JPH0464009B2 - - Google Patents
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- JPH0464009B2 JPH0464009B2 JP59014924A JP1492484A JPH0464009B2 JP H0464009 B2 JPH0464009 B2 JP H0464009B2 JP 59014924 A JP59014924 A JP 59014924A JP 1492484 A JP1492484 A JP 1492484A JP H0464009 B2 JPH0464009 B2 JP H0464009B2
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- turbine rotor
- turbine
- rotor
- flow rate
- flow
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F1/00—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
- G01F1/05—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects
- G01F1/10—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects using rotating vanes with axial admission
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、低流量時と高流量時とでタービンロ
ータを異なる態様で軸支して流量計測範囲を拡大
し且つメインテナンスを不要としうるタービン式
流量計に関する。
ータを異なる態様で軸支して流量計測範囲を拡大
し且つメインテナンスを不要としうるタービン式
流量計に関する。
従来、例えば家庭用ガス又は工業用ガスの流量
を計測するのにタービン式流量計が使用されてい
るが、これらのタービン式流量計はロータを軸支
する方法として玉軸受による支持、ピボツト
軸受による支持、滑り軸受による支持等があつ
た。しかしの方法はメインテナンスをしばしば
行なわなければ、の方法は高速回転時の摩耗が
問題であり、の方法はロータの回転摩擦抵抗が
一般に大きい、等の欠点があつた。
を計測するのにタービン式流量計が使用されてい
るが、これらのタービン式流量計はロータを軸支
する方法として玉軸受による支持、ピボツト
軸受による支持、滑り軸受による支持等があつ
た。しかしの方法はメインテナンスをしばしば
行なわなければ、の方法は高速回転時の摩耗が
問題であり、の方法はロータの回転摩擦抵抗が
一般に大きい、等の欠点があつた。
そこで、本発明は、低流量時にはタービン式流
量計のロータを一点支持形式のピボツト軸受部に
より支持し且つ高流量時にはロータを動圧軸受部
により支持することにより、流量計測範囲を拡大
し且つメインテナンスを不要として上記欠点を除
去したタービン式流量計を提供することを目的と
する。
量計のロータを一点支持形式のピボツト軸受部に
より支持し且つ高流量時にはロータを動圧軸受部
により支持することにより、流量計測範囲を拡大
し且つメインテナンスを不要として上記欠点を除
去したタービン式流量計を提供することを目的と
する。
そのための構成は、流量計本体と、該流量計本
体内で軸線を中心に回転可能に設けられかつ軸線
方向に所定量移動しうるよう設けられたタービン
ロータと、低流量時に該タービンロータを回転可
能に軸支するピボツト軸受部と、高流量時に前記
所定量移動されたタービンロータを回転可能に支
持する動圧軸受部とにより構成してなるものであ
る。
体内で軸線を中心に回転可能に設けられかつ軸線
方向に所定量移動しうるよう設けられたタービン
ロータと、低流量時に該タービンロータを回転可
能に軸支するピボツト軸受部と、高流量時に前記
所定量移動されたタービンロータを回転可能に支
持する動圧軸受部とにより構成してなるものであ
る。
次のその一実施例につき説明する。
第１図は本発明になるタービン式流量計の一実
施例の縦断面図を示す。
施例の縦断面図を示す。
図中、タービン式流量計１は、鋳鉄又は青銅鋳
物製の流量計本体２を有し、本体２は入口管２ａ
を有し且つ出口側ネジ孔２ｂに出口管３が螺入さ
れる。本体２は軸心を上下方向へ一致して配され
る。本体２の内径は入口管２ａ及び出口管３の内
径より径が大であり圧損が少なくなるようになつ
ている。
物製の流量計本体２を有し、本体２は入口管２ａ
を有し且つ出口側ネジ孔２ｂに出口管３が螺入さ
れる。本体２は軸心を上下方向へ一致して配され
る。本体２の内径は入口管２ａ及び出口管３の内
径より径が大であり圧損が少なくなるようになつ
ている。
４は同じく鋳鉄又は青銅鋳物製のボス部材で、
複数のステイ４ａを介して出口管３の内周に一体
的に成型される。
複数のステイ４ａを介して出口管３の内周に一体
的に成型される。
５は軽合金ダイカスト又はプラスチツク成型に
よる他のボス部材で、軸孔５ａ、バネ収納孔５
ｂ、小孔５ｃを有し、ボス部材４の上面に例えば
