JPH0463515A - 水稲育苗用成型培地 - Google Patents

水稲育苗用成型培地

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Publication number
JPH0463515A
JPH0463515A JP2171598A JP17159890A JPH0463515A JP H0463515 A JPH0463515 A JP H0463515A JP 2171598 A JP2171598 A JP 2171598A JP 17159890 A JP17159890 A JP 17159890A JP H0463515 A JPH0463515 A JP H0463515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
inorganic fiber
seedlings
paddy rice
size
Prior art date
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Pending
Application number
JP2171598A
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English (en)
Inventor
Toshihide Itou
伊藤 十四英
Shunji Mishima
三嶋 俊二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0463515A publication Critical patent/JPH0463515A/ja
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水稲育苗用無機繊維酸Y培地に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
水稲育苗用培地としては、従来、天然の土壌をそのまま
或いはそれを造粒したものが多(使われてきたか、近年
、工業的に大量生産されているロックウール等の無機繊
維からなる培地材が使用されるようになっている。この
ロックウール等の無機繊維からなる培地材としては、例
えば、フェノール樹脂等の高分子系結合材でロックウー
ルをボード状又はマット状に成型し、その表面に酸性化
剤、肥料及び界面活性剤の水溶液を噴霧、乾燥すること
によって製造される(特開昭58−14+731号公報
)。
このようにして成型された水稲育苗用に使用される無機
繊維成型培地は、天然の土壌か主に使用されていた頃か
ら使用されている育苗箱(内寸法58cmX28cmX
3の)の形状に合わせてマット状に成型加工して提供さ
れている。
そして、育苗するに当たっては、通常、育苗箱に収納さ
れた無機繊維成型培地に充分潅水した後に種籾を200
g程度播種し、その表面に肥料を含有させた覆土をした
後加温室内に複数段積重ねて30°C程度に48時間加
温して発芽させる。次いて、出芽長がIat位で緑化さ
せ、ビニールハウス等の育苗施設内に平置きして3週間
程度経過し出芽長か12cm程度の稚苗となったところ
で田植機によって本田に移植している。
また、最近では播種から本田への移植までが1週間程度
と、稚苗よりも育苗期間の短い孔面を使用することか提
案されている。
そして、稚苗にしろ孔面にしろ、本田に移植するには田
植機を使用して苗を本田に移植することか多いか、この
場合には、田植機の後部にある傾斜した無機繊維成型培
地苗載台に長手方向に2枚を1列に並べて複数列分(田
植機には2.4.6.8条植えがあるため)を−度に載
せ、連続的に爪で苗を複数本爬き取り本田に移植してい
る。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかしながら、田植機の無機繊維成型培地苗載台に長手
方向に2枚を1列として複数列分を並べることは手間か
かかると共に、連続的に爪で苗を複数本爬き取る場合に
は、長手方向に苗載台に設置された2枚目の無機繊維成
型培地はその重量によって傾斜した無機繊維成型培地苗
載台を滑り落ちることによって、連続的に爬き取り処理
されているか、滑り落ちる際に無機繊維成型培地の先端
か機械部分に引っ掛かったり、振動によって無機繊維成
型培地の後端がめくれて重なったりすることかあり、し
ばしば移植を中断しなければならないという問題点かあ
った。
更には、連続的に処理する場合において、長手方向に載
置された2枚の無機繊維成型培地の切れ目での爬き取り
か悪く、欠株率か上がるという問題もあった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記したような問題点を解決するため研
究を重ねた結果、無機繊維成型培地を大きくすることに
着目し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は通常の水稲育苗用無機繊維成型培地
