JPH0462104B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0462104B2
JPH0462104B2 JP21208684A JP21208684A JPH0462104B2 JP H0462104 B2 JPH0462104 B2 JP H0462104B2 JP 21208684 A JP21208684 A JP 21208684A JP 21208684 A JP21208684 A JP 21208684A JP H0462104 B2 JPH0462104 B2 JP H0462104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image memory
image
output
comparing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP21208684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6190276A (ja
Inventor
Makoto Imamura
Shinichi Akagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP21208684A priority Critical patent/JPS6190276A/ja
Publication of JPS6190276A publication Critical patent/JPS6190276A/ja
Publication of JPH0462104B2 publication Critical patent/JPH0462104B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、デイジタル画像処理における距離変
換回路に関する。
(従来の技術) デイジタル画像処理の分野においては、画像内
の各画素につきその背景画面からの距離を求める
こと(距離変換)が行われる。第11図は距離変
換画像例を示す図である。画像中の数字は周囲の
背景データ0からの距離を示している。図の場合
4と3の点にそれぞれ頂点があり、この点の位置
と、距離データはこの画像を特徴づける有用な情
報となつている。従来、このような距離変換は画
像データが記憶された画像メモリとコンピユータ
を用い、画像メモリから読出した画像データにソ
フトウエア上の演算処理を行い、その演算結果を
再び画像メモリに書込むという操作を行つてい
た。
(発明が解決しようとする問題点) 前述したように、従来の距離変換は各画素ごと
にソフトウエア上の演算処理を行つているため、
処理に極めて長時間を要していた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので
あつて、その目的は第1に演算処理をハードで構
成することによりデイジタル画像処理における距
離変換演算をビデオレートの数倍のオーダで行う
ことのできる高速の距離変換回路を実現すること
にあり、第2に距離変換動作に加えて重み付けさ
れた距離変換動作も行える距離変換回路を実現す
ることにあり、第3に距離変換動作に加えて画像
演算も行える距離変換回路を実現することにあ
り、第4に距離変換動作に加えて画像の骨格点も
算出することができる距離変換回路を実現するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決する第1の発明は画像デ
ータが格納された画像メモリを4方向にラスタス
キヤンし、それぞれの方向の場合において、ビデ
オロツクの前半で読出したデータと1クロツク前
に画像メモリに書込まれたデータに定数kを加え
た値とを比較し、小さい方のデータをビデオクロ
ツクの後半で画像メモリに書込む操作を行うよう
にしたことを特徴とするものであり、第2の発明
は画像データが格納された画像メモリを4方向に
ラスタスキヤンし、それぞれの方向の場合におい
て、同期クロツクの前半で読出したデータと1ク
ロツク前に画像メモリに書込まれたデータに濃淡
画像の濃度値に応じた定数kを加えた値とを比較
し、小さい方のデータを同期クロツクの後半で画
像メモリに書込む操作を行うようにしたことを特
徴とするものであり、第3の発明は画像データが
格納された画像メモリを4方向にラスタスキヤン
し、それぞれの方向の場合において、ビデオクロ
ツクの前半で読出したデータと1クロツク前に画
像メモリに書込まれたデータに定数kを加えた値
とを比較し、小さい方のデータをビデオクロツク
の後半で画像メモリに書込む操作を行うと共に、
前記2つの比較データの画像演算も行うことがで
きるように構成したことを特徴とするものであ
り、第4の発明は画像データが格納された画像メ
モリを4方向にラスタスキヤンし、それぞれの方