ネジ締め等により固着される。
よる他のボス部材で、軸孔５ａ、バネ収納孔５
ｂ、小孔５ｃを有し、ボス部材４の上面に例えば
ネジ締め等により固着される。
６はピボツト軸で、下端鍔部６ａ及び上端の超
硬合金又は鋼製のピボツト部６ｂ（第２図参照）
を有し、ボス部材５の軸孔５ａに上下自在に収納
される。そしてピボツト軸６はその鍔部６ａがバ
ネ収納孔５ｂに収納され、バネ７により上方へ付
勢されて鍔部６ａがバネ収納孔５ｂの上端部に当
接し、ピボツト部６ｂがボス部材５の上方へ突出
する。尚バネ収納鋼５ｂ内にはピボツト軸６の過
度の下動を防止するためのストツパ８が収納固着
される。
硬合金又は鋼製のピボツト部６ｂ（第２図参照）
を有し、ボス部材５の軸孔５ａに上下自在に収納
される。そしてピボツト軸６はその鍔部６ａがバ
ネ収納孔５ｂに収納され、バネ７により上方へ付
勢されて鍔部６ａがバネ収納孔５ｂの上端部に当
接し、ピボツト部６ｂがボス部材５の上方へ突出
する。尚バネ収納鋼５ｂ内にはピボツト軸６の過
度の下動を防止するためのストツパ８が収納固着
される。
９はタービンロータで、第１図〜第３図の如
く、アルミ合金若しくはチタン等の軽合金又はプ
ラスチツク成型による半球殻状ロータハブ１０の
下端面に複数の羽根１１がその軸心方向（流体流
れ方向）に対し所定角度捩つた状態で一体成型さ
れており、ハブ１０の中心に超硬合金又は宝石製
のピボツト軸受１２が嵌入固着される。ロータハ
ブ１０は第２図、第３図の如く内周に複数の渦巻
状溝１０ａを有し、各渦巻状溝１０ａは夫々下端
外周側から上端内周側へ至るほど漸次例えば渦巻
状に右回転ししかも漸次溝巾が小となる構成であ
る。このロータ９はボス部材５の上方に嵌合載置
され、第２図の如く、ピボツト軸受１２がピボツ
ト軸６の上端ピボツト部６ｂに回転自在に軸支さ
れる。尚ピボツト軸６のピボツト部６ｂ及びピボ
ツト軸受１２（凹部１２ａ）によりピボツト軸受
部１３が構成され、又ボス部材５の凸状球面５ｄ
及びロータハブ１０の複数の渦巻状溝１０ａによ
り動圧軸受部１４が構成される。
く、アルミ合金若しくはチタン等の軽合金又はプ
ラスチツク成型による半球殻状ロータハブ１０の
下端面に複数の羽根１１がその軸心方向（流体流
れ方向）に対し所定角度捩つた状態で一体成型さ
れており、ハブ１０の中心に超硬合金又は宝石製
のピボツト軸受１２が嵌入固着される。ロータハ
ブ１０は第２図、第３図の如く内周に複数の渦巻
状溝１０ａを有し、各渦巻状溝１０ａは夫々下端
外周側から上端内周側へ至るほど漸次例えば渦巻
状に右回転ししかも漸次溝巾が小となる構成であ
る。このロータ９はボス部材５の上方に嵌合載置
され、第２図の如く、ピボツト軸受１２がピボツ
ト軸６の上端ピボツト部６ｂに回転自在に軸支さ
れる。尚ピボツト軸６のピボツト部６ｂ及びピボ
ツト軸受１２（凹部１２ａ）によりピボツト軸受
部１３が構成され、又ボス部材５の凸状球面５ｄ
及びロータハブ１０の複数の渦巻状溝１０ａによ
り動圧軸受部１４が構成される。
１５は邪魔板で、第１図中複数の孔１５ａ及び
当て金２１を有し、本体２の流路入口に流れ方向
と直交する状態で固着される。当て金２１はロー
タ９のボス１２に近接離間対応しロータ９の過度
の上方変位を防止する。
当て金２１を有し、本体２の流路入口に流れ方向
と直交する状態で固着される。当て金２１はロー
タ９のボス１２に近接離間対応しロータ９の過度
の上方変位を防止する。
２２は金網で、邪魔板１５の前面に固着され、
大きな異物の流入を阻止すると共に、流体の流れ
を乱して乱流化させる役目を果す。
大きな異物の流入を阻止すると共に、流体の流れ
を乱して乱流化させる役目を果す。
２３は磁気抵抗型、渦巻型、又はリラクタンス
型等の回転センサで、本体２の羽根１１に対向し
た位置に埋設され、ロータ９の回転数を検出す
る。
型等の回転センサで、本体２の羽根１１に対向し
た位置に埋設され、ロータ９の回転数を検出す
る。
次に、上記タービン式流量計１の動作につき説
明する。被計測流体（この場合気体）は入口管２
ａから流入して上方から下方へ流れ、金網２２で
乱流となり、邪魔板１５の孔１５ａを通つてター
ビンロータ９の羽根１１に当る。このときロータ
９は一点支持形式のピボツト軸受部１３により軸
支されているため、その回転抵抗がきわめて小さ
く微少流れに対しても十分な感度を有して第３図
中矢印方向へ回転開始する。
明する。被計測流体（この場合気体）は入口管２
ａから流入して上方から下方へ流れ、金網２２で
乱流となり、邪魔板１５の孔１５ａを通つてター
ビンロータ９の羽根１１に当る。このときロータ
９は一点支持形式のピボツト軸受部１３により軸
支されているため、その回転抵抗がきわめて小さ
く微少流れに対しても十分な感度を有して第３図
中矢印方向へ回転開始する。
流体の流量が逐次増大するのに伴い、ロータ９
はその下方向スラスト力が増大して、徐々にバネ
７に抗して下動する。そしてピボツト軸６の鍔部
６ａがストツパ８に当接して停止する。この間ロ
ータハブ１０の内方凹状球面とボス部材５の凸状
球面５ｄとの隙間が漸次小となる。従つて、第３
図中ロータ９の矢印方向回転によりロータハブ１
０下端近傍の流体が渦巻状溝１０ａの渦巻方向及
びロータ回転方向に基付く該渦巻状溝１０ａのポ
ンプ作用により、溝１０ａ内に吸入されロータハ
