JP3396090B2 - 粉末栄養組成物 - Google Patents

粉末栄養組成物

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、粉末栄養組成物に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、ドコサヘキサエン酸
(DHA)及びカルシウムを含有し、さらに甘味剤とし
てパラチノースと糖アルコールの少なくとも1種類以上
を用いる粉末栄養組成物に関するものであり、特に小児
用の栄養補給を目的とする粉末栄養補助食品として有用
な粉末栄養組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術】人の母乳100g中には、DHAが約2
0mg含まれている。人体では、母乳以外に、目の網膜細
胞や脳の神経細胞にも多量に含まれている。DHAの役
割については、種々の検討がなされてきている。その結
果、DHAは、脳の機能を活性化する学習機能向上作用
を有することが示され、さらに、抗血栓、制ガン、抗ア
レルギー、血圧降下などの多くの生理活性作用を有する
ことが示されてきている。厚生省保健医療局から最近示
された日本人の栄養所要量(第5次改正)には、脂肪酸
摂取量に関して、魚類に多いエイコサペンタエン酸(E
PA)とDHAが属するω−3系の脂肪酸の摂取に配慮
することが大切で、妊娠期、授乳期には特にDHAの摂
取に注意する必要があると示されている。DHAは、マ
グロ、ブリ、サバ、サンマなどの魚介類に多く含まれて
いるが、最近の魚離れの傾向により、その摂取量は不足
しがちである。現在、健康飲料として、スポーツ飲料、
果汁飲料、牛乳、豆乳、乳酸飲料などの製品が市販され
ている。特に牛乳、豆乳などは、古くから栄養飲料とし
て愛用されている。牛乳は乳脂を約3重量%含み、それ
以外の油脂含有飲料は、コーン油、ダイズ油などの植物
油を単に配合したものであるが、いずれにもDHAは含
まれていない。現在、健康食品としてDHAの濃縮物の
カプセル品や、食品加工用素材として粉末製品などが市
販されている。しかしながら、前者のカプセル品は手軽
に水に溶かして使用することは困難であり、飲んだ後の
げっぷやおくびなどが問題となっている。一方、粉末製
品は、これを各種食品に配合しようとした場合に、魚油
特有の生臭さが口中に広がり、製造後2ケ月以上経過し
た場合に、魚油臭さが強く感じられ、食べにくくなると
いう問題が生じる。栄養素の1つであるカルシウムに関
しては、最近の栄養調査によると、カルシウムのみが望
ましい所要摂取量を10%も下回っている。人体におけ
るカルシウムは99%が骨に存在し、残りは体液などに
存在している。体液中のカルシウムは、筋肉の伸縮や神
経伝達などに重要な役割を果たしている。体液中のカル
シウムが不足した場合に骨のカルシウムが浸出するた
め、骨の強度が保たれなくなる。骨が正常に働き続ける
ために、カルシウムの摂取はより重要となってきてお
り、十分な量のカルシウムを摂取して、若い時期にでき
るだけ骨量を高めておくことがより重要である。以上の
ような理由により、DHAとカルシウムの栄養を同時に
補給することができ、かつ風味良好で飲食しやすい食品
が要望されているが、そのような食品はこれまでに見い
だされていないのが現状である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、DHA及び
カルシウムの相乗的な栄養補給を目的として、簡便な使
用形態を有し、長期間保存した場合でも風味良好で、飲
みやすく、かつ脳の機能を活性化する学習機能向上作
用、及び抗血栓、制ガン、抗アレルギー、血圧降下など
の多くの生理活性作用などに、相乗的な効果を有する粉
末栄養組成物を提供することを目的としてなされたもの
である。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する組成物を開発すべく、鋭意研究を重
ねた結果、DHAを含有する油脂とカルシウムを含有す
る成分をそれぞれ特定の割合で含有させ、さらに甘味剤
としてう蝕を起こしにくいパラチノース又は糖アルコー
ルの少なくとも1種類以上を含有する粉末組成物によ
り、その目的を達成しうることを見いだし、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、(A)ドコサヘキサエン酸を含有する油脂とタンパ
ク質及び/又はその分解物で水中油型乳化液とし、それ
を乾燥させた粉末油脂、(B)粉末状カルシウム含有成
分及び(C)パラチノースと糖アルコールの少なくとも
