JPH046389Y2 - - Google Patents

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JPH046389Y2
JPH046389Y2 JP1985110254U JP11025485U JPH046389Y2 JP H046389 Y2 JPH046389 Y2 JP H046389Y2 JP 1985110254 U JP1985110254 U JP 1985110254U JP 11025485 U JP11025485 U JP 11025485U JP H046389 Y2 JPH046389 Y2 JP H046389Y2
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wheels
cylindrical cover
guide rails
cylindrical
rail
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JP1985110254U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、左右一対のガイドレールと、これら
両ガイドレール上を転動する車輪を備えた搬送台
車とを使用する台車式搬送装置、特に溶接ライン
に於いてワークを支持搬送するのに好適な台車式
搬送装置に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 前記のような台車式搬送装置は、例えば自動車
の車体等、大型のワークを搬送する搬送手段とし
て自動車組み立て工場等に於いて活用されている
が、前記ガイドレール上の車輪走行面に粉塵や切
粉、溶接時のスパツタ等の異物が付着し、車輪の
円滑な転動を妨げ、車体に生じる振動が支持して
いるワークに対する付加作業に悪影響を及ぼす恐
れもあつた。特に、溶接ラインに於いてこの種の
搬送装置が使用される場合、上記のような不都合
が生じる可能性が大であつた。
勿論、搬送台車の車輪が転動するレール面上に
異物が付着するのを防止するために、当該レール
面をカバーで囲つてしまう考えは、例えば実願昭
51−71503号(実開昭52−163882号)のマイクロ
フイルム等によつて知られているが、この周知の
従来技術は、左右一対のガイドレール全体を筒状
カバーで覆つてしまい、当該筒状カバーの中央上
側(両ガイドレール間の中央上側)に、上下方向
に貫通するスリツトをレール長さ方向に連続して
形成し、当該スリツトを貫通する垂直フレームに
より、前記筒状カバー内を移動する台車部分と前
記筒状カバーの外側を移動する荷台部分とを連結
するものであつた。
即ち、筒状カバーのスリツトが当該カバーの上
側に開口しているので、当該スリツトを通じて筒
状カバー内に塵埃等異物が進入し易く、進入した
異物は台車部分の走行に伴つて舞い上がるので、
結果的にレール面上に異物が付着する恐れは大き
い。従つて、前記スリツトは、前記連結フレーム
の移動を阻害しない防塵用ブラシで閉じる工夫が
必要であり、設備コスト高になるばかりでなく、
当該ブラシの耐用寿命が短いので適時に交換も必
要であり、維持コストも高くつく。
更に、最大の問題点は、前記防塵用ブラシとの
関係等から前記スリツト巾を大きくすることが出
来ないので、荷台部分が大型で大重量のものを支
持するタイプの搬送台車には適用することが出来
ない点である。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決する
ために成されたものであつて、その特徴は、後述
する実施例の参照符号を付して述べると、左右一
対のガイドレール1a,1bと、これら両ガイド
レール1a,1b上を転動する車輪4,5を備え
た搬送台車3とを使用する台車式搬送装置に於い
て、前記各ガイドレール1a,1b毎に、前記車
輪4,5の支軸6,7が左右横方向に貫通するス
リツト21を内側に備え且つレール長さ方向に連
続する筒状カバー18a,18b,22a,22
bを固定し、前記車輪4,5を各筒状カバー18
a,18b,22a,22b内で前記ガイドレー
ル1a,1b上を転動するように構成した点にあ
る。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明する。
第1図及び第2図に於いて、1a,1bは角パ
イプ利用の左右一対のガイドレールであつて、長
さ方向適当間隔置きの位置で連結部材2により一
