JPH0466628B2 - - Google Patents
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- JPH0466628B2 JPH0466628B2 JP863084A JP863084A JPH0466628B2 JP H0466628 B2 JPH0466628 B2 JP H0466628B2 JP 863084 A JP863084 A JP 863084A JP 863084 A JP863084 A JP 863084A JP H0466628 B2 JPH0466628 B2 JP H0466628B2
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
本発明はオゾンと紫外線を用いた物体の表面洗
浄方法に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 近年、液晶表示用ガラス基盤、半導体、金属表
面などにおいて、微量表面汚染物が問題となり、
各種の洗浄方法が開発検討されている。 洗浄方法としては、水洗、薬品洗浄、液体噴射
などの湿式洗浄と火炎洗浄、スパツタ洗浄、プラ
ズマ洗浄、紫外線−オゾン洗浄などがある。表面
汚染物は、加工時の人体の皮脂からの油脂、化粧
品からの油脂、顔料、大気中に浮遊しているモー
ター、ポンプなどの油類、あるいは、ほこり、金
属粉、たばこの煙、糸くずなどである。切削、研
磨などの加工時に付着した切削油、研磨材などの
有機質、無機質を間わず、種々雑多であり、従来
の洗浄法では長時間を要したり、確実な洗浄効果
は得られにくかつた。従えば、最も有効な洗浄方
法として近年知られている気相における紫外線−
オゾン洗浄においても、有機質の汚れに対しては
優れた洗浄効果を示すが、無機質に対して全く効
果がないと言う問題があつた。 すなわち、気相での紫外線−オゾン洗浄では、
気相中で酸素から原子状の酸素が発生し、これが
近傍にある物体の表面汚染物(M)と反応し、汚染物
質をCO2もしくは水にまで酸化分解し表面を洗浄
する。 O2hν −−−→ O・+O・ M+O・→CO2、H2O あるいは、紫外線によつて生じたオゾンが再び
紫外線(主に253.7mmの波長)によつて分解、こ
の時に汚染物質を酸化する過程が考えられる。 O2hν −−−→ O・+O2 しかし、どちらの過程とも、気相酸化のため有
機物の汚染物質は酸化され低分子化、蒸発する程
度まで、あるいはCO2と水までの完全酸化が必要
とされる。無機物については、これらの酸化作用
による洗浄効果は全く期待されない。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、有機質および無機質を含む微
量の表面汚染物を、確実に洗浄する表面洗浄方法
を提供することにある。 〔発明の概要〕 本発明は、紫外線の照射下に溶存オゾンを含む
水を洗浄すべき表面に接触させて汚れを酸化洗浄
することを特徴とする。 すなわち、本発明の液相における紫外線−オゾ
ン洗浄方法は、気相での洗浄効果と異なり、酸化
は部分酸化、つまり中程度の酸化物、アルデヒ
ド、ケトン、カルボン酸などとなり、水を媒体と
して洗浄されるため効果的である。通常の汚染物
は、有機物、無機物の共存によることが多く、無
機物質も水に溶解させ、あるいは、懸濁させて除
去することができるので、その洗浄効果は確実で
ある。しかし、水中では紫外線により酸素から原
子状酸素は発生することができないため、別途、
酸素、空気から発生させたオゾーンを水に溶解し
たものを用いる。オゾンは、水中で自己分解を起
し、酸素に戻るが、紫外線照射下では、その自己
分解は次のように促進される O3+H2O→H+ 3+OH- H+ 3+OH-→2HO+ 2 O3+HO+ 2→HO-+2O2 HO-+HO+ 2→O2+H2O O3hν −−−→ O・+O2 O3+HOH→・OH、・OOH このように、水中で各種イオンの他に酸化力の
強い酸素ラジカル、ヒドロキシルラジカル、過酸
化水素ラジカルを生成する。これらのラジカル類
は、活性が高いため寿命は短かく、洗浄表面で溶
存オゾンから紫外線によつて発生させるのが最も
効果的である。 また、洗浄表面にも紫外線が照射されるため汚
染物質の反応性は高まることも、当然洗浄効果を
促進する。更に、洗浄表面の水洗による汚染物質
の除去、あるいは、オゾン化ガス共存による洗浄
効果では、細かい気泡による表面の機械的洗浄効
果も加わる。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を示す第1図を参考に
して説明する。第1図は、顕微鏡用スライドグラ
ス(ソーダ石灰ガラス76×12×1.2〜1.5t)1を3
枚、円筒形の紫外線反応塔(石英30φ×500)2
内に、PTFE支持具(図示せず)にて垂直に取付
ける。またその紫外線反応筒2の外周と隣接する
如く、紫外線ランプ(15W25φ×450)3を2本
(コード類図示せず)、相対する形で設置する。ス
ライドグラス1と紫外線ランプ3との距離は約15
mmである。 高純度空気のボンベ4より、一定量の空気が送
られ、オゾン発生器5で発生したオゾン含むオゾ
ン化空気は、オゾン吸収塔(150φ×2500)6内
に、その底部に設けた散気管7から、細かい気泡
