JPH0465252A - 印字ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印字ヘッド、特にインパクト方式のドツトマト
リックスプリンタに用いられる印字ヘッドに関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の印字ヘッドは、第３図に従来の代表的な
印字ヘッドの縦断面図を示すように、ヨーク７に接続さ
れた磁心７ｂに対向してアーマチュア２が設けられ、ア
ーマチュア２はホールドスプリング３とアーマチュアサ
ポート６とでヨーク支点部７ａを回転の中心になるよう
に保持されている。また磁心７ｂにはコイル４が巻装さ
れていて、コイル４に電流を流すことにより磁心７ｂお
よびヨーク７は磁化されアーマチュア２は磁心７ｂに吸
引される。このときアーマチュア２はヨーク支点部７ｂ
を回転の中心に回動し、アーマチュア２に接合されてい
る印字ワイヤー１は中間ガイド９ａ、９ｂ、９ｃおよび
メインガイド８に案内されて、印字ヘッドから外部に突
出する。その結果、図示されていないインクリボンを印
字用紙に打付けて印字動作を行なう。印字後コイル４に
流れる電流を切断すると磁心７ｂに発生していた磁束が
消え、アーマチュア２を吸引していた力が無くなり、ス
プリングホルダ１１に支持されているリターンスプリン
グ１０の反撥力により、アーマチュア２は元の位置へと
戻るようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の印字ヘッドは、アーマチュアの回転の支
点をアーマチュアの一端に置いているために、慣性モー
メントが大きいことと、コイルに通電してアーマチュア
を吸引し、印字後はリターンスプリングによって元の位
置にアーマチュアを戻しているので戻り速度が大きくな
らないこととにより、印字速度に限界が生じ易いという
欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の印字ヘッドは、電磁石のアーマチュアに印字ワ
イヤを接合し、電磁石への通電・切断により印字ワイヤ
を駆動して印字を行なうインパクト方式のドツトマトリ
ックスプリンタに用いる印字ヘッドにおいて、中央部に
支点を設けて回転自在としたくの字形のアーマチュアと
、このアーマチュアの支点の外側および内側のそれぞれ
に対向して設けた外側電磁石および内側電磁石と、前記
アーマチュアの支点の内側の端部に設けた印字ワイヤと
、この印字ワイヤが待機状態になる方向にアーマチュア
の外側の端部に力を加えるばねとを有すること、また、
前記外側電磁石および内側電磁石が一方の電磁石の通電
が行なわれてから他方の電磁石の通電が切断されること
を特徴とする電磁石であることにより構成される。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図（ａ＞は本発明の一実施例の縦断面図、第１図（
ｂ）は第１図（ａ）のＡ−Ａ半断面図である。第１図に
おいて、くの字形状の略中夫の支点部にビン孔を有する
アーマチュア１３がアーマチュアホルダ１４にピン１５
で回転自在に支持されている。アーマチュア１３の支点
の内側および外側に対向してそれぞれ内側磁心１７およ
び外側磁心１８がヘッドフレーム５に固着されていて、
内側磁心１７および外側磁心１８のそれぞれに内側コイ
ル１９および外側コイル２０が巻装されている。またア
ーマチュア１３の印字ヘッドの中心側にアーム１２が接
合されていて、その自由端には印字ワイヤ１が接合され
、印字ワイヤ１は中間ガイドおよびメインガイド８に案
内されて印字ヘッドの外部に導かれている。さらにまた
アーマチュア１３の支点部より外側部はその端がスプリ
ング１６により押されて外側磁心１８に接触した状態と
なっている。

以上の構成において、この印字ヘッドの印字待機時には
、アーマチュア１３の外側部は上述のようにスプリング
１６に押されて外側磁心１８に押接されていると共に、
外側コイル２０が通電されていて、外側磁心１８が強く
磁化され、外側磁心１８自身もアーマチュア１３の外側
部を吸引して待機している。なおこのとき内側コイル１
９は通電しない。

次に、この状態において外側コイル２０の通電を切断し
、内側コイル１９を通電すると、外側磁心１８の直接の
磁化はなくなり、代りに内側磁心１７が強く磁化されて
アーマチュア１３の内側部を吸引し、アーマチュア１３
に接合されているアーム１２により印字ワイヤ１が駆動
され、印字ワイヤ１の先端を図示されていないインクリ
ボンを印字用紙に打付けて印字を行なう。