向の場合において、ビデオクロツクの前半で読出
したデータと1クロツク前に画像メモリに書込ま
れたデータに定数kを加えた値とを比較し、小さ
い方のデータをビデオクロツクの後半で画像メモ
リに書込む操作を行うと共に、前記比較の結果を
2値化データとして各方向ごとにメモリに記憶し
ておき、各メモリの記憶データの論理積をとるこ
とにより画像の骨格点も算出できるように構成し
たことを特徴としている。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す構成ブロツ
ク図である。図において、1は作業域として1画
分の領域の濃淡画像データが格納されている画像
メモリ、2は該画像メモリ1を4方向にラスタス
キヤンするラスタスキヤン回路である。4方向
は、第2図に示すように右、左、下、上の4方向
として定義される。ラスタスキヤン回路2は、第
2図に示すような方向にラスタスキヤンするため
のアドレスを画像メモリ1に与えるようになつて
いる。なお、画像メモリ1のデータの読出しと書
込みはビデオクロツク1周期の前半部と後半部を
使つて行われる。
3は画像メモリ1から読出されたデータをビデ
オクロツクによつて一時的に保持するトランスペ
アレントラツチ、4は画像メモリ1へ書込むため
の画像データをビデオクロツクにより一時的に保
持するレジスタ、5は該レジスタ4の出力データ
に1を加算するインクリメンタである。6はトラ
ンスペアレントラツチ3の出力Pとインクリメン
タ5の出力Qの大小を比較するコンパレータ、7
はPデータとQデータを受け、コンパレータ6か
らの制御信号によつて何れか一方を選択してデー
タバスDBにのせるマルチプレクサである。該マ
ルチプレクサ7は、P<QのときにはPを、P≧
QのときにはQを出力するようになつている。該
マルチプレクサ7には、ビデオクロツクが出力状
態制御信号として入力されており、ビデオクロツ
クが“0”のときにイネーブル状態“1”のとき
にデイスエーブル状態となるように構成されてい
る。
インクリメンタ5としては、ALU(算術論理演
算ユニツト)の機能や、ROMまたはRAMによ
るルツクアツプテーブル(LUT)で実現するこ
とができ、コンパレータ6はALUの減算機能や
専用のコンパレータで実現することができる、ま
た、マルチプレクサ7は3ステート出力のマルチ
プレクサICや、2組の3ステートバツフアで実
現することができ、4方向ラスタスキヤン回路2
は左右方向と上下方向に対応する2組のアツプダ
ウンカウンタとクロツクの流れを切換える付加回
路を用いて実現することができる。このように構
成された回路の動作を第3図に示すタイミングチ
ヤートを参照しながら説明すれば、以下のとおり
である。
第3図において、イはビデオクロツクを、ロは
データバスDB上の入出力データDI/Oを、ハは
Pデータの状態を、ニはQデータの状態をそれぞ
れ示す。以下の説明においては、第4図に示すよ
うな左右方向への距離変換の場合を例にとつて説
明する。図において、aは物体と背景画を示す
図、bは右方向への変換を示す図、cは左方向へ
の変換を示す図である。また、横軸はX方向の位
置を縦軸は距離を表わしている。aにおいて、A
は物体の存在領域をBは背景領域を示す。また、
bまたはcの下方に矢印と共に示された記号Pま
たはQは選択されたデータを示している。
最初、距離変換すべき物体と背景に対応して、
画像メモリ1に255と0をそれぞれデータとして
書込む。第4図aの場合を例にとつて説明すれ
ば、物体存在領域A内の各画素に対しては全て
255を書込み、背景領域B内の各画素に対しては
全て0を書込む。なお、物体存在領域内のデータ
を255としたのは、取扱う画像データのビツト数
を8ビツトとしたことに対応したものである。次
に、画像メモリ1に記憶されている画像データ
を、第3図イに示すビデオクロツクの前半部(時
刻t1〜t2)で読出す。
この結果、データバスDB上には、第3図ロに
示すようにアクセス時間だけ遅れて読出しデータ
が確立する。確立されたデータは、時刻t2におけ
るビデオクロツクの立下りでトランスペアレント
ラツチ3にラツチされる。このラツチされたデー
タが、前述したデータPとなる(第3図ハ)。
一方、前述した読出し動作を行う直前のデータ
バスDB上にはその前の書込みモードで画像メモ
リ1に書込まれたデータ(直前データ)がのつて
いる。この直前データは、時刻t1におけるビデオ
クロツクの立上りでレジスタ4に取込まれる。取
込まれたデータは、続くインクリメンタ5に入
り、該インクリメンタで+1される。インクリメ
ンタ5の出力が前述したデータQとなる。第4図
aの場合を例にとれば図に示すようにB部分は背
景画であるから“0”、この値に1を加えた値
“1”がQデータとなる。Aの部分の左端では、
画像メモリ1から読出されてトランスペアレント
ラツチ3にラツチされたデータPは、物体の存在
