JPH0459951A - 磁気特性、冷間加工性の優れたFe‐Co系合金 - Google Patents
磁気特性、冷間加工性の優れたFe‐Co系合金Info
- Publication number
- JPH0459951A JPH0459951A JP17189690A JP17189690A JPH0459951A JP H0459951 A JPH0459951 A JP H0459951A JP 17189690 A JP17189690 A JP 17189690A JP 17189690 A JP17189690 A JP 17189690A JP H0459951 A JPH0459951 A JP H0459951A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- cold workability
- flux density
- magnetic flux
- saturation magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000531 Co alloy Inorganic materials 0.000 title description 6
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 56
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 56
- 229910017061 Fe Co Inorganic materials 0.000 claims abstract description 11
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 claims abstract description 8
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 8
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 7
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 abstract description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 24
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 9
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 9
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 9
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000011160 research Methods 0.000 description 3
- 229910000756 V alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 2
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 229910001203 Alloy 20 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017112 Fe—C Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000979 O alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、磁気′特性、冷間加工性がともに優れ、電気
機器などの磁気回路用材料に適したFe−Co系合金に
関するものである。
機器などの磁気回路用材料に適したFe−Co系合金に
関するものである。
(従来技術)
近年、電気機器などの磁気回路に対し、高性蛯化、小型
軽量化への要求が非常に強くなり、要求を実現可能にす
るために、飽和磁束密度、保磁力などの磁気特性の優れ
た材料の開発が強く要求されている。
軽量化への要求が非常に強くなり、要求を実現可能にす
るために、飽和磁束密度、保磁力などの磁気特性の優れ
た材料の開発が強く要求されている。
従来から知られている高い飽和磁束密度を有する合金と
しては、Coを重量比で35〜50%程度含有するFe
−Co系合金があり、その中でも特にFe−35%Co
合金、Fe−50%Co合金がよく知られている。これ
らの合金は、24000G以上の高い飽和磁束密度を有
