JPH046439Y2 - - Google Patents

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JPH046439Y2
JPH046439Y2 JP757887U JP757887U JPH046439Y2 JP H046439 Y2 JPH046439 Y2 JP H046439Y2 JP 757887 U JP757887 U JP 757887U JP 757887 U JP757887 U JP 757887U JP H046439 Y2 JPH046439 Y2 JP H046439Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、住宅、アパート等の外階段に設ける
化粧壁に関するものである。
〔従来の技術〕
住宅やアパート等においては外階段を設置する
場合が多く、特にアパートにおいては外階段は通
路としては勿論、居住者の避難通路としてきわめ
て重要である。
このような外階段は、例えば第10図に示すよ
うに、アパートの2階の外廊下を延長して踊り場
を設け、これを基礎上に設けた柱3,3aで支持
させる。そして、建物の側壁に沿つて踊り場の側
板2と地上との間に2条のささら桁5を設け、こ
のささら桁5の間に段板を取付けて階段を構成す
る。さらに安全上、建物と反対側の側板2とささ
ら桁5に適宜間隔で溶接、ボルト等により支柱6
を取付けて上端部に手すり7を装着し、ささら桁
5と手すり7との間に縦棧8を設けたもの、ある
いは縦棧8の代りにささら桁5と支柱6及び手す
り7を形成する空間にパネルを張つたものなどが
実用に供されている。
しかしながら、このような外階段は道路その他
人通りの多い場所に面している場合が多いが外観
があまりよくなく、周囲の建物等とマツチしない
ため美観を損ねることがある。
このような問題に対処するため、最近では第1
1図に示すように、地上から手すり(第10図)
に相当する高さの支柱を立設し、1階の廊下の通
路11を除く全面に下地材を張り、この下地材の
上にモルタルを塗つたり、煉瓦やタイルあるいは
サイデイングを貼るなどして化粧壁9を設け、手
すり7を取付けたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第11図に示すような外階段の化粧壁は、体裁
がよく美観を向上させているが、現場作業のため
多くの時間と費用がかヽるという問題があつた。
例えば第10図に示すような既設の外階段を改修
する場合は、基礎作業、木工又は鉄骨の組立作
業、左官作業、吹付、塗装作業、タイル、煉瓦貼
付作業、手すりのための板金作業等、多くの異種
作業を必要とするため、工期が長くなり(2〜3
週間)、多額の費用を要する。
本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、大部分の作業を工場で行なうことに
より、短時間で安価な外階段用化粧壁を実現する
ことを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するためになされ
たもので 1面の両側端部にU字状のビスホールを、また
この面と直交する面の内側にそれぞれビスホール
を有する断面ほヾ方形の支柱と、この支柱の前記
直交する面の幅より広い幅のウエブと、先端部に
係止部を有するフランジとからなるアダプタと、
上部に手すりが形成され、下部両側に設けた延出
部の端部にビスホール及び前記アダプタの係止部
と係合する係合部が設けられた笠木と、表面がこ
の笠木の手すり部とほヾ整合する形状で所定の角
度に形成され、両端部に前記笠木の連結部が設け
られた連結部材と、通路の開口部周縁に装着され
る開口部額縁と、サイデイング等からなる化粧板
とを有し、 前記支柱を外階段の寸法に対応して切断し、U
字状のビスホールが外方に位置するように外階段
のささら桁及び踊り場の外側の適宜間隔で立設し
てその一部又は全部を前記ささら桁及び側板に固
定し、通路の開口部を残して前記支柱の外面に前
記化粧板を固定し、この化粧板を含む両側の支柱
の側面及び各支柱の上端部に前記アダプタを装着
固定してこのアダプタにそれぞれ笠木を嵌合固定
し、これら各笠木を前記連結部材で連結すると共
に、前記通路開口部の周縁に前記開口部額縁を取
付けてなる外階段の化粧壁を提供するものであ
る。
〔作用〕
支柱を外階段の寸法に対応して切断し、U字状
のビスホールが外方に位置するように外階段のさ
さら桁及び踊り場の外側に適宜間隔で立設してそ
の一部又は全部をささら桁及び側板に固定し、通
路の開口部を残して支柱の外面に前記化粧板を固
定し、この化粧板を含む両側の支柱の側面及び各
支柱の上端部にアダプタを装着固定してこのアダ
プタにそれぞれ笠木を嵌合固定し、これら各笠木
を連結部材で連結すると共に、通路開口部の周縁
に開口部額縁を取付ける。
〔実施例〕
第1図は本考案実施例の側面図、第2図は化粧
壁を取り付ける前の状態を示す説明図である。な
お、本実施例では第10図に示すような既設の外
階段に本考案を実施する場合について説明する。
