JPH0459992B2 - - Google Patents

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JPH0459992B2
JPH0459992B2 JP10865386A JP10865386A JPH0459992B2 JP H0459992 B2 JPH0459992 B2 JP H0459992B2 JP 10865386 A JP10865386 A JP 10865386A JP 10865386 A JP10865386 A JP 10865386A JP H0459992 B2 JPH0459992 B2 JP H0459992B2
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JP
Japan
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welding
groove
width
electrode
arc
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JP10865386A
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JPS62267071A (ja
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Juji Sugitani
Hisahiro Tamaoki
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JFE Engineering Corp
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Nippon Kokan Ltd
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は片面溶接における制御方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来の溶接装置を示す構成図である。
被溶接母材1に対し、その開先2に沿つて移動可
能な溶接台車3には、溶接電極5が高さ方向(Y
軸)と開先幅方向(X軸)との両移動機構4Y,
4Xを介して支持されている。該溶接電極5は、
開先内で幅方向にオシレートしつつ、開先線方向
へ移動し、同時にアーク長を一定ならしめるよう
にY軸方向の移動が制御され、その変位はポテン
シヨメータ等の変位計6Yで検出される。また上
記電極5の開先方向の揺動におけるX軸方向の変
位も、ポテンシヨメータ等の変位計6Xで検出す
るようにしてある。消耗電極又は非消耗電極の電
極5と母材1との間には溶接電源7が接続され、
溶接用途によつて定電流電源又は定電圧電源と使
い分けられている。なお8はアーク電圧検出器、
9はアーク電流検出器で、制御の必要に応じて設
けられるものである。
制御方式の基本となるのは、電極5を開先2内
で幅方向(X軸)に往復揺動させ、同時に常にア
ーク長が一定となるように高さ方向(Y軸)に電
極5を移動させつつ行う定アーク長制御揺動溶接
であり、上記X軸方向への電極5の揺動は、X軸
モータ10Xで駆動される移動機構4Xにより行
われ、またY軸方向の移動制御は、Y軸モータ1
0Yで駆動される移動機構4Yによつて行われ
る。図の例では、電極5をX軸方向に移動可能に
支持する移動機構4Xは、Y軸方向にも移動可能
なように移動機構4Yにより支持され、さらに移
動機構4Yは、台車3に支持されている。
第5図はY軸モータ10Yによる定アーク長制
御の基本回路構成図である。電源7が定電流電源
の場合はアーク電圧検出器8からのアーク電圧
を、また電源7が定電圧電源の場合にはアーク電
流検出器9からのアーク電流を、差動増幅器11
に入力せしめ、予め設定器12に設定した基準値
との差を該増幅器11から出力させて、この差出
力に応じた速度でY軸モータ10Yを駆動する駆
動制御器13を備えている。この回路によつてア
