JPH0463593A - ワモンゴキブリ由来のリポポリサッカライド結合性レクチン様物質前駆体のクローン化dna、その断片、これらの調製法並びに該クローン化dna又は断片が組み込まれたプラスミド - Google Patents

ワモンゴキブリ由来のリポポリサッカライド結合性レクチン様物質前駆体のクローン化dna、その断片、これらの調製法並びに該クローン化dna又は断片が組み込まれたプラスミド

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JPH0463593A
JPH0463593A JP17517490A JP17517490A JPH0463593A JP H0463593 A JPH0463593 A JP H0463593A JP 17517490 A JP17517490 A JP 17517490A JP 17517490 A JP17517490 A JP 17517490A JP H0463593 A JPH0463593 A JP H0463593A
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dna
american cockroach
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amino acid
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Shunji Natori
俊二 名取
Takahito Shiromori
孝仁 城森
Kiichi Sawai
喜一 澤井
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Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
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Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はワモンゴキブリのりポポリサッカライド結合性
レクチン様物質前駆体のクローン化DNA、その断片、
これらの調製法ならびに上記のクローン化DNA又は断
片が組み込まれたプラスミドに係る。
(従来の技術) ワモンゴキブリのりボボリサッカライド結合性レクチン
様物質は、本発明者等によりワモンゴキブリの体液から
初めて単離された物質であって、レクチンの一種である
 (特開平2−88599)。
ワモンゴキブリのりボポリサッカライド結合性レクチン
様物質は分子量的28000の構成単位を宵しており、
平均分子量は約450000である。ワモンゴキブリの
りボポリサッカライド結合性レクチン様物質の性質とし
てはり、 L−フコース、D−グルコース及びD−ガラ
クトース等の単糖類に特異性があり、更に大腸菌のりポ
ポリサッカライドの糖鎖に対して強い親和性を示すこと
が知られている。
従ってワモンゴキブリのりポポリサッカライド結合性レ
クチン様物質のこれらの性質を利用しての用途としては
種々のものが考えられるが、例えば医薬品製造過程で混
入したりポポリサッカライドの除去や細菌の分離に利用
することができ、又リポポリサッカライドの定量試薬と
しても有用であると考えられる。
(発明が解決しようとする課題乃至発明の目的)従来技
術によるワモンゴキブリのりポポリサッカライド結合性
レクチン様物質はワモンゴキブリの体液より分離精製す
ることにより得られており、従って廉価に且つ大量に生
産することが困難である点に課題があった。
それ故に、本発明が解決しようとする基本的課題は、所
謂「バイオテクノロジー」を応用してワモンゴキブリの
りボボリサッカライド結合性レクチン様物質及びその関
連物質の工業的生産方法にアプローチすることにある。
本発明の主たる目的は、ワモンゴキブリのリポポリサッ
カライド結合性レクチン様物質前駆体を含むそのクロー
ン化DNA及びその断片を提供することにある。
本発明の付随的目的は、ワモンゴキブリのりポポリサッ
カライド結合性レクチン様物質前駆体を含むそのクロー
ン化DNA及びその断片を調製する方法を提供すること
にある。
本発明の他の付随的目的は、ワモンゴキブリのりポポリ
サッカライド結合性レクチン様物質前駆体を含むそのク