ブ１０の中心方向へ導かれて昇圧し、更に上記隙
間にフイルム状に供給される。従つて、動圧軸受
部１４（凸状球面５ｄ、渦巻状溝１０ａ）が効果
的に形成され、ロータ９はそのスラスト力が主に
動圧軸受部１４により支持されて高速で回転す
る。
はその下方向スラスト力が増大して、徐々にバネ
７に抗して下動する。そしてピボツト軸６の鍔部
６ａがストツパ８に当接して停止する。この間ロ
ータハブ１０の内方凹状球面とボス部材５の凸状
球面５ｄとの隙間が漸次小となる。従つて、第３
図中ロータ９の矢印方向回転によりロータハブ１
０下端近傍の流体が渦巻状溝１０ａの渦巻方向及
びロータ回転方向に基付く該渦巻状溝１０ａのポ
ンプ作用により、溝１０ａ内に吸入されロータハ
ブ１０の中心方向へ導かれて昇圧し、更に上記隙
間にフイルム状に供給される。従つて、動圧軸受
部１４（凸状球面５ｄ、渦巻状溝１０ａ）が効果
的に形成され、ロータ９はそのスラスト力が主に
動圧軸受部１４により支持されて高速で回転す
る。
尚この場合ロータ９が流れから受けるスラスト
力は殆ど動圧軸受部１４により受けられ、ピボツ
ト軸６には単にロータ９回転軸心をピボツト軸６
の軸心に保持する程度の力しか作用しない。従つ
てピボツト軸６の上端ピボツト部６ｂとロータ９
のピボツト軸受１２との摩擦は僅かであり摩耗が
防止される。
力は殆ど動圧軸受部１４により受けられ、ピボツ
ト軸６には単にロータ９回転軸心をピボツト軸６
の軸心に保持する程度の力しか作用しない。従つ
てピボツト軸６の上端ピボツト部６ｂとロータ９
のピボツト軸受１２との摩擦は僅かであり摩耗が
防止される。
従つて、ロータ９は、低流量時にはピボツト軸
受１２がピボツト軸６により一点支持形式で支持
され回転摩擦が小なるため、微量の流量に対して
も感度良く回転しえ、又高流量時には動圧軸受部
１４により効果的に支持されて機械的摩擦部分が
ないため、大流量に対しても十分に応答して回転
しうる。従つて流量計測の範囲を拡大しうる。又
ピボツト軸受部１３及び動圧軸受部１４は機械的
摩擦部分が少なくメインテナンスを殆ど必要とし
ない。
受１２がピボツト軸６により一点支持形式で支持
され回転摩擦が小なるため、微量の流量に対して
も感度良く回転しえ、又高流量時には動圧軸受部
１４により効果的に支持されて機械的摩擦部分が
ないため、大流量に対しても十分に応答して回転
しうる。従つて流量計測の範囲を拡大しうる。又
ピボツト軸受部１３及び動圧軸受部１４は機械的
摩擦部分が少なくメインテナンスを殆ど必要とし
ない。
又金網２２により流体が積極的に乱流化される
ので流量の変化に伴うメータ定数の変化を極力抑
えることができ、正確に流量を計測しうる流量計
測範囲を一層拡大しうると共に、上流側配管から
の影響を低減しうる。尚通常の軸流タービン式流
量計では、メータ常数は流れが層流のとき大き
く、流量が増大して乱流に近くなると小さくな
り、完全に乱流になるとやや増大してやつた一定
値になる。このため通常の軸流タービン式流量計
では上記流量の遷移範囲では計測誤差が大きくな
り適用範囲外とするのが通常であるが、本願発明
では適用範囲内としうる。
ので流量の変化に伴うメータ定数の変化を極力抑
えることができ、正確に流量を計測しうる流量計
測範囲を一層拡大しうると共に、上流側配管から
の影響を低減しうる。尚通常の軸流タービン式流
量計では、メータ常数は流れが層流のとき大き
く、流量が増大して乱流に近くなると小さくな
り、完全に乱流になるとやや増大してやつた一定
値になる。このため通常の軸流タービン式流量計
では上記流量の遷移範囲では計測誤差が大きくな
り適用範囲外とするのが通常であるが、本願発明
では適用範囲内としうる。
第４図は本発明タービン式流量計の他の実施例
を示す。
を示す。
図中、タービン式流量計３１の流量計本体３２
は、その軸心を上下方向へ一致させて配される。
は、その軸心を上下方向へ一致させて配される。
上流側コーン３３は、本体３２の下方に挿入さ
れ、そのリング３３ａが本体３２の段部３２ａに
当接され、本体３２下端に螺入した押えリング３
４により固定される。尚コーン３３は、上端の所
定深さの軸受孔３３ｂ内部に超硬合金又は宝石等
のピボツト軸受３５が埋設される。
れ、そのリング３３ａが本体３２の段部３２ａに
当接され、本体３２下端に螺入した押えリング３
４により固定される。尚コーン３３は、上端の所
定深さの軸受孔３３ｂ内部に超硬合金又は宝石等
のピボツト軸受３５が埋設される。
下流側コーン３６は、本体３２の上方に挿入さ
れ、そのリング３６ａが本体３２の段部３２ｂに
当接され、本体３２上端に螺入した押えリング３
７により固定される。尚コーン３６は下端の所定
深さの軸受孔３６ｂ内部にピボツト軸受３８が埋
設され、又コーン３６の上端中央から二股状の導
圧孔３６ｃが第５図の如くコーン３６の下面３６
ｄのリング形溝３６ｅの二個所に開口して連通さ
れる。
れ、そのリング３６ａが本体３２の段部３２ｂに
当接され、本体３２上端に螺入した押えリング３
７により固定される。尚コーン３６は下端の所定
深さの軸受孔３６ｂ内部にピボツト軸受３８が埋
設され、又コーン３６の上端中央から二股状の導
圧孔３６ｃが第５図の如くコーン３６の下面３６
ｄのリング形溝３６ｅの二個所に開口して連通さ