ーク電圧(又はアーク電流)が一定に保たれ、ア
ーク長が一定となるのであり、電極5はX軸方向
へ移動するときは、電極先端は開先壁に沿って移
動するのである。
電極15のX軸方向への移動は、第6図に示す
駆動制御回路によつて制御される。すなわち図に
おいてX軸モータ10Yは設定器14で予め設定
された速度で定速回転するように制御器15を介
して制御され、さらに制御器15が切換パルス発
生器16から信号を受けるたびに、X軸モータ1
0Xの回転信号が逆転するように構成されてい
る。変位計6Yによつて検出した電極5のY軸方
向の変位量(ey)は、予め設定されて記憶器1
7に記憶されている端部位置設定値(eo)とコ
ンパレータ18によつて比較され、(ey)が
(eo)に等しくなるたびにコンパレータ18から
出力される信号によつて上記切換パルス発生器1
6が制御器15へ逆転指令信号を発するものであ
る。
第7図は上記制御の許にある電極5の動きと溶
着金属との関係を示す説明図である。第7図aは
第4図の装置による電極5の移動状態を示し、第
7図bに形成される溶着金属と電極先端との位置
関係を示している。図において、5aは電極先端
の軌跡を示し、1aは母材表面、2aは開先底
面、3は裏当材、そして30は溶着金属である。
次に動作を説明する。
第7図aにおいて、まず電極5を開先の端部イ
に設定し、このときのY軸変位を、eoとして記
憶させておく。アークを発生させて、X軸方向の
移動を開始すると、上述の定アーク長制御によ
り、電極先端は図のイ→ロ→ハのようにほぼ開先
壁面に沿って移動し、電極先端の軌跡5aが得ら
れる。ハに達すると変位計6Yの出力eyが再び
eoとなり、第3図の制御回路動作によりX軸の
移動方向が逆転して以後この動作をくり返す。
ここで、揺動の一方の端部イ,ハから他方の端
部ハ,イまでの期間を揺動の1サイクルとする。
この制御法によれば、開先形状がどのように変化
しても、また開先中心が溶接台車の進行方向とず
れることがあつても、電極の先端は母材表面ある
いは開先底面から距離を保つたまま常に開先幅内
で反転揺動をくり返すことになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで溶接の無人化をはかるためには、溶接
中に時々刻々と変化する開先線の2次元的な変化
に対し、溶接トーチ位置を自動的に検知して位置
修正する必要があり、そのためには検知センサお
よびセンサの情報に応じて作動する溶接トーチ位
置調整機構が必要である。
従来、このための検知センサとしては、接触セ
ンサや電磁気光電方式の非接触式センサなどがあ
り、実用化されている。
さらに溶接継手においては、開先幅、角度、な
どの形状変動があるため、これらの変動を検出し
て溶接条件を自動制御する必要がある。しかしこ
のための有益な検知センサは皆無といつてもよ
く、わずかにITVを用いてアーク前方の開先を
撮像して開先幅を検出する方式が検討されている
程度である。
しかしながら上記センサのうち、前者の開先線
の2次元的変化を検知するものについては、溶接
トーチと別にその近傍に設けられるものであり、
検知位置とトーチの位置との間には一定の間隔が
必要なため、正確な検出が困難であり、又、対象
物の寸法が制限されるなどの実用上の制約が多
い。又後者のITV方式も開先表面の幅は検出で
きても、真の開先断面は不明であり、検出位置と
アーク位置とのずれがあることから、検出精度に
限界があり、さらに前述のように適用対象物に寸
法制約があるなどの欠点があるため、実用化され
るには到っていない。
このような状況にかんがみ、発明者らは開先内
で揺動する溶接アーク自体をセンサとして利用
し、トーチと別個に専用センサを用いることな
く、溶接電極の位置を性格に開先内でならわせる
方法を、特公昭57−3462号公報で提案した。この
方法は、溶接トーチを開先線にならわせるだけで
なく、その時のトーチがえがく変位波計がアーク
直下での開先断面の情報をもたらすものとして有
用なものなのである。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で、開先位置や開先断面形状等の検出を別体とし
