JPH0464666B2 - - Google Patents

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JPH0464666B2
JPH0464666B2 JP63204695A JP20469588A JPH0464666B2 JP H0464666 B2 JPH0464666 B2 JP H0464666B2 JP 63204695 A JP63204695 A JP 63204695A JP 20469588 A JP20469588 A JP 20469588A JP H0464666 B2 JPH0464666 B2 JP H0464666B2
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JP
Japan
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yugao
powder
water
syrup
creaming
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JP63204695A
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English (en)
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JPH0253467A (ja
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Shinzo Nakazawa
Eiichi Suzuki
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Tokyo Tanabe Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tanabe Co Ltd
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Priority to DE68922801T priority patent/DE68922801T2/de
Priority to EP89308425A priority patent/EP0356175B1/en
Priority to EP93202964A priority patent/EP0583852B1/en
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  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は水中に添加するのみで発泡し、その発
泡力により夕顔粉末を水中に分散させ、水面上に
クリーム気泡を有する清涼飲料(クリームソー
ダ)を製造することのできる、夕顔粉末、クリー
ミングシロツプおよび発泡剤とからなる夕顔粉末
組成物に関する。 従来の技術 夕顔食品は日本古来からの食品で、糖分、繊維
質、蛋白質、ビタミン、カルシウム、ペクチンな
どをバランス良く含んだ栄養価の高い食品であ
る。また、これを帯状にスライスして乾燥したも
のを干瓢と称し、寿司の具などとして賞味されて
きた。 干瓢はそれ自体15〜40%もの水分を含んでお
り、また、上述のように非常に栄養価の高い食品
であるため、雑菌、かびなどが発生し易く、製造
後3〜4カ月で色、臭い、味などの性状、品質に
おいて変化をまねきやすいため、保存に充分な注
意が払われてきた。そのため、品質を保つ目的で
夕顔果肉を帯状にスライスし、乾燥した干瓢を硫
黄燻蒸して漂白殺菌する方法が知られている(特
公昭57−21292号、食品工業、3、下、52、1983
年)。しかしながら、この方法では硫黄の残留が
避けられず、食品衛生法で規制(1Kg当り二酸化
硫黄として5g以下)されている通り、硫黄は人
体にとつて極めて有害であるためその残留は好ま
しくない。従つて、食するに際し水洗いが必須で
あり、そのため干瓢中の水溶性栄養分(糖分、ペ
クチン、ビタミンなど)、水溶性植物繊維をほと
んど洗い流すことになり(本発明者らの実験によ
るとほとんどの水溶性栄養分、繊維が流出した)、
また、この干瓢を粉状にした夕顔食品も水溶性栄
養分、繊維がほとんどないものとなる。 上記の欠点をなくため、硫黄燻蒸処理による漂
白をせずに製造した夕顔食品(無漂白夕顔乾燥
物)が提案された。れは食品衛生上極めて安全で
あり、栄養に富み、かつ保存性に優れており、栄
養食品として食することができる。(特開昭63−
32458号)。 また、無漂白夕顔乾燥物は、食物繊維を多量含
んでいることが知られており(特開昭63−32458
号)、また、最近、夕顔乾燥物には、ビフイドバ
クテリウム菌を選択に、かつ顕著に増殖する作用
があることが見出された(特願昭62−123761号)。 食物繊維は腸の運動を活発にし宿便を解消する
効果のあること、多く摂取する民族に直腸ガンが
少ないことが知られてきたため、ここ数年、特に
注目を浴びている。中でも、夕顔乾燥物は、腸内
腐敗生成物の抑制、下痢、便秘症の改善などの生
理的効果が立証されているビフイズス菌増殖作用
を兼ね備えているため一般の食物繊維に比べて、
より重要な食品と言える。 発明が解決しようとする課題 しかしながら、無漂白夕顔乾燥物には帯状のま
