JP3749922B2 - 高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高強度でかつ高減衰能を有するFe−Cr−Mn−Co合金及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、制振合金としては、機械的強度が高く、減衰能が大きい材料の開発が望まれている。一般の材料では、引張強度が大きい場合は減衰能が小さくなる傾向があるので、制振合金の開発では強度と減衰能の両特性を同時に高めることが求められている。
【0003】
制振合金の一例として、鋳造状態で使用するものとしては、鋳鉄、Mn−Cu合金、Mg合金(Mg−Zr合金、Mg−Ni合金等)がある。また、圧延材としては、Al−Zn合金、Fe−Cr−Al合金、Ti−Ni合金、Cu−Al−Ni合金等が知られている。
【0004】
上述した従来の制振合金のうち、鋳鉄やMg合金は強度が小さく、また鋳造状態でした使用出来ないという欠点があった。また、Mn−Cu合金は使用上限温度が100℃程度で、それ以上の温度では減衰能が極端に減少する欠点があった。さらに、Al−Zn合金では、Al中に固溶したZnが容易に時効析出しやすく、減衰能が低下する欠点があった。さらにまた、Fe−Cr−Al合金は、外部磁場や比較的大きな応力振幅が加わると減衰能が低下する欠点があった。
【0005】
上述した従来公知の制振合金の欠点を解消するため、本出願人は高強度で高減衰能を有するFe−Cr−Mn合金及びその製造方法を提案している(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特許第3378565号明細書(第1頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に記載のFe−Cr−Mn合金は、十分に高い強度と減衰能を発揮する。しかしながら、様々な分野における振動に伴う問題を解決するために、さらに高い強度と減衰能を有する制振合金の開発が、近年になって大きく求められてきている。
【0008】
本発明の目的は上述した課題を解決して、従来知られているFe−Cr−Mn合金を改良することで、さらに高い強度と減衰能を発揮することができるFe−Cr−Mn−Co合金及びその製造方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金は、Cr:9〜15重量%、Mn:18〜26重量%、Co:6重量%以下、Fe:残部からなることを特徴とするものである。なお、好ましい態様として、切削加工時のチップを支持するシャンク材に適用することがある。
【0010】
また、本発明の高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法は、Cr:9〜15重量%、Mn:18〜26重量%、Co:6重量%以下、Fe:残部からなるFe−Cr−Mn−Co合金を溶解製造し、1000〜1150℃で加熱した後に水冷あるいは空冷する溶体化処理を行い、圧延率15〜80%の冷間加工を行うことを特徴とするものである。さらに、好ましい態様として、冷間加工後のFe−Cr−Mn−Co合金に対しサブゼロ処理を行うこと、サブゼロ処理を−50℃で行うこと、および、冷間加工を50〜200℃で行うことがある。
【0011】
本出願人が従来のFe−Cr−Mn合金(特許文献1)について研究した結果、組成及び製造方法を改良することによって、さらに高い強度と減衰能を有する制振合金が得られることを見い出した。すなわち、Fe−Cr−Mn−Co合金では、上記合金にCoを添加することにより、結晶構造において従来のFe−Cr−Mn合金よりもεマルテンサイトの量を多くできるとともにεマルテンサイトを細かくすることができ、それにより、より高い強度と減衰能を得ることができることがわかった。また、Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法では、Coを添加したFe−Cr−Mn−Co合金を製造するにあたり、従来のFe−Cr−Mn合金の製造方法に冷間加工を行うこと、さらに好ましくはサブゼロ処理を施すことで、より高い強度と減衰能を得ることができることがわかった。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金は、組成をCr:9〜15重量%、Mn:18〜26重量%、Co:6重量%以下、Fe:残部することで、すなわち、特許文献1記載のFe−Cr−Mn合金の組成に所定量のCoを添加することにより、特許文献1記載のFe−Cr−Mn合金よりも多量で細かいεマルテンサイト相を析出させることを達成することができる。なお、上記組成範囲では記載しなかったが、不純物として微量のC、Nを含んでいる。