ローン化DNA及びその断片、たとえばワモンゴキブリ
のりポポリサッカライド結合性レクチン様物質それ自体
を微生物または動物細胞において発現させ大量生産する
ために、上記のDNA又は断片の組み込まれたプラスミ
ドを提供することにある。
(課題を解決し、目的を達成するための手段及び作用) 本発明者等は鋭意研究の結果、ワモンゴキブリのりボボ
リサッカライド結合性レクチン様物質前駆体DNAのク
ローン化に初めて成功し、その構造決定をなし、これに
よって上記の基本的課題を解決するに至ったのである。
即ち、本発明によれば、既述の基本的課題はワモンゴキ
ブリのリポポリサッカライド結合性レクチン様物質前駆
体のアミノ酸配列をコードしている約770個のデオキ
シリボヌクレオチドを含むクローン化−木蓋DNA又は
この一本鎖DNAと相補DNAとからなるクローン化二
本鎖DNAにより解決されるのである。
本発明によるこのクローン化DNAは、式5式% (式中においてAlC,G及びTは、それぞれアデニン
、シトシン、グアニン及びチミン塩基を有するデオキシ
リボヌクレオチドを意味し且つ上記の式はアミノ酸に対
応するコドン毎の配列として示されている) にて示されるヌクレオチド配列またはこれと生物学的に
同等のヌクレオチド配列を有している。ここで、生物学
的に同等のヌクレオチド配列とは、例えば2つのコドン
r TTAJとrcTGJにおけるようにコドンを構成
するヌクレオチドの種類や配置が異なるにも拘らず同一
のアミノ酸(この場合は「ロイシン (Leu)J )
を指定するようなヌクレオチド配列を意味しており、従
って上記のヌクレオチド配列式にて示されるアミノ酸配
列、即ちMet−Met−Asn−Thr−Arg−A
 la−Leu−Leu−Pro−LeuSer4al
−Leu−Leu−Met−A la−Thr−Leu
−Cys−Leu−Cys−Glu−Leu−Pro−
11e−Pro−11e−1eu−Gln−Arg−P
he−Val−Arg−3er−Val−Pro−Gl
u−Glu−Cys−Pr。
11e−A 1a−Asp−Pro−5er−Asp−
Phe−Lys−Phe−Serl 1e−Thr−S
er−Asn−Arg−Asn−Lys−Thr−G 
1y−)11s−Trp−Thr−Ala−Gln−V
al−Arg−Leu−Glu−Hls−Gly−Gl
u−)11s−Glu−Gln−5er−CIy−5e
r−Asn−Cln−Hls−Asn−Arg−Asp
−Leu−Trp−GIn−va!−Asp−Leu−
Glu−Gln−Thr−Thr−Thr−Thr−C
ys−Ala−Gly−Val−Lys−Ser4al
−Gln−11e−11e−Thr−Thr−11e−
Thr−Ala−Pro−Pro−Pro−Thr−A
 1a−A 1a−Pro−5er−11e−Pro−
Pro−Gly−Tyr−Glu−Leu−5er−A
la−Val−Leu−Gly−Tyr−Tyr−Ly
s−Phe−Hls−Lys−Thr−Pro−Lys
−Thr−Trp−Asp−Glu−Ala−Arg−
11e−11e−Cys−Gln−Gln−G 1u−
G 1y−G 1y−HIs−Leu−Va l −+
 1e−11e−Asn−5er−C1u−Asp−G
lu−Ser−Lys−Val−Leu−Gln−As
n−Leu−Phe−5er−Lys−Val−Thr
−Lys−Thr−G 1u−G 1y−A 1a−T
hr−Asn−Asn−Asp−Tyr−+1e−Ph
e−11e−Gly−11e−Hls−Asp−Arg
−Phe4al−Glu−Gly−Glu−Phe−1
1eTbr−11e−Phe−Gly−Lys−Pro
−Leu−Ala−Thr−ThrGly−Phe−T
hr−Arg−Trp−Val−Asp−Ser−11
e−(iln−Pro−Asp−Asn−Ala−Gl
y−Gly−Asn−Glu−Asn−Cys−G l
y−Ser−Met−H1s−Pro−Asn−G 1
y−G 1y−Leu−Asn−Asp−11e−Pr
o−Cys−Pro−Trp−Lys−Leu−Pro
−PheVal−Cys−Glu4al−Glu−Le
uト同一のアミノ酸配列をコードしているヌクレオチド
配列を意味している。
上記のヌクレオチド配列及びアミノ酸配列を有している
ワモンゴキブリのりポポリサッカライド結合性レクチン