体に連結された床面上所定高さに敷設されてい
る。3は搬送台車であつて、前後両端部には前記
ガイドレール1a,1b上を転動する左右一対の
車輪4,5が各々水平支軸6,7を介して軸支さ
れ、一方の左右一対の車輪4をその支軸6、タイ
ミングベルト等の巻き掛け伝動手段8、及び減速
装置9を介して駆動するモーター10が設けられ
ている。更に搬送台車3の前後両端部には前記ガ
イドレール1a,1bの内側に近接する夫々左右
一対の振れ止め用垂直軸ローラー11,12がブ
ラケツト13,14を介して軸支されている。1
5は搬送台車3上に突設されたワーク支持台であ
る。16は前記モーター10への集電及び制御信
号授受用コレクターユニツトであつて、その各コ
レクターは、一方のガイドレール1bの上方外側
位置に当該ガイドレール1bにそつて架設された
給電及び制御信号授受用レールユニツト17の各
レールに摺接する。
18a,18bは、左右一対のガイドレール1
a,1bの上側に夫々固着された筒状カバーであ
つて、ガイドレール1a,1b上に固着される下
側部分19と、この下側部分19に固着される上
側部分20とから成り、下側部分19の内側立ち
上がり部19aと上側部分20の内側立ち下がり
部20aとの間に、前記車輪4,5の支軸6,7
が通るスリツト21が形成され、前記下側部分1
9の内側立ち上がり部19aに於ける遊端19b
は筒状カバー18a,18bの内部に向かつて斜
め上方に折曲され、上側部分20の内側立ち下が
り部20aに於ける遊端20bは逆方向斜め下方
に折曲されている。
又、給電及び制御信号授受用レールユニツト1
7が架設される側の筒状カバー18bは巾広に形
成され、当該筒状カバー18bの内部に前記レー
ルユニツト17が内装されている。この場合、図
示のように当該レールユニツト17の支持ブラケ
ツトとして前記筒状カバー18bに於ける下側部
分19を利用することが出来る。更に両筒状カバ
ー18a,18bの下側部分19は、ガイドレー
ル1a,1bの内側面(振れ止め用垂直軸ローラ
ー11,12が近接する面)の真上をカバーする
ように内側に張り出している。
上記の構成よれば、レールユニツト17からコ
レクターユニツト16を介して供給される電力と
制御信号に従つてモーター10を稼働させ、左右
一対の車輪4を駆動することにより、搬送台車3
をガイドレール1a,1bにそつて走行させてワ
ーク支持台15に支持されたワークを搬送するこ
とが出来るのであるが、この搬送台車3の走行時
には、各車輪支軸6,7は筒状カバー18a,1
8bの内側スリツト21を貫通する状態で当該ス
リツト21にそつて移動し、各車輪4,5は筒状
カバー18a,18bの内部に於いてガイドレー
ル1a,1b上を転動することになる。換言すれ
ば、車輪4,5の転動走行面は筒状カバー18
a,18bによつて完全にカバーされている。
又、レールユニツト17も筒状カバー18bによ
つて完全にカバーされ、振れ止め用垂直軸ローラ
ー11,12の転動走行面となるガイドレール1
a,1bの内側面も上側が筒状カバー18a,1
8bによつてカバーされている。
尚、上記実施例では筒状カバー18a,18b
の下側部分19に於ける水平部がガイドレール1
a,1bと重なつており、車輪4,5が筒状カバ
ー18a,18bの下側部分19に於ける水平部
上を転動するように構成したが、第3図に示すよ
うに、筒状カバー22a,22bの下側部分23
を肉厚の板材から形成して、この筒状カバー下側
部分23を左右一対のガイドレール1a,1bに
兼用させても良い。この場合、振れ止め用垂直軸
ローラ11,12は、前記筒状カバー下側部分2
3の内側立ち上がり部23aに近接させれば良
い。又、筒状カバー上側部分24の内側立ち下が
り部24aに於ける遊端24bを、搬送台車3側
の水平軸ローラー25によつて支持するように構
成すれば、筒状カバー上側部分24を薄板で形成
し且つスリツト21の上下巾を必要最小限の大き
さに形成しても、筒状カバー上側部分24の立ち
下がり部遊端24bが支軸6,7に接触するのを
防止することが出来る。
更に第3図に示すように、レールユニツト17
を覆う筒状カバー26は別に配設しても良い。
第4図は、第1図及び第2図に示した実施例に
於ける筒状カバー18a,18b内の車輪転動走
行面を自動的に清掃し得るようにした例を示して
いる。即ち、前記筒状カバー18a,18bの下
側部分19に於ける水平部に、その内側立ち上が
り部19aに極近い位置で適当間隔置きにごみ抜
き穴27を設け、前記筒状カバー18a,18b
