JPH0461892A - キャビネット - Google Patents

キャビネット

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Publication number
JPH0461892A
JPH0461892A JP2173083A JP17308390A JPH0461892A JP H0461892 A JPH0461892 A JP H0461892A JP 2173083 A JP2173083 A JP 2173083A JP 17308390 A JP17308390 A JP 17308390A JP H0461892 A JPH0461892 A JP H0461892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clothes dryer
cabinet
washing machine
cabinet body
shelf
Prior art date
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Pending
Application number
JP2173083A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunizo Wada
和田 邦造
Koichi Matsui
松井 高一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2173083A priority Critical patent/JPH0461892A/ja
Publication of JPH0461892A publication Critical patent/JPH0461892A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 、本発明は、洗濯機および衣類乾燥機を収納して、家具
として用いられるキャビネットに関する。
(従来の技術) キャビネット本体内に洗濯機および衣類乾燥機を収納し
たキャビネットは、実開昭59−166750号公報、
特開平1−285208号公報で知られている。これら
の従来例は、単一で縦長なキャビネット本体の高さ方向
中間部に固定棚を設け、この棚上に衣類乾燥機を設置す
るとともに、固定棚の下方に洗濯機を設け、かつキャビ
ネット本体の上部に排気装置を設けて、キャビネット本
体内の空気を室内または屋外に排気する構成である。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように洗濯機および衣類乾燥機を縦方向に並べて
収納した従来の構成では、衣類乾燥機が高い位置に配置
されて操作性を損なわないようにするために、洗濯機と
その上方に配置された固定棚との距離を大きく確保でき
ない。そのため、固定棚が洗濯機に対する洗濯物の出し
入れの邪魔になり易いという問題がある。その上、従来
のキャビネット本体は背丈が非常に高くなるため、この
本体の上面を置き面として利用できないという問題もあ
る。
本発明の目的は、洗濯操作を容易化できるとともに、キ
ャビネット本体の上面を置き面として利用できるキャビ
ネットを得ることにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明のキャビネットにお
いては、洗濯機および衣類乾燥機を横並びに収納し、上
記洗濯機の上方に対向する開閉自在な天板を有するとと
もに、上記衣類乾燥機の前面に対向してこの乾燥機を露
出させる手段を有した横長のキャビネット本体と、この
キャビネット本体の上記衣類乾燥機側に設けられた排気
口とを具備したものである。
また、衣類乾燥機からの排湿および排熱性能の向上とキ
ャビネット本体の強度を高めるために、キャビネット本
体に、上記洗濯機と衣類乾燥機との間に位置して、上記
キャビネット本体の前壁および後壁にわたって配置され
た区画壁を設け、この区画壁を境にして上記キャビネッ
ト本体内に形成された洗濯機収納室と衣類乾燥機収納室
との境界部分に、上記両室を連通する通気部を設けると
よい。
また、室内などへの搬入作業性を良くするために、上記
キャビネット本体を、上記洗濯機収納室を有するととも
に一側壁が上記区画壁で形成された第1ボックスと、上
記乾燥機収納室を有するとともに一側壁が上記区画壁で
形成された第2ボックスとを備えて形成し、これら両室
の区画壁同志を、互いに合わせて着脱可能に連結すると
よい。
また、衣類乾燥機の組込みを容易化するために、上記衣
類乾燥機を間に置いて配置された上記区画壁と他側壁の
各内面に前後方向に延びる棚支えを夫々突設し、これら
両棚支えにわたって前後方向に摺動可能に載置される着
脱可能な棚を配置し、この棚と上記衣類乾燥機の底部と
を連結するとよい。
また、洗濯機などの組込みを容易化するために、上記キ
ャビネット本体の底部に、上記洗濯機および乾燥機の下
方にわたる単一の防水パンを配置するとよい。
また、排水回りの各種作業を容易化するために、上記防
水パンの排水トラップを、上記衣類乾燥機側において上
記棚の下方に配設するとよい。
また、洗濯などの作業性を向上するとともに、外観を向
上するために、上記キャビネット本体の上記衣類乾燥機
側に上下方向に延びるとともに、その上下方向の物入れ
部に隣接する上下方向の通路を有した収納箱を立設し、
上記通路に排気ダクトを通すとよい。
また、給水栓の操作性を向上するために、上記物入れ部
の下部に給水栓を配設する空間を設けるとよい。
また、衣類乾燥機の操作性を向上するために、上記衣類
乾燥機を露出させる手段を、上記衣類乾燥機の前面に対
向して開閉自在に設けられた前壁に形成された窓孔とす
るとよい。