し、保磁力についても非常に優れているが、50%Co
を中心とする組成で規則格子を形成するために極めて脆
く、冷間加工性が著しく劣るため、限定された形状の製
品しか製造できず問題となっていた。その後、前述した
Fe−Co系合金の冷間加工性を改善するために研究が
進められた結果、■がFe−Co系合金の規則格子化を
抑制し、冷間加工性を改善できることが明らかとなり、
Fe−49%Co−2%■合金が開発され、現在でも使
用されている。
しては、Coを重量比で35〜50%程度含有するFe
−Co系合金があり、その中でも特にFe−35%Co
合金、Fe−50%Co合金がよく知られている。これ
らの合金は、24000G以上の高い飽和磁束密度を有
し、保磁力についても非常に優れているが、50%Co
を中心とする組成で規則格子を形成するために極めて脆
く、冷間加工性が著しく劣るため、限定された形状の製
品しか製造できず問題となっていた。その後、前述した
Fe−Co系合金の冷間加工性を改善するために研究が
進められた結果、■がFe−Co系合金の規則格子化を
抑制し、冷間加工性を改善できることが明らかとなり、
Fe−49%Co−2%■合金が開発され、現在でも使
用されている。
しかしながらこの合金は、■を2%添加した結果、飽和
磁束密度が23000Gまで低下すると同時に、αから
T相への変態温度が大きく低下したため、磁気焼鈍時の
変態歪による飽和磁束密度の悪化を避けるためには、焼
鈍温度を低く抑えなければならず、磁気焼鈍後の加工歪
の消失が不完全となるため、保磁力までも悪化させてし
まう結果となった。また、熔解後凝固時の渦流れが悪い
ため鋼塊表面に凹凸が大きくなり、鋼塊表面の皮削り量
が多くなることから価格高となり、用途拡大の障害とな
り問題となっていた。
磁束密度が23000Gまで低下すると同時に、αから
T相への変態温度が大きく低下したため、磁気焼鈍時の
変態歪による飽和磁束密度の悪化を避けるためには、焼
鈍温度を低く抑えなければならず、磁気焼鈍後の加工歪
の消失が不完全となるため、保磁力までも悪化させてし
まう結果となった。また、熔解後凝固時の渦流れが悪い
ため鋼塊表面に凹凸が大きくなり、鋼塊表面の皮削り量
が多くなることから価格高となり、用途拡大の障害とな
り問題となっていた。
(発明が解決しようとする課題)
本発明はFe−49%C0−2%■合金に比べ冷間加工
性を劣化させることなく飽和磁束密度、低保磁力などの
優れた磁気特性を有するFe−C0系合金を従供するこ
とを目的として提案されたものである。
性を劣化させることなく飽和磁束密度、低保磁力などの
優れた磁気特性を有するFe−C0系合金を従供するこ
とを目的として提案されたものである。
(課題を解決するための手段)
本発明者は、Fe−C0系合金の持゛つ跪さが、Fe、
Goの1対1組成の規則格子の形成と、それに伴う硬さ
の上昇が原因であることに注目し、脆さ及び冷間加工性
を改善しつつ低保持力を確保するためには、■に比べ少
ない添加量で規則度を低下し冷間加工性を向上させ、し
かも合金添加による変態温度の低下が少なく抑えられる
別の成分元素を見つける必要があると考えた。Co含有
量を規則格子の組成である重量比で51.35χ(原子
数比50χ)から減少させると、規則度が低下し冷間加
工性は改善されるが、保磁力はCo量の減少とともに悪
くなり、飽和磁束密度もCo量35%を境に低下してい
く。従って、高飽和磁束密度、低保磁力を得ることを最
重要視した本発明は、Co含有量の下限を飽和磁束密度
、保磁力がともに最高レベルを確保できる37%超とし
、さらに種々の合金元素を添加し、単位添加量当たりの
規則度の減少と冷間加工性の向上の程度を調査し、後述
する知見を得ることができた結果完成されたものである
。すなわち、本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、Zr
5Ti、Nb、Ta、Bの5元素が■に比べ冷間加工性
向上効果が非常に大きく、0.005から0.30ない
し0.40%のわずかな添加量で2%のVを添加した場
合より大きな規則度の減少とそれに伴う大きな冷間加工
性向上効果が得られることを見出し、本発明に到ったも
のである。特にZrはその効果が大きいので、Fe−C
0合金に0.005〜0.30%のZrを添加し、必要
に応じてTi、Nb、Ta、Bを添加することにより、
Fe−49%Co−2%■合金に比べ冷間加工性を劣化
させることなく飽和磁束密度、保磁力などの磁気特性を
向上させることに成功したものである。また、■に比べ
少ない添加量で冷間加工性を向上させることのできる元
素を見つけたことにより、変態温度の低下も少なくてす
み、従来のFe−49%Co−2%■合金に比べ磁気焼