れる。
３９はタービンロータで、軸４０にロータハブ
４１を嵌合固着し更にハブ４１に複数の羽根４２
を植設してなり、軸４０が両コーン部材３３，３
６の各軸受孔３３ｂ，３６ｂに共通に嵌入されて
回転自在に軸支される。尚軸４０の上端及び下端
は夫々超硬合金又は鋼製である。ロータハブ４１
はその上面に第６図の如く、複数の渦巻状溝４１
ａが夫々外周近傍部から内周へ漸次渦巻状に左回
転し、しかも中心へ近付くほど漸次溝巾が小とな
るよう形成される。この渦巻状溝４１ａの外周側
端部はロータハブ４１の外周まで突き抜けずに上
記下流側コーン３６の下面３６ｄのリング形溝３
６ｅに対応する位置で終つており、又渦巻状溝４
１ａ及び下面３６ｄにより動圧軸受部４３が構成
される。尚第６図中、羽根４２の外径線を一点鎖
線で示す。
４１を嵌合固着し更にハブ４１に複数の羽根４２
を植設してなり、軸４０が両コーン部材３３，３
６の各軸受孔３３ｂ，３６ｂに共通に嵌入されて
回転自在に軸支される。尚軸４０の上端及び下端
は夫々超硬合金又は鋼製である。ロータハブ４１
はその上面に第６図の如く、複数の渦巻状溝４１
ａが夫々外周近傍部から内周へ漸次渦巻状に左回
転し、しかも中心へ近付くほど漸次溝巾が小とな
るよう形成される。この渦巻状溝４１ａの外周側
端部はロータハブ４１の外周まで突き抜けずに上
記下流側コーン３６の下面３６ｄのリング形溝３
６ｅに対応する位置で終つており、又渦巻状溝４
１ａ及び下面３６ｄにより動圧軸受部４３が構成
される。尚第６図中、羽根４２の外径線を一点鎖
線で示す。
又ロータ３９は第７図の如く自重で下動したと
き軸４０の下端がピボツト軸受３５に当接し、且
つ軸４０の上端がピボツト軸受３８に対し僅少寸
法l1離間する。このときロータハブ４１下面と上
流側コーン３３上面との間に僅少寸法l2が形成さ
れ、且つロータハブ４１上面と下流面コーン３６
の下面３６ｄとの間に僅少寸法l3が形成される
（但しl3＜l1）。
き軸４０の下端がピボツト軸受３５に当接し、且
つ軸４０の上端がピボツト軸受３８に対し僅少寸
法l1離間する。このときロータハブ４１下面と上
流側コーン３３上面との間に僅少寸法l2が形成さ
れ、且つロータハブ４１上面と下流面コーン３６
の下面３６ｄとの間に僅少寸法l3が形成される
（但しl3＜l1）。
４４は回転センサであり、ロータハブ４１には
これに対応する位置にマグネツト４５が埋設され
ている。
これに対応する位置にマグネツト４５が埋設され
ている。
次に、上記タービン式流量計３１の動作につき
説明する。被計測流体は本体３２の第４図中下方
から流入して上方へ流出し、その間羽根４２に当
る。従つて、タービンロータ３９は回転開始する
が、低流量時にはその自重により第７図の如く軸
４０下端がピボツト軸受３５により一点支持され
た状態で微少流れに対しても高感度に回転する。
尚回転方向は第６図中矢印方向である。
説明する。被計測流体は本体３２の第４図中下方
から流入して上方へ流出し、その間羽根４２に当
る。従つて、タービンロータ３９は回転開始する
が、低流量時にはその自重により第７図の如く軸
４０下端がピボツト軸受３５により一点支持され
た状態で微少流れに対しても高感度に回転する。
尚回転方向は第６図中矢印方向である。
次に、高流量になるに伴い、ロータ３９に作用
する上方スラスト力がロータ自重により増大し
て、ロータ３９は徐々に上動しロータハブ４１上
面と下流側コーン３６の下面３６ｄとの隙間l3が
漸次小となる。そして、第８図の如く軸４０の上
端がピボツト軸受３８に略当接したとき上記隙間
の寸法は最小寸法l4（＝l3−l1）となる。
する上方スラスト力がロータ自重により増大し
て、ロータ３９は徐々に上動しロータハブ４１上
面と下流側コーン３６の下面３６ｄとの隙間l3が
漸次小となる。そして、第８図の如く軸４０の上
端がピボツト軸受３８に略当接したとき上記隙間
の寸法は最小寸法l4（＝l3−l1）となる。
この間上記隙間（寸法l4）には、羽根４２を通
過した流体の一部分が上記隙間（寸法l4）の外周
側端部から直接流入され、且つ下流側コーン３６
の下流側の流体が一対の導圧孔３６ｃ、リング形
溝３６ｅを順次介して流入される。この流入流体
は複数の渦巻状溝４１ａのポンプ作用により該各
溝４１ａにより案内されてロータハブ４１の中心
方向へ導かれて昇圧し上記隙間（寸法l4）にフイ
ルム状に供給される。従つて、動圧軸受部４３
（下面３６ｄ、渦巻状溝４１ａ）が効果的に形成
され、ロータ３９はそのスラスト力が主にこの動
圧軸受部４３により支持されて高速回転する。尚
隙間（寸法l4）の外周側端部付近より下流側コー
ン３６の下流側付近の方が静圧が大なるため、後
者から上記隙間へ流入する流体量の方が大であ
る。これにより、動圧軸受部４３の吸込圧力をよ
り高くでき、動圧の効果を高めている。
過した流体の一部分が上記隙間（寸法l4）の外周
側端部から直接流入され、且つ下流側コーン３６
の下流側の流体が一対の導圧孔３６ｃ、リング形
溝３６ｅを順次介して流入される。この流入流体
は複数の渦巻状溝４１ａのポンプ作用により該各
溝４１ａにより案内されてロータハブ４１の中心
方向へ導かれて昇圧し上記隙間（寸法l4）にフイ
ルム状に供給される。従つて、動圧軸受部４３
