JPH046166A - 高靭性セラミックスの製造方法 - Google Patents

高靭性セラミックスの製造方法

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JPH046166A
JPH046166A JP2107652A JP10765290A JPH046166A JP H046166 A JPH046166 A JP H046166A JP 2107652 A JP2107652 A JP 2107652A JP 10765290 A JP10765290 A JP 10765290A JP H046166 A JPH046166 A JP H046166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
doctor blade
raw material
ceramics
sheet
sintered body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2107652A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Mori
一剛 森
Hiroichi Yamamoto
博一 山本
Takehiko Hirata
武彦 平田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH046166A publication Critical patent/JPH046166A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はウィスカーを複合化した高靭性セラミックスの
製造方法に関する。
〈従来の技術〉 従来より、高靭性セラミックスの製造方法として、ウィ
スカーを複合化する方法が試みられている。
その−例として加圧成形方法がある。例えば窒化けい素
と、焼結助剤としての酸化イツトリウム、酸化アルミニ
ウム及びウィスカーを湿式で混合した後、スプレードラ
イヤーを用いて乾燥すると同時に球状に造粒し、加圧成
形用粉体を得ている。
次に、この得られた加圧成形用粉体を、加圧成形により
形状を付与した後、CIP (冷間静水圧加圧)法によ
り、圧密した後、焼結を行ってセラミックス焼結体を得
ている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前述したような加圧成形法を用いてウィ
スカーを複合化した焼結体は、ウィスカーを複合化して
いない焼結体に比べ、破壊靭性値の向上が小さいという
問題がある。
本発明は以上述べた事情に鑑み、ウィスカーを複合化し
た高靭性セラミックスの製造方法を提供することを目的
とする。
く課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するための本発明に係る高靭性セラミッ
クスの製造方法の構成は、セラミックス原料に、ウィス
カー原料を添加してなる混合物を、繊維セラミックスを
配向させつつシート状の薄肉シート体に成形し、得られ
たシート体を複数積層した後、焼結することを特徴とす
る。
息下、本発明の詳細な説明する。
ここで、本発明でセラミックス原料とは、例えばS i
、N4. Y2O,p At’20. 、 ZrO3等
のうちから一種又は281以上を適宜配合してなるもの
をいい、特にSi3N4を主成分とする窒化けい素原料
を用いるのが好適である。
また、本発明で繊維セラミックスとは、短繊維状のウィ
スカーを挙げることができ、特に炭化けい素ウィスカー
を用いるのが好適である。
本発明で高靭性セラミックスを製造するに際し、繊維セ
ラミックスを配向させつつシート状の薄肉シート体を成
形するとは、繊維セラミックスをランダムに配向させる
のとは異なり、ある一定方向に配向性を有する様にする
ことをいい、例えばドクターブレード法(ナイフの刃状
のドクターブレードを用いて引き伸す方法)を用いるこ
とにより行うことができる。
具体的には、第1図に示すように原料粉体を含有するス
ラリー10を、ドクターブレード11を用いて、例えば
ガラス板等の平滑な基盤12を覆っているポリエステル
製フィルム13の上にシート状に引き伸し、乾燥固化し
て成形する方法をいう。この際、原料スラリー中に含ま
れる繊維セラミックスは、ドクターブレード11による
展開時にせん断を受けろため、ドクターブレードの移動
方向Zに方向性をもって平行に配向することとなる。
これにより得られたシート体を複数枚積層させ、得られ
た積層体を焼結することによって、破壊靭性値曲げ強度
等の高い高靭性のセラミックスを得ることができる。
く実 施 例〉 以下、本発明の好適な一実施例を説明する。
窒化けい素原料として、S i3N 90重量部。
Y2O,7,14重量部、 Al2O,2,86重量部
のセラミックス原料に、1重量部のポリエチレンイミン
系分散剤、20重量部のポリビニルブチラール、55重
量部のエタノールを調合した。この窒化けい素原料をミ
ルペースとし、ボールミルを用いて192時間混合して
、窒化けい素原料を均一に混合した窒化けい素原料スラ
リーを得た。
次に、窒化けい素90重量部、炭化けい素ウィスカー1
0重量部の割合になるように、炭化けい素ウィスカーを
窒化けい素原料スラリーに添加し、48時間ボールミル
を用いて混合し、ドクターブレード用原料スラリーを得
た。
得られたドクターブレード用原料スラリーを、ロータリ
ーエバポレータを用いて真空脱泡した後、2時間熟成後
、ガラス基盤上に設けたシリコン処理を施したポリエス
テルフィルム上に移し、0.3IIllIの厚さにドク
ターブレードを用いて薄肉シート状に展開し、得られた
シート体の乾燥を行った。乾燥後、フィルム上からシー
ト体を剥がし、同様にして得られた20枚のシート体を
積層させ、温度120℃、圧力1 o o kg7cr
iで加熱圧着した。
次いで得られた加熱圧着体の脱脂処理を行った後、窒素
雰囲気焼結炉に入れて、窒素雰囲気圧力6kgf/c+
jのもとに、昇温速度5℃/1nのもとて所定焼結温度
まで昇温し、所定焼結温度において4時間保持した後、