鈍温度を高くすることができ、より優れた保磁力を得る
ことができる。
Goの1対1組成の規則格子の形成と、それに伴う硬さ
の上昇が原因であることに注目し、脆さ及び冷間加工性
を改善しつつ低保持力を確保するためには、■に比べ少
ない添加量で規則度を低下し冷間加工性を向上させ、し
かも合金添加による変態温度の低下が少なく抑えられる
別の成分元素を見つける必要があると考えた。Co含有
量を規則格子の組成である重量比で51.35χ(原子
数比50χ)から減少させると、規則度が低下し冷間加
工性は改善されるが、保磁力はCo量の減少とともに悪
くなり、飽和磁束密度もCo量35%を境に低下してい
く。従って、高飽和磁束密度、低保磁力を得ることを最
重要視した本発明は、Co含有量の下限を飽和磁束密度
、保磁力がともに最高レベルを確保できる37%超とし
、さらに種々の合金元素を添加し、単位添加量当たりの
規則度の減少と冷間加工性の向上の程度を調査し、後述
する知見を得ることができた結果完成されたものである
。すなわち、本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、Zr
5Ti、Nb、Ta、Bの5元素が■に比べ冷間加工性
向上効果が非常に大きく、0.005から0.30ない
し0.40%のわずかな添加量で2%のVを添加した場
合より大きな規則度の減少とそれに伴う大きな冷間加工
性向上効果が得られることを見出し、本発明に到ったも
のである。特にZrはその効果が大きいので、Fe−C
0合金に0.005〜0.30%のZrを添加し、必要
に応じてTi、Nb、Ta、Bを添加することにより、
Fe−49%Co−2%■合金に比べ冷間加工性を劣化
させることなく飽和磁束密度、保磁力などの磁気特性を
向上させることに成功したものである。また、■に比べ
少ない添加量で冷間加工性を向上させることのできる元
素を見つけたことにより、変態温度の低下も少なくてす
み、従来のFe−49%Co−2%■合金に比べ磁気焼
鈍温度を高くすることができ、より優れた保磁力を得る
ことができる。
さらに、本発明者は鋼塊表面肌を改善できる成分系につ
いても研究を進めた結果、前記発明にSiを少量添加す
ると改善効果が太き(、しかも少量であれば磁気特性が
ほとんど低下しないことを確認したものである。
いても研究を進めた結果、前記発明にSiを少量添加す
ると改善効果が太き(、しかも少量であれば磁気特性が
ほとんど低下しないことを確認したものである。
すなわち、本発明の第1発明は、重量比にしてCo:3
1超〜60%、Zr : 0.005〜0゜30%、C
+N=0.02%以下を含有し、残部がFeおよび不純
物元素からなることを特徴とする特許 金であり、第2発明は第1発明にSiを0603〜0.
30%添加して鋼塊表面肌を改善し、歩留向上によるコ
ストダウンを可能にしたものである。
1超〜60%、Zr : 0.005〜0゜30%、C
+N=0.02%以下を含有し、残部がFeおよび不純
物元素からなることを特徴とする特許 金であり、第2発明は第1発明にSiを0603〜0.
30%添加して鋼塊表面肌を改善し、歩留向上によるコ
ストダウンを可能にしたものである。
また、第3発明は第1発明の成分にTi:0。
005〜0.30%、Nb:0.005〜0.30%、
Ta :0.005〜0.30%、B:0。
Ta :0.005〜0.30%、B:0。
01〜0.40%のうち1種または2種以上を含有させ
、冷間加工性をさらに向上させたものであり、第4発明
は第3発明にSiを0.03〜0。
、冷間加工性をさらに向上させたものであり、第4発明
は第3発明にSiを0.03〜0。
30%添加して鋼塊表面肌を改善し、歩留向上によるコ
ストダウンを可能にしたものである。
ストダウンを可能にしたものである。
次に本発明である磁気特性、冷間加工性に優れたFe−
Co系合金の成分組成の限定理由について説明する。
Co系合金の成分組成の限定理由について説明する。
Co;37超〜60%
Coは本発明にとって、優れた飽和磁束密度、保磁力を
確保するために必要不可欠な基本元素であり、その効果
を得るためには37%を越えて含有させる必要がある。
確保するために必要不可欠な基本元素であり、その効果
を得るためには37%を越えて含有させる必要がある。
しかし、60%を越えて含有させると逆に飽和磁束密度
が低下するとともにコストも高くなる。
が低下するとともにコストも高くなる。
Zr;0.005%〜0.30%
Zrは本発明において最も重要な元素であり、冷間加工
性を大幅に改善する効果を有し、その効果を得るために
は0.005%以上の含有が必要である。しかし、過剰
に含有させると飽和磁束密度が低下するとともに変態温
