JPH0466607A - 高耐食性Ni基合金管の製造方法 - Google Patents

高耐食性Ni基合金管の製造方法

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JPH0466607A
JPH0466607A JP18027490A JP18027490A JPH0466607A JP H0466607 A JPH0466607 A JP H0466607A JP 18027490 A JP18027490 A JP 18027490A JP 18027490 A JP18027490 A JP 18027490A JP H0466607 A JPH0466607 A JP H0466607A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、耐食性にきわめて優れているが加工の難し
い高Mo系Ni基合金から管を製造する方法に関し、特
にイオウ(S)が単体として混入するサワーガス環境下
においても良好な耐応力腐食割れ性および耐水素割れ性
を示し、油井用として好適な継目無管を粉末冶金法で製
造する技術に関する。
(従来の技術) 近年のエネルギー事情は、油井の深井戸化やサワーガス
環境下での掘井が余儀なくされるところまできており、
高価ではあるが苛酷な環境に十分耐えられるような油井
管用高強度、高耐食性Ni基合金が開発され、実用され
るようになってきた。
かかるNi基合金は、例えば特開昭54−107828
号公報や特開昭54−127831号公報に提案されて
いる。
ところが、最近の油井情報によれば腐食性が苛酷である
とされてきた上記サワーガス環境とは別に、このサワー
ガス環境に更にSが単体として混入している環境が見出
され、このような環境においては、これまでに提案され
た耐サワーガス用Ni基合金をもってしても耐食性の点
で十分に満足できないことが明らかとなった。
上記のような単体Sが含まれる環境下での優れた耐食性
をもたせる方法として、Ni基合金のMo含有量を思い
切って高める方法が考えられる。しかし、高Mo系Ni
基合金は著しく難加工性であるため溶製材からビレット
を作製してもこれを熱間押出し加工して継目無管とする
ことができない。
ところで、最近では難加工材の熱開成形に有利な粉末冶
金法により熱間押出し製管が行われている0例えば、重
量割合でCを0.1〜0.75%、Niを20〜40%
、Crを20〜30%(本明細書において、合金成分の
含有量についての%は重量%を意味する)含んだ耐熱鋼
管の粉末冶金法による製造方法が特開平1−10830
1号公報に提案されている。しかし、そこで対象とされ
ているNi基合金は、Mo含有量が高々3%程度のもの
であり、合金自体の耐食性も前記の用途には不足する。
(発明が解決しようとする課題) Mo含有量をある程度以上に高めた高−〇高Mo系Ni
基合金は、単体Sを含むサワーガス環境下でも優れた耐
食性能と高い機械的性質を示すと予想され、苛酷な環境
での油井管の材料として有望であると思われる。しかし
、この合金は、通常の溶製材ではMoの偏析や金属間化
合物の析出により熱間加工性が非常に悪く、熱間押出し
製管が困難である。
また、溶製材は耐食性も必ずしも良くない、このような
事情から、高Mo高Cr系Ni基合金は、油井管用材料
として使用されるに至っていないのが現状である。
本発明はかかる現状にかんがみ、高耐食性能を有する高
Mo高Cr系Ni基合金管を容易に製造する方法を提案
しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 難加工材の成形方法として、粉末冶金法が知られている
。前記のように、Ni基合金の耐熱管の製造方法も、例
えば、特開平1−108301号公報に提案されている
。しかし、そこに記載されているNi基合金よりも更に
難加工性の高Mo高Cr系Ni基合金管の製造するには
、成分系の選定から加工条件まで、改めて詳細に検討し
なければならない。
本発明者らは、前述の単体Sを含有するサワーガス雰囲
気という苛酷な腐食環境で十分な高耐食性能を有し、か
つ油井管としての高い強度をも有する合金組成を確定し
、併せてこれを粉末冶金法で製管する条件を定めて本発
明を完成した。
本発明の要旨は、下記のとおりである。
(1)重量%で、 C: 0.05%以下、  Si : 0.20%以下
、門n : 1.0%以下、  Ni : 50〜60
%、Cr : 10〜20%、   Mo:12〜30
%、AI!:o、3%以下を含有し、残部はFeおよび
不可避的不純物からなるNi基合金粉末を、加工性の良
好な金属製の中空円筒状容器に充填し、密閉して中空ビ
レットとなし、この中空ビレットを1000〜1300
℃の温度に加熱して熱間押出しすることを特徴とする高