てのセンサを用いることなく、溶接アーク自身の
特性を利用することにより溶接アークをセンサと
し、溶接トーチを開先線に正確にならわせると同
時に、開先形状をも検知して溶接条件を自動制御
し、開先状態の変動があっても常に良好な裏ビー
ド形状を保ち、かつ表ビードの高さが一定な溶接
ビードが形成される片面溶接制御方法を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は溶接電源として直流もしくは交流の定
電流特性又は直流の定電圧特性の電源が用いら
れ、あらかじめ設定された一定のアーク電圧また
は溶接電流を保持するように、溶接電極の軸線方
向(以下Y軸と称する)移動機構によつて電極の
先端部と母材表面との間隔距離を変化させ、これ
によりアーク長を常に一定とする制御動作を行わ
せつつ、上記電極を開先の幅方向(以下X軸)に
移動させ、上記間隔距離が予め設定された値に達
したことを条件として上記X軸移動の方向を逆転
させ、以下この動作をくり返すことにより、電極
端のアークを開先内の幅方向に往復揺動させつ
つ、正確な開先ならいを行わせ、かつ母材表面も
しくは開先底部から上記往復揺動の両端部までの
高さ距離を常に一定に保持するアーク溶接装置に
おいて、演算装置を備え、上記揺動の一方の端部
からもう一方の端部までの期間を1サイクルと
し、この1サイクル期間もしくはその整数倍サイ
クルの期間で、揺動のX軸方向の幅すなわち揺動
幅に関する情報を検出して、上記演算装置に記憶
させ、予め定めたワイヤ送給速度Vfp、所望する
表ビード高さhF、実験により求まる裏ビード高さ
hB等を上記演算装置に入力して溶接速度Vを演算
し、移動の次の1サイクル又はその整数倍のサイ
クルの期間該溶接速度で溶接を行い、以下この制
御動作を繰り返す。
〔作用〕
上記溶接速度制御方式による溶接の結果、良好
な裏ビード形状と、一定の高さを有する表ビード
とを同時に備えた溶接ビードが得られるのであ
る。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す溶接装置の構
成図で、20は演算装置、21はモータである。
図に示すように変位計6Xにより電極5の1サイ
クルの移動幅Wwを検出し、該検出値を、演算装
置20内に入力して、予め該演算装置20内に入
力している表ビード高さhF、裏ビード高さhB、裏
ビードの溶込み幅△B、ワイヤ送給速度Vf、開
先角度θ及び揺動端部における電極先端と開先壁
面とのX軸方向の距離△Wとともに、後述する算
式により溶接速度Vを演算し、この溶接速度Vを
モータ21に入力せしめて次サイクルの溶接速度
として溶接を行い以下この操作を繰り返すのであ
る。なお上記諸元中hBは実験により求めうる値で
あり、hFは予め所望する値をとればよく、他は溶
接条件により定まる値である。
以下上記諸元より溶接速度Vを求める算式につ
いて述べる。第7図の溶接説明図に示すように、
揺動の1サイクルにおいて、X軸変位計より検出
できる揺動幅(Ww)は、揺動反転位置(eo点)
における開先幅(B)と次式に関係にある。
B=Ww+2ΔW ……(1) (1)式において、ΔWは、揺動端部での電極先端
と開先壁面との距離であり、基本的には設定すべ
きアーク長にて定まる定数で、溶接電流とアーク
電圧の設定値が一定であれば開先幅が変動しても
一定で、これは実験でも確認されている。
一方、裏当材を用いた片面溶接における裏ビー
ド形状は一定の溶接条件で溶接した場合、開先底
面における被溶接物間の間隔距離(ルートギヤツ
プ)が変化してもアーク直下に溶融金属が存在し
ていれば、裏ビード高さ(hB)はほとんど一定で
裏ビード幅(Ww)はルートギヤツプに対応して
変化する。これは実験により確認されており、第
8図は溶接電流I=260A、溶接速度V=16cm/
分、ワイヤ電極径d=1.2mmのMAG溶接による実
験結果の一例を示すものである。本図によりルー
トギヤツプ9mmまではアーク直下に溶融金属が存
在しており、裏ビード高さhBはほぼ一定値である