度も下がり、保磁力も悪化するので、その上限を0.3
0%とした。
性を大幅に改善する効果を有し、その効果を得るために
は0.005%以上の含有が必要である。しかし、過剰
に含有させると飽和磁束密度が低下するとともに変態温
度も下がり、保磁力も悪化するので、その上限を0.3
0%とした。
C+N;0.02%以下
C,Nは溶解、製鋼時に不純物として混入するが、飽和
磁束密度を低下させるのでできるだけ低減することが望
ましく、その上限を0.02%とした。
磁束密度を低下させるのでできるだけ低減することが望
ましく、その上限を0.02%とした。
Si;0.03〜0.30%
Siは鋼塊の表面肌を改善し、歩留向上に効果のある元
素であり、その効果を得るためには0。
素であり、その効果を得るためには0。
03%以上含有させる必要がある。しかし、多量の含有
は飽和磁束密度を低下させるため、その上限を0.30
%とした。
は飽和磁束密度を低下させるため、その上限を0.30
%とした。
T i,Nb,Ta ; O.O O 5〜0.3 0
%Ti,Nb,TaはZrと同様に冷間加工性を改善す
る元素であり、その効果を得るためには3元素ともに0
.005%以上含有させる必要がある.しかし、0.3
0%を越えて含有させると飽和磁束密度が低下するとと
もに変態温度が下がり、保磁力も悪化する。
%Ti,Nb,TaはZrと同様に冷間加工性を改善す
る元素であり、その効果を得るためには3元素ともに0
.005%以上含有させる必要がある.しかし、0.3
0%を越えて含有させると飽和磁束密度が低下するとと
もに変態温度が下がり、保磁力も悪化する。
B;0.01〜0.40%
Bは結晶粒界に集まり、粒界の結合力を増すことにより
冷間加工性を改善する元素である。前記効果を得るため
には0.01%以上の含有が必要である。しかし、0.
40%を越えて含有するとTi,Nb,Taと同様に飽
和磁束密度と保磁力が悪化する。
冷間加工性を改善する元素である。前記効果を得るため
には0.01%以上の含有が必要である。しかし、0.
40%を越えて含有するとTi,Nb,Taと同様に飽
和磁束密度と保磁力が悪化する。
(実施例)
次に本発明の特徴を従来合金、比較合金と比べて実施例
でもって明らかにする。第1表は供試合金の化学成分を
示すものである。
でもって明らかにする。第1表は供試合金の化学成分を
示すものである。
(以下余白)
驚1裏
第1表において、1〜3合金は第1発明、4〜6合金は
第2発明、7〜12合金は第3発明、13〜18合金は
第4発明である。19〜21合金は比較合金であり、2
2〜24合金は従来合金で、22合金はFe−35%C
o合金、23合金はFe−50%Co合金、24合金は
Fe−49%Co−2%■合金である。
第2発明、7〜12合金は第3発明、13〜18合金は
第4発明である。19〜21合金は比較合金であり、2
2〜24合金は従来合金で、22合金はFe−35%C
o合金、23合金はFe−50%Co合金、24合金は
Fe−49%Co−2%■合金である。
第1表の供試合金は電気炉で溶製し、1200″Cにて
熱間圧延後、800°Cで1時間保持後水冷にて不規則
化処理を施し、冷間圧延後、950°Cで2時間(24
合金については850°Cで4時間)保持後炉冷にて磁
気焼鈍したものである。前述′した製造条件で製造した
供試合金を使用して飽和磁束密度、保磁力、圧縮変形抵
抗、限界加工率を測定した結果を第2表に示す。
熱間圧延後、800°Cで1時間保持後水冷にて不規則
化処理を施し、冷間圧延後、950°Cで2時間(24
合金については850°Cで4時間)保持後炉冷にて磁
気焼鈍したものである。前述′した製造条件で製造した
供試合金を使用して飽和磁束密度、保磁力、圧縮変形抵
抗、限界加工率を測定した結果を第2表に示す。
磁気特性は、直流型BHI−レーサを用い、試験片とし
て外径24mmφ、内径16mmφ、厚さ16mmのリ
ング試験片を作製し、飽和磁束密度、保磁力を測定した
。
て外径24mmφ、内径16mmφ、厚さ16mmのリ
ング試験片を作製し、飽和磁束密度、保磁力を測定した
。
圧縮変形抵抗、限界加工率については、直径20mm、
高さ30mmの円筒形状の試験片を作製し、日本塑性加
工学会基準に準拠した同心円iM付形状の工具を用いて
1.00 t o nアムスラー試験機にて試験片に圧
縮変形を与え、加工荷重、圧縮時の割れの有無を測定し
たものである。第2表に記載した値は圧縮変形抵抗につ
いては、圧縮率50%の時の加工荷重をその時の試験片
最大直径から計算した断面積で除した値であり、限界加
工率については、圧縮率83%まで試験を行い、最後ま
で割れの生じなかった供試合金については○、途中で割
れの生じた供試合金については割れの生じた時の圧縮率