耐食性Ni基合金管の製造方法。
(2)上記(1)の成分の外に、さらに、Cu : 3
.0%以下、Nb : 2.0%以下、W : 4.0
%以下、Co : 2.0%以下、Tj : 1.0%
以下、およびZr : 0.5%以下の中の1種以上を
含み、残部はFeおよび不可避的不純物からなるNi基
合金粉末を使用し、熱間押出しまで(1)と同じように
行う高耐食性Ni基合金管の製造方法。
(3)上記(1)または(2)の方法により製造した合
金管をさらに5〜60%の断面減少率で冷間加工するこ
とを特徴とする高耐食性Ni基合金管の製造方法。
本発明方法において使用する合金粉末は、ガスアトマイ
ズ法により製造されたものが望ましい。
加工性の良好な金属容器とは、低合金鋼、低炭素鋼のよ
うに常温および熱間押出し温度において展延性の良好な
金属製の容器である。
(作用) 以下、本発明方法において使用する合金粉末の組成の選
定理由、および成形加工条件の選定理由を望ましい条件
とともに説明する。
■ 合金粉末組成の選定理由: C: 0.05%以下 合金中のC含有量が0.05%を超えるとM、C型の炭
化物(但し、MはMOlNi、 Cr、 W等である)
が増加し、合金の延性ならびに靭性が劣化するだけでな
く耐応力腐食性も著しく劣化する。従って、C含有量は
0.05%以下でなければならない。
Si : 0.20%以下 Siは脱酸剤として添加されるものであるが、多量に添
加するとσ、P、Laves相等の延性、靭性に対して
好ましくない金属間化合物(以下、「TCP相」と略称
する)を生成し易くなる。従って、Si含有量は0.2
0%以下と定めた。なお、Siは0.05%未満とする
のが一層望ましい。
Mn:1.0%以下 Mnは通常、脱硫剤として添加されるが、その含有量が
1.0%を超えるとTCP相の生成を促進することが考
えられるので、1.0%以下に抑える。
Ni : 50〜60% 本発明方法の素材となる合金は、Niマトリックスに固
溶強化および加工硬化の作用をもつMo、 Cr、ある
いは更にW、Nb等を添加して強化することを基本とし
ているが、上記元素を多量添加してもなおオーステナイ
ト基地を安定化するに足るNiを含有させなければなら
ない、そのNiの必要最小限の含有量は50%である。
一方、Niはそれ自身加工硬化能を向上させる元素であ
り、60%を超えて含有させると耐水素割れ性が劣化す
ることから、Ni含有量の上限は60%と定めた。
Cr : 1(1−20% CrはMoと共に合金の耐食性能および強度を向上させ
る成分であるが、この効果は10%以上の含有量から顕
著になる。一方、Cr含有量が20%を超えると合金の
熱間加工性が低下する。従って、Cr含有量の適正範囲
は10〜20%である。
Mo : 12〜30% MoはCrと共存して合金の強度と耐食性、特に耐孔°
食性を著しく向上させる作用を有する0本発明方法で製
造される管は、単体のSを含むサワーガス雰囲気という
苛酷な環境でも使用できることを狙っているため、素材
合金には特にMoを高めに添加する。即ち、上記の効果
を確かにするため、M。
は12%以上含有させるのである。しかし、MOC含有
量30%を超えるとオーステナイト基地の不安定を招く
Aj!:0.3%以下 A!は脱酸剤として添加されるものであるが、その含有
量が0.3%を超えるとアトマイズによる粉末製造が困
難となるため0.3%以下と定めた。
本発明方法で使用する合金粉末の一つは、上記の各成分
を含有し残部がFeおよび不可避不純物からなるもので
ある。なお、不純物のうち、PおよびSは特に好ましく
ないものであるから、Pは0゜01%以下、Sは0.0
05%以下に抑えるべきである。
これらは、合金中に多量に存在すると粒界偏析により熱
間加工性を低下させ、また耐食性をも劣化させる。
また、合金粉末のN含有量が0.1%を超えると粗大な
窒化物が形成されて、製品の延性および靭性が劣化する
ことになるから、Nの含有量は0.1%以下に抑えるの
が望ましい。
本発明方法で使用するもう一つの合金粉末は、前記の成
分に加えて、さらにCu、 Nb、 W、 Co、 T
i及びZ「の中から選んだ1種以上の成分を含有する合
金である。これらの成分は、合金の延性、靭性を改善す
るとともに耐食性をも改善する作用があるので、必要に
より1種以上を含有させるのがよい、以下に個々の元素
について含有量を限定した理由を特徴的な作用とともに
説明する。
Cu:3.O%以下 Cuは、Sが単体で含まれるサワーガス環境下では、C
r、 Moと共に耐食性向上に橿めて有効な成分である
が、3.0%を越えて含有させてもその効果が飽和して
しまう。
Wb:2.0%以下 Nbは、Sが単体で含まれるサワーガス環境下での合金
の耐食性能を向上させる成分であるが、2.0%を越え