として注入され、気液接触により大部分はオゾン
として水中へ移行する。一方、吸収されなかつた
オゾンは、排オゾンとして塔頂より排出され、活
性炭筒8を通過させてオゾンを分解後、大気中へ
放出される。 気液接触により、水中に移行した溶存オゾンを
含む水は、塔底より送出され、紫外線が照射され
る紫外線反応筒2内へ送られる。そして紫外線を
照射され、水中オゾンの分解に伴ない筒内に設置
されたスライドグラス1の表面の表面汚染物を酸
化させる。反応後、紫外線反応筒2から流出した
水は、送水ポンプ9で再び、オゾン吸収塔6へ循
環される。10は紫外線反応筒2へ入る水中の溶
存オゾン濃度を測定するためのサンプル採取部で
ある。水温は30℃±2℃で、紫外線ランプ点灯中
は、ランプを直視しないように行なつた。 まず、スライドグラス表面の汚れを落すために
必要な洗浄時間を調べた。 スライドグラス3枚を用い、各スライドグラス
1に対する表面流速を10cm/sec、溶存オゾン濃
度を1mg/、循環水水温を30℃に設定した条件
で0.5、1.0、2.0の各洗浄時間で行ない、洗浄効果
を接触角で求めた。 循環水は純水を用い、あらかじめ溶存オゾンを
含ませた純水で配管内、塔内を数回洗浄し、汚染
のないことを確かめてから実験を行なつた。洗浄
後のスライドグラス1は、再度純水ですすぎ、汚
染のないようグローボツクス内で風乾した後、接
触角の測定を行なつた。測定は、スライドグラス
の中心部に純水を数μ滴下し、ゴニオメーター
で接触角を求めた。測定値は、3枚のスライドグ
ラスの平均値として第1表示す。 第1表から表らかな如く0.5〜1時間と、時間
の増加に従い、著しい洗浄効果を示すが、その以
後、時間をかけてもあまり洗浄効果は上らないこ
とがわかつた。また、紫外線を照射しないで、1
時間オゾン水溶液を通過させた場合も表に示した
が、洗浄効果がある程度認められたものと、全く
変化のないものがあり、紫外線−オゾンの洗浄効
果は明らかである。
浄方法に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 近年、液晶表示用ガラス基盤、半導体、金属表
面などにおいて、微量表面汚染物が問題となり、
各種の洗浄方法が開発検討されている。 洗浄方法としては、水洗、薬品洗浄、液体噴射
などの湿式洗浄と火炎洗浄、スパツタ洗浄、プラ
ズマ洗浄、紫外線−オゾン洗浄などがある。表面
汚染物は、加工時の人体の皮脂からの油脂、化粧
品からの油脂、顔料、大気中に浮遊しているモー
ター、ポンプなどの油類、あるいは、ほこり、金
属粉、たばこの煙、糸くずなどである。切削、研
磨などの加工時に付着した切削油、研磨材などの
有機質、無機質を間わず、種々雑多であり、従来
の洗浄法では長時間を要したり、確実な洗浄効果
は得られにくかつた。従えば、最も有効な洗浄方
法として近年知られている気相における紫外線−
オゾン洗浄においても、有機質の汚れに対しては
優れた洗浄効果を示すが、無機質に対して全く効
果がないと言う問題があつた。 すなわち、気相での紫外線−オゾン洗浄では、
気相中で酸素から原子状の酸素が発生し、これが
近傍にある物体の表面汚染物(M)と反応し、汚染物
質をCO2もしくは水にまで酸化分解し表面を洗浄
する。 O2hν −−−→ O・+O・ M+O・→CO2、H2O あるいは、紫外線によつて生じたオゾンが再び
紫外線(主に253.7mmの波長)によつて分解、こ
の時に汚染物質を酸化する過程が考えられる。 O2hν −−−→ O・+O2 しかし、どちらの過程とも、気相酸化のため有
機物の汚染物質は酸化され低分子化、蒸発する程
度まで、あるいはCO2と水までの完全酸化が必要
とされる。無機物については、これらの酸化作用
による洗浄効果は全く期待されない。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、有機質および無機質を含む微
量の表面汚染物を、確実に洗浄する表面洗浄方法
を提供することにある。 〔発明の概要〕 本発明は、紫外線の照射下に溶存オゾンを含む
水を洗浄すべき表面に接触させて汚れを酸化洗浄
することを特徴とする。 すなわち、本発明の液相における紫外線−オゾ
ン洗浄方法は、気相での洗浄効果と異なり、酸化
は部分酸化、つまり中程度の酸化物、アルデヒ
ド、ケトン、カルボン酸などとなり、水を媒体と
して洗浄されるため効果的である。通常の汚染物
は、有機物、無機物の共存によることが多く、無
機物質も水に溶解させ、あるいは、懸濁させて除
去することができるので、その洗浄効果は確実で
ある。しかし、水中では紫外線により酸素から原
子状酸素は発生することができないため、別途、
酸素、空気から発生させたオゾーンを水に溶解し
たものを用いる。オゾンは、水中で自己分解を起
し、酸素に戻るが、紫外線照射下では、その自己
分解は次のように促進される O3+H2O→H+ 3+OH- H+ 3+OH-→2HO+ 2 O3+HO+ 2→HO-+2O2 HO-+HO+ 2→O2+H2O O3hν −−−→ O・+O2 O3+HOH→・OH、・OOH このように、水中で各種イオンの他に酸化力の
強い酸素ラジカル、ヒドロキシルラジカル、過酸
化水素ラジカルを生成する。これらのラジカル類
は、活性が高いため寿命は短かく、洗浄表面で溶
存オゾンから紫外線によつて発生させるのが最も