また、排気口に接続される排気装置を自動運転化するた
めに、上記洗濯機および衣類乾燥機への電源供給ライン
に夫々設けられた電流センサーと、これらセンサーから
の出力に基づいて電源供給を検出したときに上記排気装
置の動作を開始させる排気制御部を有した制御装置とを
具備するとよい。
また、衣類乾燥機の安全性を確保して、その異常を知ら
しめるために、上記キャビネット本体の上記衣類乾燥機
側に配設された温度センサーと、上記衣類乾燥機への電
源供給ラインに設けられた常閉の開閉器と、報知器と、
上記キャビネット本体内の上記衣類乾燥機側温度が、設
定温度より高くなって所定の時間にわたって連続したと
きに、上記温度センサーの出力に基づいて上記開閉器を
開くともに、上記報知器を動作させるセキュリティ制御
部を有した制御装置とを具備するとよい。
また、屋外への排気異常を生じた場合にも、ある程度の
期間はキャビネット本体内の状態が適正に保たれるよう
にするために、上記キャビネット本体内の空気をこのキ
ャビネット本体が設置された室内に排気する補助排気装
置と、上記キャビネット本体の上記衣類乾燥機側に配設
された温度センサーと、上記キャビネット本体内の上記
衣類乾燥機側温度が、設定温度より高くなったときに、
上記温度センサーの出力に基づいて上記補助排気装置の
動作を開始させるセキュリティ制御部を有した制御装置
とを具備するとよい。
(作用) 請求項1の発明によれば、横長のキャビネット本体がそ
の内部に洗濯機および衣類乾燥機を横並びにして収納し
たから、上記本体の高さを低くてき、その天板を置き面
として利用できる。これとともに、洗濯機に対する洗濯
物の出し入れは、この洗濯機上に対向した天板を開いて
行われるが、上記横並びの配置により、洗濯物の出し入
れに衣類乾燥機が邪魔となることがなく、洗濯機の上方
に広い作業空間を確保できる。また、排気口の位置によ
り、衣類乾燥機から出る湿気と熱を効果的に排出できる
請求項2の発明によれば、区画壁によりキャビネット本
体内が洗濯機収納室と衣類乾燥機収納室とに区画される
から、衣類乾燥機から放出される湿気および熱を、その
洗濯機収納室側への拡散を抑制する一方で、より効果的
に排気できる。そして、上記両室は通気部により連通さ
れているから、この通気部を通して洗濯機収納室内の空
気も排気でき、洗濯機収納室内に湿気がこもることを防
止できる。また、区画壁により、キャビネット本体を補
強できる。
請求項3の発明によれば、キャビネット本体が二分割形
となっているので、第1ボックスと第2ボックスとに分
離した状態で屋内などに搬入できる。したがって、狭い
場所の通過なども容易となり、搬入の作業性を向上でき
る。
請求項4の発明によれば、衣類乾燥機の底部に棚を連結
した後、この棚の両側部分を棚支えの前端部に載置し、
その状態で棚を棚支えにスライドさせながら衣類乾燥機
とともに後方に押し込むことにより、衣類乾燥機収納室
に衣類乾燥機を収納できる。したがって、衣類乾燥機の
組込みを容易化できる。
請求項5の発明によれば、防水パンは洗濯機の下方だけ
ではなく、衣類乾燥機の下方にも配置されているので、
この防水パンの深さが浅くても大きな容量を確保できる
。そして、このように防水パンが浅いので、キャビネッ
ト本体内に洗濯機などを組込む際に防水パンの前縁が邪
魔となることが少なくなり、洗濯機などの組込みを容易
化できる。
請求項6の発明によれば、防水パンの排水トラツブは棚
の下方に設けられるので、このトラップに対して衣類乾
燥機や洗濯機からの排水ホースを関係付ける配管作業や
、排水トラップの掃除などメンテナンス作業など排水ト
ラップ回りの各種作業を、上記棚の下方空間を利用して
容易に行うことができる。
請求項7の発明によれば、収納箱の物入れ部に洗濯等に
使用する洗剤その他の各種の小物を収納して、小物を身
近に備え得るので、洗濯作業等を容易に行える。そして
、この収納箱の通路に排気ダクトを通したから、排気ダ
クトを収納箱で覆うことができ、キャビネット全体の外
観を良くできる。しかも、収納箱を衣類乾燥機側に立設
したから、この箱が洗濯作業に邪魔となることは極めて
少ない。
請求項8の発明によれば、給水栓をキャビネット本体外
に配設できるから、給水栓回りの作業空間が狭められる
ようなことが少なく、給水栓の操作性を向上できる。
請求項9の発明によれば、キャビネット本体の衣類乾燥
機を露出させる手段が窓孔であるので、衣類乾燥機を使
用する際に、キャビネット本体の前壁を開閉する必要力
ざなくなり、直接衣類乾燥機の扉を上記窓孔を通して開
閉できるから、作業性がよい。
請求項10の発明によれば、洗濯機や衣類乾燥機の動作
が開始されると、これらに電源が供給されたことを電流
センサーからの情報をもとに制御装置の排気制御部が検
出し、それに基づいて排気制御部は排気装置の排気動作
を開始させる。そのため、排気運転を自動化でき、排気
のし忘れを防止できる。
請求項11の発明によれば、衣類乾燥機側の雰囲気温度
を検出する温度センサーからの温度情報をもとに、制御
装置のセキュリティ制御部は、衣類乾燥機側の温度が設
定温度より高くなって所定の時間にわたって継続したと
きに、開閉器を開放させるとともに、報知器を動作させ
る。そのため、衣類乾燥機への電源の供給が遮断され、
その安全性を確保できるとともに、異常状態を報知器に
より知らせて、速やかなる回避措置を講じさせることが
できる。
請求項12の発明によれば、衣類乾燥機側の雰囲気温度
を検出する温度センサーからの温度情報をもとに、制御
装置のセキュリティ制御部は、衣類乾燥機側の温度が設
定温度より高い温度になったときに、補助排気装置を動
作させる。そのため、キャビネット本体内の空気が補助
排気装置により室内に排気される。したがって、屋外に
排気する排気装置が故障した場合や、屋外の強風により
