JPH0466292A - 切断性に優れた熱交換器チューブ用ブレージングシート - Google Patents

切断性に優れた熱交換器チューブ用ブレージングシート

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JPH0466292A
JPH0466292A JP17895090A JP17895090A JPH0466292A JP H0466292 A JPH0466292 A JP H0466292A JP 17895090 A JP17895090 A JP 17895090A JP 17895090 A JP17895090 A JP 17895090A JP H0466292 A JPH0466292 A JP H0466292A
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JP
Japan
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brazing
brazing sheet
alloy
heat exchanger
exchanger tube
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Pending
Application number
JP17895090A
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English (en)
Inventor
Takenobu Dokou
武宜 土公
Yoji Hirano
洋二 平野
Motoyoshi Yamaguchi
山口 元由
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Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ラジェーター等の熱交換器として使用するア
ルミニウム合金ブレージングシートに関するものであり
、さらに詳しくは、電縫加工等によりチューブとした後
の切断性に優れかつろう付けによるろうの拡散が少なく
、チューブとした後の耐食性が低下しないブレージング
シートに係るものである。
〔従来の技術およびその課題〕
ラジェーター等の熱交換器は例えば第1図に示すように
複数本の偏平チューブ(1)の間にコルゲート状に加工
した薄肉フィン(2)を一体に形成し、該偏平チューブ
(1)の両端はヘッダー(3)とタンク(4)とで構成
される空間にそれぞれ開口しており、一方のタンク側の
空間から偏平チューブ(1)内を通して高温冷媒を他方
のタンク(4)側の空間に送り、偏平チューブ(1)お
よび薄肉フィン(2)の部分で熱交換して低温になった
冷媒を再び循環させるものである。
このような熱交換器のチューブ材およびヘッダー材は例
えばJIS 3003合金を芯材とし、該芯材の内側、
すなわち冷媒に常時触れている側には内張材としてJI
S 7072合金を、そして該芯材の外側には、外張材
として通常のろう材をそれぞれ5〜10%クラッドした
ブレージングシートを用い、コルゲート加工したフィン
等の他の部材とともにブレージングにより一体に組み立
てられている。
上記チューブ材は、通常合わせ圧延により作られたブレ
ージングシートコイルを電縫加工し、所定の長さに切断
して製造する。切断は連続して行われるが、従来の材料
では、切断の刃が新しい間はきれいに切れるが1000
回程度で切断面にばりを発生するようになる。ぼりは、
チューブの内側および外側に発生するが、内側に発生し
たぼりは熱交換器の冷媒の循環を妨げ、熱効率を低下さ
せる。
外側に発生したぼりは、熱交換器の組み立てを行う際の
妨げになるなどの問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、これに鑑み、切断性に優れ、かつ耐食性、ろ
う付は性が低下しない熱交換器チューブ用ブレージング
シートを開発したものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、Mnを0.4〜2ut%含むAl−Mn系合
金を芯材とし、A j! −S i合金またはA!−S
i −Mg合金ろう材を片面に5〜10%クラッドし、
犠牲効果を有するアルミニウム合金材を他の片面に5〜
lO%クラッドした熱交換器チューブ用ブレージングシ
ートにおいて、引張強さを13〜17kg/mm2でか
つ伸びを1〜5%としたことを特徴とする切断性に優れ
た熱交換器チューブ用ブレージングシートである。
まず、本発明ブレージングシートの構成について説明す
る。
ブレージングシートの芯材の合金はMnを0.4−1%
〜2wt%含有したAI!、−Mn系合金であれば他の
添加元素(0,8wt%以下のSi、0.8wt%以下
のFe、0.8wt%以下のCu、 0.3wt%以下
のMg、0.3wt%以下のCr、 0.3wt%以下
のZr、0.3wt%以下のTi等)は特に規定しない
。たとえばJIS3003合金やそれにMg、Cu、Z
n、Cr、  Zr等を添加した合金等を適宜用いれば
よい。Mnは合金中にAl−Mn系の金属間化合物を形
成し、切断の刃に対しアルミニウムの付着を防止し、ば
つの発生を抑える働きを有する。
内張材は代表として、JIS 7072合金が上げられ
るがこれに限定するものでない。ただし、内張材の電位
は芯材に対して電気化学的に卑である方が望ましい。こ
れは熱交換器の使用環境下において当該内張材に孔食が
発生した場合、それが芯材に波及するのを防止する効果
を有するためである。
外張材は通常用いられているJIS 4004やJIS
4343等のろう材を用いればよい。
以上のブレージングシートであるが、その板厚は通常0
.3〜0,4■程度である。また、外張材(ろう材)は
通常30n程度であり、内張材は30fa程度である。
さて、本発明では、ブレージングシートの引張強さを1
3〜17kg/−1伸びを1〜5%と規定している。こ
れは、ばりの発生機構について本発明者らが鋭意検討を
行った結果明らかにしたものである。
すなわち、伸びは切断時のぼりの出方と関係しており、
伸びが5%を越えた場合、材料の延性が増し、ばりが発
生しやすくなる。伸びを5%以下とした場合、切断中に