1種以上を含有する組成物であって、総量10g当たり
ドコサヘキサエン酸を5〜800mg、カルシウムを5〜
600mg含有することを特徴とする粉末栄養組成物を提
供するものである。 【0005】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
粉末栄養組成物に用いるDHAを含有する油脂として
は、例えば、食用魚油すなわちイワシ油、サバ油、マグ
ロ油、カツオ油、ニシン油、タラ肝油などの魚油を精製
したもの、バクテリア、クロレラから抽出したものなど
を特に制限なく用いることができるが、DHAを3重量
%以上、好ましくはDHAを10重量%以上、さらに好
ましくはDHAを20重量%以上含有するように濃縮し
たものを使用することが望ましい。本発明の粉末栄養組
成物は、組成物10g当たりDHAを5〜800mg、好
ましくは20〜200mg含有する。DHAの含有量が5
mg未満の場合は、DHAの生理活性作用を発揮させるこ
とが困難であり、DHAの含有量が800mgを超える
と、DHAの異臭味が発現するようになる。本発明の粉
末栄養組成物は、カルシウムを含有する。このカルシウ
ムの供給源として用いる材料としては、貝殻、卵殻、魚
骨、牛骨、サンゴ、乳清カルシウム、炭酸カルシウム、
乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウムなどを、それら
の微粉の形態で使用することができる。本発明の粉末栄
養組成物は、組成物10g当たりカルシウムを5〜60
0mg、好ましくは20〜200mg含有する。カルシウム
の含有量が5mg未満の場合は、カルシウムの生理活性作
用を発揮させることが困難であり、カルシウムの含有量
が600mgを超えると、飲食した場合ざらつき感が生ず
る。本発明の粉末栄養組成物は、甘味剤としてパラチノ
ースと糖アルコールの少なくとも1種類以上を含有す
る。本発明に使用するパラチノースは、砂糖(ブドウ糖
と果糖の1個ずつがα−1,2結合で結合している)に
転移酵素を作用させ、ブドウ糖と果糖の1個ずつをα−
1,6結合で結合させたものである。本発明に使用する
糖アルコールは、糖のアルデヒド基及びケトン基を還元
してそれぞれ第一及び第二アルコールとしたものに相当
する多価アルコール類であり、例えば、エリスリトー
ル、マルチトール、ソルビトール、パラチニット、ラク
チトールなどがある。これらの甘味剤を含有せしめるこ
とにより、粉末栄養組成物は飲みやすくなり、かつ、こ
れらの甘味剤はう蝕を生じにくいので、特に好適に使用
することができる。本発明の粉末栄養組成物において
は、これらの甘味剤に加えて、さらに、還元澱粉糖化
物、ステビア、グリチルルチン、アスパルテームなどを
用いることができる。 【0006】本発明の粉末栄養組成物においては、油脂
を粉末化させる必要があり、そのためにコーティング効
果を有するタンパク質及び/又はその分解物を使用する
ことができる。このようなタンパク質としては、例え
ば、鶏卵タンパク質、ホエー(乳清及びラクトアルブミ
ン)タンパク質、大豆タンパク質、魚タンパク質、カゼ
イン、ゼラチンなどがあり、本発明の粉末栄養組成物に
おいては、これらのタンパク質及びその分解物などを組
み合わせて用いることができる。本発明の粉末栄養組成
物には、必要に応じて、デキストリン、ビタミン類、ミ
ネラル類を配合することができ、さらに、酸化防止剤、
乳化剤、乳化安定剤、果汁、香料などを添加することも
できる。乳化剤は、油脂の粉末化前の乳化液の調製にお
いて、油脂粒子をより微細なものとし、かつその周囲が
水溶性成分で十分に覆われた状態に調製するために、さ
らには、得られる粉末栄養組成物の溶解後の乳化安定性
を良好に保つために適宜配合される。乳化剤としては、
例えば、大豆及び卵黄リン脂質、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
脂肪酸エステルなどを用いることができるが、特に、コ
ハク酸モノグリセリド、クエン酸モノグリセリドなどの
有機酸モノグリセリド、テトラグリセリンペンタオレエ
ートなどのようなポリグリセリン脂肪酸エステルなどが
好適である。次に、本発明の粉末栄養組成物の好適な製
造方法の例を説明する。まず、DHAを含有する油脂
に、酸化防止剤、香料などを添加して加熱溶解させ、油
相部を調製する。これとは別に、総固形分の0.1〜5
倍量の水にタンパク質及び/又はその分解物、さらに必
要に応じて、乳化剤、糖質、ミネラル、乳化安定剤、ビ
タミン、香料、果汁などを添加し、40〜80℃程度の
温度で撹拌し、完全に溶解させて水相部を調製する。次
いで、この水相部と前記油相部とを撹拌しながら混合し