ことがわかる。また裏ビード幅WBはルートギヤ
ツプの変化に対して直接的に変化する。ところが
ルートギヤツプが9mmを越えるとアーク直下に溶
融金属が存在しなくなり、裏ビード形状が大きく
変化し、そのまま溶接を続けようとすると遂には
アークが消弧し溶接不可能な状態となる。アーク
直下に溶融金属が存在し、安定な溶接が行われる
ときの裏ビードの断面積ABは近似的に次式で与
えられることができる。
AB=π/4hB・WB さらに、裏ビード幅WBはルートギヤツプGと
溶込幅ΔBの和であるから、 AB=π/4hB(G+2ΔB) ……(3) ここでΔBは実験により求まる定数である。故
に溶着金属30の断面積Aはビード表面と上記揺
動反転位置の距離をΔh、表ビード高さをhF、開
先角度をθとすれば、 A={(Ww+2Δw)−2Δhtanθ−hFtanθ} hF+π/4hB{(Ww+2Δw)−2(Δh+hF) tanθ+2ΔB} ……(4) (4)式は、開先の深さ(あるいは板厚)と開先角
度θが一定で、アーク直下に溶融金属が存在する
安定な溶接条件であれば、開先幅の変動下におい
ても常に良好な裏ビード形状と一定な表ビード高
さを与える溶着金属の断面積Aが、上記検出され
た揺動幅Wwの値にもとづいて計算により求まる
ことを示している。
一方、ワイヤ送給速度をVf、溶接速度をV、
形成される溶着金属の断面積Aとするとこれらの
間には次の関係がある。
Vf=k1A・V V=k2Vf/A ……(5) ただしk1,k2は定数 即ち上記(5)式に上記諸元を入れれば溶接速度V
を求めうる。
次に、溶接速度の算出のさらに簡便な実施例を
説明する。一般に第7図a,bのような開先に限
らず、溶接速度、溶接電流、ワイヤ送給速度など
の溶接条件は、その開先形状に応じて予め初期値
として設定し、以後開先幅の変動状態をみながら
上記溶接条件を変更して行く。この方法に従つ
て、初期値としてのワイヤ送給速度をVfp、溶接
速度をVpとし、この条件で溶接を開始して、1
サイクルの揺動を行うと、その時得られる溶着金
属の断面積Apは、 Ap=k2Vfp/Vp ……(6) となる。なお、初期揺動幅Wwpとする。次の揺動
1サイクルで開先幅が変動し、たとえば増加して
揺動幅がWwになつたとする。この場合良好な裏
ビードり形状と一定の表ビード高さhFを確保する
ためには、溶着断面積をΔA=A−Apだけ増加さ
せてやらなければならない。すなわち前述の(4)式
において、Wwを除く他の全てのパラメータは定
数であるから、 ΔA=A−Ap(Ww−Wwp)(hF+π/4hB) ……(7) ここでパラメータhを次式で与える。
h=hF+π/4hB ……(8) 故に、良好な裏ビード形状と一定の表ビード高
さhFを確保するための溶接速度Vは(5)〜(8)式よの
次式で与えられる。
V=Vfp/A=Vfp/Ap+ΔA=Vfp/Vfp/Vp+(Ww−Wwp
)h
……(9) (9)式を用いれば、開先幅の変動する開先におい
て、所望する表ビード高さhFと裏ビード高さhB
与えれば、溶接前に定めた初期溶接速度Vpとワ
イヤ送給速度Vfpと、各サイクル毎の揺動幅の検
出値の変化分、すなわちWw−Wwpから、次の揺
動サイクルでの適正溶接速度Vが計算で求めるこ
とができる。
第2図は上記式にもとづきマイクロコンピユー
タで溶接速度制御を行つた場合の制御動作の流れ
図を示すものである。(ステツプ1)で、先ず所
望する表ビード高さhFと裏ビード高さhBから定ま
る定数h、溶接速度の初期値Vp、ワイヤ送給速
度の設定値Vfpをインプツトして記憶させる。(ス
テツプ2)で先ずAp=Vfp/Vpの計算を行いこれ
を記憶しておく。(ステツプ3)で溶接を開始す
る。このときの揺動制御は、前期の第4〜6図の
機構および制御回路にもとづく。(ステツプ4)
で1サイクルの揺動が終了したら、(ステツプ5)
でそのときの揺動幅Wwpを検出して記憶する。同
様に次の揺動サイクルに入り、(ステツプ6)を
経て(ステツプ7)でWwを検出する。これまで
の溶接速度Vpである。(ステツプ8)で(Ww
Wwp)hを計算し、(ステツプ9)で、前期Vに
