JPH0461629A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、光デイスク装置などの光学式記録再生装置
に使用する光ピックアップ装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来のこの種の装置としては第８図、第９図に示すもの
があった。

第８図は従来の光ピックアップ装置のアクチュエータ部
の構成を示す切欠斜視図であり、第９図はその断面斜視
図である。

図において（１）はレーザ光源（図示せず）よりのレー
ザ光を集光するための対物レンズ、（２）は前記対物レ
ンズ（１）を装着するレンズホルダ、（３）は前記レン
ズホルダ（２）に巻き付けられたフォーカス制御用コイ
ル、（４）は前記レンズホルダ（２）の一端に設けられ
たトラック制御用コイル、（５）は各制御用コイル（３
）、（４）に磁界を与えるフォーカス・トラック制御用
永久磁石、（６）は前記レンズホルダ（２）と一体に形
成されている複数個の支持片、（７）は一端を前記レン
ズホルダ（２）に設けられた支持片（６）に固定され、
前記レンズホルダ（２）を支持するための複数本の線状
弾性支持部材、（８）は前記線状弾性支持部材（７）の
他端を固定している固定部材、（９）はプリント基板、
（１０）は前記永久磁石（５）、固定部材（８）、プリ
ント基板（９）を取付けているプレート、（１１）は前
記プレート（１０）に取付けられている板バネ、（１２
）は前記板バネ（１１）をプレート（１０）に取付ける
ためのネジ、（１３）はレーザ光源からのレーザ光を出
射するための窓（図示せず）を有するピックアップベー
ス、（１４＞はピックアップベース（１３）に設けられ
、前記板バネ（１２）を取付けるための凹部、（１５）
はピックアップベース（１３）にプレート（１０）を取
付けるためのネジ、（１６）は前記線状弾性支持部材（
３）との係合を中断するためのダンパ部材、（１７）は
前記線状弾性支持部材（３）の一端をレンズホルダ（２
）の支持片（６）に固着する半田等の固着剤、（１８）
はピックアップベース（１３）とプレート（１０）とを
固着するための接着剤等の固着剤、（１９）はピックア
ップ装置全体を保護するための外箱である。

尚、前記プレート（１０）のピックアップベース（１３
）に接触する部分は第９図の如く球面状になっており、
この球面部とピッアップベース（１３）との間に固着剤
（１８）が充填されている。

次、に作用について説明する。

ピックアップベース（１３）の窓を通して出射されたレ
ーザ光は対物レンズ（１）により集光され出射されて光
ディスク等の光記録媒体（図示せず）に照射される。そ
してこの照射されたレーザ光は光記録媒体にて反射され
、その反射光が再び対物レンズ（１）を通して出射され
る。ここで前記対物レンズ（１）が装着されたレンズホ
ルダ（２）はフォーカス制御用コイル（３）及びトラッ
ク制御用コイル（４）に電流を流すことによって、フォ
ーカス方向及びトラック方向への移動が可能となる。

従ってこれによりレンズホルダ（２）に取付けられた対
物レンズ（１）がフォーカス方向、トラック方向に移動
可能となり、前記光記録媒体の所望のトラック位置にレ
ーザ光の焦点を合わせて光ビームを正確に集光させ、そ
の反射光の変化により記録媒体に記録された情報の読み
出しを連続して行なう。

一方、レンズホルダ（２）における対物レンズ（１）の
取り付は面（図示せず）やプレーヤ取り付は面（図示せ
ず）などの精度のばらつきによって光記録媒体に対する
対物レンズ（１）の光軸、即ち対物レンズ（１）からの
出射光と光記録媒体との交差角が傾いてしまうことが応
々にして生ずる。

そのため、高速で回転する光記録媒体の面上の信号部に
光束を正確に集束させるように光軸を正規の状態に調整
する必要がある。この光軸の調整を行なうためにプレー
ト（１０）とピックアップベース（１３）に取付けられ
ているネジ（１５）を左右に回転させることによって板
バネ（１２）に力Ｆを発生させる（第９図参照）。これ
によりプレート（１０）は、その球面部とピックアップ
ベース（１３）との間を接触させつつ、かつすべらせな
がら揺動するので、対物レンズ（１）から出射されたレ
ーザ光と光記録媒体との交差角を可変自在に調整するこ
とができる。従って上記の調整をスムーズに行なうため
には、板バネ（１２）の力Ｆは出来るだけ弱いほうが良
い。その力Ｆは例えば８００ｇ１程度である。

［発明が解決しようとする課題〕 従来の光ピックアップ装置は、以上のように構成されて
いるので、板バネ（１２）の力Ｆか弱く、設定されてい
るため、プレート（１０）とピックアップベース（１３
）との各面と面の間に接着剤等の固着剤（１８）を充填
して接着補強の必要がある。