まのもの、粉末状のもの、顆粒状に加工したもの
などの固形の形で食する栄養食品は知られている
が、それ自体水に不溶な物質を含むので、水性飲
料に加えた場合、短時間で沈殿するため、これま
で飲料の形の夕顔食品は知られていない。 本発明者らは一般に知られている添加剤、例え
ばカルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒド
ロキシプロピルセルロース、アラビアゴム未、デ
ンプン、ポリビニールピロリドンなどの増粘剤、
またはポリエチレングリコール、グリセリン脂肪
酸エステル、ステアリン酸ポリオキル40、シヨ糖
脂肪酸エステルなどの界面活性剤を用いて水中で
の分散化を試みたが、満足できる結果を得ること
はできなかつた。 課題を解決するための手段 本発明者らは、無漂白夕顔乾燥物について鋭意
研究した結果、夕顔粉末、クリーミングシロツプ
および発泡剤とからなる組成物は、水中に添加す
るのみで発泡し、その発泡力により夕顔粉末が水
中に分散するとともに水面上にクリーム気泡を有
する飲料となることを見出し本発明を完成した。 本発明において「夕顔粉末」とは、硫黄燻蒸処
理を施さずに製造した夕顔果実の乾燥物を粉末化
したものであつて、粒度が42メツシユを通過し、
平均粒径80メツシユ以上の微粉末であるものを意
味する。なお、本発明に用いる夕顔粉末は、上記
に定義されるものであればすべて使用できるが、
食品衛生上の観点から、一般生菌数が5×103
個/g以下、大腸菌群およびサルモネラが陰性で
あることが望まれる。また、クリーミングシロツ
プとしてはコーンなどを主原料とする粉末状の植
物性脂肪シロツプおよび脱脂粉乳が挙げられ、発
泡剤としてはクエン酢、コハク酸、リンゴ酸、酒
石酸などの有機酸と炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩が挙げられ
る。 夕顔粉末組成物中の夕顔粉末の添加量はクリー
ミングシロツプ1重量部に対し1.1重量部以下で
ある。1.1重量部を越えると夕顔粉末の水中での
分散が不安定になる。発泡剤の添加量は水中で速
やかに発泡する量であればよいが、水150mlに対
して0.3g〜2.5gが適量である。0.3g/150ml(水)
未満で夕顔粉末を水中に均一に分散させることは
できず、2.5g/150ml水)を超えると夕顔粉末が
容器外にあふれてしまうためである。 本発明の夕顔組成物は、夕顔粉末、クリーミン
グシロツプおよび発泡剤とを必須成分とするもの
であるが、その製法および使用目的に応じて、こ
れら三成分以外の成分、例えば果糖、ソルビトー
ル、マンニトール、グルコース、パラチノース、
白糖、乳糖、還元麦芽糖などの糖類、フラクトオ
リゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ
糖、コンニヤクマンナン、シクロデキストリン、
豆乳などのビフイズスフアクターー、ポリエチレ
ングリコール、ステアリン酸、グリセリン脂肪酸
エステルなどの分散剤、ステアリン酸ポリオキシ
ル40、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、プロ
ピレングリコール、シヨ糖脂肪酸エステルなどの
界面活性剤、二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、合成
ケイ酸アルミニウム、デンプン、シリコン樹脂な
どの滑沢剤、D−アラニン、L−アラニン、グリ
シン、ステビオシド、グリチルリチン酸二カリウ
ム、L−アスパルチル−L−フエニルアラニンメ
チルエステルなどの甘味剤および香料、着色剤、
保存剤を加えてもよい。 更に、本発明の組成物に栄養の補給を目的とし
て、酵母エキスなどのうまみ成分、ビタミンA、
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミ
ンDなでのビタミン剤、カリウム、カルシウム、
マグネシウム、鉄分などのミネラル、肝水解物、
タウリン、ローヤルゼリーなどの強壮剤、脱脂粉
乳、濃縮ヨーグルト、ヨーグルト粉末などの乳製
品を含めることができる。また、好みに応じてコ
ーヒー、ココア、茶粉末などを加えることができ
る。 本発明の夕顔粉末組成物は、夕顔粉末、クリー
ミングシロツプおよび発泡剤とを適当な割合で秤
量し、目的に応じて香味剤、色素または甘味など
も加えて混合して、またはスラツグ状に成型し
て、あるいは粒状に造粒して、通常の方法により
製造することができる。 発明の効果 本発明の夕顔粉末組成物の水中での起泡効果お
よび夕顔粉末の分散効果について説明する。 本試験には水不溶性粉末として、夕顔粉末、ア
ツプルフアイバー、コーンフアイバー、結晶セル
ロース、キヤロツトパウダー、パンプキンパウダ
ー、バレイシヨデンプンの7種類を用い、クリー
ミングシロツプとしてコーンシロツプパウダーを
用いた。 各試料は、水不溶性粉末83.3g、クリーミング
シロツプ150g、発泡剤220g、クエン酸70g、乳糖
200g、白糖250g、二酸化ケイ素2gおよびシヨ糖
脂肪酸エステル24.7gをクイツクニーダー(K−
250、大和化工機製)で約5分間混合したのち、
1錠6gの錠剤に成型して調製した。 水中での起泡効果は200mlのビーカーに水150ml
