JPH0466062A

JPH0466062A - 凍結生ロイヤルゼリーの製造方法

Info

Publication number: JPH0466062A
Application number: JP2180341A
Authority: JP
Inventors: Mitsuyori Inoue; 井上　光頼
Original assignee: Iwatani International Corp
Current assignee: Iwatani Corp
Priority date: 1990-07-06
Filing date: 1990-07-06
Publication date: 1992-03-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は人聞のホルモン的栄養剤として最高のものとさ
れている超高純度、高品質の生ロイヤルゼリーの製造方
法に関する。

（発明の背景）ロイヤルゼリーは、ハチミツと花粉を食料とする働きバ
チが頭の部分にある咽頭腺から分泌する物質で乳白色の
糊状をしている。このロイヤルゼリーは女工バチの幼虫
が育てられる場合、王台の中に働バチによって多量蓄え
られる。

ロイヤルゼリーは特有の香味と収れん性（舌を剥すよう
な酸味）があるが、各種の栄養素がうまく配合された最
高の自然健康食品である。

女工バチは、普通の働きバチの２倍の大きさで、働きバ
チの４０倍も長生きし、毎日、２，０００個もの卵を生
み続ける。ロイヤルゼリーはその女工バチの大事なスタ
ミナ源であり栄１！源である。

ミツバチの社会は女工バチを中心に、働きバチと無精卵
から生まれる雄バチとによって形成されているが、女工
バチと働きバチは、同じ有精卵から生まれる。

同じ有精卵から生まれた幼虫に、ビーミルクと呼ばれる
ミルクを与えて育てると慟バチになる。

一方、同じ幼虫に、普通王台と称する特別室（超ミニカ
ップ様の容器）で働きバチにより注入されたロイヤルゼ
リーを与えて育てると女工バチとなつまり、同じ幼虫で
も、与える食物によって働きバチと女工バチの違いが生
じる。

（従来の技術）さて、このようなロイヤルゼリーの恩恵を受けようと、
ロイヤルゼリーを利用した様々な健康食品やドリンクお
よび医薬品などが流通している。

そして、その商品形態は、生ロイヤルゼリーであったり
、生ロイヤルゼリーを乾燥して粉末化し、これをゼラチ
ンソフトカプセルで被覆したり、或いは、乾燥粉末を打
錠して糖衣錠にしたり、顆粒状にしたりして、利用され
ている。

しかしながら、これら従来法によって流通している各種
のロイヤルゼリー商品は、原料が古くなって鮮度が極度
に低下したものや、原料保管が悪いために熱および酸化
現象などで膚敗しているものが多く、また新しい原料を
使用したとしても、調整加工段階で、温度、酸素、日光
等によって、変色や活性度を低下させているものが多く
、名前だけのロイヤルゼリー商品が多かった。

一方、生ロイヤルゼリーと称して、ビン詰めにして冷凍
又は冷蔵で流通しているものがあるが、生ロイヤルゼリ
ーは、非常に酸敗劣化しやすいため、長時間保存する場
合は冷蔵ではだめで、必らず冷凍にして保管する必要が
ある。しかし、従来の生ロイヤルゼリー商品のように、
ビン詰めになっているものは、−旦冷凍すると、硬く凍
っているため、−日の必要量を取出すには、スプーン又
はフォークで削り取るか、−旦、解凍してから利用する
しかなく、甚だ面倒であり、使用しにくかった。

のみならず、このように、冷凍→解凍→冷凍を繰り返し
ていると、品質の劣化はどうしても避けられず、結果と
して、満足のいく効果が期待できなかった。

（課題を解決するための手段）本発明者は、この点に鑑みて、生のロイヤルゼリーをそ
の＊ま瞬間的に凍結することにより、新鮮かつ高純度の
ロイヤルゼリーを製造する方法を提供せんとするもので
、詳細には、本発明は、多数個の人工の王台にそれぞれ
有精卵の幼虫を入れて、これを慟バチ群の中に設置する
ことによって巣箱の王台内にロイヤルゼリーを注入させ
、開始後約４８〜５０時閉経た時点で蓄積された生ロイ
ヤルゼリーを集めて、ヒトマス（−升）当りの内容量が
６００−ｇ〜２，０００ｍｇ入るようにした格子状の容
器に採集する１次いで、これを直ちに一１９６℃の液体
窒素で瞬間凍結す畢ものである。