を示したものである。
高さ30mmの円筒形状の試験片を作製し、日本塑性加
工学会基準に準拠した同心円iM付形状の工具を用いて
1.00 t o nアムスラー試験機にて試験片に圧
縮変形を与え、加工荷重、圧縮時の割れの有無を測定し
たものである。第2表に記載した値は圧縮変形抵抗につ
いては、圧縮率50%の時の加工荷重をその時の試験片
最大直径から計算した断面積で除した値であり、限界加
工率については、圧縮率83%まで試験を行い、最後ま
で割れの生じなかった供試合金については○、途中で割
れの生じた供試合金については割れの生じた時の圧縮率
を示したものである。
(以下余白)
第2表から明らかなように、比較合金である19合金は
、不純物として含有するC、Nを製鋼時に除去すること
が不十分であったため、飽和磁束密度、保磁力が劣るも
のであり、20合金は、Z「を必要以上に含有させたた
め、飽和磁束密度、保磁力が劣るものであり、21合金
はSi量が高いため、飽和磁束密度、保磁力が劣るもの
である。
、不純物として含有するC、Nを製鋼時に除去すること
が不十分であったため、飽和磁束密度、保磁力が劣るも
のであり、20合金は、Z「を必要以上に含有させたた
め、飽和磁束密度、保磁力が劣るものであり、21合金
はSi量が高いため、飽和磁束密度、保磁力が劣るもの
である。
一方、従来合金である22.23合金はそれぞれFe−
35%Co合金、Fe−50%Co合金に相当するが、
前述したように冷間加工性向上のための規Rη格子化抑
制元素が添加されていないので、非常に脆く、著しく冷
間加工性が劣るものであり、Fe−49%C0−2%■
合金に相当する24合金は飽和磁束密度、保磁力が劣る
ものである。
35%Co合金、Fe−50%Co合金に相当するが、
前述したように冷間加工性向上のための規Rη格子化抑
制元素が添加されていないので、非常に脆く、著しく冷
間加工性が劣るものであり、Fe−49%C0−2%■
合金に相当する24合金は飽和磁束密度、保磁力が劣る
ものである。
これらの比較合金、従来合金に対し、本発明1〜18合
金は、従来合金であるFe−49%C。
金は、従来合金であるFe−49%C。
2%V合金に比べて優れた飽和磁束密度、保磁力を有し
ながら、同等以上の冷間加工性を有するものである。
ながら、同等以上の冷間加工性を有するものである。
(発明の効果)
本発明のFe−Co系合金は以上詳述したように、CO
を37超〜60%含有したFe−Co合金に0.005
〜0.30%のZrを含有させ、さらに必要に応じてT
i、Nb、Ta、BのうちL種または2種以上を少量含
有させることにより、従来のFe−49%Co−2%■
合金に比べ、冷間加工性を劣化させることなく、飽和磁
束密度、保磁力などの磁気特性を向上させることを可能
としたものである。従って、本発明は電気機器などの磁
気回路の高性能化、小型軽量化を可能とするものであり
、産業上高い実用性を有するものである。
を37超〜60%含有したFe−Co合金に0.005
〜0.30%のZrを含有させ、さらに必要に応じてT
i、Nb、Ta、BのうちL種または2種以上を少量含
有させることにより、従来のFe−49%Co−2%■
合金に比べ、冷間加工性を劣化させることなく、飽和磁
束密度、保磁力などの磁気特性を向上させることを可能
としたものである。従って、本発明は電気機器などの磁
気回路の高性能化、小型軽量化を可能とするものであり
、産業上高い実用性を有するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、重量比にしてCo:37超〜60%、Zr:0.0
05〜0.30%、C+N:0.02%以下を含有し、
残部がFeおよび不純物元素からなることを特徴とする
磁気特性、冷間加工性の優れたFe−Co系合金。 2、重量比にしてCo:37超〜60%、Zr:0.0
05〜0.30%、C+N:0.02%以下を含有し、
さらにSi:0.03〜0.30%を含有し、残部がF
eおよび不純物元素からなることを特徴とする磁気特性
、冷間加工性の優れたFe−Co系合金。 3、重量比にしてCo:37超〜60%、Zr:0.0
05〜0.30%、C+N:0.02%以下を含有し、
さらにTi:0.005〜0.30%、Nb:0.00
5〜0.30%、Ta:0.005〜0.30%、B:
0.01〜0.40%のうち1種または2種以上を含有
し、残部がFeおよび不純物元素からなることを特徴と
する磁気特性、冷間加工性の優れたFe−Co系合金。 4、重量比にしてCo:37超〜60%、Zr:0.0
05〜0.30%、C+N:0.02%以下を含有し、
さらにSi:0.03〜0.30%と、Ti:0.00
5〜0.30%、Nb:0.005〜0.30%、Ta