（下面３６ｄ、渦巻状溝４１ａ）が効果的に形成
され、ロータ３９はそのスラスト力が主にこの動
圧軸受部４３により支持されて高速回転する。尚
隙間（寸法l4）の外周側端部付近より下流側コー
ン３６の下流側付近の方が静圧が大なるため、後
者から上記隙間へ流入する流体量の方が大であ
る。これにより、動圧軸受部４３の吸込圧力をよ
り高くでき、動圧の効果を高めている。
尚この場合、ロータ３９が流れから受ける上方
へのスラスト力は殆ど動圧軸受部４３により受け
られ、ピボツト軸受３８に作用する力は僅かであ
る。従つて、軸４０上端とピボツト軸受３８との
摩擦は僅かであり摩耗が防止される。
へのスラスト力は殆ど動圧軸受部４３により受け
られ、ピボツト軸受３８に作用する力は僅かであ
る。従つて、軸４０上端とピボツト軸受３８との
摩擦は僅かであり摩耗が防止される。
従つて、ロータ３９は低流量時には軸４０の下
端とピボツト軸受３５との一点支持形式により支
持され且つ高流量時には動圧軸受部４３により支
持されるので、上記の場合と同様流量計測範囲を
拡大しうる共に、メインテナンスも不要となる。
端とピボツト軸受３５との一点支持形式により支
持され且つ高流量時には動圧軸受部４３により支
持されるので、上記の場合と同様流量計測範囲を
拡大しうる共に、メインテナンスも不要となる。
上述の如く、本発明になるタービン式流量計に
よれば、低流量時にはロータを一点支持形式のピ
ボツト軸受部により支持して微量の流量も高感度
に検出しえ且つ高流量時にはロータを動圧軸受部
により支持して増大するスラスト力を効果的に支
持するようにしているため、流量計測範囲を従来
に比べて、十倍程度まで拡大することができ、適
用範囲を拡大しうると共に、メインテナンスも不
要となり取扱いが容易である等の特長を有する。
よれば、低流量時にはロータを一点支持形式のピ
ボツト軸受部により支持して微量の流量も高感度
に検出しえ且つ高流量時にはロータを動圧軸受部
により支持して増大するスラスト力を効果的に支
持するようにしているため、流量計測範囲を従来
に比べて、十倍程度まで拡大することができ、適
用範囲を拡大しうると共に、メインテナンスも不
要となり取扱いが容易である等の特長を有する。
第１図は本発明になるタービン式流量計の一実
施例の縦断面図、第２図はその要部の拡大縦断面
図、第３図は上記流量計のロータの一部切截斜視
図、第４図は上記タービン式流量計の他の実施例
の縦断面図、第５図及び第６図は夫々第４図中
−線及び−線に沿う横断矢視図、第７図及
び第８図は夫々上記タービン式流量計の要部の低
流量時及び高流量時の状態を示す縦断面部分図で
ある。 １，３１……タービン式流量計、２，３２……
流量計本体、５……ボス部材、５ｄ……凸状球
面、６……ピボツト軸、６ｂ……ピボツト部、７
……バネ、９，３９……タービンロータ、１０，
４１……ロータハブ、１０ａ，４１ａ……渦巻状
溝、１１，４２……羽根、１２，３５，３８……
ピボツト軸受、１４，４３……動圧軸受部、１５
……邪魔板、２３，４４……回転センサ、３３，
３６……コーン、３６ｃ……導圧孔、３６ｄ……
下面、４０……軸。
施例の縦断面図、第２図はその要部の拡大縦断面
図、第３図は上記流量計のロータの一部切截斜視
図、第４図は上記タービン式流量計の他の実施例
の縦断面図、第５図及び第６図は夫々第４図中
−線及び−線に沿う横断矢視図、第７図及
び第８図は夫々上記タービン式流量計の要部の低
流量時及び高流量時の状態を示す縦断面部分図で
ある。 １，３１……タービン式流量計、２，３２……
流量計本体、５……ボス部材、５ｄ……凸状球
面、６……ピボツト軸、６ｂ……ピボツト部、７
……バネ、９，３９……タービンロータ、１０，
４１……ロータハブ、１０ａ，４１ａ……渦巻状
溝、１１，４２……羽根、１２，３５，３８……
ピボツト軸受、１４，４３……動圧軸受部、１５
……邪魔板、２３，４４……回転センサ、３３，
３６……コーン、３６ｃ……導圧孔、３６ｄ……
下面、４０……軸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 流量計本体と、該流量計本体内で軸線を中心
に回転可能に設けられかつ軸線方向に所定量移動
しうるよう設けられたタービンロータと、低流量
時に該タービンロータを回転可能に軸支するピボ
ツト軸受部と、高流量時に前記所定量移動された
タービンロータを回転可能に支持する動圧軸受部
とより構成してなることを特徴とするタービン式
流量計。 ２ 前記タービンロータの回転軸心は上下方向に
一致すると共に該タービンロータはその自重が前
記ピボツト軸受部を介してバネ手段のバネカによ
り上方に付勢された位置で支持されており、流体
が上方から下方へ流れる際に低流量時には該ター
ビンロータは主に前記ピボツト軸受部により軸支
され且つ高流量時には該タービンロータは流体か
ら受けるスラスト力により該バネ手段に抗して所
定量下動し主に前記動圧軸受部により軸支される
構成としてなることを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載のタービン式流量計。 ３ 前記タービンロータの回転軸心は上下方向に
一致すると共に該タービンロータはその自重が前
記ピボツト軸受部により軸支されており、流体が