排気装置が塞がれた場合などにおいても、一定期間キャ
ビネット本体内からの排気を継続できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図から第9図を参照して
説明する。
第1図〜第3図中1は横長な直方体形状に形成された木
製のキャビネット本体であり、この本体1内には互いに
横並びにして洗濯機2と衣類乾燥機3とが収納される。
洗濯機2は全自動式のもので、その上面に洗濯槽の上端
開口を開閉する開閉扉2a(第1図参照)を有している
。開閉扉2aはその後端を中心にして回動される。衣類
乾燥機3はその前面に乾燥ドラムの前面開口を開閉する
横開き式の開閉扉3a(第1図参照)を有している。
キャビネット本体1は、洗濯機2を収納する洗濯機収納
室5を有した第1ボックス6と、衣類乾燥機3を収納す
る衣類乾燥機収納室7を有した第2ボックス8とを備え
ている。
第1ボックス6は、区画壁としての一方の側壁11と、
他方の側壁12と、これら側壁11゜12の後端にわた
って連結された後壁13と、側壁11.12の前端にわ
たって設けられた前壁14と、側壁11.12と後壁1
3の上端にわたって設けられた天板15とを有している
側壁11.12の前端は、その下端部にわたって架設さ
れた下部横架材16で連結されているとともに、上端部
にわたって架設された上部横架材17で連結されている
。これら横架材16.17は側壁11.12に設けた四
部に嵌合されて、その前面は上記側壁11.12の前端
面と面一となっている。なお、上部横架材17は上記収
納室5内に洗濯機2を収めた後に、側壁11,1.2間
にわたってねし止めなどにより横架されるものである。
上記一方の側壁11は他方の側壁12よりも短いととも
に、その下部は、後部に切欠きを有していて、第5図に
示すように段付き形状をなしている。この側壁11の上
部には切欠き等からなる通し部18が形成されている。
また、上記両側壁11.12の内面には第4図および第
5図に示すように夫々ストッパ19が突設されている。
これらストッパ19は、上記収納室5内に収められる洗
濯機2の後面と係合して、この洗濯機2を位置決めする
上記前壁14は、ヒンジ20(第4図参照)を介して側
壁12の前縁に枢着されており、このヒンジ20を中心
にして必要により回動される扉として用いられる。この
前壁14の下縁と上記下部横架材16の上縁との間には
隙間Aが形成されている。
上記天板15は、その後縁を第5図に示すように後壁1
3の上縁にヒンジ21(第5図参照)を介して枢着され
ており、洗濯物を洗濯機2に出し入れする際にヒンジ2
1を中心にして回動される蓋として用いられる。この天
板15の前縁下面には、天板15と前壁14の上縁との
間の隙間を塞ぐ塞ぎ板22(第5図参照)が、天板15
の幅方向に延びて取付けられている。なお、天板15の
回動に伴う塞ぎ板22の移動が、前壁14の上端に干渉
しないように、前壁の上端は斜面で形成されている。
上記第2ボックス8は、区画壁としての一方の側壁25
と、他方の側壁26と、これら側壁25゜26の後端に
わたって連結された後壁27と、側壁25.26の前端
にわたって設けられた前壁28および補助前壁29と、
側壁25.26と後壁27の上端にわたって設けられた
天板30とを有して、第1ボックス6よりも横幅が少し
大きく形成されている。
側壁25.26の前端は、その下端部にわたって架設さ
れた下部横架材31で連結されている。
そして、天板30は固定されている。また、一方の側壁
25は上記側壁11と同一の構成であって、第6図に示
すようにその上部に通し部18が形成されているととも
に、下部は段付き形状をなしている。さらに、下部横架
材31の側壁25.26に対する取り付は構造も、上記
第1ボックス6の下部横架材16の取付は構造と同じで
ある。
上記前壁28は上記第1ボックス6の前壁14と同一で
ある。この前壁28は上記衣類乾燥機3の前面と対向し
て、この乾燥機3を必要により露出させる手段をなして
いる。つまり、第4図に示すように前壁28は、ヒンジ
32を介して側壁26の前縁部に枢着されており、この
ヒンジ32を中心にして必要により回動される扉となっ
ている。そのため、上記キャビネット本体1の両前壁1
4.28は補助前壁29を境にして左右対称であって、
観音開き状に開閉されるように設けられている。この前
壁28の下縁と下部横架材31の上縁との間には隙間B
が形成されている。
上記補助前壁29は、側壁25の前端面、および天板3
0の前縁部にその幅方向に延びて連結された塞ぎ板33
の前面に重なって、これらに固定され、それによって上
記両前壁14,28との間の隙間を塞いでいる。補助前
壁29は上記収納室7への衣類乾燥機3の収納後にねじ
止めなどにより取付けられる。なお、補助前壁29はヒ
ンジを介して側壁25の前縁に枢着して扉としてもよい
この補助前壁29と上記前壁28の下端縁と上記下部横
架材31の上端縁との間には隙間Bが形成されている。
上記第2ボックス8の両側壁25.26の下部には棚支
え35が相対向して突設されている。棚支え35は第2
ボックスの前後方向に延びて設けられているとともに、
その上部に第7図に示すように段状をなすガイド部36
を有している。これら棚支え35間には棚37が着脱可
能に支持されている。棚37はその幅方向両側縁を上記
ガイドi36に載置して、前後方向に摺動可能に設けら
れている。この棚37上には上記衣類乾燥機3がねじ止
めにより取付けられている。
上記両側壁25.26の内面には第4図および第6図に
示すように夫々ストッパ38が突設されている。これら
ストッパ38は、上記収納室7内に収められる衣類乾燥
機3または棚37の後端と係合して、これらを位置決め
する。
第6図および第7図に示すように棚37の前縁には目隠