両図において、2は2階外廊下を延長した既設
の踊り場1の側板、3,3aは基礎4,4a上に
立設され踊り場1を支持する既設の柱、5は踊り
場1から基礎4b上に設けられた既設のささら桁
で、段板6及びけこみ板7が設けられている。
21〜21gは本考案に係る支柱、31〜31
cはアダプタ、41〜41cは笠木、51〜51
bは連結部材、61は開口部額縁である。以下上
記各部品の実施例について説明する。
第3図は支柱21の実施例の斜視図で、この支
柱21は例えばアルミニウム型材からなり、断面
ほヾ方形に形成されていて、面22の両側端部に
は長さ方向に外方に開口したU字状のビスホール
25,25aが設けられており、この面22と接
する面23,24の内面には、長さ方向にビスホ
ール26,26aが設けられている。
第4図はアダプタ31の実施例の斜視図で、例
えばアルミニウム型材からなり断面H形に形成さ
れていて、中央の長さ方向に肉厚部33を有し、
支柱21の面23,24の幅Wより少なくとも後
述の化粧板72の厚さtだけ広い幅W1のウエブ
32と、フランジ34,34aとからなり、フラ
ンジ34,34aの一端には係止部35,35a
が設けられている。なお、このアダプタは[状に
形成してもよい。
第5図は笠木41の実施例を示す斜視図で、例
えばアルミニウム型材からなり、両側に設けた円
弧部43,43aの一端は平板部42で連結され
て手すり部44が形成され、円弧部43、43a
の他端はほヾ垂直に延出されて延出部45,45
aとなり、その端部には長さ方向のビスホール4
6,46a及びアダプタ31の係止部35,35
aと係合する係合部47,47aが設けられてい
る。なお、延出部45,45aの間隔W2はアダ
プタ31のウエブ32の幅W1より若干大きく形
成されている。
第6図は笠木41の連結部材51の実施例を示
す斜視図で、例えばアルミニウム鋳物からなり角
度θ(図にはθ=90°の場合が示してある)に形成
され、外形が笠木41の手すり部42と同形状の
本体部52、その両端部に形成され笠木41の手
すり部42が嵌合する連結部53,53a、笠木
41の延出部45,45a及びビスホール46,
46aの端部が当接する当接部54〜54c等か
らなつている。なお、この連結部材51の角度θ
は、外階段の傾斜角度に応じて各種のものが必要
であるが、標準品としては90°、129°及び141°2′の
ものを使用する。
第7図は開口部11の額縁61の実施例を示す
斜視図で、例えばアルミニウム型材からなり、一
方の片62には縁飾り64が形成されて僅かに外
側に開き、端部が内側に折曲げられて長さ方向に
ビスホール65が設けられており、他方の片63
の端部は内側に折曲げられて係止部66が形成さ
れている。
上記のような支柱21、アダプタ31、笠木4
1、連結部材51及び額縁61はすべて工場で生
産されて塗装され、これを実装する外階段の寸法
に合せて工場で切断される。
次に、本考案による化粧壁の施工の一例を第1
図,第2図及び第8図により説明する。
(1) 既設の基礎4aと4bとの間に基礎15を打
設して支柱21を立設すると共に、既設の柱
3,3a,3bに沿つてそれぞれ支柱21a,
21b,21cを立設する。
(2) 支柱21〜21cを例えばS字状の金具16
により、それぞれ踊り場1の側板2及びささら
桁5に固定する。
(3) 支柱21と支柱21c,21bの間にそれぞ
れ支柱21d,21eを横方向に配設し(以下
横棧という)、L字状の金具17により固定す
る。
(4) 支柱21a,21bの内側にそれぞれ支柱2
1g,21hを立設すると共に、これら両支柱
21g,21hの上端部に横方向の支柱21f
を配設し(以下横棧という)、これらをL字状
の金具17及びU字状の金具18により固定す
る。これにより開口部11が形成される。
(5) 各支柱21cと21、21と21b及び21
bと21aの間に所定の間隔でそれぞれ支柱2
1j〜21,21m,21n及び21p,2
1qを配設し、その下端部をL字状金具17で
横棧21d,21c,21fに固定する。
さらに、全部又は一部の支柱を、ささら桁5
及び側板2にS字状金具16で固定する。
なお、これら各支柱21〜21qは、何れも
U字状のビスホール24,24aが外側に向く
ように取付ける。
(6) 第8図に示すように、各支柱21〜21qの
外面に例えばふつ素鋼板の如き内張板71を当
接し、スクリユーねじにより各支柱21〜21
qのU字状ビスホール24,24aに固定す
る。
(7) 次に内張板71の外側に、表面に所望のデザ
インが施された例えばサイデイングの如き化粧
板72を当接し、スクリユーねじにより各支柱
21〜21qに固定する。
(8) 第8図に示すように、支柱21cの側面及び
内張板71、化粧板72の端面にアダプタ31
を当接し、その肉厚部33から支柱21cのビ
スホール25aにスクリユーねじを螺入して固
定する。同様にして支柱21aの側面にもアダ
プタ31cを固定する。
(9) 支柱21bと21c及び両支柱の間の各支柱
の上端部及び内張板71と化粧板72の上端部
にアダプタ31aを当接し(各支柱の上端部
は、あらかじめ工場において外階段の角度に対