セん断加工が十分に行われ、ばりが発生しない、その下
限は1%程度である。
しかしながら、従来のブレージングシート(HI3)は
引張強さが16〜17kg/−で伸び5.5%程度であ
るが、−船釣な方法(例えばブレージングシートの最終
冷間圧延率を増す方法)で伸びを低下させようとすると
同時に強度が増加する。例えば、伸びを4%にすると引
張強さは18kg/−程度となる。
このように伸びが低下したものの強度が増加した場合、
確かに切断時のぼりの発生は防止できるが、問題が2点
生じる。一つは、引張強さが増加すると切断抵抗が増加
し、切断が完全に行われず、途中で刃が止まる現象が生
じる。もう一つはこのように強度が大きい材料をろう付
けした場合、芯材の再結晶粒径が微細になり、ろう材が
芯材に拡散しろう流動性が低下するとともに、耐食性が
低下する0以上の2点を防止するために、引張強さにつ
いては13〜17kg/−とする必要がある。
ここで強度と伸びの両者の条件を同時に満たすには、均
質化処理を高温で行い、その後も析出ができるだけ生じ
ないように熱間圧延、焼鈍を行う製造工程を用い、ブレ
ージングシートの固溶元素量を増やすことで達成できる
なお、ここでの引張強さおよび伸びは、試験片幅25■
、標点開路#50■、引張速度1cm/sinで引張試
験を行って測定したものである。
〔実施例〕
以下に実施例により本発明を具体的に説明する。
第1表の組成のアルミニウム合金芯材および外張材およ
び内張材を用い、第2表に示す構成のブレージングシー
トを作製した。
ブレージングシートは均質化処理、焼鈍条件および最終
冷間圧延率を変化させることにより、第3表に示す引張
強さおよび伸びを有するものとしt。得られたブレージ
ングシートコイル(板厚、32m)をろう付は加熱試験
、耐食性試験、切断試験を行った。
まず、ろう付は加熱試験はブレージングシートをN!ガ
ス中で600°CX 5 sinの条件で加熱を行った
後、断面を研磨し、ろう(外張材)の侵食状シを調べた
。従来材を基準としく約40−)それ以マをOlそれを
越えるものを×とし、結果を第41に記した。
耐食性試験はブレージングシートをN2ガス中で600
℃X5g+inの条件で加熱を行った後、内張1の表面
中央部のみを露出させ、他の面をすべてノールし、以下
の条件で腐食試験を行った。すなつち、シール処理後の
各ブレージングシートを88二のA37M人工水(10
0pp−・(1−2100ρp−・〕0.−および10
099−・so、”−を含む水溶液)にhr浸漬した後
、室温X 16hr放置するサイクル試験を90回行っ
た。このサイクル試験終了後各ブレージングシートはリ
ン酸・クロム酸混液で腐食生成物を除去した後、最大孔
食深さを光学顕微鏡を用いて焦点深度法により求めた。
結果を第4表に併記した。
切断試験は幅48■にスリッター加工したブレージング
シートコイルを電縫加工により偏平チューブとし、長さ
500■ずつに連続的に切断を行った。
5ooo本切断後の破面を観察し、ばりの発生状況を調
べた。結果を第4表に記す。
第 表 第 表 これらの表から明らかなように、本発明ブレージングシ
ートはチューブにした後の切断時にばつの発生がなく、
また切断できない等の問題も発生していない、さらにろ
うの芯材への拡散も少なく、耐食性も従来と同等である
〔発明の効果〕
以上のように本発明のブレージングシートはチューブ加
工後の切断性に優れており、がっろう付は性や耐食性を
損なうことがなく、工業上顕著な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はラジェーターを示す一部断面の斜視図である。 1・・・偏平チューブ、  2・・・薄肉フィン、3・
・・ヘッダー  4・・・タンク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  Mnを0.4〜2wt%含むAl−Mn系合金を芯材
    とし、Al−Si合金またはAl−Si−Mg合金ろう
    材を片面に5〜10%クラッドし、犠牲効果を有するア
    ルミニウム合金材を他の片面に5〜10%クラッドした
    熱交換器チューブ用ブレージングシートにおいて、引張
    強さを13〜17kg/mm^2でかつ伸びを1〜5%
    としたことを特徴とする切断性に優れた熱交換器チュー
    ブ用ブレージングシート。
JP17895090A 1990-07-06 1990-07-06 切断性に優れた熱交換器チューブ用ブレージングシート Pending JPH0466292A (ja)

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JP17895090A Pending JPH0466292A (ja) 1990-07-06 1990-07-06 切断性に優れた熱交換器チューブ用ブレージングシート

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100012229A1 (en) * 2006-10-13 2010-01-21 Sapa Heat Transfer Ab High strength and sagging resistant fin material

Cited By (3)

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US20100012229A1 (en) * 2006-10-13 2010-01-21 Sapa Heat Transfer Ab High strength and sagging resistant fin material
US9493861B2 (en) * 2006-10-13 2016-11-15 Gränges Sweden Ab High strength and sagging resistant fin material
US10131970B2 (en) 2006-10-13 2018-11-20 Gränges Sweden Ab High strength and sagging resistant fin material

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