て含有させるとTCP相が生成し易くなるから、これを
添加する場合はその含有量を2.0%以下とする。
W:  4.0%以下 Wは一部と同様、Crとの共存下で合金の強度と耐食性
を向上させる作用を有しているが、W含を量が4.0%
を越えるとオーステナイト基地の不安定化を招り、シた
がって、W含有量は4.0%以下とする。
Co  :  2.0%以下 Coは合金の耐水素割れ性の向上に有効なものであるが
、その含有量が2.0%を越えるとTCP相が生成し易
くなる。
Ti  :  1.0%以下、Zr  : 0.5%以
下TiおよびZrは、合金中の微量Cの安定化に有効で
あるが、その含有量がそれぞれ1.0%および0.5%
を越えるとTCP相が生成し易くなる。
以上に説明した組成をもつ合金粉末は、例えば、ガスア
トマイズ法等の急冷凝固法によって製造するのが望まし
い、この方法によれば偏析や金属間化合物がほとんど存
在しない球状の合金粉末が得られる。
■ 管の製造工程 合金粉末は、まず加工性の良好な金属容器に充填される
。容器は、第1図にその縦断面図を示すように、中空円
筒状のものである。この容器1は、前述のように、低炭
素鋼等の常温および熱間押出し温度において展延性の良
好な金属であり、肉厚は1〜4閣が望ましい、熱間押出
し前の加熱に先立って冷間静水圧プレスを行う場合、金
属容器全体が圧縮変形されて歪が加わるため、常温での
展延性が必要である。また、熱間押出し製管時には、ダ
イスおよびマンドレルとの接触は金属容器を介して起こ
り、この金属容器の熱間展延性が押出し製管材の成形性
に大きな影響を及ぼす。
金属容器は粉末を充填した後封口されるが、耐食性能を
改善させるために、常温〜600℃の温度でI Xl0
−’rmHg以上の真空度で10分以上の真空脱気を行
ない粉末表面に吸着している水分、水酸化物および空気
の除去を行なった後に真空(ij!圧)下で封口するこ
とが望ましい、このようにして得られた中空円筒状の粉
末充填体を、以下「粉末ビレットコと記す。
熱間押出前の粉末ビレットは、電気炉またはガス炉によ
る均熱加熱を行なってもよいが、加熱速度を早めて短時
間で保持温度まで加熱できる高周波誘導加熱を行なうの
が望ましい、この時、高周波誘導加熱がスムーズに行な
えるように、あらかじめ粉末ビレットを800℃〜10
00”Cで予備焼結を行なうか、或いは高周波加熱前に
、粉末ビレットを冷間静水圧プレスにかけて合金粉末の
充填相対密度を75%以上にしておくことが推奨される
。こうしておけば高周波誘導加熱の際の粉末ビレットの
温度分布の不均一性を小さくすることができる。
粉末ビレットの加熱温度はl000〜1300”Cとす
る。
1000℃未満の温度では合金粉末の変形抵抗が大きく
、合金粉末の塑性変形が起こらず、押出し中に詰まった
り、押出しができても所定形状が保てないからである。
一方、1300℃を趙える高温での加熱では合金粉末の
固相線温度以上になり一部で溶融がおきて偏析が生じ、
成形性の良好な製管材が得られない。
なお、押出し製管後には急冷し金属間化合物の析出を抑
制することが望ましい、また、冷間加工を行うならば、
その前に1100℃〜1300℃で固溶化熱処理を行な
うことが望ましい、冷間加工は、合金管の寸法精度を向
上させるためと強度を上昇させるため、必要に応じて実
施するのであるが、その場合は最低5%以上の断面積減
少が必要である。
しかし断面積減少が60%を超えるような冷間加工では
加工硬化が大きく、良好な成形性を保てない。
冷間加工後に固溶化熱処理を行なえば再結晶によって合
金管は軟化するので、これを繰り返すことにより大きな
断面積減少の加工も可能である。
〔実施例1〕 ^rガスアトマイズ法により、第1表に示す試料No、
 1の合金粉末(粒径250μm以下)を製造し、第1
図に示す低炭素鋼容器(1)の中に充填した。脱気口(
3)を通じて1×10−1mIIHgの真空脱気を40
0℃の温度で1時間保持して行ない、冷却後封口して中
空粉末ビレット(高さh : 600mm、内径d:8
0隋−1外径D : 2101111)を製造した。
上記の中空粉末ビレットをガス加熱炉に入れて1200
’cに加熱し、押出比8でニージン式熱間押出し製管を
行い水冷した。
この製管材を酸洗いして低炭素鋼容器を除去し、125
0℃X10分の固溶化処理後に冷間抽伸機により20%
の断面積減少加工を行った。得られた合金管の特性を第
2表に試験階1として示す。
第2表中の耐食性試験は下記の条件で行った。
(a)耐応力腐食割れ試験 腐食溶液=20%NaCj!  Ig/ it S  
10a tel(zs20atsC(lz 試験温度:300℃ 浸漬時間:500hr 付加応力= 1σ。
試験片 :  10mm輻X 2+ms厚×75III