関する(6)式にもとづいて溶接速度Vを計算する。
(ステツプ10)で始めて適正溶接速度Vを実行し
て次の揺動サイクルに入る。以後(ステツプ7)
→(ステツプ10)の操作をくり返した後、(ステ
ツプ11)で溶接を終了する。
第3図は本発明に係る制御方法を実施した結果
を示す線図である。ルートギヤツプGの変化に対
して、溶接速度Vが制御されておりその結果、常
にアーク直下に溶融金属が存在する状態を維持す
ることができ、安定な溶接が行われ、裏ビードの
高さhBが一定でルートギヤツプGの大きさに対応
した裏ビード幅WBの良好な裏ビード形状と表ビ
ード高さhFが一定の溶接ビードが形成されている
ことが判る。
〔発明の効果〕
以上述べたようにこの発明の制御方法によれ
ば、開先線のずれや開先幅の変動を別体としての
センサーを用いることなく、溶接アーク自身の特
性を利用することにより検出し、それに応じて溶
接速度を制御することによつて溶接トーチを開先
線に正確にならわせると同時に、開先幅の変動に
対しても安定な片面溶接が可能となり片面溶接に
おいても常に良好な裏ビード形状を保つととも
に、表ビードの高さの均一な溶接ビードの形成を
可能ならしめるという優れた効果をあげることと
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す溶接装置の構
成図、第2図は他の実施例の流れ図、第3図は本
発明の効果を示す線図、第4図は従来の溶接装置
の構成図、第5図は定アーク長制御の構成図、第
6図は溶接装置のX軸モータの駆動制御回路の構
成図、第7図は溶接の説明図、第8図は従来の溶
接状況を示す線図である。 図中1は溶接母材、2は開先、3は溶接台車、
4Xは電極のX軸方向移動機構、4Yは同Y軸方
向移動機構、5は溶接電極、6X,6Yは変位
計、7は電源、20は演算装置、21はモータで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶接電極を開先内で幅方向に往復揺動させな
    がら行うアーク溶接方法であつて、あらかじめ設
    定された溶接電流又はアーク電圧を保持するよう
    に、溶接電極の軸線方向即ちY軸方向移動機構に
    よつて電極の先端部と母材表面との間隔距離を変
    化させ、これによりアーク長を常に一定とする制
    御動作を行わせつつ、上記電極を開先の幅方向即
    ちX軸方向に移動させ、上記間隔距離があらかじ
    め設定された値に達したことを条件としてX軸移
    動の方向を逆転させ、以下この動作をくり返すこ
    とにより電極先端のアークを開先内の幅方向に往
    復揺動させつつ正確な開先ならいを行わせ、か
    つ、母材表面又は開先底部から上記往復揺動の両
    端部までの高さ距離を常に一定に保持するアーク
    溶接方法による片面溶接において、 演算装置を備え、上記移動の一方の端部から他
    方の端部までの機関を1サイクルとし、各サイク
    ルの期間の揺動のX軸方向の幅Wwを検出し、該
    幅Wwに関する情報とともに、所望表ビード高さ
    hF、裏ビード高さhB、裏ビードの溶込み幅△B、
    ワイヤ送給速度Vf、開先角度θ及び揺動端部で
    の電極先端と開先壁面とのX軸方向の距離△Wを
    上記演算装置に入力して、溶接速度Vを演算し、
    該溶接速度Vにより次の揺動1サイクルの溶接を
    行うように構成したことを特徴とする片面溶接の
    制御方法。 2 上記幅Wwに関する情報は、1サイクルの幅
    Wwである事を特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の片面溶接の制御方法。 3 上記幅Wwに関する情報が、連続するサイク
    ルの幅Wwの差であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の片面溶接の制御方法。
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