【0013】
ここで、CrとMnの含有量を限定するのは、従来の特許文献1記載のFe−Cr−Mn合金と同様である。すなわち、Crの含有量を9〜15重量%と限定するのは、Crの含有量が9重量%未満であると、耐食性が劣化して構造部材として使用できなくなるとともに、Crの含有量が15重量%を超えると溶体化処理での急冷で必要量のεマルテンサイト相を析出できないためである。Mnの含有量を18〜26重量%と限定するのは、Mnの含有量が18重量%未満であると、溶体化処理での急冷で必要量のεマルテンサイト相を析出できないとともに、Mnの含有量が26重量%を超えると、耐食性が劣化して構造部材として使用できなくなるためである。
【0014】
また、本発明の特徴部分となるCoの含有量を6重量%以下と限定するのは、6重量%を超えると、添加による減衰能の上昇がほとんどなくなるとともに、Coは高価な金属であるため、添加量をなるべく少なくするためである。ここで、6重量%以下としたのは、Coが少しでも添加されていれば減衰能の上昇が確認できるためであり、存在しない0%は論外で発明外であるが、0%に近い少量でもCoを添加しさえすれば本発明の高強度で高減衰能の効果を得ることができることを意味する意図があるためである。
【0015】
本発明の高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法は、Cr:9〜15重量%、Mn:18〜26重量%、Co:6重量%以下、Fe:残部からなるFe−Cr−Mn−Co合金を溶解製造し、1000〜1150℃で加熱した後に水冷あるいは空冷する溶体化処理を行い、圧延率15〜80%の冷間加工を行い、さらに必要に応じて、冷間加工後のFe−Cr−Mn−Co合金に対しサブゼロ処理を行う。
【0016】
ここで、Fe−Cr−Mn−Co合金の組成を、Cr:9〜15重量%、Mn:18〜26重量%、Co:6重量%以下、Fe:残部と限定するのは、上述したようにこの範囲でないと本発明の要求する多量で細かいεマルテンサイト相を得ることができないためである。
【0017】
また、溶体化処理、冷間加工については、従来の特許文献1記載のFe−Cr−Mn合金の製造方法と同様である。すなわち、溶体化処理の条件を1000〜1150℃と限定するのは、1000℃未満であると、固溶状態にならず溶体化処理の意味がなくなるとともに、1150℃を超えると、酸化による不具合が発生するとともに使用する加熱炉が高温に耐える特殊なものとなり工業的にメリットがないためである。なお、溶体化処理の時間は温度に応じて変化しここでは特に限定しないが、工業的観点から通常10分〜60分の範囲としている。さらに、溶体化処理後圧延率15〜80%の冷間加工を行うのは、15%未満だと所望の減衰能を得ることが出来ない場合があるとともに、80%を超えると割れが生じる場合がありその場合は製品を製造できないためである。なお、冷間加工の処理温度については特に限定しないが、50〜200℃の範囲で冷間加工を行うことが好ましい。
【0018】
さらに、本発明の特徴となる好ましい態様としてのサブゼロ処理については、サブゼロ処理により、より高い減衰能を得ることができるようになるため好ましい。なお、サブゼロ処理の温度については特に限定しないが、−50℃でサブゼロ処理を行うことが好ましい。
【0019】
上述した本発明の製造方法で得たFe−Cr−Mn−Co合金は、溶体化処理と冷間加工の組み合わせにより、あるいは、溶体化処理、冷間加工とサブゼロ処理の組み合わせにより、結晶構造として六方晶のεマルテンサイト相がより微細に形成され、強度及び減衰能を著しく増加させることができる。また、Fe−Cr−Mn−Co合金の減衰能は室温より高温で更に増加し、Al−Zn合金、あるいは、Ti−Ni合金等形状記憶合金のように高温で減衰能が減少し、制振合金としての使用が不適当になることはない。さらに、Fe−Cr−Mn−Co合金は、応力振幅、外部磁場の影響を受けず、また減衰能が従来最も高いAl−Zn合金、あるいは、Ti−Ni合金等と同等あるいはそれ以上の値を示す。さらにまた、CrもMnも比較的安価な合金元素であり、Coは高価でも使用量が少ないため、Fe−Cr−Ni系オーステナイトステンレス鋼と同等あるいはそれ以上安価な材料であり、製造コストの問題も解決することができる。
【0020】
【実施例】
以下、実際の例について説明する。
<実施例1(Co添加量について)>