領域A内のデータであるから“255”、直前のデー
タに1を加えたデータQは、直前のデータが背景
領域B内のデータであるから“0”、これに1を
加えた値がデータQであるからQの値は“1”と
なる。
コンパレータ6は読出したデータPと直前の書
込みデータに1を加えたデータQとを比較する。
そして、比較結果によるセレクト信号Sをマルチ
プレクサ7に送る。マルチプレクサ7はデータP
とデータQのうち、コンパレータ6からのセレク
ト信号Sにより小さい方のデータを出力する。第
4図aの場合を例にとると、Aの部分の左端では
データPが“255”、データQが“1”であるから
この場合はデータQ(=1)がセレクトされる。
マルチプレクサ7でセレクトされたデータ(ここ
ではQ)は、データバスDB上に出力される。デ
ータバスDB上に出力されたデータが第3図ロに
示す書込みデータとなる。
この書込みデータQは、第3図イに示すように
続くビデオクロツクの後半部の時刻t3における立
上りによつてレジスタ4に書込まれる。一方、時
刻t3〜t4は、同時に画像メモリ1に対しては、読
出しモードとして機能し、画像メモリ1から次の
番地の画像データ(ここでは255)が所定のアク
セス時間経過後読出されて、第3図bに示すよう
にデータバスDBにのる。データバスDB上に確
立した読出しデータは、ビデオクロツクの時刻t4
における立下りでトランスペアレントラツチ3に
書込まれて第3図ハに示すデータPとなつて、コ
ンパレータ6及びマルチプレクサ7に与えられ
る。
一方、レジスタ4には、前述したようにその直
前の書込みデータQ(=1)が格納されその値は、
続くインクリメンタ5で+1されて“2”とな
る。この“2”になつた値が第3図ニに示すデー
タQとして再びコンパレータ6及びマルチプレク
サ7に与えられる。コンパレータ6はデータP
(=255)とデータQ(=2)を比較し、その比較
の結果によりセレクト信号Sをマルチプレクサ7
に与える。マルチプレクサ7は、セレクト信号S
によつて小さい方のデータQをセレクトしてデー
タバスDBにのせる。データバスDB上に確立し
たデータQ(書込みデータ)は時刻t5におけるビ
デオクロツクの立上りで画像メモリ1に書込まれ
る。なお、マルチプレクサ7は、画像メモリ1か
らの読出しデータと自己の出力データ同志が直接
繋がらないよう、ビデオクロツクの後半のみデー
タバス上に書込みデータを出力している。
第1図に示す回路は、データの読出し、データ
の比較、データの書込みという第4図に示すよう
な繰返しのアルゴリズムを1画面全体について行
う。この場合において、画像メモリ1のアドレス
は4方向ラスタスキヤン回路2により、第2図に
示す4方向について各方向1回ずつ行う。方向の
順序は任意であつてよい。また、各走査方向と
も、走査ラインの順序は任意であつてよい。例え
ば、右方向の走査において、第2図では各走査ラ
インは上から下へと移行しているが、逆に下から
上でも或いは全くランダムであつてもかまわな
い。変換時間は、1方向の画面走査に要する時間
を1/60秒とすると、その4倍の1/15秒で全方向の
距離変換を終了する。従来のソフトウエア演算に
よる方式に比較して、極めて高速に距離変換を行
うことができる。
第5図は、距離変換アルゴリズムの適用例を示
す図である。イは変換前の原形、ホは距離変換終
了後の画像を示し、ロ〜ニは変換の過程を示して
いる。ホを見ると明らかなように、背景からの距
離が遠ざかるにつれて値が大きくなり、等高線に
類似の距離変換画像が形成されていることがわか
る。
第6図は、本発明の第2の実施例を示す構成ブ
ロツク図である。図に示す回路は、データバスを
入力専用バスDB1と出力専用バスDB2に分離した
ものである。このようにすると、データバス上の
読出しデータと書込みデータの衝突を避けるため
のマルチプレクサ7の出力コントロールが不要に
なる。
第7図は、本発明の第3の実施例を示す構成ブ
ロツク図である。図に示す回路は、第1図のイン
クリメンタ5を加算回路5′で実現し、関数が+
1だけでなく、加算回路5′に入力される濃淡画
像データの値kにより、1クロツク前に書込まれ
た画像データが+kされるようにし、濃度重み付
きの距離変換回路を実現したものである。図に示
す回路によれば、加算回路5′に加えられる値k
は濃淡画像の濃度値に応じて変化するようになつ
ている。従つて、濃淡画像データが図に示すよう
に領域によつて濃度が異なつている場合でも最適
な濃度重み付きの距離変換を行うことができる。
第8図は、本発明の第4の実施例を示す構成ブ
ロツク図である。図に示す回路は、距離変換回路
を汎用の画像演算器としても使用できるように構
成したものである。図に示す回路は、第1図に示
すコンパレータ6を算術論理演算ユニツト21で
置換し、算術論理演算ユニツト21にコンパレー
ト機能をもたらせたものである。22は、算術論