て予備乳化液を調製した後、乳化機を用いて均質化し、
水中油型乳化液を得る。さらに、この乳化液を噴霧乾燥
させ又は真空下で乾燥させて粉末油脂を得る。乾燥工程
において油の劣化が極めて少なく、また風味の劣化も非
常に少ない真空下で乾燥させる方法が好ましい。真空下
で乾燥させる方法で得られる乾燥物は、通常ブロック状
を呈しており、粉砕することにより粉末化することが可
能である。この粉末組成物に、粉末の原材料、例えば粉
乳、粉末香料、粉末果汁などを粉体混合して本発明の粉
末栄養組成物を得ることができる。本発明の粉末栄養組
成物は、製造工程において風味の劣化が非常に少なく、
保存安定性も良好である。本発明の粉末栄養組成物を長
期間安定に保存させるためには、5〜100gずつ酸素
透過性をほとんど有しない包装容器及び/又は脱酸素剤
を用いて密封することが望ましい。 【0007】 【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定
されるものではない。 実施例1 水700gに対して、ラクトアルブミン200g、卵白
タンパク質酵素分解物50g、パラチノース230g、
粉末いちご果汁50g及びリン酸三ナトリウム20gを
加え、撹拌しつつ75℃に昇温した。この混合物を45
℃に冷却し、コハク酸モノグリセリド30g及び油溶性
いちごフレーバー20gをDHA含有精製マグロ油(D
HA含有量240mg/g)400gに溶解したものを加
え、20分間予備乳化した。さらに、ホモゲナイザー
[三和機械(株)製、H−10型]を用い、1段目150
kg/cm2、2段目50kg/cm2の2段階の均質化法で均質
処理して水中油型乳化液を得た。次いで、この乳化液を
真空凍結乾燥機で乾燥し、得られたブロック状の乾燥物
を粉砕して20メッシュのふるいで分級し、DHA含有
粉末を得た。このDHA含有粉末800g、脱脂粉乳2
0g、ラクチトール175g、アスパルテーム0.5g
及び未焼成牛骨粉4.5gを粉末状態で混合し、粉末栄
養組成物を得た。使用した配合材料のうち、カルシウム
を含有するものは、脱脂粉乳及び未焼成牛骨粉であり、
それぞれのカルシウム含有量は11mg/g及び130mg
/gである。このようにして得られた粉末栄養組成物
は、粉末10g当たりDHA768mgとカルシウム8mg
を含み、この10gを60mlの水に溶解させたところ速
やかに溶解した。これを飲用したところ、良好ないちご
風味を有しており、おいしく飲用することができた。こ
の粉末栄養組成物を10gずつ、アルミ箔フイルム製の
小袋に脱酸素剤とともに入れ、小袋を密封した。この小
袋を室温で1年間保存したところ、保存後の粉末栄養組
成物は、製造直後の製品の色、臭い、性状と比べて変化
はなく、水に溶解しておいしく飲用することができた。 比較例1 DHA含有精製マグロ油の量を400gから500g
に、パラチノースの量を230gから130gに代えた
以外は、実施例1と全く同じ操作を繰り返して粉末栄養
組成物を調製した。この粉末栄養組成物は、粉末10g
当たりDHA960mgとカルシウム8mgを含んでいた。
この粉末栄養組成物を、実施例1と同様にしてアルミ箔
フイルム製の小袋に脱酸素剤とともに密封した。この小
袋を室温で1年間保存したところ、保存後の粉末栄養組
成物は、異臭が強く、製品として使用することができな
かった。この結果から、粉末栄養組成物中のDHAの含
有量が多すぎると、保存安定性が悪くなることが分か
る。 【0008】実施例2 水600gに対して、カゼインナトリウム200g及び
マルトオリゴ糖シロップ(72%固形分含有品)814
gを加え、撹拌しつつ75℃に昇温した。この混合物を
45℃に冷却し、クエン酸モノグリセリド10g及び油
溶性バナナフレーバー4gをDHA含有精製マグロ油
(DHA含有量190mg/g)200gに溶解したもの
を加え、20分間予備乳化した。さらに、ホモゲナイザ
ー[三和機械(株)製、H−20型]を用い、1段目15
0kg/cm2、2段目50kg/cm2の2段階の均質化法で均
質処理して水中油型乳化液を得た。次いで、この乳化液
を真空式乾燥機で乾燥し、得られた乾燥物を粉砕して2
0メッシュのふるいで分級し、DHA含有粉末を得た。
このDHA含有粉末135g、パラチノース480g、
脱脂粉乳320g、卵殻カルシウム10g、アスパルテ
ーム0.5g、粉末バナナ果汁53g及び粉末色素1.5
gを粉末状態で混合し、粉末栄養組成物を得た。使用し
た配合材料のうち、カルシウムを含有するものは、脱脂
粉乳及び卵殻カルシウムであり、それぞれのカルシウム
含有量は11mg/g及び318mg/gである。このよう
