JPH046016A - テーピング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テーピング装置に関し、例えば、電子部品等
のような小形の物品をキャリアテープ右よびカバーテー
プで梱包するのに利用して有効なテーピング装置に関す
る。

〔従来の技術〕

従来の電子部品のテーピング装置としては、例えば、特
開昭６２−１８２０１９号公報に記載されているように
、テープ供給機構とテープ巻き取り機構とを直線上に配
置し、テープ供給機構とテープ巻き取り機構との略中間
部で、キャリアテープ上に電子部品を装着する構成が採
用されている。

すなわち、電子部品の供給位置を中心にし、一方の領域
にテープ供給機構を配置し、他方の領域にテープ巻き取
り機構を配置する構成が採用されている。

また、この種のテーピング装置においては、各機構が装
置本体にねじ等によって固定されており、通常の作業で
はテープおよびテープリールだけが着脱できるようにな
っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記の従来技術においては、テーピング装置の占有面積
について充分な配慮がされておらず、テーピング装置を
電子部品の生産工程の一部の工程に用いた場合、物品供
給位置がテープ供給機構とテープ巻き取り機構の間にあ
るため、テーピング装置として広い領域が必要となり、
生産ラインに複数のテーピング装置を設置することが困
難となる。

本発明の目的は、作業性の低下を抑制しつつ、占有面積
の狭小化を図ることができるテーピング装置を提供する
ことにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
。

〔課題を解決するための手段〕

本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、次の通りである。

すなわち、第１のテーピング装置は、キャリアテープが
巻装されたキャリアテープ供給機構と、キャリアテープ
供給機構に巻装されたキャリアテープを巻き取るキャリ
アテープ巻き取り機構と、キャリアテープ上に被梱包物
品を供給する物品供給機構とを備えているテーピング装
置において、キャリアテープの物品供給位置を基準とし
て、一方の領域にキャリアテープ供給機構とキャリアテ
ープ巻き取り機構とが併設されており、他方の領域には
キャリアテープ供給機構から排出されたキャリアテープ
を他方の領域まで導き、このキャリアテープの搬送方向
をキャリアテープ巻き取り機構側へ変換するキャリアテ
ープ方向変換機構が設けられていることを特徴とする。

第１のテーピング装置を含む第２のテーピング装置は、
キャリアテープ上の被梱包物品を包むためのカバーテー
プが巻装されたカバーテープ供給機構と、カバーテープ
をキャリアテープの物品供給位置近傍のキャリアテープ
巻き取りａＩｊｌｉ側まで導くカバーテープ搬送機構と
、キャリアテープの物品供給位置よりもキャリアテープ
巻き取り機構側で、カバーテープをキャリアテープに粘
着させるカバーテープ粘着機構とがキャリアテープ巻き
取り機構と同じｇ域に設けられていることを特徴とする
。

第１のテーピング装置を含む第３のテーピング装置は、
キャリアテープ供給機構、キャリアテープ巻き取り機構
およびカバーテープ供給機構がそれぞれ取付板に一体と
なって着脱自在に取り付けられていることを特徴とする
。

〔作用〕

前記した手段によれば、キャリアテープ上の物品供給位
置を基準として、一方の領域にキャリアテープ供給機構
とキャリアテープ巻き取り機構とが併設されており、他
方の領域にキャリアテープ方向変換機構が設けられてい
るため、キャリアテープ方向変換機構側のみを物品搬送
ライン上に挿入するだけで、キャリアテープ上に供給さ
れた物品を収納することができる。したがって物品搬送
ライン上に複数台のテーピング装置を併設することが可
能となる。

また、カバーテープ粘着機構もキャリアテープ巻き取り
機構と同じ領域に設けられているため、キャリアテープ
上の部品をカバーテープによって確実にシールすること
ができる。

さらに、キャリアテープ供給機構、キャリアテ−プ巻き
取りＩ！横およびカバーテープ供給機構がそれぞれ取付
板に一体となって着脱自在に取り付けられているため、
テープの交換作業に際しては、必要な機構を取付板から
取り外すことによって交換作業を他の場所で容易に行う
ことができる。したがって、テーピング装置を複数台取
り付けた場合でも、テーピング装置の据え付は場所には
広い場所を必要としないため、占拠面積の狭小化を図る
ことが可能となる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例であるテーピング装置を示す
一部切断概略正面図、第２図は第１図の■−■線に沿う
断面図、第３図は第１図の拡大部分断面図、第４図はオ
ートハンドラにテーピング装置を２台設置した場合を示
す一部省略概略平面図、第５図はキャリアテープを示す
斜視図、第６図は電子部品の斜視図、である。