理演算ユニツト21の演算出力Fを受ける3ステ
ートバツファで、その出力はマルチプレクサ7と
同様、データバスDBに接続されている。このよ
うに構成された回路の動作を説明すれば、以下の
とおりである。
先ず、図に示す回路を距離変換回路として用い
る場合は、3ステートバツファ22の出力をデイ
スエーブル状態にしておき、算術論理演算ユニツ
ト21をコンパレータとして用いる。データPと
データQの比較結果は、セレクト信号Sとしてマ
ルチプレクサ7に入る。該マルチプレクサ7は、
セレクト信号Sを受けて、データPとデータQの
何れか一方を選択してデータバスDB上に出力す
る。その他の動作については、第1図に示す実施
例と同様であるので説明は省略する。
次に、図に示す回路を画像演算器として用いる
場合は、3ステートバツファ22の出力をイネー
ブル状態に、マルチプレクサ7の出力をデイスエ
ーブル状態にしておき、算術論理演算ユニツト2
1を演算器として用いる。データPとデータQ
は、算術論理演算ユニツト21に入り、該算術論
理演算ユニツト21で所定の演算処理が行われ
る。演算の結果は出力Fとして取出され、3ステ
ートバツファ22を介してデータバスDBに出力
される。データバスDB上に確立された処理画像
データは、画像メモリ1に書込まれる。なお、3
ステートバツファ22の出力は、画像メモリ1に
書込む場合に用いる他、他の用途に利用できるよ
うにバス等に出力してもよい。
第9図は、本発明の第5の実施例を示す構成図
である。図に示す回路は、第8図に示す実施例と
同様、距離変換回路を汎用の画像演算器としても
使用できるように構成したものである。図に示す
回路は、第1図に示すマルチプレクサ7を論理演
算ユニツト21で置換し、算術論理演算ユニツト
21にマルチプレクサ機能をもたせたのである。
23は、コンパレータ6の出力と関数指定信号
Funcを受け、算術論理演算ユニツト21に関数
セレクト信号SLTを与える関数指定制御回路で
ある。算術論理演算ユニツト21の出力Fは、3
ステートバツファ22を介してデータバスDBに
接続されている。このように構成された回路の動
作を説明すれば、以下のとおりである。
先ず、図に示す回路を距離変換回路として用い
る場合は、算術論理演算ユニツト21は関数指定
制御回路23からの関数セレクト信号SLTによ
りマルチプレクサとして動作する。そして、算術
論理演算ユニツト21は、データP及びデータQ
のうち小さい方のデータをデータバスDB上に出
力する。その他の動作については、第1図に示す
実施例と同様であるので、説明は省略する。
次に、図に示す回路を画像演算器として用いる
場合はコンパレータ6の動作は無視され、関数指
定制御回路23は関数指定信号Funcを受けて、
算術論理演算ユニツト21に関数セレクト信号
SLTを与える。算術論理演算ユニツト21は、
データP及びデータQを入力して、関数セレクト
信号SLTに従つた所定の演算処理を行う。演算
の結果は、3ステートバツファ22を介してデー
タバスDBに出力される。データバスDB上に確
立された処理画像データは、画像メモリ1に書込
まれる。
なお、第8図、第9図における実施例において
は、インクリメンタとしてイルツクアツプテーブ
ル5′を用い、+1の加算だけではなく、定数倍、
2乗、絶対値等、種々の1入力変換関数として動
作させることができる。
第10図は、本発明の第6の実施例を示す構成
ブロツク図である。図に示す回路は、コンパレー
タ6の比較結果を、別途設けた2値画像メモリ3
1に書込めるようにして、距離変換された画像デ
ータから骨格点も求めることができるようにした
ものである。ここで骨格点とは、「その点の距離
変換データが、隣接する点のどのデータよりも小
さくない」という条件を満たす点をいう。画像メ
モリは、4方向ラスタスキヤン回路2(図示せ
ず)により4方向にスキヤンされる。2値画像メ
モリ31は、スキヤン方向に対応してBM0から
BM3までの内分割されたメモリから構成されて
いる。図に示す実施例においては、インクリメン
タ5(第1図)の代わりにルツクアツプテーブル
(LUT)32を用いている。コンパレータ6は、
P<Qのときに“0”、P≧Qのときに“1”な
る信号S′を出力する。このように構成された回路
の動作を説明すれば、以下のとおりである。
まず、前述の操作により距離変換を行う。この
時、LUT32の関数は+1、画像メモリ1はリ
ードモデイフアイライト(はビデオクロツク
により制御される)で動作させる。次に、LUT
32の関数を×1、画像メモリ1を読出しモード
に切換えて骨格点を求める。即ち、得られた距離
変換画像の入つた画像メモリ1を4方向にスキヤ
ンして読出し、現在の点のデータPと1つ前の点
のデータQをコンパレータ6で比較し、この比較
結果(0または1)をスキヤン方向毎に2値画像
メモリBM0〜BM3に書込む。そしてこの4面の