にして得られた粉末栄養組成物は、粉末10g当たりD
HA51.3mgとカルシウム67mgを含み、この10g
を60mlの水に溶解させたところ速やかに溶解した。こ
れを飲用したところ、良好なバナナ風味を有しており、
おいしく飲用することができた。この粉末栄養組成物を
10gずつ、アルミ箔フイルム製の小袋に窒素シールし
ながら入れ、小袋を密封した。この小袋を室温で1年間
保存したところ、保存後の粉末栄養組成物は、製造直後
の製品の色、臭い、性状と比べて変化はなく、水に溶解
しておいしく飲用することができた。 実施例3 水2000gに対して、カゼインナトリウム200g、
大豆タンパク質酵素分解物260g及びデキストリン3
00gを加え、撹拌しつつ75℃に昇温した。この混合
物を45℃に冷却した後、卵黄レシチン30g、テトラ
グリセリンペンタオレエート3g、油溶性フレーバー7
gをDHA含有精製イワシ油(DHA含有量100mg/
g)200gに溶解したものを加え、20分間予備乳化
した。さらに、ホモゲナイザー[三和機械(株)製、H−
20型]を用い、1段目150kg/cm2、2段目50kg
/cm2の2段階の均質化法で均質処理して水中油型乳化
液を得た。次いで、この乳化液を噴霧乾燥機で乾燥し、
DHA含有粉末を得た。このDHA含有粉末30g、脱
脂粉乳200g、パラチノース525g、マルチトール
100g、ステビア5g、粉末フレーバー20g及び炭
酸カルシウム120gを粉末状態で混合し、粉末栄養組
成物を得た。使用した配合材料のうち、カルシウムを含
有するものは、脱脂粉乳及び炭酸カルシウムであり、そ
れぞれのカルシウム含有量は11mg/g及び398mg/
gである。このようにして得られた粉末栄養組成物は、
粉末10g当たりDHA6mgとカルシウム500mgを含
み、この10gを60mlの水に溶解させたところ速やか
に溶解した。これを飲用したところ、良好な風味を有し
ており、おいしく飲用することができた。この粉末栄養
組成物を10gずつ、アルミ箔フイルム製の小袋に窒素
シールしながら入れ、小袋を密封した。この小袋を室温
で1年間保存したところ、保存後の粉末栄養組成物は、
製造直後の製品の色、臭い、性状と比べて変化はなく、
水に溶解しておいしく飲用することができた。 比較例2 炭酸カルシウムの量を120gから170gに、パラチ
ノースの量を525gから475gに代えた以外は、実
施例3と全く同じ操作を繰り返して粉末栄養組成物を調
製した。この粉末栄養組成物は、粉末10g当たりDH
A6mgとカルシウム699mgを含んでいた。この10g
を60mlの水に溶解させ、これを飲用したところ、ざら
つき感がひどく、飲料として使用することができなかっ
た。粉末栄養組成物のカルシウム含有量が多すぎると、
飲料として不適当であることが分かる。 【0009】 【発明の効果】本発明の粉末栄養組成物は、重要な栄養
素であるDHA及びカルシウムを含むため、これを摂取
すれば、現在の食生活におけるこれらの栄養素の量的な
不足に対して十分な量を補給することができる。また、
本発明の粉末栄養組成物は、脳の機能を活性化する学習
機能向上、及び抗血栓、制ガン、抗アレルギー、血圧降
下などの多くの生理活性作用を有している。本発明の粉
末栄養組成物は、例えば、水やお湯に溶解させ、飲料と
して飲んでもよいし、牛乳、乳飲料、果汁飲料などの飲
料に溶解させて飲んでもよいし、さらに、粉末のまま直
接食べてもよいし、食品素材として加工食品に利用する
こともできる。そしてこれをいくら飲食しても、非う蝕
性の甘味剤を使用しているので、虫歯になる心配はな
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−128919(JP,A) 特開 平5−244901(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/29 - 1/308 A23D 7/00 - 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】(A)ドコサヘキサエン酸を含有する油脂
    とタンパク質及び/又はその分解物で水中油型乳化液と
    し、それを乾燥させた粉末油脂、(B)粉末状カルシウ
    ム含有成分及び(C)パラチノースと糖アルコールの少
    なくとも1種以上を含有する組成物であって、総量10
    g当たりドコサヘキサエン酸を5〜800mg、カルシウ
    ムを5〜600mg含有することを特徴とする粉末栄養組
    成物。
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