JPH0463384A - 画像形成装置における転写紙の分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写機等の画像形成装置において、転写後の転
写紙を感光体表面から強制的に分離させる転写紙の分離
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般的な分離装置は、感光体の表面に接して分離爪を設
け、転写後の転写紙をこの分離爪によって感光体表面か
ら分離させるようにしている。

また、分離された転写紙が分離爪を感光体ドラム側に押
してドラム表面にダメージを与えたり下流側に巻上がっ
たりしないように、分離後の転写紙を直ちに定着部への
搬送路に向けてガイドするガイド部材を分離爪の近くに
設けている。

従来、この分離爪およびガイド部材の取付方式として、
これらを共通の取付軸に対し軸方向に並へて取付けたも
のが公知である。

また、この軸支持方式をとる場合に、 （イ）分離爪の先端を、常時、感光体表面に接触させて
おく方式（以下、常時接触方式という）、（ロ）分離爪
を、ソレノイド等によって取付軸と一体にまたは単独で
、感光体表面に接触する作用位置と、感光体表面から離
間する非作用位置との間で回動させる方式（以下、回動
方式という）、の二通りが公知となっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記（イ）の常時接触方式によると、感光体
表面が分離爪によって常時圧迫されることになるため、
長期的に見ると感光体表面の負荷が大きくなる。

また、分離爪の先端摩耗が激しくなり、分離爪の交換周
期が短くなる。

これに対し、（ロ）の回動方式によると、必要時（転写
紙の分離作用時）以外には分離爪を感光体表面から離し
てお（ことができるため、その分、感光体表面のダメー
ジを軽減できる反面、分離爪の作用位置で分離爪先端が
感光体表面に適正な圧力で接触するように回動機構等を
正確に調整することが困難となり、どうしても接触圧力
が過大となる。このため、感光体表面のダメージがむし
ろ大きくなるおそれがあった。

そこで本発明は、分離爪を必要時以外は感光体表面から
離間させ、しかも作用時には分離爪を感光体表面に対し
適正な圧力で接触させることかできる画像形成装置にお
ける転写紙の分離装置を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、転写後の転写紙を感光体表面から分離させる
分離爪と、この分離爪によって分離された転写紙を搬送
路に向けてガイドするガイド部材とが、共通の取付軸に
対し軸方向に近接して取付けられる画像形成装置におけ
る転写紙の分離装置において、上記分離爪は、上記取付
軸に対して、先端が感光体表面に接触する作用位置と先
端が感光体表面から離間する非作用位置との間で回動可
能で、かつ、上記作用位置に向かって自然回動しうる状
態で取付けられ、一方、上記ガイド部材を取付軸の軸心
まわりに一定の二位置間で回動させるガイド部材回動機
構が設けられ、かつ、ガイド部材に、上記分離爪の作用
位置への回動を、上記二位置のうちの一方の位置では阻
止し他方の位置では許容する爪操作部か設けられてなる
ものである。

〔作用〕

この構成によると、分離爪を必要時以外は感光体表面か
ら離間させて、感光体表面のダメージを軽減することが
できる。しかも、ガイド部材の爪操作部が分離爪の作用
位置への回動を許容する状態で、分離爪が自然回動して
作用位置にセットされるため、分離爪を感光体表面に対
して適正な圧力で接触させることができる。

〔実施例〕

本発明の実施例を図によって説明する。

第１図において、ｌは感光体ドラム、２はこの感光体ド
ラム１に臨んで設けられた転写帯電装置、３は同分離帯
電装置である。

転写紙（転写可能なシート材全般をいう）は、−点鎖線
矢印で示すように、転写ガイド板４でガイドされて転写
帯電装置２に送り込まれ、ここでドラム１上のトナー像
を転写された後、分離帯電装置３によりドラム表面から
分離されて、定着部に向かう搬送ベルト５に送られる。

この際、転写紙がドラム表面からスムースに分離されず
に下流のクリーニング装置６側に巻上がる場合があるた
め、分離帯電装置３の下流側に分離装置７か設けられて
いる。