第７図は本発明の他の実施例を示す拡大部分断面図、第
８図はその梱包状態を示す斜視図、である。

本実施例において、本発明に係るテーピング装置は、被
梱包物品としてのスモール・アウトライン・パッケージ
を備えている半導体集積回路装置（以下、ＳＯＰ・ＩＣ
という、）をカバーテープ付きのキャリアテープに梱包
する装置として構成されている。

このテーピング装置９は、キャリアテープ供給機構とし
てのテープ供給リール１０と、キャリアテープ巻き取り
機構としてのテープ巻き取りり−ルＩＩと、カバーテー
プ供給機構としてのカバーテープ供給リール１２と、キ
ャリアテープ方向変換機構としてのテープ供給スプロケ
ット１３と、被梱包物品供給機構としての搬送アーム１
４と、カバーテープ粘着機構１５およびカバーテープ搬
送機構１６とを備えており、これらが取付板１７に一体
となって設備されている。取付板１７は２本のガイドビ
ンＩ８、Ｉ８を介して、アングル形状に形成された固定
ベース１９に着脱自在に片持ち支持されており、取付ね
じ４８により固定されている。固定ベース１９は被梱包
物品の搬送ラインを実質的に構成するオートハンドラの
ベース２１上に取付板１７が垂直になるように配設され
て、取付ねし２０により固定されている。

テープ供給リール１０にはキャリアテープ２２が巻装さ
れている。第５図に示されているように、このキャリア
テープ２２の中央部には直方体形状のエンボス２３が一
定の間隔で形成されているとともに、キャリアテープ２
２の長手方向両側にはガイド孔２４が形成されている。

このガイド孔２４はテープ供給スプロケットＩ３におけ
る係合歯の配列ピッチに合わせて形成されている。そし
て、リール１０に巻装されたキャリアテープ２２はテー
プ供給スプロケット１３、テープ送りスプロケット２５
、テープ受け２６を介して、テープ巻き取りリール１１
に１〜２周程度巻き付けられている。

テープ巻き取りリール１１はリール取付軸２７とリール
取付ねじ２８により取付板１７に片持ち支持されており
、リール取付軸２７が継手２９を介してモータ軸３０と
連結されている。そして、モータ取付板３１に固定され
た駆動用モータ３２が回転駆動されると、モータ軸３０
およびリール取付軸２７の回転により、テープ巻き取り
リール１１が矢印方向に回転するようになっている。こ
の巻き取りリール１１の回転により、テープ供給リール
１０に巻装されたキャリアテープ２２が所定の張力によ
り張られるとともに、スプロケット１３．２５の間欠送
り作動に伴ってテープ巻き取りリールｌｌ側へ間欠送り
され、リール１１に巻き取られるようになっている。

なお、キャリアテープ供給リール１０は取付板１７に着
脱自在に片持ち支持されており、キャリアテープ巻き取
りリール１１と異なり、単に、回転自在に支承されてい
る。

キャリアテープ２２の搬送路のうちスプロケット１３と
スプロケット２５との間が、被梱包物品供給位置３５と
して設定されており、この物品供給位置３５の上方には
、吸着コレット３３が固定された間道アーム１４が移動
可能に配置されている。この吸着コレット３３は被梱包
物品としてのＳＯＰ・ＩＣ３４を吸着保持し得るように
構成されており、この吸着コレット３３により吸着保持
された５ＯＰ−ＩＣ３４は搬送アーム１４の移動により
物品供給位置３５まで搬送されるようになっている。そ
して、吸着コレット３３に吸着保持された５ＯＰ−ＩＣ
３４は、物品供給位置３５上方で吸着コレット３３から
離脱されると、キャリアテープ２２のエンボス２３内に
挿入される。

このように、本実施例においては、物品供給位置３５を
基準として、テーピング装置９の後方領域にテープ供給
リール１０、テープ巻き取りり−ル１１およびカバーテ
ープ供給リール１２が設けられており、前方の領域にキ
ャリアテープ方向変換機構としてのテープ供給スプロケ
ット１３が配置されている。そして、キャリアテープ２
２の搬送路後方にはキャリアテープ粘着機構１５として
、エアシリンダ３６と、電気ヒータ３８を内蔵されたヒ
ートブロック３７とが設けられている。ヒートブロック
３７はロッド３９に吊持されており、このロッド３９は
ヒートブロック摺動ガイド４０によって摺動自在に支持
されているとともに、ロッド３９はエアシリンダ３６の
ピストン４１に連結されている。つまり、電気ヒータ３
８を内蔵したヒートブロック３７がエアシリンダ３Ｇの
作動により、キャリアテープ２２の上方を上下動するよ
うになっている。なお、ロッド３９の周囲にはリターン
スプリング４２が装着されている。