様物質前駆体のDNAによれば、ワモンゴキブリのりポ
ポリサッカライド結合性レクチン様物質は開始コドンで
あるATGが指定するメチオニン (Net)残基から
数えて34−2511i番目の領域にコードされている
。尚、Metから始まりArg迄の最初の33個のアミ
ノ酸はその構造に鑑みて分泌に関与するシグナルペプチ
ド (S)に相当するものと考えられる。
本発明方法によれば、ワモンゴキブリのりボボリサッカ
ライド結合性レクチン様物質を含むクローン化二本鎖D
NAはワモンゴキブリ脂肪体のRNAをpoly(A)
RNAに変じ、このpoly(A)RNAとベクタプラ
イマDNAとを用いcDNAライブラリを作製して大腸
菌株の形質転換を行い、一方既知のワモンゴキブリのN
末端アミノ酸配列における5から 11番目の配列であ
る G 1u−Cys−Pro−11e−A 1a−Asp
−Pr。
に相当するmRNAと相補的な式 (式中、■はイノシンを意味し、AXG、 T及びCの
全ての可能性があるデオキシリボヌクレオチドの部位に
用いられた) にて示される20個のデオキシリボヌクレオチドからな
る24種類の混合物を予め調製しておき、上記の式(A
)にて示される各合成オリゴデオキシリボヌクレオチド
の5”末端に標識を施し、これをプローベとし上記の形
質転換細胞をハイブリダイゼーションによるスクリーニ
ングに付してハイブリダイズするポジティブクローンを
得ることにより調製することができる。
上記においてブローベとしての各オリゴデオキシリボヌ
クレオチド (A)に関してはワモンゴキブリのりボポ
リサッカライド結合性レクチン様物質のN末端アミノ酸
配列における5−11番目のデオキシリボヌクレオチド
配列に相当するものが選択され、又イノシンがAlGl
T及びCの全ての可能性がある部位に用いられた理由は
、これらのアミノ酸配列に対応するオリゴデオキシリボ
ヌクレオチドの種類をできる限り少なくして、合成の手
間を軽減するためである。
ワモンゴキブリのリポポリサッカライド結合性レクチン
様物質を含むクローン化−本鎖DNAは、得られた上記
のクローン化二本鎖DNAを自体公知の方法で分離させ
ることにより、例えば90℃で約3分間処理し、次いで
氷冷することにより調製することができる。
上記クローン化−本鎖又は二本鎖のワモンゴキブリのり
ボボリサッカライド結合性レクチン様物質前駆体を含む
DNAは自体周知の手法を用いて、例えば適当な制限酵
素を用い断片化し、接合し、又これによって作製できな
かった部分については自体周知の方法で合成して前記の
接合断片に接合することによりワモンゴキブリのりポポ
リサッカライド結合性レクチン様物質領域のみからなる
DNA断片となすことができる。
尚、上記クローン化二本鎖のワモンゴキブリのりボボリ
サッカライド結合性レクチン様物質前駆体を含むDNA
又はその断片は自体公知の手法を用いてプラスミドに組
み込むことができる。即ち、例えば大腸菌からプラスミ
ドを取り出して精製し、このプラスミドに制限酵素をを
作用させて特定の塩基位置でプラスミドを切断し、上記
のワモンゴキブリのりポポリサッカライド結合性レクチ
ン様物質前駆体を含むDNA又はその断片をDNA I
Jガーゼにより結合させることによりプラスミドに組み
込み、これによって遺伝子組換えプラスミドとすること
ができる。
(発明の効果) 本発明によるワモンゴキブリのりポポリサッカライド結
合性レクチン様物質前駆体を含む二本鎖DNA又はその
断片を組み込んだプラスミドを微生物又は動物細胞に取
り込ませて培養することによリワモンゴキブリのりボボ
リサッカライド結合性レクチン様物質前駆体又はワモン
ゴキブリのりボポリサッカライド結合性レクチン様物質
自体を大量に発現させることができる。
従って、本発明は上記のレクチン様物質及びその前駆体
の工業的な生産の途を開き、これらの−殻内な利用を可
能にすると云う効果を存している。
(実施例等) 次に、製造例及び構造決定のための試験例に関連して本
発明を更に詳細に且つ具体的に説明する。
髪り叢」 (a)ワモンゴキブリのりポポリサッカライド結合性レ
クチン様物質のi+RNAを含むpoly(A)RNA
の調製 ワモンゴキブリの脂肪体を原料とし、チルブライン等の
方法[”Biochemistry”第18巻第529
4−5299頁(1979年)コに準じ4M−グアニジ
ニウムチオシアネートにより全RNA (0,9mg)