し板39がヒンジ40を介して枢着されている。この目
隠し板39は常時は第6図に示すように下向きに位置さ
れていて、上記下部横架材31に接近している。それに
より、上記前壁28を開いた際に、棚37の下方空間が
視認することを妨げて、見栄えを良くしている。また、
目隠し板39はメンテナンスなど必要あるときは、回動
変位されて第7図に示すように棚37の上面に乗って上
向きに位置される。それにより、棚37の前縁と下部横
架材31との間を広く開放して、そこを通して棚37の
下方空間に手を差し入れ、後述する排水トラップに対す
る配管作業や掃除などの作業を容易化を実現している。
上記構成の第1ボックス6と第2ボックス8とは、その
区画壁としての側壁11.25を重ね合わせて、これら
を複数箇所で連結することによってキャビネット本体1
を形成している。上記連結構造の一例は第8図に示され
ており、両側壁12゜25を貫通するボルト41の先端
に袋ナツト42を螺合して、これらの締付けによって連
結している。したがって、本実施例の場合には、キャビ
ネット本体1の前壁14と後壁13とにわたって配置す
る上記区画壁は二重であり、それにより区画壁によるキ
ャビネット本体1の補強作用をより高めている。この組
立てにより、キャビネット設置面と側壁11.25の段
付き形状の下端との間には、側壁11.25を境にして
隣接した上記各収納室5,7相互を連通ずる通気部43
(第5図および第6図参照)が形成される。
キャビネット本体1の下端には、その各収納室5.7に
わたってこれらの下端開口を略塞ぐ大きさの横長な防水
パン45が配設されている。このような配置は、上記側
壁11.25の高さ寸法が側壁12.26よりも短いこ
とにより可能である。
この防水パン45が有する排水トラップ46は、上記収
納室7側において上記棚37に対向して配設されている
。このトラップ46には、第4図に示すように洗濯機2
から導かれた排水ホース48が接続されるとともに、衣
類乾燥機3から・導がれた排水ホース47が関連付けて
設けられる。なお、第4図中49は排水ホース47を通
すために上記棚37に設けられた孔、50は衣類乾燥機
3からの排熱を棚37の下方に逃がすための孔である。
上記衣類乾燥機3例の天板30には、その後部において
洗濯機2側から離れた隅部に位置して、背丈が高い木製
の収納箱55が立設されている。
収納箱55の取付けは、上記隅部上面に固定された金属
製の連結プレート61(第6図参照)に対してねじ止め
することでなされている。連結プレート61は図示しな
いが各種の逃げ部を有している。この収納箱55は・第
2図、第3図および第6図に示すように開閉可能な扉5
6で前面開口を塞がれた物入れ部57を前部に有すると
ともに、この物入れ部57の背面に通路58を有してい
る。
物入れ部57および通路58は上下方向に延びている。
物入れ部57の内部は着脱可能に付は変え得る複数の棚
板59で仕切られて、これらの棚板59上には洗濯およ
び乾燥に必要な洗剤や助剤などの小物が収納されるよう
になっている。しかも、最下部の物入れ空間57aには
、上記天板30に固定された水栓60が配置されている
。水栓60は湯水混合栓であり、その操作ノブは操作性
をより向上させるために前方に向けられている。この水
栓60の流出口に接続される配管(図示しない)は、上
記衣類乾燥機収納室7に導かれた後に、上記通し部18
を通って上記洗濯機収納室5に導かれて、洗濯機2に接
続される。
上記通路58の開放された背面は、このキャビネットが
設置される室の壁部C(第2図参照)で塞がれるように
なっている。この通路58には排気装置65の排気ダク
ト66が通されている。排気装置65は排気ダクト66
と、このダクト66の任意箇所例えば上部に取付けられ
た排気ファン67とを有している。排気ファン67には
建物側に既に設備されているものが利用され、その吸込
み側杆路に排気ダクト66が接続される。排気ダクト6
6の先端は上記壁部Cを貫通して屋外に臨んで開口され
ている。そして、排気ダクト66の下端は、キャビネッ
ト本体1の上記隅部に設けられた排気孔68(第1,2
図参照)に接続されている。
さらに、通路58内には補助排気装置71が収納されて
いる。この排気装置71は、キャビネット本体1の上記
隅部に設けられた補助排気孔72(第2図参照)に下端
が接続された補助排気ダクト73と、このダクト73の
任意箇所例えば上部に取付けられた補助排気ファン74
とを有している。排気ファン74と対向して上記収納箱
55のIIIW 55 aには、ルーバが嵌め込まれた
排気窓75が設けられている。
また、収納箱55の上記−側壁55a内面には、第2図
および第6図に示すように洗濯機用コンセント76と、
衣類乾燥機用コンセント77とが取付けられているとと
もに、制御装置78が取付けられている。なお、同図中
79は上記壁部Cに取付けられた壁側コンセントで、通
路58内に位置されている。さらに、上記衣類乾燥機収
納室7内には、この室内の温度を検出する温度センサー
80(第1図参照)か配設されている。
次に、以上の構成のキャビネットの組立てについて説明
する。
このキャビネットは、そのキャビネット本体1を第1、
第2のボックス6.8に分離するとともに、上記本体1
に対して収納箱55および防水パン46が夫々分離され
た状態で、設置すべき室内に持ち込まれる。以上のよう
に小さく別けて搬入するため、組立てられた状態で搬入
する場合に比較して、設置場所への搬入作業を容易に実
施できる。
キャビネット本体1の組立ては、各ボックス6゜8の区
画壁としての側壁11.25を合わせて、これ・らをボ
ルト41および袋ナツト42を用いて連結することで実
施できる。このようにして組立てられたキャビネット本
体1は、その幅方向中間部を重ね合わされた側壁11.