Co添加量について検討した。組成が本発明範囲内のFe−12%Cr−22%Mn−2%Co合金、Fe−12%Cr−22%Mn−4%Co合金、Fe−12%Cr−22%Mn−6%Co合金と、組成が本発明範囲外のFe−12%Cr−22%Mn合金(特許文献1に記載)、Fe−12%Cr−22%Mn−8%Co合金とを、高周波溶解炉で溶解製造し、それぞれ5kgのインゴットを得た。得られたインゴットに対し表面研削加工を行った後、1200℃で熱間圧延し板厚10mmにした後に、冷間圧延を行い、インゴットから試料を得た。
【0021】
得られた各試料に対し、1100℃で30分間加熱し水冷する溶体化処理を行った。その後、溶体化処理後の試料に対し、0℃で50%の冷間加工、+50℃で50%の冷間加工、+87℃で50%の冷間加工を行った。一部の試料に対しては、その後、−50℃で3時間のサブゼロ処理を行った。溶体化処理後冷間加工のみを行った試料と冷間加工に加えてサブゼロ処理を行った試料を、所定の寸法の試験片に加工した。得られた試験片に対し、内部摩擦およびビッカース硬さ試験を行った。
【0022】
図1に各合金のCo添加量(Co content/mass%)と内耗値(internal friction/Q−1)との関係を示す。図1の結果から、Fe−12%Cr−22%Mn合金にCoを添加した場合は、Coを添加しなかった場合(Co:0重量%)と比較して、冷間加工の条件によらず内耗値が上昇することがわかる。Coの添加量については、高価なCoは使用量を少なくした方が良いとの前提で、Co:6重量%とCo:8重量%とで内耗値がほとんど変化しないことから、Co:6重量%以下と決めることができる。また、いずれの例でも、サブゼロ処理を施すことで大幅に内耗値が上昇することがわかる。
【0023】
さらに、冷間加工については、処理温度を0℃→+50℃→+83℃と変えることで順に内耗値が上昇すること、及び、0℃の冷間加工ではCo添加の効果があまり認められないことがわかる。この冷間加工における処理温度の好ましい範囲については、後ほど、実施例3として詳細に説明する。なお、本発明とは直接関係はないが、特許文献1のFe−Cr−Mn合金(Co:0重量%)でもサブゼロ処理の効果を認めることができる。
【0024】
表1、表2に各合金のビッカース硬さの測定結果を示す。表1は50%の冷間圧延を+50℃にて実施した結果を、表2は50%の冷間圧延を+87℃にて実施した結果を、それぞれ示す。表1、表2の結果から、Coの添加によってビッカース硬さが上昇すること、冷間圧延後に−50℃のサブゼロ処理を行った場合の方が冷間圧延のみを行った場合と比べてビッカース硬さが上昇することがわかる。また、表1と表2を比較することで、冷間圧延を+87℃で実施した場合の方が冷間圧延を+50℃で実施した場合に比べて高いビッカース硬さが得られることがわかる。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
<実施例2(冷間加工の圧延率について)>
製造方法における冷間加工の圧延率(cold work degree)について検討した。実施例1と同様に、各合金の試料を作製し、得られた各試料に対し、1100℃で30分間加熱し水冷する溶体化処理を行った。その後、溶体化処理後の試料に対し、+50℃で圧延率を変えた冷間加工を行った。一部の試料に対しては、その後、−50℃のサブゼロ処理を行った。溶体化処理後冷間加工のみを行った試料と冷間加工に加えてサブゼロ処理を行った試料を、所定の寸法の試験片に加工した。得られた試験片に対し、内部摩擦試験を行った。
【0028】
図2に各合金の冷間加工に伴う内耗値の変化を圧延率(cold work degree/%)と内耗値(internal friction/Q−1)との関係で示す。図2の結果から、溶体化処理後の冷間加工の圧延率は15%以上が必要なこと、及び、いずれの例においてもサブゼロ処理の効果が認められることがわかる。また、冷間加工の圧延率の上限については、上述したように80%を超えると割れが生じる場合がありその場合は製品を製造できないため、80%を限度とする。
【0029】
<実施例3(冷間加工の好ましい処理温度について)>
製造方法における冷間加工の好ましい処理温度について検討した。実施例1と同様に、Fe−12%Cr−22%Mn−2%Co合金の試料を作製し、得られた試料に対し、1100℃で30分間加熱し水冷する溶体化処理を行った。その後、溶体化処理後の試料に対し、加工率50%で処理温度を変えた冷間加工を行った。一部の試料に対しては、その後、−50℃のサブゼロ処理を行った。溶体化処理後冷間加工のみを行った試料と冷間加工に加えてサブゼロ処理を行った試料を、所定の寸法の試験片に加工した。得られた試験片に対し、内部摩擦試験を行った。
【0030】