応した角度に切断されている)、肉厚部33か
ら各支柱のビスホール25,25aにスクリユ
ーねじを螺入して固定する。同様にして、支柱
21a,21bの上端部にもアダプタ31bを
固定する。
(10) 第8図に示すように、笠木41をアダプタ3
1に嵌合して係合部47,47aを係止部3
5,35aに係合させ、スクリユーねじにより
その延出部45,45aをアダプタ31のフラ
ンジ34,34aに固定し、ついでその上端部
に連結部材51の連結部53を嵌合する。
(11) 同様にして傾斜したアダプタ31aに笠木
41aを嵌合して、その一端を連結部材51の
連結部53aに嵌合し、笠木41aをアダプタ
31aに固定する。そして、この笠木41aの
他端に連結部材51aを連結する。
(12) 踊り場1の笠木41bと支柱21aの笠木
41cとを連結部材51bで連結し、笠木41
bの一端を連結部材51aの連結部53に嵌合
して、両笠木41b,41cをそれぞれアダプ
タ31b,31cに固定する(第9図参照)。
(13) 最後に開口部11の周縁に開口部額縁61
を取付ける。
以上の作業により、第1図に示すような外階段
用化粧壁が完成する。なお、上記の順序は一例を
示すもので、現場の状況等に応じて適宜変更する
ことができる。
上記の説明では、笠木の連結部材は各種角度
(θ)のものを準備する場合について述べたが、
本体を蝶番式に構成し、現場の状況に合せて適宜
角度を調整するようにしてもよい。また、上記実
施例では化粧板の内側に内張板を取付けた場合を
示したが、両面仕上げをした化粧板を使用すれば
内張板を省略してもよい。さらに、各部を構成す
る部品やその取付手段も上記実施例に限定するも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で適
宜変更することができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は外階
段の化粧壁を構成する部品をあらかじめ工場で製
作しておき、現場では外階段にこれを取付けるだ
けなので、外観が優美であると共に取付け作業も
きわめて簡単である。このため工期を大幅に短縮
できるばかりでなく、工費も従来の3分の1程度
に低減できる等、実施による効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の完成状態を示す正面
図、第2図はその化粧板取付前の状態を示す正面
図、第3図〜第7図は本考案の構成部品の実施例
を示すもので、第3図は支柱、第4図はアダプ
タ、第5図は笠木、第6図は連結部材、第7図は
開口部額縁の斜視図、第8図は第2図のA−A断
面図、第9図は一部を断面で示した支柱、アダプ
タ、笠木及び連結部材の結合関係を示す斜視図、
第10図及び第11図はそれぞれ従来の外階段の
一例を示す正面図である。 1……踊り場、2……側板、5……ささら桁、
11……開口部、21……支柱、25,25a…
…U字状のビスホール、31……アダプタ、32
……ウエブ、34,34a……フランジ、35,
35a……係止部、41……笠木、44……手す
り部、45,45a……延出部、47,47a…
…係合部、51……連結部材、53,53a……
連結部、61……開口部額縁、72……化粧板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1面の両側端部にU字状のビスホールを、また
    この面と直交する面の内側にそれぞれビスホール
    を有する断面ほヾ方形の支柱と、 この支柱の前記直交する面の幅より広い幅のウ
    エブと、先端部に係止部を有するフランジとから
    なるアダプタと、 上部に手すり部が形成され下部両側に設けた延
    出部の端部にビスホール及び前記アダプタの係止
    部と係合する係合部が設けられた笠木と、 表面がこの笠木の手すり部とほヾ整合する形状
    で所定の角度に形成され、両端部に前記笠木の連
    結部が設けられた連結部材と、 通路の開口部周縁に装着される開口部額縁と、
    サイデイング等からなる化粧板とを有し、 前記支柱を外階段の寸法に対応して切断し、U
    字状のビスホールが外方に位置するように外階段
    のささら桁及び踊り場の外側に適宜間隔で立設し
    てその一部又は全部を前記ささら桁及び側板に固
    定し、通路の開口部を残して前記支柱の外側に前
    記化粧板を固定し、この化粧板を含む両側の支柱
    の側面及び各支柱の上端部に前記アダプタを装着
    固定してこのアダプタにそれぞれ笠木を嵌合固定
    し、これら各笠木を前記連結部材で連結すると共
    に、前記通路開口部の周縁に前記開口部額縁を取
    付けてなる外階段の化粧壁。
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JP6894270B2 (ja) * 2017-03-27 2021-06-30 積水化学工業株式会社 階段構造

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