで
真空中、その後はAr雰囲気中等が好ましい)で予備焼
結し、次いでHIP炉内でこの予備焼結体を焼結する。
 予備焼結の温度は1400〜1650℃、その時間は
1〜50時間とするのがよい。
また、HIP法における焼結温度は1200〜1500
℃、焼結時間は1〜50時間、圧力は1000〜150
0kg/am”であり、酸素雰囲気中あるいはAr等の
不活性雰囲気中で行えばよい。
この場合、室温で酸素ガス、Arガス等を300〜40
0kg/cm”まで加圧し、その後、上記のように加熱
により圧力をかける。
以上の焼結条件は、4A族元素のホウ化物を予め用いる
場合と、これを生成させる場合とを含めすべてに共通す
るものであるが、特に原料中の4A族化合物とB含有物
質とから焼結時に4A族元素のホウ化物を生成させるに
は、以下のようなプロフィールによればよい。
常温焼結法では、 昇温速度1〜100℃/win。
焼結温度1600〜1900℃、 焼結温度での保持時間0.5〜20時間とする。
また、HP法では、 昇温速度1〜100℃/win、 焼結温度1400〜1800℃、 焼結温度での保持時間1〜30時間 とする。
さらにHIP法では、 昇温速度1〜100℃/min、 予備焼結温度1400〜1650℃、 予備焼結温度での保持時間1〜50時間、焼結温度12
00〜1500℃、 焼結温度での保持時間1〜50時間 とする。
このように、特に焼結温度での保持時間を長(すること
により、4A族元素のホウ化物の生成が促進され、また
特にマトリックス物質のグレインサイズが10倍程度以
下の範囲で粗大化し、チップ加工性が向上する。
このように作製したサーミスタ材料は、抵抗率ρが50
0℃で10”〜10?Ωcm程度であり、ロット単位で
の抵抗値が均一であり、しかも焼結体ウェハ内にて生じ
る抵抗値の位置的なバラツキが小さい。
そして、特に炭化ホウ素のグレイン粒径を均一化させ、
炭化ホウ素を均一分散させたサーミスタ材料では、0.
75XO75X0.5mm程度の寸法にチップ化した場
合、サーミスタチップの25℃での抵抗率ρの変動係数
Cvが、1.5%以下、特に0.05〜1%である。
加えて、本発明のサーミスタ材料は、400〜800℃
の温度範囲で使用ないし保存しても抵抗値の変化はほと
んどない。 また、サーミスタ定数Bの値も25〜50
0℃で1000〜5000にである。
そして、サーミスタ特性や、ガラス封止特性等としては
、特開昭64−64202号公報に記載されたものと同
等の特性かえられる。
上記のようにして作製したサーミスタ材料は、サーミス
タチップとして本発明のサーミスタ素子に適用される。
本発明のサーミスタ素子としては、特に、いわゆるガラ
ス封止型サーミスタ素子を好ましいものとして挙げるこ
とができる。
このようなガラス封止型サーミスタ素子1は、例えば第
1図に示されるように、サーミスタチップ11に一対の
電極層33.35を形成し、この電極層33.35にリ
ード体43.45を接続し、これをガラス5で封止した
構造のものである。
サーミスタチップの寸法に特に制限はないが、通常、縦
0.5〜1.0mm、横0.5〜1.0mm、厚さ0.
5〜1.0+nm程度である。
各種サーミスタ素子については、特開昭64−6420
2号公報に詳述されている。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明の詳細な説
明する。
実施例1 の  の  および 出発原料を下記に示される割合で秤量し、分散剤として
界面活性剤ツルポン5−85 (東邦化学工業社製)を
添加し、アセトンを用いて下記のボールミルにて20時
時間式混合した。
なお、D soは、電子顕微鏡観察にて測定した値であ
る。
巳」口1魁 ・Aβ、O,:86重量部 Dso:3M− A・・・純度99.99wt% B・・・純度99.95wt% C・・・純度99.8wt% ・B、 C(純度98wt%以上)=14重量部り、。
: 2μ、 ・Ties(純度99wt%以上):0.2重量部(B
4Cに対しTi換算で0.84wt%)D @o:17
m、 ボールミル ポットおよびボール組成 A・・・Al25 Os:99.9wt%、Sing:
0.05wt% (HIP焼結)B ・・・A 12 
* Os:90wt%、SiO,ニア 冒t% 混合したスラリーを乾燥造粒し、内径77mmの黒鉛型
に充填した。
これをAr雰囲気中で、プレス圧力200〜300 K
g/c+*”でホットプレス焼結を行った。
焼成条件は、焼成温度1680℃程度、保持時間2時間
程度とした。 そして、冷却後、50X50X0.5■
膳の焼結体を得た。 なお、各試料について、それぞれ
20個ずつ焼結体を製造した。
得られた各焼結体はX線回折の結果 Al2t’sとB、Cとが存在していることが確認され
た。
また、添加したTiOヨの一部はそのままの形でのこり
、T i B *の生成と同時に、微量のTic%Ti
、Tis AI2、B1.C雪、9 (Aρ、 on)
2 (B* Os)、等の創成が認められた。
また、焼結体中のS i O*の含有量をX線回折法に
よって求めた。
S1元素換算でのSingの含有量(重量比)の平均値
は表1に示されるとおりである。
得られた焼結体の両面に、無電解めっきにより厚さ3.
5−のN1−B電極層を形成し、ウェハとした。
そして、ウニ八全体の25℃における抵抗率ρを求め、
ロフト単位での抵抗率ρの変動係数CV(%)を算出し
た。
結果は表1に示されるとおりである。
なお、25℃での抵抗率ρは3.lXl0’Ω・elf
程度、25〜500℃でのサーミスタ定数Bは2050
に程度であった。
次に、得られた20個のウェハから任意に1個を選択し
、ウェハを、外周スライシングマシンによりダイアモン
ドブレードにて一辺0−75XO,75XO,5aa+
の正方形に切断加工し、サーミスタチップを得た。
このようなサーミスタチップに直径0.3am、長さ6
5■諷のコバール製リード線を、パラレルギャップ溶接
法により接続した。
そして、サーミスタチップの25℃における抵抗率ρを