の整数倍以上の大きさに拡大されていることを特徴とす
る水稲育苗用成型培地である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明て使用する無機繊維成型培地は、ロックウール等
の無機繊維をマット状に成型加工したものである。無機
繊維としては、例えばロックウール、グラスウール、セ
ラミックファイバー等か挙すられ、特に、製鉄所の高炉
から副生ずる高炉スラグ及び/又は例えば玄武岩、輝緑
岩等の天然岩石をキュポラ、電気炉等で融解し、遠心力
及び/又は空気、水蒸気等の流体圧で吹製して繊維化し
たロックウール(岩綿、スラグウール、ミネラルウール
とも称される)か好ましい。このような無機繊維は、繊
維か層状に集積した繊維集合体になっており、水稲育苗
用の成型培地とするためには、これを高分子系結合剤で
マット状に成型すればよい。高分子系結合剤としては、
例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等の
熱硬化性樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂等の熱可
塑性樹脂が挙げられるか、特に、耐水性の良好な熱硬化
性樹脂が好ましい。
このときに使用する無機繊維としては、通常の層状に積
層した無機繊維集合体でもよいか、通常の層状に積層し
た無機繊維集合体または、薄層の無機繊維を多層に積層
した無機繊維集合体を厚さ一定の状態で圧縮移送しなか
ら、前後二組のベルトコンベアの走行速度を変える等の
押し縮め操作によって層状に積層した無機繊維集合体の
繊維方向を3次元的にランダムに配向した無機繊維集合
体を使用することか好ましい。この無機繊維成型品は繊
維方向か多数の不定常さざなみ型に屈曲して3次元的に
ランダムに配向し、積層方向に対し垂直成分が多くなっ
ていることから、圧縮強度、曲げ強度が向上しているた
めである。
また、無機繊維成型培地への根の伸長を考えると、無機
繊維成型培地の表面に対し繊維方向を縦方向とすること
か好ましい。従って、公知の方法つまり、無機繊維成型
品を切断して90°方向転換し、切断面を上面または下
面として使用することが好ましい。
無機繊維成型培地の大きさとしては、現在使用されてい
る無機繊維成型培地の整数倍のものであれば何ら限定さ
れるものではないか、田植機で本田へ移植することを考
慮して長手方向に2倍とし、幅方向をその2倍、3倍、
4倍とするか、さらにはそれらの倍数とすることか好ま
しく、さらに好ましくは、必要に応じて無機繊維成型培
地を1枚毎に切り離せるように切れ目をつけることかよ
い。
二の切れ目は、手またはカッター等で簡単に切り離せる
程度でよ(、無機繊維成型培地の厚みの1/2〜3/4
程度の深さまで切れ目を入れることか好ましい。1/2
以下であると切り離す際に手間かかかり、3/4以上の
場合には播種時の取扱いや潅水によって切れる可能性か
あるためである。
現在使用されている田植機への適用性を考慮した場合に
は長さ1160画、幅280■、厚さ18mmであるこ
とか好ましい。
水稲育苗用とする場合の密度は、培地材の使用目的によ
って適宜選択でき、通常50〜250kg/、l、好ま
しくは50〜150kg/rn’かよい。
50kg/rn’未満ては保水量と通気量のバランスか
悪く、植物の生育かよくない。250kg/rr?をこ
えると根上りの発生か多くなる。
水稲育苗用成型培地の場合には適当な吸水性、保水性か
要求され、このため親水性処理を施すことか好ましい。
かかる親水性付与剤としては、例えばアルキルポリオキ
シエチレンエーテル、アルキルフェニルポリオキシエチ
レンエーテル、アルキルカルボニルオキシポリエチレン
、N、 N−ジ(ポリオキシエチレン)アルカンアミド
、脂肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸多価アルコー
ルポリオキシエチレンエーテル、脂肪酸蔗糖エステル、
脂肪酸モノグリセリド、N、N−ジ(アルカノール)ア
ルカンアミド等の非イオン系界面活性斉σ、例えばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタン
ジオール、1,4ブタンジオール、グリセリン、ブタン
トリオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリブチレングリコール、ジグリセリン等
の多価アルコール等か挙げられる。これらの親水性付与
剤の使用量は無機繊維基材に対し0.05〜5重量%、
好ましくは0.3〜1重量%か適当である。0.05]
を量%より少ないとその効果がなく、5重量%をこえて
も親水性の向上はなく、経済性か低下する。
また、ロックウール等の無機繊維は、Ca、Mg等のア
ルカリ分を含み、これを水に浸漬すると浸漬水のpHか
上かるので、中性や弱酸性の培地を好む水稲の培地とす
る場合には、酸性化剤を配合することが好ましい。酸性
化剤としては、例えば硫酸、硝酸、塩酸等の鉱酸又はこ