25で補強されるから、キャビネット本体1の剛性を高
めることができる。
このキャビネット本体1は、組立て前または後にその下
部を所定の設置箇所に載置された防止パン45に嵌合す
るようにして配設される。その状態で、各排気装置65
.71と水栓60などが取付けられるとともに、図示し
ない給水配管がキャビネット本体1の洗濯機収納室5内
に引き込まれる。次に、キャビネット本体1への洗濯機
2と衣類乾燥機3との組込みが実施される。これらの組
込みは、その差込みプラグ2b、3b(第9図参照)を
予め天板30の外に引出した状態で行われる。
洗濯機収納室5への洗濯機2の組込みは、第1ボックス
6の前壁14を開いた状態、または前壁14を取外すと
ともに、天板15を開いた状態にて、キャビネット本体
1の前側から防水パン45の前縁を乗り越えさせて実施
される。この場合、防水パン45は上記両室5,7にわ
たって設けられていることから、浅くても防止パン45
の容量を大きく確保できるので、防水パン45の前縁の
高さが小さく、これが邪魔になることが少ない。
よって、洗濯機2の組込み作業が容易である。この後に
は、予め外されている上部横架材17を第1ボックス6
の上部に横架固定する。したがって、この横架材17に
より第1ボックス6の上部の開きを防止でき、このボッ
クス6に必要とする強度を与えることができる。なお、
この後に必要により取外した前壁14の取付けがなされ
る。以上のようにして収納される洗濯機2に対しては、
その収納と途中又は収納後において、上記給水配管の接
続が上方からなされる。
衣類乾燥機収納室7への衣類乾燥機3の組込みは、第2
ボックス8の前壁28を開いた状態、または前壁28を
取外した状態で、第2ボックス8の前側から実施される
。つまり、第2ボックス8の外部において、衣類乾燥機
3の底部に対して棚37がねじ止めされる。次に、この
棚37とともに衣類乾燥機3を上記収納室7内に挿入し
、棚37の幅方向両側部を左右の棚支え35が有したガ
イド部36上に載置する。この状態における棚37はあ
たかも上記収納室7の前方に引き出されたように位置し
、第6図中2点鎖線で示される。
この後、棚37を後方に向けて上記棚支え35に摺動さ
せることによって、棚37および衣類乾燥機3を上記収
納室7内に組込む。以上のように棚37を用いて衣類乾
燥機3を組込むので、この乾燥機3の組込み作業を容易
に実施できる。この後には、予め外されている補助前壁
29を第2ボックス8に取付けるとともに、必要により
取外した前壁28の取付けがなされる。
次に、棚37の下方空間に導かれたから洗濯機2の排水
ホース48を、排水トラップ46に接続するとともに、
この排水トラップ46の近くに関連付けて上記衣類乾燥
機3から引き出された排水ホース47を配置する。これ
らの配管作業は、棚37を設けていることにより、その
下方に確保されている空間を利用して実施できるので、
作業性がよい。また、同様の理由により、排水トラップ
46回りの掃除も容易に行える。
その上、本実施例では、棚37に目隠し板39を設けで
あるので、前壁28を開いた際に、上記排水トラップ4
6回りが視認されることを防止できるので、体裁がよい
とともに、この目隠し板39は上方に変位させることが
できるから、上記掃除などを行う際に邪魔となることが
ない。
次に、キャビネット本体lに対して各排気装置65.7
1を接続する。最後に、収納箱5・5の内部に取付けら
れた制御装置78およびコンセント76.77と、壁側
コンセント79などに対する電気的接続を行った後に、
この収納箱55の通路58内に上記排気装置65.71
を収めるようにして、収納箱55を天板30の隅部に配
置し、この収納箱55を連結プレート61を介して天板
30に立設する。
以上の手順によりすべての組み立てが完了する。
そして、組み立てられたキャビネットによれば、各排気
装置65.71の全体または殆どが背丈の高い収納箱5
5でカバーされるから、キャビネット全体の外観をよく
できる。
以上のようにして組立てられたキャビネットは、そのキ
ャビネット本体1の背丈が低いので、この本体1の天板
15,30を置き面として利用できる。これとともに、
洗濯機2の上方に衣類乾燥機3が配置されないから、洗
濯機2の上方空間が衣類乾燥機3で制約されることがな
い。そのため、天板15を開放することにより、洗濯機
2の上方に広い作業空間を確保でき、洗濯機2に対する
洗濯物などの出入れを容易化できる。
その上、洗濯に必要な小物は、洗濯機2の近くにある収
納箱55内に収納されているとともに、この収納箱55
はキャビネット本体1の外にあって、その奥行きが小さ
いから、容易に洗濯作業を実施できる。加えて、洗濯の
初めと終りに開閉される水栓60を、収納箱55の下部
に配設したから、この水栓60の作業空間をキャビネッ
ト本体1に邪魔されることなく広く確保できるので、そ
の操作も容易に行える。
次に、第9図の電気回路について説明する。上記コンセ
ント76には洗濯機2から導かれる差し込みプラグ2b
が差込み接続されるとともに、他方のコンセント77に
は衣類乾燥機3から導かれる差込みプラグ3bが差込み
接続される。上記制御装置78は一対の電流センサー8
1.82と、排気制御部83とを有している。一方の電
流センサー81は上記洗濯機側コンセント76に接続さ
れた電源供給ラインに取付けられ、このラインに流れる
電流を検出する。同様に他方の電流センサー82は、上
記衣類乾燥機側コンセント77に接続された電源供給ラ
インに取付けられ、このラインに流れる電流を検出する
。上記排気制御部83は図示しない電流値設定回路およ
び検出回路と、この検出回路の出力によって励磁動作す
るリレー84を有している。上記検出回路には上記各セ
ンサー81.82からの出力が入力され、この入力が上
記電流値設定回路で定めた値を越えか否かを判定する。
そして、その判定か成立したときに、上記検出回路は上
記リレー84を励磁させるようになっている。リレー8
4のリレースイッチ84aは上記排気ファン67への電
源供給ラインに挿入されている。
また、制御装置78は、上記衣類乾燥機側コンセント7
7に接続された電源供給ラインに挿入された常閉の開閉
器85と、報知器例えばブザ86と、リセットスイッチ
87と、セキュリティ制御部88とを有している。セキ
ュリティ制御部88には上記温度センサ80の出力端が
接続されている。このセキュリティ制御部88は、図示
しない第1温度値設定回路および第1検出回路を有して