求め、チップ単位での抵抗率ρの変動係数CV(%)を
算出した。
結果は表1に示されるとおりである。
次いで、このようにして得られたものを、直径2.5m
m、長さ4m+aのホウケイ酸ガラスに挿入して、Ar
ガス雰囲気中にて、850℃にてガラス封止した。 こ
れをエージング処理して、第1図に示されるようなサー
ミスタ素子を作製した。
これらのものについて、初期と、500℃で5000時
間保存後の抵抗値を測定したところ、抵抗値の変化は1
%未満であった。
以上の結果から本発明の効果が明らかである。
なお、本発明のサーミスタ材料は、チップ加工性も良好
であった。
実施例2 実施例1において、出発原料のB、Cを下記のものにか
えた。
−B、C(純度98wt%以上) Dso:27’ Dl。/D、。:017 D *o/ D so : 1 、2 そして、ボールミルによる混合時間を10時間としたほ
かは同様にして実施例1と同様の評価を行った。
また、各試料の切断面を鏡面加工した後、走査型電子顕
微鏡(SEM)観察をして、焼結体中のB、Cグレイン
粒径(Ds。)、、(D、。) I/(D、0) 、お
よび(D w。)m/(Ds。)、やB、Cグレインの
分散性の評価を行なった。
第2図は、試料No、 5の倍率1500倍の走査型電
子顕微鏡(SEM)写真であり、黒く見えるグレインが
B、Cグレインである。
B、Cグレインの(DI。)1、(D、。)鵬および(
D、。)は、それぞれ、視野内に1000個のB、Cグ
レインが存在する状態で、SEM観察により測定し、算
出した。
また、84Cの分散性は、下記のとおりの評価を行った
SEM観察により、B4Cグレインが200個存在する
状態でB、Cグレインの総面積S。
と、Aρ、0.の総面積SAとの比S s/S Aを求
める。
そして、無作為に50回繰り返し、S 、/S 。
の変動係数CV(%)を算出する。
結果は表2に示されるとおりである。
これらの結果から本発明の効果が明らかである。
〈発明の効果〉 本発明のサーミスタ材料は、ロット単位での電気抵抗値
のバラツキが小さい。
加えて、焼結体ウェハ内にて生じる電気抵抗値の位置的
なバラツキ、すなわち、ウェハをチップ化した際のチッ
プ単位での電気抵抗値のバラツキが小さい。
しかも、高温、特に400〜800℃の温度で使用して
も安定性を有する。 またB値をかなり低(することが
できるため、サーミスタの温度係数も小さく、適用可能
な温度範囲を広くすることができる。 さらに、組成比
と抵抗率との関係を調べると、抵抗率の変化が急峻では
な(、組成比を変化させることにより抵抗のコントロー
ルが可能となる。 そのため目標とする抵抗域の組成域
が広がり、量産性および品質が向上する。
このようなサーミスタ材料を適用し、ガラス封止型のサ
ーミスタ素子に適用したときには、良好な特性を有し、
かつ電気抵抗値が均一なサーミスタ素子を作製できる。
 また、他の材料と加圧下加熱して接合して一体化した
、いわゆる一体型のサーミスタ素子を形成すれば、寸法
精度が良好で、生材料を焼結により一体化するときのよ
うな寸法変化や特性のバラツキがきわめて少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のサーミスタ素子の1例が示される断
面図である。 第2図は、粒子構造を示す図面代用写真であって、本発
明のサーミスタ材料中の炭化ホウ素グレインが示される
走査型電子顕微鏡である。 符号の説明 1・・・サーミスタ素子 5・・・ガラス 11・・・サーミスタチップ 33.35・・・電極層 43.45・・・リード体 出 願 人 ティーデイ−ケイ株式会社代  理  人
  弁理士  石  井  隔間     弁理士  
増  1) 達  哉F 工 G。 ■ G。 10 g +:ゝ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電路形成物質として炭化ホウ素を含有し、さら
    に酸化アルミニウムを含むマトリックス物質を含有する
    焼結体であって、 前記焼結体中に酸化ケイ素をケイ素元素換算で400p
    pm(重量比)以下含有することを特徴とするサーミス
    タ材料。
  2. (2)前記酸化ケイ素をケイ素元素換算で10〜200
    ppm(重量比)含有する請求項1に記載のサーミスタ
    材料。
  3. (3)請求項1または2に記載のサーミスタ材料を複数
    に分割して形成されるサーミスタチップを有するサーミ
    スタ素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998012714A1 (fr) * 1996-09-18 1998-03-26 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Materiau de thermistance a gamme etendue et procede pour sa fabrication

Cited By (2)

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WO1998012714A1 (fr) * 1996-09-18 1998-03-26 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Materiau de thermistance a gamme etendue et procede pour sa fabrication
US6143207A (en) * 1996-09-18 2000-11-07 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Wide-range thermistor material and method for producing it

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