l長で、RO,25Uノツチ付 (b)耐水素割れ試験 NACE条件: 5%NaCl −0,5%CH3CO
0H−1atsHzS試験温度:2試験口 浸漬時間ニア20hr 付加部カニ 1σ。
試験片 :1olIs幅×2II11厚×75ml1l
長で、RO,25Uノツチ付 第2表の結果から明らかなように、この実施例でえられ
た管材は機械的性質も耐食性も極めて良好である。
〔実施例2〕 N!ガスアトマイズ法により、第1表中の試料N。
2〜4の化学成分の合金粉末(粒径500μ−以下)を
製造し、実施例1と同じ(第1図に示す低炭素鋼容器(
1)の中に充填し、脱気口(3)を通してlXl0−”
5vHHの真空脱気を常温でlhr保持して行い、封口
して実施例1と同一サイズの中空粉末ビレットを製造し
た。
この中空粉末ビレットに冷間静水圧プレスによる400
0Kg/cm”の加圧を施し、粉末充填相対密度を80
%まで上昇させた。続いてこの中空粉末ビレットをロー
タリー式ガス炉で800℃まで予熱し、これに引き続い
て、更に高周波誘導加熱炉で1000〜1360℃まで
加熱し、ユジーン式熱間押出し機により押出し製管を行
い水冷した。
この製管材を酸洗して低炭素鋼容器を除去し、1250
℃X10m1nの固溶化処理後に冷間抽伸機により5〜
60%の断面積減少加工を行った。得られた合金管の特
性を第2表に試験No、2〜10として示す。
第2表の隘2および隘8は、熱間押出し前の加熱温度が
低すぎる例と高すぎる例である。これらは熱間加工性が
悪く、押出しができなかった。
Nα3〜7およびNα9.10は、本発明方法にそって
製管したもので、機械的性質、耐食性とも満足できる管
が得られている。
〔参考例〕
第1表中の試料No、5とNo、6の化学成分の溶製材
を製造し、第2図のような中空溶製ビレット(h: 6
00m+m、 D : 210!lll5d : 80
mm )を製造した。
この溶製ビレットをロータリー式ガス炉で800゛Cま
で予熱し、これに引き続いて更に高周波誘導加熱炉で1
200℃まで加熱後、押出比6でユジーン式熱間押出し
機により1150℃で押出し製管を行った。
第2表に隘11および阻12として示すように、第1表
の試料に5(Moが32.0%のもの)の溶製材は熱間
加工性がわるく、押出し製管が不可能であった。一方、
第1表の試料Nα6 (Moが11.4%と低いもの)
の溶製材は、押出し製管はできたが、耐食性がわるい。
(以下、余白) (発明の効果) 本発明は、耐食性において極めて優れているが熱間加工
性のわるい高門。高Cr系Ni合金製の管を製造する新
しい方法を提供するものである。
この方法によれば、偏析や金属間化合物の析出がなく、
単体Sを含むサワーガス雰囲気のような苛酷な環境にも
耐える管が製造できる。本発明方法は、特に油井用継目
無管の製造に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例で作製した中空円筒状粉末充
填体(粉末ビレット)の縦断面図である。 第2図は、従来の溶製材で作製した中空ビレットの縦断
面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で、 C:0.05%以下、Si:0.20%以下、Mn:1
    .0%以下、Ni:50〜60%、Cr:10〜20%
    、Mo:12〜30%、Al:0.3%以下を含有し、
    残部はFeおよび不可避的不純物からなるNi基合金粉
    末を、加工性の良好な金属製の中空円筒状容器に充填し
    、密閉して中空ビレットとなし、この中空ビレットを1
    000〜1300℃の温度に加熱して熱間押出しするこ
    とを特徴とする高耐食性Ni基合金管の製造方法。
  2. (2)重量%で、 C:0.05%以下、Si:0.20%以下、Mn:1
    .0%以下、Ni:50〜60%、Cr:10〜20%
    、Mo:12〜30%、Al:0.3%以下を含有し、 さらに、Cu:3.0%以下、Nb:2.0%以下、W
    :4.0%以下、Co:2.0%以下、Ti:1.0%
    以下およびZr:0.5%以下の中の1種以上を含み、
    残部はFeおよび不可避的不純物からなるNi基合金粉
    末を、加工性の良好な金属製の中空円筒状容器に充填し
    、密閉して中空ビレットとなし、この中空ビレットを1
    000〜1300℃の温度に加熱して熱間押出しするこ
    とを特徴とする高耐食性Ni基合金管の製造方法。
  3. (3)請求項(1)または(2)に記載の方法により製
    造した合金管をさらに5〜60%の断面減少率で冷間加
    工することを特徴とする高耐食性Ni基合金管の製造方
    法。
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