を抽出し、0.5M KCIを含有する10mM )リ
ス塩酸バッファを用いてオリゴdTセルロースに結合さ
せ、次にKClを含有しないバッファで溶出させること
によってpoly(A)RNAを約56μg得た。
(b)ワモンゴキブリのりポボリサソカライド結合性レ
クチン様物質のアミノ酸配列に相当するmRNAと相補
的なりNAの合成 ワモンゴキブリのりポポリサッカライド結合性蛋白に関
して既知のアミノ酸配列におけるN末端から5−11番
目の配列である G 1u−Cys−Pro−11e−A 1a−Asp
−Pr。
に相当するmRNAと相補的な式 (式中、■はイノシンを意味し、A、 GlT及びCの
全ての可能性があるデオキシリボヌクレオチドの部位に
用いられた) にて示される20個のデオキシリボヌクレオチドからな
る24種類の混合物を予め調製した。これら24種類の
各合成オリゴデオキシリボヌクレオチドは可能性がある
アミノ酸配列を全て網羅している。尚、これらの各オリ
ゴデオキシリボヌクレオチドの調製は、アプライドバイ
オシステムズ社製のDNA合成装置(型式: 381A
)を用いて行われた。
(c) cDNAライブラリの作製 Okayama −Bergの方法[”Mol 、 C
e11. Blo、”第2巻第1GI −170頁(1
982年)]に従って約35μgの上記poly(A)
RNAと4.3μgのベクタプライマDNAとを用いて
cDNA (プラスミド)を合成し、モリソン等の方法
[”Methods InEnzyIIio+、”第6
8巻第3211i −331頁(1979年)コに従っ
て大腸菌(HB 101株)の形質転換を行った。
50μg/mlのアンピシリンを含有するLB−寒天培
地を用いて形質転換細胞をスクリーニングした処、アン
ピシリン耐性を示す形質転換細胞がlμgのpoly(
A)RNA当り約9000個、計約32万個得られた。
(d)クローニング クローニングはGene”第1θ巻第Ei3−11i7
頁(1980年)に記載の方法に従って行われた。
即ち、上記の(C)項に記載の方法により得られ、アン
ピシリン耐性を示す約32万個の形質転換細胞の内で約
6万個の形質転換細胞を対象としてニトロセルロースフ
ィルタにレプリカシ、50μg/m lのアンピシリン
を含有する寒天プレートで3−4時間培養した後に、さ
らに、500μg/mlのクロラムフェニコールを含有
するLB−寒天プレートに移し 37°Cで一夜培養し
た。
フィルタ上に生じたコロニーを0.5N NaOHによ
りフィルタに固定した後に中和してpH7,5となし、
次いで1.5M NaC1を含有するトリス塩酸バッフ
ァ (pH7,5)に上記のフィルタを浸漬して菌体の
カスを除去した。その後にフィルタを風乾し、80°C
で2時間ベーキングしてスクリーニング用の被験フィル
タとした。
一方、形質転換細胞のスクリーニングはグルンシュタイ
ン等の方法[”Proc、 Natl、 Acad、 
Scl。
USA”第72巻第3961−39Ei5頁(1975
年)に準じて下記のように行なわれた。
即ち、上記(b)項に記載の方法で合成され且つ式(A
)で示される各オリゴデオキシリボヌクレオチドの5′
末端に[γ−32pコATPとT4キナーゼで標識を施
してスクリーニング用のプローベとなした。これらの各
オリゴデオキシリボヌクレオチドの比活性は 1−2 
x 10’ cpm/pmolであった。
既述の被験フィルタ上の形質転換細胞を、これらのブロ
ーベにて50℃でのハイブリダイゼーシeンによりスク
リーニングし、オートラジオグラムでの感光により判定
した処、約6万個の形質転換細胞の内で4個のハイブリ
ダイズするポジティブクローンを得た。
このポジティブクローン、即ちワモンゴキブリのりボポ
リサッカライド結合性レクチン様物質前駆体含有クロー
ンを電気泳動により解析した結果。
poly(dA)(dT)及びpoly(dG(dC)
のテイル部分を含み約2300bpのcDNA挿入部位
を含んでいることが判明した。このcDNAは二本鎖D
NAであり、後記の試験例において示されているように
、塩基配列が解明されたので、適当な制限酵素を用いる
ことにより、又一部合成したDNAを用いることにより
ワモンゴキブリのりボポリサッカライド結合性レクチン
様物質前駆体部分またはワモンゴキブリのりボボリサッ
カライド結合性レクチン様物質部分からなるDNA断片