下方から上方へ流れる際に低流量時には該タービ
ンロータは前記ピボツト軸受部により軸支され且
つ高流量時には該タービンロータは流体から受け
るスラスト力により自重に抗して所定量上動し主
に前記動圧軸受部により軸支される構成としてな
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
タービン式流量計。 ４ 前記動圧軸受部はその流体吸込口部分と該流
体吸込口部分よりも静圧の高い下流側とを連通す
る通路を有することを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載のタービン式流量計。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59014924A JPS60158316A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | タ−ビン式流量計 |
| GB08502200A GB2154327B (en) | 1984-01-30 | 1985-01-29 | Turbine flowmeter |
| DE19853502925 DE3502925A1 (de) | 1984-01-30 | 1985-01-30 | Turbinenstroemungsmesser |
| US06/748,497 US4648281A (en) | 1984-01-30 | 1985-06-25 | Turbine flowmeter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59014924A JPS60158316A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | タ−ビン式流量計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60158316A JPS60158316A (ja) | 1985-08-19 |
| JPH0464009B2 true JPH0464009B2 (ja) | 1992-10-13 |
Family
ID=11874505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59014924A Granted JPS60158316A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | タ−ビン式流量計 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4648281A (ja) |
| JP (1) | JPS60158316A (ja) |
| DE (1) | DE3502925A1 (ja) |
| GB (1) | GB2154327B (ja) |
Families Citing this family (32)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62140023A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-23 | Ebara Res Co Ltd | 流量計 |
| JPS62140022A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-23 | Ebara Res Co Ltd | 流量計 |
| US4886420A (en) * | 1988-06-10 | 1989-12-12 | Engineering Measurments Company | Protected flow meter rotor bearing |
| US5027653A (en) * | 1990-06-22 | 1991-07-02 | Foran Jr Charles D | Flowmeters having rotors with grooved bores and lands |
| DE4105840C2 (de) * | 1991-02-25 | 1994-09-01 | Meinecke Ag H | Woltmannzähler |
| DE9412912U1 (de) * | 1994-08-10 | 1994-10-06 | Kem Kueppers Elektromech Gmbh | Volumenzähler, dessen Meßwerk aus zwei oder mehreren axial angeströmten Spindeln besteht |
| KR100298582B1 (ko) * | 1998-06-19 | 2002-02-28 | 윤종용 | 사이클론터빈플로우미터및그제어시스템 |
| JP2007263097A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Toyota Industries Corp | 容量可変型圧縮機における流量検出装置 |