いる。上記検出回路には温度センサー80からの出力が
入力され、この入力(温度情報)が第1温度値設定回路
で定めた値(設定温度)を越えて、それか所定の時間に
わたって連続するか否かを上記第1検出回路は判定する
。そして、その判定が成立した(つまり、設定温度より
高い温度が所定時間以上継続した)ときに、上記第1検
出回路は、上記開閉器85を開放させるとともに、ブザ
ー86を鳴動させるようになっている。なお、上記リセ
ットスイッチ87は、これを閉じることにより、上記セ
キュリティ制御部88により実行された全ての動作を停
止させるために使用される。
勿論、このスイッチ87は上記収納箱55対してその外
部から操作可能な位置に設けられる。さらに、セキュリ
ティ制御部88は、図示しない第2温度値設定回路およ
び第2検出回路と、この第2検出回路の出力によって励
磁動作するリレー89を有している。上記第2検出回路
にも温度センサー80からの出力が入力され、この入力
(温度情報)が第2温度値設定回路で定めた値(設定温
庶出あって、それは上記第1温度値設定回路の設定温度
よりも高い。)を越えたか否かを上記第1検出回路は判
定する。そして、その判定が成立した(つまり、上記収
納室7内の温度が設定温度以上になった)ときに、上記
第2検出回路の出力によってリレー89を励磁動作させ
るようになっている。リレー89のリレースイッチ89
aは上記補助排気ファン74への電源供給ラインに挿入
されている。
以上のような回路構成を備えているから、洗濯時および
衣類乾燥時に発生する湿気および排熱を、自動的に室外
に排出できる。つまり、洗濯機2を運転した場合には、
これへの電源供給が電流センサー81および排気制御部
83により検出される。
また、衣類乾燥機3を運転した場合にも、これへの電源
供給が電流センサー82および排気制御部82により検
出される。この検出により、排気制御部83はリレー8
4を励磁するから、リレースイッチ84aが閉じて排気
ファン67への電源供給がなされ、排気装置65の排気
運転か自動的に開始される。したがって、特別に排気運
転を開始させる操作を不要とできるので、操作上便利で
あるとともに、排気忘れがなくなり、確実に排気できる
以上のようにして排気が開始されると、衣類乾燥機収納
室7内の空気が屋外に排気されるとともに、この収納室
7に対しては通気部43を通して洗濯機収納室5内およ
び隙間Bを通して空気が補給され、かつそれに伴って洗
濯機収納室5には隙間Aを通して空気が補給される。し
たがって、結局のところキャビネット本体1内の湿気お
よび排熱が屋外に排気される。
この屋外への排気により、室内環境を快適に維持できる
とともに、キャビネット本体1内の環境悪化を防止して
、洗濯機2への湿気による悪影響を少なくできる。しか
も、湿気および熱は衣類乾燥機3で主として発生するか
、この乾燥機3側から排気するために、衣類乾燥機3か
ら出る湿気および熱を効果的に排出できる。その上、側
壁1125によりキャビネット本体1内が仕切られてい
るため、衣類乾燥機3から出る湿気が隣接する洗濯機収
納室5に拡散することを少なくできるので、より一層の
こと洗濯機2への湿気による悪影響を少なくできる。
また、排気装置65に排気異常を生じて、衣類乾燥機3
を収納した上記収納室7内の温度が上昇して、それが設
定温度より高くなった場合には、制御装置78のセキュ
リティ制御部88により、リレースイッチ89aが閉じ
られて補助排気装置71が動作される。そのため、上記
収納室7内の空気が室内に排気される。したがって、排
気異常に拘らず、上記収納室7内からの排気動作を継続
させることができる。このため、排気装置65への風の
吹き込みなどで一定期間の問屋外への排気が停止しても
、キャビネット本体1内の環境が悪化することを防止で
きる。
しかも、上記収納室7内の温度が上昇して、それが設定
温度より高くなった状態が、所定時間以上継続するよう
になった場合には、制御装置78のセキュリティ制御部
88により、開閉器85が開かれるから、熱源である衣
類乾燥機3の運転が自動的に停止し、その安全が確保さ
れる。同時に、セキュリティ制御部88によりブザー8
6が鳴動され、異常状態を報知する。
第10図は本発明の他の実施例を示す。なお、この実施
例は、以下説明する点以外の構成は図示しない点を含め
て上記一実施例と同じであるから、同一の構成について
はその説明を作用とともに省略する。
第10図の実施例においては、洗濯機2への電源供給ラ
インに常閉の開閉器91を挿入しであるとともに、排気
制御部83および補助排気ファン74への電源供給ライ
ンにも夫々常閉の開閉器92および93を挿入し、これ
ら開閉器91〜93をセキュリティ制御部88で制御し
ている。
この制御は衣類乾燥機3の電源供給ラインに挿入された
開閉器85に対する制御と同じであり、したかって、衣
類乾燥機収納室7内の温度か上昇して、それが第2温度
値設定回路の設定温度より高くなった場合には、すべて
の機器の動作を停止させることができるので、安全性を
より向上できる。
第11図は本発明のさらに他の実施例を示す。
なお、この実施例は、以下説明する点以外の構成は図示
しない点を含めて上記一実施例と同じであるから、同一
の構成についてはその説明を作用とともに省略する。
第11図の実施例においては、上記一実施例の収納箱は
省略してあり、図示しない各排気装置はキャビネット本
体1の後面または側面に設けられる。また、衣類乾燥機
3の前面と対向して、この乾燥機3を露出させる手段は
、前壁28に設けた窓孔95て形成されている。この窓
孔95は、衣類乾燥機3の開閉扉3aを通過させる大き
さである。
したがって、この実施例では、衣類乾燥機3に衣類を出
し入れする場合に、キャビネット本体1の前壁28を開
閉する手間を不要とできるから、使い勝手を向上できる
なお、本発明は上記各実施例に制約されない。
例えば、キャビネット本体は区画壁を備えなくてもよい
とともに、単一の箱で形成してもよい。さらに、区画壁
を備える場合、この壁は一枚であってもよい。また、報
知器には表示により報知をするもの使用してもよい。
[発明の効果] 本発明は以上説明した通り構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
請求項1のキャビネットにおいては、横長のキャビネッ
ト本体内に洗濯機および衣類乾燥機を横並びに収納した
から、上記本体の天板を置き面として利用できるととも
に、上記横並びの配置により洗濯機の上方に広い作業空