となすことができる。尚、このような二本鎖DNA及び
二本鎖DNA断片を90°Cで約3分間処理し、次いで
氷冷すれば分離して一本鎖のものとなる。
跋験L (クローン化ワモンゴキブリのりボボリサッカライド結
合性レクチン様物質前駆体の塩基配列決定及び相当する
アミノ酸配列) クローン化ワモンゴキブリのリポポリサッカライド結合
性レクチン様物質のcDNA挿入部位の塩基配列決定は
、先ずクローン化ワモンゴキブリのりボポリサッカライ
ド結合性レクチン様物質前駆体を制限酵素で切断した断
片をpUcl 1Bにサブクローニングし、その後デレ
ーションミュータントを作製し変性プラスミドを用いる
版部等のダイデオキシ法[”Anal、 Bioche
m、”第152巻第232238頁(198[i年)に
従って行った。
第1図にはワモンゴキブリのリボボリサ1.カライド結
合性レクチン様物質前駆体含有クローンのcDNA領域
と、塩基配列決定に用いられた制限酵素と、塩基配列決
定のためのストラテジーとが示されている。最上段の数
字は、中段において枠で仕切られたワモンゴキブリのリ
ポポリサッカライド結合性レクチン様物質前駆体領域を
基準としてボした塩基の番号であり、Hlndlll等
は用いられた制限酵素名であり、括弧内の数字は切断部
位の位置(塩基の番号)であり、枠で仕切られた上記の
ワモンゴキブリのリポポリサッカライド結合性レクチン
様物質前駆体領域の内でS領域はシグナルペプチドに相
当するものと推定される領域を示し、「リポポリサッカ
ライド結合蛋白」と表示されている領域はワモンゴキブ
リのリポポリサッカライド結合性レクチン様物質に相当
するものと推定される領域を示している。第1図の下段
において、水平な矢印は塩基配列決定の方向と範囲を示
している。
第2図には、このようにして決定されたワモンゴキブリ
のりポポリサソカライド結合性レクチン様物質前駆体含
有クローンのcDNAにおける塩基配列(cDNAと相
補的な配列)及びワモンゴキブリのリポポリサッカライ
ド結合性レクチン様物質前駆体部分の塩基配列から翻訳
したアミノ酸配列が示されている。第2図において塩基
配列の上側に付された数字は第1図におけると同様にワ
モンゴキブリのりボポリサッカライド結合性レクチン様
物質前駆体領域を基準として示した塩基の番号であり、
実線で枠組みした領域はワモンゴキブリの体液より精製
されたりポポリサッカライド結合性レクチン様物質のト
リプシン分解断片より得られたアミノ酸配列と同一の配
列を有する領域を示し、破線で枠組みした領域は既述の
実施例で形質転換細胞のスクリーニング用プローベとし
て用いた領域をそれぞれ示している。
ワモンゴキブリのりボポリサyカライド結合性レクチン
様物質前駆体部分は開始コドンであるATGから始まり
終止コドンであるTGAで終了する長い翻訳可能フレー
ム (open reading frame)として
存在し、ワモンゴキブリのりボボリサッカライド結合性
レクチン様物質前駆体領域の始めの部分、即ち第1番目
のNetから第33番目のArg迄はその構造に鑑みて
、特に6番目のAlaから第27番目のlie迄は比較
的疎水性に冨んだアミノ酸が並んでいるので分泌蛋白に
一般的に見られるシグナル配列と考えられる (第1図
のS領域)。
聚産丞」 (ワモンゴキブリのリポポリサッカライド結合性しクチ
ン様物質組み込みプラスミドの調製)本製造例について
は、特に第3図を参照しつつ説明する。先ず、第1図及
び2図に示されるようなワモンゴキブリのりボポリサッ
カライド結合性レクチン様物質前駆体のcDNAクロー
ンを制限酵素旧ndlll及びEcciRVにより切断
して約900bpのフラグメントを得た。次に、このフ
ラグメントのHlndlll断点にNHe I リンカ
−を付加し、又EcoRV断点にXhol  リンカ−
を付加した (これらのリンカ−は何れもアブライドバ
イオシステムズ社製のDNA合成装置を用いて調製され
た)。
一方、動物細胞での発現に用いられる市販のプラスミド
 (ファルマンア社製のrpMsGJ )を制限酵素N
hef及びXholにより切断し、ワモンゴキブリのり
ボボリサッカライド結合性レクチン様物質前駆体の上記
リンカ−結合フラグメントを、上記プラスミドの断点に
おける粘着末端と結合させることによりワモンゴキブリ
のりボポリサッカライド結合性レクチン様物質前駆体の
組み込まれたプラスミドを得た。