データの論理積をとり、結果が1の点が骨格点を
示すことになる。なお、このとき、マルチプレク
サ7はデイスエーブル状態である。
また、LUT32について、関数を+1(距離変
換時)から×1(骨格点抽出時)への切換えは、
関数テーブルの内容を書換えてもよいし、+1用
と×1用の関数を予め別のページに書込んでおい
て、ページ指定を切換えるようにしてもよい。ま
た、ルツクアツプテーブルの代わりに+1と×1
の両方の演算が可能な算術論理演算ユニツト
(ALU)を用いてもよい。図においては、説明を
分かりやすくするため、2値画像メモリ31とし
ては4画面分示したが、順次論理積をとつてその
結果を書込むリードモデイフアイライトを2値画
像メモリ31に対して行えば1画面分だけで済ま
せることができる。
前述の説明(特に第1図の実施例)において
は、データQとして1クロツク前のデータに+1
を加算してデータQとする場合を例にとつたが、
本発明はこれに限る必要はなく加算する値は任意
の定数kであつてもよい。また、距離変換すべき
物体の数も1個である必要はなく、任意の数であ
つてよい。また、回路全体の同期をとる同期クロ
ツクは、ビデオクロツクに限る必要はなく、各回
路要素のデータ遅延を考慮して最適なスピードの
クロツクを使用してもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本第1の発明によ
れば距離変換アルゴリズムを、ラスタスキヤンに
よる繰返し演算に分解し、この演算を専用のハー
ドウエアで実現することにより、従来コンピユー
タ(ノイマン形)で多大の時間を要していた距離
変換動作が、ビデオレート(1/60秒)の4倍の時
間、即ち、1/15秒で行うことができる。更に本発
明によれば、第1の発明に若干の回路を付加する
だけで高速距離変換に加えて、濃度重み付きの距
離変換や、汎用の画像演算や骨格点の抽出等を行
うことのできる距離変換回路を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロツク
図、第2図はスキヤン方向を示す図、第3図は各
部の動作を示すタイミングチヤート、第4図は距
離変換アルゴリズムを説明するための図、第5図
は距離変換アルゴリズムの適用例を示す図、第6
図乃至第10図は本発明の他の実施例を示す図、
第11図は距離変換された画像例を示す図であ
る。 1……画像メモリ、2……4方向ラスタスキヤ
ン回路、3……トランスペアレントラツチ、4…
…レジスタ、5……インクリメンタ、5′……加
算回路、6……コンパレータ、7……マルチプレ
クサ、21……算術論理演算ユニツト、22……
3ステートバツフア、23……関数指定制御回
路、31……2値画像メモリ、32……LUT、
BM0〜BM3……メモリ、DB,DB1,DB2……デ
ータバス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 画像データが格納される画像メモリと、 この画像メモリを4方向にラスタスキヤンする
    ラスタスキヤン回路と、 1クロツク前に前記画像メモリに書込まれたデ
    ータに定数kを加える加算手段と、 前記ラスタスキヤンのそれぞれの方向の場合に
    おいて、前記画像メモリから同期クロツクの前半
    で読出したデータと前記加算手段の出力値とを比
    較する比較手段と、 この比較手段の出力に基づいて前記2つの比較
    データの内小さい方のデータを選択する選択手段
    とを備え、 選択手段の出力を同期クロツクの後半で画像メ
    モリに書込む操作を行うように構成したことを特
    徴とする距離変換回路。 2 画像データが格納される画像メモリと、 この画像メモリを4方向にラスタスキヤンする
    ラスタスキヤン回路と、 1クロツク前に前記画像メモリに書込まれたデ
    ータに濃淡画像の濃度値に応じた定数kを加える
    加算手段と、 前記ラスタスキヤンのそれぞれの方向の場合に
    おいて、前記画像メモリから同期クロツクの前半
    で読出したデータと前記加算手段の出力値とを比
    較する比較手段と、 この比較手段の出力に基づいて前記2つの比較
    データの内小さい方のデータを選択する選択手段
    とを備え、 選択手段の出力を同期クロツクの後半で画像メ
    モリに書込む操作を行うように構成したことを特
    徴とする距離変換回路。 3 画像データが格納される画像メモリと、 この画像メモリを4方向にラスタスキヤンする
    ラスタスキヤン回路と、 1クロツク前に前記画像メモリに書込まれたデ
    ータに定数kを加える加算手段と、 前記ラスタスキヤンのそれぞれの方向の場合に
    おいて、前記画像メモリから同期クロツクの前半
    で読出したデータと前記加算手段の出力値とを比
    較する比較手段と、 この比較手段の出力に基づいて前記2つの比較