その後に、内側コイル１９の通電を切断し、外側コイル
２０に通電すると、スプリング１６の復元力と外側磁心
１８の磁化による吸引力とにより、アーマチュア１３は
速やかに印字待機時の状態に戻る。

第２図（ａ）は本発明の別の実施例の縦断面図、第２図
（ｂ）は第２図（ａ＞のＢ−Ｂ半断面図である。第２図
の実施例は、第１図の実施例が内側磁心１７の吸引力に
より印字ワイヤ１を駆動しているのに対して、外側磁心
２８の吸引力により印字ワイヤ１を駆動するようにしだ
ものである。第２図では、くの字形の略中夫の支点部に
ビン孔を有するアーマチュア２３がアーマチュアホルダ
１４にビン１５で回転自在に支持されている６アーマチ
ユア２３の支点の内側および外側に対向してそれぞれ内
側磁心２７および外側磁心２８がヘッドフレーム５に固
着されていて、内側磁心２７および外側磁心２８のそれ
ぞれに内側コイル２９および外側コイル３０が巻装され
ている。またアーマチュア２３の印字ヘッド中心側にア
ーム２２が接合されていて、その自由端には印字ワイヤ
１が接合され、印字ワイヤ１は中間ガイドおよびメイン
ガイド８に案内されて印字ヘッドの外部に導かれている
。さらにアーマチュア２３の外側部はスプリング２６に
より引張られて、アーマチュア２３の内側部は内側磁心
２７に接触した状態となっている。

以上の構成において、この印字ヘッドの印字待機時には
、アーマチュア２３の外側部が上述のようにスプリング
２６により引張られ、内側部が内側磁心２７に押接され
ていると共に、内側コイル２９が通電されていて、内側
磁心２７自身もアーマチュア２３の内側部を吸引して待
機している。

このとき外側コイル３０は通電しない。次に印字ワイヤ
１の駆動時には、内側コイル２９の通電を切断し外側コ
イル３０を通電する。また印字ワイヤ１を待機状態に戻
すには、再び外側コイル３０の通電を切断し内側コイル
２９に通電する。

第３図は第１図および第２図の実施例におけるコイルの
通電切断の詳細図で、内側コイル１７または２７と外側
コイル１８または２８とは共に同方向に巻装されていて
、アーマチュア１３または２３を印字駆動および待機復
旧させる場合を示している。第３図に示すように、一方
のコイルを通電してから他方のコイルの通電を切ること
により、通電中のコイルにより発生していた磁束を、通
電したコイルの磁束の一部がヨークとなるヘッドフレー
ムを介して打消すように働らき、通電したコイルによる
アーマチュアの吸引または復旧を高速に行なわせる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、アーマチュアが駆動およ
び復旧するためのそれぞれの電磁石を設け、アーマチュ
アの回転運動の支点をこの電磁石の中央部に置くことに
より、アーマチュアの回転モーメントを小さくし、印字
動作後、リターンスプリングの他に復旧用電磁石で強制
的に復旧させるため、リターンタイムが短かくなり、高
速印字動作が行なえる印字ヘッドを提供できる効果があ
る。

１・・・印字ワイヤ、２．１３．２３・・・アーマチュ
ア、５・・・ヘッドフレーム、８・・・メインガイド、
１２．２２・・・アーム、１４・・・アーマチュアホル
ダ、１５・・・ビン、１６．２６・・・スプリング、１
７．２７・・・内側磁心、１８．２８・・・外側磁心、
１９．２９・・・内側コイル、２０．３０・・・外側コ
イル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電磁石のアーマチュアに印字ワイヤを接合し、電磁
   石への通電・切断により印字ワイヤを駆動して印字を行
   なうインパクト方式のドットマトリックスプリンタに用
   いる印字ヘッドにおいて、中央部に支点を設けて回転自
   在としたくの字形のアーマチュアと、このアーマチュア
   の支点の外側および内側のそれぞれに対向して設けた外
   側電磁石および内側電磁石と、前記アーマチュアの支点
   の内側の端部に設けた印字ワイヤと、この印字ワイヤが
   待機状態になる方向にアーマチュアの外側の端部に力を
   加えるばねとを有することを特徴とする印字ヘッド。 ２、請求項１の外側電磁石および内側電磁石が一方の電
   磁石の通電が行なわれてから他方の電磁石の通電が切断
   されることを特徴とする電磁石であることを特徴とする
   印字ヘッド。