間を確保して、洗濯操作を容易化でき、また、排気を衣
類乾燥機側から行うので、衣類乾燥機からの排湿および
排熱が効果的で、洗濯機への湿気の影響を少なくできる
請求項2のキャビネットにおいては、キャビネット本体
に、区画壁と、この区画壁を境にして隣接する洗濯機収
納室と衣類乾燥機収納室とを連通する通気部とを設けた
から、衣類乾燥機からの排湿および排熱性能をより向上
できるとともに、キャビネット本体の強度を高めること
ができる。
請求項3のキャビネットにおいては、キャビネット本体
を、洗濯機収納室を有する第1ボックスと、乾燥機収納
室を有する第2ボックスとを、互いの区画壁同志を合わ
せて着脱可能に連結する構成としたから、両ボックスが
互いに分離された状態で室内などへ搬入できるから、そ
の作業性を向上できる。
請求項4のキャビネットにおいては、衣類乾燥機を間に
置いて配置された上記区画壁と他側壁の各内面に前後方
向に延びる棚支えを夫々突設し、これら両棚支えにわた
って前後方向に摺動可能に載置される着脱可能な棚を配
置し、この棚と衣類乾燥機の底部とを連結したから、衣
類乾燥機を連結した棚を棚支えにスライドさせながら、
衣類乾燥機収納室に衣類乾燥機を容易に組込むことがで
きる。
請求項5のキャビネットにおいては、上記キャビネット
本体の底部に、上記洗濯機および乾燥機の下方にわたる
単一の防水パンを配置したから、防水パンが浅くてもそ
の容量を大きく確保できるとともに、洗濯機などの組込
みに防水パンが邪魔となることが少なくなって、洗濯機
などの組込みを容易化できる。
請求項6のキャビネットにおいては、上記防水パンの排
水トラップを、上記衣類乾燥機側において棚の下方に配
設したから、棚の下方空間を利用して排水トラップに対
する配管や掃除など排水トラップ回りの各種作業を容易
に行うことができる。
請求項7のキャビネットにおいては、上記キャビネット
本体の上記衣類乾燥機側の天板に上下方向に延びるとと
もに、その上下方向の物入れ部に隣接する上下方向の通
路を有した収納箱を立設し、上記通路に排気ダクトを通
したから、洗濯なとに必要とする小物などを身近に備え
て、洗濯なとの作業性を向上できるとともに、収納箱で
排気ダクトをカバーしてその視認を防止し、外観を向上
できる。
請求項8のキャビネットにおいては、上記物入れ部の下
部に給水栓を配設できるから、キャビネット本体に邪魔
されることなく給水栓を操作でき、その操作性を向上で
きる。
請求項9のキャビネットにおいては、衣類乾燥機を露出
させる手段を、上記衣類乾燥機の前面に対向して開閉自
在に設けられたキャビネット本体の前壁に形成された窓
孔で形成したから、キャビネット本体の前壁を開閉する
ことなく、窓孔を通して直接衣類乾燥機の扉を開閉でき
、衣類乾燥機の操作性を向上できる。
請求項10のキャビネットにおいては、上記洗濯機およ
び衣類乾燥機への電源供給ラインに夫々電流センサーを
設け、これらセンサーからの出力に基づいて排気装置の
動作を制御する排気制御部を有した制御装置を備えるか
ら、洗濯機などへの通電に基づいて排気装置を自動運転
することができ、取扱いの手間が少なく便利であるとと
もに、排気装置の運転し忘れがなく、確実に排気させる
ことができる。
請求項11のキャビネットにおいては、上記キャビネッ
ト本体の上記衣類乾燥機側に配設された温度センサーと
、上記衣類乾燥機への電源供給ラインに設けられた常閉
の開閉器と、報知器と、上記キャビネット本体内の上記
衣類乾燥機側温度が、設定温度より高くなって所定の時
間にわたって連続したときに、上記温度センサーの出力
に基づいて上記開閉器を開くともに、上記報知器を動作
させるセキュリティ制御部を有した制御装置とを具備す
るから、キャビネット本体の衣類乾燥機側温度が異常状
態になったときに、衣類乾燥機の運転を停止して、その
安全性を確保できるとともに、報知器により、その異常
を知らせることができる。
請求項12のキャビネットにおいては、上記キャビネッ
ト本体内の空気をこのキャビネット本体が設置された室
内に排気する補助排気装置と、上記キャビネット本体の
上記衣類乾燥機側に配設された温度センサーと、上記キ
ャビネット本体内の上記衣類乾燥機側温度が、設定温度
より高くなったときに、上記温度センサーに基づいて上
記補助排気装置を動作させるセキュリティ制御部を有し
た制御装置とを具備するから、屋外への排気ができなく
なってキャビネット本体の温度が異常に上がった場合に
、補助排気装置を自動運転させてキャビネット本体内の
空気を室内に排気し、ある程度の期間はキャビネット本
体内の状態を適正に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図は本発明の一実施例を示し、第1図は
キャビネット全体を示す概略的な縦断正面図、 第2図はキャビネット全体の斜視図、 第3図はキャビネット全体の正面図、 第4図は天板を除去して示すキャビネット本体の平面図
、 第5図は第4図中■−v線に沿うキャビネット全体の縦
断側面図、 第6図は第4図中Vl−Vl線に沿うキャビネット全体
の縦断側面図、 第7図は棚支えおよびこれから分離された棚とを示す斜
視図、 第8図は区画壁相互の連結構造を示す断面図、第9図は
電気回路図である。 第10図は本発明の他の実施例に係る電気回路図である
。 第11図は本発明のさらに他の実施例に係るキャビネッ
ト全体の斜視図である。 1・・・キャビネット本体、2・・・洗濯機、3・・衣
類乾燥機、5・・・洗濯機収納室、6・・・第1ボック
ス、7、・・衣類乾燥機収納室、8・・・第2ボックス
、11゜25・・・側壁(区画壁)、13.27・・・
後壁、14゜26・・・側壁、15.30・・・天板、
35・・・棚支え、37・・・棚、45・・・防水パン
、46・・・排水トラップ、55・・・収納箱、57・
・・物入れ部、58・・・通路、60・・・水栓、65
・・・排気装置、66・・・排気ダクト、71・・・補
助排気装置、78・・・制御装置、8o・・・温度セン
サ、81.82川電流センサー 83・・・排気制御部
、85・・・開閉器、86・・・ブザー(報知器)、8
7・・・セキュリティ制御部。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦 JI4図 第5図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、洗濯機および衣類乾燥機を収納するキャビネットに