    データの内小さい方のデータを選択する選択手段
    とを備え、 選択手段の出力を同期クロツクの後半で画像メ
    モリに書込む操作を行うとともに加算手段または
    比較手段において前記2つの比較データの画像演
    算を行うように構成したことを特徴とする距離変
    換回路。 4 画像データが格納される画像メモリと、 この画像メモリを4方向にラスタスキヤンする
    ラスタスキヤン回路と、 1クロツク前に前記画像メモリに書込まれたデ
    ータに定数kを加える加算手段と、 前記ラスタスキヤンのそれぞれの方向の場合に
    おいて、前記画像メモリから同期クロツクの前半
    で読出したデータと前記加算手段の出力値とを比
    較する比較手段と、 この比較手段の出力に基づいて前記2つの比較
    データの内小さい方のデータを選択する選択手段
    と、 前記比較の結果を2値化データとしてスキヤン
    方向ごとに内分割されて記憶するメモリと、 該各メモリの記憶データの論理積をとることに
    より画像の骨格点を算出する演算手段とを備え、 選択手段の出力を同期クロツクの後半で画像メ
    モリに書込む操作を行うように構成したことを特
    徴とする距離変換回路。
JP21208684A 1984-10-09 1984-10-09 距離変換回路 Granted JPS6190276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21208684A JPS6190276A (ja) 1984-10-09 1984-10-09 距離変換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21208684A JPS6190276A (ja) 1984-10-09 1984-10-09 距離変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6190276A JPS6190276A (ja) 1986-05-08
JPH0462104B2 true JPH0462104B2 (ja) 1992-10-05

Family

ID=16616638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21208684A Granted JPS6190276A (ja) 1984-10-09 1984-10-09 距離変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6190276A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103886542B (zh) * 2014-03-24 2017-01-25 北京工业大学 量子Arnold图像置乱方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6190276A (ja) 1986-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0370232B2 (ja)
US4791677A (en) Image signal processor
US4845767A (en) Image signal processor
JPH04294166A (ja) 画像処理装置
JPH0353668B2 (ja)
JPH0462104B2 (ja)
KR100206258B1 (ko) 화상추출장치
JP2973819B2 (ja) 画像処理装置
JP2777189B2 (ja) 立体影付加処理装置
US6008792A (en) N×n window processing method and system for an image processing system
KR970009453B1 (ko) 문자윤곽 표시장치 및 그 방법
JP2750412B2 (ja) 画像処理装置
JP2989642B2 (ja) 動画表示装置
JP2989627B2 (ja) 動画表示装置
JP3037978B2 (ja) 動画表示装置
JP2766803B2 (ja) 変換回路
JP2787487B2 (ja) コンピュータシステムに表示され且つ操作される線分の位置を決定する回路
JPS62145599A (ja) 可変段数シフトレジスタ
JPH064651A (ja) 画像処理装置
JPH011072A (ja) 画像処理装置
JPH0225223B2 (ja)
JPS62219078A (ja) 拡張画像演算処理装置
JPS61157979A (ja) 高速濃淡画像状況把握方式
JPH011070A (ja) 画像処理装置
JPS63120381A (ja) 画像明度ヒストグラム作成装置