を入れ、次いで錠剤1錠を入れて発泡させ、その
時の最高泡高(A)との2分後の泡高(B)とを測定して
比較した。 不溶性粉末の分散効果は30分後の沈殿状態を観
察して判断した。対照として水不溶性粉末を添加
しないものを用いた。 結果を表1に示す。
【表】 表1から明らかなように、夕顔粉末は他の水不
溶性粉末に比べて起泡効果が大きく、分散効果も
良好であると認められた。従つて、本発明の組成
物を用いて良好な清涼飲料を製造することができ
る。 実施例 1 夕顔粉末100g、ビタミンC167g、コーンシロツ
プ167g、クエン酸と炭酸水素ナトリウムの当モ
ル混合物200g、ステビオサイド10g、白糖201g、
脱脂粉乳150gをクイツクニーダーで混合したの
ち、ロールプレス(フロイント産業製)で板状に
成型し、10メツシユスクリーンで整粒して粒状の
組成物を得た。 この組成物6gを150ml中に投入したところ、発
泡し、表面にクリーム気泡を有る夕顔清涼飲料が
得られた。 実施例 2 夕顔粉末150g、脱脂粉乳350g、酒石酸と炭酸
水素ナトリウムの当モル混合物250g、還元麦芽
糖205g、シヨ糖脂肪酸エステル10g、クエン酸
30gおよび二酸化ケイ素5gをクイツクニーダーで
3分間混合したのち、打錠機で1錠6gの錠剤を
製造した。 この錠剤1錠を水150ml中に加えると、発泡し、
夕顔清涼飲料が得られた。 実施例 3 夕顔粉末85g、脱脂粉乳200g、酒石酸と炭酸水
素ナトリウムの当モル混合物200g、還元麦芽糖
91g、白糖100g、ビタミンB11g、タウリン167g、
ビタミンB21g、フラクトオリゴ糖150gおよび二
酸化ケイ素5gをクイツクニーダーで3分間混合
したのち、打錠機で1錠6gの錠剤を製造した。 この錠剤を水150ml中に加えると、発泡し、夕
顔清涼飲料が得られた。 実施例 4 夕顔粉末100g、コーンシロツプ350g、酒石酸
と炭酸水素ナトリウムの当モル混合物250g、還
元麦芽糖250g、ステビオサイド10g、塩化ナトリ
ウム10g、リンゴ酸25gおよび二酸化ケイ素5gを
クイツクニーダーで混合したのち、ロールプレス
で板状に成型し、10メツシユスクリーンで整粒し
て粒状の組成物を得た。 この組成物6gを水150ml中に投入したところ、
発泡し、表面に気泡を有する夕顔清涼飲料が得ら
れた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 夕顔粉末、クリーミングシロツプおよび発泡
    剤を含有する夕顔粉末組成物。 2 クリーミングシロツプが粉末状の植物性脂肪
    シロツプおよび/または脱脂粉乳である特許請求
    の範囲第1項記載の夕顔粉末組成物。
JP63204695A 1988-08-19 1988-08-19 夕顔粉末組成物 Granted JPH0253467A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63204695A JPH0253467A (ja) 1988-08-19 1988-08-19 夕顔粉末組成物
AU39920/89A AU619332B2 (en) 1988-08-19 1989-08-14 Gourd powder composition
CA000608665A CA1340159C (en) 1988-08-19 1989-08-17 Gourd power composition
US07/395,334 US5013576A (en) 1988-08-19 1989-08-17 Gourd powder composition
KR1019890011796A KR0151138B1 (ko) 1988-08-19 1989-08-18 조롱박 분말 조성물
DE68928846T DE68928846T2 (de) 1988-08-19 1989-08-18 Flaschenkurbispulverzusammensetzung
DE68922801T DE68922801T2 (de) 1988-08-19 1989-08-18 Flaschenkürbispulver-Zusammensetzung.
EP89308425A EP0356175B1 (en) 1988-08-19 1989-08-18 Gourd powder composition
EP93202964A EP0583852B1 (en) 1988-08-19 1989-08-18 Gourd powder composition

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JP6946016B2 (ja) * 2017-02-22 2021-10-06 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 気泡含有飲食品用組成物
JP6850680B2 (ja) * 2017-05-24 2021-03-31 三井農林株式会社 インスタント粉末甘酒飲料

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JPH0253467A (ja) 1990-02-22

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