効果的である。 また、洗浄表面にも紫外線が照射されるため汚
染物質の反応性は高まることも、当然洗浄効果を
促進する。更に、洗浄表面の水洗による汚染物質
の除去、あるいは、オゾン化ガス共存による洗浄
効果では、細かい気泡による表面の機械的洗浄効
果も加わる。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を示す第1図を参考に
して説明する。第1図は、顕微鏡用スライドグラ
ス(ソーダ石灰ガラス76×12×1.2〜1.5t)1を3
枚、円筒形の紫外線反応塔(石英30φ×500)2
内に、PTFE支持具(図示せず)にて垂直に取付
ける。またその紫外線反応筒2の外周と隣接する
如く、紫外線ランプ(15W25φ×450)3を2本
(コード類図示せず)、相対する形で設置する。ス
ライドグラス1と紫外線ランプ3との距離は約15
mmである。 高純度空気のボンベ4より、一定量の空気が送
られ、オゾン発生器5で発生したオゾン含むオゾ
ン化空気は、オゾン吸収塔(150φ×2500)6内
に、その底部に設けた散気管7から、細かい気泡
として注入され、気液接触により大部分はオゾン
として水中へ移行する。一方、吸収されなかつた
オゾンは、排オゾンとして塔頂より排出され、活
性炭筒8を通過させてオゾンを分解後、大気中へ
放出される。 気液接触により、水中に移行した溶存オゾンを
含む水は、塔底より送出され、紫外線が照射され
る紫外線反応筒2内へ送られる。そして紫外線を
照射され、水中オゾンの分解に伴ない筒内に設置
されたスライドグラス1の表面の表面汚染物を酸
化させる。反応後、紫外線反応筒2から流出した
水は、送水ポンプ9で再び、オゾン吸収塔6へ循
環される。10は紫外線反応筒2へ入る水中の溶
存オゾン濃度を測定するためのサンプル採取部で
ある。水温は30℃±2℃で、紫外線ランプ点灯中
は、ランプを直視しないように行なつた。 まず、スライドグラス表面の汚れを落すために
必要な洗浄時間を調べた。 スライドグラス3枚を用い、各スライドグラス
1に対する表面流速を10cm/sec、溶存オゾン濃
度を1mg/、循環水水温を30℃に設定した条件
で0.5、1.0、2.0の各洗浄時間で行ない、洗浄効果
を接触角で求めた。 循環水は純水を用い、あらかじめ溶存オゾンを
含ませた純水で配管内、塔内を数回洗浄し、汚染
のないことを確かめてから実験を行なつた。洗浄
後のスライドグラス1は、再度純水ですすぎ、汚
染のないようグローボツクス内で風乾した後、接
触角の測定を行なつた。測定は、スライドグラス
の中心部に純水を数μ滴下し、ゴニオメーター
で接触角を求めた。測定値は、3枚のスライドグ
ラスの平均値として第1表示す。 第1表から表らかな如く0.5〜1時間と、時間
の増加に従い、著しい洗浄効果を示すが、その以
後、時間をかけてもあまり洗浄効果は上らないこ
とがわかつた。また、紫外線を照射しないで、1
時間オゾン水溶液を通過させた場合も表に示した
が、洗浄効果がある程度認められたものと、全く
変化のないものがあり、紫外線−オゾンの洗浄効
果は明らかである。
【表】
次に、溶存オゾン濃度、表面流速の影響を調べ
た。 スライドグラス各3枚を用い、洗浄時間1時
間、循環水、水温30℃の条件で、溶存オゾン濃度
の影響は、スライドグラスの表面流速10cm/sec
で溶存オゾン濃度を0.5、1.0、3.0mg/に変化さ
せて調べた。スライドグラスの表面流速の影響
は、溶存オゾン濃度1.0mg/で表面流速を10
cm/secら20cm/secに増加させて調べた。 それぞれの効果は、洗浄後のスライドグラスの
接触角で求め、第2表に結果を示す。 溶存オゾン濃度の増加に従い、洗浄効果も上が
る傾向を示している。表面流速の増加に従つて、
洗浄効果も増加するが、溶存オゾン濃度ほど顕著
な影響を示さない。
た。 スライドグラス各3枚を用い、洗浄時間1時
間、循環水、水温30℃の条件で、溶存オゾン濃度
の影響は、スライドグラスの表面流速10cm/sec
で溶存オゾン濃度を0.5、1.0、3.0mg/に変化さ
せて調べた。スライドグラスの表面流速の影響
は、溶存オゾン濃度1.0mg/で表面流速を10
cm/secら20cm/secに増加させて調べた。 それぞれの効果は、洗浄後のスライドグラスの
接触角で求め、第2表に結果を示す。 溶存オゾン濃度の増加に従い、洗浄効果も上が
る傾向を示している。表面流速の増加に従つて、
洗浄効果も増加するが、溶存オゾン濃度ほど顕著
な影響を示さない。
以上、説明したように本発明は、汚染表面を紫
外線照射下、溶存オゾンを含む水と接触するよう
にしたため、有機質だけでなく、無機質の汚れも
確実に洗浄除去できる。
外線照射下、溶存オゾンを含む水と接触するよう
にしたため、有機質だけでなく、無機質の汚れも
確実に洗浄除去できる。
第1図は、本発明の表面洗浄方法の一実施例を
示す説明図、第2図は本発明の実施例を示す説明
図である。 1……スライドグラス、2……紫外線反応筒、
3……紫外線ランプ、5……オゾン発生器、6…
…オゾン吸収塔、7……散気管、11……多孔質
グラスボール、12……気泡分離塔。
示す説明図、第2図は本発明の実施例を示す説明
図である。 1……スライドグラス、2……紫外線反応筒、
3……紫外線ランプ、5……オゾン発生器、6…
…オゾン吸収塔、7……散気管、11……多孔質