一方、リール１０．１１の上方の領域にはカバーテープ
搬送機構１６として、プーリ４３．４４．４５が配置さ
れており、カバーテープ供給リール１２に巻装されたカ
バーテープ４６がプーリ４３．４４．４５を介してキャ
リアテープ側のテープ送りスプロケット２５近傍まで供
給されている。このカバーテープ４６はテープ受け２６
上方まで供給された際に、ヒートブロック３７がキャリ
アテープ２２側へ下降してカバーテープ４６に密着する
と、カバーテープ４６の裏面側、すなわち、キャリアテ
ープ２２との接触面が熔融し、ヒートフロック３７が上
昇した際、自然冷却によってキャリアテープ２２に接着
されるようになっている。

つまり、エンボス２３内に挿入された被梱包物品として
のＳＯＰ・ＩＣ３４をカバーテープ４６によりシールす
るようになっている。

なお、キャリアテープ２２が移動する際に、振動によっ
て５ＯＰ−１ｃ３４がエンボス２３から飛び出すのを防
止するために、物品挿入位置３５とプーリ４５との間に
はカバー４７が配置されている。また、カバーテープ供
給リール１２はキャリアテープ供給リール１０と同様、
取付板１７に着脱自在に片持ち支持され、キャリアテー
プ巻き取りリール１１とは異なり、単に、回転自在に支
承されている。

次に作用を説明する。

巻き取りリール１１の駆動用モータ３２が駆動されると
ともに、スプロケット１３．２５が間欠回転駆動される
と、キャリアテープ２２がキャリアテープ巻き取りリー
ル１１に巻き取られるとともに、キャリアテープ２２は
１ピツチ（エンボス２３の１個分）毎に間欠送りされる
。

このキャリアテープ２２の間欠送り中、エンボス２３が
物品供給位置３５に移動されて間欠停止した際に、搬送
アーム１４の吸着コレット３３に吸着保持されたＳＯＰ
・ＩＣ３４が搬送アーム１４の移動により、物品供給位
置３５上方まで搬送されてエンボス２３内に落とし込ま
れる。

そして、エンボス２３内にＳＯＰ、ＩＣ３４が収納され
た状態で、キャリアテープ２２がテープ受け２６側へ移
動されて間欠停止されると、ヒートブロック３７がエア
シリンダ３６により下降され、キャリアテープ２２上に
カバーテープ４６が溶着される。これにより、５ＯＰ−
１ｃ３４がカバーテープ４６によってシールされた状態
で、キャリアテープ２２に梱包されたことになる。

その後、キャリアテープ２２が間欠送りされるき、巻き
取りリール１１側へ送給される。カバーテープ４６はそ
の先端部がキャリアテープ２２に溶着された状態になっ
ているため、キャリアテープ２２の送給に伴って、カバ
ーテープ供給リール１２から自然に繰り出される。

このように、本実施例においては、被梱包物品供給位置
３５を基準として、キャリアテープ方向変換機構として
のテープ供給スプロケット１３が前方の領域に、テープ
供給リールｌＯおよびテープ巻き取りリール１１が後方
の領域にそれぞれ配置されているため、テープ供給スプ
ロケット１３側だけが部品搬送ライン上に挿入されても
、キャリアテープ２２のエンボス２３内に５ＯＰ−ＩＣ
３４を梱包することができ、その結果、テーピング装置
９全体としての占有面積の狭小化を図ることができる。

したがって、第４図に示されているように、５ＯＰ−Ｉ
Ｃ３４の最終的な生産ラインとなるオートハンドラのベ
ース２１上に２台のテーピング装置９．９を、ＤＣ測定
ステーションやＡＣ測定ステーション等のような他の複
数のステーションを妨害することなく、配置することが
可能となる。

この場合、取付ねじ４８を外すことにより、各ＩＪ−４
１０，１１，１２が設置されている取付板１７を固定ベ
ース１９から取り外すことができるため、各リールの交
換作業を容易に行うことができる。すなわち、取付板１
７を固定ベース１９から取り外して、広い場所に一旦運
び、その場所で、取付板１７に対する各リール１０．１
１．１２の交換作業を実施することができる。

以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。

例えば、第７図、第８図に示されているように、エンボ
ス２３の代わりに、キャリアテープ２２Ａに略長方形形
状の窓孔４９を形成し、キャリアテープ２２Ａの裏面側
に窓孔４９よりも幅の狭い粘着テープ５０を配置し、キ
ャリアテープ２２の裏面側に配置されたロッド５１を上
昇駆動して粘着テープ５０を窓孔４９内に突出させ、被
梱包物品としてのＳＯＰ・ＩＣ３４を粘着テープ５０に
粘着させて保持するようにしても、５ＯＰ−ＩＣ３４を
キャリアテープ２２Ａで梱包することができる。

