JPH0464237B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、玄関の呼ボタン操作によつて訪問者
の画像を取り込むことができるようにしたインタ
ーホン機能付きのテレビ電話機に関する。

〔従来の技術〕

この種のテレビ電話機は、玄関の呼ボタンの操
作によつて呼び出し音が発生すると同時に表示部
に訪問者の画像が映し出され、その画像を確認し
て応対を行うことができる。

そして、留守番モードに設定して訪問者の画像
を記録できるようにしておいた場合、呼ボタンの
操作毎にその訪問者の画像が撮像されて記憶され
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、この留守番モードにおいては、１人
の訪問者が何度も呼ボタンを操作する場合があ
り、この場合はその度にその訪問者の画像が記憶
されることになる。

よつて、画像の記憶手段として半導体メモリを
利用した場合には、そのメモリ容量がビデオテー
プレコーダ等に比較して格段に少ないので、その
容量が１人の画像によつて占められてしまうこと
があり。その後に訪問した人の画像を記憶させる
ことができないという問題がある。

本発明はこのような点に鑑みてなされたもので
あり、同一訪問者については２枚以上の画像記憶
が行われないようにして、メモリを有効利用でき
るようにすることである。

〔問題点を解決するための手段〕

このために本発明は、留守番モード設定時状態
における呼ボタンの操作により来訪者の画像を記
憶する記憶手段を具備するインターホン機能付き
テレビ電話機において、上記留守番モード設定に
より動作可能となり且つ上記呼ボタンの操作によ
り所定時間だけ動作するタイマ手段と、該タイマ
手段の動作中は上記記憶手段に対する画像記憶を
禁止する手段とを設けて構成した。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について説明する。第１
図は玄関との応対が可能なインターホン機能付き
のテレビ電話の機能ブロツクを示す図である。Ａ
はテレビ電話機であり、電話機本体１が回線２に
接続され、また玄関に設置されるマイク３、スピ
ーカ４及び呼ボタン５もその本体１に接続されて
いる。６は画像入出力部であり、電話者を撮像す
るカメラ７と応対する相手方を映し出す液晶表示
板８とが接続されている。

Ｂはインターホン制御部であり、そこでの全体
を制御するコントローラ１０に対して画像記憶用
のフレームメモリ（例えば10画面分記憶可能な半
導体メモリ）１１、モード設定部１２、及び呼ボ
タン５が接続されている。１３は玄関カメラ１４
で撮像した画像信号をＡ／Ｄ変換器１５でデジタ
ル化した後にフレームメモリ１１に取り込むか或
いはテレビ電話機Ａに送るかを選択するスイツ
チ、１６はフレームメモリ１１からの画像信号と
カメラ１４からの画像信号を選択するスイツチで
あり、両スイツチ１３，１６はコントローラ１０
により制御される。１７は留守モード時に機能す
るタイマである。

この実施例では、モード設定部１２によつて通
常モードにセツトしておいた場合、玄関に訪問者
が来訪して呼ボタン５を押すと、その呼び信号が
電話機本体１に取り込まれて内部のブザーが鳴動
すると共に、カメラ１４が作動を開始してしてそ
の訪問者の画像を撮像し、その撮像画像信号が
Ａ／Ｄ変換器１５、スイツチ１３，１６を介して
テレビ電話機Ａの画像入出力部６に取り込まれ、
液晶表示板８に動画として表示される。

よつて、宅内の人は液晶表示板８で訪問者を確
認しながらそのテレビ電話機Ａの送受話器により
訪問者と応答することができる。このとき訪問者
は宅内の人の声をスピーカ４で聴取し、またその
訪問者の声はマイク３で検出されたテレビ電話機
Ａに取り込まれる。

次に、モード設定部１２で留守番モードにセツ
トした場合には、スイツチ１３が第１図の実線の
側から破線の側に切り替わり、また呼ボタン５か
らの信号はフレームメモリ書込みのトリガ信号と
してコントローラ１０に取り込まれるようにな
る。

よつて、玄関に訪問者が来訪して呼ボタン５を
押すと、前述と同様にカメラ１４が撮像を開始す
ると共に、コントローラ１０によつてフレームメ
モリ１１が書込みモードにセツトされ、Ａ／Ｄ変
換器１５とスイツチ１３を介して取り込まれた１
画面分の画像データがそのメモリ１１に書き込ま
れるようになる。

従つて、帰宅してからモード設定部１２を訪問
者確認モードにセツトしてスイツチ１６を破線側
に切り替えると共にフレームメモリ１１を読み出
しモードにセツトすれば、そのフレームメモリ１
１に記憶されていた来訪者の画像をテレビ電話機
Ａの液晶表示部８で確認することができる。

上記留守番モードにセツトしておいた場合にお
いて、来訪した訪問者は、家人の留守が確認でき
るまで立て続けに呼ボタン５を押下することがあ
り、この場合は、同一人の画像が複数枚フレーム
メモリ１１に記憶され、そのメモリ１１の残余容
量を少なくしてしまうが、本実施例では留守モー
ドセツトによりタイマ１７が機能するようにな
り、呼ボタン５が押されてからそのタイマ１７で
設定される２分を経過しない内に再度その押しボ
タン５が押された場合には、画像取込みが行われ
ないようになつている。

第２図はそのためのコントローラ１０によるプ
ログラムのフローチヤートを示す図である。この
実施例では、最後に呼ボタン５を押下してから２
分を経過しない内に再度その呼ボタンを押しても
カメラ動作や画像記憶は行われない。これによ
り、同一人の立て続けの複数回の押下による画像
記憶が防止される。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、同一訪問者によ
る立て続けの呼ボタン押下による画像記憶が防止
されるので、半導体メモリを画像メモリとして使
用する場合、そのメモリの有効利用を図ることが
できるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のインターホン機能
付きテレビ電話機の機能ブロツク図、第２図は留
守番モードのプログラムのフローチヤートであ
る。 Ａ……テレビ電話機、Ｂ……インターホン制御
部、１７……タイマ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 留守番モード設定時状態における呼ボタンの
   操作により来訪者の画像を記憶する記憶手段を具
   備するインターホン機能付きテレビ電話機におい
   て、 上記留守番モード設定により動作可能となり且
   つ上記呼ボタンの操作により所定時間だけ動作す
   るタイマ手段と、該タイマ手段の動作中は上記記
   憶手段に対する画像記憶を禁止する手段とを設け
   たことを特徴とするテレビ電話機。