グラスボール、12……気泡分離塔。
Claims (1)
- 1 オゾン化ガスを洗浄水内に混入させ、このオ
ゾン化ガスを混入させた洗浄水を、紫外線照射
下、被洗浄物体の表面に流し、前記混入されたオ
ゾンと紫外線とによりラジカル類を発生させて汚
染物質を除去する表面洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP863084A JPS60153982A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 表面洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP863084A JPS60153982A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 表面洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60153982A JPS60153982A (ja) | 1985-08-13 |
JPH0466628B2 true JPH0466628B2 (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=11698268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP863084A Granted JPS60153982A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 表面洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60153982A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0719764B2 (ja) * | 1986-07-28 | 1995-03-06 | 大日本スクリ−ン製造株式会社 | 表面洗浄方法 |
JPH0691986B2 (ja) * | 1987-11-27 | 1994-11-16 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 基板洗浄方法 |
GB8810603D0 (en) * | 1988-05-05 | 1988-06-08 | Elopak Systems | Sterilization |
US5269850A (en) * | 1989-12-20 | 1993-12-14 | Hughes Aircraft Company | Method of removing organic flux using peroxide composition |
JPH07114191B2 (ja) * | 1990-11-14 | 1995-12-06 | 株式会社荏原総合研究所 | 洗浄方法 |
EP0502356A3 (en) * | 1991-02-28 | 1993-03-10 | Texas Instruments Incorporated | Photo-stimulated removal of trace metals |
KR100423142B1 (ko) * | 1998-12-28 | 2004-06-23 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 세탁기용일체형라디칼발생장치 |
WO2001078793A1 (en) * | 2000-04-12 | 2001-10-25 | Purizer Corporation | Sterilization process for air, liquid and surfaces |
CN104195575A (zh) * | 2014-08-27 | 2014-12-10 | 富乐德科技发展(天津)有限公司 | 去除附着于金属零件表面TiN及Ti薄膜的清洗方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6018230B2 (ja) * | 1976-08-10 | 1985-05-09 | 株式会社東芝 | 濁度計の洗浄方法 |
JPS57180132A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-06 | Fujitsu Ltd | Washing method of substrate |
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-
1984
- 1984-01-23 JP JP863084A patent/JPS60153982A/ja active Granted
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Publication number | Publication date |
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JPS60153982A (ja) | 1985-08-13 |
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