このプラスミドは、第3図の末尾に示されるように、マ
ウスマンマリ−腫瘍ウィルスのロングターミナルリピー
ト (MMTV−LTR)である強力なプロモータの下
流にワモンゴキブリのりポポリサッカライド結合性レク
チン様物質前駆体のcDNAクローンを有している。従
って、このプラスミドをL細胞やC)10細胞に導入す
ることによって、動物細胞でワモンゴキブリのりボボリ
サッカライド結合性レクチン様物質前駆体を容易に且つ
大量に発現させることができる。
【図面の簡単な説明】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワモンゴキブリ由来のリポポリサッカライド結合
    性レクチン様物質前駆体のアミノ酸配列をコードしてい
    る約770個のデオキシリボヌクレオチドを含むクロー
    ン化一本鎖DNA又はこの一本鎖DNAと相補DNAと
    からなるクローン化二本鎖DNA。
  2. (2)式 【遺伝子配列があります】 【遺伝子配列があります】 (式中においてA、C、G及びTは、それぞれアデニン
    、シトシン、グアニン及びチミン塩基を有するデオキシ
    リボヌクレオチドを意味し且つ上記の式はアミノ酸に対
    応するコドン毎の配列として示されている) にて示されるヌクレオチド配列またはこれと生物学的に
    同等のヌクレオチド配列を有していることを特徴とする
    、請求項(1)に記載のクローン化一本鎖DNA又はこ
    の一本鎖DNAと相補DNAとからなるクローン化二本
    鎖DNA。
  3. (3)アミノ酸配列が 【遺伝子配列があります】 であることを特徴とする、請求項(1)又は(2)に記
    載のクローン化一本鎖DNA又はこの一本鎖DNAと相
    補DNAとからなるクローン化二本鎖DNA。
  4. (4)アミノ酸配列が 【遺伝子配列があります】 の一部領域であることを特徴とする、ワモンゴキブリ由
    来のクローン化一本鎖DNAと相補DNAとからなるク
    ローン化二本鎖DNA断片。
  5. (5)ワモンゴキブリ由来のリポポリサッカライド結合
    性レクチン様物質前駆体のアミノ酸配列をコードしてい
    る約770個のデオキシリボヌクレオチドを含むクロー
    ン化一本鎖DNAと相補DNAとからなる二本鎖DNA
    又はこの二本鎖DNAの断片が組み込まれているプラス
    ミド。
  6. (6)ワモンゴキブリ脂肪体のRNAを poly(A)RNAに変じ、このpoly(A)RN
    AとベクタプライマDNAとを用いcDNAライブラリ
    を作製して大腸菌株の形質転換を行い、一方既知のワモ
    ンゴキブリのリポポリサッカライド結合性レクチン様物
    質のN末端アミノ酸配列における5から11番目の配列
    である 【遺伝子配列があります】 に相当するmRNAと相補的な式 【遺伝子配列があります】 (式中、1はイノシンを意味し、A、G、T及びCの全
    ての可能性があるデオキシリボヌクレオチドの部位に用
    いられた) にて示される20個のデオキシリボヌクレオチドからな
    る24種類の混合物における各オリゴデオキシリボヌク
    レオチドの5’末端に標識を施し、これをプローベとし
    上記の形質転換細胞をハイブリダイゼーションによるス
    クリーニングに付してハイブリダイズするポジティブク
    ローンとしてクローン化二本鎖DNAを得、必要に応じ
    常法により上記の二本鎖DNA分離させて一本鎖DNA
    にすることを特徴とする、ワモンゴキブリのリポポリサ
    ッカライド結合性レクチン様物質前駆体のアミノ酸配列
    をコードしている約770個のヌクレオチドを含むクロ
    ーン化一本鎖DNA及びこの一本鎖DNAと相補DNA
    とからなるクローン化二本鎖DNAの調製法。
JP17517490A 1990-07-04 1990-07-04 ワモンゴキブリ由来のリポポリサッカライド結合性レクチン様物質前駆体のクローン化dna、その断片、これらの調製法並びに該クローン化dna又は断片が組み込まれたプラスミド Pending JPH0463593A (ja)

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