の下側部分19に於ける水平部上に付着するごみ
類を前記ごみ抜き穴27側へ掃き寄せ又は掻き寄
せるブラシ又はスクレーパー28を、前進方向側
の車輪4の直前位置で搬送台車3に取り付けてい
る。
このような自動清掃手段を併用すれば、筒状カ
バー18a,18b内に侵入したごみ類を搬送台
車3の走行に伴つてブラシ又はスクレーパー28
により自動的にごみ抜き穴27から筒状カバー1
8a,18b外へ排除することが出来、筒状カバ
ー18a,18b内の車輪転動走行面を常に所期
状態に保つことが出来る。勿論、この自動清掃手
段は、第3図に示した実施例にも適用し得る。
(考案の作用及び効果) 以上のように本考案の台車式搬送装置によれ
ば、左右一対のガイドレールに於ける車輪転動走
行面が筒状カバーにより完全にカバーされるの
で、粉塵、切粉、溶接時のスパツタ等、種々の異
物が前記車輪転動走行面上に付着するのを効果的
に防止し得る。従つてこの搬送装置による搬送経
路が溶接ラインや塗装ライン、その他の環境の悪
い場所に設定されていても、台車の車輪をして常
に円滑に転動走行させることが出来、延いては台
車が不当に振動して被搬送物であるワークに対す
る付加作業に悪影響が生じるような恐れも解消す
る。
更に本考案の構成によれば、前記筒状カバーを
左右一対のガイドレール毎に付設して、当該筒状
カバーに必要なスリツトを左右横向きで当該カバ
ーの内側に配設し、車輪のみが筒状カバー内を転
動移動するように構成したので、前記スリツト巾
を車軸のみが通り得る小巾とし得ることと相俟つ
て、実施例にも示したように前記スリツトに特別
な防塵用ブラシを付設しなくとも、当該スリツト
を通じてカバー内部に塵埃等の異物が進入する恐
れは極減する。従つて、防塵ブラシが必要な従来
の構成と比較して、設備コストが安くつくばかり
でなく維持コストが不要になる。又、左右一対の
ガイドレール間の間隔が如何に大きくとも差支え
ないので、大型大重量の荷を搬送する大型の搬送
台車を使用する搬送装置にも容易に実施すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部切り欠き側面図、第2図は縦断正
面図、第3図は変形例を示す要部の縦断正面図、
第4図は更に別の変形例を示す要部の横断平面図
である。 1a,1b……ガイドレール、3……搬送台
車、4,5……車輪、6,7……車輪支軸、10
……モーター、11,12……振れ止め用垂直軸
ローラー、16……集電及び制御信号授受用コレ
クターユニツト、17……給電及び制御信号授受
用レールユニツト、18a,18b,22a,2
2b,26……筒状カバー、27……ごみ抜き
穴、28……ブラシ又はスクレーパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右一対のガイドレールと、これら両ガイドレ
    ール上を転動する車輪を備えた搬送台車とを使用
    する台車式搬送装置に於いて、前記各ガイドレー
    ル毎に、前記車輪の支軸が左右横方向に貫通する
    スリツトを内側に備え且つレール長さ方向に連続
    する筒状カバーを固定し、前記車輪を各筒状カバ
    ー内で前記ガイドレール上を転動するように構成
    した台車式搬送装置。
JP1985110254U 1985-07-18 1985-07-18 Expired JPH046389Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985110254U JPH046389Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985110254U JPH046389Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JPS6217470U JPS6217470U (ja) 1987-02-02
JPH046389Y2 true JPH046389Y2 (ja) 1992-02-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52163882U (ja) * 1976-06-04 1977-12-12

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JPS6217470U (ja) 1987-02-02

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