この分離装置７は、転写紙をドラム表面から強制的に分
離させる先尖りの分離爪８と、この分離爪８で分離され
た転写紙を直ちに搬送ベルト５に向かわせるためのガイ
ド部材９とを具備している。

これら分離爪８とガイド部材９は、共通の取付軸１０に
対し軸方向に並んで取付けている。

分離爪８およびガイド部材９の構成とこれらの取付構造
を第２，３図を併用して詳述する。

取付軸１０には、下面側に平坦なカット面１１ａを備え
た断面り字形のガイド部材取付部１１を形成している。

また、このガイド部材取付部１１の一端から分離爪８の
幅寸性分だけ離れた位置に位置規制部材としてのＥリン
グ１２を装着している。

分離爪８は、先尖りの爪部１３とレバ一部１４とを有し
、これらの間に、取付軸１０に嵌め込まれる嵌合部１５
を設けている。

この嵌合部１５は、後面側（感光体トラム１側と反対側
）に開口する切欠１５ａを備えた断面Ｃ字形に形成し、
第２図矢印で示すように、この嵌合部１５を、切欠１５
ａを介して取付軸１０のガイド部材取付部１１に前方（
ドラム１側）から嵌め込んだ後、Ｅリング１２側にスラ
イドさせることにより、分離爪を取付軸１０に取付けて
いる。

ここで、嵌合部１５は、取付軸１０に対して自由に回転
しつるように、その内径寸法を取付軸１０の径寸法より
も少し大きく形成している。

また、この分離爪８の重心は取付軸１０の軸心よりもレ
バ一部１４側に設定し、この重量のアンバランスによっ
て分離爪８か先上がり方向に自然回動じつるように構成
している。

ガイド部材９は、平らな基板１６の下面に転写紙ガイド
部１７、上面中間部に円弧状の突片１８を設けて成り、
これら基板１６と突片１８とによって形成した嵌合部１
９を、ガイド部材取付部１１に弾性的に嵌合させること
により、ガイド部材９をガイド部材取付部１１に取付け
ている。

このガイド部材取付部１１と嵌合部１９の嵌合作用によ
り、ガイド部材９を取付軸１０に対し、軸方向に位置固
定すると同時に、周方向にも固定、すなわち取付軸１０
と一体に回転しうる状態で取付けている。

なお、このガイド部材９を取付けることにより、分離爪
８をＥリング１２とガイド部材９との間に挟み込んで軸
方向に位置固定している。

また、ガイド部材９には、基板１６の後端部側面に上向
きにＬ字形に突出する爪操作部２０を一体に設け、上記
取付軸１０への取付状態で、第３゜４図に示すようにこ
の爪操作部２０が分離爪８のレバ一部１４に下側から当
接するようにしている。

一方、取付軸１０の一端部または両端部には、第３図に
示すようなガイド部材回動機構を設けている。

このガイド部材回動機構は、駆動源としてのソレノイド
２１と、このソレノイド２１の引き動作力を取付軸１０
に一定方向の回転力として伝えるノンク伝動機構２２と
、復帰バネ２３とによって構成している。

この分離装置の作用を説明する。

ソレノイド２１は、転写紙分離作用か必要なときにのみ
通電される。具体的には、たとえば感光体トラム１に対
する転写紙の供給が開始されたときに、レジストローラ
の回転、または転写帯電部２に向けての転写紙の移動を
センサが検出してソレノイド２１に通電される。

このソレノイド２１が作動しない（非通電）状態では、
第４図に示すようにガイド部材９の爪操作部２０が分離
爪８のレバ一部１４に下側から当接して分離爪８の先上
がり回動を阻止した状態となる。このため、分離爪８は
爪部１３が感光体ドラム１の表面から離れた非作用位置
にある。