しかも、板バネ（１２）の力Ｆは、プレート（１０）が
ピックアップベース（１３）から離れる方向に加わるた
め、固着剤（１Ｂ）の固着強度を大きくしなければなら
ない。ところが、この固着強度を大きくすると、ネジ（
１５）による上述した光記録媒体に対する対物レンズ（
１）の光軸調整を容易に行なうことができなくなるとい
う課題があった。

また、作業のバラツキにより固着強度が大幅に変化する
恐れがあるので落下等の衝撃に対しプレート（１０）等
のピックアップ装置の重さを支えるには十分な固着力が
得られないという課題があった。

発明の目的 この発明は上記のような課題を解決するために成された
もので対物レンズの揺動調整を容品に行うと共に、落下
等の衝撃に対しても充分な固着力を得ることができ、信
頼性の高い光ピックアップ装置を提供することを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ この発明にかかる装置は、光学手段からのレーザ光を出
射する窓を有するピックアップベースと、前記レーザ光
を集光し光記録媒体に出射する対物レンズと、前記対物
レンズを取付けるレンズホルダと、前記レンズホルダを
取付けるプレートと、前記プレートを前記ピックアップ
ベースに対して揺動自在に取付ける揺動手段とを備え、
前記揺動手段により対物レンズからの出射光と光記録媒
体との交差角を調整するようにした光ピックアップ装置
において、前記プレートに設けられた舌片と、前記ピッ
クアップベースに設けられ前記舌片と相似する形状を有
し前記舌片を係合する係合部と、前記舌片と係合部との
間隙に充填した固着剤とを備えたことを特徴とする。

［作用〕 プレートに設けた舌片をピックアップベースに設けた係
合部に係合させると共に、舌片と係合部との間隙に固着
剤を充填する。これによりプレートをピックアップベー
スに取り付けると共に、揺動手段によりプレートかピッ
クアップベースに対して揺動自在となり交差角を調整す
ることができる。

［実施例コ 以下に、この発明の実施例を図について説明する。

以下に示す実施例において、第８図、第９図と同一符号
は同一または相当部分を示す。

第１図、第２図はこの発明にかかる第１の実施例を示し
、図において（２０）はプレート、（２１ａ）は前記プ
レート（２０）に設けられた舌片、（２２）はピックア
ップベース（１３）に設けられた舌片（２１ａ）は係合
する係合溝、（１８）はこの舌片（２１ｇ）と係合溝（
２２）の壁との間に充填された接着剤等の固着剤である
。

前記舌片（２１ａ）はピックアップベース（１３）側に
延設され、ピックアップベース（１３）に穿設された係
合溝に挿入される。そしてピックアップベース（１３）
を舌片（２１ａ）の間隙に固着剤（１８）が充填されて
いる。

次に作用について説明する。

光記録媒体に対する対物レンズ（１）の光軸を調整する
には、上述の如くネジ（１５）を回転させることにより
板バネ（１２）に力Ｆを発生させる。これによってプレ
ート（２０）が揺動するが、この時舌片（２１）は固着
剤（１８）を介してピックアップベース（１３）の係合
溝に固着しているので、力Ｆに対してもプレート（２０
）がピックアップベース（１３）から離脱するのを防止
できる。また、落下等の衝撃による力に対してもプレー
ト（２０）の離脱を防止できる。

第３図、第４図はこの発明にかかる第２の実施例を示し
、図において、（２０）はプレート、（２ｌ　ｂ）はプ
レート（２０）に設けられたくさび状の舌片、（２２）
はピックアップベース（１３）に設けられた舌片（２ｌ
　ｂ）と係合する係合溝、（１８）はこの舌片（２ｌ　
ｂ）と係合溝（２２）の壁との間に充填された接着剤等
の固着剤（１８）である。

前記舌片（２ｌ　ｂ）はプレート（２０）からピックア
ップベース（１３）に向かう方向に沿って順次幅が大き
くなるように形成されており、また、係合溝（２２）は
この舌片（２１ｂ）と相似する形状に形成される。そし
て前記舌片（２１ｂ）は係合＊　（２２）に挿入されて
ベース（１３）に係合する。また固着剤（１８）はベー
ス（１３）と舌片（２ｌ　ｂ）の間隙に充填される。

以上の構成において、対物レンズ（１）の光軸（対物レ
ンズ（１）からの出射光と光記録媒体との交差角）調整
を行なうときには、上述の如くネジ（１５）を回転させ
、力Ｆを発生させることによりプレートが揺動する。こ
れによって対物レンズ（１）の光軸か調整されるか、く
さび状の舌片（２１ｂ）と係合溝（２２）が固着剤（１
８）を介して係合及び固着しているので、プレート（２
０）のピックアップベース（１３）に対する離脱を防止
することができる。