| DE102007043128B4 (de) * | 2007-09-10 | 2015-06-03 | Alexander Rombach | Axialer Mehrstrahlflügelradvolumenmesser |
| US20090193886A1 (en) * | 2008-02-04 | 2009-08-06 | Gene Walkin | Water Usage and Temperature Monitoring Device |
| ES2513866T3 (es) | 2009-05-13 | 2014-10-27 | Sio2 Medical Products, Inc. | Revestimiento e inspección de recipientes |
| US9545360B2 (en) | 2009-05-13 | 2017-01-17 | Sio2 Medical Products, Inc. | Saccharide protective coating for pharmaceutical package |
| US9458536B2 (en) | 2009-07-02 | 2016-10-04 | Sio2 Medical Products, Inc. | PECVD coating methods for capped syringes, cartridges and other articles |
| US11624115B2 (en) | 2010-05-12 | 2023-04-11 | Sio2 Medical Products, Inc. | Syringe with PECVD lubrication |
| US9878101B2 (en) | 2010-11-12 | 2018-01-30 | Sio2 Medical Products, Inc. | Cyclic olefin polymer vessels and vessel coating methods |
| US9272095B2 (en) | 2011-04-01 | 2016-03-01 | Sio2 Medical Products, Inc. | Vessels, contact surfaces, and coating and inspection apparatus and methods |
| JP6095678B2 (ja) | 2011-11-11 | 2017-03-15 | エスアイオーツー・メディカル・プロダクツ・インコーポレイテッド | 薬剤パッケージ用の不動態化、ｐＨ保護又は滑性皮膜、被覆プロセス及び装置 |
| US11116695B2 (en) | 2011-11-11 | 2021-09-14 | Sio2 Medical Products, Inc. | Blood sample collection tube |
| JP2014016215A (ja) * | 2012-07-08 | 2014-01-30 | Rinnai Corp | 軸流式流量センサー |
| KR102037892B1 (ko) * | 2012-07-10 | 2019-10-29 | 보르그워너 인코퍼레이티드 | 배기가스 터보차저 |
| WO2014071061A1 (en) | 2012-11-01 | 2014-05-08 | Sio2 Medical Products, Inc. | Coating inspection method |
| EP2920567B1 (en) | 2012-11-16 | 2020-08-19 | SiO2 Medical Products, Inc. | Method and apparatus for detecting rapid barrier coating integrity characteristics |
| US9764093B2 (en) | 2012-11-30 | 2017-09-19 | Sio2 Medical Products, Inc. | Controlling the uniformity of PECVD deposition |
| EP2925903B1 (en) | 2012-11-30 | 2022-04-13 | Si02 Medical Products, Inc. | Controlling the uniformity of pecvd deposition on medical syringes, cartridges, and the like |
| EP2961858B1 (en) | 2013-03-01 | 2022-09-07 | Si02 Medical Products, Inc. | Coated syringe. |
| EP2971228B1 (en) | 2013-03-11 | 2023-06-21 | Si02 Medical Products, Inc. | Coated packaging |
| US9937099B2 (en) | 2013-03-11 | 2018-04-10 | Sio2 Medical Products, Inc. | Trilayer coated pharmaceutical packaging with low oxygen transmission rate |