つぎに、ソレノイド２１が通電されて作動すると、取付
軸１０が第４図の状態から反時計回り方向に一定角度だ
け回転して、第５図に示すようにガイド部材９か先上が
り方向に回動し、爪操作部２０か分離爪８のレバ一部１
４がら離れる。

このため、分離爪８が爪操作部２０による回動規制を解
かれて先上がり方向に自然回動し、爪部１３の先端が感
光体ドラム１の表面に接触する。

こうして、分離爪８が作用位置に自動的にセットされ、
この状態で所期の転写紙分離作用が行なわれる。

また、この後、転写紙分離作用か必要でなくなったとき
に、ソレノイド２１の通電が遮断され、復帰バネ２３の
バネ力によりガイド部材９が取付軸１０とともに原位置
に回動復帰するため、分離爪８が爪操作部２０て押され
て第４図の非作用位置に戻る。

他の実施例 （１）上記実施例では、ガイド部材回動機構により取付
軸１０を回転させてガイド部材９を二位置間で回動させ
る構成をとったが、ガイド部材９を、直接、ガイド部材
回動機構によって回動させるようにしてもよい。

（２）ガイド部材回動機構としては、上記実施例で示し
たちの以外に種々変更可能てあり、たとえば取付軸１０
またはガイド部材９にレバーを突設し、このレバーを直
接ソレノイドで駆動してガイド部材９を回動させ、復帰
バネで復帰させるようにしてもよい。

また、駆動源としては、ソレノイド以外にたとえばモー
タを用いてもよい。

（３）上記実施例では、分離爪８およびガイド部材９の
取付構造を簡素化し、かつ、分離爪８の交換作業を容易
にするために、分離爪８およびガイド部材９に断面Ｃ字
形の嵌合部１５．１９を設け、この嵌合部１５．１９に
よって両者を取付軸１０に径方向に着脱しうる構成とし
たが、通例通り、これら両者を取付軸１０に軸方向に嵌
合させる構成をとってもよい。

〔発明の効果Ｊ 上記のように本発明によるときは、分離爪を、必要時以
外はガイド部材の爪操作部によって感光体表面から離れ
た非作用位置に保持するようにしたから、従来の常時接
触方式上比較して感光体表面のダメージを軽減し、かつ
、分離爪の先端摩耗を抑制することができる。

しかも、必要時には分離爪を自然回動させて作用位置に
セットするようにしたから、分離爪を感光体表面に対し
て適正な圧力で接触させることかできる。

このため、感光体および分離爪の寿命を向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例にかかる分離装置とその周辺機
器を示す正面図、第２図は同装置の分解斜視図、第３図
は同組立状態の斜視図、第４図および第５図は同装置の
作用を説明するための拡大正面図である。 １・・・感光体ドラム、７・・・分離装置、８・・・分
離装置の分離爪、９・・・同ガイド部材、１０・・・同
取付軸、１４・・・分離爪のレバ一部、２０・・・ガイ
ド部材の爪操作部、２１・・・ガイド部材回動機構を構
成するソレノイド、２２・・・同リンク伝動機構、２３
・・・同復帰バネ。 第　　１ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、転写後の転写紙を感光体表面から分離させる分離爪
   と、この分離爪によって分離された転写紙を搬送路に向
   けてガイドするガイド部材とが、共通の取付軸に対し軸
   方向に近接して取付けられる画像形成装置における転写
   紙の分離装置において、上記分離爪は、上記取付軸に対
   して、先端が感光体表面に接触する作用位置と先端が感
   光体表面から離間する非作用位置との間で回動可能で、
   かつ、上記作用位置に向かって自然回動しうる状態で取
   付けられ、一方、上記ガイド部材を取付軸の軸心まわり
   に一定の二位置間で回動させるガイド部材回動機構が設
   けられ、かつ、ガイド部材に、上記分離爪の作用位置へ
   の回動を、上記二位置のうちの一方の位置では阻止し他
   方の位置では許容する爪操作部が設けられてなることを
   特徴とする画像形成装置における転写紙の分離装置。