本発明の第１の特徴は、ロイヤルゼリーが注入開始され
てから４８〜５０時間経過で採集した原料を用いている
ことである。

一般にロイヤルゼリーは一王台当り注入後２４時間で約
８０ｍｇ、４８時間〜５０時間で約２５０ｍｇ、６０時
間〜７２時間で約４００ｍｇ程の量が蓄積されるが、２
４時間、４８時間〜５０時間採集のロイヤルゼリーは最
も濃度が強く、高品質であるのに対し、６０時間以上も
のになると水分、不純物、雑物が混入して、品質が着し
く低下する欠点があることが解った。

即ち、２４時間では、量が少なすぎ、且つ６０時間以上
では、量は多く採れるが品質が著しく低下するという事
実から、本発明では濃度ならびに品質の面で最も良好な
ものが得られる４８〜５０時間のものを最良と規定した
。

因みに、現在我国に輸入されている大部分のロイヤルゼ
リーは７２時間以上のものであり、しかも採集後長時ｍ
経過したものが多い。

本発明における第２の特徴は、−１９６℃の液体窒素を
使って採集後、直ちに瞬間凍結することである。ロイヤ
ルゼリーは、その殆んどが採集後−２０°Ｃ程度に緩慢
凍結されているが、この方法では長時間をかけて凍結さ
れるために、ロイヤルゼリー内の細胞破壊がおこり、そ
の結果として、これを解凍した場合、そのロイヤルゼリ
ーは、凍結前の状態とかなり違ったものになっている。

この点、−１９６℃の液体窒素を用いて瞬間凍結すれば
、このような細胞破壊もなく、従って、生原料と同じ品
質のままで凍結でき解凍できる利点がある。

この利点は、生ロイヤルゼリーの品質が高品質であれば
あるほど活きてくる。

本発明の第３の特徴は、４８〜５０時間の高品質上ロイ
ヤルゼリーを液体窒素で瞬間凍結する場合、ヒトマス（
１升）の内容量が６００ｍｇ〜２，０００ｍｇ（−日摂
取量）となるように設計された格子状容器（例えば製氷
皿の如きもの）に入れて凍結することである。

この容器の大きさは、望ましくは、家庭の冷凍庫の中に
入る大きさが便利である。

こうすることによって、高品質の生ロイヤルゼリーがそ
の日に必要な数のみ、簡単に取り出して解凍利用すれば
良いから、極めて便利であり、且つ残った部分は、その
まま解凍することなく冷凍保管できるか呟品質の劣化も
ないという利点がある。

（実　施　例）人工的に作った直径０．８ＣＴａ、高さ１．０ＣＩＩｌ
の１　０００個の王台に女工バチの幼虫を一つ一つン移虫し、これを巣箱の中に４０段に設置し、これに働バ
チ群により上記各王台内にロイヤルゼリーを注入させる
。

４８時間ないし５０時間経過後、蓄積された各土台内の
生ロイヤルゼリーの量は、−王台当り平均２５０＋ｍｇ
であった。これを巣箱から取り出して、約１０ｋｇの生
ロイヤルゼリーを採取した。

この生ロイヤルゼリーをヒト升当りの内容量が一部分の
摂取量として適量範囲とされる６００ｍｇ〜２．ＯＯＯ
ａｇ入るように区画した格子状の容器（小形の製氷皿様
のもの）に採取した。

しかるのち、これを直ちに一１９６℃の液体窒素を利用
したフリーザー内に入れて瞬間的に凍結して製品である
生ロイヤルゼリーを得た。

（発明の効果）本発明の製造方法によれば、４８〜５０時間採乳の最高
品質の生ロイヤルゼリーを、−１９６℃の液体窒素で瞬
間的に凍結し、しかもこれを−日摂取量として適量とさ
れるヒト升当り６００ｍｇ〜２．０００＋ａｇの格子状
容器内に凍結保存し、これの利用に当って、その一部分
だけを取出して解凍するだけで直ちに摂取できるように
したから、いっでも不純物のない品質劣化のない、採集
時と同ヒ新鮮な高品質のロイヤルゼリーを毎回長期間に
亘って手軽に利用できる。

Claims

【特許請求の範囲】

１、ミツバチの有精卵の幼虫を入れた人工の王台を巣箱
内に入れ、王台内に働きバチ群によつてロイヤルゼリー
を注入させ、注入開始後、約４８〜５０時間経た時点で
、蓄積された生ロイヤルゼリーをヒト升当りの内容量が
６００ｍｇ〜２，０００ｍｇ入るようにした格子状容器
に採集し、これを直ちに−１９６℃の液体窒素で瞬間的
に凍結することを特徴とする凍結生ロイヤルゼリーの製
造方法。