以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるＳＯＰ・ＩＣを梱包
する技術に適用した場合について説明したが、それに限
定されるものではなく、その他の電子部品や、小物品の
梱包技術全般に適用することができる。

〔発明の効果〕

本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。

キャリアテープ上の被梱包物品供給位置を基準として、
一方の領域にキャリアテープ方向変換機゛構を配置し、
他方の領域にキャリアテープ供給機構とキャリアテープ
巻き取り機構とを配置することにより、占有面積の狭小
化を図ることができるため、物品搬送ライン上に複数台
のテーピング装置を設けることが可能となる。

さらに、キャリアテープ供給機構とキャリアテープ巻き
取り機構およびカバーテープ供給機構が取付板に一体と
なって着脱自在に取り付けることにより、各種テープの
交換作業を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるテーピング装置を示す
一部切断概略正面図、 第２図は第１図の■−■線に沿う断面図、第３図は第１
図の拡大部分断面図、 第４図はオートハンドラにテーピング装置を２台設置し
た場合を示す一部省略概略平面図、である。 第５図はキャリアテープの斜視図、 第６図は電子部品の斜視図、 第７図は本発明の他の実施例を示す拡大部分断面図、 第８図はその梱包状態を示す斜視図、である。 ９・・・テーピング装置、１０・・・キャリアテープ供
給リール、１１・・・キャリアテープ巻き取りリール、
１２・・・カバーテープ供給リール、１３・・・キャリ
アテープ送り用スプロケット（キャリアテープ方向変換
機構）、１４・・・搬送アーム、１５・・・カバーテ−
ブ粘着機構、１６・・・カバーテープ搬送機構、１７・
・・取付板、１８・・・ガイドピン、１９・・・固定ベ
ース、２０・・・取付ねし、２１・・・オートハンドラ
のベース、２２．２２Ａ・・・キャリアテープ、２３・
・・エンボス、２４・・・ガイド孔、２５・・・キャリ
アテープ送り用スプロケット、２６・・・テープ受け、
２７・・・リール取付軸、２８・・・リール取付ねじ、
３０・・・モータ軸、３１・・・モータ取付板、３２・
・・駆動用モータ、３３・・・吸着コレット、３４・・
・ＳＯＰ・ＩＣ（被梱包物品）、３５・・・物品供給位
置、３６・・・エアシリンダ、３７・・・ヒートブロッ
ク、３８・・・電気ヒータ、３９・・・ロッド、４０・
・・ヒートブロック摺動ガイド、４１・・・ピストン、
４２・・・リターンスプリング、４３．４４．４５・・
・プーリ、４６・・・カバーテープ、４７・・・カバー
、４８・・・取付用ねじ、４９・・・窓孔、５０・・・
粘着テープ、５１・・・ロッド。 代理人　弁理士　梶　　原　　辰　　也第５図 第６図 第７図 第８図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．キャリアテープが巻装されたキャリアテープ供給機
   構と、キャリアテープ供給機構に巻装されたキャリアテ
   ープを巻き取るキャリアテープ巻き取り機構と、キャリ
   アテープ上に被梱包物品を供給する物品供給機構とを備
   えているテーピング装置において、キャリアテープの物
   品供給位置を基準として、一方の領域にキャリアテープ
   供給機構とキャリアテープ巻き取り機構とが併設されて
   おり、他方の領域にはキャリアテープ供給機構から排出
   されたキャリアテープを他方の領域まで導き、このキャ
   リアテープの搬送方向をキャリアテープ巻き取り機構側
   へ変換するキャリアテープ方向変換機構が設けられてい
   ることを特徴とするテーピング装置。
2. ２．キャリアテープ上の被梱包物品を包むためのカバー
   テープが巻装されたカバーテープ供給機構と、カバーテ
   ープをキャリアテープの物品供給位置近傍のキャリアテ
   ープ巻き取り機構側まで導くカバーテープ搬送機構と、
   キャリアテープの物品供給位置よりもキャリアテープ巻
   き取り機構側で、カバーテープをキャリアテープに粘着
   させるカバーテープ粘着機構とがキャリアテープ巻き取
   り機構と同じ領域に設けられていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のテーピング装置。
3. ３．キャリアテープ供給機構、キャリアテープ巻き取り
   機構およびカバーテープ供給機構がそれぞれ取付板に一
   体となって着脱自在に取り付けられていることを特徴と
   する特許請求の範囲第２項記載のテーピング装置。