| US9863042B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-01-09 | Sio2 Medical Products, Inc. | PECVD lubricity vessel coating, coating process and apparatus providing different power levels in two phases |
| EP3693493A1 (en) | 2014-03-28 | 2020-08-12 | SiO2 Medical Products, Inc. | Antistatic coatings for plastic vessels |
| CN116982977A (zh) | 2015-08-18 | 2023-11-03 | Sio2医药产品公司 | 具有低氧气传输速率的药物和其他包装 |
| WO2018206022A1 (de) * | 2017-05-09 | 2018-11-15 | novaTec Elektronik GmbH | Volumenstrommesser, verwendung eines volumenstrommessers und verfahren zum nachrüsten eines volumenstrommessers |
| CN112362141B (zh) * | 2020-11-13 | 2022-12-13 | 四川泛华航空仪表电器有限公司 | 一种通过改变涡轮位置调节k系数的方法 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3097529A (en) * | 1963-07-16 | Flowmeter | ||
| US3238776A (en) * | 1960-11-23 | 1966-03-08 | Potter David Magie | Turbine flowmeter |
| US3248943A (en) * | 1961-01-23 | 1966-05-03 | Emerson Electric Co | Turbine flow meter |
| NL295481A (ja) * | 1962-07-18 | |||
| GB1008508A (en) * | 1962-12-12 | 1965-10-27 | Dukes & Briggs Engineering Com | Rotary flowmeter |
| FR1429502A (fr) * | 1965-02-12 | 1966-02-25 | Rotor et ses diverses applications en particulier aux compteurs pour fluides | |
| US3756079A (en) * | 1971-12-09 | 1973-09-04 | Itt | Turbine flowmeter |
| FR2282623A1 (fr) * | 1974-08-23 | 1976-03-19 | Schlumberger Compteurs | Debitmetre |
| FR2409406A1 (fr) * | 1977-11-22 | 1979-06-15 | Air Liquide | Procede de realisation des etancheites interne et de sortie d'arbre d'une pompe et pompe mettant en oeuvre ce procede |
| US4186603A (en) * | 1978-09-05 | 1980-02-05 | International Telephone And Telegraph Corporation | Turbine flowmeter |
-
1984
- 1984-01-30 JP JP59014924A patent/JPS60158316A/ja active Granted
-
1985
- 1985-01-29 GB GB08502200A patent/GB2154327B/en not_active Expired
- 1985-01-30 DE DE19853502925 patent/DE3502925A1/de active Granted
- 1985-06-25 US US06/748,497 patent/US4648281A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3502925C2 (ja) | 1988-10-20 |
| JPS60158316A (ja) | 1985-08-19 |
| US4648281A (en) | 1987-03-10 |
| DE3502925A1 (de) | 1985-08-01 |
| GB8502200D0 (en) | 1985-02-27 |
| GB2154327B (en) | 1987-07-01 |
| GB2154327A (en) | 1985-09-04 |
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