れらの鉱酸のアンモニウム塩や、酢酸、クエン酸、酒石
酸、フミン酸、ニトロフミン酸等の有機酸、ゼオライト
等の天然鉱物、ピートモス等の腐植土等が挙げられる。
なお水稲育苗用培地として使用する場合には、水稲の根
酸等によって、または、必要に応じて覆土に添加される
硫安等の酸性肥料成分たけでも酸性化処理されることか
ら、従来のような酸性化剤によって酸性化処理をする必
要はない。
さらに、水稲育苗用培地とする場合には、基材に肥料を
配合することも可能であるが、播種後に施す覆土に配合
することか好ましい。肥料分は、窒素肥料としては例え
ば硫安、塩安、硝安等が挙げられ、カリ肥料としては例
えば硫酸カリ、塩化カリ等が挙げられ、リン酸肥料とし
ては例えば過リン酸石灰、リン酸アンモニウム等か挙げ
られる。
これらの肥料分は単記でも配合肥料でもよい。肥料分の
種類と配合量は培地の用途により適宜決定される。
上記の親水性付与剤、酸性化剤、肥料分等は、結合剤で
ある高分子系樹脂と混合して又は別個に無機繊維に添加
した後結合剤を加熱硬化させてもよく、また、無機繊維
に添加した結合剤を加熱硬化させて予め基材を製造した
後これらを添加してもよい。
〔実施例〕
実施例1 結合剤としてフェノール樹脂、親水性付与剤として非イ
オン系界面活性剤を添加したロックウールをマット状に
成型して嵩密度80kg/%て2320mmX280m
+nの無肥料無機繊維成型培地を得た。
この無機繊維成型培地の表面に従来の無機繊維成型培地
と同じ大きさに切断可能なように深さ1/2まての切れ
目を入れた。
ビニールハウス内にポリシートを敷いて無機繊維成型培
地を平置きし、充分に潅水した後従来例に従って播種し
、覆土の1無加温出芽させ苗丈か6cm程度となった移
植前に1160mmX280mmに手で切断した。
この切断した無機繊維成型培地を田植機の無機繊維成型
培地苗載台に4列に並べて載せ、本田に移植した。
その結果、無機繊維成型培地は簡単に切断することかで
き、苗の爬き取り時に機械に引っ掛かったり、無機繊維
成型培地の後端部かめくれる等の問題もな(移植するこ
とかできた。また、欠株の発生はなかった。
〔発明の効果〕
本発明では、通常の水稲育苗用無機繊維成型培地より寸
法か大きく、しかも、表面に切れ目か入った長尺マット
を使用することにより、育苗の省力化か図れるとともに
、田植機による本田への苗の移植時に無機繊維成型培地
か機械に引っ掛かって移植作業か中断されることかなく
なり、しかも無機繊維成型培地に継ぎ目かないため、こ
のことによる欠株率を皆無とすることかできる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通常の水稲育苗用無機繊維成型培地の整数倍以上
    の大きさに拡大されていることを特徴とする水稲育苗用
    成型培地。
  2. (2)成型培地の表面に水稲育苗用成型培地の大きさに
    相当する切れ目が入ったものである請求項1記載の水稲
    育苗用成型培地。
JP2171598A 1990-06-29 1990-06-29 水稲育苗用成型培地 Pending JPH0463515A (ja)

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JP2171598A JPH0463515A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 水稲育苗用成型培地

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JP2171598A JPH0463515A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 水稲育苗用成型培地

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JPH0463515A true JPH0463515A (ja) 1992-02-28

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JP2171598A Pending JPH0463515A (ja) 1990-06-29 1990-06-29 水稲育苗用成型培地

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JP (1) JPH0463515A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102573780A (zh) * 2009-09-28 2012-07-11 狮王株式会社 洗发剂组合物
JP2013529923A (ja) * 2010-06-30 2013-07-25 ロックウール・インターナショナル・アクティーゼルスカブ 育苗培地製品、植物の成長方法、育苗培地製品を製造するプロセス

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