図3に冷間加工に伴う内耗値の変化を冷間加工の温度(temperature of cold rolling/K)と内耗値(internal friction/Q−1)との関係で示す。図3の結果から、冷間加工における処理温度を50〜200℃とすることでより高い内耗値を得られることがわかり、冷間加工の好ましい処理温度が50〜200℃であることがわかる。
【0031】
<実施例4(好ましい応用例について)>
次に、本発明のFe−Cr−Mn−Co合金の応用例として、切削加工時のチップを支持するシャンク材に適用した結果について説明する。上述したように、溶体化処理、水冷、+50℃で50%の冷間圧延、−50℃で3時間のサブゼロ処理を経て得られたFe−12%Cr−22%Mn−4%Co合金と一般のシャンク材を準備し、同じ条件で実際に切削加工を行い、切削加工後のワーク材の表面を観察した。図4に一般のシャンク材の切削表面とFe−12%Cr−22%Mn−4%Co合金をシャンク材として使用した場合の切削表面を示す。図4から、本発明例のFe−12%Cr−22%Mn−4%Co合金をシャンク材として使用した場合は一般のシャンク材と比較して、加工中のチップの振動が防止でき、加工溝が均一に形成されていることがわかり、本発明のFe−Cr−Mn−Co合金をシャンク材として使用した場合に大きな効果を有することがわかる。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、従来のFe−Cr−Mn合金(特許文献1)について研究した結果、組成及び製造方法を改良することによって、さらに高い強度と減衰能を有する制振合金が得られることを見い出した。すなわち、Fe−Cr−Mn−Co合金では、上記合金にCoを添加することにより、結晶構造において従来のFe−Cr−Mn合金よりもεマルテンサイトの量を多くできるとともにεマルテンサイトを細かくすることができ、それにより、より高い強度と減衰能を得ることができることがわかった。また、Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法では、Coを添加したFe−Cr−Mn−Co合金を製造するにあたり、従来のFe−Cr−Mn合金の製造方法に冷間加工を行うこと、さらに好ましくはサブゼロ処理を施すことで、より高い強度と減衰能を得ることができることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】各合金のCo添加量(Co content)と内耗値(internal friction)との関係を示す図である。
【図2】各合金の冷間加工に伴う内耗値の変化を圧延率(cold work degree)と内耗値(internal friction)との関係を示す図である。
【図3】本発明に係る合金の冷間加工に伴う内耗値の変化を冷間加工の温度(temperature of cold rolling/K)と内耗値(internal friction/Q−1)との関係で示す図である。
【図4】一般のシャンク材の切削表面とFe−12%Cr−22%Mn−4%Co合金をシャンク材として使用した場合の切削表面を示す図である。
Claims (6)
- Cr:9〜15重量%、Mn:18〜26重量%、Co:6重量%以下、Fe:残部からなることを特徴とする高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金。
- 切削加工時のチップを支持するシャンク材に適用した請求項1記載の高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金。
- 高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法において、Cr:9〜15重量%、Mn:18〜26重量%、Co:6重量%以下、Fe:残部からなるFe−Cr−Mn−Co合金を溶解製造し、1000〜1150℃で加熱した後に水冷あるいは空冷する溶体化処理を行い、圧延率15〜80%の冷間加工を行うことを特徴とする高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法。
- 冷間加工後のFe−Cr−Mn−Co合金に対しサブゼロ処理を行う請求項3記載の高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法。
- サブゼロ処理を−50℃で行う請求項4記載の高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法。
- 冷間加工を50〜200℃で行う請求項3〜5のいずれか1項に記載の高強度高減衰能Fe−Cr−Mn−Co合金の製造方法。
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