第５図、第６図、第７図はこの発明にかかる第３の実施
例を示し、図において、（２０）はプレート、（２１ｃ
）はプレート（２１）に設けられた舌片、（２２）はピ
ックアップベース（１３）に設けられ、舌片（２１Ｃ）
と係合する係合溝、（１８）はこの舌片（２１ｃ）と係
合溝（２２）の壁との間に充填された接着剤等の固着剤
である。

舌片（２１ｃ）は第７図の如く、プレート（２１）から
ベース（１３）の方向にのびる連結部（２１ｄ）と、連
結部（２１ｄ）の先端に設けられた先端部（２１ｅ）と
から構成されている。前記先端部（２１ｅ）のプレート
（２０）及びピックアップベース（１３）と平行な方向
の幅は、連結部（２１，ｄ）の当該幅よりも大きく設定
され、従って連結部（２１ｄ）と先端部（２１ｅ）とに
より段部（２１ｆ）が形成されている。また係合溝（２
２）はこの舌片（２１ｃ）と相似する形状に形成されて
おり、段部（２２ａ）が設けられている。そして舌片（
２１Ｃ）が係合溝（２２）に挿入されることによりベー
ス（１３）に係合し、更にベース（１３）と舌片（２１
ｃ）の間隙に固着剤（１８）が充填される。

従って以上のような構成において対物レンズ（１）の光
軸調整を行なうときには、ネジ（１５）を回転させ、力
Ｆを発生させることによりプレー）（２０）を揺動させ
て調整をおこなう。このときプレート（２０）とピック
アップベース（１３）とは、舌片（２１ｃ）の段部（２
１ｆ）と係合溝（２２）の段部（２２ａ）との間に充填
された固着剤（１８）を介して係合及び固着しているの
で、力Ｆや落下等の衝撃による力に対して、プレート（
２０）がピックアップベース（１３）から離脱すること
はない。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、光記録媒体に対する
対物レンズの光軸を調整するときに発生する力や落下等
の衝撃による力に対してプレートのピックアップベース
からの離脱を防止することができる。また、対物レンズ
からの出射光を光記録媒体との交差角の調整を容易に行
なうことができる。従って信頼性の高い光ピックアップ
装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれこの発明にかかる光ピックア
ップ装置の第一の実施例を示す斜視図及び側断面図、第
３図、第４図はそれぞれこの発明にかかる光ピックアッ
プ装置の第二の実施例を示す斜視図及び側断面図、第５
図、第６図、第７図はそれぞれこの発明に係る第三の実
施例を示す斜視図、側断面図、及び要部拡大断面図、第
８図、第９図はそれぞれ従来の光ピックアップ装置の斜
視図及び側断面図である。 図において、（１）は対物レンズ、（２）はレンズホル
ダ（３）はフォーカス制御用コイル、（４）はトラック
制御用コイル、（５）はフォーカストラック制御用永久
磁石、（６）は支持片、（７）は線状弾性支持部材、（
８）は固定部材、（９）はプリント基板、（１０）、　
　（２０）はプレート、（１１）は板バネ、（１２）は
ネジ、（］３）はピックアップベース、（１４）は凹部
、（１５）はネジ、（１６）はダンパ部材、（１７）、
　　（１８）は固着剤、（１９）は外箱（２１ａ）、　
　（２１ｂ）、　　（２１ｃ）は舌片、（２１ｄ）は連
結部、（２１ｅ）は先端部、（２２）は係合溝、（２１
ｆ）、　　（２２ａ）は段部である。 なお、図中同一符号は同一、または相当部分を示す。 代理人　弁理士　吉　１）研　二　（外２名）第３図 第４ 図 第８図 第６図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光学手段からのレーザ光を出射する窓を有するピックア
   ップベースと、 前記レーザ光を集光し光記録媒体に出射する対物レンズ
   と、 前記対物レンズを取付けるレンズホルダと、前記レンズ
   ホルダを取付けるプレートと、 前記プレートを前記ピックアップベースに対して揺動自
   在に取付ける揺動手段とを備え、前記揺動手段により対
   物レンズからの出射光と光記録媒体との交差角を調整す
   るようにした光ピックアップ装置において、 前記プレートに設けられた舌片と、 前記ピックアップベースに設けられ前記舌片と相似する
   形状を有し前記舌片を係合する係合部と、前記舌片と係
   合部との間隙に充填した固着剤とを備えたことを特徴と
   する光ピックアップ装置。