    おいて、 上記洗濯機および衣類乾燥機を横並びに収納し、上記洗
    濯機の上方に対向する開閉自在な天板を有するとともに
    、上記衣類乾燥機の前面に対向してこの乾燥機を露出さ
    せる手段を有した横長のキャビネット本体と、このキャ
    ビネット本体の上記衣類乾燥機側に設けられた排気口と
    を具備したキャビネット。 2、上記キャビネット本体は、上記洗濯機と衣類乾燥機
    との間に位置して、上記キャビネット本体の前壁および
    後壁にわたって配置された区画壁を有し、この区画壁を
    境にして上記キャビネット本体内に形成された洗濯機収
    納室と衣類乾燥機収納室との境界部分に、上記両室を連
    通する通気部を設けてなる請求項1記載のキャビネット
    。 3、上記キャビネット本体は、上記洗濯機収納室を有す
    るとともに一側壁が上記区画壁で形成された第1ボック
    スと、上記乾燥機収納室を有するとともに一側壁が上記
    区画壁で形成された第2ボックスとを備え、これら両室
    の区画壁同志を、互いに合わせて着脱可能に連結してな
    る請求項2記載のキャビネット。 4、上記衣類乾燥機を間に置いて配置された上記区画壁
    と他側壁の各内面に前後方向に延びる棚支えを夫々突設
    し、これら両棚支えにわたって前後方向に摺動可能に載
    置される着脱可能な棚を配置し、この棚と上記衣類乾燥
    機の底部とを連結してなる請求項2又は3記載のキャビ
    ネット。 5、上記キャビネット本体の底部に、上記洗濯機および
    衣類乾燥機の下方にわたる単一の防水パンを配置してな
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャビネット。 6、洗濯機および衣類乾燥機を収納するキャビネットに
    おいて、 上記洗濯機および衣類乾燥機を横並びに収納し、上記洗
    濯機の上方に対向する開閉自在な天板を有するとともに
    、上記衣類乾燥機の前面に対向してこの乾燥機を露出さ
    せる手段を有した横長のキャビネット本体と、 上記洗濯機と衣類乾燥機との間に位置して、上記キャビ
    ネット本体の前壁および後壁にわたって配置され、互い
    に横並びに隣接する洗濯機収納室と衣類乾燥機収納室と
    を上記キャビネット本体内に区画する区画壁と、 上記両室との境界部分に設けられた通気部と、上記衣類
    乾燥機を間に置いて配置された上記区画壁と他側壁の各
    内面に夫々突設された前後方向に延びる棚支えと、 これら両棚板支えにわたって載置された棚と、このキャ
    ビネット本体の上記衣類乾燥機側に設けられた排気口と
    、 上記キャビネット本体の底部に、上記洗濯機および衣類
    乾燥機の下方にわたって配置されるとともに、上記棚の
    下方に位置して設けられた排水トラップを有した単一の
    防水パンとを具備したキャビネット。 7、上記キャビネット本体の上記衣類乾燥機側に上下方
    向に延びるとともに、その上下方向の物入れ部に隣接す
    る上下方向の通路を有した収納箱を立設し、上記通路に
    排気ダクトを通してなる請求項1〜6のいずれか1項に
    記載のキャビネット。 8、上記物入れ部の下部に給水栓を配設する空間を有し
    てなる請求項7記載のキャビネット。 9、上記手段が、上記衣類乾燥機の前面に対向して開閉
    自在に設けられた前壁に形成された窓孔である請求項1
    記載のキャビネット。 10、洗濯機および衣類乾燥機を収納するキャビネット
    において、 上記洗濯機および衣類乾燥機を横並びに収納し、上記洗
    濯機の上方に対向する開閉自在な天板を有するとともに
    、上記衣類乾燥機の前面に対向してこの乾燥機を露出さ
    せる手段を有した横長のキャビネット本体と、 このキャビネット本体の上記衣類乾燥機側に設けられ排
    気装置が接続される排気口と、 上記洗濯機および衣類乾燥機への電源供給ラインに夫々
    設けられた電流センサーと、 これらセンサーからの出力に基づいて電源供給を検出し
    たときに上記排気装置の動作を開始させる排気制御部を
    有した制御装置とを具備したキャビネット。 11、洗濯機および衣類乾燥機を収納するキャビネット
    において、 上記洗濯機および衣類乾燥機を横並びに収納し、上記洗
    濯機の上方に対向する開閉自在な天板を有するとともに
    、上記衣類乾燥機の前面に対向してこの乾燥機を露出さ
    せる手段を有した横長のキャビネット本体と、 このキャビネット本体の上記衣類乾燥機側に設けられた
    排気口と、 上記キャビネット本体の上記衣類乾燥機側に配設された
    温度センサーと、 上記衣類乾燥機への電源供給ラインに設けられた常閉の
    開閉器と、 報知器と、 上記キャビネット本体内の上記衣類乾燥機側温度が、設
    定温度より高くなって所定の時間にわたって連続したと
    きに、上記温度センサーの出力に基づいて上記開閉器を
    開くともに、上記報知器を動作させるセキュリティ制御
    部を有した制御装置とを具備したキャビネット。 12、洗濯機および衣類乾燥機を収納するキャビネット
    において、 上記洗濯機および衣類乾燥機を横並びに収納し、上記洗
    濯機の上方に対向する開閉自在な天板を有するとともに
    、上記衣類乾燥機の前面に対向してこの乾燥機を露出さ
    せる手段を有した横長のキャビネット本体と、 このキャビネット本体の上記衣類乾燥機側に設けられた
    排気口と、 上記キャビネット本体内の空気をこのキャビネット本体
    が設置された室内に排気する補助排気装置と、 上記キャビネット本体の上記衣類乾燥機側に配設された
    温度センサーと、 上記キャビネット本体内の上記衣類乾燥機側温度が、設
    定温度より高くなったときに、上記温度センサーの出力
    に基づいて上記補助排気装置の動作を開始させるセキュ
    リティ制御部を有した制御装置とを具備したキャビネッ
    ト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003079449A (ja) * 2001-09-11 2003-03-18 Itoki Crebio Corp 収納キャビネット
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