:0.005〜0.30%、B:0.01〜0.40%
のうち1種または2種以上を含有し、残部がFeおよび
不純物元素からなることを特徴とする磁気特性、冷間加
工性の優れたFe−Co系合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17189690A JPH0459951A (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 磁気特性、冷間加工性の優れたFe‐Co系合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17189690A JPH0459951A (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 磁気特性、冷間加工性の優れたFe‐Co系合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0459951A true JPH0459951A (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=15931821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17189690A Pending JPH0459951A (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 磁気特性、冷間加工性の優れたFe‐Co系合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0459951A (ja) |
-
1990
- 1990-06-28 JP JP17189690A patent/JPH0459951A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5887244A (ja) | 銅基スピノ−ダル合金条とその製造方法 | |
US4572750A (en) | Magnetic alloy for magnetic recording-reproducing head | |
TW200837203A (en) | Cu-Ni-Si-based copper alloy for electronic material | |
JPH0321622B2 (ja) | ||
JPH0321623B2 (ja) | ||
US6322638B1 (en) | Electromagnetic steel sheet having excellent high-frequency magnetic properties | |
JPS58113334A (ja) | 熱間加工性のすぐれたりん青銅 | |
JPS5924178B2 (ja) | 角形ヒステリシス磁性合金およびその製造方法 | |
JPH0459951A (ja) | 磁気特性、冷間加工性の優れたFe‐Co系合金 | |
JPS63149356A (ja) | リ−ド片用軟質磁性合金およびその製造法ならびにリ−ドスイツチ | |
JPH0459949A (ja) | 冷間加工性の優れたFe‐Co系合金 | |
JPH0459950A (ja) | 磁気特性、冷間加工性の優れたFe‐Co系合金 | |
JPS5924177B2 (ja) | 角形ヒステリシス磁性合金 | |
JP3749922B2 (ja) | 高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金及びその製造方法 | |
JPH0148337B2 (ja) | ||
JP2523677B2 (ja) | 低熱膨張リ―ドフレ―ム材料 | |
JPH0798975B2 (ja) | Fe−Ni系合金の製造方法 | |
JPS6326192B2 (ja) | ||
JP3099911B2 (ja) | 制振合金 | |
JP3519863B2 (ja) | 表面割れ感受性の低いりん青銅及びその製造方法 | |
JPS5814499B2 (ja) | カクガタヒステリシスジセイゴウキン オヨビ ソノセイゾウホウホウ | |
JPH03253528A (ja) | 高加工性を有する高力銅合金 | |
JPS6155583B2 (ja) | ||
JPH09194938A (ja) | 磁気特性に優れたフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造方法 | |
JPH06279901A (ja) | 熱間加工性及び磁気特性に優れたFe−Ni系磁性合金 |