5℃/m i nの降温速度で降温し、冷却をしてドク
ターブレード法によるセラミックス焼結体を得た。
一方、比較例として、バインダーとしてポリビニルブチ
ラールを除く以外は上記実施例と同様にして原料スラリ
ーを得た後、乾燥し、粉砕して粉末を得た後、加圧成形
、CIP処理により成形体を得た。得られた成形体を、
同様の焼結を行い、加圧成形法によるセラミックス焼結
体を得た。
これら得られたセラミックス焼結体のサンプルを、3 
am X 4 am X 40 mの大きさに切断加工
し、強度試験片とした。
強度試験はJIS R1601に従い、4点曲げ試験と
して実施した。
また、セラミックス焼結体のサンプルを、3 ma X
 4 wa X 20 mに切り出し、20111mの
辺の中心に、0.2sm幅のノツチを入れて、4点曲げ
強度試験を実施し、曲げ強度とノツチ形状から破壊靭性
値を算出した。
一方、ドクターブレード法及び加圧成形法の成形サンプ
ルの底面をX線回折法により測定し、β−3iCのピー
クを検出した。SiCウィスカーの結晶形はβ−3iC
であり、ウィスカーの成長方法は<111>である。(
111)面と(220)面は直交するために、ウィスカ
ーがサンプルの底面に平行に配向しているほど■2□。
”111は大きな値になると考えられる。
測定の結果、ドクターブレード法による焼結体は、I2
2゜/I1.lが1.5であるのに対し、加圧成形法の
焼結体は12□/11□、が0.5であった。
これによりドクターブレード法によるヴイスカーの配向
が確認された。
次に、焼結温度と焼結体の密度との関係を第2図を参照
して説明する。同図中、横軸は焼結温度1)を、縦軸は
焼結体の密度(g/cj)を各々示し、O印はドクター
ブレード法による焼結体(以下同じ)、◇印は加圧成形
による焼結体(以下同じ)を示す。
このサンプルの原料配合による理論密度は3.25g/
c++?であり、両者ともに焼結温度1900℃では、
3.2g/c++r以上となっており、密度の高い焼結
体が得られている。
しかしながら、両者は上述したようにウィスカーの配向
度に差があり、焼結性は異なっているため、配向度の小
さい加圧成形によるものが、より低温度で高密度となり
焼結性は良好である乙とが判る。
第3図に焼結温度と4点曲げ強度との関係を示す。同図
中、横軸は焼結温度(℃)を、縦軸は4点曲げ強度(k
g f / n+m2)を各々示している。第3図に示
すように、強度はドクターブレード法の焼結体が190
0℃において、加圧成形法の場合は1800℃において
各々最大の値を示すが、両者共に大差(才ない。
第4図に焼結温度と破壊靭性値との関係を示す。同図中
横軸は焼結温度(℃)、縦軸は破壊靭性値(kg f 
/ m”)を示す。第4図に示すように、ドクターブレ
ード法の焼結体は1900℃まで焼結温度の上昇と共に
上昇し、1900℃においては27 kg f / w
ra””の破壊靭性値を示す。一方、加圧成形法の焼結
体では、焼結温度が1750℃から1900℃までにお
いて20〜22 kg f / m  の破壊靭性値を
示す。
よって、両者を焼結温度1900℃における破壊靭性値
で比較すると、ドクターブレード法による焼結体の法が
加圧成形法による場合に比べて約1.4倍の値を示して
いる。これにより、ドクターブレード法により得られた
焼結体は、ウィスカーの配向を有するため破壊靭性値向
上に有効であることが判る。
〈発明の効果〉 す上、実施例と共に詳しく説明したように、本発明によ
れば、例えばウィスカー等の繊維セラミックスを配向さ
せつつシート状に成形したものを8I暦させた後焼結し
て、ウィスカーを一方向に配向させることにより、破壊
靭性値が向上した焼結セラミックスを得ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する説明図、第2図は焼結温
度と焼結体の密度との関係を示すグラフ、第3図は焼結
温度と4点曲げ強度との関係を示すグラフ、第4図は焼
結温度と破壊靭性値との関係を示すグラフである。 図 面 中、 10はスラリー 11はドクターブレード、 12は基盤、 13はフィルムである。 第 図 (b) 燃結温度(0c) O:ドクターブレード法 ◇:加圧成形法 第2図 燃結温度(0C)と燃結体の密度(g/cm )との関
係+700 旧○0 185゜ +900 だ起語温度(0C) O:ドクタ ブレード法 ◇:加圧成形法 第4図 燃結温度(0C)と破壊靭性値(kgf/mm  )と
の関係+700 旧oO 185゜ 90Q 燃結温度(0C) O:ドクターブレ ド法 ◇:加圧成形法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  セラミックス原料に、ウィスカー原料を添加してなる
    混合物を、繊維セラミックスを配向させつつシート状の
    薄肉シート体に成形し、得られたシート体を複数積層し
    た後、焼結することを特徴とする高靭性セラミックスの
    製造方法。
JP2107652A 1990-04-25 1990-04-25 高靭性セラミックスの製造方法 Pending JPH046166A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111072368A (zh) * 2019-12-24 2020-04-28 江苏省陶瓷研究所有限公司 一种具有层状结构的多孔陶瓷纤维膜及其制备方法
CN115784751A (zh) * 2022-12-05 2023-03-14 北京理工大学 一种基于激光刻蚀技术实现高韧性陶瓷制备的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111072368B (zh) * 2019-12-24 2021-12-28 江苏省陶瓷研究所有限公司 一种具有层状结构的多孔陶瓷纤维膜及其制备方法
CN115784751A (zh) * 2022-12-05 2023-03-14 北京理工大学 一种基于激光刻蚀技术实现高韧性陶瓷制备的方法
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